JP6157248B2 - 送電装置、給電システム、及び給電方法 - Google Patents

送電装置、給電システム、及び給電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6157248B2
JP6157248B2 JP2013145310A JP2013145310A JP6157248B2 JP 6157248 B2 JP6157248 B2 JP 6157248B2 JP 2013145310 A JP2013145310 A JP 2013145310A JP 2013145310 A JP2013145310 A JP 2013145310A JP 6157248 B2 JP6157248 B2 JP 6157248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power transmission
switch
coil
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013145310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014033608A5 (ja
JP2014033608A (ja
Inventor
美沙子 三輪
美沙子 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2013145310A priority Critical patent/JP6157248B2/ja
Publication of JP2014033608A publication Critical patent/JP2014033608A/ja
Publication of JP2014033608A5 publication Critical patent/JP2014033608A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6157248B2 publication Critical patent/JP6157248B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/80Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

送電装置、給電システム、及び給電方法に関する。
近年、電力を原動力とする電子デバイスは、携帯電話、ノート型のパーソナルコンピュータなどのモバイル機器に代表されるように、携帯して利用することが多い。また、環境面においてもクリーンで安全であるとの観点から、電力を原動力とした自転車や自動車などの移動手段が開発されている。
このような携帯用電子デバイスや、移動手段は、戸外で使用することが多いため、各戸に配電されている商用電源から常に有線で電力を供給することは困難である。よって、それらにあらかじめ商用電源から電力を充電したバッテリーを搭載し、該バッテリーより電力を供給することによって動作させている。
しかし、バッテリーの蓄電量は有限であり、利用者は、戸外で使用中にバッテリーの蓄電量が尽きた場合、利用し続けるためには戸外においてバッテリーを再充電する必要がある。従って、従来の戸内の商用電源に配電される給電サービスの他、戸外においても利用できる給電サービスが求められている。
戸外における給電サービスには、従来の特定個人が戸内で利用する給電サービスと異なり、不特定多数の利用者に対応できる高い汎用性、供給量及び供給速度等の高い供給効率などを兼ね備えた給電方法、及び給電システムが必要である。
よって、従来の有線による接触給電方法の他に、非接触で給電を行う非接触給電方法が研究されている。非接触給電方法としては、例えば電磁結合方式(電磁誘導方式ともいう)、電波方式(マイクロ波方式ともいう)、共振方式(共鳴方式ともいう)などが提案されており、さらなる電力の送電効率の向上を目的とした報告がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−119246号公報
しかし、非接触方式による給電システムにおいては、電力を電磁波で送電するため、非接触の状態で給電が可能であるが、送電効率が低下しやすい。
本発明の一形態は、電力の利用効率を高めることで電力の無駄を減らし、また高い送電効率で給電利用者(受電装置)へ供給できる送電装置、給電システム、及び給電方法を提供することを目的の一とする。
本発明の一形態は、給電提供者(送電装置)に、より短時間により多くの給電利用者(受電装置)に給電サービスが行える、高い電力供給能力を付与することが可能な給電システム、給電方法を提供することを目的の一とする。
本発明の一形態は、給電利用者及び給電提供者双方において効率のよい給電サービスを可能とする給電システム、給電方法を提供することを目的の一とする。
本明細書に開示する送電装置、給電システム、及び給電方法は、給電状況を判断し、受電装置への送電の開始、継続、及び停止を独立して制御する送電部が複数隣接して設けられた送電装置を用いた共振方式(共鳴方式ともいう)による非接触な給電システム、及び非接触な給電方法であり、送電装置と受電装置との間の給電は、送電部及び受電部に備えられた共振周波数が一致した共鳴用コイル同士で生じる磁気共鳴現象によって行う。
本明細書に開示する送電装置、給電システム、及び給電方法は、第1の条件及び第2の条件を満たす場合に給電を行うものである。
第1の条件は、送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが共鳴することである。送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが同じ共振周波数を有する場合、共鳴することができる。
また、送電効率は、送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとの距離が近いと高くなり、遠いと低くなる。よって、第2の条件は、送電装置に設けられた複数の送電部のうち、該受電側共鳴用コイルと最も近い送電側共鳴用コイルを有する送電部により送電を行うことである。
本明細書に開示する送電装置、給電システム、及び給電方法においては、すべての送電側共鳴用コイルを受電側共鳴用コイルと共鳴状態として送電を開始し、各送電部における送電状況に応じて、送電装置に設けられた複数の送電部のうち、該受電側共鳴用コイルと最も近い送電側共鳴用コイルを有する送電部を選択し、該選択した送電部においては送電を継続し、他の非選択とされた送電部においては送電側共鳴用コイルを受電側共鳴用コイルと非共鳴状態とし送電を停止する。
給電状況によって、送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが非共鳴状態であり(例えば、送電側共鳴用コイル及び受電側共鳴用コイルの共振周波数が不一致、又は距離が遠い等の影響)、送電装置の電源部から送電された電力は、送電側共鳴用コイルによって送電装置側へ反射される。本明細書において、このような送電装置側に反射される電力を反射電力ともいう。
本明細書に開示する送電装置、給電システム、及び給電方法は、送電装置から受電装置への送電の継続、又は停止を、該反射電力値の大きさ(反射電力の電圧値)を、あらかじめ定めた電力(基準電力ともいう)値を基準として判断することで決定する。反射電力が基準電力より小さい場合送電は継続され、逆に反射電力が基準電力より大きい場合送電は停止される。
また、本明細書に開示する送電装置、給電システム、及び給電方法は、送電装置において、該送電用コイル側に反射された電力を回収し、再度送電用電力として使用することを特徴とする。回収した電力は送電装置に設けられる二次電池等の蓄電手段に蓄電することができる。
蓄電手段は、送電装置、又は複数の送電部ごとに設けてもよいし、送電部ごとに設けてもよい。また、蓄電手段等を介さず、直接回収された反射電力を電源部へ送る構成としてもよい。
特に、上記給電方法は、第1の条件及び第2の条件が満たされているか判断する、判断期間(監視・選択期間を含む)を設けている。上記判断期間においては、送電効率の最適化がなされていないため、受電装置へ送電されずに送電装置側に反射される反射電力が増加する。よって、本明細書に開示する給電システム及び給電方法のように、該反射電力を送電装置内で回収し、再度送電に用いる電力とすることは非常に有益である。送電装置に電力の循環機能を有することで、電力の利用効率を向上させることができる。
