JP6158580B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、例えば冷凍機に搭載されるエンジンに関する。
従来、エンジンとしては、特開平10−9033号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このエンジンは、コモンレールと、このコモンレールに接続されたインジェクタとを備えている。そして、このコモンレール内に高圧で蓄えられた燃料をインジェクタに供給し、インジェクタからの燃料の噴射圧力、噴射時期、噴射期間(噴射量)を制御して、エンジンから排出される窒素酸化物(NOx)の低減や、エンジンの騒音振動の低減を図るようにしている。
上記従来のエンジンでは、エンジンの回転速度および負荷に応じてコモンレール内のレール圧(燃料圧)は変更される。例えばエンジンを高速高負荷領域で運転したとき、レール圧は高く設定される一方、低速低負荷領域で運転したとき、レール圧は低く設定される。図5に示すように、エンジンをレール圧が高い状態で連続して運転したとき、エンジンから排出される排気ガス中の粉塵濃度(FSN:Filter Smoke Number)は、エンジンの運転開始から時間が経過しても略一定で、制限値L(例えば0.1FSN,0.2FSN,0.3FSN,0.4FSN,0.5FSN)に対して低い状態が維持される。
しかしながら、エンジンをレール圧が低い状態で長時間連続して運転すると、FSNは、エンジンの運転開始から時間の経過と共に上昇し、一定時間を経過すると制限値Lを越えてしまう。そして、FSNが大きくなることによって、黒煙の発生や未燃燃料の放出などのSd(スモークディメンジョン)劣化が発生するという問題があった。
特開平10−9033号公報
そこで、本発明の課題は、低速低負荷領域で長時間連続して運転してもSd劣化が発生するのを抑制できるエンジンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のエンジンは、
燃料ポンプと、
上記燃料ポンプから供給された燃料を蓄えるコモンレールと、
上記コモンレールから供給された燃料を噴射するインジェクタと、
上記燃料ポンプから上記コモンレールへ供給される燃料の供給量を制御するポンプ制御装置と、
上記コモンレール内のレール圧を検出する圧力検出部と
を備え、
上記ポンプ制御装置は、
上記レール圧が予め定められた第1の設定値よりも低い低圧力状態が、予め定められた第1の時間以上継続したか否かを判断する低圧力状態判断部と、
上記低圧力状態が上記第1の時間以上継続したと上記低圧力状態判断部が判断したとき、上記レール圧が上記第1の設定値以上になるように、上記燃料の供給量を制御するレール圧上昇制御部と
を有していることを特徴としている。
本発明によれば、上記低圧力状態判断部が、低圧力状態が第1の時間以上継続したと判断したとき、レール圧上昇制御部は、レール圧が第1の設定値以上になるように、燃料の供給量を制御している。このため、エンジンを低速低負荷領域で長時間連続して運転しても、適切なタイミングでレール圧を第1の設定値以上に上昇させて、エンジンから排出される排気ガス中の粉塵濃度(FSN)を制限値以下にできる。したがって、Sd劣化が発生するのを抑制できる。
また、一実施形態では、
上記ポンプ制御装置は、
上記レール圧が上記設定値以上である高圧力状態が、予め定められた第2の時間以上継続したか否かを判断する高圧力状態判断部と、
上記高圧力状態が上記第2の時間以上継続したと上記高圧力状態判断部が判断したとき、上記レール圧が低下するように、上記燃料の供給量を制御するレール圧低下制御部と
を有している。
上記実施形態によれば、上記高圧力状態判断部が、高圧力状態が第2の時間以上継続したと判断したとき、レール圧低下制御部は、レール圧が低下するように、燃料の供給量を制御する。したがって、高圧力状態を適切な時間だけ継続させることができ、レール圧の上昇に伴うエンジンの騒音振動が生じる時間を短くできる。
また、一実施形態では、
