JP6159194B2 - ラップラウンド箱 - Google Patents

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この発明は、物品を包み込むように包装するラップラウンド箱に関するものである。
段ボール製のラップラウンド箱として、下記特許文献1には、図5に示すようなものが記載されている。このラップラウンド箱は、天面板51、後面板52、底面板53及び前面板54を順次連設し、天面板51の前端縁に継代片55を連設し、底面板53から前面板54及び後面板52を起立させ、天面板51を前方へ折り曲げて物品を包み込み、継代片55を下方へ折り曲げて前面板54の外面上部に貼り付け、両端面を端フラップ56,57で閉じて封緘状態とするものである。
このラップラウンド箱において、継代片55には、先端から基端への対をなす切目線58に挟まれた引裂開始部59が形成され、天面板51には、引裂開始部59の両側の切目線58に続いて後方へ延びる切目線60に挟まれた蓋板部61が形成され、前面板54には、上端から下端への対をなす切目線62に挟まれて上部が引裂開始部59に重なる前開部63が形成されている。引裂開始部59と前開部63とは貼着されず、後面板52の上部には、包装する物品の形状に応じて、面取り状の傾斜部52aが形成されている。
上記のようなラップラウンド箱を開封する際には、図6に示すように、引裂開始部59から蓋板部61を切目線58,60に沿って上方へ切り開き、これに伴って傾斜部52aを開き、次に、前開部63を切目線62に沿って前方へ切り開くと、巻き込むように締め付けられていた物品Gを、前面板54に形成された開口部から前方へスライドさせて容易に取り出すことができる。
特開2011−93601号公報
しかしながら、上記のようなラップラウンド箱では、切目線62が前面板54の下端まで達していることから、包装強度が低下するおそれがある。このため、切目線62を短くすると、前方へ切り開いた前開部63が反発で戻りやすくなり、物品が取り出しにくくなるという問題が生じる。
そこで、この発明は、包装強度を確保しつつ、締め付けるように包装された物品を容易に取り出せるラップラウンド箱を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明は、天面板、後面板、底面板及び前面板を順次連設して物品を包み込み、天面板の前端に連設した継代片を前面板の外面上部に貼り付け、端面を閉じて封緘するものとし、継代片には、切目線に挟まれた引裂開始部を形成し、天面板には、引裂開始部に続いて切目線に挟まれた蓋板部を形成し、前面板には、上端からの直線状の切目線に挟まれた前開部を形成しておき、引裂開始部から蓋板部を切目線に沿って上方へ切り開き、前開部を切目線に沿って前方へ切り開いて物品を取り出すラップラウンド箱において、継代片には、引裂開始部を形成する切目線を曲げて係合突起を形成し、前開部を形成する切目線は、引裂開始部に対応して前面板の高さ方向の途中で止まるものとし、切目線の下端間に前開部の揺動軸となる折目線を入れ、前開部を前方へ開くと、前開部の側部が係合突起に係合するようにしたのである。
また、天面板の蓋板部と後面板とに跨がった切目線の間を蓋ロック部とし、蓋ロック部には、後面板側に蓋板部側よりも側方へ張り出す係止凸部を形成し、蓋板部を上方へ開いて後方へ折り返した状態で、蓋ロック部の後面板側と蓋板部側とを共に後方へ折り曲げると、蓋ロック部の係止凸部が蓋板部側の抜出縁に係合するようにしたのである。
この発明に係るラップラウンド箱では、前開部を形成する切目線を短くしたので、包装強度を確保でき、開封状態において、前方へ開いた前開部が反発で戻ろうとしても、係合突起との係合により阻止されて、開いた状態に保持され、天面から前面の一部へかけて物品が露出した状態となるので、物品を把持して容易に取り出すことができる。
また、上方へ開いて後方へ折り返した蓋板部を、蓋ロック部の折り曲げにより、開いた状態に保持できるので、反発で閉じようとする蓋板部に煩わされることがなく、蓋ロック部の抜け出しにより後面の一部でも物品が露出するので、その部分からも手を入れ、物品を確実に把持して取り出すことができる。
この発明の実施形態に係るラップラウンド箱のブランクを示す図 同上の封緘状態を示す斜視図 同上の開封過程を示す斜視図 同上の開封状態を示す斜視図 従来のラップラウンド箱の封緘状態を示す斜視図 同上の開封状態を示す斜視図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す段ボール製のブランクでは、長方形状の天面板1の一方の長辺に後面板2、底面板3及び前面板4が順次連設され、天面板1の他方の長辺に、継代片5が連設されている。後面板2及び前面板4の両側には端フラップ6が、天面板1及び底面板3の両側には端フラップ7がそれぞれ連設されている。
継代片5の中間部分には、先端から基端への対をなす切目線8に挟まれた引裂開始部9が形成され、天面板1には、引裂開始部9の両側をなす切目線8に続いて斜め外側後方へ延び、端フラップ7との境界に沿って後面板2との境界まで延びる切目線10に挟まれた蓋板部11が形成されている。
継代片5に入れた切目線8は、中間部が内側へ迫り出すようにV字状に屈曲しており、これにより、三角形状の係合突起12が形成されている。切目線8には、流通過程での引裂開始部9の捲れを防止するため、繋部が設けられている。
蓋板部11の両側の切目線10は、鉤状の切目が断続するジッパー型とされ、蓋板部11には、切目線10の方向が変わる角部間に、開封時の屈曲を誘導する折目線11aが入れられている。
前面板4には、上端から下方への対をなすジッパー型の切目線13に挟まれて、組立時に引裂開始部9に重なる前開部14が形成されている。切目線13は、引裂開始部9に対応して、前面板4の高さ方向の途中の位置で止まるものとされ、切目線13の下端間に、前開部14の揺動軸となる折目線15が入れられている。折目線15は、段ボールを表面から押圧した逆罫とされている。
また、このブランクでは、天面板1の蓋板部11と後面板2とに跨って対をなす切目線16が入れられ、対向する切目線16の両端部間に折目線17が入れられて、切目線16及び折目線17に囲まれた部分が蓋ロック部18とされている。蓋ロック部18には、後面板2側に蓋板部11側よりも側方へ張り出す係止凸部18aが形成されている。
このようなブランクは、従来のラップラウンド箱と同様の用紙使用量で製造することができ、抜型に設ける切刃部材等をほとんど追加する必要がないので、製造コストが増大することがない。
上記のようなブランクを組み立てて個装された食品等の物品を包装する際には、図2に示すように、底面板3から前面板4及び後面板2を起立させ、天面板1を前方へ折り曲げて物品を包み込み、継代片5を下方へ折り曲げて、引裂開始部9の両側方で前面板4の外面上部に貼り付け、端フラップ6,7を貼り合わせて封緘状態とする。
このような封緘状態では、前開部14を形成する切目線13が前面板4の高さ方向の途中で止まっているので、流通過程で落下等による大きな衝撃が作用しても、段ボールが切目線13から破断して大きく変形する事態が防止され、物品を保護することができる。
一方、物品を取り出すため開封する際には、図3に示すように、引裂開始部9を引っ張り、切目線8,10に沿った切断に伴い、引裂開始部9から蓋板部11を上方へ開いて、天面を開口させる。
そして、図4に示すように、蓋板部11を後方へ折り返した状態で、蓋ロック部18の後面板2側と蓋板部11側とを共に後方へ折り曲げると、蓋ロック部18の係止凸部18aが蓋板部11側の抜出縁に係合し、蓋板部11が開いた状態に保持される。このとき、蓋板部11は、先端側が床面や卓上等の載置面に当接するが、折目線11aに沿って屈曲するので、折り返しが制限されることはない。
また、蓋板部11の折り返しと共に、前面板4の前開部14を、切目線13に沿って切断し、折目線15を揺動軸として手前に倒すように開き、前開部14の抜出部分を開口させると、前開部14の両側部が係合突起12を乗り越えて、係合突起12に係合し、前開部14が開いた状態に保持される。
このように開封すると、天面板1における蓋板部11の開放及び前面板4からの前開部14の抜け出しにより、天面から前面及び後面の一部へかけて物品Gが露出した状態となり、前開部14が反発で閉じる方向へ戻ることがなく、蓋板部11が反発で閉じようとすることもないので、物品Gを確実に把持して容易に取り出すことができる。
なお、上記実施形態では、係合突起12が三角形状としたものを例示したが、係合突起12は、前開部14の切り開きを阻害するような形状でなければ、半円状や台形状等、他の形状としてもよい。
また、継代片5の両方の切目線13に臨む部分に係合突起12を設けたものを例示したが、係合突起12は、一方の切目線13に臨む部分にのみ設けてもよい。
また、底面板3を床面や卓上等の載置面に置く横置き状態とする場合を例示したが、端フラップ6,7で閉止されたいずれかの端面を下に向けて載置面に置く縦置き状態としても、同様に開封して、物品を容易に取り出すことができる。
1 天面板
2 後面板
3 底面板
4 前面板
5 継代片
6,7 端フラップ
8 切目線
9 引裂開始部
10 切目線
11 蓋板部
11a 折目線
12 係合突起
13 切目線
14 前開部
15 折目線
16 切目線
17 折目線
18 蓋ロック部
18a 係止凸部
G 物品