本明細書に開示する発明の一形態は、複数の隣接する送電部、及び送電部と電気的に接続する電源部を含み、複数の隣接する送電部はそれぞれ、電源部から電力供給され、第1のスイッチが設けられた送電用コイルと、送電用コイルと非接触で配置され、電磁誘導により電磁気的に結合している送電側共鳴用コイルと、送電側共鳴用コイルから反射される反射電力を第2のスイッチ及び第3のスイッチへ入力する方向性結合器とを有し、第2のスイッチは入力される反射電力が基準電力より小さい場合オンし、第3のスイッチは入力される反射電力が基準電力より大きい場合オンし、第1のスイッチは、第2のスイッチがオンすることによりオンし、送電側共鳴用コイルに設けられた第1のスイッチをオンすると送電状態となり、送電側共鳴用コイルに設けられた第1のスイッチをオフすると非送電状態となる送電装置である。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記構成において、第3のスイッチと、電源部との間に蓄電手段を有する送電装置である。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記構成において、第1のスイッチ及び第2のスイッチはpチャネル型トランジスタであり、第3のスイッチはnチャネル型トランジスタである送電装置である。該送電装置は、方向性結合器と第2のトランジスタ及び第3のトランジスタのゲート、及びソース又はドレインの一方は電気的に接続し、第2のトランジスタのソース又はドレインの他方は第1のトランジスタのゲートと電気的に接続し、第3のトランジスタのソース又はドレインの他方は電源部と電気的に接続する構成とすることができる。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記構成において、送電部は、送電側共鳴用コイル及び第1のスイッチと電気的に接続する送電側共振周波数調整用キャパシタを含む送電装置である。
上記送電装置を用いて、給電システムを構成することができる。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記いずれかに記載の送電装置と、受電部、及び受電部と電気的に接続する負荷部を含む受電装置とを有し、受電装置において、受電部は、負荷部に電力を供給する受電用コイルと、受電用コイルと非接触で配置され、電磁誘導により電磁気的に結合する受電側共鳴用コイルとを含み、送電状態においては送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが共鳴する給電システムである。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記構成において、受電部は、受電側共鳴用コイルと電気的に接続する受電側共振周波数調整用キャパシタを含む給電システムである。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記いずれかに記載の給電システムを用い、複数の送電部において第3のスイッチをオフとし、かつ第1のスイッチ及び第2のスイッチをオンとし送電装置を送電状態に設定する第1のステップと、送電用コイルにおいて電源部より供給された電力を送電側共鳴用コイルに送電する第2のステップと、送電側共鳴用コイルにおいて受電装置へ送電する第3のステップと、第3のステップにおいて送電側共鳴用コイルによって反射された反射電力を、方向性結合器を介して第2のスイッチ及び第3のスイッチへ入力する第4のステップと、第4のステップにおいて反射電力が基準電力より小さい場合、第1のスイッチ及び第2のスイッチをオンとしたまま送電部は受電装置への送電を継続し、第3のステップ及び第4のステップを繰り返し、第4のステップにおいて反射電力が基準電力より大きい場合、第1のスイッチ及び第2のスイッチをオフとし送電装置を非送電状態に設定し、かつ第3のスイッチをオンとし反射電力を第3のスイッチを介して電源部へ送る給電方法である。
本明細書に開示する発明の他の一形態は、上記構成において、送電状態と非送電状態とでは、送電側共鳴用コイルの共振周波数が異なる給電方法である。
本発明の一形態は、送電装置において、電力の回収機能(循環機能)を設けることで、送電用電力の利用効率を向上させることができる。
本発明の一形態は、送電側共鳴用コイルを有する送電部が複数設けられた送電装置を用いることで、送電領域(供給可能領域)を拡大し、かつ電力を高い送電効率(電力供給効率)で供給することが可能な、共鳴方式による給電システム及び給電方法を提供することができる。
本発明の一形態は、給電提供者(送電装置)に、より短時間により多くの給電利用者(受電装置)に給電サービスが行える、高い電力供給能力を付与することが可能な給電システム、給電方法を提供することができる。
本発明の一形態は、給電利用者及び給電提供者双方において効率のよい給電サービスを可能とする給電システム、及び給電方法を提供することができる。
給電システムの一形態を示す図。 送電装置の一形態を示す図。 受電装置の一形態を示す図。 送電装置の一形態を示す図。 給電方法の一形態を示す図。 給電システムを用いた給電の例を示す図。 給電システムを用いた給電の例を示す図。 送電装置の一形態を示す図。
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定されず、本明細書等において開示する発明の趣旨から逸脱することなく形態および詳細を様々に変更し得ることは当業者にとって自明である。また、異なる実施の形態に係る構成は、適宜組み合わせて実施することが可能である。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を用い、その繰り返しの説明は省略する。
なお、図面等において示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、理解の簡単のため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
なお、本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの序数詞は、構成要素の混同を避けるために付すものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、送電装置、給電システム、及び給電方法の一形態について図1乃至図5を用いて説明する。
まず、本発明の一態様である給電システムについて図1乃至図4を用いて以下に説明する。
図1に、本実施の形態における給電システムを構成する送電装置及び受電装置の構成ブロック図を示す。ただし、構成要素と機能は必ずしも一対一の関係とは限らず、複数の構成要素と複数の機能が関係して給電システムとして動作することもある。
本実施の形態の給電システムは、電源部と電気的に接続する送電装置から受電装置へ電力を非接触で供給する。複数の送電部の形状や配置は特に限定されないが、本実施の形態ではマトリクス状に設ける例を示す。
図1(A)に示す送電装置100は、横にn(nは自然数)個(列)×縦にm(mは自然数)個(行)配列された複数の送電部110(110_11〜110_nm)を有している。送電部110(110_11〜110_nm)は、送電装置100に設けられた電源部130と電気的に接続する。なお、本明細書及び図面において、同様の機能を有する構成要素は、符号の末尾に_1、_2等を付すことで区別する。
送電装置100において、送電部110(110_11〜110_nm)と電源部130との接続構成は、特に限定されず、図1に示すように電気的に接続した複数の送電部110(110_11〜110_1m)、送電部110(110_21〜110_2m)、送電部110(110_n1〜110_nm)ごとに電源部130と接続してもよいし、複数の送電部110(110_11〜110_nm)がそれぞれ独立して電源部130と接続してもよい。
図1(B)に、送電部110(110_11〜110_nm)の詳細を示す。送電部110は、送電側共鳴用コイル111及び送電用コイル112を有し、送電側共鳴用コイル111は、共振周波数を、共振周波数A、共振周波数A’の2つの共振周波数に電気的に切り替えて設定することができる。
なお、送電装置100において、非送電となった電力の回収機能(循環機能)を設けている。送電部110(110_n1〜110_nm)から回収した電力は、電源部130へ送られ、再度送電部110(110_n1〜110_nm)へ供給される。本実施の形態では送電部110(110_n1〜110_nm)から回収した電力を蓄電する蓄電手段145を設ける例を示す。蓄電手段145は、送電装置100ごとに設けてもよいし、複数の送電部ごとに設けてもよいし、送電部110(110_n1〜110_nm)ごとに設けてもよい。送電部110ごとに蓄電手段145を設ける場合は、送電部110内に蓄電手段145を設けてもよい(図1(B)参照。)。また、蓄電手段145等を介さず、直接回収された反射電力を電源部130へ送る構成としてもよい。また、蓄電手段145に蓄電された電力を、電源部130を介さず、直接蓄電手段145から、送電部110(110_n1〜110_nm)へ送る構成としてもよい。
蓄電手段145としては、二次電池等(例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等)を用いることができる。
図1(C)に示す受電装置200は、受電側共鳴用コイル211及び受電用コイル212を含む受電部210と、受電部210と電気的に接続する負荷部220とを有する。受電側共鳴用コイル211の共振周波数は、共振周波数Aである。本実施の形態における受電側共鳴用コイル211の共振周波数は、コイルの材料、形状、容量などの回路構成によって作製時に決定し、不変のものとする。
送電部110の詳細な具体例を図2(A)、図2(B)及び図3に示す。
図2(A)に示す送電部110は、スイッチ116(第1のスイッチ)及び共振周波数調整用キャパシタ115を含む送電側共鳴用コイル111と、送電用コイル112と、方向性結合器113と、ACDCコンバータ114と、スイッチ121(第2のスイッチ)と、スイッチ131(第3のスイッチ)とを有する。なお、本実施の形態において、スイッチ116及びスイッチ121はpチャネル型トランジスタであり、スイッチ131はnチャネル型トランジスタである。
