JP6155722B2 - 画像形成システム、書込装置及び制御プログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成システム、書込装置及び制御プログラムに関する。
従来、RFID(Radio Frequency IDentification)などの電子タグが埋め込まれた記録紙に対し、電子タグへの書込みと記録紙への画像形成の生産性を向上させるために、プリンタなどの画像形成装置が電子タグに情報を書込む機能を備え、用紙への印刷と電子タグへの書込みとを一括して行うことが知られている。
例えば、特許文献1には、通信手段を装置本体から着脱可能に構成し、通信手段が取り付けられていないときは、一般OAプリンタとして用いることができ、通信手段を装置本体に取り付けて、所定のプログラムをインストールすれば、RFID専用のプリンタにすることができる画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1は、プリンタの制御部がパーソナル通信手段の制御やICタグへの書き込み情報の制御を行わねばならないため、予めプリンタの制御部が通信手段と通信可能に作成されていなければならない。即ち、書込装置の汎用性向上と、電子タグへの書込み及び記録紙への画像形成の生産性向上とを両立させることが困難であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書込む書込装置の汎用性向上と、電子タグへの書込み及び記録紙への画像形成の生産性向上とを両立させることを可能にする画像形成システム、書込装置及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像信号を受信すると記録紙に画像を形成する画像形成装置と、記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書き込み、当該記録紙を画像形成装置へ搬送する書込装置と、書込装置に対して書込みを行わせる信号を送信し、かつ画像形成装置の構成に基づくタイミングで画像形成装置に画像信号を送信する制御装置と、を備え、前記書込装置は、前記制御装置が前記画像形成装置へ前記画像信号を送信している間に前記画像形成装置の記録紙挿入部へ前記記録紙を搬送する搬送部を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書込む書込装置の汎用性向上と、電子タグへの書込み及び記録紙への画像形成の生産性向上とを両立させることを可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成システムの構成を示す構成図である。 図2は、画像形成システムが有する機能の概要を示す機能ブロック図である。 図3は、画像形成システムの動作の流れを示すシーケンス図である。 図4は、電子タグへのデータ書込み開始から書込完了通知の発行までの最適な時間α(sec)を示す図である。 図5は、電子タグへのデータ書込みに不具合が生じた場合の画像形成システムの動作を示すフローチャートである。 図6は、PCアプリケーションから書込装置へ送信される書込要求コマンドと付加データの構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかる画像形成システム1の構成を示す構成図である。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10、制御装置20、書込装置30を有する。画像形成装置10と制御装置20とは、通信ケーブル40を介して情報を送受するように接続されている。また、制御装置20と書込装置30とは、通信ケーブル50を介して情報を送受するように接続されている。
画像形成装置10は、例えばインクジェットプリンタなどであり、記録紙挿入部(図示せず)にある記録紙をピックアップし、記録紙に画像を形成する。ここで、画像形成装置10は一般的なOAプリンタであっても良い。制御装置20は、例えばPC(Personal Computer)などである。通信ケーブル40及び通信ケーブル50は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル又はネットワークケーブルなどである。画像形成装置10が一般的なOAプリンタであった場合、通信ケーブル40は、OAプリンタと合わせて販売されるケーブルの場合もある。また、通信ケーブル40及び50は本実施例では通信ケーブルを用いて説明しているが、無線で接続されていても構わない。また、ネットワークを介して制御装置と接続されていても構わない。
書込装置30は、画像形成装置10の記録紙挿入部まで記録紙を搬送する機能と、電子タグに情報を書込む機能とを有する。この書込装置30は、画像形成装置10の記録紙挿入部の上流、例えば記録紙をスタックするスタック部に図示しない方法で取付可能である。ここで、電子タグとは、例えば、ICチップとアンテナにより構成されるRFIDなどであり、記録紙に埋め込まれたものであって、識別情報その他の情報を記録し、電波を利用することによりこれらの情報の読取り及び書込みができるものとする。
