JP6162648B2 - 通信装置及び通信装置の起動方法 - Google Patents

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Description

本発明は外部から送信された電力波によって電力を得て駆動する通信装置に関する。
電源を持たない通信装置においては、外部の無線給電装置が送信する電力波を受信し、そこから通信装置自身の動作電力を生成するものがある。また、そのような通信装置は、当該通信装置内部に情報を保有し、通信装置動作時に外部へ向け信号波として情報信号を送信する機能を有するものがある。
そのような装置においては、信号波の送信に比較的大きな電力消費を伴う場合が多い。そのため、信号波の送信開始と同時に消費電力が増加し、通信装置の内部電圧降下が発生する場合がある。そして、内部電圧降下量が通信装置の内部回路の定格電圧を下回ると、通信装置が正常に動作することが困難な状態となり、誤動作が発生することがある。
このような誤動作の発生を防止する手段としては、内部電圧が定格電圧を下回る場合には、CPU等に対してリセット動作をかけ、内部回路の動作を停止させる方法がある。(特開平09−130999号公報)
特開平09−130999号公報
しかしながら、内部電圧が定格電圧を下回った場合にリセット動作をし、CPU等の内部回路の動作を停止するということは、通信装置においては、その間、信号波の送信が止まり、次の送信開始時期が遅延することを意味する。つまり、この方法によれば、通信装置の不安定動作を回避することが可能となるが、信号波送信開始時期の遅延によって、レスポンス速度の低下や通信範囲の減少等の性能低下に繋がるとの問題を有している。
そこで、本発明は、外部から送信された電力波によって電力を得て駆動する、いわゆる無線給電によって電力を得て駆動する通信装置において、通信装置の動作開始時期を遅延させることなく、安定して内部回路の動作を行うことができる通信装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の通信装置の一つは、通信装置内に電力波から供給される電力波系統を複数設け、該複数の電力波系統のうち、第1の電力波系統は、前記通信装置から信号を送信するための送信用素子を駆動するための回路に電源を供給するように接続し、他の電力波系統は、前記通信装置が送信する信号を生成するための信号生成部の各構成要素に接続され、前記信号生成部の各構成要素のインピーダンスを任意に設定することにより、前記信号生成部の各構成要の起動順序を任意に設定できる
本発明によれば、通信装置の動作開始時期を遅延させることなく、安定した動作を行う通信装置を提供することができる。
それ以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明における通信装置の全体構成図である。 1つの受信アンテナから分配トランスにより電力分配する通信装置の全体構成図である。 クロック再生回路を含む通信装置の全体構成図である。 受信アンテナを3つ以上備えた通信装置の全体構成図である。 受信素子にコイルを用いた通信装置の全体構成図である。 第2の電力波受信アンテナが第1の電力波受信アンテナの内部に備えられた通信装置の全体構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
なお、本発明における電力波系統とは、外部から送信された電力波を受信する受信素子から接続される電力または信号を伝達するための一連の接続を意味している。
(実施例1)
本実施例では、
外部から送信された電力波によって電力を得て駆動する通信装置であって、
該通信装置内に、前記電力波から得られた電力または信号を通信装置内に供給する電力波系統を複数設け、
該複数の電力波系統のうち、第1の電力波系統は、前記通信装置から信号を送信するための送信用素子を駆動するための回路に電源を供給するように接続され、
他の電力波系統は、前記通信装置が送信する信号を生成するための信号生成部に接続された通信装置
の例を説明する。
また、本実施例では、併せて、
前記信号生成部のインピーダンスが、前記送信用素子を駆動するための回路のインピーダンスより高く設定されたことを特徴とする通信装置の例についても説明する。