方向性結合器113から送られる反射電力は交流のため、方向性結合器113と、スイッチ121及びスイッチ131との間に、交流から直流へ変換するACDCコンバータ114を設けている。
なお、図2(A)に示す送電部110は、蓄電手段145等を介さず、反射電力320を直接電源部130へ送る構成の例である。
図2(B)に示す送電部110は、スイッチ116及び共振周波数調整用キャパシタ115を含む送電側共鳴用コイル111と、送電用コイル112と、方向性結合器113と、スイッチ121と、スイッチ131と、ACDCコンバータ114と、抵抗素子123と、抵抗素子133とを有する。
図2(B)に示す送電部110のように、抵抗素子123、抵抗素子133を設けて、スイッチ121のゲート及びスイッチ131のゲートへ入力される電流を制御する構成としてもよい。
一方、図2(B)に示す送電部110は、スイッチ131と電源部130との間に蓄電手段145を設ける例であり、スイッチ131を通過して回収した反射電力320を蓄電手段145に蓄電することができる。なお、図示しないが蓄電手段145に蓄電された電力は、直接送電部110へ供給してもよい。図2(B)では、蓄電手段145は電源部130と電気的に接続しており、蓄電手段145に蓄電された電力を、電源部130を介して送電部110へ供給することができる。
送電用コイル112は、方向性結合器113を介して電源部130と電気的に接続しており、電源部130から電力300が供給される。
また、送電用コイル112は、送電側共鳴用コイル111と電磁誘導により電磁気的に結合しており、電源部130から供給された電力300は送電用コイル112を介して送電側共鳴用コイル111へ供給される。
送電側共鳴用コイル111に供給された電力300は、受電装置200へ送電されるが、給電状態によっては、電力300すべては送電されない。例えば、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211との距離が遠かった場合や、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数が不一致の場合、送電された電力300のうち送電されなかった電力は、送電側共鳴用コイル111から送電用コイル112に反射電力320となって反射する。
方向性結合器113は反射電力320をスイッチ121及びスイッチ131へ送る機能を有する。
方向性結合器113とスイッチ121のゲート、及びソース又はドレインの一方は電気的に接続し、スイッチ121のソース又はドレインの他方はスイッチ116のゲートと電気的に接続している。
また、方向性結合器113とスイッチ131のゲート、及びソース又はドレインの一方は電気的に接続し、スイッチ131のソース又はドレインの他方は電源部130と電気的に接続している。
スイッチ116は、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211との共鳴状態を制御するために設けられており、スイッチ116をオンすると、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211とは共鳴状態となり、スイッチ116をオフすると、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211とは非共鳴状態となる。
本実施の形態では、スイッチ116がオンの共鳴状態では、送電側共鳴用コイル111の共振周波数は、受電側共鳴用コイル211と同じ共振周波数Aに設定される。一方、スイッチ116がオフの非共鳴状態では、送電側共鳴用コイル111の共振周波数は、受電側共鳴用コイル211と異なる共振周波数A’に設定される。
このように、送電側共鳴用コイル111は、受電側共鳴用コイル211との関係を、共鳴状態、又は非共鳴状態に電気的に切り替えることができる機能を有する。図8(A)乃至(C)に、送電側共鳴用コイル111の構成例を示す。図8(A)に示す送電側共鳴用コイル111aは、負荷となる抵抗素子117aを設け、コイルと抵抗素子117aの間に設けられたスイッチ116aを備える例である。スイッチ116aをオン又はオフに切り替えることによって、送電側共鳴用コイル111aの共振周波数を共鳴状態、又は非共鳴状態に切り替えることができる。
図8(B)に示す送電側共鳴用コイル111bは、コイルを複数設けており、コイル118a、コイル118bを設け、コイル118aとコイル118bとの間に設けられたスイッチ116bを備える例である。スイッチ116bをオン又はオフに切り替えることによって、送電側共鳴用コイル111bの共振周波数を共鳴状態、又は非共鳴状態に切り替えることができる。
図8(C)に示す送電側共鳴用コイル111cは、スイッチを複数設けており、コイル118a及びコイル118bと抵抗素子117aとの間に設けられたスイッチ116a、並びにコイル118aとコイル118bとの間に設けられたスイッチ116bを備える例である。スイッチ116a、スイッチ116bをオン又はオフに切り替えることによって、送電側共鳴用コイル111cの共振周波数を共鳴状態、又は非共鳴状態に切り替えることができる。スイッチ116a、スイッチ116bは、両方スイッチ121と電気的に接続する構成としてもよいし、どちらか一方のみ電気的に接続する構成としてもよい。
スイッチ116がオフ状態の送電側共鳴用コイル111の共振周波数A’は、共振周波数Aより十分離れた値、例えば十分大きな値に設定することが好ましい。例えば、共振周波数Aを13.56MHzとする場合、スイッチ116がオフ状態の送電側共鳴用コイル111の共振周波数A’は100MHz程度とすることが好ましい。
送電側共鳴用コイル111の共振周波数は、送電側共鳴用コイル111の作製持に、送電側共鳴用コイル111の形状、材料、共振周波数調整用キャパシタ115の容量、回路構成等を適宜設定することによって共振周波数Aとすることができる。
送電部110から受電装置200への送電の継続、又は停止は、該反射電力320値の大きさ(反射電力の電圧値)を、あらかじめ定めた電力(基準電力)値を基準として判断することで決定される。
送電は、スイッチ116がオンとなり送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211とが共鳴する状態で行われる。スイッチ116のオン又はオフは、スイッチ121のオン又はオフによって制御することができる。
スイッチ121は、基準電力より大きい電力が反射電力320として入力された場合オフするスイッチとし、スイッチ116はスイッチ121と同期してオン又はオフを行うスイッチとする。
本実施の形態では、スイッチ116及びスイッチ121としてpチャネル型トランジスタを用いる。よって、pチャネル型トランジスタであるスイッチ121のしきい値電圧は基準電力の電圧より大きく設定する。スイッチ121に、基準電力より大きい電力が反射電力320として入力された場合、pチャネル型トランジスタであるスイッチ121はオフするので、pチャネル型トランジスタであるスイッチ116もオフし、送電側共鳴用コイル111は非共鳴状態、すなわち送電側共鳴用コイル111が受電側共鳴用コイル211とは異なる共振周波数に設定され、送電は停止する。
一方、スイッチ121に、基準電力より小さい電力が反射電力320として入力された場合、pチャネル型であるスイッチ121はオンであるので、pチャネル型であるスイッチ116もオンであり、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211は共鳴状態のまま、送電は継続する。
よって、送電部110において、反射電力320が基準電力より小さい場合送電を継続し、逆に反射電力320が基準電力より大きい場合送電を停止することができる。
スイッチ131は、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の距離が遠い、又は送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数が不一致であるなど、送電効率が低く反射電力320が基準電力より大きい場合、オンとなり、電源部130(又は蓄電手段145を介して)へ反射電力320を送ることで、送電装置100内で反射電力320を回収する(循環させる)。本実施の形態では、スイッチ131としてnチャネル型トランジスタを用いるので、nチャネル型トランジスタであるスイッチ131のしきい値電圧を基準電力の電圧より小さく設定する。
一方、送電効率が高く基準電力より小さい電力が反射電力320として入力された場合、スイッチ131はオフとなり、電源部130(及び蓄電手段145)との電気的接続を絶ち、負荷を軽減する。
特に、上記給電方法は、第1の条件及び第2の条件が満たされているか判断する、判断期間(監視・選択期間を含む)を設けている。上記判断期間においては、送電効率の最適化がなされていないため、受電装置200へ送電されずに送電装置100内に反射される反射電力320が増加する。よって、本明細書に開示する給電システム及び給電方法のように、該反射電力320を送電装置100内で回収し、再度送電に用いる電力とすることは非常に有益である。送電装置100に電力の循環機能を有することで、電力の利用効率を向上させることができる。
