JP3519520B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP3519520B2
JP3519520B2 JP29106295A JP29106295A JP3519520B2 JP 3519520 B2 JP3519520 B2 JP 3519520B2 JP 29106295 A JP29106295 A JP 29106295A JP 29106295 A JP29106295 A JP 29106295A JP 3519520 B2 JP3519520 B2 JP 3519520B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、携帯可
能な無線通信機能を有する無電池式の無線カードと無線
カードリーダ・ライタ(通信装置)との間で無線による
送受信を行なうことにより、無線カードリーダ・ライタ
から無線カードに対して電力の送信やデータの送信およ
び受信を行なうとともに、無線カードから無線カードリ
ーダ・ライタに対してデータの送信および受信を行なう
無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ほぼ名刺サイズの長方形なカード
状のICカードによって構成された無線カードが開発さ
れ、この無線カードを無線カードリーダ・ライタの前に
かざすことで、非接触により無線カードリーダ・ライタ
との間で送受信を行なうことにより、データなどを授受
する無線通信システムがある。この無線カードには、半
導体メモリなどの記憶素子を含む制御手段(CPU)が
搭載されており、記憶素子に適宜なデータを記憶させて
おくことにより、IDカード(個人識別カード)や定期
券などとして用いることが可能となる。
【0003】従来の無線カードにあっては、搭載される
回路素子の動作電源となる電池を搭載するようにしたも
のがあるが、電池の寿命および電池交換のためのコスト
などが問題となっていた。
【0004】そこで、無線カードに電池などを搭載する
ことなく、無線カードリーダ・ライタから送信される電
波を無線カードで受信し、この受信電波を整流して動作
電源用の直流電力を得る技術が提案されている。その1
つの方法は、無線カードリーダ・ライタから、電力送信
用の電力波をデータ信号で変調して、1つの周波数信号
で電力およびデータをそれぞれ無線カードに送信するも
のである。他の方法は、無線カードリーダ・ライタか
ら、電力送信用の電力波と、これとは異なる周波数でデ
ータ送信用のデータ波との2つの周波数信号により、無
線カードに対して電力およびデータをそれぞれ送信する
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電力波をデータ信号で
変調した1つの周波数信号を用いる方法にあっては、無
線カード側でのデータ信号の復調が比較的に簡単であ
る。しかるに、同一周波数を用いた複数の無線通信シス
テムが近接して設けられた場合、たとえば、無線カード
を定期券として、その改札を行なう複数の改札装置が並
設された場合などにあっては、近接した他の改札装置か
らの電力波の影響を受け易く、遮蔽などの対応策が必要
となるという不具合があった。
【0006】また、電力波とデータ波を異なる周波数で
送信する方法にあっては、データ波に比較して電力波が
極めて大きな電力(たとえば10の7乗倍の電力)であ
り、無線カード側でデータ波を受信するアンテナでは、
大きな電力の電力波に微弱な電力のデータ波が重畳され
た信号を受信することとなる。
【0007】ところが、電力波からデータ波を抽出する
実用的技術が確立していない現状にある。データ波を抽
出するために、コイル素子を用いたものが容易に考えら
れるが、コイル素子は形状寸法が大きく、無線カードに
搭載する素子として適していない。
【0008】また、無線カードに搭載する回路を1チッ
プIC(集積回路)化するにも、コイル素子は適してい
ない。さらに、従来は、無線カードから無線カードリー
ダ・ライタへの応答波としては、電力波の第1の周波数