上記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出器を備え、
上記レール圧上昇制御部は、上記回転速度検出器が検出したエンジンの回転速度と、上記インジェクタからの燃料の噴射量とに基づいて、上記レール圧がエンジンの回転速度とインジェクタの燃料の噴射量とで予め定められた第2の設定値になるように、上記燃料の供給量を制御する。
上記実施形態によれば、上記レール圧上昇制御部が、回転速度検出器が検出したエンジンの回転速度とインジェクタからの燃料の噴射量とに基づいて、レール圧がエンジンの回転速度とインジェクタの燃料の噴射量とで予め定められた第2の設定値になるように、上記燃料の供給量を制御する。したがって、エンジンの運転状況に基づいて、レール圧を適切かつ容易に制御することができる。
本発明のエンジンによれば、低速低負荷領域で長時間連続して運転してもSd劣化が発生するのを抑制できる。
本発明の一実施形態のエンジンの概略構成を示す図である。 上記エンジンのコモンレールにおけるレール圧の第1のマップを説明する図である。 上記エンジンのコモンレールにおけるレール圧の第2のマップを説明する図である。 上記エンジンのポンプ制御装置の制御の流れを示すフローチャートである。 上記エンジンの運転時間と上記レール圧との関係を説明するためのグラフである。 エンジンの連続運転時間とエンジンから排出される排気ガス中の粉塵濃度(FSN)との関係を示す図である。
以下、本発明のエンジンを図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンの概略構成を示す簡略構成図である。
図1に示すように、この実施形態のエンジンは、燃料ポンプ16と、コモンレール120と、4つのインジェクタ15,15,15,15と、圧力センサ12と、ポンプ制御装置21と、エンジン速度センサ13と、エンジン制御装置14とを備えている。圧力センサ12は、圧力検出部の一例であり、エンジン速度センサ13は、回転速度検出器の一例である。
上記燃料ポンプ16は、燃料ポンプ16の吸入側に接続された燃料タンク18から燃料フィルタ121および低圧管122を介して燃料を吸入し、高圧管123を介してコモンレール120に燃料を供給する。
上記コモンレール120は、円筒状に形成され、燃料ポンプ16から供給された燃料をコモンレール120内に高圧で蓄える。
上記インジェクタ15,15,15,15は、コモンレール120から供給された高圧の燃料を図示しないエンジンの各気筒に噴射する。
上記燃料タンク18には、燃料ポンプ16からポンプ燃料戻り管129を介して、また、コモンレール120からコモンレール燃料戻り管131を介して、それぞれ燃料が戻される。
上記圧力センサ12は、コモンレール120内のレール圧(燃料圧)を検出し、このレール圧を表す信号をポンプ制御装置21およびエンジン制御装置14に送る。
上記エンジン速度センサ13は、エンジンの回転速度を検出し、この回転速度を表す信号をポンプ制御装置21およびエンジン制御装置14に送る。
上記エンジン制御装置14は、圧力センサ12からの信号と、エンジン速度センサ13からの信号とに基づいて、インジェクタ15,15,15,15による燃料の噴射圧力、噴射時期、噴射期間を制御する。エンジン制御装置14は、燃料の噴射期間を表す信号をポンプ制御装置21に送る。
上記ポンプ制御装置21は、CPU(中央処理装置)210と、メモリ216と、カウンター217とを有している。
上記ポンプ制御装置21は、圧力センサ12からの信号と、エンジン速度センサ13からの信号と、メモリ216に記憶された時間情報やプログラム、後述する制御マップなどと、カウンター217が計測する時間とに基づいて、CPU210によって、燃料ポンプ16を制御する。
上記CPU210は、レール圧制御部211と、レール圧上昇制御部212と、低圧力状態判断部213と、高圧力状態判断部214とを有している。
上記低圧力状態判断部213は、レール圧が予め定められた第1の設定値である閾値α(例えば、10MPa、30MPa、50MPa、70MPa、90MPa)よりも低い低圧力状態が、予め定められた第1の時間β(例えば、10時間、20時間、30時間、40時間、50時間)以上継続したか否かを判断する。
