JP6164016B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、ヘッドレストを備えた乗物用シートに関する。
従来から、ヘッドレストを備える乗物用シートは広く知られている。一般的にヘッドレストはシートバックに固定されており、乗員の頭部が後方側に向けて過度に移動することを抑制可能に構成されている。また、鞭打ち症が発生することを抑制することを目的として、後面衝突(以下、後突と称する。)の際に乗員の頭部とヘッドレストとの距離を縮めることを目的とした技術も開発されている(特許文献1)。
特開2008−149862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、後突の予知などが必要であり、ヘッドレストの構造を複雑化させるものであった。また、乗員の頭部とヘッドレストが接した後にも鞭打ち症が生じる要因は存在するが、特許文献1に記載の技術においては、その点は検討されていなかった。一方、鞭打ち症とヘッドレストとの関係を検証していく中で、乗員の頭部とヘッドレストが接触した状態でヘッドレストが上及び/又は下方向に移動可能であれば、鞭打ち症の発生を抑制可能であることが判明した。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、可動側ヘッドレスト部を上及び/又は下方向にスムーズに移動可能とすることで鞭打ち症の発生を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、固定側ヘッドレスト部と、乗員の頭部と接触可能であり固定側ヘッドレスト部に対して上及び/又は下に向けて移動可能な可動側ヘッドレスト部と、を備えたヘッドレストが取り付けられた乗物用シートであって、前記ヘッドレストには、可動側ヘッドレスト部を固定側ヘッドレスト部に対して上下移動不能としたロック状態とするために可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の双方に接触して使用されるロック装置を備えており、ロック状態が解除されたアンロック状態では、可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の少なくとも一方がロック装置と分離させた状態を維持して可動側ヘッドレスト部を移動させることが可能であることを特徴とする。
さらに第1の発明は、ロック状態の可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりアンロック状態にすることが可能であるとともに、アンロック状態の可動側ヘッドレスト部を所定の位置に配置した後に可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりロック状態とすることが可能であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、固定側ヘッドレスト部と、乗員の頭部と接触可能であり固定側ヘッドレスト部に対して上及び/又は下に向けて移動可能な可動側ヘッドレスト部と、を備えたヘッドレストが取り付けられた乗物用シートであって、前記ヘッドレストには、可動側ヘッドレスト部を固定側ヘッドレスト部に対して上下移動不能としたロック状態とするために可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の双方に接触して使用されるロック装置を備えており、ロック状態が解除されたアンロック状態では、可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の少なくとも一方がロック装置と分離させた状態を維持して可動側ヘッドレスト部を移動させることが可能であるため、係止部位から負荷を受けることが抑制され、可動側ヘッドレスト部を上及び/又は下方向にスムーズに移動可能とすること鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。
さらに第1の発明によれば、ロック状態の可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりアンロック状態にすることが可能であるとともに、アンロック状態の可動側ヘッドレスト部を所定の位置に配置した後に可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりロック状態とすることが可能であるため、乗物用シートの前側から作業をすれば、ロック状態とアンロック状態の切り替えをすることが可能となり、作業性が良くなる。