Claims (2)

  1. 天面板(1)、後面板(2)、底面板(3)及び前面板(4)順次連設され、これらを折り曲げて物品を包み込み、天面板(1)の前端から延出された継代片(5)を前面板(4)の外面上部に貼り付け、端面を閉じて封緘され
    継代片(5)には、切目線(8)に挟まれた引裂開始部(9)、天面板(1)には、引裂開始部(9)に続いて切目線(10)に挟まれた蓋板部(11)、前面板(4)には、上端からの直線状の切目線(13)に挟まれた前開部(14)がそれぞれ形成されており
    引裂開始部(9)から蓋板部(11)を切目線(8,10)に沿って上方へ切り開き、前開部(14)を切目線(13)に沿って前方へ切り開いて物品を取り出すラップラウンド箱において、
    継代片(5)には、引裂開始部(9)を形成する切目線(8)が曲ることにより係合突起(12)形成され前開部(14)を形成する切目線(13)は、引裂開始部(9)に対応して前面板(4)の高さ方向の途中で止まるものとされ、切目線(13)の下端間に前開部(14)の揺動軸となる折目線(15)が入れられており、
    前開部(14)を前方へ開くと、前開部(14)の側部が係合突起(12)に係合するようにしたことを特徴とするラップラウンド箱。
  2. 請求項1に記載のラップラウンド箱において、天面板(1)の蓋板部(11)と後面板(2)とに跨がった切目線(16)の間の部分が蓋ロック部(18)とされ、蓋ロック部(18)には、後面板(2)側に蓋板部(11)側よりも側方へ張り出す係止凸部(18a)形成されており
    蓋板部(11)を上方へ開いて後方へ折り返した状態で、蓋ロック部(18)の後面板(2)側と蓋板部(11)側とを共に後方へ折り曲げると、蓋ロック部(18)の係止凸部(18a)が蓋板部(11)側の抜出縁に係合するようにしたことを特徴とするラップラウンド箱。
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