上記高圧力状態判断部214は、閾値α以上の高圧力状態が、予め定められた第2の時間δ(例えば、1分、5分、10分、15分、20分)以上継続したか否かを判断する。
上記レール圧制御部211およびレール圧上昇制御部212は、エンジン速度センサ13によって検出されたエンジンの回転速度と、インジェクタ15,15,15,15からの燃料の噴射量とに基づいて、燃料ポンプ16のコモンレール120への燃料の供給量を制御する。ここで、燃料噴射量は、インジェクタ15,15,15,15の噴射期間から算出する。レール圧制御部211およびレール圧上昇制御部212は、具体的には、エンジンの回転速度と燃料噴射量とから、予め定められた制御マップに基づいて設定したレール圧の設定値になるように、燃料ポンプ16に指令する。
図2Aは、上記制御マップの第1のマップ91を示している。図2Bは、上記制御マップの第2のマップ92を示している。
図2Aおよび図2Bに示すように、これら第1,第2のマップ91,92は、それぞれ、横方向をエンジン回転数R、縦方向を燃料噴射量Qにして、エンジン回転数Rと燃料噴射量Qとの関係からレール圧の設定値を表したマップである。第1,第2のマップ91,92の各セルは、エンジン回転数Rおよび燃料噴射量Qから設定されるレール圧の設定値Pr1_11,Pr1_12,…,Pr1_mn、Pr2_11,Pr2_12,…,Pr2_mnを示している。
上記設定値Pr1_11,Pr1_12…,Pr1_mn、Pr2_11,Pr2_12…,Pr2_mnは、例えば、マスターエンジンなどでキャリブレーションされた適正値に基づいている。第2のマップ92で設定されているレール圧の各設定値Pr2_11,Pr2_12…,Pr2_mnは、第1のマップ91で設定されている対応するレール圧の各設定値Pr1_11,Pr1_12…,Pr1_mnよりもそれぞれ大きい値であって、全て閾値αよりも大きい。
次に、図3および図4を参照して、上記構成のエンジンの動作を説明する。
図3は、エンジンの動作を示すフローチャートである。図4は、エンジンの運転時間とレール圧との関係を説明する図である。
図3に示すように、まず、レール圧制御部211は、メモリ216から第1のマップ91を読み出し、この第1のマップ91に基づいて、エンジン回転速度および燃料噴射量からレール圧の設定値Pr1を設定する(ステップS1)。レール圧制御部211は、レール圧Prが設定値Pr1になるように、燃料ポンプ16に指令する。この指令に基づいて、燃料ポンプ16は、コモンレール120に燃料を供給する。
次に、ステップS2に進んで、低圧力状態判断部213は、レール圧Prが閾値αより低い低圧力状態であるか否か判断する。低圧力状態判断部213が低圧力状態であると判断すると、ステップS3に進む。ステップ3では、低圧力状態判断部213は、カウンター217に経過時間T1の計測を開始させる。
次に、ステップS4に進んで、低圧力状態判断部213は、ステップS2と同様に低圧力状態であるか否か判断する。低圧力状態判断部213が低圧力状態でないと判断すると、ステップS2に戻る一方、低圧力状態であると判断すると、ステップS5に進む。具体的には、図4に示すように、レール圧Prが閾値αより低くなったとき(時間t1,t3,t5,t7)、経過時間T1の計測を開始する。一方、レール圧Prが閾値α以上となったとき(時間t2,t4,t6)、経過時間T1の計測を終了する。なお、経過時間T1の計測中にエンジンを停止したとき、経過時間T1の計測を一旦停止する。そしてエンジンを再度始動したとき、経過時間T1の計測をその停止した時間から再開する。
図3のステップS5では、低圧力状態判断部213は、経過時間T1が第1の時間β以上であるか否か判断する。経過時間T1が第1の時間β以上ではないと低圧力状態判断部213が判断すると、ステップS4に戻る一方、経過時間T1が第1の時間β以上であると判断すると、フラグを1にしてステップS6に進む。