前記送信用素子を駆動するための回路の動作可能な電圧の下限値が、前記信号生成部の動作可能な電圧下限値よりも低く設定されたことを特徴とする通信装置の例についても説明する。
複数の電力波系統は、電力波を受信する複数の電力波受信用素子から、それぞれ接続されたものであることを特徴とする通信装置の例についても説明する。
電力波受信用素子は電力波受信用アンテナであり、送信用素子は送信用アンテナであることを特徴とする通信装置の例についても説明する。
本実施例は、比較的大きな電力消費を伴うことの多い信号波送信用の素子に対する電力供給をその他の部分と独立して設けることにより、安定して内部回路の動作を行うことができる通信装置を提供するものである。例えば、信号波送信時に消費電力が増加するような通信装置において、デジタル回路(例えば信号波生成回路)の安定した動作を得ることができるものである。
図1は本発明に係る通信装置の実施形態を示す図である。本実施例の通信装置は電力波受信素子として、第1の電力波受信アンテナ101を備える。該第1の電力波受信アンテナ101で得た電力は、以下に示す第1の電力波系統を通過する。まず、変換トランス104で任意の電圧に変換され、該変換トランス104の出力を第1の整流部100に入力する。該第1の整流部100では、前記第1の変換トランス104からの入力を整流ブリッジ102で整流する。該整流ブリッジ102の出力は安定化回路103により整流され、整流電圧Vddとなる。ここまでが、第1の電力波系統である。
また、本通信装置は、電力波受信素子として、第2の電力波受信アンテナ133も備える。該第2の電力波受信アンテナ133で得た電力は、以下に示す他の電力波系統を通過する。まず、変換トランス134で任意の電圧に変換する。そして、該変換トランス134の出力を第2の整流部130に入力する。該第2の整流部では、整流ブリッジ131で整流し、該整流ブリッジ131の出力は安定化回路132に依り整流され、整流電圧Vccとなる。ここまでが、他の電力波系統である。この電力系統による電力は、信号生成部120の電源として供給される。
また、本通信装置は、送信用素子として、信号波送信アンテナ111を備える。該信号波送信アンテナ111は変換トランス112を介して送信アンテナ駆動部110と接続される。該送信アンテナ駆動部110は、例えばFET113を用いて実現する。前記変換トランス112の1次側片端をFET113のドレイン端子に接続し、他端をVddに接続する。さらに、FET113のソース端子はグランドに接続し、FET113のゲート端子に送信信号を入力することで送信アンテナ111へ信号電流を流す。送信アンテナ111に信号電流が発生すると磁界が発生し、信号波が送信される。
送信信号は前記信号生成部120で生成される。該信号生成部120は、例えば信号情報を格納するROM122を備え、該ROM122は演算部121に接続される。さらに、演算部121には演算に用いるクロックを生成するクロック生成部124が接続される。また、前記演算部121は前記ROM122から読み出した信号情報を符号化し、送信信号として出力する。出力された送信信号は変調部123にて変調され、送信アンテナ駆動部110へ入力される。
また、信号生成部120の入力インピーダンスは送信アンテナ駆動部110の入力インピーダンスより高く設定されており、送信アンテナ駆動部110の動作可能な電圧の下限値は、信号生成部120の動作可能な電圧下限値より低く設定されている。
このように、本実施例によれば、電力波受信用アンテナを二つ設けることにより、電力波系統を2つ独立して設けている。そのため、第1の電力波系統を信号波送信用アンテナに信号電流を発生させるための消費電流の大きい回路(送信アンテナ駆動部110)に電源を供給し、その他の電力波系統を送信信号の生成や装置全体の制御等を行う消費電流の小さい回路(信号生成部120)へ独立した電源として供給することが可能となる。
そして、信号波の送信により送信アンテナ駆動回路110の電源電圧が降下した場合でも、送信信号生成部120の電源は前者と切り離されていることから、後者の電圧降下を抑制可能となる。すなわち、従来であれば信号波送信時の電圧降下により動作停止していた信号生成部120が継続動作可能となるのである。