の発明は、第1の発明において、固定側ヘッドレスト部に備えられた固定側レールと、可動側ヘッドレスト部に備えられた可動側レールとが、摺動可能に構成されており、固定側レールと可動側レールとが接触したままロック状態からアンロック状態とすることが可能であることを特徴とする。
この第の発明によれば、第1の発明における固定側ヘッドレスト部に備えられた固定側レールと、可動側ヘッドレスト部に備えられた可動側レールとが、摺動可能に構成されており、固定側レールと可動側レールとが接触したままロック状態からアンロック状態とすることが可能であるため、乗物用シートの前側の面から作業をすれば、ロック状態とアンロック状態の切り替えをすることが可能となり、作業性が良くなる。
本発明によれば、可動側ヘッドレスト部を上及び/又は下方向にスムーズに移動可能とすることで鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。
本発明が適用された乗物用シートの斜視図である。 本発明が適用された乗物用シートのヘッドレストとシートバックに関する部分拡大図である。なお、破線にてヘッドレストの内部の構造を示している。 ヘッドレストの分解斜視図である。 図2におけるIV−IV断面を表した断面図である。 ロック状態とアンロック状態におけるロック装置の変化を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、適宜図面を用いながら説明する。
なお、本明細書における前後方向、上下方向、左右方向などの方向は、図1に示したXが前方向、Yが左方向、Zが上方向と規定される。例えば、通常、乗員が着座した際に視界に入るほうが前方で、視界に入らない後頭部側が後方となる。
本実施の形態における乗物は車両であり、主に乗員の背中と対向することになるシートバック3と、主に乗員の大腿部と対向することになるシートクッション4と、主に乗員の頭部と対向することになるヘッドレスト2とを備えたものである。
本実施の形態のヘッドレスト2は、その一部にクッション性のあるパッド部材を配置した構成である。また、ヘッドレスト2はシートバック3に備えられたヘッドレストサポート31に対してヘッドレストステー27を挿入することで固定されており、その固定位置の高さは複数の選択肢の中から選択可能な構成である。なお、パッド部材は乗物用シート1において一般的に使用されている部材を使用している。具体的には、パッド部材として弾力のある発泡ウレタンを使用している。
次に、本実施の形態のヘッドレスト2について更に説明する。
本発明のヘッドレスト2はシートバック3に固定されている固定側ヘッドレスト部21と、固定側ヘッドレスト部21に対して上下方向に移動可能な可動側ヘッドレスト部22とを備えている。可動側ヘッドレスト部22は乗員の頭部と接触して支持可能である。ただし通常時においては、可動側ヘッドレスト部22においても固定側ヘッドレスト部21に対して上下方向に移動できないように固定したロック状態とされている。乗物の衝突など、通常時と状況が変わり所定の条件が整うと、ロック状態が解除されているアンロック状態となるものである。アンロック状態となると、図2の二点鎖線で示したように、可動側ヘッドレスト部22が上下方向に移動可能となる。より具体的には、後突時などの衝撃により、乗員の頭部が可動側ヘッドレスト部22に衝突し、可動側ヘッドレスト部22の一部を後方に向けて押圧する力が働くことにより、アンロック状態とすることが可能となる構成であり、アンロック状態となることにより可動側ヘッドレスト部22が固定側ヘッドレスト部21に対して上下方向に移動可能となる構成である。
固定側ヘッドレスト部21は、金属製のヘッドレストステー27を備えているとともに、ヘッドレストステー27に固定された固定側ベース211を備えている(図3参照)。固定側ベース211は鉄で成形されており、可動側ベース221を支持可能に構成されている。また、固定側ベース211には上下方向に延びる固定側レール213が設けられており、可動側ベース221に固定される可動側レール226と摺動可能に構成されている。
また、固定側ベース211には係止部位231を備えたロック装置23が取り付けられている。ロック装置23は2つの固定側レール213の間に位置しており、固定側ベース211の略中央に位置している(図3、4参照)。ロック装置23における係止部位231は、前後方向に移動可能であり、前端側に位置している係止部位231を後方に押圧すると、後端側で固定されるものである。また、後端側で固定された係止部位231を後方に押圧すると、前端側に移動して前端側で固定されるものである。
