JP6159645B2 - ベルマウスの取付構造およびレンジフード - Google Patents

ベルマウスの取付構造およびレンジフード Download PDF

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Description

本発明は、換気装置のファンケーシングを備える送風機の吸込口に設けられるベルマウスの取付構造およびその取付構造を有するレンジフードに関する。
従来、調理により発生する油煙などを捕集し排気するレンジフードなどの換気装置において、遠心送風機が多く使用されている。これらの遠心送風機の吸込口には、ベルマウスと呼ばれる部品をファンケーシングの吸込部に取り付けて、吸込口を形成している。ベルマウスは、油煙の流路であるため定期的に清掃することが望ましいが、遠心送風機を清掃する際にはこのベルマウスを着脱する必要がある。そこで、従来から種々の取り付け方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、ベルマウスをファンケーシングにねじ止めすることで着脱可能に固定して取り付ける構造が記載されている。しかしながら、ベルマウスはレンジフードのファンケーシングに装着されるものであるから高所での作業となり、ねじ止めは作業性が悪い。
また、特許文献2には、ベルマウスとファンケーシングとを嵌め合わせることで着脱可能に固定して取り付ける構造が記載されている。しかしながら、取り付け時には高所に取り付けられたファンケーシングに備えるいくつもの爪部の位置を確認しながらベルマウスを嵌め合わせなければならず、煩わしいばかりか爪部の設置個所が高所であるため確認しづらく作業性が悪い。また、清掃時に指が不用意に爪部に触れてしまい、指を切ってしまう恐れがあった。
また、特許文献3には、弾性を有する係合片とベルマウスの外周に設けた係合溝とが係合することでベルマウスがワンタッチで着脱可能に固定して取り付ける構造が記載されている。しかしながら、このような構成であると構造が複雑になるため、高価になってしまう。
特開平11―311431 特開2005―291550 特開2013―181706
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、レンジフードの送風機といった高所に設置された作業性の悪い環境下でも容易に作業を行うことができるように作業性に優れ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造およびレンジフード1を提供することである。
上記課題を解決するために、換気装置のファンケーシングを備える送風機の吸込口に設けられるベルマウスをその吸込口に取り付ける取付構造であって、ベルマウスは、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の一端と、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、一端に対向する他端と、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、一端と他端の間に位置する側端と、を有し、吸込口の周囲に、一端を受け入れる凹状部と、側端の少なくとも一方に当接して、凹状部への一端の受け入れをガイドするガイド部と、他端を差し込んで係止する係止部と、を備え、凹状部は、係止部への他端の差し込み長さより長い凹み長さを有し、一端は、他端が係止部に差し込まれて係止された際凹状部に係合する、取付構造が提供される。
これによれば、ベルマウスのフランジ部の一端が、作業者の視認確認を不要とするほど容易に凹状部に受け入れられるので、作業性の悪い環境下でも簡単にベルマウスを取り付けることができるように作業性に優れ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造を提供することができる。
さらに、ガイド部は2以上設けられ、側端の両方に当接することを特徴としてもよい。
これによれば、よりスムースに安定した案内を実現できる。
さらに、一端の全長は、一方の側端から他方の側端までの最短距離よりも短いことを特徴としてもよい。
これによれば、2つのガイド部の距離となる一方の側端から他方の側端までの長さより、一端の全長の方が短いことで、一端を2つのガイド部の間を目がけて当てた場合に嵌りやすい。
上記課題を解決するために、換気装置のファンケーシングを備える送風機の吸込口に設けられるベルマウスをその吸込口に取り付ける取付構造であって、ベルマウスは、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の一端と、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、一端に対向する他端と、ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、一端と他端の間に位置する側端と、を有し、吸込口の周囲に、一端を受け入れる凹状部と、他端を差し込んで係止する係止部と、を備え、凹状部の凹み深さは、係止部への他端の差し込み長さより深く、凹状部の全長は、一端の全長よりも長く、一端は、他端が係止部に差し込まれて係止された際凹状部に係合する、取付構造が提供される。