を逓倍した高周波を用いるのが一般的であり、逓倍回路
による不要輻射への対策を必要としていた。
【0009】また、無線カードリーダ・ライタから、電
力波とデータ波を異なる周波数で送信する方法にあって
は、無線カードに、電力波とデータ波をそれぞれ受信す
るアンテナを配設するのに充分なスペースが得られない
という不具合があった。
【0010】そして、無線カードリーダ・ライタから
は、データ波に比較して電力波が極めて大きな電力で送
信されるが、無線カードで充分な動作電源容量を確保す
るには電力波を効率よく受信しなければならず、そけだ
けで無線カードで必要となる電力波用アンテナの外径寸
法が大きなものとなり、その配置が困難である。
【0011】そこで、本発明は、従来の逓倍回路などを
用いたものに比べて不要輻射が少なく、不要輻射防止の
ための部材を必要としない無線通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、無線カードにおいてデー
タ波および応答波を1つのアンテナで送受信できる無線
通信システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムは、外部の通信装置と無線カードとの間で無線による
送受信を行なう無線通信システムであって、前記通信装
置は、前記無線カードに対して第1の周波数で大きな電
力で無変調の電力波、および、前記第1の周波数を分周
した前記第1の周波数よりも低い第2の周波数で微弱な
電力をデータ信号でASK変調したデータ波をそれぞれ
送信するとともに、前記無線カードから送信される応答
波を受信し、前記無線カードは、前記通信装置から送信
される電力波を電力波用アンテナで受信し、この受信し
た電力波を整流回路で直流電力に変換して動作電源とす
るとともに、前記受信した電力波の一部を分周回路で分
周することにより前記第2の周波数として変調回路に与
え、かつ、前記通信装置から送信されるデータ波をデー
タ波用アンテナで受信し、この受信したデータ波を制御
手段により切換制御される送受信切換スイッチを介して
復調回路に与えてデータ信号に復調し、この復調された
データ信号を前記制御手段に与え、前記制御手段は応答
信号を前記変調回路に与えて前記分周回路から与えられ
た前記第2の周波数を応答信号でASK変調することに
より応答波を生成し、この生成した応答波を前記送受信
切換スイッチを介して前記データ波用アンテナから前記
通信装置に対して送信するように構成し、かつ、前記復
調回路は、前記データ波用アンテナで受信される大きな
電力の電力波に重畳される微弱な電力のデータ波を抽出
する抽出回路を有し、この抽出回路をB級またはC級で
動作する増幅回路を用いて構成したことを特徴とする。
【0014】
【0015】本発明の無線通信システムによれば、無線
カードからの応答波に、電力波の第1の周波数を分周し
た低い第2の周波数を用いることにより、従来の逓倍回
路などを用いるものに比べて不要輻射が少なく、不要輻
射防止のための部材を必要としない。しかも、データ波
と応答波は、ともに電力波の第1の周波数を分周した第
2の周波数を用いることにより、無線カードにおいてデ
ータ波と応答波を1つのアンテナで送受信でき、特に小
形化を要望される無線カードに好適である。
【0016】また、本発明の無線通信システムによれ
ば、電力波に重畳されたデータ波を、周波数が高いほど
利得が低下する増幅回路を用いて抽出することにより、
高い周波数の電力波が抑圧され、低い周波数のデータ波
が高い利得で増幅され、増幅回路の段数を適宜に設ける
ことで、データ波の電力波に対する相対比率を適宜な大
きさにまで改善でき、整形回路によるデータ波からデー
タ信号の復調が容易である。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
る無線通信システムの構成を示すである。この無線通信
システムは、非接触で通信を行なう通信装置としての無
線カードリーダ・ライタ10と無線カード20とから構
成される。無線カードリーダ・ライタ10からは、連続
