JP6163324B2 - ラケット、及び、グロメット - Google Patents

ラケット、及び、グロメット Download PDF

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Description

本発明は、テニス等に使用されるラケット、及び、ラケットに取り付けられるグロメットに関する。
テニス等に使用されるラケットとして、プレイヤーが把持するグリップと、内側にストリングが張設されるフレームと、グリップとフレームを連結するシャフトと、を有するものが知られている。フレームには、ストリングを挿通するためのストリング孔がフレームの周方向に沿って複数設けられている。一般的に、複数の筒部とそれらを連結する基底部とを備えるグロメットを介してフレームにストリングが張設される。具体的には、グロメットの筒部がフレームのストリング孔に通された状態で、フレームの内側からグロメットの筒部内を通してフレームの外側に出したストリングをグロメットの基底部に沿って折り返して次の筒部内に通す動作が繰り返される。その結果、フレーム内に、ラケットの長手方向に沿うストリングの部位(縦ストリング)が長手方向と交差する幅方向に間隔を空けて張られ、縦ストリングと交差するように幅方向に沿うストリングの部位(横ストリング)が長手方向に間隔を空けて張られ、フレーム内にネット状の打面が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−269514号公報
縦ストリング及び横ストリングの長さを長くしつつ、幅方向に並ぶ縦ストリングの長さの差や長手方向に並ぶ横ストリングの長さの差を小さくすることで、ボールの反発性が良く且つ打球時の振動の小さいスイートスポットを拡大することができる。但し、フレームの形状が楕円形状等の環状であると、湾曲したフレームの外周面に沿ってストリングを折り返した場合に、フレームの端部を通る縦ストリング及び横ストリングの長さがフレームの中心部を通る縦ストリング及び横ストリングの長さに比べて短くなってしまう。そのため、スイートスポットの広さは不十分であり、その広さを拡大することが求められている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フレームの形状を変えずにラケットのスイートスポットを拡大することである。
上記目的を達成するための主たる発明は、
グリップと、
内周面から外周面まで貫通する貫通孔が複数設けられた環状のフレームと、
前記グリップと前記フレームを連結するシャフトと、
前記フレームの前記外周面に取り付けられるグロメットであって、前記フレームに設けられた複数の前記貫通孔にそれぞれ挿通される複数の筒部と、前記複数の筒部を連結し且つ各前記筒部内と連通する連通孔が複数設けられた基底部とを備え、前記筒部内及び前記連通孔にストリングを挿通可能なグロメットと、
を有するラケットであって、
前記ラケットの長手方向、又は、前記ラケットの打面上において前記長手方向に直交する方向を、第1方向としたときに、
前記基端部は、前記第1方向の内側の端から外側の端に向かって、厚さが徐々に厚くなっていること
を特徴とするラケットである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明のラケット及びグロメットによれば、フレームの形状を変えずにラケットのスイートスポットを拡大することができる。
テニス用ラケットの平面図及び側面図である。 ラケットの斜視図である。 フレームにストリングを張設する様子を説明する図である。 フレームに取り付けられるグロメットの説明図であり 図5Aから図5Cは本実施形態の第1下部グロメットの説明図である。 図6A及び図6Bは比較例の第1下部グロメットの説明図である。 第1下部グロメットをフレームに取り付けた状態を示す図である。 図8A及び図8Bは第1下部グロメットの変形例を示す図である。
===開示の概要===
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
即ち、グリップと、内周面から外周面まで貫通する貫通孔が複数設けられた環状のフレームと、前記グリップと前記フレームを連結するシャフトと、前記フレームの前記外周面に取り付けられるグロメットであって、前記フレームに設けられた複数の前記貫通孔にそれぞれ挿通される複数の筒部と、前記複数の筒部を連結し且つ各前記筒部内と連通する連通孔が複数設けられた基底部とを備え、前記筒部内及び前記連通孔にストリングを挿通可能なグロメットと、を有するラケットであって、前記ラケットの長手方向、又は、前記ラケットの打面上において前記長手方向に直交する方向を、第1方向としたときに、前記フレームの外周面のうち前記第1方向における第1位置に取り付けられる前記基底部の部位よりも、前記フレームの外周面のうち前記第1位置よりも前記第1方向における外側の第2位置に取り付けられる前記基底部の部位の方が、内周面から外周面までの厚さが厚いこと、を特徴とするラケットである。
