JP6161858B1 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

表面シートの両外側に延出するループ部を含む吸収性物品の製造において、ループ部の機能を維持しつつ、ループ部分が不適切に折り畳まれることを抑制する。製造方法は、表面シート(8)と、表面シートの両端部に接合されたサイドシート(13、13)と、裏面シート(14)と、表面シート及びサイドシートと裏面シートとの間にある吸収体(12)と、を含み、表面シートの両端部分が両外側へ延出したループ部(25、25)と、サイドシート及び裏面シートが吸収体の両外側へ延出した部分であり、ウイング部(6、6)を含む外延部(3、3)と、を有する、吸収性物品を準備する工程と、ループ部の外側端縁上又はその内側を通る長手方向の折り位置(FT1、FT2)で、外延部を折り畳む工程と、ウイング部に固定部材(20)を掛け渡して、外延部を固定する工程と、外延部を通る幅方向の折り位置で、吸収性物品を折り畳む工程と、を備える。

Description

本発明は、少なくとも一箇所を折り畳まれた吸収性物品の製造方法に関する。
吸収性物品は、着用者の排泄物の漏れを防止しつつ、着用者の股間部に接触しながら長時間着用される。そのため、吸収性物品には、漏れを防止する特性の他に、身体に良好かつ快適に適合する特性が求められる。そのような漏れ防止性や身体適合性に関連する吸収性物品としては、特許文献1の吸収性物品が挙げられる。特許文献1によれば、この吸収性物品は、トップシートが、幅方向の両側に、折り返された一対の折り返し部を有しており、その一対の折り返し部の先端部は、厚さ方向において吸収体とバックシートとの間で幅方向に並ぶ一対の接合部によりバックシートに接合されている。すなわち、この吸収性物品は、着用者の股間部に対応する位置に、幅方向の両外側に向かって延出する、吸収体を含んだ一対の折り返し部を有している。そして、この吸収性物品は、使用時の股間部への違和感を抑制して装着性を向上させると共に、液体の漏れを抑制することができる、とされている。
特開2016−221135号公報
特許文献1に記載の吸収性物品では、折り返し部の幅方向の外側端部は、バックシートに直接接合されていない。そのため、製造工程において、吸収性物品を幅方向に延びる折り位置で折り畳むとき、折り位置において、折り返し部の幅方向の外側端部が、バックシートに接した状態で折り畳まれず、バックシートから大きく離れた状態で、すなわち肌側に突出した状態で折り畳まれることが考え得る。しかし、その折り返し部は、折り返し部のトップシートよりも厚みがあり形状の安定した吸収体を内部に含んでいるので、製造工程における折り畳みのときに、折り返し部の形状が安定的である。よって、その折り返し部は、バックシートから離れることはなく、バックシートに接した状態で折り畳まれる。
ただし、特許文献1に記載の吸収性物品では、折り返し部が吸収体を含んでいる。そのため、その吸収性物品が着用者の股間部に配置されたとき、折り返し部の幅方向内側への変形が形状の安定した吸収体により阻害されてしまい、股間部への違和感の抑制や液体の漏れの抑制の効果が十分に奏されないおそれがある。
そこで、発明者は、今回新たに、表面シートと一対のサイドシートと吸収体と裏面シートとを備える吸収性物品において、表面シートにおける幅方向の両側に延出するフラップ状の一対のループ部を形成し、一対のループ部における一対の内側端部に一対のサイドシートにおける向かい合う一対の内側端部を接着することを考えた。このような構成を有する吸収性物品では、表面シート及び一対のサイドシートよりも裏面シート側に吸収体が存在する、すなわち一対のループ部が吸収体を含んでいない。そのため、その吸収性物品が着用者の股間部に配置されたとき、一対のループ部の幅方向内側への変形が吸収体により阻害されることがなくなり、着用者の股部との密着性を高めることができ、吸収性物品の漏れ防止性や身体適合性を高められる。
しかし、この新たな構成では、ループ部における幅方向の外側端部は、サイドシートに直接接合されていない。そのため、製造工程において、吸収性物品を幅方向に延びる折り位置で折り畳むとき、折り位置において、ループ部の幅方向の外側端部が、サイドシートに接した状態で折り畳まれず、サイドシートから大きく離れた状態で、すなわち肌側に突出した状態で折り畳まれることが考え得る。そうなるとループ部には折り畳まれた部分に不適切な折り形状が形成されてしまい、使用時に吸収性物品が展開されたとき、折り返し部に不適切な折り目が残ってしまうおそれがある。その場合、吸収性物品の使用時の股間部への違和感が増加して装着性が低下したり、液体の漏れが増加したりすることになる。
本発明の目的は、表面シートの幅方向の両外側に延出するフラップ状の一対のループ部を有する吸収性物品を製造する場合において、一対のループ部の機能が維持されるようにしつつ、一対のループ部分が不適切に折り畳まれて、不適切な折り形状(折り目)が形成されることを抑制することが可能な吸収性物品の製造方法を提供する。
本発明の吸収性物品の製造方法は次のとおりである。(1)長手方向、幅方向及び厚さ方向を有し、前記幅方向の両側へ延出する一対のウイング部を備える少なくとも一箇所を折り畳まれた吸収性物品の製造方法であって、前記吸収性物品を準備する準備工程であって、前記吸収性物品が、表面シートと、前記表面シートの前記幅方向の両端部にそれぞれ接合された一対のサイドシートと、裏面シートと、前記表面シート及び前記一対のサイドシートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体と、を含み、前記表面シートの前記幅方向の両端部分がループ状に非肌側に折り返されて、前記幅方向の両外側へ延出した一対のループ部と、前記一対のサイドシート及び前記裏面シートにおける前記幅方向の前記吸収体の両外側に位置する部分が接合されて形成された一対の外延部と、を有し、前記一対のループ部における前記幅方向の一対の内側端部が、前記一対のサイドシートに接合され、前記一対の外延部のうちの両外側へ延出する部分が、前記一対のウイング部である、前記準備工程と、平面視で前記一対のループ部の前記幅方向の外側端縁上又はその内側を通り、前記長手方向に延びる折り位置で、前記一対の外延部の前記一対のウイング部を含む部分を、前記表面シート上へ折り畳む第1の折り畳み工程と、折り畳まれて向かい合う前記一対のウイング部に、固定部材を掛け渡して接合し、前記一対のウイング部を含む部分を固定する固定工程と、固定された前記一対のウイング部を含む部分を通り、前記幅方向に延びる折り位置で、前記吸収性物品を折り畳む第2の折り畳み工程と、を備える、吸収性物品の製造方法。
本吸収性物品の製造方法では、本製造方法では、準備工程において、表面シートと一対のサイドシートと吸収体と裏面シートとを備える吸収性物品であって、表面シートの幅方向の両側に一対のループ部が形成され、一対のループ部における一対の内側端部に一対のサイドシートにおける向かい合う一対の内側端部が接着された吸収性物品を準備する。そして、続く第1の折り畳み工程において、平面視で一対のループ部の幅方向の外側端縁上又はその内側を通る、長手方向に延びる折り位置で、一対の外延部のウイング部を含む部分を表面シート上へ折り畳む。その後、固定工程により、折り畳まれて向かい合った一対のウイング部に固定部材を掛け渡すことで、一対のウイング部を含む部分を固定する。
この製造方法により、ループ部は、外延部に外側から包み込まれるように覆われるので、ループ部の動きは外延部により拘束されて、よって包み込んだ外延部の内側の領域内に制限される。このとき、外延部は、平面視でループ部の幅方向の外側端縁上又はその内側(外側端部)を通る折り位置で折り畳まれているので、外延部の内側の領域には遊び(allowance)の空間が存在しない。言い換えると、外延部は、ループ部と外延部との間に隙間がないように、あるいは、更に外延部によりループ部が幅方向の内側にやや押し込まれるように折り畳まれる。その結果、ループ部は、外延部から離間して自由に変形することができない。したがって、その後の第2の折り畳み工程において、吸収性物品を幅方向に延びる折り位置で折り畳むとき、ループ部の幅方向の外側端部を、サイドシート(外延部)に接した状態、すなわち適切に折り畳むことができる。それにより、ループ部の幅方向の外側端部が、サイドシートから離れた状態で、すなわち肌側に突出した状態で折り畳まれること、すなわち不適切に折り畳まれて、不適切な折り形状や折り目が形成されることを抑制できる。