した無変調の大きな電力で第1の周波数の電力波f1 、
および、データ信号によりASK変調された微弱な電力
で第1の周波数よりも低い第2の周波数のデータ波f2
が、それぞれ電力波用アンテナ11、データ波用アンテ
ナ12を介して無線カード20に対して送信される。
【0021】ここに、電力波f1 の第1の周波数は、た
とえば、13.56MHzであり、データ波f2 の第2
の周波数は、たとえば、第1の周波数を1/4分周した
3.39MHzである。また、電力波f1 は、データ波
f2 に対して、たとえば、10の7乗倍の電力で送信さ
れる。
【0022】無線カード20は、第1のコイルL1と第
1のコンデンサC1との並列回路からなる電力波用アン
テナ21、電源生成用の整流回路22、分周回路23、
第2のコイルL2と第2のコンデンサC2との並列回路
からなるデータ波用アンテナ24、送受信切換スイッチ
25、復調回路26、変調回路27、および、制御手段
としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト)28によって構成されている。
【0023】すなわち、無線カード20において、電力
波用アンテナ21で受信された電力波f1 は、整流回路
22で整流されて直流電圧となり、これが動作電源+B
として用いられる。また、電力波用アンテナ21で受信
された電力波f1 の一部は、分周回路23に送られ、こ
こで、たとえば、1/4分周された分周信号としての第
2の周波数が生成され、変調回路27に送られる。
【0024】変調回路27には、CPU28から無線カ
ードリーダ・ライタ10に対する応答信号が入力され、
この応答信号でASK変調された第2の周波数が図6に
示すごとき応答波f3 として送受信切換スイッチ25に
送られる。また、データ波用アンテナ24で受信された
データ波を含む入力信号が送受信切換スイッチ25を介
して復調回路26に送られ、データ波が適宜に抽出され
るとともに、波形整形されてデータ信号として復調さ
れ、CPU28に送られる。
【0025】なお、データ波用アンテナ24は、LC共
振回路であり、その共振周波数をデータ波f2 の第2の
周波数に設定することで、電力波f1 の受信がデータ波
f2の受信に比べて抑圧されるが、アンテナのQ特性が
急峻でないために、データ波f2 のみを抽出するには充
分とは言い難い。
【0026】そして、送受信切換スイッチ25には、C
PU28から送受信切換信号が入力されることにより、
データ波用アンテナ24からの入力を復調回路26に伝
達したり、あるいは、変調回路27からの変調された応
答波f3 をデータ波用アンテナ24から無線カードリー
ダ・ライタ10に向けて送信するよう伝達すべく、適宜
に切換え制御される。
【0027】復調回路26は、たとえば、受信したデー
タ波を抽出する抽出回路26a、および、抽出されたデ
ータ波信号を波形整形してデータ信号を復調出力する整
形回路26bによって構成されている。
【0028】なお、無線カード20の回路部材は、電力
波用アンテナ21を形成する第1のコイルL1、およ
び、データ波用アンテナ24を形成する第2のコイルL
2を除いて、1チップIC29化されている。
【0029】図2は、復調回路26における抽出回路2
6aの構成を詳細に示している。すなわち、データ波用
アンテナ24からのデータ波信号は、入力端31に入力
される。入力端31は、直流阻止用コンデンサC3を介
して第1の増幅回路32のNPN形トランジスタT1の
ベースに接続される。トランジスタT1のコレクタは、
コレクタ抵抗R1とコレクタコンデンサC4との並列回
路を介して動作電源+Bに接続される。トランジスタT
1のエミッタは、エミッタ抵抗R2とエミッタコンデン
サC5の並列回路を介して接地される。トランジスタT
1のコレクタとベースとがバイアス抵抗R3を介して接
続されるとともに、トランジスタT1のコレクタは、直
流阻止用コンデンサC6を介して第2の増幅回路33の
NPN形トランジスタT2のベースに接続される。
【0030】トランジスタT2のコレクタは、コレクタ