つまり、本実施例によれば、送信アンテナ駆動部110の電源Vddと、信号生成部120の電源Vccとを分離することで、信号波送信によりVdd電圧が降下した場合においても、Vccの電圧降下を抑制することができ、信号生成部120の安定動作を得ることが可能となる。
さらに、Vccの供給が十分であるならば、本通信装置の動作可能性は、送信アンテナ駆動部110の入力定格下限値に依存することとなる。すなわち、送信アンテナ駆動部110はFET113のドレイン電流が得られれば動作可能であり、ドレイン電流はVccと比べて小さな電圧で発生可能であるから、アンテナ駆動回路を低電圧動作可能なものとすれば、送信アンテナ駆動部は低い入力電力で安定動作可能となる。その結果、全体として通信装置の安定性を高めることができる。
なお、図1に示す例では第1の電力波受信アンテナ101および第2の電力波受信アンテナ133を直列共振アンテナとしているが、これらを並列共振アンテナとしても良い。
また、信号波送信アンテナ111を並列共振アンテナとすることで、信号波送信アンテナ111のインピーダンスが上昇し、Vddの消費電流を低減することが出来る。
なお、信号波送信アンテナ111を直列共振アンテナとしても良い。
また、各送受信アンテナに変換トランスを接続していることで、各アンテナのインピーダンスを通信対象のインピーダンスに容易に整合可能となる。
なお、各アンテナに接続している変換トランス104、変換トランス112、および変換トランス134はインピーダンス変換、平衡不平衡変換、およびDCデカップリングの効果が得られるが、上記の効果が不要な場合は変換トランスを非実装とすることも可能であり、その場合変換トランスによる電力損失を低減できる。
また、送信アンテナ駆動部110はFET113の変わりにバイポーラトランジスタを用いても良い。この場合、FET駆動に必要なゲート電圧よりもバイポーラトランジスタ駆動に必要なベース電圧が低いため、送信アンテナ駆動部110は、信号生成部120が出力する送信信号がより低電圧となった場合でも動作可能となる。
また、演算部121で変調処理を実行可能な場合、変調部123は不要となり、部品削減による消費電力低減およびコスト低減が可能となる。
また、信号情報はROM122に格納したものを読み込むほか、本通信装置の外部からの入力によることも可能である。
また、本実施例では信号生成部の電源は全て整流部130から給電しているが、整流部130からの給電は信号生成部120の一部の回路もしくはICのみでも良い。整流部130の給電先を削減し負荷を低減させることで、受信アンテナ133が受信すべき電力が減少し、受信アンテナ133の寸法を縮小化することができる。
また、本実施例は信号波送信アンテナ111の変わりに、光信号を出力する映像表示装置や、音声信号を出力するスピーカのような、物理的信号を出力する素子(信号生成部120に対して消費電力の大きい素子)に置き換えても同様の効果が得られる。
(実施例2)
図2は、複数の電力波系統は、電力波を受信する一つの電力波受信素子に分配トランスを接続し、該分配トランスによって2つ以上に分配したものから、それぞれ接続されたものであることを特徴とする通信装置の実施例である。
実施例2は、より具体的には、実施例1と同様に整流部100、整流部130、信号波送信アンテナ111、送信アンテナ駆動部110、信号生成部120、および変換トランス112を備る。また、電力波受信アンテナ510および該電力波受信アンテナ510で受信した電力を分配する分配トランス511を備え、分配トランス511で分配した電力を整流部100および整流部130に入力する。
本実施例によれば、一つの電力波受信アンテナ510で2つの整流電源を得ることができ、コスト削減および部品実装面積削減が可能となる。
(実施例3)
図3は、他の電力波系統の少なくとも一つが、信号生成部内のクロック生成部に接続され、クロック再生回路によって電力波のクロックを再生して得たクロックを、前記通信装置のクロックとして用いることを特徴とする通信装置の実施例である。
実施例3は、より具体的には、実施例1と同様に第1の電力波受信アンテナ101、第1の整流部100、信号波送信アンテナ111、送信アンテナ駆動部110、信号生成部120、および変換トランス104、変換トランス112を備え、第2の電力波受信アンテナ133は、クロック再生回路201に接続する。クロック再生回路201では受信した電力波のクロックを再生し、演算部121へ入力する。演算部121ではクロック再生回路201から入力されるクロックにて演算処理を行う。
