JP6159006B1 - 柄付き円形扇子 - Google Patents

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Abstract

【課題】開くと円形を呈し畳むと棒状になる円形扇子で、使用時には円筒の柄の上部に固定し、収納時には該柄の中空部に収納しその上部にキャップを冠着してペン型になる柄付き円形扇子を提供する。【解決手段】蛇腹状に均等に折り畳んだシート状基材の下端部を結束して軸を設け、その基材の最初と最後の折り曲げ部にそれぞれ固着した固着部とその上部の突出部を形成する一対の扇骨から成る円形扇子で、それを開いた状態の前記突出部の片側上部とその他方の下部にそれぞれ係止ピンを横設し、柄の上部にそれらの係止ピンが係止するそれぞれ嵌合孔を有する摺動溝を形成し、該嵌合孔の入口に前記係止ピンの係脱防止手段を設けて前記柄が前記円形扇子を保持するように構成し、畳んだ状態の該円形扇子の左右の突出部の接合部が緩嵌合して前記柄の外径に収まるように前記それぞれの係止ピンに相対する咬合孔を設けて前記柄にキャップを冠着するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、柄の中空部に円形扇子を収納可能とする柄付き円形扇子に関する。
一般的な扇子は、複数の扇骨と、扇面を形成する基材から成り、その扇骨は縦方向の長さが20〜25cm前後の細長い薄板状の一対の親骨と、その中間部に親骨よりさらに薄い板状の複数の中骨から成り、それらの扇骨を重ね合わせて結束したその下端部に貫通する要を設け、その要の上部に扇形の扇面を形成する蛇腹状に均等に折り畳んだ基材を貼着させ、使用時には要を軸に左右の親骨をスライドさせて扇面を広げ、畳むときはその左右の親骨を重ね合わせることにより扇面が閉じるようになっている。
また円形の扇面を形成する円形扇子は、一対の親骨とその中間部にその親骨より短い薄板状の複数の中骨と扇面を形成するシート状基材とから構成され、その親骨と複数の中骨を重ね合わせた端部を貫通する軸を設け、その軸部を除くその中骨が形成する円周部に蛇腹状に均等に折り畳んだ基材をその親骨と中骨に貼着して成り、その親骨の片方をその軸を中心に他方の親骨を枢動させて親骨どうしが重なることによりそのシート状基材がドーナツ状の扇面を形成して、その左右が重なった親骨の下端部を握持部として使用する円形扇子がある。
さらに二本の扇骨と扇面を形成する基材からなる円形扇子は、横長の蛇腹状に均等に折り畳んだ基材の下端部を結束して軸を設け、扇面が円形を形成するようにその蛇腹状に均等に折り畳んだ基材の最初と最後の折目部に、それぞれ薄板状のその基材の上部の端部を上回る長さを有する扇骨を固着させその軸を中心にその左右の扇骨を左右の指先で円を描くように展開することにより基材が円形の扇面を形成する円形扇子もある。
団扇は、扇子と形状が異なり一般に棒状の握持部となる柄と風を起こす薄肉の放射状の扇骨とを一体に形成した骨組に、その扇骨部を基材で覆い扇面を形成して成り、その柄部を握り扇いで使用するようになっている。
扇ぎ葉と柄を一体化してさらにその柄を補強する鞘部を備え、それらが一体化した厚紙製でできた畳むことができる柄付き扇子がある。(例えば、特許文献1参照。)。
親骨と中骨の間に要軸を貫通する回動可能な、耳かきやナイフなどの長片部材を扇子内部に収容可能とする扇子があるがある。(例えば、特許文献2参照。)。
折り曲げ可能な板状部材を用いて、扇子を構成する帯状の骨子と扇面を形成する蛇腹状の折り曲げ部とが交互に連続して連接し、さらにその骨子を回動可能に固定するためにその骨子の各基端部に貫通状態で設けられた要部を備えた一体で形成される扇子がある。(例えば、特許文献3参照。)。