このとき、ループ部は、外延部に外側から包み込まれるように覆われるだけなので、着用時に、固定部材を外して、外延部における固定された配置を開放することで、ループ部は外延部を離れて自由に変形することができる。その結果、ループ部の幅方向の外側端部は、ループ部の幅方向内側へ変形することができ、一対のループの機能(着用者の股部との密着性を高め、吸収性物品の漏れ防止性や身体適合性を高める)を維持できる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(2)前記第1の折り畳み工程は、前記長手方向の全長に亘って前記一対の外延部を、前記表面シート上へ折り畳む工程を含む、上記(1)に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、第1の折り畳み工程において、長手方向の全長に亘って外延部を折り畳んでいるので、長手方向の全長に亘ってループ部を外延部で覆うことができる。そのため、本製造方法は、外延部におけるウイング部を含む部分を折り畳む、すなわちループ部の一部分を外延部の一部分で覆う場合と比較して、より確実にループ部を外延部で包み込むように覆うことができる。それにより、その後の、第2の折り畳み工程において、吸収性物品を折り畳むとき、ループ部の幅方向の外側端部をより確実にサイドシート(外延部)に接した状態で折り畳むことができる。したがって、ループ部の幅方向の外側端部がサイドシートから離れた状態で折り畳まれること、すなわち不適切に折り畳まれて、不適切な折り目が形成されることをより確実に抑制できる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(3)前記第1の折り畳み工程は、平面視で前記一対のループ部における前記幅方向の外側端縁よりも内側を通る、前記長手方向に延びる折り位置で、前記一対の外延部の前記一対のウイング部を含む部分を、前記表面シート上へ折り畳む工程を含む、上記(1)又は(2)に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、第1の折り畳み工程において、幅方向の外側端縁よりも内側を通る折り位置で、外延部を折り畳んでいる。そのため、外延部がループ部を幅方向の内側に押し込むように折り畳まれるので、より確実に、ループ部が外延部を離れて自由に変形できないようにすることができる。したがって、その後の第2の折り畳み工程において、吸収性物品を幅方向に延びる折り位置で折り畳むとき、より確実に、ループ部の幅方向の外側端部を、サイドシート(外延部)に接した状態、すなわち適切に折り畳むことができる。したがって、ループ部の幅方向の外側端部がサイドシートから離れて突出した状態で折り畳まれること、すなわち不適切に折り畳まれて、不適切な折り形状や折り目が形成されることをより確実に抑制できる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(4)前記準備工程は、前記吸収性物品における前記長手方向の両端部分では、前記幅方向において、前記一対のループ部の一対の外側端部に、前記一対のサイドシートの向かい合う前記一対の内側端部を更に接合する工程を含む、上記(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、吸収性物品における長手方向の両端部分では、幅方向において、ループ部における内側端部だけでなく、ループ部における外側端部もサイドシートの内側端部に接合されている。そのため、第2の折り畳み工程において、吸収性物品を表面シート上へ折り畳むとき、折り始めの段階で、ループ部及び外延部に、肌側へ離れようとする力、すなわち肌側へ突出しようとする力を働き難くすることができる。それにより、ループ部の幅方向の外側端部をより確実にサイドシート(外延部)に接した状態で折り畳むことができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(5)前記第2の折り畳み工程は、前記吸収性物品を折り畳む前に、前記吸収性物品の非肌側に包装シートを接合する工程と、前記包装シートを接合された吸収性物品において、前記吸収性物品を前記包装シートと共に折り畳む工程と、を含み、前記包装シートの前記長手方向の一方側の端部は、前記吸収性物品の前記長手方向の一方側の端部よりも、前記長手方向内側に存在する、上記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、吸収性物品を折り畳むときの折り位置から包装シートの端部までの長さを相対的に短くしている。その結果、第2の折り畳み工程において、その長さが相対的に長い包装シートの場合と比較して、包装シートが折り畳みに対して抵抗する力が少なくなるので、包装シートを少ない力で容易に折り畳むことができる。すなわち、吸収性物品を包装シートと共に折り畳むとき、折り畳みに必要な力を小さくでき、より確実に折り畳むことができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(6)前記第2の折り畳み工程は、前記外延部の前記一対のウイング部を含む部分における前記固定部材のある位置以外の位置を折り位置として、前記吸収性物品を折り畳む工程を含む、上記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、一対のウイング部を含む部分における固定部材のある位置以外の位置を折り位置にして、固定部材のある位置を折り位置にしないことで、吸収性物品の一部分を表面シート上へ安定的に折り畳むことができる。そのため、吸収性物品を折り畳むときに、固定部材の位置がずれたり、剥がれたりして、一対の外延部の固定が弛んでしまい、ループ部及び外延部が肌側へ離れる、すなわち肌側へ突出する、という事態を抑制できる。それにより、ループ部の幅方向の外側端部をより確実にサイドシート(外延部)に接した状態で折り畳むことができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(7)前記固定工程は、前記固定部材のうちの、前記吸収性物品の搬送方向の前方端部を、前記一対のウイング部に接着剤で接合しないようにしつつ、前記固定部材を前記一対のウイング部に接着剤で接合する工程を含む、上記(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、固定部材における搬送方向の前方端部を一対のウイング部に接着剤で接合しないようにする、すなわち前方端部にドライエッジを設けている。そのため、接着剤がはみ出しやすい固定部材の前方端部から接着剤がはみ出して、その後の工程におけるローラ等に接着剤が付着し、その接着剤により、その後の固定部材の位置がずれたり、剥がれたりして、一対のウイング部を含む部分の固定が弛んでしまい、ループ部及び外延部が肌側へ離れる、すなわち肌側へ突出する、という事態を抑制できる。それによりループ部の幅方向の外側端部をより確実にサイドシート(外延部)に接した状態で折り畳むことができる。
本発明によれば、表面シートの幅方向の両外側に延出するフラップ状の一対のループ部を有する吸収性物品を製造する場合において、一対のループ部の機能が維持されるようにしつつ、一対のループ部分が不適切に折り畳まれて、不適切な折り形状(折り目)が形成されることを抑制することが可能な吸収性物品の製造方法を提供できる。
実施の形態に係る吸収性物品の構成例を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図2の一部を拡大した部分断面図である。 図1の吸収性物品の着用の態様を示す模式図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する断面図である。 吸収性物品を折り畳んだときの態様を示す模式図である。
実施形態に係る吸収性物品について生理用ナプキンを例に説明する。ただし本発明の吸収性物品の種類及び用途はその例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で他の吸収性物品に対しても適用可能である。他の吸収性物品としては、例えばパンティライナー、軽失禁パッドなどが挙げられる。