これによれば、一端を突き当てることができる幅が広く取れるため、突き当てた後は他端を係止部に差し込むだけでベルマウスを取付けることができるので、作業性の悪い環境下でも簡単にベルマウスを取り付けることができるように作業性に優れ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造を提供することができる。
さらに、一端を摺動させて、凹状部への一端の受け入れを案内する傾斜部を備えることを特徴としてもよい。
これによれば、一端を挿入する際に凹状部から多少位置がずれてしまっても、一端は傾斜部によって凹状部へと案内することができる。
さらに、他端は、吸込口の直径より短い1つの係止片を有することを特徴としてもよい。
これによれば、視認確認を行いながら係止片を係止部に差し込む場合は1つの係止片に注意すれば良いため、フランジ部の他端の左右両端に視線を動かして注意する必要がなく、視界が絞られて容易に取り付けることができる。
さらに、係止片の側縁に当接して、係止部への係止片の差し込みをガイドする凸状部を備えることを特徴としてもよい。
これによれば、作業者の視認確認を不要とするほど容易に係止片を係止部に差し込むことができ、ベルマウスを送風機の吸込口に取り付けすることを簡単に完了することができる。
さらに、一端は一部に段部を有し、段部の高さは凹状部の凹み幅にほぼ等しいことを特徴としてもよい。
これによれば、ベルマウスを取り付けた後ガタつきが無くなる。
上記課題を解決するために、上記の取付構造を備えるレンジフードが提供される。
これによれば、レンジフードの送風機を清掃等する際簡単な操作でベルマウスを着脱できるので、作業性を向上させたレンジフードを提供できる。
以上説明したように、本発明によれば、レンジフードの送風機といった高所に設置された作業性の悪い環境下でも容易に作業を行うことができるように作業性を向上させ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造およびレンジフード1を提供することができる。
本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)正面図、(B)平面面図、(C)底面図、(D)右側面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)整流板を取り外した場合の底面図、(B)整流板を取り外した場合の右下から見た斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの断面図(図1(A)におけるA−A断面) 本発明に係る第一実施例におけるベルマウスの、(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図、(E)断面図(D−D断面)、(F)右上から見た斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードに取り付けられたベルマウスの、(A)一端付近の拡大断面図(図1(A)におけるA−A断面)、(B)他端付近の拡大断面図(図1(A)におけるA−A断面)。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの凹状部付近の、(A)ベルマウスを取り外した場合の図1(D)の断面B−Bにおける断面図、(B)ベルマウスを取り外した場合の図1(D)の断面C−Cにおける断面図、(C)ベルマウスを取り付けた場合の図1(D)の断面B−Bにおける断面図、(D)ベルマウスを取り付けた場合の図1(D)の断面C−Cにおける断面図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1は、本発明に係る第一実施例におけるレンジフード1の正六面図の一部を、図2は、整流板5を取り外したレンジフード1の底面図と右下から見た斜視図を、図3は、前後方向(正面・背面方向)の断面における断面図を示す。
レンジフード1は、調理器の上方に設けられ、下方または周囲で行われる調理によって発生する湯気や油煙等を含む空気を捕集するための、上方に凹状の内面パネル30を内面に有する薄型のフード部2を有する。内面パネル30は開口部31を有し、共通パネル40がその開口部31に気密に取り付けられる。そして、共通パネル40は開口部を有し、油煙等を含む空気をその開口部から吸込み、煙道7内に引込み、その煙道7内に配置されるフィルタ50が油煙等を空気から取り除く。
フード部2は、上部に位置し共通パネルの開口部と適合した連通口6付近で、排気ダクト3に接続された送風機ボックス(換気装置)4と連結されている。送風機ボックス4は、連通口6と連通する煙道7と、吸込口22で煙道7と連通する内部に空気の流れを発生させる送風機21を有するファンケーシング20を有する。従って、送風機21が稼働すると連通口6は負圧となり、内面パネル30の下方の空気は連通口6を通して吸入され、煙道7とファンケーシング20を経由して排気ダクト3を通して外部に排出される。