クロック再生回路201は、例えば図3に示すようにバイアス回路とリミッタ回路により実現することが出来る。第2の電力波受信アンテナ133が電力波を受信して出力する信号は、振幅が電力波強度に依存した差動信号となる。この差動信号はバイアス回路に入力することでバイアス電圧が加えられ、シングルエンド信号(クロック信号)として出力され、演算部に入力可能となる。また、差動信号およびクロック信号の振幅は電力波強度に依存するため、高強度の電力波を受信した際にクロック信号が演算部の入力定格を超える危険性がある。それを防止するためリミッタ回路を設け、クロック信号の振幅を制限する。
本実施例によれば、クロックを電力波から再生することで、消費電力が数十mWと比較的大きい発振器を不要とし、消費電力を削減することが出来る。
また、クロック再生回路201のインピーダンスを高くすることで、当該回路への入力電圧を早期に上昇させ、他回路の立ち上がりよりも早くクロックを確立することができ、装置の誤動作を防止することが出来る。
(実施例4)
図4は、他の電力波系統が複数設けられ、それぞれの他の電力波系統が個別の整流電圧を生成する個別の整流部に接続され、前記個別の整流部が信号生成部の各構成要素に接続されることにより、信号生成部の各構成要の起動順序を任意に設定できることを特徴とする通信装置の実施例である。
実施例4は、より具体的には、実施例1に加え、電力波受信アンテナを複数(電力波受信アンテナ333A、電力波受信アンテナ333B、電力波受信アンテナ333C)備え、それぞれのアンテナで受信した電力を伝達する変換トランス(変換トランス334A、変換トランス334B、変換トランス334C)および変換トランスからの電力を整流する整流部(整流部330A、整流部330B、整流部330C)を備え、各整流部からは個別の整流電圧(VccA、VccB、VccC)が生成され、信号生成部120の構成要素それぞれに個別に電力供給する。
本実施例によれば、信号生成部120の構成要素が個別に電力供給を受けることで、相互の消費電力増減の影響が低減される。
また、受信アンテナ333A、333B、333Cの寸法および周波数特性ならびに変換トランス334A、334B、334Cの巻数比を調整することにより、VccA、VccB、VccCを任意に設定することが可能であり、個別の電力波受信アンテナを利用するそれぞれの回路のインピーダンスを任意に設定することにより、回路の立ち上がり順序を任意に定めることが出来る。それにより、信号生成部の各構成要素の起動順序を任意に設定することができる。つまり、特定の電力波受信アンテナを利用する回路のインピーダンスを高く設定すれば、他の回路よりも早期に電源電圧を上昇させ、動作開始時期を早めることが出来る。
その結果、例えば、演算部へ電力供給するVccCの立ち上がりをVccAおよびVccBよりも遅らせることで、演算部を他構成要素が安定に動作した後で動作開始させることが可能となる。
仮に、変調部の立ち上がりが演算部より遅い場合、データが正常に送信されない可能性が生じるし、ROMの立ち上がりが演算部より遅い場合には、演算部が誤ったデータ読取る可能性が生じる。しかし、演算部の立ち上がりをROMおよび変調部の立ち上がりより遅く設定できれば、装置を安定に動作させることができるのである。
また、送信信号生成回路の一部、たとえば定格電圧の高い回路や安定動作が求められる回路にのみ個別に電力波受信アンテナを設けることで、当該アンテナが担う電力が低減し、より小型のアンテナで本発明が実現可能となる。
(実施例5)
図5は、電力波受信用素子が電力波受信用コイルであり、送信用素子が送信用コイルあることを特徴とする通信装置の実施例である。
実施例5は、より具体的には、実施例1における電力波受信アンテナ101、133および信号波送信アンテナ111の代わりに、電力波受信コイル410、430および信号波送信コイル420を備える。
本実施例によれば、コイルによる送受信回路が共振アンテナによる送受信回路のような共振周波数調整が不要であることから、設計が容易となり、また、送受信信号の周波数変動による特性劣化を減少させることが出来る。