また、図示しないが、送電部110において、方向性結合器113と電源部130との間にスイッチを設けてもよい。該スイッチを設けることで、電源部130から送電用コイル112への電力の供給を制御することができる。例えば、送電を行わない場合、方向性結合器113と電源部130との間のスイッチをオフすることで、電源部130から送電用コイル112への電力の供給を停止することができる。送電部110それぞれに電源部130からの電力供給の可否を選択できるので、複数設けられた送電部110のうち、送電を行う送電部110のみに電力を供給し、送電を行わない送電部110への電力の供給を停止することができる。よって、送電装置100において消費電力の低減が可能となる。
なお、図2(A)及び図2(B)に示す送電部110は、図4に示すように、整合回路810を適宜設けることができる。
受電部210の詳細な具体例を図3(A)(B)に示す。
図3(A)(B)に示す受電部210は、受電側共鳴用コイル211と、受電用コイル212を有する。本実施の形態では、受電側共鳴用コイル211の共振周波数は、受電側共鳴用コイル211の作製時に、受電側共鳴用コイル211の形状、材料、共振周波数調整用キャパシタ215の容量、回路等を適宜設定することによって決定した共振周波数Aである。
送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211は、お互いの共振周波数が一致した場合のみ、電磁気的に強く結合し(磁気共鳴結合)、受電側共鳴用コイル211は、送電側共鳴用コイル111から電力310を受電することができる。
スイッチ116がオン状態の送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数は両方とも共振周波数Aで一致するため、受電側共鳴用コイル211は、スイッチ116がオン状態の送電側共鳴用コイル111から電力310を受電することができる。
受電側共鳴用コイル211は、受電用コイル212と電磁誘導により電磁気的に結合しており、送電側共鳴用コイル111から供給された電力310は受電側共鳴用コイル211を介して受電用コイル212へ供給される。
受電用コイル212は、負荷部220と電気的に接続しており、負荷部220は、受電用コイル212が受電側共鳴用コイル211から受電した電力310を蓄積(充電)する。
負荷部220は、二次電池等の蓄電手段であり、例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等を用いることができる。
また、図3(A)に示す受電部210は、図3(B)に示すように、整合回路820、整流回路830、及びDCDCコンバータ840を適宜設けることができる。
スイッチ116、スイッチ121、スイッチ131に代表される、本実施の形態に示す給電システムで用いる送電装置100、受電装置200に含まれる電源部130、方向性結合器113、ACDCコンバータ114、整合回路810、820、整流回路830、DCDCコンバータ840、負荷部220などの回路にはスイッチング特性を有する半導体素子(例えばトランジスタ)を用いることができる。
半導体素子に用いる半導体材料としては、例えば、シリコン、炭化シリコン、シリコンゲルマニウムなどのシリコン系材料や、ガリウムヒ素などの化合物半導体材料、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、及び亜鉛(Zn)を含む酸化物(In−Ga−Zn−O系酸化物)などの酸化物半導体材料を用いることができる。
給電システムに用いる送電装置100、及び受電装置200は主に屋外で用いるため、温度において使用環境が厳しく、特に気候や天候により高温下で使用する場合が多い。酸化物半導体を用いた半導体素子(トランジスタ)は、高温下の厳しい温度環境においても良好なスイッチング特性を維持することができる。よって、酸化物半導体を用いた半導体素子を用いることで送電装置100及び受電装置200に高い信頼性を付与でき、本実施の形態に示す給電システム及び給電方法において、円滑な給電サービスを行うことが可能となる。
本実施の形態における給電システム及び給電方法は、給電状況を判断し、受電装置への送電の開始、継続、及び停止を独立して制御する送電部が複数隣接して設けられた送電装置を用いた共振方式(共鳴方式ともいう)を用いており、送電装置と受電装置との間の給電は、送電部及び受電部に備えられた共振周波数が一致した共鳴用コイル同士で生じる磁気共鳴現象によって行う。
本実施の形態における給電システム及び給電方法は、第1の条件及び第2の条件を満たす場合において給電を行うものである。
第1の条件は、送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが共鳴することである。送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが同じ共振周波数を有する場合、共鳴することができる。
また、送電効率は、送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとの距離が近いと高くなり、遠いと低くなる。よって、第2の条件は、送電装置に設けられた複数の送電部のうち、該受電側共鳴用コイルと最も近い送電側共鳴用コイルを有する送電部により送電を行うことである。
本実施の形態における給電システム及び給電方法は、第1の条件及び第2の条件が満たされているか判断する、判断期間(監視・選択期間を含む)を設けている。上記判断期間においては、送電効率の最適化がなされていないため、受電装置へ送電されずに送電装置側に反射される反射電力が増加する。よって、本実施の形態における給電システム及び給電方法にように、該反射電力を送電装置内で回収し、再度送電に用いる電力とすることは非常に有益である。送電装置に電力の循環機能を有することで、電力の利用効率を向上させることができる。
該判断期間(監視・選択期間を含む)が設けられた本実施の形態における給電システム、及び給電方法を図7の概念図を用いて説明する。
図7において、送電装置100は、複数の送電部110_11〜110_nmを有し、各送電部110_11〜110_nmには、電気的に共振周波数A、又は共振周波数A’を切り替えることで共振周波数A、又は共振周波数A’に設定可能な送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmが備えられている。送電装置100には近接して、共振周波数Bの受電側共鳴用コイル251を有する受電装置250、及び共振周波数Aの受電側共鳴用コイル211を有する受電装置200が配置されている。
受電装置に備えられた受電側共鳴用コイルが送電側共鳴用コイルから磁気共鳴現象により給電を受けるには、受電側共鳴用コイルが送電側共鳴用コイルと共鳴状態となる、すなわち送電側共鳴用コイルと受電側共鳴用コイルとが同じ共振周波数を有する必要がある(第1の条件)。
よって、共振周波数A、又は共振周波数A’の送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmを有する送電部110_11〜110_nm、及び共振周波数Bの受電側共鳴用コイル251を有する受電装置250間では、共振周波数が異なるために給電は行われない。なお、図7において、送電部110_11〜110_nmと、受電装置200、又は受電装置250とにおいて、給電が行われる場合丸印で示し、給電が行われない場合はバツ印で示す。
コイルに付与される共振周波数の値は、単数複数に関わらず、送電側共鳴用コイル及び受電側共鳴用コイルの作製時に、形状、材料、容量などの回路構成により決定するコイル固有のものである。よって、共振周波数は識別情報として機能し、該識別情報をもとに送電装置及び受電装置、ひいては給電提供者及び給電利用者の識別や管理を行うことができる。共振周波数はコイル作製時に物理的に作り込むことで決定する要素なので、電気信号による情報識別と比較して改ざんしづらく、安全性が高い。
本実施の形態の給電サービス(給電システム、給電方法)においては、共振周波数の一致、不一致によって給電の可否が決定するため、共振周波数はいわゆる鍵として機能し、あらかじめ給電契約を結んだ送電装置及び受電装置に特定の共振周波数を有する共鳴用コイルを搭載することで、契約対象者間のみで安全な給電サービスを享受することができる。よって、給電提供者が、給電効率を高めるために送電装置を大型化し、道路や、広場など不特定多数の受電装置(給電利用者)が通過、又は集う場所に設けたとしても、共振周波数によって識別することで特定の受電装置(給電利用者)のみに給電サービスを行うことができる。
一方、共振周波数Aの受電側共鳴用コイル211を有する受電装置200は、送電装置100が有する送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmが設定可能な共振周波数Aと一致するために、受電装置200と送電装置100とは給電が可能である。
送電装置100の送電部110_11〜110_nmに備えられた送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmを、受電装置200に備えられた受電側共鳴用コイル211の共振周波数Aと同じ共振周波数Aに設定し、共鳴状態とすることで送電を開始し、一方受電側共鳴用コイル211の共振周波数Aと異なる共振周波数A’に設定し、非共鳴状態とすることで送電を停止する。