このようなラケットによれば、フレームの形状を変えなくとも、フレームの第1方向における外側端部(第2位置)を通るストリングの長さを、フレームの第1方向における中心部(第1位置)を通るストリングの長さに近付けることができ、スイートスポットを拡大することができる。
かかるラケットであって、前記シャフトは、前記ラケットの打面に直交する方向から見て、前記グリップから前記フレームに向かう方向に二股に分岐し、当該分岐した部位が、前記ラケットの打面に沿う方向から見て、前記グリップから前記フレームに向かう方向に二股に分岐していること、を特徴とするラケットである。
このようなラケットによれば、シャフトが分岐したことにより形成される開口部に、内周面から外周面までの厚さが厚い基底部の部位を収納することができ、ラケットの振り抜き時の空気抵抗を抑えることができる。また、シャフトの開口部にまで厚さが厚い基底部を収納することで、フレームとシャフトの接続部(開口部)に対応する位置のストリングの長さまで、フレームの第1方向における中心部を通るストリングの長さに近づけることができる。この結果、フレームとシャフトの接続部に対応する位置までスイートスポットを拡大することができる。
かかるラケットであって、前記グロメットの前記基底部では、隣り合う前記筒部間に軟質部を有する部位と、隣り合う前記筒部間に前記軟質部よりも弾性変形し難い硬質部を有する部位とが、交互に並び、前記第2位置に比べて前記第1位置に近い前記基底部の部位が有する前記軟質部よりも、前記第1位置に比べて前記第2位置に近い前記基底部の部位が有する前記軟質部の方が大きいこと、を特徴とするラケットである。
このようなラケットによれば、軟質部を有する基底部の部位でストリングを折り返す場合と、硬質部を有する基底部の部位でストリングを折り返す場合とで、異なる打球感が得られる。また、軟質部を有する基底部の部位でストリングを折り返した場合に、フレームの中心部から外れた部位でボールを打ち返したときの振動をより吸収することができる。
また、グリップと、内周面から外周面まで貫通する貫通孔が複数設けられた環状のフレームと、前記グリップと前記フレームを連結するシャフトと、を有するラケットに取り付けられるグロメットであって、前記フレームに設けられた複数の前記貫通孔にそれぞれ挿通される複数の筒部と、前記複数の筒部を連結し且つ各前記筒部内と連通する連通孔が複数設けられた基底部とを備え、前記筒部内及び前記連通孔にストリングを挿通可能であり、前記ラケットの長手方向又は前記ラケットの打面上において前記長手方向に直交する方向を第1方向としたときに、前記フレームの外周面のうち前記第1方向における第1位置に取り付けられる前記基底部の部位よりも、前記フレームの外周面のうち前記第1位置よりも前記第1方向における外側の第2位置に取り付けられる前記基底部の部位の方が、内周面から外周面までの厚さが厚いこと、を特徴とするグロメットである。
このようなグロメットによれば、フレームの形状を変えなくとも、フレームの第1方向における外側端部(第2位置)を通るストリングの長さを、フレームの第1方向における中心部(第1位置)を通るストリングの長さに近付けることができ、スイートスポットを拡大することができる。
===ラケット1について===
以下、本発明に係るラケットとして、テニス用ラケットを例に挙げて実施形態を説明する。
図1は、テニス用ラケット(以下、ラケット1)の平面図及び側面図である。なお、左図が平面図であり右図が側面図である。図2は、ラケット1の斜視図であり、図3は、フレーム11にストリング12を張設する様子を説明する図である。ラケット1は、ボールを打つ部位であるヘッド10と、プレイヤーがラケット1を把持する部位であるグリップ20と、ヘッド10とグリップ20を一体に連結するシャフト30と、を有する。説明のため、ラケット1の長手方向のうちヘッド10が位置する側を先端側とし、グリップ20が位置する側を後端側とする。また、ラケット1の打面上において(即ち打面に沿う平面上において)長手方向に直交する方向を幅方向とし、ラケット1の打面に直交する方向を厚さ方向とする。
ヘッド10は、長手方向に延びた略楕円形状であるフレーム11と、フレーム11の内側に張設されたストリング12と、フレーム11の外周面11aに取り付けられたグロメット40と、フレーム11の長手方向の先端部に取り付けられたカバー14と、を有する。図3に示すように、フレーム11の外周面11aの厚さ方向における中心部には、フレーム11の全周に亘って溝部111が設けられている。その溝部111に、フレーム11の内周面11bから外周面11aまで貫通する孔でありストリング12を挿通するための孔であるストリング孔13(貫通孔に相当)が設けられている。ストリング孔13はフレーム11の全周に亘って複数設けられている。
