JP6079540B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、ヘッドレストを備える乗物用シートに関する。
従来から、ヘッドレストを備える乗物用シートは広く知られている。一般的にヘッドレストはシートバックに固定されており、乗員の頭部が後方側に向けて過度に移動することを抑制可能に構成されている。また、鞭打ち症が発生することを抑制することを目的として、後面衝突(以下、後突と称する。)の際に乗員の頭部とヘッドレストとの距離を縮めることを可能とした技術も開発されている(特許文献1)。
特開2008−149862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、後突の予知などが必要であり、ヘッドレストの構造を複雑化させるものであった。また、乗員の頭部とヘッドレストが接した後にも鞭打ち症が生じる要因は存在するが、特許文献1に記載の技術においては、その点は検討されていなかった。一方、鞭打ち症とヘッドレストとの関係を検証していく中で、乗員の頭部とヘッドレストが接触した状態でヘッドレストが上下方向に移動可能であれば、鞭打ち症の発生を抑制可能であることが判明した。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、比較的簡易な構造で鞭打ち症の発生を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シート幅方向に適宜の間隔で配置されている筒状の一対のステーと、一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能な支持面と、をヘッドレストに備える乗物用シートであって、ヘッドレストは、支持面を一対のステーに対して上下移動不能とするロック状態を維持可能なロック部位と、一対のステーの間に掛け渡され且つ支持面に接続されている掛け渡し部材とを備えており、掛け渡し部材は、各ステーと対をなし且つ対応するステー部に摺動可能に取付けられている摺動部位を一対備えて、支持面とともに一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能とされており、ロック部位は、ロック部位の一部をなす各摺動部位が一対のステーに対して上下移動不能とするものであるとともに、頭部から支持面にかかる押圧力により各摺動部位を回転させることでアンロック状態に切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、シート幅方向に適宜の間隔で配置されている筒状の一対のステーと、一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能な支持面と、をヘッドレストに備える乗物用シートであって、ヘッドレストは、支持面を一対のステーに対して上下移動不能とするロック状態を維持可能なロック部位と、一対のステーの間に掛け渡され且つ支持面に接続されている掛け渡し部材とを備えており、掛け渡し部材は、各ステーと対をなし且つ対応するステー部に摺動可能に取付けられている摺動部位を一対備えて、支持面とともに一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能とされており、ロック部位は、ロック部位の一部をなす各摺動部位が一対のステーに対して上下移動不能とするものであるとともに、頭部から支持面にかかる押圧力により各摺動部位を回転させることでアンロック状態に切り替え可能に構成されているため、乗員の頭部がヘッドレストを押圧すれば、ヘッドレストが上下方向に移動可能となる。そのため、ヘッドレストと乗員の頭部が当接した後に乗員の頭部が上もしくは下方向に移動することをヘッドレストが妨げることがない。したがって、鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。また、頭部がヘッドレストに与える押圧力をロック部位の少なくとも一部を回転させることでアンロック状態に切り替えることができるため、ロック部位と支持面を押圧力方向に直列的に設ける必要性が無く、ヘッドレストの厚みを薄くすることが可能となり得る。
特に第1の発明のヘッドレストでは、ステーに対して摺動可能な摺動部位を備えており、ロック部位は、ロック部位の一部をなす各摺動部位が一対のステーに対して上下移動不能とするものであるとともに、頭部から支持面にかかる押圧力により各摺動部位を回転させることアンロック状態に切り替え可能に構成されている。
の第1の発明におけるヘッドレストは、ステーに対して摺動可能な摺動部位を備えており、ロック部位は、ロック部位の一部をなす各摺動部位が一対のステーに対して上下移動不能とするものであるとともに、頭部から支持面にかかる押圧力により各摺動部位を回転させることアンロック状態に切り替え可能に構成されているため、簡素な機構で発明の効果をうることが可能となる。
の発明は、第1の発明のロック部位は、上若しくは下方向に移動させた支持面を所定の位置に戻すことでアンロック状態からロック状態に回復させることが可能である。
この第の発明によれば、第1の発明におけるロック部位は、上若しくは下方向に移動させた支持面を所定の位置に戻すことでアンロック状態からロック状態に回復させることが可能であることから、支持面を元の位置に戻す作業をするだけでロック状態を簡単に復帰させることが可能となり、使い勝手が向上する。