本実施の形態で示すような複数の送電部110_11〜110_nmを有する送電装置100は、広領域な送電領域を提供できるため、同時に複数の受電装置、また、小型から大型まで様々な大きさ及び形状の受電装置に対応できる。よって、給電利用側の受電装置にとっては利便性がよく、給電提供側の送電装置100にとっては、より短時間により多くの給電利用者(受電装置)に給電サービスが行える、高い電力供給能力が得られるという利点がある。
また、上述のように共振方式を用いた給電は、電磁誘導結合方式と異なり、送電側共鳴用コイル111_11〜111_nm及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数が一致した状態においてのみ給電が行われるため、給電時における電力損失を低減することができる。
しかし、本実施の形態で示すような複数の送電部110_11〜110_nmを有する送電装置100においては、送電部110_11〜110_nmそれぞれに設けられた送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmが近接して配置される構成となり、同じ共振周波数Aを有する複数の送電側共鳴用コイル111_11〜111_nm同士にも磁気共鳴現象が起こり、複数の送電側共鳴用コイル111_11〜111_nm間で電力の送受が生じてしまう。このような送電部110_11〜110_nm間での電力の送受が生じると、受電装置200へ送電されるべき電力に損失が生じるため、送電装置100から受電装置200への送電効率が低下する。
従って、本実施の形態における給電システム及び給電方法は、送電装置100において、受電側共鳴用コイル211に最も近接し、送電効率が高い送電側共鳴用コイル111_12のみ、受電側共鳴用コイル211の共振周波数Aと同じ共振周波数Aに設定し、それ以外の送電側共鳴用コイル111_11、111_13〜111_nmは受電側共鳴用コイル211の共振周波数Aと異なる共振周波数A’に設定する。
受電側共鳴用コイル211の共振周波数と同じ共振周波数Aに設定された送電側共鳴用コイル111_12を有する送電部110_12のみ、受電装置200への送電が継続し、それ以外の受電側共鳴用コイル211の共振周波数と異なる共振周波数A’に設定された送電側共鳴用コイル111_11、111_13〜111_nmを有する送電部110では受電装置200への送電が停止する(第2の条件)。
よって、送電装置100において、送電を行う送電側共鳴用コイル111_12の共振周波数Aは、近接する周りに配置された送電側共鳴用コイル111_11、111_13〜111_nmの共振周波数A’と異なるため、送電側共鳴用コイル111_11〜111_nm間で磁気共鳴現象による電力の送受は生じない。従って、送電装置100から受電装置200へは高い送電効率で給電を行うことができる。
受電側共鳴用コイル211と同じ共鳴周波数Aから異なる共鳴周波数A’への設定の切り替えは、各送電部110において、受電側共鳴用コイル211へ送電されず送電側共鳴用コイル111_11〜111_nmから反射される反射電力320をスイッチ121によって検知し、あらかじめ設定した基準電力値によって判別することで制御することができる。
また、給電の利用形態によっては、給電時に受電装置200を移動させながら給電を行う、例えば、受電装置200が携帯用受電装置、もしくは自動車等の移動手段である場合等、給電開始時、給電中、給電終了時において、送電装置100と受電装置200の位置関係が変更する場合がある。この場合、送電側共鳴用コイル111_12を有する送電部110_12の送電効率が、時間の経過とともに変化する。
よって、一度送電側共鳴用コイル111_11、111_13〜111_nmを、受電側共鳴用コイル211と異なる共鳴周波数A’に設定した後も、一定時間ごとに送電側共鳴用コイル111_11、111_13〜111_nmを受電側共鳴用コイル211と同じ共鳴周波数Aに再度設定し、現時点における反射電力320をスイッチ121によって検知、判別することで共鳴周波数A又は共鳴周波数A’と設定するかを制御し、送電可否を決定する。
次に図5のフローチャートを用いて、給電システムを用いた給電方法を説明する。
図5では、送電装置100の複数の送電部110_11〜110_nmのうちの一である送電部110及び受電装置200の間で給電を行う、給電システム及び給電方法の例である。
まず、送電部110において、電源部130から基準電力より小さい電力を供給し、スイッチ131をオフとし(S1)、スイッチ121をオンとする(S2)ことでスイッチ116をオンにする(S3)。
スイッチ116をオン状態とすることで、送電側共鳴用コイル111の共振周波数を、受電側共鳴用コイル211の共振周波数と同じ共振周波数Aに設定する(S4)。
送電用コイル112は電源部130より電力300供給を受け、該電力300を電磁誘導により電磁気的に結合している送電側共鳴用コイル111に送電する(S5)。受電側共鳴用コイル211の共振周波数が共振周波数Aであり、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数が一致している場合(図7と同様に、受電装置200において受電部210に備えられた受電側共鳴用コイル211は共鳴周波数Aとする場合)、送電側共鳴用コイル111は受電した電力300を受電装置200へ送電する(S6)。
受電装置200において、受電部210の受電側共鳴用コイル211は送電された電力300を受電し、該電力300を電磁誘導により電磁気的に結合している受電用コイル212へ送電する(J1)。
受電用コイル212は受電した電力300を負荷部220へ送電し(J2)、負荷部220は電力300を受電する(J3)。よって、送電装置100の送電部110及び受電装置200間において給電を行うことができる。
例えば、受電側共鳴用コイルの共振周波数が共振周波数Cであり、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイルの共振周波数が不一致の場合、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイルは非共鳴状態であり、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル間で磁気共鳴結合が生じないために、送電側共鳴用コイル111は受電側共鳴用コイルへ送電せず、送電用コイル112から受電した電力300を、再び送電用コイル112へ反射電力320として反射する(第1の条件)。
また、受電側共鳴用コイル211の共振周波数が共振周波数Aであり、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211の共振周波数が一致の場合であっても、送電側共鳴用コイル111及び受電側共鳴用コイル211間の距離が近接していない場合は、送電効率が低下するため、送電側共鳴用コイル111は、電力300の一部の電力310のみ送電し、その他は、再び送電用コイル112へ反射電力320として反射する(第2の条件)。
電源部130と送電用コイル112との間に設けられる方向性結合器113は、電源部130から供給される送電用電力と反射電力320とを分離し(S7)、反射電力320をスイッチ121及びスイッチ131へ入力する。
反射電力320は、送電側共鳴用コイル111より受電側共鳴用コイル211へ送電されなかった電力であるため、反射電力320が小さいほど、送電部110から受電装置200への送電効率は高く、逆に反射電力320が大きいほど該送電効率は低いと判断できる。
反射電力320が、基準電力より小さい場合、スイッチ121はオンのままであるので、スイッチ116もオンのままであり、送電側共鳴用コイル111と受電側共鳴用コイル211とは共鳴状態のまま、送電は継続する(S5へ戻る)。
反射電力320が、基準電力より大きい場合、スイッチ131はオンし(S11)、蓄電手段145へ反射電力320を送り蓄電する(S12)。蓄電手段145は、蓄電された反射電力320を適宜電源部130へ送電する(S13)。このように電源部130(又は蓄電手段145を介して)へ反射電力320を送ることで、送電装置内で反射電力320を回収する(循環させる)。
また、反射電力320が、基準電力より大きい場合、スイッチ121はオフするので(S8)、スイッチ116もオフし(S9)、送電側共鳴用コイル111の共振周波数は共振周波数A’に設定され(S10)、受電側共鳴用コイル211とは非共鳴状態となり、送電は停止する。
なお、送電効率が向上する、又は電源部130からの電力供給が停止するなどして、入力される反射電力320が、基準電力より小さくなった場合、スイッチ131はオフとなり、電源部130(及び蓄電手段145)との電気的接続を絶ち、負荷を軽減する。
送電停止した送電部110は、一定時間経過後、再びスイッチ131をオフ状態(S1)、スイッチ121をオン状態とし(S2)、反射電力320により送電状況を判断して、送電可否を決定する。
このように、より高い電力の利用効率、及び送電効率で送電(電力供給)を行うことが可能となる。
以上、本実施の形態に示すように、送電装置において、電力の回収機能(循環機能)を設けることで、送電用電力の利用効率を向上させることができる。
送電側共鳴用コイルを有する送電部が複数設けられた送電装置を用いることで、送電領域(供給可能領域)を拡大し、かつ電力を高い送電効率(電力供給効率)で供給することが可能な、共鳴方式による給電システム及び給電方法を提供することができる。