ストリング12は、図3に示すように、グロメット40を介してフレーム11に張設される。グロメット40は、複数の筒部41と、複数の筒部41を連結し且つ各筒部41内の空洞部と連通する連通孔43が複数設けられた帯状の基底部42と、を有し、筒部41内及び連通孔43内にストリング12を挿通可能となっている(詳細は後述)。グロメット40は、筒部41の先端部(基底部42に接続していない側の端部)がフレーム11の外周面11a側からストリング孔13に通され、また、基底部42がフレーム11の溝部111に嵌めこまれるようにして、フレーム11の外周面11aに取り付けられる。そして、フレーム11にストリング12が張設される際には、フレーム11の内側からグロメット40の筒部41内を通ってフレーム11の外側に出されたストリング12がグロメット40の基底部42に沿って折り返されて次の筒部41内に通される動作が繰り返される。その結果、フレーム11の内側に、長手方向に延びたストリング12の部位である「縦ストリング121」が幅方向に間隔を空けて複数本張られ、縦ストリング121と交差するように幅方向に延びたストリング12の部位である「横ストリング122」が長手方向に間隔を空けて複数本張られ、ネット状の打面が形成される。
シャフト30は、図1の左図に示すように、グリップ20との接続部である第1基端部31と、第1基端部31からフレーム11の後端部のうちの幅方向における左側端部まで延びる第1分岐部32aと、第1基端部31からフレーム11の後端部のうちの幅方向における右側端部まで延びる第2分岐部32bと、を有する。つまり、シャフト30は、厚さ方向(ラケット1の打面に直交する方向)から見て、長手方向の先端側に向かって(グリップ20からフレーム11に向かう方向に)二股に分岐している。そのため、フレーム11の後端部と第1分岐部32a及び第2分岐部32bにより、厚さ方向に空いた第1開口部33が形成されている。
更に、図1の右図に示すように、第1分岐部32a及び第2分岐部32bはそれぞれ、第1基端部31との接続部である第2基端部34と、第2基端部34からフレーム11の後端部のうちの厚さ方向における前側端部まで延びる第3分岐部35aと、第2基端部34からフレーム11の後端部のうちの厚さ方向における後側端部まで延びる第4分岐部35bと、を有する。つまり、第1分岐部32a及び第2分岐部32bは、幅方向(ラケット1の打面に沿う方向)から見て、長手方向の先端側に向かって二股に分岐している。そのため、フレーム11の後端部と第3分岐部35a及び第4分岐部35bにより、幅方向に空いた第2開口部36が形成されている。
===グロメット40について===
図4は、フレーム11に取り付けられる5個のグロメット40a〜40eの説明図であり、図5Aから図5Cは、本実施形態の第1下部グロメット40dの説明図であり、図6A及び図6Bは、比較例の第1下部グロメット40d’の説明図であり、図7は、第1下部グロメット40dをフレーム11に取り付けた状態を示す図である。なお、図5A及び図6Aは第1下部グロメット40d,40d’の側面図であり、図5B及び図6Bは厚さ方向における中央部で第1下部グロメット40d,40d’を切断したときの断面図であり、図5Cは第1下部グロメット40dの上面図である。
本実施形態のラケット1では、図4に示すように、フレーム11の外周面11aに5個のグロメット40a〜40eが取り付けられる。前述のように、各グロメット40a〜40eは、フレーム11に設けられたストリング孔13に挿通される複数の筒部41と、その複数の筒部41を連結する帯状の基底部42と、を備える。グロメット40を介してフレーム11にストリング12を張設することで、ストリング12を保護したり、打球時の振動を減衰したりすることができる。
説明のため、フレーム11の長手方向における先端部に取り付けられるグロメットを上部グロメット40aと呼び、フレーム11の幅方向における右側側部に取り付けられるグロメットを右部グロメット40bと呼び、フレーム11の幅方向における左側側部に取り付けられるグロメットを左部グロメット40cと呼び、フレーム11の長手方向における後端部のうち、幅方向の右側に取り付けられるグロメットを第1下部グロメット40dと呼び、幅方向の左側に取り付けられるグロメットを第2下部グロメット40eと呼ぶ。なお、フレーム11の先端部に取り付けられるカバー14と上部グロメット40aを一体化してもよい。
<<第1下部グロメット40d,第2下部グロメット40e>>
以下、第1下部グロメット40d、及び、第2下部グロメット40eについて詳しく説明する。但し、第1下部グロメット40dと第2下部グロメット40eは幅方向に対称な形状をしており、第1下部グロメット40dを幅方向に反転させたものが第2下部グロメット40eある。そのため、第1下部グロメット40dを例に挙げて説明する。