(実施例6)
図6は、他の電力波系統に接続される電力波受信用素子が電力波受信用アンテナであり、該電力波受信用アンテナが、第1の電力波系統に接続される電力波受信用素子を構成する電力波受信用アンテナの内部に設けられたことを特徴とする通信装置、及び、電力波受信用アンテナが、非共振アンテナであることを特徴とする通信装置の実施例である。
実施例6は、より具体的には、実施例1における第2の電力波受信アンテナ133が、第1の電力波受信アンテナ101の内部に備えられたことを特徴とするものである。
電力波受信アンテナを複数備える場合、アンテナ数が増加することによりアンテナ実装面積が増加し、装置寸法が拡大してしまう。この解決手段として、図2に示すように第2の電力波受信アンテナ133を第1の電力波受信アンテナ101の内部に設置することでアンテナ実装面積を有効活用でき、装置の寸法拡大を防ぐことが出来る。
このため、第2の電力波受信アンテナ以外のその他の構成要素の一部もしくは全部を第1の電力波受信アンテナ内部に備えても良い。
このとき、第1の電力波受信アンテナ101と第2の電力波受信アンテナ133の寸法が近い場合、両アンテナ間の距離が小さくなり、両アンテナ間の電気的結合(相互インダクタンス、相互キャパシタンス)度合いが増加する。アンテナ間の電気的結合が増加すると、受信損失が増加しアンテナの受信特性が劣化する。
その解決手段として、例えば第1の電力波受信アンテナ101の寸法を数百mm程度とし、同じく第2の電力波受信アンテナ133の寸法を数十mm程度とすることで、外側のアンテナ(第1の電力波受信アンテナ101)と内側のアンテナ(第2の電力波受信アンテナ133)の間隔を拡大することができ、アンテナ間の電気的結合を低減、すなわちアンテナの受信特性劣化を防止することが出来る。
第2の電力波受信アンテナ133の寸法に関しては、アンテナ面積 ∝ アンテナ誘起電圧 ∝ √(アンテナ受信電力)、の関係が成り立つことから、例えば第2の電力波受信アンテナ133から電力を供給される回路の消費電力を、同じく第1の電力波受信アンテナ101から電力を供給される回路の消費電力の100分の1とすることで、アンテナ面積比を10分の1にすることができる。
また、実施例1に示したような、インダクタンスとキャパシタンスの共振を利用した共振アンテナにおいては、アンテナの受信特性が向上するが、共振周波数の許容幅が狭く(受信可能な周波数範囲が狭く)、実装する部品の定数誤差に大きく影響を受ける。そのため、装置製造後に共振周波数の調整を行う必要があり、製造工程の増加およびコスト増加を招く。
その解決手段として、図6では第2の電力波受信アンテナ133を非共振アンテナとしている。非共振アンテナは共振周波数を調整する必要が無く、調整工程が不要となる。このとき、第2の電力波受信アンテナから電力を供給される回路の消費電力を数mW以下に抑制することで、第2の電力波受信アンテナ133で受信すべき電力が減少し、アンテナ寸法を数十mmまで小型化しつつ非共振アンテナとすることが出来る。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例構成に置き換えることも可能である。更に、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
実施例1の説明でも述べたように、通信装置に含まれる様々な機能は、実施例に記載されたものに限定されるものではなく、様々な機能の付加、削除が可能である。さらに、機能を実現するための回路の構成等も実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が可能であることは言うまでもない。
100 第1の整流部
101 第1の電力波受信アンテナ
102 整流ブリッジ
103 安定化回路
104 変換トランス
110 送信アンテナ駆動部
111 信号波送信アンテナ
112 変換トランス
113 FET
120 信号生成部
121 演算部
122 ROM
123 変調部
124 クロック生成部
130 第2の整流部
131 整流ブリッジ
132 安定化回路
133 第2の電力波受信アンテナ
134 変換トランス
201 クロック再生回路
330A 整流部
330B 整流部