図1〜図2は本実施の形態に係る吸収性物品1(生理用ナプキン)の構成例を示す図である。図1は包装シート9に包摂されていた吸収性物品1を開封して展開した状態を示す平面図であり、図2は図1のII−II線の断面図である。吸収性物品1は、包装シート9に取り外し可能に固定されている。吸収性物品1は、互いに直交する長手方向L、幅方向W及び厚さ方向Tを有し、平面視にて長手方向Lに延びる本体部2と、本体部2における幅方向Wの両外側へ延出する一対の外延部3、3とを備える。各外延部3は、長手方向Lの略中央部から幅方向Wの外側に延出するウイング部6を含み、よって吸収性物品1は一対のウイング部6、6を含む。吸収性物品1は、幅方向Wの中心を通り長手方向Lに延びる長手方向中心線Cと、一対のウイング部6、6の長手方向Lの中心を通り幅方向Wに延びる幅方向中心線Cとを有する。吸収性物品1の長手方向L、幅方向W及び厚さ方向Tと、包装シート9及び吸収性物品1の各資材の長手方向、幅方向及び厚さ方向とは一致するので、吸収性物品1、包装シート9及びその各資材に対して共通に長手方向L、幅方向W及び厚さ方向Tを用いる。長手方向Lの一方及び他方をそれぞれ前方及び後方とし、幅方向Wの一方及び他方をそれぞれ左方及び右方とし、厚さ方向Tの一方及び他方をそれぞれ上方及び下方とする。図1に描かれた吸収性物品1においては、その図の上側及び下側がそれぞれ長手方向Lの前方及び後方であり、その左側及び右側がそれぞれ幅方向Wの左方及び右方であり、紙面に対してその手前及び奥が厚さ方向Tの上方及び下方である。「平面視」とは展開した状態の包装シート9及び吸収性物品1を厚さ方向Tの上方側から見ることをいう。「肌側」及び「非肌側」とは、装着者が吸収性物品1を装着したとき、厚さ方向Tにて相対的に装着者の肌面に近い側及び遠い側となる側をそれぞれ意味する。「面内方向」とは幅方向Wと長手方向Lとを含む面と平行な任意の方向である。長手方向中心線Cに向かう方向及び遠ざかる方向をそれぞれ幅方向Wの「内側」及び「外側」の方向とする。幅方向中心線Cに向かう方向及び遠ざかる方向をそれぞれ長手方向Lの「内側」及び「外側」の方向とする。これら定義も包装シート9及び吸収性物品1の各資材に共通に用いる。
本体部2は、平面視にて長手方向Lに延びる略角丸長方形又は略レーストラック形を有する。本体部2の長手方向Lの両端部の外縁は、略半円形又は略椀形の形状を有する。外延部3のウイング部6を除く部分は、本体部2の外側に連なる形状、すなわち本体部2の略角丸長方形又は略レーストラック形の幅方向Wの端部を外側に延出させた形状を有する。外延部3のウイング部6は、台形、半円形又は半楕円形の形状を有する。ウイング部6が台形の場合、その下底は、長手方向Lに沿って延び、外延部3のウイング部6を除く部分の幅方向Wの側縁に接する。ウイング部6が半円形又は半楕円形の場合、その弦は、長手方向Lに沿って延び、外延部3のウイング部6を除く部分の幅方向Wの側縁に接する。
吸収性物品1は、表面シート8と、表面シート8における幅方向Wの非肌側の両端部に各々の一端部が重なるように接合され、幅方向Wの両外側に延出する一対のサイドシート13、13と、裏面シート14と、表面シート8及び一対のサイドシート13、13と裏面シート14との間に位置する吸収体12と、を備える。表面シート8は液透過性シートである。表面シート8としては、液透過性の不織布や織布、液透過孔を有する合成樹脂フィルム、これらの複合シート等が例示される。サイドシート13は撥水性シートである。サイドシート13としては、撥水処理を施した不織布や通気性を有する合成樹脂フィルムが例示される。裏面シート14は液不透過性のシートである。裏面シート14としては、液不透過性の不織布や合成樹脂フィルム、不織布と合成樹脂フィルムとの複合シート、SMS不織布等が例示される。なお、吸収性物品1は、裏面シート14の非肌面側に通気性の外装シートを更に備えてもよい。吸収体12は、略角丸長方形、略レーストラック形又は略砂時計形の形状を有し、液吸収性能及び液保持性能を有する層であり、吸収性コア12bと、吸収性コア12bを覆うコアラップ12aとを含む。吸収性コア12bは、液保持性物質及び吸収性ポリマーを含む。液保持性物質としては、パルプなどの吸水性繊維が例示される。吸収性ポリマーとしては、水を吸収し保持できる高吸収性ポリマー(SAP)が例示される。コアラップ12aは、液透過性を有するシートであり、例えばティッシュなどの親水性の不織布が挙げられる。
本実施の形態では、表面シート8は、肌側に位置する上層シート8aと非肌側に位置する下層シート8bとの二層構造を有する。上層シート8aは、いわゆる表面シートであり、幅方向Wの両端部に一対のループ部25、25を備える。本実施の形態では、ループ部25は、上層シート8aにおける幅方向Wの両側部が、上層シート8aの幅方向Wの内側かつ非肌側(厚さ方向Tの下方)にループ状に折り返されることで形成される。折り返された上層シート8aの両側部の端部(一対のループ部25、25の一対の内側端部)は、一対のサイドシート13、13の向かい合う一対の内側端部に、長手方向Lに沿って間欠的又は連続的に延びる一対の第1の接着部35、35で互いに接合される。一対の第1の接着部35、35は、本実施の形態では、ループ部25における長手方向Lの両端の端部近傍領域を除く領域が接合される。また、本実施の形態では、折り返された上層シート8aの両側部の端部が、更に、下層シート8bの幅方向Wの両側部の非肌側の面に、長手方向Lに沿って連続的又は間欠的に延びる一対の第2の接着部37、37で互いに接合される。更に、本実施の形態では、一対のループ部25、25の一対の外側端部が、一対のサイドシート13、13の向かい合う一対の内側端部に、長手方向Lに沿って間欠的又は連続的に延びる一対の第3の接着部33、33で互いに接合される。一対の第3の接着部33、33は、本実施の形態では、ループ部25における長手方向Lの両端の端部近傍領域が接合される。ただし、ループ部25における長手方向Lの各端部近傍領域とは、幅方向Wから見て、ループ部25のうちの排泄口当接域30(後述)と重ならない領域である。例えば、ループ部25の長手方向Lの各端部近傍領域は、ループ部25の長手方向Lの各端縁からループ部25の長手方向Lの長さの1/5程度内側の位置までの領域である。これら接着部33、35、37は、例えばホットメルト接着剤である。一対の第1の接着部35、35、一対の第2の接着部37、37及び一対の第3の接着部33、33は、平面視で幅方向Wにおいて、吸収体12の一対の端縁39、39よりも内側にあり、したがって吸収体12と重なる。ただし、一対の第1の接着部35、35及び一対の第2の接着部37、37は平面視で幅方向Wにおいて概ね同じ位置にあるが、一対の第2の接着部37、37は更に幅方向Wの内側の位置でもよい。一方、下層シート8bは、いわゆるセカンドシートといわれる液透過性シートである。下層シート8bは、上層シート8aと比べて幅方向Wにやや小さく、本実施の形態では、下層シート8bの幅方向Wの両端縁は、平面視で、一対のループ部25、25の外側端縁27よりも内側に位置し、吸収体12の幅方向Wの両端縁と概ね重なる。下層シート8bとしては、合成繊維の不織布、例えばエアスルー不織布が挙げられる。なお、上層シート8aは、長手方向Lに沿って延設され、幅方向Wに所定間隔で並んだ畝部と溝部とを備えてもよい。なお、ループ部25は、ループ部25を厚さ方向Tに上方へ立ち上がらせるような弾性部材を含んでいない。
本体部2では、表面シート8の一対のループ部25、25を除いた部分及び一対のサイドシート13、13の向かい合う内側端部における非肌側の面と、吸収体12における肌側の面とは接着剤(例示:ホットメルト接着剤)等で接合される。吸収体12における非肌側の面と裏面シート14における肌側の面とは接着剤等で接合される。一対のサイドシート13、13のうちの吸収体12の外側に位置する部分における非肌側の面と裏面シート14のうちの吸収体12の外側に位置する部分における非肌側の面とは接着剤等で接合される。ここで、一対の外延部3、3は、一対のサイドシート13、13と裏面シート14とが接合された部分のうち、幅方向Wで、吸収体12の両外側に位置する部分であり、よって本体部2は、吸収性物品1のうちの一対の外延部3、3以外の部分である。
吸収性物品1は、本体部2及び一対の外延部3、3の非肌側の面にそれぞれ配置された複数の粘着部15及び一対の粘着部17、17を更に備える。粘着部15は例えば略矩形状を有し、複数の粘着部15は、平面視で、吸収体12と重なるように裏面シート14の非肌側の面に配置され、長手方向Lに連続的に延び、幅方向Wに間欠的に並ぶ。粘着部17は例えば略矩形状を有し、一対の粘着部17、17は、平面視で、一対のウイング部6、6と重なるよう裏面シート14の非肌側の面に配置され、長手方向Lに連続的に延びている。粘着部15及び粘着部17としては、例えば公知の粘着性の接着剤が用いられる。吸収性物品1が着用者の下着に装着されるとき、複数の粘着部15は本体部2の非肌側の面を下着の肌側の面に貼り付け、一対の粘着部17、17は下着の下方へ折り返された一対のウイング部6、6の肌側の面(折り返し前の非肌側の面)をそれぞれ下着の非肌側の面に貼り付ける。それにより、吸収性物品1は下着に固定される。
吸収性物品1は、複数の粘着部15を介して包装シート9に固定される。ただし、包装シート9は複数の粘着部15と接する部分に剥離シート(図示されず)を有する。したがって、吸収性物品1は、包装シート9に剥離可能に固定される。一方、一対の粘着部17、17は、包装シート9に包摂されるときには、表面シート8上に互いに隣り合わせになるように、幅方向Wの内側に折り畳まれる。そのとき、隣り合う一対の粘着部17、17は、剥離シート(図示されず)を架け渡されて、その状態で固定される。それにより吸収性物品1は、着用時に包装シート9から剥離され、複数の粘着部15及び一対の粘着部17、17により着用者の下着に固定される。
吸収性物品1が包装シート9に包摂されるときには、吸収性物品1は以下のように折り畳まれている。すなわち、吸収性物品1の一対の外延部3、3は、長手方向Lに沿って延びる複数の折り位置FT1、FT2で、表面シート8上に折り畳まれている。本実施の形態では、折り位置FT1、FT2は、一対のループ部25、25の幅方向Wの外側端縁27、27上又はその内側を通り、長手方向Lに延びる折り位置である。包装シート9は、この折り畳みには関係しない。この場合、一対の外延部3、3は表面シート8上に互いに隣り合わせであり、隣り合う一対の粘着部17、17は、架け渡された剥離シート(図示されず)により固定されている。
一対の外延部3、3が折り畳まれた吸収性物品1における、長手方向Lの前方部分及び後方部分は、幅方向Wに沿って延びる複数の折り位置FV1、…で、表面シート8上に折り畳まれている。本実施の形態では、複数の折り位置FV1、…は、長手方向Lの後方側のFV1と前方側のFV2であり、折り位置FV1、折り位置FV2の順で折り畳まれている。包装シート9は、一対の外延部3、3が折り畳まれた吸収性物品1に固定されており、長手方向Lの前方部分及び後方部分の折り畳みと共に折り畳まれている。
吸収性物品1では、平面視で、本体部2における長手方向Lの中央やや前方寄りで幅方向Wの中央の領域に、排泄口当接域30が設定される。排泄口当接域30とは、吸収性物品1の着用時に、着用者の排泄口に対向又は当接する領域である。排泄口当接域30は、吸収性物品1の種類や用途(例示:液状排泄物の種類、着用者の年齢や性別)に応じて設定され得る。排泄口当接域30は、例えば長手方向Lにて吸収体12の略中央部やや前方寄りに、吸収体12の長手方向Lの全長の約3/5程度の長さで、幅方向Wにて吸収体12の略中央部に、吸収体12の幅方向Wの全長の約3/5程度の長さ、で設定される。
本実施の形態では、吸収性物品1は、排泄口当接域30の幅方向Wの両外側に連続的又は間欠的に位置する圧搾部(圧搾溝)18を備える。本実施の形態では、排泄口当接域30の幅方向Wの左右の外側に圧搾部18b、18aが位置する。圧搾部18は、表面シート8と(サイドシート13と)肌側のコアラップ12aと吸収性コア12bとが圧搾されて形成される。圧搾部18の底部は、吸収性コア12b内に位置し、好ましくは非肌側のコアラップ12aに達し、高密度部41を形成する。圧搾部18の形状は任意である。
本実施の形態では、吸収性物品1は、幅方向Wにおいて、一対の第1の接着部35、35(又は一対の第2の接着部37、37)の内側の領域である中央領域4と、中央領域4の両外側に位置する一対の側部領域5、5と、を有する。中央領域4と一対の側部領域5、5との一対の境界は、平面視で一対の第1の接着部35、35(又は一対の第2の接着部37、37)の各々における幅方向Wの最外側端縁を通る長手方向Lに平行な一対の仮想線とする。なお、境界は、第1の接着部35、35(又は一対の第2の接着部37、37)の各々の外側であって、吸収体12の幅方向Wの端縁39、39よりも内側のいずれの位置でもよい。
表面シート8の一対のループ部25、25について説明する。図3は図2を部分的に拡大したII−II線に沿った部分断面図であり、図4は図1の吸収性物品の着用の態様を示す模式図である。一対のループ部25、25は、幅方向Wにおいて、上層シート8aにおける中央領域4の両側縁に対応する位置を基点として、上層シート8aを両外側に向かってループ状に膨らませた中空の形状を有する。具体的には、ループ部25では、上層シート8aは、幅方向Wにおいて、上記の基点から、吸収体12の端縁39よりも外側の側部領域5に向かって突出し、側部領域5において外側端縁27を形成する。そして、上層シート8aは、その外側端縁27を経由しつつ、そこでループ状に緩やかに折り返され、外側端縁27及び吸収体12の端縁39よりも内側において第1の接着部35を終点として、平面視で吸収体12の上方のサイドシート13に接合される。上層シート8aにおける第1の接着部35よりも先(端)の部分は下層シート8bにおける厚さ方向Tの吸収体12側の面に第2の接着部37で接合される。
このような吸収性物品1が着用者のショーツ55に装着されると、図4に示すように、一対のループ部25、25の中空に膨らんだ部分が、吸収体12よりも外側にせり出し、吸収体12の幅方向Wの一対の端縁39、39を覆うことになる。したがって、吸収性物品1が着用者の両脚の大腿部Q、Qで幅方向Wに挟まれ、吸収体12が着用者の股部の形状に沿って変形するとき、一対のループ部25、25は吸収体12の変形に追従して容易に変形できる。そのため、一対のループ部25、25は、着用者の股部との密着性を維持できるので、各ループ部25と股部との間に隙間が形成されて、その隙間から体液が漏れる、すなわち横漏れする、という事態を抑制できる。更に、一対のループ部25、25は吸収体12を含まず、吸収体12よりも肌側に位置するので、大腿部Q、Qが吸収性物品1を幅方向Wに押圧すると、一対のループ部25、25は着用者の大腿部Q、Qの形状に応じて、幅方向Wに潰れるようにより柔軟に変形し易く、その変形が吸収体12により阻害され難くなっている。そのため着用者は、一対のループ部25、25に吸収体12が含まれる場合と比較して、大腿部Q、Qでの一対のループ部25、25の柔軟性や弾力性をより感じることができる。したがって、一対のループ部25、25の各々は、ふんわりとした感触を有し、着用者が両脚の大腿部Q、Qで吸収性物品1を幅方向Wに押圧しても吸収体12の硬さを感じ取り難くでき、よってクッション性機能をより確実に確保できる。
なお、ループ部25における幅方向Wの内側端縁(基点)と外側端縁27との距離、すなわちループ部25の幅は、ループ部25のクッション性を確保する観点から、好ましくは5〜38mm、より好ましくは8〜30mmである。このような中空の一対のループ部25、25は変形が容易である。ただし、幅方向Wにおいて、ループ部25における内側端部とは、内側端縁(基点)からループ部25の幅の1/3程度外側の位置までの領域である。一方、ループ部25における外側端部とは、外側端縁27からループ部25の幅の1/3程度内側の位置までの領域である。
次に、本実施の形態に係る吸収性物品1の製造方法の一例につき説明する。図5〜図6は吸収性物品1の製造装置300の構成例を示す模式図である。製造装置300は第1のユニット300A〜第8のユニット300Hを備える。製造装置300を用いた吸収性物品の製造方法は、第1の工程〜第8の工程を備える。また、図7〜図11は吸収性物品1の製造方法を模式的に説明する図である。製造装置300は、シート等の資材や半製品の搬送に関し、搬送方向MD、搬送方向MDに直交し搬送面に沿う横断方向CD、及び搬送方向MDと横断方向CDとに直交する上下方向TDを有する。本実施の形態では、資材や半製品の長手方向、幅方向及び厚さ方向はいずれも搬送方向MD、横断方向CD及び上下方向TDと同じである。したがって資材や半製品においても、長手方向、幅方向及び厚さ方向につきそれぞれ搬送方向MD、横断方向CD及び上下方向TDを用いる。
第1の工程では、第1のユニット300Aが上層嵩回復工程、上下層接合用塗布工程、積層工程、及び折り返し工程を実行する。
上層嵩回復工程では、第1の資材ロールWR1から巻き戻された、上層シート用の上層連続シートP1−2aが、搬送方向MDに搬送されつつ、第1の熱処理装置251により熱処理され嵩回復されて、上層連続シートP1−2bが形成される。上層連続シートP1−2aの材料は嵩回復可能なシートであり、上層シート8aの材料で、本実施の形態ではPET/HDPEの芯/鞘構造の繊維が用いられる。
次に、上下層接合用塗布工程では、第2の資材ロールWR2から巻き戻された、下層シート用の下層連続シートP1−3aが、搬送方向MDに搬送されつつ、塗布装置301に供給される。そして、下層連続シートP1−3aは、一方の面に接着剤(例示:ホットメルト接着剤)を所定のパターンで塗布される。それにより、接着剤を塗布された下層連続シートP1−3a、すなわち下層連続シートP1−3bが形成される。本実施の形態では、所定のパターンは、搬送方向に沿って延び、横断方向に所定間隔で並んだ、所定幅のストライプパターンである。下層連続シートP1−3aの材料は嵩回復可能なシートであり、下層シート8bの材料で、本実施の形態ではPET/HDPEの芯/鞘構造の繊維が用いられる。
次に、積層工程では、図7(a)に示すように、上層連続シートP1−2bと下層連続シートP1−3bとが、それぞれ搬送方向MDに搬送されつつ、接合ロール252の外周面と接合ロール256の外周面との対面領域に供給され、挟持される。それにより、上層連続シートP1−2bと下層連続シートP1−3bとが接合される。すなわち、図7(b)に示すように、上層連続シートP1−2bと下層連続シートP1−3bとの積層体である表面シート用の連続表面シートP1−1が形成される。
次に、折り返し工程では、連続表面シートP1−1は、搬送方向MDに搬送されつつ、塗布装置302に供給される。ここで、連続表面シートP1−1は、搬送方向MDに延在し、横断方向CDの中央に位置する中央部P1−1Cと、搬送方向MDに延在し、中央部P1−1Cの横断方向CDの両外側に位置する一対の側部P1−1S、P1−1Sと、を含んでいる。そして図7(c)に示すように、連続表面シートP1−1の上下方向TDの下方の面において、一対の側部P1−1S、P1−1Sにおける横断方向CDの一対の内側端部INS、INSに、搬送方向MDに沿って接着剤(例示:ホットメルト接着剤)が塗布装置302により所定のパターンで塗布される。それにより連続表面シートP1−1の一方の面に一対の第2の接着部302X、302Xが形成される。ただし一対の第2の接着部302X、302Xは、連続表面シートP1−1の上下方向TDの下方の面において、一対の側部P1−1S、P1−1Sにおける横断方向CDの一対の外側端部OTS、OTSよりも内側であれば、一対の内側端部INS、INSの外側に形成されてもよい。
その後、連続表面シートP1−1は、搬送方向MDに搬送されつつ、ループ形成装置259に供給される。そして図7(d)に示すように、一対の側部P1−1S、P1−1Sが、セーラーのような治具を含むループ形成装置259により中央部P1−1Cに向かってループ状に折り返されて、一対の側部P1−1S、P1−1Sの横断方向CDの一対の外側端部OTS、OTSが一対の内側端部INS、INSに重ねられる。その結果、一対の側部P1−1S、P1−1Sの一対の外側端部OTS、OTSと、一対の内側端部INS、INSとが、一対の第2の接着部302X、302Xを介して接合される。それにより中央部P1−1Cの両外側に一対のループ部225、225を有する連続表面シートP1が形成される。
第2の工程では、第2のユニット300Bが切断工程及び塗布工程を実行する。
切断工程では、第3の資材ロールWR3から巻き戻された、サイドシート用の連続サイドシートSSが、搬送方向MDに搬送されつつ、切断装置260により、連続サイドシートSSにおける横断方向CDの中心の位置で、搬送方向MDに沿って幅方向Wに二等分に切断され、幅方向Wに隣り合う一対の連続サイドシートSSa、SSbが形成される。そして一対の連続サイドシートSSa、SSbが、図8(a)に示すように、搬送方向MDに搬送されつつ、一対の連続サイドシートSSa、SSbにおける横断方向CDの互いに向かい合う一対の内側端縁間の距離が所定のD1となるように配置される。そのとき一対の連続サイドシートSSa、SSbにおける向かい合う一対の内側端縁から各連続サイドシートSSa、SSbの外側端縁に向かって所定の第1の距離d1だけ離れた位置に、一対のサイドシート領域AS、ASが位置する。ただし一対のサイドシート領域AS、ASは後述される一対の第1の接着部303X、303X(一対の第1の接着部35、35に対応)が形成される領域である。第1の距離d1は、後述される第1の接着部303Xの接着剤が塗布されるとき、接着剤がはみ出さないように予備的に設けられる距離である。
次に、塗布工程では、一対の連続サイドシートSSa、SSbが一対の塗布装置303a、303bに供給される。一対の連続サイドシートSSa、SSbは、図8(b)に示すように、一対のサイドシート領域AS、ASの一方の面に、一対の第1の接着部303X、303X(例示:ホットメルト接着剤)を所定パターンで塗布される。よって接着剤を塗布された一対の連続サイドシートSSa、SSbが形成される。
第3の工程では、第3のユニット300Cが接合工程を実行する。
接合工程では、まず、図8(c)に示すように、連続表面シートP1における横断方向CDの中心から両外側に第2の距離d2だけ離れ、かつ両外側端縁227、227から内側に第3の距離d3(>d1)以上離れた位置に、一対の表面シート領域AT、ATが設定される。一対の表面シート領域AT、ATは一対の第1の接着部303X、303Xが接合される領域である。第3の距離d3は、第1の距離d1のような接着剤がはみ出さないように予備的に設けられる距離よりも大きく、積極敵に幅方向Wの外側に延出させた距離である。その第3の距離d3が確保されることで、第1の接着部303Xで固定されるループ部225(ループ部25に対応)の範囲を所望の大きさにでき、ループ部225が幅方向Wに弾力性を有するようにできる。
そして、一対の連続サイドシートSSa、SSbと連続表面シートP1とが、搬送方向MDに搬送されつつ(搬送工程)、接合装置261に供給され、接合装置261の一対の接合ロール261a、261b間に狭持され、接合される(シート接合工程)。それにより、図8(d)に示すように、連続表面シートP1における一対の表面シート領域AT、ATと、一対の連続サイドシートSSa、SSbにおける一対のサイドシート領域AS、ASとが一対の第1の接着部303X、303Xを介して接合して、連続表面シートP2(接合体)が形成される。このとき、連続表面シートP2(の連続表面シートP1)には、一対の第1の接着部303X、303Xよりも幅方向Wの両外側へ自由端として延出する一対のループ部225、225が形成される。
なお、一対の第1の接着部303X、303Xを、一対のサイドシート領域AS、AS(一対の連続サイドシートSSa、SSb)に形成するのではなく、一対の表面シート領域AT、AT(連続表面シートP1)に形成してもよい。
第4の工程では、第4のユニット300Dが、吸収体接合用塗布工程及び吸収体接合工程を実行する。
吸収体接合用塗布工程では、連続表面シートP2が、塗布装置304に供給される。そして、連続表面シートP2は、一対の連続サイドシートSSa、SSbに近い側の面に、吸収体接着部として接着剤(例示:ホットメルト接着剤)を所定のパターンで塗布される。それにより吸収体接着部として接着剤を塗布された連続表面シートP2が形成される。
次に、吸収体接合工程では、連続表面シートP2と、所定の間隔で搬送方向MDに並んだ吸収体P3とが、搬送方向MDに搬送されつつ、接合装置261に供給される。そして、連続表面シートP2と吸収体P3とが、接合装置261の一対の接合ロール261a、261b間に狭持されて、接合される。それにより、図9(a)に示すように、連続表面シートP2と吸収体P3とが吸収体接着部を介して上下方向TDに積層された半製品P4が形成される。このとき、連続表面シートP2と吸収体P3とは、一対の第1の接着部303X、303Xが吸収体P3と平面視で重なるように積層されて接合される。
第5の工程では、第5のユニット300Eが、圧搾工程を実行する。
圧搾工程では、半製品P4は、搬送方向MDに搬送されつつ、圧搾装置280に供給される。圧搾装置280では、圧搾用の凸部を外周面に有するエンボスロール280aと、アンビルロール280bとが対面配置されている。そして、半製品P5は、エンボスロール280aとアンビルロール280bとの間に狭持され、圧搾される。それにより半製品P4における一対のループ部225、225の一対の外側端縁227、227から横断方向CDの内側へ等距離の位置に、一対の圧搾部218、218が形成される。すなわち、図9(b)に示すように、一対の圧搾部218、218が形成された半製品P4である半製品P5が形成される。一対の圧搾部218、218は、上下方向TDに連続表面シートP2(一対のループ部225を含む)から吸収体P3まで延びる圧搾溝である。一対の圧搾部218、218は、実質的に吸収性物品1の一対の圧搾部18、18と同一である。
第6の工程では、第6のユニット300Fが、裏面接合工程を実行する。
裏面接合工程では、第4の資材ロールWR4から裏面シート用の連続裏面シートBSが、搬送方向MDに搬送されつつ、接合装置290に供給される。連続裏面シートBSの一方の面には塗布装置305により接着剤(例示:ホットメルト接着剤)が塗布されている。一方、半製品P5が、搬送方向MDに搬送されつつ、接合装置290に供給される。そして、連続裏面シートBSと半製品P5とが、接合装置290の一対の接合ロール290a、290b間に狭持されて、接合される。それにより、図9(c)に示すように、連続裏面シートBSと半製品P5とが上下方向TDに積層された半製品P6が形成される。
第7の工程では第7のユニット300Gが周囲封止工程及び周囲切断工程を実行する。
周囲封止工程では、半製品P6は、搬送方向MDに搬送されつつ、周囲封止装置400に供給される。周囲封止装置400では、加熱ロール400aとアンビルロール400bとが対面配置されている。半製品P6は、加熱ロール400aとアンビルロール400bとの間に供給され、吸収性物品1の形状で縁取るように熱シールを施される。それにより、熱シールされた半製品P6が形成される。熱シールの内部には吸収体が収まっている。
周囲切断工程では、熱シールされた半製品P6は、搬送方向MDに搬送されつつ、周囲切断装置410に供給される。周囲切断装置410では、カッターロール410aとアンビルロール410bとが対面配置され、アンビルロール410bと搬送ロール410cとが対面配置されている。熱シールされた半製品P6は、カッターロール410aの切断刃によって個々の半製品に切断される。それにより、図10(a)に示すように、吸収性物品1の形状に分離された半製品P6、すなわち半製品P7が形成される。
半製品P7は粘着部及び粘着シートを有さない他は、折り畳まれていない状態の吸収性物品1と実質的に同一である。したがって、上記第1の工程〜第7の工程は、吸収性物品を準備する準備工程ということができる。分り易さのために、図10、図11の符号は、全て図1の符号に合わせるものとする。したがって、例えば、表面シート8及び一対のサイドシート13、13は、それぞれ切断された連続表面シートP1及び一対の連続サイドシートSSa、SSbに対応する。吸収体12は、吸収体P3に対応する。一対のループ部25、25及び一対の外側端縁27、27は、それぞれ切断された一対のループ部225、225及び一対の外側端縁227、227に対応する。一対の第1の接着部35、35は、一対の第1の接着部303X、303Xに対応する。
第8の工程では、第8のユニット300Hが、第1の折り畳み工程、固定工程、第2の折り畳み工程及び封止工程を実行する。
第1の折り畳み工程では、半製品P7は、搬送ベルト410dで搬送方向MDに搬送されつつ、第1の折り畳み装置420に供給される。第1の折り畳み装置420では、半製品P7が搬送ベルト420aで搬送されつつ、半製品P7の横断方向CDの中央部分が保持ロール420cで押さえられつつ、半製品P7の横断方向CDの両側部分が折り曲げ部材420b(セーラー)により折り畳まれる。具体的には、平面視で一対のループ部25、25の横断方向CD(幅方向W)の一対の外側端縁27、27上を通り、搬送方向MD(長手方向L)に延びる折り位置FT1、FT2で、半製品P7の一対の外延部3、3の一対のウイング部6、6を含む部分が、表面シート8上へ折り畳まれる。それにより図10(b)に示すように、一対の外延部3、3が表面シート8上へ折り畳まれた半製品P7、すなわち半製品P8が形成される。なお、折り位置FT1、FT2は、平面視で一対のループ部25、25の横断方向CD(幅方向W)の一対の外側端縁27、27よりも内側、すなわち外側端部(外側端縁27からループ部25の幅の1/3程度内側の位置までの範囲内のいずれかの位置)を通り、搬送方向MD(長手方向L)に延びる位置でも良い。
固定工程では、第5の資材ロールWR5から巻き戻された連続シート状の連続剥離シートCTが、塗布装置306により一方の面に粘着剤を塗布されつつ、切断装置430に供給される。切断装置430では、カッターロール430aとアンビルロール430bとが対面配置され、アンビルロール430bと押圧ロール430cとが対面配置されている。粘着剤を塗布された連続剥離シートCTは、カッターロール430aの切断刃によって所定の大きさに切断される。それにより、一対の粘着部17、17を有する剥離シート19、すなわち固定部材20が形成される。その剥離シート19は、アンビルロール430bと押圧ロール430cとの間で、搬送されてきた半製品P8の上側の面に押し付けられて、貼り付けられる。その結果、半製品P8の上側に折り畳まれて向かい合う一対のウイング部6、6に、固定部材20が掛け渡されて接合される。それにより、半製品P8の一対の外延部3、3の一対のウイング部6、6を含む部分が固定される。すなわち、折り畳まれた状態の一対のウイング部6、6が、折り畳みを解かれた状態に戻らないように固定部材20により固定される。それにより、固定部材20を有する半製品P8、すなわち半製品P9が形成される。
第2の折り畳み工程では、まず、第6の資材ロールWR6から巻き戻された連続シート状の連続剥離シートFTが、塗布装置307により一方の面に粘着剤を塗布されつつ、切断装置440に供給される。切断装置440では、カッターロール440aとアンビルロール440bとが対面配置され、アンビルロール440bと押圧ロール440cとが対面配置されている。粘着剤を塗布された連続剥離シートFTは、カッターロール440aの切断刃によって所定の大きさに切断される。それにより、複数の粘着部15を有する剥離シート(図示されず)が形成される。その剥離シートは、アンビルロール440bと押圧ロール440cとの間で、搬送ベルト430dにより搬送されてきた半製品P9の下側の面に押し付けられて、貼り付けられる。それにより、裏面シート14に粘着部15付きの剥離シートを有する半製品P9、すなわち半製品10が形成される。
次いで、搬送ベルト440dにより搬送されてきた半製品P10が、回転装置450dで面内方向に90度回転される。この場合、半製品P10の長手方向Lは横断方向CDになり、幅方向Wが搬送方向MDになる。その後、半製品10が、搬送方向MDに搬送されつつ、接合装置450に供給される。一方、第7の資材ロールWR7から巻き戻された連続シート状の連続包装シート9Aが、搬送方向MDに搬送されつつ、接合装置450に供給される。連続包装シート9Aの一方の面には塗布装置308により接着剤(例示:ホットメルト接着剤)が塗布されている。そして、粘着剤を塗布された連続包装シート9Aと半製品10とが、接合装置450の一対の接合ロール450a、450bとの間に挟持されて、接合される。それにより、図10(c)に示すように、半製品P10の下側の剥離シートに連続包装シート9Aを貼り付けられた半製品P10、すなわち半製品P11が形成される。半製品P11は、連続包装シート9Aを介して互いに連結されている。このとき、このとき、連続包装シート9Aの搬送方向MD(長手方向L)の前方側の端部は、半製品P7〜P10(吸収性物品1)の搬送方向MD(長手方向L)の前方側の端部よりも、搬送方向MD(長手方向L)の後方側(内側)に存在することが好ましい。
次いで、半製品P11は、搬送ベルト450cで搬送方向MDに搬送されつつ、第2の折り畳み装置460に供給される。第2の折り畳み装置460では、半製品P11が搬送ベルト460aで搬送されつつ、半製品P11の横断方向CDの中央部分が保持ロール460cで押さえられつつ、半製品P11の横断方向CDの両側部分が折り曲げ部材460b(セーラー)により折り畳まれる。具体的には、まず、図11(a)に示すように、平面視で半製品P11の横断方向CD(長手方向L)の後側の部分が折り位置FV1で表面シート8上へ折り畳まれる(半製品P12a)。続いて、半製品P11の横断方向CD(長手方向L)の前側の部分が折り位置FV2で表面シート8上へ折り畳まれる。それにより、横断方向CD(長手方向L)の後側及び前側の部分が表面シート8上へ折り畳まれた半製品P11、すなわち半製品P12が形成される。ただし、折り位置FV1、FV2は、固定部材20により固定された一対のウイング部6、6を含む部分を通り、幅方向W(搬送方向MD)に延びる位置である。