本発明によれば、比較的簡易な構造で鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。
本発明が適用された乗物用シートの斜視図である。 実施例1の乗物用シートにおけるヘッドレストの支持面がステーに対して上若しくは下に移動している状態を二点差線で示す図である。 実施例1のヘッドレストの分解斜視図である。 実施例1のヘッドレストのロック部位を示す図である。なお、白抜き矢印の左側の図はロック状態を示しており、右側の図はアンロック状態を示している。 実施例1の突出部に関する断面図である。 実施例1のヘッドレストパッドの断面図である。 実施例2のヘッドレストの分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、適宜図面を用いながら説明する。
なお、本明細書における前後方向、上下方向、左右方向などの方向は、図1に示したXが前方向、Yが左方向、Zが上方向と規定される。例えば、通常、乗員が着座した際に視界に入るほうが前方で、視界に入らない後頭部側が後方となる。
本実施の形態における乗物は車両であり、主に乗員の背中と対向することになるシートバック3と、主に乗員の大腿部と対向することになるシートクッション4と、主に乗員の頭部と対向することになるヘッドレスト2とを備えたものである。
本実施の形態のヘッドレスト2は、ヘッドレストステー21の一部を覆うようにクッション性のあるヘッドレストパッド22を配置した構成である。また、ヘッドレスト2はシートバック3に備えられたヘッドレストサポート31に対してヘッドレストステー21を挿入することで固定されており、その固定位置の高さは複数の選択肢の中から選択可能な構成である。なお、ヘッドレストパッド22は乗物用シート1において一般的に使用されている部材を使用している。具体的には、ヘッドレストパッド22として弾力のある発泡ウレタンを使用している。
次に、実施例1のヘッドレスト2について更に説明する。
本発明のヘッドレスト2は乗員の頭部を支持可能な支持面28が上下方向に移動可能に構成されている。ただし、通常時においては上下方向に移動できないように固定したロック状態とされており、所定の条件が整うと、ロック状態が解除されているアンロック状態となるものである。アンロック状態となると支持面28が上下方向に移動可能となる(図2参照)。より具体的には、後突などの衝撃により、乗員の頭部がヘッドレスト2に衝突し、支持面28を後方に向けて押圧する力が働くことにより、アンロック状態とすることが可能となる構成である。
ヘッドレスト2は、ヘッドレストサポート31に挿入されるヘッドレストステー21と、ヘッドレストステー21に取り付けられるヘッドレストパッド22を備えている(図3参照)。ヘッドレストステー21は、略コ字形状に構成されており、ヘッドレストステー21に対して筒形状のヘッドレストパッド22を取り付けている構成である。なお、ヘッドレストパッド22の外表面を覆うようにヘッドレストカバー23が取り付けられる。
ヘッドレストステー21とヘッドレストパッド22は、接続部25により接続されている。接続部25はヘッドレストステー21に掛け渡される掛け渡し部材25aと、掛け渡し部材25aに対して固定される固定部材25bとを備えている。
ヘッドレストステー21には掛け渡し部材25aがヘッドレストステー21に対して摺動可能に取り付けられている。具体的には、掛け渡し部材25aの両端部には、ヘッドレストステー21と摺動可能な摺動部位25aaが設けられている。当該摺動部位25aaはヘッドレストステー21の外周面に沿うように断面視略C字形状に構成されている。より具体的には、摺動部位25aaを側面から見た状態で摺動部位25aaの軸線方向にスリット部61を設けることで断面視略C字形状に構成されている。また、当該スリット部61の途中から周方向に向けて切り欠き部62が形成されるように構成されている。上記したスリット部61と切り欠き部62は、ヘッドレストステー21の外方に向けて突出するように構成された突出部21abが通過できる程度の幅を持って形成されている。そのため、突出部21abはスリット部61に案内されて切り欠き部62まで移動させることができるとともに、突出部21abと切り欠き部62が係合することにより掛け渡し部材25aがヘッドレストステー21に対して上下方向に相対移動できないロック状態とすることが可能となる。逆に切り欠き部62と突出部21abが係合している状態がはずれて突出部21abがスリット部61に位置することにより、掛け渡し部材25aがヘッドレストステー21に対して上下方向に相対移動できるアンロック状態とすることも可能となる(図4参照)。
アンロック状態とするには、摺動部位25aaを突出部21abに対して変位させる必要があるが、当該変位は、乗員の頭部が支持面28に対して適度な押圧力を与えることにより可能となる。具体的には、掛け渡し部材25aは二つの摺動部位25aaの間に位置する連結部位25abが設けられており、当該連結部位25abに荷重をかけることにより、摺動部位25aaを回転させることが可能なように構成されている。
このように、実施例1においては、掛け渡し部材25aの切り欠き部62などとヘッドレストステー21の突出部21abなどによりロック部位77を形成している。
次に実施例1のヘッドレスト2の製造方法について説明する。
先ず、ヘッドレストサポート31に挿入固定可能である金属製の筒体21aを二つ用意する。当該筒体21aは、その一部を屈曲させた屈曲部位21aaを設けたものであり、屈曲させた筒体21aには、螺子孔である雌螺子部21cを備えている。当該雌螺子部21cは突出部21abを構成するための雄螺子71を挿入可能とするために設けられているものである。雌螺子部21cに対して鍔部位73を備えた雄螺子71を螺合し、鍔部位73と筒体21aが接する状態とする(図5参照)。なお、筒体21aと摺動部位25aaの挙動を鍔部位73が妨げることが無いよう、ヘッドレストステー21が鍔部位73と接する部位に凹部が設けられている。
雌螺子部21cに対して雄螺子71を螺合させることで突出部21abを設けた筒体21aには、樹脂製の掛け渡し部材25aが取り付けられる。具体的には、筒体21aの一端から掛け渡し部材25aを挿入することで掛け渡し部材25aが取り付けられる。二つの筒体21aと掛け渡し部材25aが組み合わされた状態とした後、筒体21aに帯状のサポート部21bを溶接固定することで略コ字形状のヘッドレストステー21を構成する。その後、ヘッドレストステー21の一部を覆うように、ヘッドレストパッド22を取り付ける。
ヘッドレストステー21の一部を覆うようにヘッドレストパッド22を配置した後、固定部材25bを掛け渡し部材25aに取り付けることで、掛け渡し部材25aとヘッドレストパッド22が接続される。なお、掛け渡し部材25aに設けた取り付け孔25acに対して、固定部材25bの端部を挿入することで、固定部材25bと掛け渡し部材25aを接続している(図6参照)。このような接続を可能とするため、略円筒形状の固定部材25bは、その径方向に弾性変形可能な構成としている。なお、固定部材25bは一体成形によりヘッドレストパッド22と一体化されている。
固定部材25bと掛け渡し部材25aを接続することで、ヘッドレストステー21とヘッドレストパッド22を接続した後に、ヘッドレストパッド22の周囲を覆うようにヘッドレストカバー23を取り付ける。更にヘッドレストカバー23に設けた取り付けボタン23aを嵌め合わせて固定し、本発明で使用するヘッドレスト2が完成する。
このようにして設けられたヘッドレスト2のヘッドレストステー21を、シートバック3に設けられたヘッドレストサポート31に挿入して固定することで本発明の乗物用シート1を製造することが可能である。なお、ヘッドレストステー21をヘッドレストサポート31に挿入して固定することは一般的に行われているため、詳細な説明は省略する。
本実施例の乗物用シート1を用いた場合に乗物に後突が生じた場合の、乗員の挙動を説明する。
まず、通常状態において、ヘッドレストステー21に対して掛け渡し部材25aが上下移動できないようにロック状態とされている。このときヘッドレストステー21に対して掛け渡し部材25aは所定の位置で固定された状態である。
本実施例の乗物用シート1を備えた乗物に対して後突が生じた場合、乗員の頭部がヘッドレスト2の支持面28に接することになる。更には、頭部が支持面28を後方にむけて押圧することになり、掛け渡し部材25aが後方に向けて撓むことになる。掛け渡し部材25aが後方に向けて撓むことにより摺動部位25aaが回転するように動き、その結果、掛け渡し部材25aと筒体21aの間で働いていたロック状態が解除されアンロック状態となる(図4参照)。ロック状態が解除された状態で乗員の頭部とヘッドレスト2との間に上もしくは下方向に向けた力が働くと、その力に抗しないように支持面28が移動可能となる。したがって、乗員の頭部をヘッドレスト2が引っ張るような状態となることが抑制される。
なお、アンロック状態となった掛け渡し部材25aは、上若しくは下に移動させて所定の位置に戻すことでロック状態とすることが可能である。
本発明の乗物用シート1であると、乗員の頭部とヘッドレスト2が上下に相対移動可能であるため、乗員の頭部がヘッドレスト2に引っ張られるような状態となることに起因する鞭打ち症の発生を抑制することが可能となる。
また、掛け渡し部材25aの後面側に特別な機構を設ける必要性が無く、掛け渡し部材25aが撓むことを許容する厚みがあればよいため、ヘッドレスト2の前後方向の厚みが過大となることを抑制することが可能となる。
また、筒体21aに設けた突出部21abと、掛け渡し部材25aの断面視C字形状の摺動部位25aaが係合することによりロック状態とすることができ、当該係合を解除することでアンロック状態とすることが可能であるため、簡単にロック状態とアンロック状態の切り替えが可能である。
また、ヘッドレストステー21が支持面28を上下移動させるためのガイドとして利用されることから、簡素な構造とすることが可能である。
また、筒体21aと一体となりヘッドレストステー21を構成するサポート部21bは、掛け渡し部材25aが上方から脱離することを抑制する機能を発揮する。そのため、簡素な構造とすることが可能である。また、筒体21aに屈曲部位21aaがあることにより、ヘッドレストパッド22を適度な角度で保持することが可能であるとともに、摺動部位25aaが屈曲部位21aaよりも下方に移動することができないため、掛け渡し部材25aが下方から脱離することを抑制する機能を発揮する。したがって、より簡素な構造とすることが可能である。
次に実施例2について説明する。基本的には実施例1に示した事項と同様の技術であるので、相違点を中心に説明する。
実施例2と実施例1の相違点は概ねヘッドレストステー21である。実施例2におけるヘッドレストステー21は、図7に示すように、ロック状態における掛け渡し部材25aの配置位置を筒体21aの屈曲部位21aaに隣接して設けており、実質的に、上方にしか移動しない態様である。この様な態様であっても、効果的に鞭打ち症の発生を抑制することが可能である。
また、実施例2においては、通常状態において、連結部位25abが前側に弧を描くような形状であり乗員の頭部と接触しやすい構成となっている。連結部位25abが前側に弧を描くような形状であるため、連結部位25abを後方に押圧すると、掛け渡し部材25aが左右方向に延びるように移動しようとするため、摺動部位25aaをよりスムーズに回転させることが可能となる。
また、摺動部位25aaは長手方向全てが断面視C字形状となっておらず、その一部がO字形状となっている。摺動部位25aaが回転するように負荷がかけられた際にも、断面視O字形状の部位が筒体21aと分離しないため、適切に機能を発揮しやすい構造となっている。
また、スリット部61の端部は摺動部位25aaの端部に向うほど左右方向に広がるように構成している。そのため、当該部位は突出部21abを切り欠き部62に向けてガイドする役割を担う。したがって、アンロック状態のヘッドレスト2に関し、掛け渡し部材25aを所定位置にむけて移動させることで、容易にロック状態とすることが可能となる。
以上、いくつかの実施例を用いて本発明を説明したが、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。
例えば、ヘッドレストの前側面に前方に移動可能な部位を備えている、いわゆるアクティブヘッドレストに適用することも可能である。この場合、前方に移動可能な部位に支持面が形成されているため、ヘッドレストサポートに挿入されるヘッドレストステーとは別に、前方に移動可能な部位に対してステーを設け、当該ステーに対して支持面が上若しくは下方向に移動可能とするように、本発明を適用することが可能となる。
また、掛け渡し部材は樹脂製である必要性は無く、適度に撓むことが可能な金属を選択することも可能である。また、材質としては、撓むことがない金属を採用しても、構造的に撓むものであれば、本発明の目的をかなえることが可能である。また、金属と樹脂を一体化させたような構成でも良く、摺動部位などを補強するために部分的に金属を使用することなども可能である。
また、ヘッドレストパッドとヘッドレストカバーは別部材として構成する必要性は無く、ヘッドレストパッドとヘッドレストカバーが一体成形されているものとすることも可能である。
また、突出部は筒体に雄螺子を取り付けることで設ける必要性は無い。例えば、突出部を形成するように変形させても良いし、その他の部材を接着させて設けるなど、様々な手段で突出部を設けることが可能である。
また、切り欠き部はスリット部に対して直角方向に延びるように形成しなくてもよく、上若しくは下に向けてやや傾斜するように構成することも可能である。
また、切り欠き部は、上下方向の幅が同一である必要性は無く、上下方向の幅がスリット部に近づくにつれて長くなるようにすることも可能である。この場合、ロック状態を十分に維持できる程度で上下方向の幅を変化させることが好ましい。
また、支持面が初期位置(通常状態における位置)より下方にのみ変位可能な構成とすることも可能である。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。
1 乗物用シート
2 ヘッドレスト
3 シートバック
21 ヘッドレストステー
22 ヘッドレストパッド
23 ヘッドレストカバー
28 支持面
25a 掛け渡し部材
25aa 摺動部位
25ab 連結部位
25b 固定部材
77 ロック部位

Claims (2)

  1. シート幅方向に適宜の間隔で配置されている筒状の一対のステーと、一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能な支持面と、をヘッドレストに備える乗物用シートであって、
    ヘッドレストは、支持面を一対のステーに対して上下移動不能とするロック状態を維持可能なロック部位と、一対のステーの間に掛け渡され且つ支持面に接続されている掛け渡し部材とを備えており、
    掛け渡し部材は、各ステーと対をなし且つ対応するステー部に摺動可能に取付けられている摺動部位を一対備えて、支持面とともに一対のステーに対して上及び/又は下に相対移動可能とされており、
    ロック部位は、ロック部位の一部をなす各摺動部位が一対のステーに対して上下移動不能とするものであるとともに、頭部から支持面にかかる押圧力により各摺動部位を回転させることでアンロック状態に切り替え可能に構成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    ロック部位は、上若しくは下方向に移動させた支持面を所定の位置に戻すことでアンロック状態からロック状態に回復させることが可能であることを特徴とする乗物用シート。
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