抵抗R4とコレクタコンデンサC7との並列回路を介し
て動作電源+Bに接続されるとともに、トランジスタT
2のエミッタは接地される。トランジスタT2のコレク
タとベースとがバイアス抵抗R5を介して接続されると
ともに、トランジスタT2のベースはバイアス抵抗R6
を介して接地される。トランジスタT2のコレクタは、
直流阻止用コンデンサC8を介して、第3の増幅回路3
4のNPN形トランジスタT3のベースに接続される。
【0031】トランジスタT3のコレクタは、コレクタ
抵抗R7とコレクタコンデンサC9との並列回路を介し
て動作電源+Bに接続されるとともに、トランジスタT
3のエミッタは接地される。トランジスタT3のベース
は、バイアス抵抗R8を介して動作電源+Bに接続され
るとともに、バイアス抵抗R9を介して接地される。ト
ランジスタT3のコレクタは、直流阻止用コンデンサC
10を介して第4の増幅回路35のNPN形トランジス
タT4のベースに接続される。
【0032】トランジスタT4のコレクタは、コレクタ
抵抗R10とコレクタコンデンサC11との並列回路を
介して動作電源+Bに接続されるとともに、トランジス
タT4のエミッタは接地される。トランジスタT4のコ
レクタとベースとがバイアス抵抗R11を介して接続さ
れるとともに、トランジスタT4のコレクタは、抵抗R
12を介して出力端36に接続される。
【0033】このような構成の抽出回路29において、
第1〜第4の増幅回路32,33,34,35は、B級
またはC級として動作するようにバイアス設定がなされ
ている。そこで、入力端31に与えられる入力信号は、
大きな電力b1 の電力波f1に微弱な電力d1 のデータ
波f2 が重畳された図3(a)に示すようなものである
が、第1の増幅回路32のB級またはC級の増幅動作に
より、データ波f2 が高い利得で増幅され、電力波f1
はこれよりも小さい利得で増幅される。
【0034】この結果、第1の増幅回路32の増幅出力
としては、図3(b)に示すように、データ波f2 の電
力がD1 まで増幅され、電力波f1 との電力の相対比率
が改善される。そこで、第2,第3,第4の増幅回路3
3,34,35で同様に増幅することで、よりデータ波
f2 の電力が増幅されて、電力波f1 との相対比率が大
幅に改善され得る。
【0035】なお、第1,第4の増幅回路32,35に
おいて、トランジスタT1,T4の各ベースをバイアス
抵抗を介して接地してもよい。また、第2,第3,第4
の増幅回路33,34,35において、トランジスタT
2,T3,T4の各エミッタをエミッタ抵抗を介して接
地し、バイアス電圧をよりC級動作となるように設定し
てもよい。
【0036】さらに、抽出回路26aを構成する第1〜
第4の増幅回路32,33,34,35は、いずれかの
回路が省かれていてもよく、また、いずれかの回路が重
複していてもよい。要は、入力される電力波f1 と、そ
れに重畳されるデータ波f2の電力の相対比率に応じて
適宜に増幅回路の段数を設定すればよい。したがって、
1段の増幅回路で抽出回路26aが構成されていてもよ
い。
【0037】また、第1〜第4の増幅回路32,33,
34,35の各トランジスタT1,T2,T3,T4の
コレクタには、コレクタコンデンサC4,C7,C9,
C11が設けられており、これらの増幅回路特性は、図
4に示すように、所定周波数以上の周波数信号に対し
て、高い周波数ほど利得が低下する。そこで、データ波
f2 の第2の周波数を、周波数に対して利得が低下する
付近に設定することで、高い周波数の電力波f1 の利得
を低下させて増幅を抑圧し、低い周波数のデータ波f2
を高い利得で増幅し得る。このような増幅回路特性から
も、電力波f1 からデータ波f2 を抽出し得る。
【0038】ところで、第1の増幅回路32にあって
は、エミッタ抵抗R2が設けられており、トランジスタ
T1が導通するとエミッタ電位が上昇し、電圧負帰還が
作用する。また、バイアス抵抗R3がトランジスタT1
のベースとコレクタ間を接続しているので、トランジス
タT1が導通するとコレクタ電位が下降し、これに伴い