レンジフード1は、ファンケーシング20の吸込口22に、空気を低い抵抗でスムースに吸込むようにガイドするため、空気の流れに接する部分にラッパ口形状を有するベルマウス10を備える。ベルマウス10は、フィルタ50の空気の流れの下流側に配置されるので、フィルタ50が油煙等を取り除いた後の空気と接する。しかし、フィルタ50は油分を完全には取り除くことはできず、ベルマウス10も油煙など含む空気の通り道となるため油分が付着することが多いので、ベルマウス10は、ベルマウス10や送風機21のファンを取り外して洗浄するため、着脱可能に備えられる。
送風機21の内部に空気を確実に送り込むため、ベルマウス10の吸込口22中心側の内径は、送風機21のファンの内径よりも小さく形成し、かつ吸込口22の径はファンの外径より大きく形成されている。そのため、送風機21のファンを取り外す場合は、ベルマウス10を取り外すことで、吸込口22から送風機21のファンを取り外すことができる。なお、図示する送風機21のファンは、高静圧の遠心送風ファンであるが、特にこれに限定されず、軸流ファンであってもよい。
なお、換気装置とは、本実施例においてはファンケーシング20として記載するが、レンジフードを始めとして、食卓の上方に備えられ換気機能と照明機能とを備えた装置、浴室換気扇、浴室換気乾燥機、天井換気扇、空気清浄機などの装置、その他の送風機を備える装置を含むものである。
図4は、ベルマウス10の六面図等を示す。ベルマウス10は、空気を低い抵抗でスムースに吸込むようにガイドするための漏斗部12と、ファンケーシング20の外面に当接するため、漏斗部12から周囲に延在するフランジ部11とを有する。フランジ部11は、一の辺に一端111と、一端111に対向する他辺に位置する他端112と、一端111と他端112の間に位置する2つの側端113とを有する。一端111と側端113の間にはアールを設けて、一端111の全長(LI)は、側端113間の距離(LS)より短くなっている。
図5と図6を用いて、どのようにベルマウス10を着脱するのかを含めて、より詳細に説明する。図5(A)は、レンジフード1にベルマウス10を取り付けた場合上端となる一端111と凹状部24付近の拡大断面図(正面・背面方向となるA−A断面における)である。また、図5(B)は、レンジフード1にベルマウス10を取り付けた場合下端となる他端112と係止部25付近の拡大断面図(同断面における)である。図6(B)と(D)は、左右側面方向の断面であって凹状部24を含むような断面(断面C−C)での断面図であり、図6(A)と(C)は、左右側面方向の断面であって凹状部24を含まないわずか正面よりの断面(断面B−B)での断面図である。なお、図6においては、分かりやすくするために、吸込口22の向こう側に見える送風機21などの記載を省略している。
凹状部24、係止部25およびガイド部26は、吸込口22の周囲に、ベルマウス10の大きさに適合して設けられる。凹状部24は、吸込口22の上側にファンケーシング20の外面に沿って設けられ、その凹状となった部分にベルマウス10の上側のフランジ部11の上端となる一端111を受け入れるように形成される。係止部25は、吸込口22の下側にファンケーシング20の一部を正面側に切り起こすようにして設けられ、他端112を差し込んで係止するように形成される。また、ガイド部26は、吸込口22の横に1つファンケーシング20の一部を正面側に突出させるようにして設けられ、側端113の一部に当接して、凹状部24への一端111の受け入れをガイドするように形成される。
凹状部24のファンケーシング20の外面に沿った方向の全長(LHL)は、ベルマウス10の一端の全長(LI)よりはるかに長い。作業者がベルマウス10をファンケーシング20の吸込口22に取り付ける際まず一端111を凹状部24に嵌め入れることになるが、これにより、一端111は、左右方向において作業者の視認確認を不要とするほど容易に凹状部24に受け入れられる。
なお、作業者が一端111を凹状部24に嵌め入れる際、側端113をガイド部26または送風機ボックス4の内側面にあてて摺動させながら、一方の側端113から他方の側端113までの最短距離となる両側端113間の距離(LS)より短い全長(LI)の一端111を嵌め入れる。これにより、一端111をガイド部等の間を目がけて当てた場合に嵌りやすく、一端111は、左右方向において作業者の視認確認を不要とするほどさらに容易に凹状部24に受け入れられる。本実施例では、ガイド部26は両側に2つ設けており、両側端はそれぞれがガイド部26に当接する。すなわち送風機ボックス4の内側面も凹状部24へ一端を受け入れさせることを案内しているため、送風機ボックス4の内側面はガイド部26としての機能を有しており、ガイド部とみなす事ができる。なお、本実施例では送風機ボックス4の内側面以外にもう一つガイド部26を設けているが、これをいずれか一つとして側端113の一方のみをガイド部にあてて摺動させることで凹状部24へ一端111を嵌めても良い。