給電提供者(送電装置)に、より短時間により多くの給電利用者(受電装置)に給電サービスが行える、高い電力供給能力を付与することが可能な給電システム、給電方法を提供することができる。
給電利用者及び給電提供者双方において効率のよい給電サービスを可能とする給電システム、及び給電方法を提供することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で示した給電システム及び給電方法において、受電装置を電気自動車等の電気推進移動体に内蔵させた場合の一形態について、図6を用いて説明する。
なお、受電装置は電気自動車等の電気推進移動体の他に、例えば、携帯型の電子機器である、デジタルビデオカメラ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)再生装置)等に内蔵することもできる。受電装置が内蔵された電子機器は、利用者が保持して給電可能領域に配置することによって、給電することができる。
本実施の形態の給電システム及び給電方法は、電力をもって駆動させる物品であればどのようなものにでも設けて使用することができる。
図6は、電気推進移動体である電気自動車150を、実施の形態1で示した送電装置、給電システム及給電方法で給電する一例である。
なお、図6(A1)乃至(C1)は給電時の様子を上面から見た図であり、図6(A2)乃至(C2)は各送電部110_11乃至送電部110_33におけるスイッチ121、スイッチ116、及びスイッチ131のオン又はオフ状態を示した図である。
図6に示す給電システムは、マトリクス的に配列された複数の送電部110_11乃至送電部110_33を有する送電装置100、受電装置200を有する電気自動車150で構成されており、送電装置100は地面に設けられている例を示す。
送電装置100は、複数の送電部110_11乃至送電部110_33を有し、各送電部110_11乃至送電部110_33には、受電装置に含まれる受電側共鳴用コイルと共鳴状態、又は非共鳴状態へ切り替えられる送電側共鳴用コイルが備えられている。共鳴状態、又は非共鳴状態へ切り替えは、送電側共鳴用コイルの共振周波数を、共振周波数A、又は共振周波数A’に電気的に切り替えることで行うことができる。
送電装置100の複数の送電部110_11乃至送電部110_33が構成する送電領域には、共振周波数Aの受電側共鳴用コイルを有する受電装置200を搭載した電気自動車150が配置されている。本実施の形態では、電気自動車150の利用者と、送電装置100の提供者は契約関係にあり、電気自動車150はあらかじめ送電装置100と給電可能なように、送電装置100に備えられた送電側共鳴用コイルの共振周波数Aと同じ共振周波数Aの受電側共鳴用コイルを有する受電装置200が搭載されているケースを示すこととする。
単数複数関わらず、コイルに付与される共振周波数Aの値は、送電側共鳴用コイル及び受電側共鳴用コイルの作製時に、形状、材料、容量などの回路構成により決定するコイル固有のものである。よって、共振周波数Aは識別情報として機能し、該識別情報をもとに送電装置100及び受電装置200、ひいては給電提供者及び給電利用者の識別や管理を行うことができる。共振周波数Aはコイル作製時に物理的に作り込むことで決定する要素なので、電気信号による情報識別と比較して改ざんしづらく、安全性が高い。
あらかじめ給電契約を結んだ送電装置100及び受電装置200に特定の共振周波数Aを有する共鳴用コイルを搭載することで、契約対象者間のみで安全な給電サービスを享受することができる。よって、送電装置100のように送電装置を大型化し、不特定多数の受電装置(給電利用者)が通過、停車する道路や駐車場など設けたとしても、共振周波数によって識別することで特定の受電装置200を搭載した電気自動車150のみに給電サービスを行うことができる。
また、本実施の形態で示すような複数の送電部110_11乃至送電部110_33を有する大型な送電装置100は、広領域な送電領域を提供できるため、同時に複数の受電装置を搭載した電気推進移動体及び電子機器、また、小型から大型まで様々な大きさ及び形状の受電装置を搭載した電気推進移動体及び電子機器に対応できる。よって、給電利用側の給電利用者(受電装置を搭載した電気推進移動体及び電子機器)にとっては利便性がよく、給電提供側の給電提供者(送電装置100)にとっては、より短時間により多くの給電利用者(受電装置を搭載した電気推進移動体及び電子機器)に給電サービスが行える、高い電力供給能力が得られるという利点がある。
送電装置100及び受電装置200を搭載した電気自動車150間で給電を行う。
まず、送電装置100及び受電装置200を搭載した電気自動車150間における給電サービス(給電システム及び給電方法)においては、共鳴用コイルを受電側共鳴用コイルと共鳴状態とする。すなわち、送電装置100に備えられた送電側共鳴用コイルを、受電装置200に備えられた受電側共鳴用コイルの共振周波数Aと同じ共振周波数Aに設定する。実施の形態1で示したように、送電側共鳴用コイルの共振周波数を共振周波数Aに設定するには、スイッチ121及びスイッチ116をオンとし、スイッチ131をオフとする(図6(A2)参照)。
次に、図6(A1)の状態の送電装置100へ、図6(B1)のように電気自動車150に設けられた受電装置200が、送電装置100の送電部110_22に最も近接して配置された場合を説明する。受電装置200が最も近接する送電部110_22においては、送電効率が高いため、送電部110_22へ反射する反射電力が、基準電力より小さくなる。従って、スイッチ121及びスイッチ116はオン、スイッチ131はオフであり送電が継続して行われる。一方、送電部110_22以外の送電部110_11乃至送電部110_21、及び送電部110_23乃至送電部110_33においては、受電装置200と離れているため送電効率が低く、反射電力が基準電力よりも大きくなる。従って、スイッチ121及びスイッチ116はオフして送電は停止し、スイッチ131はオンして反射電力を回収し、電源部(蓄電手段)へ送電する。
この場合、送電部110_22のみ共振周波数Aと設定され、近接する周りに配置された送電部110_11乃至送電部110_21、及び送電部110_23乃至送電部110_33においては共振周波数A’に設定される。
よって、送電装置100において、送電を行う送電部110_22の送電側共鳴用コイルの共振周波数Aは、近接する周りに配置された送電部110_11乃至送電部110_21、及び送電部110_23乃至送電部110_33に備えられた送電側共鳴用コイルの共振周波数A’と異なるため、送電部110_22の送電側共鳴用コイルと、隣接する送電部110_11乃至送電部110_21、及び送電部110_23乃至送電部110_33の送電側共鳴用コイル間で磁気共鳴現象による電力の送受は生じない。従って、送電装置100から受電装置200へは高い送電効率で給電を行うことができる。
その後、図6(A2)の状態の送電装置100から、図6(C1)のように電気自動車150が移動して離れた場合を説明する。送電部110_22においても、送電対象である受電装置200が存在しないため、反射電力が基準電力よりも大きくなる。従って、すべての送電部110_11乃至送電部110_33において、送電側共鳴用コイルの共振周波数は共振周波数A’に設定され、スイッチ121及びスイッチ116はオフして送電は停止し、スイッチ131はオンして反射電力を回収し、電源部(蓄電手段)へ送電する。
なお、図6には、地面に送電装置100が設けられている例を示したが、側面(壁)や上面(天井)に設けてもよい。
以上、本実施の形態に示すように、送電装置において、電力の回収機能(循環機能)を設けることで、送電用電力の利用効率を向上させることができる。
送電側共鳴用コイルを有する送電部が複数設けられた送電装置を用いることで、送電領域(供給可能領域)を拡大し、かつ電力を高い送電効率(電力供給効率)で供給することが可能な、共鳴方式による給電システム及び給電方法を提供することができる。
給電提供者(送電装置)に、より短時間により多くの給電利用者(受電装置)に給電サービスが行える、高い電力供給能力を付与することが可能な給電システム、給電方法を提供することができる。
給電利用者及び給電提供者双方において効率のよい給電サービスを可能とする給電システム、及び給電方法を提供することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 送電装置
110 送電部
111 送電側共鳴用コイル
112 送電用コイル
113 方向性結合器
114 ACDCコンバータ
115 共振周波数調整用キャパシタ
116 スイッチ
121 スイッチ
123 抵抗素子
130 電源部
131 スイッチ
133 抵抗素子
145 蓄電手段
150 電気自動車
200 受電装置
210 受電部
211 受電側共鳴用コイル
212 受電用コイル
215 共振周波数調整用キャパシタ
220 負荷部
250 受電装置
251 受電側共鳴用コイル
300 電力
310 電力
320 反射電力
810 整合回路
820 整合回路
830 整流回路
840 DCDCコンバータ
110_11 送電部
110_12 送電部
110_21 送電部
110_22 送電部
110_23 送電部
110_33 送電部
111_11 送電側共鳴用コイル
111_12 送電側共鳴用コイル
111_13 送電側共鳴用コイル
111a 送電側共鳴用コイル
111b 送電側共鳴用コイル
111c 送電側共鳴用コイル