封止工程では、まず、半製品P12は搬送方向MDに搬送されつつ、封止装置470に供給される。封止装置470では、加熱ロール470aとアンビルロール470bとが対面配置されている。半製品P12は、加熱ロール470aにより、搬送方向MD(幅方向W)の両端部を横断方向CD(長手方向L)に沿って押圧し、熱シールされる。すなわち、搬送方向MDに互いに隣り合う半製品P12の間の連続包装シート9Aが、横断方向CDに熱シールされる。それにより、横断方向CDの両端部に形成された一対の接合部(熱シール部)43、43により、半製品P12が封止される。
次いで、熱シールされた半製品P12は搬送方向MDに搬送されつつ、切断装置480に供給される。切断装置480では、カッターロール480aとアンビルロール480bとが対面配置されている。熱シールされた半製品P6は、カッターロール480aの切断刃によって、搬送方向MDに互いに隣り合う半製品P12の間の接合部(熱シール部)43が各半製品P12用に分割される。それにより、連続包装シート9Aが個々の半製品用に切断され、各半製品P12が互いに独立する。
その後、第8の資材ロールWR8から巻き戻された連続シート状の連続リードテープTPが、切断装置490に供給される。切断装置490では、カッターロール490aとアンビルロール490bとが対面配置され、アンビルロール490bと搬送ベルト490cとが対面配置されている。連続リードテープTPは、カッターロール490aの切断刃によって所定の大きさに切断される。それにより、リードテープ44が形成される。そのリードテープ44は、アンビルロール490bと搬送ベルト490cとの間で、搬送されてきた封止された半製品P12の上面に押し付けられて、貼り付けられる。それにより、図11(b)に示すように、個別包装された半製品P12、すなわち半製品P13が形成される。半製品P13は吸収性物品1の個包装品である。
以上のようにして、少なくとも一箇所を折り畳まれた吸収性物品1が製造される。
このような構成を有する本製造方法の効果について説明する。
図12は、吸収性物品を折り畳んだときの態様を示す模式図である。図12(a)は吸収性物品1について、本実施の形態の方法とは異なり、第1の折り畳み工程において外延部3を緩く折り畳んだ後、固定工程及び第2の折り畳み工程をする場合を示す。一方、図12(b)は吸収性物品1について、第1の折り畳み工程を上述のとおり実施した後、固定工程及び第2の折り畳み工程を実施する場合を示す。したがって、図12(a)では、外延部3をウイング部6の幅方向Wの付け根の位置を折り位置として折り畳んでいるので、外延部3のうちのウイング部6のみが折り畳まれている。一方、図12(b)では、外延部3を折り位置FT1、FT2で折り畳んでいるので、外延部3の長手方向Lの概ね全体が折り畳まれている。
本実施の形態の方法とは異なり、第1の折り畳み工程において外延部3を緩く折り畳んだ場合、図12(a)に示すように、領域A1において、ループ部25の幅方向Wの外側端部B1が、サイドシート13(外延部3)から離れた状態で、すなわち肌側に突出した突出部C1を形成した状態で吸収性物品1が折り畳まれてしまう。その結果、吸収性物品1が不適切に折り畳まれてしまい、吸収性物品1に不適切な折り形状(突出部C1)や折り目C2が形成されてしまい、着用者の股部との密着性が阻害され、着用時に違和感や不快感を覚えるおそれがある。すなわち、吸収性物品の漏れ防止性や身体適合性が低下するおそれがある。
一方、本製造方法では、まず、準備工程において、表面シート8と一対のサイドシート13、13と吸収体12と裏面シート14とを備える、折り畳まれていない吸収性物品1を準備する。その吸収性物品1では、表面シート8の幅方向Wの両側に一対のループ部25、25が形成され、一対のループ部25、25における一対の内側端部に一対のサイドシート13、13における向かい合う一対の内側端部が接着されている。そして、続く第1の折り畳み工程において、平面視で一対のループ部25、25の幅方向Wの外側端縁27上又はその内側(外側端部)を通る、長手方向Lに延びる折り位置FT1、FT2で、一対の外延部3、3の一対のウイング部6、6を含む部分を表面シート8上へ折り畳む。その後、固定工程により、折り畳まれて向かい合った一対のウイング部6、6に固定部材20を掛け渡すことで、一対のウイング部6、6を含む部分を固定している。
したがって、第1の折り畳み工程により、ループ部25は、外延部3に外側から包み込まれるように覆われるので、ループ部25の動きは外延部3により拘束されて、よって包み込んだ外延部3の内側の領域内に制限される。このとき、外延部3は、平面視でループ部25の幅方向Wの外側端縁27上又はその内側(外側端部)を通る折り位置FT1、FT2で折り畳まれているので、外延部3の内側の領域には遊び(allowance)の空間が存在しない。言い換えると、外延部3は、ループ部25と外延部3との間に隙間がないように、あるいは、更に外延部3によりループ部25が幅方向Wの内側にやや押し込まれるように折り畳まれる。その結果、ループ部25が外延部3から離れて自由に変形する、ということを抑制できる。したがって、図12(b)に示すように、第2の折り畳み工程において、吸収性物品1を幅方向Wに延びる折り位置FV1で折り畳むとき、折り位置FV1とループ部25とが交差する領域A1において、ループ部25の幅方向Wの外側端部B1が、サイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。すなわち、吸収性物品1を適切に折り畳むことができる。それにより、吸収性物品1が不適切に折り畳まれてしまい、吸収性物品1に肌側に突出した突出部が形成される、というような不適切な折り形状やそれに伴う折り目が形成されることを抑制できる。
このとき、ループ部25は、外延部3に外側から包み込まれるように覆われるだけである。そのため、着用時に、固定部材20を外して、外延部3における固定された配置を開放することで、ループ部25は外延部3の拘束を離れて自由に変形することができる。その結果、ループ部25の幅方向Wの外側端部は、ループ部25の幅方向W内側へ変形することができ、一対のループ部25の機能(着用者の股部との密着性を高め、吸収性物品の漏れ防止性や身体適合性を高める等)を維持できる。
本実施の形態では、好ましい態様として、第1の折り畳み工程は、長手方向Lの全長に亘って一対の外延部3、3を、表面シート8上へ折り畳む工程を含んでもよい。この場合、本製造方法では、長手方向Lの全長に亘ってループ部25を外延部3で覆うことができる。そのため、本製造方法は、ループ部25の一部分を外延部3の一部分で覆う場合と比較して、より確実にループ部25を外延部3で包み込むように覆うことができる。それにより、第2の折り畳み工程において、吸収性物品1を折り畳むとき、ループ部25の幅方向Wの外側端部をより確実にサイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。したがって、ループ部25の幅方向Wの外側端部がサイドシート13から離れて突出した状態で折り畳まれることをより確実に抑制できる。
本実施の形態では、好ましい態様として、第1の折り畳み工程は、平面視で一対のループ部25、25における幅方向Wの外側端縁よりも内側(外側端部)を通る、長手方向Lに延びる折り位置FT1、FT2で、一対の外延部3、3の一対のウイング部6、6を含む部分を、表面シート8上へ折り畳む工程を含んでもよい。この場合、本製造方法では、外延部3がループ部25を幅方向Wの内側に押し込むように折り畳まれるので、より確実に、ループ部25が外延部3を離れて自由に変形する、ということを抑制できる。したがって、第2の折り畳み工程において、吸収性物品1を折り畳むとき、より確実に、ループ部25の幅方向Wの外側端部を、サイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。したがって、ループ部25の幅方向Wの外側端部がサイドシート13から離れて突出した状態で折り畳まれることをより確実に抑制できる。