作業者は、一端111を凹状部24に嵌め入れ終わった後、側端113と他端112をファンケーシング20の外面に当接させて摺動させながら、ベルマウス10を下方へ移動させ、ファンケーシング20の外面から切り起こされた係止部25とその外面との間に形成されたスリット29へ他端112を差し込む。なお、スリット29のスリット幅は、ガタつきをなくすためベルマウス10の板厚程度が好ましい。係止部25の切り起こし長さは、他端112の差し込み長さ(LT)とほぼ等しいこととなり、また、凹状部24は、係止部25への他端112の差し込み長さ(LT)より長い凹み長さ(LHD)を有しているので、換言すれば、凹状部24の凹み深さ(LHD)は、係止部25への他端112の差し込み長さ(LT)より深いので、作業者が一端111を凹状部24に嵌め入れ後他端112をスリット29に差し込むことができる。
そして、作業者がベルマウス10を下方に移動させて他端112をスリット29に差し込んで他端112を係止部25に係止させた場合においても、一端111は、凹状部24に係合している。これにより、ベルマウス10は、ファンケーシング20の外面の吸込口22の周囲に固定され、取り付けられることとなる。
上述した構造は、ベルマウス10を吸込口22に取り付ける取付構造であって、ベルマウス10は、ファンケーシング20の外面に当接するフランジ部11の一端111と、ファンケーシング20の外面に当接するフランジ部11の、一端111に対向する他端112と、ファンケーシング20の外面に当接するフランジ部11の、一端111と他端112の間に位置する側端113と、を有し、吸込口22の周囲に、一端111を受け入れる凹状部24と、側端113の少なくとも一方に当接して、凹状部24への一端111の受け入れをガイドするガイド部26と、他端112を差し込んで係止する係止部25と、を備え、凹状部24は、係止部25への他端112の差し込み長さ(LT)より長い凹み長さ(LHD)を有し、一端111は、他端112が係止部25に差し込まれて係止された際凹状部24に係合する取付構造である。
これによれば、ベルマウスのフランジ部の一端が、作業者の視認確認を不要とするほど容易に凹状部に受け入れられるので、作業性の悪い環境下でも簡単にベルマウスを取り付けることができるように作業性に優れ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造を提供することができる。また、凹状部24の全長(LHL)が、一端111の全長(LI)よりも長いことは、一端111を突き当てることができる幅が広く取れるため、突き当てた後は他端112を係止部25に差し込むだけでベルマウス10を取付けることができるので、作業性の悪い環境下でも簡単にベルマウスを取り付けることができるように作業性に優れ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造を提供することができる。
本実施例におけるレンジフード1は、この取付構造を採用したレンジフードである。これによれば、レンジフードの送風機等を清掃等する際、簡単な操作でベルマウス10を着脱できるので、作業性を向上させたレンジフードを提供できる。
また、レンジフード1は、一端111を摺動させて、凹状部24への一端111の受け入れを案内する傾斜部28を備えてもよい。これによれば、一端111を挿入する際に凹状部24から作業者の手前方向(正面方向)に多少位置がずれてしまっても、一端111は傾斜部28によって凹状部24へと案内することができ、一端111は、前後方向において作業者の視認確認を不要とするほど容易に凹状部24に受け入れられる。
また、一端111は、その一部に段部115を有してもよい。段部115の高さ(LDH)は凹状部24の凹み幅(LHW)にほぼ等しい。これによれば、一端111の強度が増すと共に、凹状部24にしっかりと嵌り込むのでベルマウス10を取り付けた後ガタつきが無くなる。
また、ベルマウス10は、他端112において吸込口の直径より短い1つの係止片116を有してもよい。これによれば、視認確認を行いながら係止片116を係止部25に差し込む場合は幅の狭い1つの係止片116に注意すれば良いため、フランジ部11の他端112の左右両端に視線を動かして注意する必要がなく、視界が絞られて容易に取り付けることができる。なお、他端112の全長は、側端113の間の距離と等しいが、他端と側端の間にアールを設ける場合は、一端側と同様直線部分のみを全長としてもよい。係止片116を有する場合、係止片116の側縁117に当接して、係止部25への係止片116の差し込みをガイドする凸状部27を備えてもよい。これによれば、作業者の視認確認を不要とするほど容易に係止片を係止部に差し込むことができ、ベルマウス10を送風機の吸込口に取り付けすることを簡単に完了することができる。
ベルマウス10を取り外す場合は、上記取り付ける順序と逆の手順となる。即ち、作業者は、ベルマウス10を係止部25への他端112の差し込み長さ(LT)以上上方(凹状部24の方)へ動かすことにより、他端112と係止部25との係止を外す。次に、作業者は、他端112のフランジ部11をファンケーシング20の外面から少し浮かせて下に下ろす。これにより、一端111は凹状部24との係合を離れることとなる。作業者はたったこれだけの作業により、ベルマウス10をファンケーシング20から取り外すことができる。レンジフードの送風機といった高所に設置された作業性の悪い環境下でも容易に取り外すことができるように作業性を向上させ、かつ安全で安価なベルマウスの取付構造およびレンジフード1を提供することができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。
例えば、本実施例ではベルマウスを床と垂直に取り付けるタイプを例示したが、これに限らず、例えば床と平行に取り付けるタイプや傾斜して取り付けるタイプにも有効である。
1 レンジフード
2 フード部
3 排気ダクト
4 送風機ボックス(換気装置)
5 整流板
6 連通口
7 煙道
10 ベルマウス
11 フランジ部
111 一端
112 他端
113 側端
115 段部
116 係止片
117 側縁
12 漏斗部
20 ファンケーシング
21 送風機
22 吸込口
24 凹状部
25 係止部
26 ガイド部
27 凸状部
28 傾斜部
29 スリット
30 内面パネル
31 開口部
40 共通パネル
50 フィルタ
LI 一端の全長
LT 他端の差し込み長さ
LHD 凹み深さ(凹み長さ)
LHW 凹み幅
LHL 凹状部の全長
LDH 段部の高さ
LS 側端間の距離(他端の全長)

Claims (9)

  1. 換気装置のファンケーシングを備える送風機の吸込口に設けられるベルマウスを前記吸込口に取り付ける取付構造であって、
    前記ベルマウスは、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の一端と、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、前記一端に対向する他端と、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、前記一端と前記他端の間に位置する側端と、
    を有し、
    前記吸込口の周囲に、
    前記一端を受け入れる凹状部と、
    前記側端の少なくとも一方に当接して、前記凹状部への前記一端の受け入れをガイドするガイド部と、
    前記他端を差し込んで係止する係止部と、
    を備え、
    前記凹状部は、前記係止部への前記他端の差し込み長さより長い凹み長さを有し、
    前記一端は、前記他端が前記係止部に差し込まれて係止された際前記凹状部に係合する、
    取付構造。
  2. 前記ガイド部は2以上設けられ、前記側端の両方に当接することを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 前記一端の全長は、一方の前記側端から他方の前記側端までの最短距離よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の取付構造。
  4. 換気装置のファンケーシングを備える送風機の吸込口に設けられるベルマウスを前記吸込口に取り付ける取付構造であって、
    前記ベルマウスは、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の一端と、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、前記一端に対向する他端と、
    前記ファンケーシングの外面に当接するフランジ部の、前記一端と前記他端の間に位置する側端と、
    を有し、
    前記吸込口の周囲に、
    前記一端を受け入れる凹状部と、
    前記他端を差し込んで係止する係止部と、
    を備え、
    前記凹状部の凹み深さは、前記係止部への前記他端の差し込み長さより深く、
    前記凹状部の全長は、前記一端の全長よりも長く、
    前記一端は、前記他端が前記係止部に差し込まれて係止された際前記凹状部に係合する、
    取付構造。
  5. 前記一端を摺動させて、前記凹状部への前記一端の受け入れを案内する傾斜部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の取付構造。
  6. 前記他端は、前記吸込口の直径より短い1つの係止片を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の取付構造。
  7. 前記係止片の側縁に当接して、前記係止部への前記係止片の差し込みをガイドする凸状部を備えることを特徴とする請求項6に記載の取付構造。
  8. 前記一端は一部に段部を有し、前記段部の高さは前記凹状部の凹み幅に略等しいことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の取付構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の取付構造を備えるレンジフード。
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