ベース電位も下降する。よって、電流負帰還が作用す
る。したがって、第1の増幅回路32は、電圧と電流負
帰還がともに作用し、トランジスタT1の飽和が回避さ
れる。また、第2,第4の増幅回路33,35にあって
は、バイアス抵抗R5,R11により電流負帰還が作用
し、トランジスタT2,T4の飽和が回避される。これ
により、データ波f2 が歪んだり、飽和により検出不能
となるようなことがない。
【0039】上述のごとき、第1〜第4の増幅回路3
2,33,34,35の各増幅動作により、抽出回路2
6aは、図5(a)に示すような入力信号に対して、図
5(b)に示すような信号が出力端36に出力される。
すなわち、電力波f1 の電力b1 に対してデータ波f2
の電力d1 であった入力が、電力波f1 の電力B4 に対
してデータ波f2 の電力D4 となり、データ波f2 の電
力の相対比率が大きなものとなる。そこで、図5(b)
に示すような抽出回路26aの出力を、適宜に整形回路
26bで波形整形することで、容易に図5(c)に示す
ようなデータ信号を復調できる。
【0040】なお、上記説明では、第1〜第4の増幅回
路32,33,34,35の各増幅素子としてNPN形
トランジスタT1,T2,T3,T4を用いているが、
増幅素子として電界効果トランジスタを用いてもよい。
電界効果トランジスタを用いることで、増幅回路自体に
よる消費電力を抑制することができ、動作電源の容量に
充分な余裕を与えることができるとともに、1チップI
C化するのにも好適である。
【0041】次に、無線カード20の構造について、図
7を参照して詳細に説明する。無線カード20は、図7
に示すごとく、電波を透過する部材たとえば誘電体で形
成された名刺大の長方形の基板41上に組み立てられて
いる。すなわち、基板41の表面が短辺側で3つに短冊
状に区分された中央区分P2 に、第1のコイルL1およ
び第2のコイルL2が配置される。第1,第2のコイル
L1,L2はともに、偏平な長方形状に形成され、第1
のコイルL1で囲まれる内側に第2のコイルL2が同一
平面上で2重の輪となるようにほぼ同心上に配置され
る。
【0042】また、基板41の表面で、一方の長辺側の
区分P3 には、グランド箔42が設けられ、このグラン
ド箔42上に1チップIC29が設置されている。1チ
ップIC29および第1,第2のコイルL1,L2は、
基板41の表面と裏面に設けた接続線43,43,…お
よび基板41の表面と裏面とを電気的接続するためのス
ルーホール(図示せず)により適宜に接続される。
【0043】なお、第1,第2コイルL1,L2および
グランド箔42および接続線43,43,…は、たとえ
ば、導電箔のエッチングや導電金属の蒸着などにより形
成される。
【0044】さらに、基板41の表面および裏面には、
図8(b)に示すように、絶縁層44,45がそれぞれ
積層形成されて、第1,第2のコイルL1,L2を含む
回路部材が全て密封されている。また、グランド箔42
が設けられた長辺側とは異なる他方の長辺側の区分P1
に臨んで、磁気記録層46が一方の絶縁層44または4
5の表面に配設される。このようにして、無線カード2
0は、全体として外形が名刺大の長方形のカード状に形
成される。
【0045】このような構成において、基板41および
絶縁層44,45は、電磁波を透過させるため、図9に
示すように、無線カード20を手30に持って、無線カ
ード20の表面または裏面を無線カードリーダ・ライタ
10に向けてかざすことで、無線カードリーダ・ライタ
10からの電力波f1 を中央部の第1のコイルL1を含
む電力波用アンテナ21で受信し、データ波f2 を第2
のコイルL2を含むデータ波用アンテナ24で受信し、
無線カード20として機能する。
【0046】ここで、無線カード20を無線カードリー
ダ・ライタ10にかざす際には、無線カード20の名刺
大の長方形の形状から、図9に示すように、手30で長
辺側を持って保持される場合が多い。この結果、短辺側
で3つに区分した中央区分P2 に配設された第1,第2
のコイルL1,L2が、手30の指などで覆われる虞れ