可動側ヘッドレスト部22は、固定側ヘッドレスト部21を覆うように配置されている。可動側ヘッドレスト部22は鉄で成形された可動側ベース221を備えており、可動側ベース221は可動側レール226を備えている。可動側レール226は略H形状の固定側レール213を両側から挟みこむように略C字形状となるように構成している(図4参照)。可動側ベース221は係止部位231を挿通可能な係止穴221aを備えており、通常は係止穴221aと係止部位231が係止することによりロック状態となるように構成されている。可動側ベース221の前側には、中央に貫通孔を備えたパッド部材であるベース側ヘッドレストパッド222が設けられており、当該ベース側ヘッドレストパッド222に隣接配置して樹脂製の押圧板223が設けられている。押圧板223には後側に突出する突出部位223aが設けられている。突出部位223aは係止穴221aを挿通可能なように構成されており、押圧板223を後方に向けて変位させることで係止部位231を押圧可能としている。押圧板223よりも前側にはパッド部材である支持面側ヘッドレストパッド224を隣接配置しており、ベース側ヘッドレストパッド222と支持面側ヘッドレストパッド224で押圧板223を挟み込むように配置している。
可動側ヘッドレスト部22の前側面には、ヘッドレストカバー225が配置されており、可動側ベース221とヘッドレストカバー225により、ベース側ヘッドレストパッド222と支持面側ヘッドレストパッド224及び押圧板223を覆うように構成している。
なお、固定側ベース211の後側には、背面ケース228が配置されており、固定側ベース211が露出しないようにされている。
ロック装置23は、L字形状の支持台232に対してスプリング233が取り付けられているものである。スプリング233の内部には円柱形状の突起部位234を備えている。ロック装置23の前端側には係止部位231が設けられており、係止部位231には突起部位234を挿入可能な凹部が設けられている。スプリング233は支持台232と係止部位231との間で伸縮可能に配置されており、係止部位231が支持台232側に変位した場合にはスプリング233が縮められるように作用する。スプリング233が適度に縮められる位置で突起部位234と係止部位231は係合し、その状態を保持することが可能なものである。
係合した状態が保持された状態から、更に係止部位231を支持台232側に変位させた場合、係止部位231と突起部位234との係合状態が解除されるため、係止部位231はスプリング233の弾性力により前端側に変位するものである。
次にロック装置23の動作について図5に示した図を用いながら説明する。なお、図5においては、ベース側ヘッドレストパッド222を省略して示している。
図5(A)に示すように、ロック装置23は通常時、弾性体であるスプリング233の押圧力を受けて係止部位231が前端側に位置している。この状態では、係止部位231が可動側ベース221に設けている係止穴221aに挿入されている状態であるため、可動側ヘッドレスト部22の上下移動が規制されている。
後突等の衝突荷重が加わることにより、乗員の頭部がヘッドレスト2側に変位すると、ヘッドレスト2内の押圧板223が後方に変位し、係止部位231を後方に押圧する(図5(B)参照)。スプリング233の弾性力に抗して係止部位231が後方に変位することにより、係止部位231が後方側で固定される。係止部位231は後方側で固定され、押圧板223がベース側ヘッドレストパッド222の弾性力により前方側に変位すると、可動側ヘッドレスト部22が上下移動可能なアンロック状態となる(図5(C)参照)。なお、係止部位231のスライド移動を可能とするガイド部位235により、係止部位231は直線的な移動となるように規制されている。詳しくは、係止部位231はガイド部位235が存在することにより前後方向にのみ移動ができるように構成されている。
後方側で固定された係止部位231を更に後方に押圧すると係止状態が解除される。係止状態が解除されることにより、係止部位231は弾性体の弾性力に抗することができず前進し、図5(A)に示すように、前端側に位置した状態で係止部位231が固定される。この際、係止部位231が係止穴221aに挿通するように前進することになり、可動側ヘッドレスト部22が上下方向に移動できないロック状態とすることが可能となる。
次に実施の形態のヘッドレスト2の製造方法について説明する。