一般的な扇子の構成である一対の親骨とその中間部の中骨から形成された扇子に、その扇子の要を同一として回動自在の親骨より長い一対の骨を親骨の外側に設け柄として使用するうちわ型扇子がある。(例えば、特許文献4参照。)。
特開2014−210128号公報 特開2015−198997号公報 特開2013−34627号公報 特開2014−217720号公報
これは、以下のような問題がある。
扇子はコンパクトで携帯しやすいため主に夏場の外出先などで使用されている。団扇は家庭内やお祭りやスポーツ観戦などで多く使用されている。そのような扇子と団扇の両方の使用に対応できるものがなかった。
団扇は宣伝用やイベント用として扇面を活用することがあるが、扇子を宣伝用に使うことは団扇に比べ少なかった。
円形扇子は片方の親骨をスライドさせるものと要を軸に片側の親骨を枢動させるものがあるがいずれも握持部となる親骨が突出して携帯しにくかった。
円形扇子に柄を備え、その円形扇子をその柄の内部に収納できるコンパクトでペン型に収納できるものがなかった。
従って、本発明の意図することは、扇子と団扇の双方の利点を備えたコンパクトに収納できて携帯しやすい上、扇ぎ易くイベントや宣伝等にも利用しやすい扇面の表裏を活用できる汎用性のある柄付き円形扇子を提供しようとするものである。
本発明は、以下の構成によって前述の課題を解決できる。
請求項1においては、短手方向を蛇腹状に均等に折り畳んだ細長いシート状基材(5)と、前記シート状基材(5)の短手方向の一端部を緊締結束した軸(7)と、前記シート状基材(5)の長手方向の両端部にそれぞれ係止固着させた平板状の一対の固着部(6−1)と前記一対の固着部(6−1)の前記軸(7)と反対側の端部から延設した一対の突出部(6−2)とから形成された一対の扇骨(6)とから成る円形扇子(1)と、開いた状態の前記円形扇子(1)を保持可能であり畳んだ状態の前記円形扇子(1)を収納可能とする有底の円筒状の柄(2)と、前記柄(2)に着脱自在に冠着されるクリップ(17)を具備した略円筒状のキャップ(16)と、から構成されたペン型に収納できる柄付き円形扇子であって、前記一対の突出部(6−2)は、開いた状態の前記円形扇子(1)を前記柄(2)の開口部に嵌脱可能に保持し得る嵌合保持手段および一方が 略半円周曲面で他方が平面の前記一対の突出部同士を接合する接合部を備え、
前記円形扇子(1)が畳んだ状態では前記一対の突出部(6−2)の接合部が前記略半円周曲面どうしであるとともに、横断面において前記平面が前記柄(2)の外径内に収まるように形成されており、前記円形扇子(1)が開いた状態では前記一対の突出部(6−2)の接合部が平面どうしであるとともに、横断面において前記略半円周曲面が前記柄(2)の内円周面に摺動可能に形成されていることを特徴とした柄付き円形扇子である。
請求項2においては、前記一対の突出部(6−2)の一方の前記略半円周曲面上の上下に、第一の係止ピン(10)と第二の咬合孔(13)を設け、それぞれに緩嵌合するように他方の前記略半円周曲面上の上下に第一の咬合孔(12)と第二の係止ピン(11)とを設け、前記円形扇子(1)が畳んだ状態では前記緩嵌合することにより前記一対の突出部(6−2)の略半円周曲面どうしが密着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の柄付き円形扇子である。
請求項3においては、前記柄(2)には前記嵌合保持手段を嵌合係止する、前記第一の係止ピン(10)及び前記第二の係止ピン(11)とがそれぞれ摺動可能である前記柄(2)の上部縁部より略L字型に形成した第一の摺動溝(8)及び第二の摺動溝(9)と、前記第一の摺動溝(8)及び前記第二の摺動溝(9)の端部に設けられた前記第一の係止ピン(10)及び前記第二の係止ピン(11)がそれぞれ嵌合し係止する第一の嵌合孔(14)及び第二の嵌合孔(15)と、前記第一の嵌合孔(14)及び前記第二の嵌合孔(15)の入口の係止凸部(18)とを設けたことを特徴とする請求項2に記載の柄付き円形扇子である。