が少なく、それだけ電力波f1 およびデータ波f2 を確
実に受信し得る。
【0047】また、第1のコイルL1を大きな形状とし
たので、それだけ電力波f1 を効率よく受信でき、無線
カード20の動作電源の容量を大きなものとすることが
でき、無線カード20の動作が確実になされる。
【0048】そして、第1のコイルL1および第2のコ
イルL2を同一平面上で2重の輪となるように、一方の
コイルで囲まれる内側に他方のコイルを配設すること
で、隣に並べて配設した場合の一方のコイルが指などで
覆われ、他方のコイルのみが電力波f1 またはデータ波
f2 を受信できるようなことがなく、第1および第2の
コイルL1,L21の各受信状況はほぼ同様となる。
【0049】さらに、無線カード20の回路部材が密封
されるように、絶縁層44,45が積層形成されるの
で、コイルの断線や回路短絡などの電気的事故が生じに
くく、また、耐久性に富む。しかも、第1,第2のコイ
ルL1,L2などをエッチングや蒸着で構成すれば、安
価に大量に製造するのに好適である。
【0050】そして、無線カード20を例えば定期券な
どとして用いるならば、一方の絶縁層44または45の
表面に、通用期間および通用区間などが適宜に印刷さ
れ、また、磁気記録層46に上記通用期間および通用区
間などのデータが適宜に記録され、さらに、同様にCP
U28の記憶素子に上記通用期間および通用区間などの
データが適宜に記憶される。
【0051】すると、駅の自動改札装置などに無線カー
ドリーダ・ライタ10が設置されていれば、非接触にて
検札行為が実行され、また、無線カードリーダ・ライタ
10が設置されずに磁気読取装置などが設置されている
ならば、磁気記録層46に記録されたデータを用いて検
札行為を実行させ、かかる自動改札装置も設置されてい
なければ、表面に印刷された文字データにより検札行為
を行なうことができる。
【0052】なお、上記説明では、第1のコイルL1お
よび第2のコイルL2を偏平な長方形状として中央区分
に配設したが、磁気記録層46が設けられないならば、
1チップIC29が搭載される場所以外の基板41の表
面全体で中央部を囲むように第1,第2のコイルL1,
L2を配設してもよい。
【0053】また、第1のコイルL1および第2のコイ
ルL2は、基板41の短辺側で3つに均等に区分された
中央区分に必ずしも設けなくてもよく、中央部に配設さ
れればよい。さらに、第1のコイルL1および第2のコ
イルL2が基板41の表面と裏面にそれぞれ設けられて
いてもよい。
【0054】以上説明したように、上記実施形態の無線
通信システムによれば、無線カードからの応答波に、電
力波の第1の周波数を分周した低い第2の周波数を用い
ているので、従来の逓倍回路などを用いるものに比べて
不要輻射が少なく、不要輻射防止のための部材を必要と
しない。しかも、データ波と応答波は、ともに電力波の
第1の周波数を分周した第2の周波数を用いるので、デ
ータ波と応答波を1つのアンテナで送受信できる。した
がって、特に小形化を要望される無線カードに好適であ
る。
【0055】また、上記実施形態の無線通信システムに
よれば、電力波に重畳されたデータ波を、周波数が高い
ほど利得が低下する増幅回路を用いて抽出するので、高
い周波数の電力波が抑圧され、低い周波数のデータ波が
高い利得で増幅され、増幅回路の段数を適宜に設けるこ
とで、データ波の電力波に対する相対比率を適宜な大き
さにまで改善でき、整形回路によるデータ波からデータ
信号の復調が容易である。
【0056】また、上記実施形態の無線通信システムに
よれば、電力波に重畳されたデータ波を、B級またはC
級で動作する増幅回路を用いて抽出するので、電力の大
きい電力波が抑圧され、電力波の包絡線に重畳される微
弱なデータ波が高い利得で増幅され、増幅回路の段数を
適宜に設けることで、データ波の電力波に対する相対比
率を適宜な大きさにまで改善でき、整形回路によるデー
タ波からデータ信号の復調が容易である。
【0057】さらに、上記実施形態の無線通信システム
によれば、無線カードリーダ・ライタと無線カードとの
間で送受信されるデータ波と応答波で、ともにASK変
調を用いているので、信号を復調するための回路が極め
て簡単なものとなる。さらに、抽出回路としての増幅回
路を、コイル素子を含まずに形成するので、寸法の大き
なコイル素子を必要としないだけ回路を小形化できる。
しかも、IC化が容易である。
【0058】また、上記実施形態の無線カードによれ
ば、カードの中央部に、電力波を受信する電力波用アン
テナを形成する第1のコイル、および、データ波を受信
するデータ波用アンテナを形成する第2のコイルを2重
の輪となるように配設したので、無線カードリーダ・ラ
イタにかざす際に、本カードを保持する指などで第1の
コイルおよび第2のコイルが覆われる虞れが少なく、し
かも、第1のコイルおよび第2のコイルはほぼ同様の受
信状況となり、双方のコイルの受信状況が大幅に異なる
ようなことはない。さらに、電磁波を透過させる基板上
に第1のコイルおよび第2のコイルが設けられているの
で、いずれの面を無線カードリーダ・ライにかざしても
通信を行なうことができる。
【0059】また、上記実施形態の無線カードによれ
ば、第1のコイルおよび第2のコイルを偏平な長方形状
として、名刺大の長方形の基板の短辺側で3つに区分し
た中央区部に配置したので、本カードを保持する指など
で第1のコイルおよび第2のコイルが覆われる虞れがな
い。
【0060】また、上記実施形態の無線カードによれ
ば、基板の同一平面上で第1のコイルに囲まれる内側に
第2のコイルを配置したので、電力波をより効率よく受
信することができ、それだけ動作電源の容量を大きなも
のにでき、動作を確実になし得る。
【0061】さらに、上記実施形態の無線カードによれ
ば、第1のコイルおよび第2のコイルを含む回路部材が
絶縁層により密封されるので、コイルの断線や回路の短
絡などの電気的事故が生じにくく、また、耐久性に富
む。そして、CPUの記憶素子に記憶されているデータ
と同じ内容などを、絶縁層の表面に設けた磁気記録層に
記録することで、無線通信システムの無線カードとして
のみならず、磁気読取装置との間でデータの読取りなど
がなされる磁気カードとしても用いることができる。
【0062】また、上記実施形態の無線カードにおける
復調回路の抽出回路によれば、増幅回路がB級またはC
級として動作するので、電力波に重畳されるデータ波が
電力波よりも高い利得で増幅され、電力波に対するデー
タ波の電力の相対比率が改善され、データ波を抽出し易
くなる。しかも、コイル素子を回路構成要素として含ん
でおらず、それだけ回路を小形に構成することができる
とともに、回路のIC化に好適である。したがって、無
線カードに搭載される回路のように、寸法的制約がある
とともに1チップIC化が望まれる回路を構成する抽出
回路として最適である。
【0063】また、上記実施形態の抽出回路によれば、
増幅回路が高い周波数ほど利得が低下する特性を有する
ので、高い周波数の電力波は低い利得となり、それより
も低い周波数のデータ波は高い利得となる。この結果、
増幅出力は、電力波に対するデータ波の電力の相対比率
が改善され、データ波を抽出し易くなる。
【0064】さらに、上記実施形態の抽出回路によれ
ば、電力波に対してデータ波の電力の相対比率を大きく
する増幅回路を複数段接続するので、最初の入力の電力
波とデータ波の電力の相対比率に応じて段数を適宜に設
定することで、容易にデータ波を抽出し得る相対比率と
なし得る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来の逓倍回路などを用いたものに比べて不要輻射が少な
く、不要輻射防止のための部材を必要としない無線通信
システムを提供できる。
【0066】また、本発明によれば、無線カードにおい
てデータ波および応答波を1つのアンテナで送受信でき
る無線通信システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信システムの
構成を示すブロック図。
【図2】復調回路における抽出回路の具体的な構成例を
示す回路図。