第1下部グロメット40dでは、図5Aに示すように、基底部42の内周面42b(フレーム11と接触する側の面)から6個の筒部41が突出している。6個の筒部41は、フレーム11のストリング孔13の位置に合わせて、幅方向に間隔を空けて配置されている。説明のため、幅方向左側の筒部41から順に、第1筒部411、第2筒部412、…、第6筒部416と呼ぶ。
一方、基底部42の外周面42aは凹凸形状を成し、幅方向に隣り合う筒部41間のうち1個おきの筒部41間の外周面42aが突出している。外周面42aが突出した部位を凸部45と呼び、突出していない部位を凹部46と呼ぶ。具体的には、第1筒部411と第2筒部412の間と、第3筒部413と第4筒部414の間と、第5筒部415と第6筒部416の間が、凸部45であり、第2筒部412と第3筒部413の間と、第4筒部414と第5筒部415の間が、凹部46である。
また、基底部42の外周面42aには、前述の図3に示す上部グロメット40aと同様に、厚さ方向における中央部に溝部44が設けられている。この溝部44は、基底部42の幅方向における一端から他端まで延びている。この溝部44を表すために、図5Bには、基底部42の厚さ方向における両側部の外形を点線で示す。また、基底部42には、6個の筒部411〜416内の空洞部とそれぞれ連通する連通孔43、即ち、基底部42の内周面42bから外周面42aまで貫通する連通孔43が6個設けられている。その連通孔43の開口部は溝部44に設けられているため、連通孔43から出たストリング12は基底部42の外周面42aのうちの溝部44で折り返される。なお、基底部42の外周面42aに設けられた溝部44の深さはほぼ一定であるため、ストリング12の折り返し部である溝部44も凹凸形状を成している。
基底部42の内周面42bは、第1下部グロメット40dが取り付けられるフレーム11の外周面11aの部位(即ち、フレーム11の長手方向後端部の右半分)の形状に合わせて湾曲している。基底部42の外周面42aも湾曲している。但し、本実施形態の第1下部グロメット40dの基底部42は、幅方向における右側の部位ほど、即ち、フレーム11の幅方向における外側の部位に取り付けられる部位ほど、内周面42bから外周面42aまでの厚さが厚くなっている。詳しくは、図5Aに示すように、内周面42bに直交する方向における内周面42bから外周面42aまでの長さ(d1〜d5)が長くなっている。そのため、基底部42の外周面42aは内周面42bに比べて湾曲度合いが小さい。
なお、基底部42の外周面42aは凹凸形状を成すため、厳密に言えば、第1筒部411と第2筒部412の間(凸部45)の厚さd1よりも、第3筒部413と第4筒部414の間(凸部45)の厚さd3の方が厚く、第5筒部415と第6筒部416の間(凸部45)の厚さd5が最も厚くなっており、第2筒部412と第3筒部413の間(凹部46)の厚さd2よりも第4筒部414と第5筒部415の間(凹部46)の厚さd4の方が厚くなっている。但し、第6筒部416よりも幅方向右側の基底部42の部位では、フレーム11に第1下部グロメット40dを取り付けた際に(図7)フレーム11やシャフト30から基底部42が突出しないように、内周面42bから外周面42aまでの厚さが幅方向の右側に向かって徐々に薄くなっている。そうすることで、ラケット1の振り抜き時の空気抵抗を抑えることができる。
また、第1下部グロメット40dは、硬い樹脂と、それよりも軟らかく弾性変形し易い樹脂と、による2色成型によって形成されている。なお、2色成型樹脂をポリエーテルブロックアミド共重合体からなるPebax(登録商標)とし、硬い樹脂をPebax7033とし、軟らかい樹脂をPebax3533とする実施例を一例として挙げるが、これに限らない。図5では、硬い樹脂で形成される部位を白抜きで示し、軟らかい樹脂で形成される部位をクロスの斜線で示す。筒部41は軟らかい樹脂で形成され、基底部42は主に硬い樹脂で形成される。但し、図5Bに示すように、凸部45には、軟らかい樹脂から形成される軟質部47が埋め込まれている。一方、凹部46は硬い樹脂のみで形成されている。そのため、凸部45は凹部46に比べて弾性変形し易い。つまり、基底部42では、隣り合う筒部41間に軟質部47を有する部位と、隣り合う筒部41間に軟質部47よりも弾性変形し難い硬い樹脂部(硬質部)を有する部位とが、交互に並ぶ。なお、凸部45は凹部46に比べて剛性の高いフレーム11からの距離が遠くなる。このことからも凸部45の方が凹部46に比べて弾性変形し易いと言える。