ステップS6では、フラグが1になったことにより、レール圧上昇制御部212が、メモリ216から第2のマップ92を読み出す。この第2のマップ92に基づいて、レール圧上昇制御部212は、エンジン回転速度および燃料噴射量からレール圧の設定値Pr2を設定する。この設定値Pr2は、いずれも閾値αよりも大きい値(例えばαの1.01倍〜1.5倍の範囲)である。レール圧上昇制御部212は、レール圧Prが設定値Pr2になるように燃料ポンプ16に指令する。この指令に基づいて、燃料ポンプ16は、コモンレール120に燃料を供給する。
次に、ステップS7に進んで、高圧力状態判断部214は、フラグが1になったことにより、カウンター217に経過時間T2の計測を開始させる。なお、このとき、経過時間T1の計測は終了する。
次に、ステップS8に進んで、高圧力状態判断部214は、経過時間T2が第2の時間δ以上であるか否か判断する。経過時間T2が第2の時間δ以上であると高圧力状態判断部214が判断すると、フラグを0にしてステップS1に戻る。つまり、フラグが0になると、レール圧制御部211が、メモリ216から第1のマップ91を読み出し、この第1のマップ91に基づいて、エンジン回転速度および燃料噴射量からレール圧の設定値Pr1を設定する。そして、レール圧制御部211は、レール圧低下制御部として働いて、レール圧が設定値Pr2から設定値Pr1に低下するように燃料ポンプ16に指令する。この指令に基づいて、燃料ポンプ16は、コモンレール120に燃料を供給する。
具体的には、図4に示すように、レール圧Prが閾値αより小さいPr1であり、かつ、経過時間T1が第1の時間βになったとき(時間t4)、フラグが1になり、レール圧Prが閾値αより大きいPr2になる。フラグが1になると、経過時間T2の計測が開始されると共に、経過時間T1の計測が終了する。経過時間T2がδになったとき(時間t5)、フラグが0になり、レール圧Prが閾値αより小さいPr1になる。フラグが0になると、経過時間T2の計測が終了すると共に、経過時間T1の計測が開始される。
上記構成のエンジンによれば、低圧力状態判断部213が、低圧力状態が第1の時間β以上継続したと判断したとき、レール圧上昇制御部212は、レール圧が設定値Pr2になるように、燃料ポンプ16に指令する。このため、エンジンを低速低負荷領域で長時間連続して運転しても、適切なタイミングでレール圧を閾値αより大きくなるように上昇させて、エンジンから排出される排気ガス中の粉塵濃度(FSN)を、制限値(例えば0.1FSN,0.2FSN,0.3FSN,0.4FSN,0.5FSN)以下にできる。したがって、Sd劣化が発生するのを抑制できる。
また、高圧力状態判断部214が、高圧力状態が第2の時間δ以上継続したと判断したとき、レール圧制御部211は、第1のマップ91に基づいて、エンジン回転速度および燃料噴射量からレール圧の設定値Pr1を設定する。そして、レール圧制御部211は、レール圧が設定値Pr1になるように、つまりレール圧が設定値Pr2から設定値Pr1に低下するように、燃料ポンプ16に指令する。したがって、高圧力状態を適切な時間だけ継続させることができ、レール圧の上昇に伴うエンジンの騒音振動が生じる時間を短くできる。
また、レール圧上昇制御部212は、エンジン速度センサ13が検出したエンジンの回転速度と、インジェクタ15,15,15,15からの燃料の噴射量とから、予め定められた第2のマップに基づいて設定したレール圧の設定値Pr2になるように、燃料ポンプ16に指令する。したがって、エンジンの運転状況に基づいて、レール圧を適切かつ容易に制御することができる。
なお、上記実施形態では、レール圧の設定値Pr2を第1の設定値である閾値αよりも大きい値に設定した。しかしながら、この発明では、レール圧の設定値を第1の設定値と同じ値に設定してもよい。