従って本発明の柄付き円形扇子の使用時は、扇面と握持部が一体化していため一見、団扇のようであるが、しかし収納時は握持部となる柄の中空部に畳んだ状態の円形扇子が収納可能となり該柄の上部にキャップを冠着することにより、ペン型を形成してコンパクトになりワイシャツのポケットなどにも収まり携帯しやすくなる。
の(a)は本発明の円形扇子の表面を手前側にして開いた状態の全体を示す概略斜視図である。(b)は本発明の円形扇子の表面を手前にして開いた状態の左右の扇骨(固着部と突出部)を示す概略正面図である。 の(a)は本発明の円形扇子を柄の中空部に収納してキャップを冠着した収納状態でペン型になることを示す概略側面図である。(b)は本発明の円形扇子の表面を手前側にして畳み軸を下部方向に柄の中空部に収納した状態を示す概略参考正面図である。(c)は本発明の円形扇子の表面を手前側にして畳み軸を下部方向にした状態の円形扇子示す概略正面図である。 の(a)〜(c)は本発明の柄部を示す概略拡大図で、(a)は[図3](c)のA方向から見た左側面図である。(b)は[図3](c)のA方向から見た右側面図である。(c)は柄の概略斜視図である。 の(a)は本発明の円形扇子の表面を手前側にして開いた状態を柄に嵌合固定した時の全体を示す正面図である。(b)は[図4]の(a)のA−A切断の概略拡大端面図で柄が円形扇子を保持する状態を示す突出部の係止ピンと嵌合孔と係止凸部の形状と構成状態を示す。(c)は[図4]の(a)のB−B切断の概略拡大端面図で柄が円形扇子を保持する状態を示す突出部の係止ピンと嵌合孔と係止凸部の形状と構成状態を示す。 の(a)〜(d)は本発明の円形扇子のその扇面の表面を手前側にして畳んで軸を下部方向にして柄の中空部に収納した図であって、(a)はその収納状態を示す参考正面図である。(b)は一対の突出部の略半円周曲面上に設けた第一係止ピンと第一の咬合孔及び第二の係止ピンと第二の咬合孔との緩嵌合状態と柄の外径内に突出部の外形が収まる状態を示す概略平面図である。(c)は図5の(a)におけるC−C切断面の概略拡大端面図で一対の突出部の第一の係止ピンと第一の咬合孔との緩嵌合状態を示す。(d)は図5の(a)におけるD−D切断面の概略拡大端面図で一対の突出部の第二の係止ピンと第二の咬合孔との緩嵌合状態を示す。
以下、本発明に係る実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本発明の柄付き円形扇子は、図2(c)に示すように扇面3を形成する蛇腹状に均等に折り畳んだシート状基材5とその短手方向の下端部を緊締結束した軸7とそのシート状基材5の両端に係止固着した扇骨6とから成る円形扇子1を、図1(a)に示すように開いた状態のその円形扇子1を保持し、図2(b)に示すように畳んだ状態のその円形扇子1を収納可能とする円筒状の柄2とその柄2の上部に冠着するクリップ17を具備したキャップ16から構成され図2(a)に示すようにペン型に収納できるようになっている。
円形扇子1は、図1(a)に示すように扇面3を形成するシート状基材5と軸7そして一対の扇骨6とから構成されている。図1(a)と図2(c)に示すようにその扇面3は、円形に形成する横方向に細長いシート状基材5を蛇腹状に均等に折り畳んだ該シート状基材5の短手方向の下端部に緊締結束した軸7を設けている。なお扇面を形成するシート状基材は、蛇腹状に均等に折り畳んで折り目が付くシート状であれば紙でもプラスチックでもよく、その大きさは、折り畳みの幅が10mm程度で直径200mm前後の扇面が望ましい。その場合の基材はおよそ高さ110mm前後で横700〜800mm前後が必要となる。軸は、扇面の中心部となるため緊締結束できて目立たなく小さい軸を形成するものが好ましく強度がある糸であってもプラスチックでも金属でも構わない。
一対の扇骨6は、図1(b)に示すように、固着部6−1と突出部6−2から成っている。その一対の固着部6−1は、図1(a)に示すように蛇腹状に均等に折り畳んだ状態の前記基材5の短手方向の幅寸法に収まる幅寸法を有した薄平板状を成し、軸部7から蛇腹状に均等に折り畳んだシート状基材5の最初と最後の折目部の上端部にかけてそれぞれに係止固着しさらにその端部より10mm程度までを形成している。
一対の突出部6−2は、図1(b)に示すように固着部6−1に延設して形成され、指先で挟持できる程度の長さ寸法で柄2の上部中空部に嵌合するように形成されている。図1(b)に示すように左側の突出部6−2の略半円周曲面上の上部に第二の咬合孔13を設けその下部に第一の係止ピン10を設けている。そして同じく図1(b)に示すように右側の突出部6−2の略半円周曲面上の上部には第二の係止ピン11を設けその下部に第一の咬合孔12を設けている。その一対の突出部6−2を左右の指先で掴み軸7を中心に枢動することによって蛇腹状に均等に折り畳んだシート状基材5が展開して図1(a)に示すように円形の扇面3を形成できるようになっている。なお、扇骨6は合成樹脂で一体成形されその材質は多少弾性を有するポリエチレンなどが好ましい。
柄2は、図3(c)のA方向から見た左側面図である図3(a)が示すように上部開口部から略L字型を形成する第一の摺動溝8と第一の咬合孔14とその第一の咬合孔14の入口に設けられた係止凸部18が形成されている。同様に図3(c)のA方向から見た右側面図である図3(b)が示すように上部に略L字型を形成する第二の摺動溝9と第二の咬合孔15とその第一の咬合孔15の入口に設けられた係止凸部18が形成されている。
なお、柄は合成樹脂で形成された適度な強度があるものが好ましい。また、扇面の表面積を大きくすると柄に抵抗がかかりすぎるので突出部と係止ピンの大きさは適宜バランスを調整することが望ましい。
図4(a)のA−A切断面の概略拡大端面図である図4(b)は、開いた状態の円形扇子1の一対の突出部6−2が柄2の中空部に嵌合した状態で図4(b)が示すように、その一対の突出部6−2の接合部は平面どうしとなるように形成され、その一対の外周部は柄2の内円周部に内接する略円周曲面が形成されている。
さらに図4(b)に示すように突出部6−2の右側の略半円周曲面上に設けられた第二の係止ピン11が第二の摺動溝9を摺動して第二の嵌合孔15に嵌合するように形成され、且つその第二の係止ピン11の頭部が柄2に係着するようにその係止ピンの首下の長さが柄2の肉厚相当となるように形成されている。そして第二の係止ピン11が第二の嵌合孔15から係脱するのを防止する係脱防止手段として係止凸部18が設けられているように構成されている。
前述同様に図4(a)のB−B切断面の概略拡大端面図である図4(c)は開いた状態の円形扇子の一対の突出部6−2が柄2の中空部に嵌合した状態で図4(c)が示すように、その一対の突出部6−2の接合部は平面どうしとなるように形成され、その一対の外周部は柄2の内円周部に内接する略円周曲面が形成されている。
さらに図4(c)に示すように突出部6−2の左側の略半円周曲面上に設けられた第一の係止ピン10が第一の摺動溝8を摺動して第一の嵌合孔14に嵌合するように形成され、且つその第一の係止ピン10の頭部が柄2に係着するようにその係止ピンの首下の長さを柄2の肉厚相当となるように形成されている。そして第一の係止ピン10が第一の嵌合孔14から係脱するのを防止する係脱防止手段として係止凸部18が設けられているように構成されている。
従って本発明を使用する時は、円形扇子1の一対の突出部6−2を左右の指先で軸7を中心に円を描くようにして円形扇子を開きその一対の突出部6−2を接合部させて、図3の(c)に示す柄2の上部開口部に設けた略L字型の第一の摺動溝8と第二の摺動溝9に、図4の(a)と(b)に示すように右側の突出部6−2に設けた第二の係止ピン1が柄2に設けた第二の摺動溝15と、そして図4(c)に示すように左側の突出部6−2に設けた第一の係止ピン10が柄に設けた第一の摺動溝8にそれぞれ嵌挿させて摺動させ、その一対の突出部6−2を左方向に捻りそれぞれ第二の係止ピン11が第二の嵌合孔15と第一の係止ピン10が第一の嵌合孔14とに嵌合させることにより該第一と第二の嵌合孔14,15の入口に形成した係止凸部18により前記第一と第二の係止ピン10,11の係脱を防止できため柄2が円形扇子1を保持できるように構成されている。
図5(a)に示すように畳んだ状態の円形扇子1は扇面3が柄2の中空部に収納可能となるように形成され、一対の突出部6−2がその柄2の上部端部から露出するように構成されている。なお、柄2の外径は15mm以下が望ましくまた柄2の上部にキャップ16を冠着した時の全長は、150mm以下に収まるようにすることが望ましい。
畳んだ状態の円形扇子1を柄2の中空部に収納した状態の概略正面図を示す図5(b)は一対の突出部6−2の片側の略半円周曲面上に設けられた第一の係止ピン10が他方の突出部6−2の略半円周曲面上に設けられた第一の咬合孔12に緩嵌合し、さらに同様に一対の突出部6−2の片側の略半円周曲面上に設けられた第二の係止ピン11が他方の突出部6−2の略半円周曲面上に設けられた第二の咬合孔13に緩嵌合し、且つ柄2の外径内に一対の突出部6−2が収まるように構成されている。
図5(c)は図5(a)のC−C切断面を示す概略拡大端面図で畳んだ状態の円形扇子1を柄2の中空部に収納した状態の一対の突出部6−2の片側の略半円周曲面上に設けられた第一の係止ピン10がその他方の突出部の略半円周曲面上に設けられた第一の咬合孔12に緩嵌合するように形成されている。
同様に図5(d)は図5(a)のD−D切断面を示す概略拡大端面図である畳んだ状態の円形扇子1を柄2の中空部に収納した状態の一対の突出部6−2の片方の略半円周曲面上に設けられた第二の係止ピン11がその他方の突出部6−2の略半円周曲面上に設けられた第二の咬合孔13に緩嵌合するように形成されている。
従って、本発明を収納する時は、図4(a)に示すように開いた状態の円形扇子1の扇骨6の固着部6−1が扇面より露出している部位を指で摘み右横方向に捻り第一と第二の係止ピン10、11を第一と第二の嵌合孔14、15より嵌脱させ、さらに第一と第二の摺動溝8、9を摺動させて柄2の中空部より円形扇子1を上部方向に抜脱させて、一対の突出部6−2の平面どうしの接合部を離脱させて円形扇子1を畳み、図5の(b)に示すようにその一対の突出部6−2の略半円周曲面どうしを接合させて緩嵌合させ図5の(a)に示すようにその円形扇子1の軸7を下部方向にして柄2の中空部に収納しさらに柄2の上部にクリップ17を具備したキャップ16を冠着することにより図2(a)に示すようにペン型に収納できるように構成されている。
変形例
本発明を実施するための形態においては、前述の実施形態に限定されるものではなく例えば、有底の円筒状の柄の内部に円形扇子が収納可能であれば柄をテーパー状に形成してもよい。
また、柄が保持する円形扇子の嵌合保持手段として、前述の嵌合保持手段とした係止ピンと嵌合孔と摺動溝等を用いずに、代わりに畳んだ状態の円形扇子を柄の中空部に収納した時にその柄の上部にキャップが冠着可能な雄ねじを、開いた状態の該円形扇子の左右の突出部の側面部に形成し、該柄の上部開口部の内円周部に前記雄ねじに螺合可能な雌ねじを形成して該柄が該円形扇子を保持可能とすることにより同様に機能する。
なお、本発明の円形扇子のようにその円形扇子の軸を中心に左右の扇骨を枢動することにより扇面が円形を形成する扇子と柄に嵌合する扇骨の突出部を用いれば、柄がその円形扇子を保持可能とする保持手段は前述に限定されることではなく、その円形扇子を保持可能とし且つその円形扇子がその柄に収納可能でありキャップを冠着できれば保持手段は適宜変更可能となることである。例えばその保持手段として、柄に嵌合した突出部にその柄とその突出部とを貫通する係止ピンを用いて円形扇子を保持することによっても同様に機能する。
本発明は、単に個人的な生活用具に止まらず、扇面の両面を活用することにより商業用としての宣伝効果や、公共用としての夏祭りや地域おこし、スポーツ大会やイベント等にも利用できるものである。さらに、2020年の東京オリンピックパラリンピックの応援用具や国内国外のオリンピック土産としても有効利用できるものである。
1 円形扇子
2 柄
3 扇面
5 シート状基材
6 扇骨
6−1 固着部
6−2 突出部
7 軸
8 第一の摺動溝
9 第二の摺動溝
10 第一の係止ピン
11 第二の係止ピン
12 第一の咬合孔
13 第二の咬合孔
14 第一の嵌合孔
15 第二の嵌合孔
16 キャップ
17 クリップ
18 係止凸部

Claims (3)

  1. 短手方向を蛇腹状に均等に折り畳んだ細長いシート状基材(5)と、前記シート状基材(5)の短手方向の一端部を緊締結束した軸(7)と、前記シート状基材(5)の長手方向の両端部にそれぞれ係止固着させた平板状の一対の固着部(6−1)と前記一対の固着部(6−1)の前記軸(7)と反対側の端部から延設した一対の突出部(6−2)とから形成された一対の扇骨(6)とから成る円形扇子(1)と、開いた状態の前記円形扇子(1)を保持可能であり畳んだ状態の前記円形扇子(1)を収納可能とする有底の円筒状の柄(2)と、前記柄(2)に着脱自在に冠着されるクリップ(17)を具備した略円筒状のキャップ(16)と、から構成されたペン型に収納できる柄付き円形扇子であって、
    前記一対の突出部(6−2)は、開いた状態の前記円形扇子(1)を前記柄(2)の開口部に嵌脱可能に保持し得る嵌合保持手段および一方が略半円周曲面で他方が平面の前記一対の突出部同士を接合する接合部を備え、
    前記円形扇子(1)が畳んだ状態では前記一対の突出部(6−2)の接合部が前記略半円周曲面どうしであるとともに、横断面において前記平面が前記柄(2)の外径内に収まるように形成されており、
    前記円形扇子(1)が開いた状態では前記一対の突出部(6−2)の接合部が平面どうしであるとともに、横断面において前記略半円周曲面が前記柄(2)の内円周面に摺動 可能に形成されていることを特徴とした柄付き円形扇子。
  2. 前記一対の突出部(6−2)の一方の前記略半円周曲面上の上下に、第一の係止ピン(10)と第二の咬合孔(13)を設け、それぞれに緩嵌合するように他方の前記略半円周曲面上の上下に第一の咬合孔(12)と第二の係止ピン(11)とを設け、前記円形扇子(1)が畳んだ状態では前記緩嵌合することにより前記一対の突出部(6−2)の略半円周曲面どうしが密着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の柄付き円形扇子。
  3. 前記柄(2)には前記嵌合保持手段を嵌合係止する、前記第一の係止ピン(10)及び前記第二の係止ピン(11)とがそれぞれ摺動可能である前記柄(2)の上部縁部より略L字型に形成した第一の摺動溝(8)及び第二の摺動溝(9)と、前記第一の摺動溝(8)及び前記第二の摺動溝(9)の端部に設けられた前記第一の係止ピン(10)及び前記第二の係止ピン(11)がそれぞれ嵌合し係止する第一の嵌合孔(14)及び第二の嵌合孔(15)と、前記第一の嵌合孔(14)及び前記第二の嵌合孔(15)の入口の係止凸部(18)とを設けたことを特徴とする請求項2に記載の柄付き円形扇子。
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