JP6161060B2 - 農作物搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、馬鈴薯等の農作物を無端スラットコンベヤで周回させるように搬送し、その搬送中に作業者が不要物の排除や農作物の選別等の作業を行えるようにする農作物搬送装置に関する。
従来、土中から掘り起こした農作物を拾い上げて収穫する際、農作物とともに拾い上げた土塊・石・根・茎・葉・腐れ物等の排除作業や、形状・大きさ・状態等が不適格な農作物の選別作業を拾い上げ作業と並行して行っている。その作業に使用される農作物拾い上げ機が特許文献1に開示されている。この技術は、拾い上げ装置の送り先に水平に循環する矩形状の無端コンベヤを設け、その無端コンベヤの排出位置の下方に回収容器を設けている。
この技術によれば、拾い上げ装置で拾い上げた農作物が無端コンベヤに投入され、無端コンベヤの側方の作業者が農作物拾い上げ機の走行に合せて歩行しながら前記作業を行い、その作業後に残った農作物が排出位置で回収容器へ滑り落ちて収容される。無端コンベヤは、作業者が余裕を持って作業できるようにするために、拾い上げた農作物を直ぐに回収容器へ収容せず、時間をかけるように周回させて搬送するものである。
ところで、前記技術の作業において、作業者は、土塊・石・不適格な農作物等の不要物を正面で取り上げ、これを無端コンベヤの外側へ投げ落とすように左右の手を後方へ動かしている。したがって、不要物の排除の度に左右の腕を身体の前後へ何度も往復させる必要があり、運動量が多くて疲労が重なるという問題があった。
特開2011−217629号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、不要物の排除や農作物の選別等の作業を行う作業者の疲労を軽減することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 多数のスラット板に物品を載せて水平で矩形状に循環移動する無端スラットコンベヤに農作物を路中の投入位置で投入し、その農作物を作業者による作業のために周回するように搬送させた後、路中の排出位置から排出させる農作物搬送装置であって、前記無端スラットコンベヤの循環路内側の中央上部にエンジンを設置し、作業者がスラット板から取り上げた不要物を投入する投入口を無端スラットコンベヤで囲まれた内側位置で且つエンジンの外側となるスラット板寄りの位置に形成し、同投入口から投入された不要物を無端スラットコンベヤの外へ排出させるための排出シュート又は排出コンベヤを設け、更に前記排出シュート又は排出コンベヤを無端スラットコンベヤで囲まれた内側下方位置から無端スラットコンベヤの外側に渡って直線状に設けた、農作物搬送装置
2) 走行機体の前部に農作物の拾い上げ装置を備え、畑の畝に沿って走行しながら畝上の農作物を拾い上げる農作物拾い上げ機において、前記拾い上げ装置の送り先に前記1)記載の農作物搬送装置を取り付け、その無端スラットコンベヤの排出位置の下方に回収容器を置く置き台を設けた、農作物拾い上げ機
にある。
本発明の前記1)及び2)記載の構成によれば、無端スラットコンベヤで農作物が搬送される途中、無端スラットコンベヤの側方の作業者がスラット板上の不要物を取り除いてスラット板の正面の排出シュート又は排出コンベヤに投入すると、不要物は無端スラットコンベヤの外側に滑り落ちる。したがって、作業者はスラット板とその直ぐ正面の排出シュート又は排出コンベヤとの間で手をわずかに前後させるだけで済み、従来技術と比較して運動量が大幅に削減されて疲労を軽減できるようになる。
本発明の前記3)記載の構成によれば、置き台に回収容器を置いて農作物拾い上げ機を畝に沿って走行させると、畝上の農作物が拾い上げ装置で拾い上げられて無端スラットコンベヤに投入され、作業者によってスラット板上の不要物が排出シュート又は排出コンベヤに投入されて排除され、残った農作物が排出位置から排出されて回収容器に収容される。したがって、これらの工程を一台の機体で並行して連続的に行うことができる。
実施例の農作物拾い上げ機の側面図である。 実施例の農作物拾い上げ機の平面図である。 実施例の他の例の農作物拾い上げ機の側面図である。
本発明の排出シュート又は排出コンベヤは、走行機体の後方へ直線状に設けるか、又は走行機体の横方向に曲げて畝の側方へ落ちるようにしても良い。また、不要物との摩擦や前後の高低差が大きく取れない等の理由で自然に滑り落ちにくい場合などは、排出シュートに代えてエンジンやモーター等で作動する排出コンベヤを設けて強制的に排出できるようにしても良い。以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1,2に示す実施例は、拾い上げ装置の送り先に本発明の農作物搬送装置を取り付けた馬鈴薯用の農作物拾い上げ機の例である。その農作物拾い上げ機を図1に示す。