打面にボールが衝突した際に、ストリング12は、ストリング12の折り返し部(凸部45や凹部46)をフレーム11の内側へ向かわせる力を発生する。この時、凸部45は凹部46に比べて弾性変形し易いため上記の力を吸収することができる。ゆえに、凸部45でストリング12を折り返した場合には、凹部46でストリング12を折り返した場合に比べて、打球時の振動が吸収され、柔らかい打球感が得られる。柔らかい打球感とは、
打球時の衝撃が小さく、打球方向を確実にコントロールできる感触のことである。一方、凹部46でストリング12を折り返した場合には、凸部45でストリング12を折り返した場合に比べて、硬い打球感が得られる。硬い打球感とは、軽快な反発感が得られ、速い球速を得ることができ、ラケット1を素早く振り抜くことのできる感触のことである。つまり、本実施形態の第1下部グロメット40dを用いれば、ストリング12の張り方を異ならせるだけで、異なる打球感が得られる。なお、図5Bに示すように、凸部45内で幅方向に並ぶ軟質部47の間に硬い樹脂で形成された柱48を設けるとよい。そうすることで、打球時にストリング12によって凸部45が過剰に変形してしまうことを防止できる。
ところで、縦ストリング121や横ストリング122の長さを長くしつつ、幅方向に並ぶ縦ストリング121の長さの差や長手方向に並ぶ横ストリング122の長さの差を小さくすることで、ボールの反発性が良く(飛びが良く)、且つ、打球時の振動の小さいスイートスポットを拡大することができる。なお、縦ストリング121の長さとは、長手方向先端側のストリング12の折り返し地点から後端側の折り返し地点までの長さであり、横ストリング122の長さとは、幅方向左側のストリング12の折り返し地点から右側の折り返し地点までの長さである。本実施形態のラケット1のようにフレーム11が略楕円形状(環状)である場合、仮に、湾曲したフレーム11の外周面11aに沿ってストリング12を折り返したとすると、フレーム11の幅方向における中心部を通る縦ストリング121の長さに比べて外側端部を通る縦ストリング121の長さが短くなり、また、フレーム11の長手方向における中心部を通る横ストリング122の長さに比べて外側端部を通る横ストリング122の長さが短くなってしまう。そのため、フレーム11の中心部だけがスイートスポットとなり、その広さが不十分である。
ここで、図6を用いて、比較例の第1下部グロメット40d’について説明する。比較例の第1下部グロメット40d’も、本実施形態の第1下部グロメット40dと同様に、外周面42a’が凹凸形状を成し、外周面42a’の厚さ方向における中央部に溝部44’が設けられている。しかし、比較例の第1下部グロメット40d’では、本実施形態の第1下部グロメット40dとは異なり、基底部42’の内周面42b’から外周面42a’までの厚さが一定となっている。厳密に言えば、第1筒部411と第2筒部412の間(凸部45’)の厚さD1と、第3筒部413と第4筒部414の間(凸部45’)の厚さD1と、第5筒部415と第6筒部416の間(凸部45’)の厚さD1とが等しく、第2筒部412と第3筒部413の間(凹部46’)の厚さD2と、第4筒部414と第5筒部415の間(凹部46’)の厚さD2とが等しくなっている。
そのため、比較例の第1下部グロメット40d’の外周面42a’は、内周面42b’と同様に、フレーム11の外周面11aに沿って大きく湾曲する。ゆえに、幅方向の右側の筒部41内と連通する連通孔43の開口部ほど、即ち、幅方向の右側の筒部41を通る縦ストリング121の折り返し位置ほど、長手方向の先端側に位置し、第1筒部411を通る縦ストリング121の折り返し位置と第6筒部416を通る縦ストリング121の折り返し位置との差が大きい。よって、比較例の第1下部グロメット40d’を介してフレーム11にストリング12を張設した場合、フレーム11の外周面11aに沿わせてストリング12を折り返したときと同様に、フレーム11の幅方向における中心部を通る縦ストリング121の長さに比べて外側端部を通る縦ストリング121の長さが短く、また、フレーム11の長手方向における中心部を通る横ストリング122の長さに比べて外側端部を通る横ストリング122の長さが短くなってしまう。ゆえに、スイートスポットの広さが不十分である。
これに対して、本実施形態の第1下部グロメット40dでは、幅方向の右側の基底部42の部位ほどその厚さが厚くなっている。つまり、フレーム11の外周面11aのうち幅方向(第1方向に相当)おける或る位置(第1位置に相当)に取り付けられる基底部42の部位よりも、フレーム11の外周面11aのうち前記或る位置よりも幅方向における外側の位置(第2位置に相当)に取り付けられる基底部42の部位の方が、内周面42bから外周面42aまでの厚さが厚くなっている。なお、「基底部42の内周面42bから外周面42aまでの厚さ」とは、基底部42の内周面42bに直交する方向における内周面42bから外周面42aまでの長さであり、以下、単に「基底部42の厚さ」とも言う。