116a スイッチ
116b スイッチ
117a 抵抗素子
118a コイル
118b コイル

Claims (7)

  1. 複数の隣接する送電部、及び前記送電部と電気的に接続する電源部を含み、
    前記複数の隣接する送電部はそれぞれ、
    前記電源部から電力供給され送電用コイルと、
    前記送電用コイルと非接触で配置され電磁誘導により電磁気的に結合し、第1のスイッチが設けられた送電側共鳴用コイルと、
    前記送電側共鳴用コイルから反射される反射電力を第2のスイッチ及び第3のスイッチへ入力する方向性結合器とを有し、
    前記第2のスイッチは前記入力される反射電力が基準電力より小さい場合オンし、
    前記第3のスイッチは前記入力される反射電力が前記基準電力より大きい場合オンし、
    前記第1のスイッチは、前記第2のスイッチがオンすることによりオンし、
    前記送電側共鳴用コイルに設けられた前記第1のスイッチをオンすると送電状態となり、
    前記送電側共鳴用コイルに設けられた前記第1のスイッチをオフすると非送電状態となることを特徴とする送電装置。
  2. 請求項1において、
    前記第3のスイッチと前記電源部との間に蓄電手段を有することを特徴とする送電装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチはpチャネル型トランジスタであり、前記第3のスイッチはnチャネル型トランジスタであることを特徴とする送電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記第1のスイッチは、第1のトランジスタからなり、
    前記第2のスイッチは、第2のトランジスタからなり、
    前記第3のスイッチは、第3のトランジスタからなり、
    前記方向性結合器と前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのゲート、及びソース又はドレインの一方は電気的に接続し、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方は前記第1のトランジスタのゲートと電気的に接続し、
    前記第3のトランジスタのソース又はドレインの他方は前記電源部と電気的に接続することを特徴とする送電装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の送電装置と、
    受電部、及び前記受電部と電気的に接続する負荷部を含む受電装置とを有し、
    前記受電装置において、前記受電部は、
    前記負荷部に電力を供給する受電用コイルと、
    前記受電用コイルと非接触で配置され、電磁誘導により電磁気的に結合する受電側共鳴用コイルとを含み、
    前記送電状態においては前記送電側共鳴用コイルと前記受電側共鳴用コイルとが共鳴することを特徴とする給電システム。
  6. 求項5の給電システムを用い、
    複数の送電部において前記第3のスイッチをオフとし、かつ前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチをオンとし前記送電装置を送電状態に設定する第1のステップと、
    前記送電用コイルにおいて前記電源部より供給された電力を前記送電側共鳴用コイルに送電する第2のステップと、
    前記送電側共鳴用コイルにおいて前記受電装置へ送電する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて前記送電側共鳴用コイルによって反射された反射電力を、前記方向性結合器を介して第2のスイッチ及び第3のスイッチへ入力する第4のステップと、
    前記第4のステップにおいて前記反射電力が前記基準電力より小さい場合、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチをオンとしたまま前記送電部は前記受電装置への送電を継続し、前記第3のステップ及び前記第4のステップを繰り返し、
    前記第4のステップにおいて前記反射電力が前記基準電力より大きい場合、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチをオフとし前記送電装置を非送電状態に設定し、かつ前記第3のスイッチをオンとし前記反射電力を前記第3のスイッチを介して前記電源部へ送ることを特徴とする給電方法。
  7. 請求項6において、
    前記送電状態と前記非送電状態とでは、前記送電側共鳴用コイルの共振周波数が異なることを特徴とする給電方法。
JP2013145310A 2012-07-13 2013-07-11 送電装置、給電システム、及び給電方法 Expired - Fee Related JP6157248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013145310A JP6157248B2 (ja) 2012-07-13 2013-07-11 送電装置、給電システム、及び給電方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157074 2012-07-13
JP2012157074 2012-07-13
JP2013145310A JP6157248B2 (ja) 2012-07-13 2013-07-11 送電装置、給電システム、及び給電方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111522A Division JP6293337B2 (ja) 2012-07-13 2017-06-06 送電装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014033608A JP2014033608A (ja) 2014-02-20
JP2014033608A5 JP2014033608A5 (ja) 2016-08-18
JP6157248B2 true JP6157248B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=49913388

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013145310A Expired - Fee Related JP6157248B2 (ja) 2012-07-13 2013-07-11 送電装置、給電システム、及び給電方法
JP2017111522A Active JP6293337B2 (ja) 2012-07-13 2017-06-06 送電装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111522A Active JP6293337B2 (ja) 2012-07-13 2017-06-06 送電装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US9390850B2 (ja)
JP (2) JP6157248B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9390850B2 (en) * 2012-07-13 2016-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power transmitting device, power feeding system, and power feeding method
TWI511402B (zh) * 2014-03-28 2015-12-01 Generalplus Technology Inc 具有無線充電發射功能與無線充電接收功能之電路及其裝置
US10541563B2 (en) * 2015-01-16 2020-01-21 Ge Hybrid Technologies, Llc Wireless power transmission device
JP2016226088A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 給電システム
JP2017131020A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社ダイヘン 非接触給電システムおよび受電装置
JP6702541B2 (ja) * 2016-03-14 2020-06-03 株式会社東芝 無線電力伝送装置、送電装置および受電装置
CN106374630B (zh) * 2016-11-03 2023-11-03 上海知韬文化创意股份有限公司 一种低压无线电供电系统
WO2019026386A1 (ja) 2017-07-31 2019-02-07 株式会社Jvcケンウッド 画像記録装置、画像記録方法および画像記録プログラム

Family Cites Families (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4117493A (en) * 1976-12-22 1978-09-26 New-Tronics Corp. Radio antenna
NL8901659A (nl) 1989-06-30 1991-01-16 Nedap Nv Multipassysteem.