図中、Aは畝、Fは不要物、Ha,Hbは作業者、Pは農作物(馬鈴薯)、1は走行機体、11は前輪、12は駆動輪、13はエンジン、14は操作部、2は拾い上げ装置、21は農作物Pを走行機体1の中央側へ掻き込む左右の掻込ベルト、22は先端部を土中に埋入して掻込ベルト21で掻き込まれた農作物Pを持ち上げて搬送する持ち上げコンベヤ、3は無端スラットコンベヤ、4は排出シュート、5は回収容器、51は回収容器5を置く置き台である。
無端スラットコンベヤ3は、平面視で矩形状に張り渡された無端索体(図示は省略)と、その無端索体に前後が重なるように傾斜可能に枢支された多数のスラット板31と、走行機体1の右側でスラット板31を回収容器5の方へ一時的に傾ける迫り上げガイド32で構成され、エンジン13の駆動力によって平面視で反時計廻りに回動する。
排出シュート4は直線状で、無端スラットコンベヤ3で囲まれた内側位置の左側のスラット板31寄りの前後中間位置から走行機体1を貫通して無端スラットコンベヤ3の後側の下方に渡って下向きに取り付けられている。排出シュート4の高低差は、始端の投入口41がスラット板31とほぼ同じ高さで、終端は畝Aと接触しない高さにしている。
本実施例では、置き台51に回収容器5を置いてエンジン13を始動し、拾い上げ装置2と無端スラットコンベヤ3を作動させて農作物拾い上げ機を畝Aに沿って走行させる。持ち上げコンベヤ22の先端部が畝Aに埋入し、図1に示すように、畝Aの上の農作物Pが左右の掻込ベルト21で走行機体1の中央側へ掻き込まれ、持ち上げコンベヤ22で土等と共に上方へ搬送されて無端スラットコンベヤ3に上方から投入される。土のほとんどは持ち上げコンベヤ22による搬送中に落下する。
無端スラットコンベヤ3では、投入された農作物Pがスラット板31に載って排出位置へ搬送される。その搬送途中、無端スラットコンベヤ3の左側の作業者Hbは、走行機体1の走行に合せて歩行しながらスラット板31上の農作物Pに付着又は同時に拾い上げられた土塊・石・根・茎・葉・腐れ物等の不要物Fを排除し、必要に応じて形状・大きさ・状態等が不適格な農作物Pを選別する。
このとき、作業者Hbは取り上げた不要物Fを正面の排出シュート4の投入口41に投入し、不要物Fは無端スラットコンベヤ3の後側の下方を通過して畝Aの上又はその側方に滑り落ちる。したがって、作業者Hbはスラット板31とその直ぐ正面の排出シュート4との間で手をわずかに前後させるだけで済み、従来技術と比較して運動量が大幅に削減されて疲労を軽減できるものとなっている。
作業後に残った農作物Pが右側の排出位置に来ると、スラット板31は迫り上げガイド32によって一時的に傾き、農作物Pが右側へ滑り落ちて下方の回収容器5に収容される。
図3に示すのは、排出シュート4に代えてエンジン13の駆動力を利用して作動するベルト式の排出コンベヤ6を取り付けた実施例の農作物拾い上げ機の他の例である。図中、61は搬送ベルトである。この例では、不要物Fとの摩擦や前後の高低差が大きく取れない等の理由で自然に滑り落ちにくい場合などにおいて、強制的に排出させることができる。その他、符号、構成、作用効果は実施例と同じである。
本発明の技術は、乾燥用のために畑表土に一時置いた農作物を拾い上げ、一緒に拾い上げられる土塊・石・根・茎・葉・腐れ物等を排除して農作物のみを回収する農作物拾い上げ機に利用される。農作物としては、馬鈴薯等の芋類、にんにく、人参、玉ねぎ等の選別作業に有用である。
A 畝
F 不要物
Ha 作業者
Hb 作業者
P 農作物(馬鈴薯)
1 走行機体
11 前輪
12 駆動輪
13 エンジン
14 操作部
2 拾い上げ装置
21 掻込ベルト
22 持ち上げコンベヤ
3 無端スラットコンベヤ
31 スラット板
32 迫り上げガイド
4 排出シュート
41 投入口
5 回収容器
51 置き台
6 排出コンベヤ
61 搬送ベルト

Claims (2)

  1. 多数のスラット板に物品を載せて水平で矩形状に循環移動する無端スラットコンベヤに農作物を路中の投入位置で投入し、その農作物を作業者による作業のために周回するように搬送させた後、路中の排出位置から排出させる農作物搬送装置であって、前記無端スラットコンベヤの循環路内側の中央上部にエンジンを設置し、作業者がスラット板から取り上げた不要物を投入する投入口を無端スラットコンベヤで囲まれた内側位置で且つエンジンの外側となるスラット板寄りの位置に形成し、同投入口から投入された不要物を無端スラットコンベヤの外へ排出させるための排出シュート又は排出コンベヤを設け、更に前記排出シュート又は排出コンベヤを無端スラットコンベヤで囲まれた内側下方位置から無端スラットコンベヤの外側に渡って直線状に設けた、農作物搬送装置。
  2. 走行機体の前部に農作物の拾い上げ装置を備え、畑の畝に沿って走行しながら畝上の農作物を拾い上げる農作物拾い上げ機において、前記拾い上げ装置の送り先に請求項1記載の農作物搬送装置を取り付け、その無端スラットコンベヤの排出位置の下方に回収容器を置く置き台を設けた、農作物拾い上げ機
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