そのため、本実施形態の第1下部グロメット40d(基底部42)の外周面42aは、フレーム11の外周面11aに比べて湾曲度合いが小さく、より直線に近い円弧状の面となっている。ゆえに、本実施形態の第1下部グロメット40dでは、比較例の第1下部グロメット40d’に比べて、幅方向の右側の筒部41内に連通する連通孔43の開口部、即ち、縦ストリング121の折り返し位置を長手方向の後端側に位置させることができ、また、幅方向の左側の筒部41(第n筒部)を通る縦ストリング121の折り返し位置と幅方向の右側の筒部41(第n+1筒部)を通る縦ストリング121の折り返し位置との差を小さくすることができる。従って、フレーム11の幅方向における外側端部を通る縦ストリング121の長さを、フレーム11の幅方向における中心部を通る縦ストリング121の長さに近付けることができる。その結果、フレーム11の中心部から外れた領域でボールを打った場合でも、中心部でボールを打ったときとの差を小さくすることができ、ボールの反発性を良くし且つ打球時の振動を小さくすることができる(同じ打球感が得られる)。つまり、スイートスポットを拡大することができる。
また、第1下部グロメット40dの基底部42の厚さが厚い部位では、剛性の高いフレーム11からの距離が遠くなり弾性変形し易くなる。そのため、打面にボールが衝突した際にストリング12の折り返し位置に対してフレーム11の内側へ向かわせる力が発生しても、その力を第1下部グロメット40の厚い部位で吸収することができる。この点からも、フレーム11の中心部から外れた領域でボールを打った場合にも中心部でボールを打ったときに近い打球感が得られてスイートスポットを拡大できると言える。
具体的に、本実施形態及び比較例の第1下部グロメット40d,40d’の第n筒部41を通る縦ストリング121の長手方向後端側の折り返し位置から、その縦ストリング121が長手方向先端側のフレーム11の内周面11bに到達するまでの長さを、有効長さとして比較した。その結果、比較例の第1下部グロメット40d’では、第1筒部411を通る縦ストリング121の有効長さを100(%)としたときに、第2筒部412〜第6筒部416を通る縦ストリング121の有効長さが順に、100(%),99(%),97(%),95(%),91(%)であった。これに対して、本実施形態の第1下部グロメット40dでは、第1筒部411を通る縦ストリング121の有効長さを100(%)としたときに、第2筒部412〜第6筒部416を通る縦ストリング121の有効長さが順に、100(%),99(%),98(%),96(%),93(%)となった。この結果からも、本実施形態の第1下部グロメット40dの方が、比較例の第1下部グロメット40d’に比べて、フレーム11の幅方向における外側端部を通る縦ストリング121の長さを、中心部を通る縦ストリング121の長さに近付けられることが分かる。
また、本実施形態の第1下部グロメット40dを用いることで、略楕円形状のフレーム11の形状を変えることなく、スイートスポットを拡大することができる。なお、本実施形態のフレーム11は、長手方向の先端部及び後端部の湾曲度合いが楕円に比べて小さい略楕円形状であるが、これに限らない。フレーム11の形状が、例えば、正確な楕円形状であってもよいし、真円形状であってもよいし、四角形状に近いフレームでもよい。但し、正確な楕円形状や真円形状のフレームに本発明を適用した場合の方が、縦ストリング121の長さを揃える効果が大きくなる。また、正確な楕円形状や真円形状のフレームの方が、四角形状に近いフレームに比べて振り抜き時の空気抵抗がより小さくなる。
また、フレーム11の外周面11aは、幅方向の外側(右側)の部位ほど長手方向の先端側に位置するため、比較例の第1下部グロメット40d’では、フレーム11の幅方向における外側の部位を通る縦ストリング121ほどその長さが短い。そこで、本実施形態の第1下部グロメット40dでは、幅方向の外側(右側)の部位に向かって、基底部42の厚さを徐々に厚くする(なお、凹凸形状による厚さの差異は除く)。そうすることで、第1〜第6筒部411〜416をそれぞれ通る縦ストリング121の長さの差を小さくすることができる。従って、フレーム11内の打球場所の違いによるボールの反発性や打球感の差を小さくすることができ、スイートスポットを拡大することができる。
また、ここまで第1下部グロメット40dについて説明しているが、前述のように、第1下部グロメット40dを幅方向に反転させたものが第2下部グロメット40eである。そのため、第2下部グロメット40eを用いてストリング12を張設することで、フレーム11の幅方向の左側(外側)端部を通る縦ストリング121の長さを、フレーム11の幅方向の中心部を通る縦ストリング12の長さに近付けることができ、スイートスポットをより拡大することができる。なお、第1下部グロメット40dと第2下部グロメット40eを一体化してもよいが、別体にする方がフレーム11への取り付けが容易となる。
また、本実施形態のラケット1では、図1,図2に示すように、シャフト30が、ラケット1の打面に直交する方向(厚さ方向)から見て、長手方向の先端側に向かって二股に分岐し、更に、その分岐した部位(第1分岐部32a及び第2分岐部32b)が、ラケット1の打面に沿う方向(幅方向)から見て、長手方向の先端側に向かって二股に分岐している。そのため、図7に示すように、シャフト30の第2分岐部32bに設けられた第2開口部36内に第1下部グロメット40dの一部を収納することができる、即ち、第3分岐部35aと第4分岐部35bで第1下部グロメット40dを挟み込むことができる。特に、フレーム11の後端部のうち幅方向の右側端部で第2分岐部32bを接続することで、基底部42の厚さが最も厚くなる部位を第2開口部36内に収納することができる。従って、基底部42を厚くしたとしても、フレーム11やシャフト30から突出する基底部42の面積を小さくすることができ、ラケット1の振り抜き時の空気抵抗の増加を抑制できる。
また、第2分岐部32bが分岐していないラケットの場合、後述の図8Aに示すように、第1下部グロメット40dの幅方向の長さを、第1開口部33の幅方向の長さよりも短くしなければならない。そのため、シャフト30を分岐させて第2開口部36を設けることで、第1下部グロメット40dの幅方向の長さを長くすることができ、より多くの縦ストリング121の長さを長くすることができる。つまり、フレーム11とシャフト30の接続部に対応する位置までスイートスポットを拡大することができる。
また、第1下部グロメット40dを用いても、フレーム11の幅方向における中心部を通る縦ストリング121の長さに比べて外側端部を通る縦ストリング121の長さは未だ短い。そのため、フレーム11の中心部でボールを打ったときに比べて中心部から外れた領域でボールを打ったときの方が、振動が大きい。そこで、フレーム11の幅方向における中心部に近い位置に取り付けられる基底部42の部位(凸部45)が有する軟質部47(の体積)よりも、フレーム11の幅方向における外側端部に近い位置に取り付けられる基底部42の部位(凸部45)が有する軟質部47(の体積)を大きくする。そうすることで、凸部45でストリング12を折り返す場合に、フレーム11の中心部から外れた領域でボールを打ったときの振動をより吸収することができ、より柔らかな打球感が得られる。但しこれに限らず、凸部45が有する軟質部47の大きさを一定にしてもよい。即ち、基底部42の厚さを厚くした分だけ軟質部47の大きさの調整を自由に行うことができる。
===変形例===
図8A及び図8Bは、第1下部グロメット40dの変形例を示す図である。上記実施形態では、図1の右図に示すように幅方向から見てシャフト30が二股に分岐し、第2開口部36が設けられたラケット1を例に挙げているが、これに限らず、第2開口部36の無いラケット1でもよい。この場合、図8Aに示すように、第1下部グロメット40dの幅方向の長さを第1開口部33の幅方向の長さよりも短くしなければならないため、第1下部グロメット40dに設けられる筒部41の数が4個になる。この場合にも、幅方向における右側の基底部42の部位ほどその厚さを厚くすることで、第3筒部413及び第4筒部414を通る縦ストリング121の長さを長くすることができ、スイートスポットを拡大することができる。
上記実施形態の第1下部グロメット40d(図5)では、基底部42の外周面42aが湾曲しており、幅方向の右側(外側)に位置する連通孔43の開口部ほど(ストリング12の折り返し位置ほど)、長手方向の先端側に位置しているが、これに限らない。例えば、図8Bに示すように、第1〜第6筒部411〜416が設けられた基底部42の部位の外周面42aを湾曲させなくてもよい。この場合、第1〜第6筒部411〜416を通る縦ストリング121の折り返し位置を揃えることができ、第1〜第6筒部411〜416を通る縦ストリング121の長さの差をより小さくすることができ、スイートスポットをより拡大することができる。
上記実施形態では、第1下部グロメット40dの基底部42の厚さを徐々に厚くしているが、これに限らない。例えば、第3〜第4筒部413〜414が設けられた基底部42の部位の厚さは、第1〜第2筒部411〜412が設けられた基底部42の部位の厚さと同じにし、第5〜第6筒部415〜416が設けられた基底部42の部位の厚さだけを厚くしてもよい。
上記実施形態では、第1下部グロメット40d及び第2下部グロメット40e以外のグロメット40a〜40cの基底部42の厚さを一定としているが、これに限らない。例えば、上部グロメット40aの基底部42のうち幅方向における両端部の厚さを幅方向における中心部の厚さよりも厚くしてもよい。そうすることで、幅方向に並ぶ縦ストリング121の長さの差をより小さくすることができる。また、例えば、右部グロメット40bや左部グロメット40cが有する基底部42のうち長手方向における両端部の厚さを長手方向における中心部の厚さよりも厚くしてもよい。そうすることで、長手方向に並ぶ横ストリング122の長さの差を小さくすることができる。また、これらの場合には、第1下部グロメット40dや第2下部グロメット40eの基底部42の厚さを一定にしてもよい。
上記実施形態のグロメット40a〜40eでは、外周面を凹凸形状にし、凸部45内に軟質部47を設けるようにしているが、これに限らない。例えば、グロメット40a〜40eの外周面を凹凸形状にせずに、基底部42内に軟質部47を設けるだけでもよいし、逆に、グロメット40a〜40eの外周面を凹凸形状にするが、凸部45内に軟質部47を設けないようにしてもよい。これらの場合であっても、ストリング12の張り方を変えることで異なる打球感が得られる。また、異なる打球感は得られないが、グロメット40a〜40eの外周面を凹凸形状にせず、且つ、基底部42内に軟質部47を設けないようにしてもよい。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
例えば、上記の実施形態では、本発明に係るラケットとして、テニス用ラケットを例に挙げているが、これに限らない。例えば、スカッシュ用ラケット、バドミントン用ラケット等に本発明を適用してもよい。また、上記の実施形態では、本発明に係るラケットとして、フレーム11内にストリング12が張設されたラケット1を例に挙げているが、これに限らず、ストリング12が張設されていないラケットでもよい。
1 ラケット、10 ヘッド、11 フレーム、12 ストリング、
13 ストリング孔(貫通孔)、14 カバー、20 グリップ、
30 シャフト、31 第1基端部、32a 第1分岐部、32 第2分岐部、
33 第1開口部、34 第2基端部、35a 第3分岐部、35b 第4分岐部、
36 第2開口部、40 グロメット、41 筒部、42 基底部、43 連通孔、
44 溝部、45 凸部、46 凹部、47 軟質部、48 柱、

Claims (4)

  1. グリップと、
    内周面から外周面まで貫通する貫通孔が複数設けられた環状のフレームと、
    前記グリップと前記フレームを連結するシャフトと、
    前記フレームの前記外周面に取り付けられるグロメットであって、前記フレームに設けられた複数の前記貫通孔にそれぞれ挿通される複数の筒部と、前記複数の筒部を連結し且つ各前記筒部内と連通する連通孔が複数設けられた基底部とを備え、前記筒部内及び前記連通孔にストリングを挿通可能なグロメットと、
    を有するラケットであって、
    前記ラケットの長手方向、又は、前記ラケットの打面上において前記長手方向に直交する方向を、第1方向としたときに、
    前記基端部は、前記第1方向の内側の端から外側の端に向かって、厚さが徐々に厚くなっていること
    を特徴とするラケット。
  2. 請求項1に記載のラケットであって、
    前記シャフトは、前記ラケットの打面に直交する方向から見て、前記グリップから前記フレームに向かう方向に二股に分岐し、
    当該分岐した部位が、前記ラケットの打面に沿う方向から見て、前記グリップから前記フレームに向かう方向に二股に分岐していること、
    を特徴とするラケット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のラケットであって、
    前記グロメットの前記基底部では、隣り合う前記筒部間に軟質部を有する部位と、隣り合う前記筒部間に前記軟質部よりも弾性変形し難い硬質部を有する部位とが、交互に並び、
    前記第2位置に比べて前記第1位置に近い前記基底部の部位が有する前記軟質部よりも、前記第1位置に比べて前記第2位置に近い前記基底部の部位が有する前記軟質部の方が大きいこと、
    を特徴とするラケット。
  4. グリップと、内周面から外周面まで貫通する貫通孔が複数設けられた環状のフレームと、前記グリップと前記フレームを連結するシャフトと、を有するラケットに取り付けられるグロメットであって、
    前記フレームに設けられた複数の前記貫通孔にそれぞれ挿通される複数の筒部と、前記複数の筒部を連結し且つ各前記筒部内と連通する連通孔が複数設けられた基底部とを備え、
    前記筒部内及び前記連通孔にストリングを挿通可能であり、
    前記ラケットの長手方向又は前記ラケットの打面上において前記長手方向に直交する方向を第1方向としたときに、
    前記基端部は、前記第1方向の内側の端から外側の端に向かって、厚さが徐々に厚くなっていること
    を特徴とするグロメット。
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