JP6162006B2 - リンク作動装置 - Google Patents
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基端側の平面部の外形よりも先端側の平面部の外形を小さくすることで、先端側カバー部材の先端側部分の移動量が小さくなる。それにより、リンク作動装置を設置する架台等の、リンク作動装置の周辺にある部材に先端側カバー部材が干渉することを防止できる。
平面部が正方形であると、外観が良い。また、正方形の辺の長さと円の直径とが同じである場合、正方形の方が円よりも面積が広いため、平面部が正方形であると、リンク作動装置本体の動作に伴う先端側カバーの変形が、外周部だけでなく平面部でも起き易い。そのため、先端側カバーの屈曲抵抗がより小さくなる。
ターポリンは、耐候性や強度に優れ、安価に製作できるため、先端側カバー部材の材料に適する。
2つの平面部の円周方向位相を互いに異ならせることで、2つの平面部をつなぎ合わせる外周部が先端側カバー部材の内側に折りたたまれるようになる。それにより、リンク作動装置本体の動作時に、外周部が撓んで先端側のリンクハブに設置した部材と干渉することを防止できる。
外周部に蛇腹状に折りたたむ折り目を付けることにより、外周部が先端側カバー部材の内側に折りたたまれるようになる。それにより、リンク作動装置本体の動作時に、外周部が撓んで先端側のリンクハブに設置した部材と干渉することを防止できる。また、先端側のリンクハブが移動するときに外周部が伸びたり縮んだりして変形するため、先端側カバーの屈曲抵抗が小さくなる。
この構成とすると、基端側カバー部材と先端側カバー部材とで、リンク作動装置本体を収容する密閉空間を容易に形成することができる。また、カバー被取付部材であるベース部材に基端側カバー部材を取り付けた状態であっても、任意の架台にリンク作動装置を設置することができる。
この構成とすると、ベース部材にアクチュエータ等が設置されている場合でも、基端側カバー部材と先端側カバー部材とで、リンク作動装置本体を収容する密閉空間を容易に形成することができる。また、カバー被取付部材である円形部材に基端側カバー部材を取り付けた状態であっても、任意の架台にリンク作動装置を設置することができる。
干渉防止部材が設けられていると、先端側カバー部材の平面部や外周部が内側に変形した場合に、その変形が一定以上になると、先端側カバー部材の変形部分がシート状の弾性材からなる干渉防止部材に接触する。これにより、先端側カバー部材に損傷を与えることなく、先端側カバー部材の変形を抑制され、先端側カバー部材とリンク作動装置本体とが干渉することを防止できる。
例えばブーツバンド等を用いて平面部の取付部と取付対象となる他の部材とを面接触で密着させて固定する場合、両者間に弾性部材を介在させることで密着性が増し、防塵性が向上する。また、弾性部材を介することで、取付部と他の部材の嵌合隙間を大きく取ることができるため、組立性が向上する。
図1に示すように、このリンク作動装置51は、リンク作動装置本体1と、このリンク作動本体1を架台52に支持させる支持機構53と、前記リンク作動本体1を作動させる複数のアクチュエータ54と、それぞれで前記リンク作動本体1が収容される密閉空間56を形成するカバー57とを備える。カバー57は、基端側カバー部材58および先端側カバー部材59からなる。
また、大歯車77のピッチ円半径が前記アーム長の1/2以上であると、大歯車77が、基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5の回転対偶に設置する軸受12の外径よりも十分大きな径となるため、大歯車77の歯部と軸受12との間にスペースができ、大歯車77の設置が容易である。
図1において、基端側カバー部材58は、円筒部58aとこの円筒部58aの基端側(上端側)の開口を塞ぐ平面部58bとからなり、基端側に膨らむ袋形状である。基端側カバー部材58は、前記円筒部58aの下端内周面を支持機構53の円形部材60の外周面に嵌合させて、円形部材60に取り付けられる。すなわち、この実施形態の場合、円形部材60がカバー被取付部材である。基端側カバー部材58の円筒部58aと平面部58bは、例えばボルトまたは接着剤等により結合されている。円筒部58aおよび平面部58bを一体に成型しても構わない。基端側カバー部材58の材料としては、軽量な樹脂等が良い。基端側カバー部材58の円筒部58aと円形部材60との嵌合部にOリング(図示せず)を介在させると、密閉性が高くなる。
先端側カバー部材59として、図9、図10に示すものを用いても良く、また図11、図13のように、先端側カバー部材59を設置しても良い。