概略としては、固定側ヘッドレスト21に対して可動側ヘッドレスト22を形成するように組立てるものである。
先ず固定側ヘッドレスト21を形成する。そのために、ヘッドレストステー27と板状体の固定側ベース211とを固定する。固定側ベース211の中央部にはロック装置23を取り付ける。ロック装置23は板状体の厚み方向に突出するように配置しており、その先端に位置する係止部位231が前面側に突出するように取り付ける。
固定側ベース211には、固定側レール213を移動不能に取り付ける。固定側レール213は、乗物用シート1に組み込まれた際に、その長手方向が上下方向となるように取り付ける。固定側レール213には、相対移動が可能なように可動側レール226を取り付ける。なお、固定側レール213には、その両端から可動側レール226が抜け落ちないように構成されている。
可動側レール226と可動側ベース221が螺子部材227により一体化可能とするために、可動側レール226の一面に取り付け穴を穿設する。当該取り付け穴を利用して可動側ベース221を可動側レール226に取り付けた後、ベース側ヘッドレストパッド222を配設する。ベース側ヘッドレストパッド222に隣接して押圧板223を配置した後、支持面側ヘッドレストパッド224を配置する。支持面側ヘッドレストパッド224は押圧板223がはめ込まれる凹部を備えており、当該凹部を利用して押圧板223の位置決めを行う。可動側ベース221上にベース側ヘッドレストパッド222、押圧板223、支持面側ヘッドレスパッド224を配置した後、ヘッドレストカバー225で覆うようにすることにより、可動側ベース221とヘッドレストカバー225とで区画された空間内にベース側ヘッドレストパッド222、押圧板223、支持面側ヘッドレスパッド224が収まるようにする。その後、背面ケース228を取り付け、ヘッドレスト2が完成する。
このようにして設けられたヘッドレスト2のヘッドレストステー27を、シートバック3に設けられたヘッドレストサポート31に挿入して固定することで本発明の乗物用シート1を製造することが可能である。なお、ヘッドレストステー27をヘッドレストサポート31に挿入して固定することは一般的に行われているため、詳細な説明は省略する。
次に、本実施例の乗物用シート1を用いた場合に乗物に後突が生じた場合の、ヘッドレスト2と乗員との関係を説明する。
まず、通常状態においては、可動側ベース221がロック装置23の係止部位231と係止されており、可動側ヘッドレスト部22は上下移動できないロック状態とされている。
本実施例の乗物用シート1を備えた乗物に対して後突が生じた場合、乗員の頭部がヘッドレスト2の可動側ヘッドレスト部22に接することになる。更には、押圧板223を後方にむけて押圧することになり、押圧板223の突出部位223aがロック装置23の係止部位231を押圧することになる。係止部位231は後方に変位した状態で、固定されることとなり、その結果、可動側ベース221と係止部位231との間で働いていたロック状態が解除されたアンロック状態となる。アンロック状態の際に乗員の頭部とヘッドレスト2との間に上下方向に相対移動するような力が働くと、その力に抗しないように可動側ヘッドレスト部22が上下方向のいずれにも移動可能となる。しかも、可動側ヘッドレスト部22は、ロック装置23と分離した状態を維持しながら上下方向に移動可能となる。したがって、スムーズに可動側ヘッドレスト部22の上下移動が可能となり、乗員の頭部をヘッドレスト2が引っ張るような状態となることが抑制される。
なお、アンロック状態となったロック装置23は、上若しくは下に移動させて所定の位置に戻し、押圧板223を介して係止部位231を後方側に向けて押圧することでロック状態とすることが可能である。
本発明の乗物用シート1であると、可動側ヘッドレスト部22が上下方向に移動可能であるため、鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。
また、通常時は可動側ヘッドレスト部22が上下移動しないロック状態とすることが可能な構造であるため、通常時から可動側ヘッドレスト部22が移動することに起因する不具合の発生を抑制することが可能となる。
また、アンロック状態においては可動側ヘッドレスト部22と固定側ヘッドレスト部21の少なくとも一方は係止部位231と分離した状態であるため、アンロック状態においては係止部位231と可動側ヘッドレスト部22との間に摩擦力を発生させずに可動側ヘッドレスト部22を上下方向に変位可能である。そのため、よりスムーズに可動側ヘッドレスト部22を変位させることが可能となる。