本実施の形態では、好ましい態様として、準備工程は、吸収性物品1における長手方向Lの両端部分では、幅方向Wにおいて、一対のループ部25、25の一対の外側端部に、一対のサイドシート13、13の向かい合う一対の内側端部を更に接合する工程を含んでもよい。この場合、本製造方法では、吸収性物品1における長手方向Lの両端部分では、幅方向Wにおいて、ループ部25における内側端部だけでなく、ループ部25における外側端部もサイドシート13の内側端部に接合されている。そのため、第2の折り畳み工程において、吸収性物品1を表面シート8上へ折り畳むとき、折り始めの段階で、ループ部25及び外延部3に、肌側へ離れようとする力、すなわち肌側へ突出しようとする力を働き難くすることができる。それにより、ループ部25の幅方向Wの外側端部をより確実にサイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。
本実施の形態では、好ましい態様として、第2の折り畳み工程は、吸収性物品1を折り畳む前に、吸収性物品1の非肌側に包装シート9を接合する工程と、包装シート9を接合された吸収性物品1において、吸収性物品1を包装シート9と共に折り畳む工程と、を含んでもよい。そして、包装シート9の長手方向Lの一方側(長手方向Lの後側;搬送方向MDの前方側)の端部は、吸収性物品1の長手方向Lの一方側(長手方向Lの後側;搬送方向MDの前方側)の端部よりも、長手方向L内側に存在する、としてもよい。この場合、本製造方法では、吸収性物品1を折り畳むときの折り位置FV1から包装シート9の端部までの長さを相対的に短くしている。その結果、第2の折り畳み工程において、その長さが相対的に長い包装シートの場合と比較して、包装シート9が折り畳みに対して抵抗する力が少なくなるので、包装シート9を少ない力で容易に折り畳むことができる。すなわち、吸収性物品1を包装シート9と共に折り畳むとき、折り畳みに必要な力を小さくでき、より確実に折り畳むことができる。
本実施の形態では、好ましい態様として、第2の折り畳み工程は、外延部3の一対のウイング部6、6を含む部分における固定部材20のある位置以外の位置を折り位置FV1、FV2として、吸収性物品1を折り畳む工程を含んでもよい。この場合、本製造方法では、一対のウイング部6、6を含む部分における固定部材20のある位置以外の位置(FV1、FV2)を折り位置にしており、固定部材20のある位置を折り位置にしないことで、吸収性物品1を表面シート8上へ安定的に折り畳むことができる。そのため、吸収性物品1を折り畳むときに、固定部材20の位置がずれたり、剥がれたりして、一対の外延部3の固定が弛んでしまい、ループ部25及び外延部3が肌側へ離れる、すなわち肌側へ突出する、という事態を抑制できる。それにより、ループ部25の幅方向Wの外側端部をより確実にサイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。
本実施の形態では、好ましい態様として、固定工程は、固定部材20のうちの、吸収性物品1の搬送方向MDの前方端部を、一対のウイング部6、6に接着剤で接合しないようにしつつ、固定部材20を一対のウイング部6、6に接着剤で接合する工程を含んでもよい。この場合、本製造方法では、固定部材20における搬送方向MDの前方端部を一対のウイング部6、6に接着剤で接合しないようにする、すなわち前方端部にドライエッジを設けている。そのため、接着剤のはみ出しやすい固定部材20の前方端部から接着剤がはみ出して、その後の工程におけるローラ等に接着剤が付着し、その接着剤により、その後の固定部材20の位置がずれたり、剥がれたりして、一対のウイング部6、6を含む部分の固定が弛んでしまい、ループ部25及び外延部3が肌側へ離れる、すなわち肌側へ突出する、という事態を抑制できる。それにより、ループ部25の幅方向Wの外側端部をより確実にサイドシート13(外延部3)に接した状態で折り畳むことができる。
本発明の吸収性物品は、上述した各実施形態に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組合せや変更等が可能である。
1 吸収性物品
3 外延部
6 ウイング部
8 表面シート
12 吸収体
13 サイドシート
14 裏面シート
25 ループ部
20 固定部材
FT1、FT2 折り位置

Claims (7)

  1. 長手方向、幅方向及び厚さ方向を有し、前記幅方向の両側へ延出する一対のウイング部を備える少なくとも一箇所を折り畳まれた吸収性物品の製造方法であって、
    前記吸収性物品を準備する準備工程であり、
    前記吸収性物品が、表面シートと、前記表面シートの前記幅方向の両端部にそれぞれ接合された一対のサイドシートと、裏面シートと、前記表面シート及び前記一対のサイドシートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体と、を含み、
    前記表面シートの前記幅方向の両端部分がループ状に非肌側に折り返されて、前記幅方向の両外側へ延出した一対のループ部と、
    前記一対のサイドシート及び前記裏面シートにおける前記幅方向の前記吸収体の両外側に位置する部分が接合されて形成された一対の外延部と、を有し、
    前記一対のループ部における前記幅方向の一対の内側端部が、前記一対のサイドシートに接合され、
    前記一対の外延部のうちの両外側へ延出する部分が、前記一対のウイング部である、前記準備工程と、
    平面視で前記一対のループ部の前記幅方向の外側端縁上又はその内側を通り、前記長手方向に延びる折り位置で、前記一対の外延部の前記一対のウイング部を含む部分を、前記表面シート上へ折り畳む第1の折り畳み工程と、
    折り畳まれて向かい合う前記一対のウイング部に、固定部材を掛け渡して接合し、前記一対のウイング部を含む部分を固定する固定工程と、
    前記固定工程により固定された前記一対のウイング部を含む部分における、前記一対のウイング部の存在する位置以外の位置を通り、前記幅方向に延びる折り位置で、前記吸収性物品を折り畳む第2の折り畳み工程と、
    を備える、
    吸収性物品の製造方法。
  2. 前記第1の折り畳み工程は、前記長手方向の全長に亘って前記一対の外延部を、前記表面シート上へ折り畳む工程を含む、
    請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記第1の折り畳み工程は、平面視で前記一対のループ部における前記幅方向の外側端縁よりも内側を通る、前記長手方向に延びる折り位置で、前記一対の外延部の前記一対のウイング部を含む部分を、前記表面シート上へ折り畳む工程を含む、
    請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記準備工程は、前記吸収性物品における前記長手方向の両端部分では、前記幅方向において、前記一対のループ部の一対の外側端部に、前記一対のサイドシートの向かい合う前記一対の内側端部を更に接合する工程を含む、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記第2の折り畳み工程は、
    前記吸収性物品を折り畳む前に、前記吸収性物品の非肌側に包装シートを接合する工程と、
    前記包装シートを接合された吸収性物品において、前記吸収性物品を前記包装シートと共に折り畳む工程と、を含み、
    前記包装シートの前記長手方向の一方側の端部は、前記吸収性物品の前記長手方向の一方側の端部よりも、前記長手方向内側に存在する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記第2の折り畳み工程は、前記一対の外延部の前記一対のウイング部を含む部分における前記固定部材のある位置以外の位置を折り位置として、前記吸収性物品を折り畳む工程を含む、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記固定工程は、前記固定部材のうちの、前記吸収性物品の搬送方向の前方端部を、前記一対のウイング部に接着剤で接合しないようにしつつ、前記固定部材を前記一対のウイング部に接着剤で接合する工程を含む、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
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