2…基端側のリンクハブ
3…先端側のリンクハブ
4…リンク機構
5…基端側の端部リンク部材
6…先端側の端部リンク部材
7…中央リンク部材
51…リンク作動装置
52…架台
54…アクチュエータ
56…密閉空間
57…カバー
58…基端側カバー部材
58a…円筒部
58b…平面部
59…先端側カバー部材
59a…基端側の平面部
59ab…基端側取付部
59b…先端側の平面部
59bb…先端側取付部
59c…外周部
60…円形部材(カバー被取付部材)
60a…貫通孔
62…ベース部材(カバー被取付部材)
90…基端側固定部材
91…先端側固定部材
92…折り目
93…干渉防止部材
93a…貫通孔
94…弾性部材
Claims (9)
- 基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブを、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結し、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とでなり、
前記各リンク機構は、このリンク機構を直線で表現した幾何学モデルが、前記中央リンク部材の中央部に対する基端側部分と先端側部分とが対称を成す形状であり、前記3組以上のリンク機構のうち2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させるアクチュエータを設けたリンク作動装置本体を備え、
密閉空間を形成して内部に前記リンク作動装置本体を収容するカバーを設け、
このカバーは、前記リンク作動装置本体の基端側および先端側にそれぞれ膨らむ形状の基端側カバー部材および先端側カバー部材を共通のカバー被取付部材に取り付けてなり、
前記先端側カバー部材は、シート状の材料からなり、かつ前記カバー被取付部材に取り付ける取付部を有する基端側の平面部と、前記先端側のリンクハブに取り付ける取付部を有する先端側の平面部と、これら2つの平面部の外周同士をつなぎ合わせる外周部とからなることを特徴とするリンク作動装置。 - 請求項1に記載のリンク作動装置において、前記基端側の平面部の外形よりも前記先端側の平面部の外形を小さくしたリンク作動装置。
- 請求項1または請求項2に記載のリンク作動装置において、前記先端側カバー部の前記2つの平面部は、いずれも外形が正方形であるリンク作動装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記先端側カバー部材の前記2つの平面部は、これら2つの平面部の並び方向を中心軸とする円周方向位相が互いに異なるリンク作動装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記外周部に蛇腹状に折りたたむ折り目を付けたリンク作動装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記カバー被取付部材は、前記基端側のリンクハブおよび前記アクチュエータが固定される円形のベース部材であり、前記基端側カバー部材は、円筒部とこの円筒部の一方端側の開口を塞ぐ平面部とを有し、前記ベース部材の外周面に前記基端側カバー部材の前記円筒部の他方端の内周面を嵌合させ、かつ前記ベース部材の先端側の面に前記先端側カバー部材を取り付けたリンク作動装置。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記基端側のリンクハブおよび前記アクチュエータが固定されるベース部材と、このベース部材に対して平行に設置され中央部に貫通孔を持つ円形部材とを有し、この円形部材が前記カバー被取付部材であり、前記基端側カバー部材は、円筒部とこの円筒部の一方端側の開口を塞ぐ平面部とを有し、前記円形部材の外周面に前記基端側カバー部材の前記円筒部の他方端の内周面を嵌合させ、かつ前記円形部材の先端側の面に前記先端側カバー部材を取り付けたリンク作動装置。
- 請求項7に記載のリンク作動装置において、前記円形部材と前記先端側カバー部材との間に、前記円形部材の貫通孔よりも小径の貫通孔を持つシート状の弾性材からなる干渉防止部材を設けたリンク作動装置。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記先端側カバー部材の前記2つの平面部の各取付部は、弾性部材を介して取付対象となる他の部材に固定されるリンク作動装置。
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