JP2803943B2 (ja) 1992-10-21 1998-09-24 アルプス電気株式会社 非接触電力供給装置
US5471146A (en) * 1993-06-14 1995-11-28 Motorola, Inc. Method and apparatus for measuring return loss
US5790946A (en) 1993-07-15 1998-08-04 Rotzoll; Robert R. Wake up device for a communications system
US6837438B1 (en) 1998-10-30 2005-01-04 Hitachi Maxell, Ltd. Non-contact information medium and communication system utilizing the same
CN1339199A (zh) * 1999-02-03 2002-03-06 西门子公司 集成的天线耦合元件
US6509217B1 (en) 1999-10-22 2003-01-21 Damoder Reddy Inexpensive, reliable, planar RFID tag structure and method for making same
US20020049714A1 (en) 2000-05-11 2002-04-25 Shunpei Yamazaki Communication system
US7209771B2 (en) 2000-12-22 2007-04-24 Terahop Networks, Inc. Battery powered wireless transceiver having LPRF component and second wake up receiver
US6944424B2 (en) 2001-07-23 2005-09-13 Intermec Ip Corp. RFID tag having combined battery and passive power source
US6737302B2 (en) 2001-10-31 2004-05-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Manufacturing method for field-effect transistor
US7215976B2 (en) 2001-11-30 2007-05-08 Symbol Technologies, Inc. RFID device, system and method of operation including a hybrid backscatter-based RFID tag protocol compatible with RFID, bluetooth and/or IEEE 802.11x infrastructure
JP3866594B2 (ja) 2002-03-15 2007-01-10 Necエレクトロニクス株式会社 遅延回路と半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法
JP4719852B2 (ja) 2002-10-18 2011-07-06 シンボル テクノロジーズ, インコーポレイテッド パッシブrfidタグの不必要な再交渉を最小化するためのシステムおよび方法
US7072697B2 (en) 2002-10-22 2006-07-04 Nokia Corporation Method and device for transponder aided wake-up of a low power radio device by a wake-up event
US7652359B2 (en) 2002-12-27 2010-01-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Article having display device
US7603144B2 (en) 2003-01-02 2009-10-13 Cymbet Corporation Active wireless tagging system on peel and stick substrate
JP2005235615A (ja) 2004-02-20 2005-09-02 Hitachi Maxell Ltd アダプタパネル、電子機器、及びケーブルコネクタ認識システム
JP4611093B2 (ja) 2004-05-12 2011-01-12 セイコーインスツル株式会社 電波発電回路
AU2005258784A1 (en) 2004-07-01 2006-01-12 Powerid Ltd. Battery-assisted backscatter RFID transponder
JP2006024087A (ja) 2004-07-09 2006-01-26 Nec Corp 無線デバイス、その製造方法、その検査方法及び検査装置並びに無線装置及びその製造方法
US20060103533A1 (en) 2004-11-15 2006-05-18 Kourosh Pahlavan Radio frequency tag and reader with asymmetric communication bandwidth
CN101401112B (zh) 2006-03-10 2013-01-02 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
CN102360442B (zh) 2006-03-10 2015-01-07 株式会社半导体能源研究所 半导体器件及其操作方法
EP2002383B1 (en) 2006-03-15 2012-04-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
CN103078368B (zh) 2006-03-15 2016-04-13 株式会社半导体能源研究所 电力供应系统和用于机动车的电力供应系统
CN101385039B (zh) 2006-03-15 2012-03-21 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
KR101435966B1 (ko) 2006-05-31 2014-08-29 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 상기 반도체 장치를 가진 ic 라벨, ic 태그, 및 ic 카드
US8132026B2 (en) 2006-06-02 2012-03-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power storage device and mobile electronic device having the same
FI20075269A0 (fi) * 2007-04-19 2007-04-19 Pulse Finland Oy Menetelmä ja järjestely antennin sovittamiseksi
CN101689811B (zh) * 2007-07-04 2013-07-31 Nxp股份有限公司 谐振功率转换器的待机操作
US20090160261A1 (en) 2007-12-19 2009-06-25 Nokia Corporation Wireless energy transfer
JP5106237B2 (ja) * 2008-05-02 2012-12-26 オリンパス株式会社 無線給電システム
US8963488B2 (en) * 2008-09-27 2015-02-24 Witricity Corporation Position insensitive wireless charging
US20120256494A1 (en) * 2008-09-27 2012-10-11 Kesler Morris P Tunable wireless energy transfer for medical applications
JP5258521B2 (ja) 2008-11-14 2013-08-07 トヨタ自動車株式会社 給電システム
US8963611B2 (en) * 2009-06-19 2015-02-24 Qualcomm Incorporated Power and impedance measurement circuits for a wireless communication device
JP5238884B2 (ja) * 2009-09-18 2013-07-17 株式会社東芝 無線電力伝送装置
JP5499955B2 (ja) 2009-10-05 2014-05-21 Tdk株式会社 ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム
JP5664019B2 (ja) 2009-10-28 2015-02-04 Tdk株式会社 ワイヤレス給電装置、ワイヤレス電力伝送システムおよびそれらを利用したテーブルと卓上ランプ
JP5664018B2 (ja) 2009-10-30 2015-02-04 Tdk株式会社 ワイヤレス給電装置、ワイヤレス電力伝送システムおよびそれらを利用したテーブルと卓上ランプ
JP2011205750A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Central R&D Labs Inc 電磁共鳴電力伝送装置
DE112011102500T5 (de) 2010-07-28 2013-06-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Drahtloses Stromzufuhrsystem und drahtloses Stromzufuhrverfahren
JP5755066B2 (ja) 2010-07-30 2015-07-29 株式会社半導体エネルギー研究所 無線給電システム、及び無線給電方法
KR101184503B1 (ko) * 2010-08-13 2012-09-20 삼성전기주식회사 무선 전력 전송 장치 및 그 전송 방법
US9391476B2 (en) 2010-09-09 2016-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power feeding device, wireless power feeding system using the same and wireless power feeding method
US8509718B2 (en) * 2010-10-13 2013-08-13 Rf Micro Devices, Inc. Broadband receive only tuner combined with receive switch
US20120153739A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-21 Cooper Emily B Range adaptation mechanism for wireless power transfer
JP5773693B2 (ja) * 2011-03-18 2015-09-02 矢崎総業株式会社 給電システム
EP2688181B1 (en) 2011-03-18 2018-12-26 Yazaki Corporation Power supply system
US20130207741A1 (en) * 2012-02-13 2013-08-15 Qualcomm Incorporated Programmable directional coupler
US9390850B2 (en) * 2012-07-13 2016-07-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Power transmitting device, power feeding system, and power feeding method
JP6212881B2 (ja) * 2013-03-06 2017-10-18 船井電機株式会社 充電装置及び給電方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017147938A (ja) 2017-08-24
JP2014033608A (ja) 2014-02-20
US9390850B2 (en) 2016-07-12
JP6293337B2 (ja) 2018-03-14
US9941746B2 (en) 2018-04-10
US20140015332A1 (en) 2014-01-16
US20160315505A1 (en) 2016-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6293337B2 (ja) 送電装置
JP6023638B2 (ja) 給電システム及び給電方法
CN104428972B (zh) 用于小型设备无线充电模式的系统、方法和装置
US9685817B2 (en) Wireless power charging system
US10020670B2 (en) Power receiving device and wireless power supply system
KR101420366B1 (ko) 전기자동차용 무선전력 전송장치
CN105829160B (zh) 使用单个或多个电池单元为电动车供电的系统和方法
US8803370B2 (en) Wireless power feeding system and wireless power feeding method
CN102714431A (zh) 非接触送电系统
TWI530046B (zh) 無線供電系統及無線供電方法
KR101871148B1 (ko) 비접촉 급전 시스템
KR20130102218A (ko) 멀티 코일을 구비하는 무선 전력 수신 장치 및 무선 전력 수신 방법
CN102738858A (zh) 电力控制设备、电力控制方法和程序
KR20110125755A (ko) 이동체를 이용한 전력 및 데이터 전송 장치 및 방법
CN102792554A (zh) 移动终端的无线充电方法及相应的移动终端
CN102386685A (zh) 供电设备及其控制方法
CN102725940A (zh) 非接触供电系统以及非接触供电装置
JP2011167036A (ja) 車両用給電装置および受電装置
CN104823224A (zh) 无线电力发送器和接收器以及用于在无线充电网络中发送紧急信息的方法
CN103109439A (zh) 用于无线功率发送和接收的设备
KR101171937B1 (ko) 자기공진유도 방식을 이용한 멀티노드 무선 전력 전송 시스템 및 무선 충전기기
CN102870315A (zh) 电力接收装置以及电力接收方法
CN105024459A (zh) 无线电力接收装置及包括该无线电力接收装置的电子装置
US20120193994A1 (en) Power receiving device, power supply system, and method for supplying power
KR101375637B1 (ko) 무선 전력 전송을 위한 능동형 에너지 중계기 및 이를 이용한 무선 전력 전송 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6157248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees