JP6163336B2 - アクチュエータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ソレノイドアクチュエータを含むアクチュエータ装置に関する。
特許文献1には、コイルに通電することで発生する磁界によってベース部材に対してプランジャを軸方向に移動させるソレノイドアクチュエータと、プランジャの移動によって駆動される駆動部を有する駆動対象機器と、を備えるアクチュエータ装置が開示されている。
特開2010−135469号公報
このようなアクチュエータ装置では、ソレノイドアクチュエータのケースに形成される取付フランジと、駆動対象機器のハウジングとが、ボルト等の連結機構によって結合される。これにより、ソレノイドアクチュエータと駆動対象機器とが一体的な装置を構成する。
しかしながら、ソレノイドアクチュエータのケースと駆動対象機器のハウジングとが異なる材料によって形成されている場合、アクチュエータ装置の温度が高くなった時等にケースとハウジングの熱膨張係数の違いに起因して、ケースとハウジングを連結する連結機構の結合力が低下するおそれがある。このようにソレノイドアクチュエータのケースと駆動対象機器のハウジングとの結合力が低下すると、ケースとハウジングとの間でガタが発生してしまう。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ソレノイドアクチュエータのケースと駆動対象機器のハウジングの間でのガタの発生を防止できるアクチュエータ装置を提供することを目的とする。
本発明は、コイルに通電することで発生する磁界によってベース部材に対してプランジャを軸方向に移動させるソレノイドアクチュエータと、前記プランジャの移動によって駆動される駆動部を有する駆動対象機器と、を備えるアクチュエータ装置であって、前記ソレノイドアクチュエータの構成部材を収容するアクチュエータケースと、前記アクチュエータケースとは異なる材料によって形成され、前記駆動対象機器の構成部材を収容するハウジングと、前記ハウジングの端面が前記アクチュエータケース内に設置された前記ベース部材の端面と対向した状態で、前記ハウジングと前記アクチュエータケースとを軸方向に連結する連結機構と、前記ハウジングの端面と前記ベース部材の端面の間に設けられ、前記ハウジングを軸方向に付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、駆動対象機器のハウジングの端面とソレノイドアクチュエータのベース部材の端面の間に配設される付勢部材が、連結機構の結合力を高めるようにハウジングを付勢するので、アクチュエータケースとハウジングの熱膨張係数が異なる場合であっても、熱負荷作用時における連結機構の結合力の低下を抑制できる。これにより、ケースとハウジングの間でのガタの発生を防止することが可能となる。
本発明の実施形態によるアクチュエータ装置の斜視断面図である。 アクチュエータ装置の縦断面図である。 本実施形態の第1変形例によるアクチュエータ装置の縦断面図である。 本実施形態の第2変形例によるアクチュエータ装置の縦断面図である。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態によるアクチュエータ装置1について説明する。
図1及び図2に示すように、アクチュエータ装置1は、駆動対象機器としてのバルブ装置10と、バルブ装置10を駆動するソレノイドアクチュエータ20と、を備える。
バルブ装置10は、作動油(作動流体)が流れる流路に設置されるスプール弁である。バルブ装置10は、円筒状のバルブスリーブ11と、バルブスリーブ11内に摺動自在に設けられるスプール12と、を有している。バルブスリーブ11は、スプール12を収容するハウジングとして構成されており、アルミニウムによって形成されている。スプール12は、ソレノイドアクチュエータ20によって駆動される駆動部として構成されており、バルブスリーブ11内をスリーブ軸方向に移動する。
バルブ装置10は、スプール12の位置に応じて、バルブスリーブ11を通過して流路に流れ込む作動油の流量を調整するように構成されている。
図2に示すように、ソレノイドアクチュエータ20は、アクチュエータケースとしてのケース30と、ボビン40に巻き回されたコイル41と、ボビン40の内周面40Cに嵌め込まれるスリーブ50及びベース60と、可動鉄心としてのプランジャ70と、を備える。ソレノイドアクチュエータ20は、コイル41に通電することで発生する磁界によって、プランジャ70を軸方向に移動させる電磁アクチュエータである。
ケース30は、磁性材(例えば鉄)によって形成された有底円筒状部材であって、ソレノイドアクチュエータ20を構成する各種部材を収容する収容枠である。ケース30の先端は開口端30Aであって、この開口端30Aはバルブ装置10のバルブスリーブ11の一端をかしめ固定するかしめ部31として構成されている。
ボビン40は、両端に鍔部40A,40Bを有する円筒状部材である。ボビン40は、電気絶縁性の樹脂によって形成されている。鍔部40A,40Bの間のボビン胴体部の外周面に巻き回された導電性線材がコイル41を構成する。ボビン40の鍔部40Aには、コイル41に電気的に接続されるターミナル42が設けられている。
ボビン40は、コイル41が巻き回された状態でケース30内に配置される。このように配置された状態では、ボビン40のターミナル42は、ケース30の切欠部32を通じて外部に突出する。ターミナル42を介してコイル41に電流を流すことで、コイル41の周囲に磁界が発生する。
ボビン40の内側には、磁路を構成する部材としてスリーブ50及びベース60が設置される。
スリーブ50は、磁性材(例えば鉄)によって形成された円筒状部材である。スリーブ50はボビン40の基端寄りの内周面に圧入され、このように圧入された状態においてスリーブ50の基端面はケース30の底面に当接する。
ベース60は、磁性材(例えば鉄)によって形成された円筒状部材である。ベース60は、その基端部分がボビン40の先端寄りの内周面に圧入されるように構成されている。ボビン40の内側に配設されるベース60及びスリーブ50は軸方向に並んで設置される。ベース60はケース30の開口端側に配置され、スリーブ50はケース30の底面側に配置される。
ベース60及びスリーブ50は、非磁性材によって形成される円筒状のフィラーリング21によって連結されている。フィラーリング21の一端はスリーブ50の先端外周面に形成された環状凹部51に外嵌めされ、フィラーリング21の他端はベース60の基端外周面に形成された環状凹部61に外嵌めされる。このようにフィラーリング21が固定されることで、スリーブ50とベース60とが軸方向に離間した状態となり、スリーブ50の先端とベース60の基端との間に隙間が形成される。
ベース60の先端には、径方向外側に突出する鍔部64が形成されている。ベース60がボビン40に取り付けられた状態では、ベース60の鍔部64とボビン40の鍔部40Aが対向する。ベース60の鍔部64とボビン40の鍔部40Aとの間には、リング状のウェーブワッシャ22が配設される。ボビン40は、ウェーブワッシャ22によって鍔部40Bがケース30の底面に当接するように付勢された状態で、ケース30内に設けられる。これにより、ケース30内におけるボビン40のケース軸方向のガタつきを抑制することができる。
プランジャ70は、磁性材(例えば鉄)によって形成された円筒状部材である。プランジャ70は、非磁性材によって形成されたシャフト71の外周面にかしめ固定されている。シャフト71は、プランジャ70の貫通孔を通じて、当該プランジャ70を軸方向に貫通している。プランジャ70は、シャフト71の略中央位置に固定されている。シャフト71は、その先端面がバルブ装置10のスプール12の端面に当接するように構成されている。プランジャアッシーを構成するプランジャ70及びシャフト71は、スリーブ50及びベース60の内部を移動可能に配設される。
スリーブ50の基端側の内部は小径孔52として形成されており、スリーブ50の先端側の内部は小径孔52よりも内径の大きい大径孔53として形成されている。一方、ベース60の先端側の内部は小径孔62として形成されており、ベース60の基端側の内部は小径孔62よりも内径の大きい大径孔63として形成されている。なお、大径孔53,63の内径はプランジャ70の外径よりも僅かに大きく形成されており、小径孔52,62の内径はシャフト71の外径よりも大きく形成されている。
スリーブ50の大径孔53とベース60の大径孔63とは、シャフト71に固定されたプランジャ70が軸方向に移動可能なプランジャ室23を形成する。スリーブ50及びベース60の各小径孔52,62はそれぞれシャフト71が軸方向に移動可能なシャフト室24,25を形成する。
スリーブ50の大径孔53には、プランジャ70を摺動可能に支持するブッシュ26が設けられている。ブッシュ26は、非磁性材によって形成されている。ブッシュ26の内径は、スリーブ50の大径孔53及びベース60の大径孔63の内径より僅かに小さく設定される。このようなブッシュ26を介してプランジャ70を摺動自在に支持することで、プランジャ70の外周面と大径孔53及び大径孔63の内周面との接触が防止される。
ベース60の小径孔62と大径孔63との境界位置に形成される段差部には、リング状のワッシャ27が設けられている。ワッシャ27は、非磁性材によって形成されている。このワッシャ27は、プランジャ70の最大駆動位置を規定するストッパ部材として機能する。
なお、プランジャ70の外周面には、ベース60側のプランジャ室23と、スリーブ50側のプランジャ室23とを連通する連通溝70Aが軸方向に沿って複数形成されている。したがって、プランジャ室23及びシャフト室24,25は、連通溝70Aを通じて、常時連通した状態となっている。バルブ装置10に連結されるソレノイドアクチュエータ20のベース60及びスリーブ50内は作動油で満たされるが、プランジャ室23及びシャフト室24,25内の作動油はプランジャ70の移動に応じて移動するので、プランジャ70の移動が作動油によって妨げられることがない。
上記のように構成されるソレノイドアクチュエータ20は、バルブ装置10に連結される。バルブ装置10のバルブスリーブ11は、ソレノイドアクチュエータ20のケース30内に挿入される端部にフランジ部11Aを備える。フランジ部11Aは、バルブスリーブ11の端部から径方向外側に突出形成されている。フランジ部11Aは、基端側(ベース60側)に向かって拡径するテーパ状突起として形成されている。
フランジ部11Aを含むバルブスリーブ11の基端は、ソレノイドアクチュエータ20のケース30の開口端30Aを通じて、当該ケース30内に挿入される。バルブスリーブ11は、その基端面がベース60の先端面と対向するように配置される。バルブスリーブ11の基端面とベース60の先端面との間には、付勢部材としてのウェーブワッシャ28が設けられる。
ケース30の開口端30Aは外側からバルブスリーブ11のフランジ部11Aに対してかしめられるかしめ部31として構成されており、かしめ部31がテーパ状のフランジ部11Aに覆い被さるように係合することで、バルブ装置10とソレノイドアクチュエータ20とが互いに結合される。ケース30のかしめ部31は、当該ケース30の開口端30Aを内側に曲げ加工することによって形成される。
上記の通り、バルブスリーブ11のフランジ部11A及びケース30のかしめ部31は、バルブ装置10のバルブスリーブ11とソレノイドアクチュエータ20のケース30を軸方向に連結する連結機構80を構成している。
本実施形態では、バルブ装置10のバルブスリーブ11は軽量化を図るためアルミニウムで形成されるのに対して、ソレノイドアクチュエータ20のケース30は磁路を形成するため磁性材である鉄で形成される。つまり、バルブスリーブ11とケース30は、異なる材料によって形成されている。
このように、ソレノイドアクチュエータのケースとバルブ装置のバルブスリーブが異なる材料によって形成されている場合、アクチュエータ装置の温度が高くなった時(熱負荷作用時)等に、ケースとバルブスリーブの熱膨張係数の違いに起因して、ケースとバルブスリーブのかしめ固定部分の結合力が低下することがある。ソレノイドアクチュエータのケースとバルブ装置のバルブスリーブの結合力が低下すると、ケースとバルブスリーブとの間でガタが発生してしまう。このようにガタが発生すると、ベースやスリーブ、プランジャの位置関係がずれ、磁路の流れが変化し、プランジャ動作が不安定となって、ソレノイドアクチュエータの駆動性能が低下する。また、バルブスリーブがケースに対して振動し、騒音が発生してしまうおそれもある。
本実施形態のアクチュエータ装置1では、バルブスリーブ11の基端面とベース60の先端面との間にウェーブワッシャ28が(図2参照)設けられており、このウェーブワッシャ28がバルブスリーブ11を軸方向に付勢している。ウェーブワッシャ28の付勢力はフランジ部11Aをかしめ部31に押し付けるようにバルブスリーブ11に作用するため、ケース30とバルブスリーブ11の熱膨張係数が異なる場合であっても、熱負荷作用時におけるかしめ部31とフランジ部11Aとの結合力の低下を抑制することができる。
なお、図1においては、ウェーブワッシャ28の記載を省略している。また、かしめ固定の結合力を高める付勢部材として、ウェーブワッシャ28の代わりに、スプリングワッシャやバネ等を配置してもよい。
上記のように構成されるアクチュエータ装置1では、ソレノイドアクチュエータ20のコイル41に電流が通電されていない場合、シャフト71は、図示しないスプリングによって付勢されたスプール12によって図2中右方向に押され、シャフト71の一端がケース30の底面に当接した状態で停止する。この時、プランジャ70は、図2に示すように初期位置に位置している。
これに対して、ソレノイドアクチュエータ20のコイル41に電流が通電されると、コイル41の周囲に磁界が発生し、この磁界によってプランジャ70が図2中左方向に移動する。プランジャ70の移動に伴って、シャフト71がスプール12を左方向に移動させる。スプール12は、プランジャ推力とスプール12を付勢するスプリングの付勢力とが釣り合う位置まで移動する。このようにスプール12が移動することで、バルブスリーブ11を通過して流路に流れ込む作動油の流量が調整される。
なお、プランジャ70を左方向に移動させるプランジャ推力は、コイル41に通電する電流値を調整することで制御される。
上記した本実施形態のアクチュエータ装置1によれば、以下に示す効果を奏する。
アクチュエータ装置1では、バルブ装置10のバルブスリーブ11とソレノイドアクチュエータ20のケース30は、異なる材料によって形成されており、バルブスリーブ11のフランジ部11A及びケース30のかしめ部31によって構成される連結機構80を介して軸方向に連結されている。バルブスリーブ11の端面とベース60の端面の間には、フランジ部11Aをかしめ部31に押し付けるようにバルブスリーブ11を付勢するウェーブワッシャ28が設けられているので、ケース30とバルブスリーブ11の熱膨張係数が異なる場合であっても、熱負荷作用時におけるかしめ部31とフランジ部11Aとの結合力の低下を抑制できる。したがって、ソレノイドアクチュエータ20のケース30とバルブ装置10のバルブスリーブ11のかしめ固定部分の緩みを抑えられ、ケース30とバルブスリーブ11の間でのガタの発生を防止することが可能となる。これにより、ソレノイドアクチュエータ20の駆動性能の低下を防止でき、ガタに起因する騒音の発生を防止できる。
また、アクチュエータ装置1では、バルブスリーブ11のフランジ部11Aは、基端側に向かって拡径するようにテーパ状に形成される。このようにフランジ部11Aの外周面をテーパ面とすることで、ケース30の開口端30Aを曲げ加工してかしめ部31を形成するかしめ作業が容易となる。
次に、図3を参照して、本実施形態の第1変形例によるアクチュエータ装置1について説明する。
図3に示すように、第1変形例によるアクチュエータ装置1では、ソレノイドアクチュエータ20のベース60の端面に、バルブスリーブ11を付勢する付勢部材65が一体形成されている。付勢部材65は、ベース60端面の径方向外側寄りの位置から突出し、先端に向かって径方向内側に傾斜するように形成された板バネ部材である。付勢部材65は、必要に応じて複数設けられる。
このように、本実施形態の第1変形例では、ウェーブワッシャ28を使用せずに、バルブスリーブ11と対向するベース60の端面に付勢部材65を一体形成する。付勢部材65の付勢力はフランジ部11Aをかしめ部31に押し付けるようにバルブスリーブ11に作用するため、熱負荷作用時におけるかしめ部31とフランジ部11Aとの結合力の低下を抑制することができる。したがって、ケース30とバルブスリーブ11の間でのガタの発生を防止することが可能となる。これにより、ソレノイドアクチュエータ20の駆動性能の低下を防止でき、ガタに起因する騒音の発生を防止できる。
なお、本実施形態の第1変形例では、ベース60の端面に付勢部材65を形成したが、ベース60の端面ではなく、ベース60が対向するバルブスリーブ11の端面に付勢部材を一体形成してもよい。また、バルブスリーブ11及びベース60の両端面のそれぞれに付勢部材を一体形成してもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態の第2変形例によるアクチュエータ装置1について説明する。
図4に示すように、第2変形例によるアクチュエータ装置1では、バルブ装置10のバルブスリーブ11とソレノイドアクチュエータ20のケース30は、かしめ固定によって結合されるのではなく、連結機構80のボルト81によって結合される。
ソレノイドアクチュエータ20のケース30の開口端30Aには、ケース径方向に真っすぐ突出する平板状の鍔部33が形成されている。ケース30の鍔部33にはボルト81を挿通させる図示しない挿通孔が形成されている。
一方、バルブ装置10のバルブスリーブ11のフランジ部11Aは、テーパ状ではなく、スリーブ径方向に真っすぐ突出する平板状鍔部として形成されている。バルブスリーブ11のフランジ部11Aには、ボルト81と螺合する図示しないネジ穴が形成されている。
バルブスリーブ11とケース30は、フランジ部11Aと鍔部33が当接した状態で軸方向に並設され、鍔部33の挿通孔を通じてフランジ部11Aのネジ穴に螺合するボルト81によって連結される。このように第2変形例では、連結機構80は、ボルト81、ケース30の鍔部33、及びバルブスリーブ11のフランジ部11Aによって構成される。
第2変形例によるアクチュエータ装置1においても、バルブスリーブ11の基端面とベース60の先端面との間にウェーブワッシャ28が設けられており、ウェーブワッシャ28の付勢力はバルブスリーブ11及びケース30を軸方向に連結するボルト81の結合力を高めるようにバルブスリーブ11に作用する。そのため、ケース30とバルブスリーブ11の熱膨張係数が異なる場合であっても、熱負荷作用時におけるボルト81の緩みを抑えられ、ケース30とバルブスリーブ11の間でのガタの発生を防止することが可能となる。これにより、ソレノイドアクチュエータ20の駆動性能の低下を防止でき、ガタに起因する騒音の発生を防止できる。
なお、第2変形例のアクチュエータ装置1では、バルブスリーブ11のフランジ部11Aとケース30の鍔部33をボルト81によって連結したが、バルブスリーブ11のフランジ部11Aとケース30の鍔部33を溶接によって連結してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
アクチュエータ装置1は、ソレノイドアクチュエータ20によってバルブ装置10のスプール12を駆動するように構成されている。しかしながら、アクチュエータ装置1は、ソレノイドアクチュエータ20によって、バルブ装置10以外の駆動対象機器の可動部を駆動するように構成されてもよい。この場合においても、可動部を収容する駆動対象機器のハウジングと、ソレノイドアクチュエータ20のケース30内に配設されるベース60との間に、ウェーブワッシャ等の付勢部材が配設される。
1 アクチュエータ装置
10 バルブ装置
11 バルブスリーブ
11A フランジ部
12 スプール
20 ソレノイドアクチュエータ
28 ウェーブワッシャ
30 ケース
30A 開口端
31 かしめ部
33 鍔部
41 コイル
50 スリーブ
60 ベース
65 付勢部材
70 プランジャ
71 シャフト
80 連結機構
81 ボルト

Claims (5)

  1. コイルに通電することで発生する磁界によってベース部材に対してプランジャを軸方向に移動させるソレノイドアクチュエータと、前記プランジャの移動によって駆動される駆動部を有する駆動対象機器と、を備えるアクチュエータ装置であって、
    前記ソレノイドアクチュエータの構成部材を収容するアクチュエータケースと、
    前記アクチュエータケースとは異なる材料によって形成され、前記駆動対象機器の構成部材を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの端面が前記アクチュエータケース内に設置された前記ベース部材の端面と対向した状態で、前記ハウジングと前記アクチュエータケースとを軸方向に連結する連結機構と、
    前記ハウジングの端面と前記ベース部材の端面の間に設けられ、前記ハウジングを軸方向に付勢する付勢部材と、
    を備えることを特徴とするアクチュエータ装置。
  2. 前記連結機構は、
    前記ハウジングの一端に径方向外側に突出して形成されるとともに、前記アクチュエータケース内に挿入されるフランジ部と、
    前記アクチュエータケースの開口端が前記フランジ部に対してかしめられて形成されるかしめ部と、から構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ装置。
  3. 前記フランジ部は、一端側に向かって拡径するようにテーパ状に形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ装置。
  4. 前記付勢部材は、前記ハウジングの端面と前記ベース部材との間に設けられるウェーブワッシャである、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
  5. 前記付勢部材は、前記ハウジング及び前記ベース部材の一方の端面に、又は前記ハウジング及び前記ベース部材の両端面のそれぞれに一体形成される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
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