【図3】抽出回路による増幅動作の一例を示す波形図。
【図4】抽出回路の増幅回路が有する周波数対利得の特
性図。
【図5】抽出回路の動作を説明するための波形図。
【図6】無線カードから送信される応答波の一例を示す
波形図。
【図7】無線カードの構造を説明するための図で、
(a)は表面図、(b)は裏面図。
【図8】無線カードを構成する基板の両面に絶縁層を積
層することを説明する図で、(a)は積層後の縦断側面
図、(b)は分解斜視図。
【図9】無線カードの使用状態の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10……無線カードリーダ・ライタ(通信装置)、11
……電力波用アンテナ、12……データ波用アンテナ、
20……無線カード、21……電力波用アンテナ、22
……整流回路、23……分周回路、24……データ波用
アンテナ、25……送受信切換スイッチ、26……復調
回路、26a……抽出回路、26b……整形回路、27
……変調回路、28……CPU(制御手段)、29……
1チップIC、32〜35……増幅回路、L1……第1
のコイル、L2……第2のコイル、T1〜T4……トラ
ンジスタ、C1〜C11……コンデンサ、R1〜R12
……抵抗、41……基板、43……接続線、44,45
……絶縁層、46……磁気記録層、f1 ……電力波、f
2 ……データ波、f3 ……応答波。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 涼 東京都北区滝野川7丁目5番11号 株式 会社ヨコオ内 (72)発明者 矢野 工 東京都北区滝野川7丁目5番11号 株式 会社ヨコオ内 (56)参考文献 特開 平7−123120(JP,A) 特開 昭64−46178(JP,A) 特開 平7−239922(JP,A) 実開 昭63−194771(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の通信装置と無線カードとの間で無
    線による送受信を行なう無線通信システムであって、 前記通信装置は、前記無線カードに対して第1の周波数
    で大きな電力で無変調の電力波、および、前記第1の周
    波数を分周した前記第1の周波数よりも低い第2の周波
    数で微弱な電力をデータ信号でASK変調したデータ波
    をそれぞれ送信するとともに、前記無線カードから送信
    される応答波を受信し、 前記無線カードは、前記通信装置から送信される電力波
    を電力波用アンテナで受信し、この受信した電力波を整
    流回路で直流電力に変換して動作電源とするとともに、
    前記受信した電力波の一部を分周回路で分周することに
    より前記第2の周波数として変調回路に与え、かつ、前
    記通信装置から送信されるデータ波をデータ波用アンテ
    ナで受信し、この受信したデータ波を制御手段により切
    換制御される送受信切換スイッチを介して復調回路に与
    えてデータ信号に復調し、この復調されたデータ信号を
    前記制御手段に与え、前記制御手段は応答信号を前記変
    調回路に与えて前記分周回路から与えられた前記第2の
    周波数を応答信号でASK変調することにより応答波を
    生成し、この生成した応答波を前記送受信切換スイッチ
    を介して前記データ波用アンテナから前記通信装置に対
    して送信するように構成し、 かつ、前記復調回路は、前記データ波用アンテナで受信
    される大きな電力の電力波に重畳される微弱な電力のデ
    ータ波を抽出する抽出回路を有し、この抽出回路をB級
    またはC級で動作する増幅回路を用いて構成 したことを
    特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記増幅回路をトランジスタ、抵抗およ
    びコンデンサによって構成したことを特徴とする請求項
    記載の無線通信システム。
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