また、上記実施形態では、レール圧が閾値α以上となったとき(フラグが1になったとき)、低圧力状態判断部213は、経過時間T1の計測を終了させる一方、高圧力状態判断部214は、経過時間T2の計測を開始させ、経過時間T2が第2の時間δ以上であるか否か判断した。しかしながら、この発明では、経過時間T2の計測を開始せず、経過時間T1の計測を継続し、高圧力状態判断部は、この経過時間T1が所定の時間以上であるか否か判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、レール圧の設定値Pr1またはPr2は、第1のマップ91または第2のマップ92に基づいて、エンジン回転速度および燃料噴射量から設定されたが、エンジン回転速度または燃料噴射量から設定されてもよい。また、レール圧の設定値は、予め定められた値であってもよい。
また、上記実施形態では、レール圧の設定値Pr1またはPr2は、第1のマップ91または第2のマップ92に基づいて設定された。しかしながら、この発明では、レール圧の設定値は、3つ以上の複数の予め定められたマップのうちから選択されたマップに基づいて設定されてもよい。
また、上記実施形態では、フラグが1になると、レール圧上昇制御部212が、第2のマップ92に基づいて、レール圧の設定値Pr2を設定した。しかしながら、この発明では、レール圧上昇制御部は、第1のマップに基づいて設定されたレール圧の設定値に、ある一定値(例えば、5MPa、10MPa、15MPa、20MPa等)を加算した値をレール圧の設定値としてもよい。
また、上記実施形態では、レール圧上昇制御部212は、フラグが1である間、第2のマップ92に基づいて、レール圧の設定値Pr2を設定した。しかしながら、この発明では、フラグが1になると、レール圧の設定値をある一定値(例えば、10MPa、30MPa、50MPa、70MPa等)分大きくした後、時間の経過とともに徐々に低下させてもよい。
また、上記実施形態では、経過時間T2が第2の時間δになったとき、レール圧を閾値αより小さい設定値Pr1になるように低下させたが、レール圧を閾値と同じ、または閾値より少し大きい設定値になるようにレール圧を低下させてもよい。
12 圧力センサ
13 エンジン速度センサ
15,15,15,15 インジェクタ
16 燃料ポンプ
21 ポンプ制御装置
120 コモンレール
211 レール圧制御部
212 レール圧上昇制御部
213 低圧力状態判断部
214 高圧力状態判断部

Claims (2)

  1. 燃料ポンプと、
    上記燃料ポンプから供給された燃料を蓄えるコモンレールと、
    上記コモンレールから供給された燃料を噴射するインジェクタと、
    上記燃料ポンプから上記コモンレールへ供給される燃料の供給量を制御するポンプ制御装置と、
    上記コモンレール内のレール圧を検出する圧力検出部と
    を備え、
    上記ポンプ制御装置は、
    上記レール圧が予め定められた第1の設定値よりも低い低圧力状態が、予め定められた第1の時間以上継続したか否かを判断する低圧力状態判断部と、
    上記低圧力状態が上記第1の時間以上継続したと上記低圧力状態判断部が判断したとき、上記レール圧が上記第1の設定値以上になるように、上記燃料の供給量を制御するレール圧上昇制御部と、
    上記レール圧が上記第1の設定値以上である高圧力状態が、予め定められた第2の時間以上継続したか否かを判断する高圧力状態判断部と、
    上記高圧力状態が上記第2の時間以上継続したと上記高圧力状態判断部が判断したとき、上記レール圧が上記第1の設定値以下となるように、上記燃料の供給量を制御するレール圧低下制御部とを有しており、
    前記第2の時間は前記第1の時間よりも短く設定されることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    上記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出器を備え、
    上記レール圧上昇制御部は、上記回転速度検出器が検出したエンジンの回転速度と、上記インジェクタからの燃料の噴射量とに基づいて、上記レール圧がエンジンの回転速度とインジェクタの燃料の噴射量とで予め定められた第2の設定値になるように、上記燃料の供給量を制御することを特徴とするエンジン。
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