また、可動側ヘッドレスト部22の通常位置で係止部位231を前進させることでアンロック状態からロック状態に復帰可能であるため、一度アンロック状態となったヘッドレスト2であっても再利用可能である。
また、ロック状態の可動側ヘッドレスト部22を後方に向けて押圧することによりアンロック状態にすることが可能であるとともに、アンロック状態の可動側ヘッドレスト部22を所定の位置に配置した後に可動側ヘッドレスト部22を後方に向けて押圧することによりロック状態とすることが可能であるため、乗物用シート1の前側から作業をすれば、ロック状態とアンロック状態の切り替えをすることが可能となり、作業性が良くなる。
また、ロック状態であってもアンロック状態であっても、固定側ヘッドレスト部21に備えられた固定側レール213と、可動側ヘッドレスト部22に備えられた可動側レール226と、が常に接しているものであることから、可動側ヘッドレスト部22の前後方向へのがたつきを抑制しながら上下方向にスムーズに移動させることが可能となる。
以上、いくつかの実施例を用いて本発明を説明したが、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。
例えば、ヘッドレストの前側面に前方に移動可能な部位を備えている、いわゆるアクティブヘッドレストに適用することも可能である。
また、ロック装置は固定側ヘッドレスト部に設ける態様に限ることは無く、可動側ヘッドレスト部に設けるものとすることも可能である。この場合、ロック装置の係止部位と係合する部位は固定側ヘッドレスト部側に設けられる。
また、可動側ベースに沿って設けられたベース側ヘッドレストパッドを設けない構造とすることも可能である。この場合、ベース側ヘッドレストパッドに代えて、板バネなどのバネ部材を配置して押圧板に弾性力を付加する構造とすることも可能である。また、押圧板の後側の面に弾性力を発揮する部位を設けることにより押圧板自身の弾性力により、後方に変位した突出部を前方に変位させる構成とすることも可能である。
また、ロック装置や係止部位は一つであることに限らず、複数個とすることも可能である。
また、係止部位は、後方に押圧することで前進位置に切り替えるものとすることに限らず、前側に押し出して前進位置に切り替えるものとすることも可能である。
また、背面ケースは固定側ベースに固定されているものとすることも、可動側ベースに固定されているものとすることも可能である。
また、ヘッドレストはロック状態から上及び下方向に移動できるものとする必要性は無く、ロック状態から上もしくは下方向にのみ移動可能な態様とすることも可能である。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 ヘッドレスト
3 シートバック
21 固定側ヘッドレスト部
22 可動側ヘッドレスト部
23 ロック装置
213 固定側レール
226 可動側レール

Claims (2)

  1. 固定側ヘッドレスト部と、乗員の頭部と接触可能であり固定側ヘッドレスト部に対して上及び/又は下に向けて移動可能な可動側ヘッドレスト部と、を備えたヘッドレストが取り付けられた乗物用シートであって、
    前記ヘッドレストには、可動側ヘッドレスト部を固定側ヘッドレスト部に対して上下移動不能としたロック状態とするために可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の双方に接触して使用されるロック装置を備えており、
    ロック状態が解除されたアンロック状態では、可動側ヘッドレスト部と固定側ヘッドレスト部の少なくとも一方がロック装置と分離させた状態を維持して可動側ヘッドレスト部を移動させることが可能であり、
    ロック状態の可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりアンロック状態にすることが可能であるとともに、アンロック状態の可動側ヘッドレスト部を所定の位置に配置した後に可動側ヘッドレスト部を後方に向けて押圧することによりロック状態とすることが可能であることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    固定側ヘッドレスト部に備えられた固定側レールと、可動側ヘッドレスト部に備えられた可動側レールとが、摺動可能に構成されており、固定側レールと可動側レールとが接触したままロック状態からアンロック状態とすることが可能であることを特徴とする乗物用シート。
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