330C 整流部
333A 電力波受信アンテナ
333B 電力波受信アンテナ
333C 電力波受信アンテナ
334A 変換トランス
334B 変換トランス
334C 変換トランス
410 電力波受信コイル
420 信号波送信コイル
430 電力波受信コイル
510 電力波受信アンテナ
511 分配トランス

Claims (11)

  1. 外部から送信される電力波によって電力を得て駆動する通信装置であって、
    該通信装置内に、前記電力波から得られる電力または信号を前記通信装置内に供給する電力波系統を複数設け、
    該複数の電力波系統のうち、第1の電力波系統は、前記通信装置から信号を送信するための送信用素子を駆動するための回路に接続され、
    他の電力波系統は、前記通信装置が送信する信号を生成するための信号生成部の各構成要素に接続され、前記信号生成部の各構成要素のインピーダンスを任意に設定することにより、前記信号生成部の各構成要素の起動順序を任意に設定できることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記他の電力波系統は複数設けられ、それぞれが個別の整流電圧を生成する個別の整流部に接続され、前記個別の整流部が前記信号生成部の前記各構成要素に接続されることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置であって、
    前記送信用素子を駆動するための回路の動作可能な電圧の下限値が、前記信号生成部の動作可能な電圧下限値よりも低く設定されたことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記複数の電力波系統は、電力波を受信する一つの電力波受信用素子に分配トランスを接続し、該分配トランスによって2つ以上に分配したものから、それぞれ接続されることを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記複数の電力波系統は、前記電力波を受信する複数の電力波受信用素子から、それぞれ接続されることを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記他の電力波系統の少なくとも一つは、前記信号生成部内のクロック生成部に接続され、クロック再生回路によって前記電力波のクロックを再生して得たクロックを、前記通信装置のクロックとして用いることを特徴とする通信装置。
  7. 請求項4または5に記載の通信装置であって、
    前記電力波受信用素子は電力波受信用アンテナであり、前記送信用素子は送信用アンテナであることを特徴とする通信装置。
  8. 請求項4または5に記載の通信装置であって、
    前記電力波受信用素子は電力波受信用コイルであり、前記送信用素子は送信用コイルあることを特徴とする通信装置。
  9. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記他の電力波系統に接続される前記電力波受信用素子が電力波受信用アンテナであり、該電力波受信用アンテナが、第1の電力波系統に接続される電力波受信用素子を構成する電力波受信用アンテナの内部に設けられたことを特徴とする通信装置。
  10. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記電力波受信用アンテナが、非共振アンテナであることを特徴とする通信装置。
  11. 外部から送信される電力波によって電力を得て駆動する通信装置において、
    該通信装置内に、前記電力波から得られる電力または信号を前記通信装置内に供給する電力波系統を複数設け、
    該複数の電力波系統のうち、第1の電力波系統は、前記通信装置から信号を送信するための送信用素子を駆動するための回路に電源を供給するように接続し、
    他の電力波系統は、前記通信装置が送信する信号を生成するための信号生成部の各構成要素に接続し、前記信号生成部の各構成要素のインピーダンスを任意に設定することにより、前記信号生成部の各構成要素の起動順序を任意に設定する通信装置の起動方法。
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