図2は、画像形成システム1が有する機能の概要を示す機能ブロック図である。図2に示すように、書込装置30は、給紙搬送手段31、搬送センサ33、紙有無センサ34、リーダライタ(書込部)35及び制御部36を有する。
給紙搬送手段31は、例えば給紙搬送モータや給紙クラッチなどで構成される。給紙クラッチは、書込装置30において記録紙を搬送するローラなどに駆動力を伝達するために用いられる。給紙搬送モータは、給紙クラッチなどを駆動し記録紙を搬送する。搬送センサ33は、記録紙が予め定められた位置まで搬送されたことを検出する。紙有無センサ34は、書込装置30における記録紙の有無を検出する。
リーダライタ35は、記録紙に埋め込まれた電子タグ60に対し、電波を用いて情報の読取り及び書込みを行う。制御部36は、CPU360、ROM362、RAM364及びIF回路366を有し、書込装置30を構成する各部を制御する。CPU360は、書込装置30を構成する各部を制御するにあたり、後述する判定及び設定を行う判定部及び設定部としての機能を有する。IF回路366は、図1に記載した通信ケーブル50を介して情報を送受信する例えばUSBIF回路又はネットワークIF回路であり、送信部及び受信部としての機能を有する。
制御装置20は、例えばプログラムで構成されたソフトウェアからなるPCアプリケーション22、及びプリンタドライバ24を含み、画像形成装置10及び書込装置30を制御する。画像形成装置10及び書込装置30がプリンタドライバ24を必要とする場合には、PCアプリケーション22の動作によりプリンタドライバ24が動作し、制御装置20は画像形成装置10及び書込装置30に指示信号を送信する。
次に、画像形成システム1の動作の概要について説明する。画像形成システム1は、電子タグ60を埋め込まれた記録紙が給紙搬送手段31によって搬送され、予め定められた位置まで記録紙が搬送されたことを搬送センサ33が検出すると、電子タグ60へのアクセスを行う。
制御部36は、電子タグ60に対して情報を書込む間に、予め設定されたタイミングで制御装置20に対して書込完了通知を書込み完了前に発行する。書込完了通知を受取った制御装置20は、PCアプリケーション22を動作させ、プリンタドライバを介して印字データ(画像信号)を画像形成装置10へ送信する。制御部36は、電子タグ60に対する情報の書込み完了後、給紙搬送手段31によって記録紙を画像形成装置10の記録紙挿入部へ搬送する。画像形成装置10は、印字データを全て受信した後に、記録紙挿入部にある記録紙をピックアップし、印字処理(画像形成)を行う。
次に、画像形成システム1の動作タイミングについて詳述する。図3は、画像形成システム1の動作の流れを示すシーケンス図である。まず、制御装置20は電子タグ60に対する情報の書込要求を制御部36に対して送信する(S10)。制御部36は、電子タグ60に対する情報の書込み要求を制御装置20から受けると、電子タグ60に書込む情報(データ)の転送指示を制御装置20に対して発行する(S12)。同時に、制御部36は、給紙搬送手段31に対して給紙動作を開始させ、記録紙をリーダライタ35の位置まで搬送させる(S14)。なお、制御装置20は、制御部36からのデータ転送指示(S12)を受けることに代えて、制御部36に対してデータ転送を行うことの通知(データ転送通知:S16)を行ってもよい。
制御装置20は、制御部36からのデータ転送指示に応じて、電子タグ60に対するデータ転送を開始する(S18)。制御部36は、制御装置20から転送されるデータを受信する。制御部36は、書込みデータを受信している間に、リーダライタ35による情報の読込要求を繰返し発行させ、リーダライタ35と電子タグ60との通信が確立した場合(読出し信号受信時)に、記録紙がリーダライタ35の位置まで搬送されたことを検知する(S20)。
制御部36は、電子タグ60に対する書込みデータの受信を完了すると、制御装置20から受信した電子タグ60に対する書込みデータをリーダライタ35に対して転送開始する(S24)。リーダライタ35は、制御部36が転送する書込みデータの受信を開始し、データ書込みを行う。
制御部36は、リーダライタ35が電子タグ60へデータを書込んでいる間に、書き込みデータの転送開始からA時間が経過したタイミングで印字用のデータ転送指示(書込完了通知)を制御装置20に対して発行する(S26)。制御部36が印字用のデータ転送指示を発行するタイミングは、リーダライタ35が電子タグ60へのデータ書込みを完了する前である。制御装置20は、印字用のデータ転送指示(書込完了通知)を受信すると、画像形成装置10に対して印字データの転送を開始する(S28)。A時間は、ハードウェアのスイッチ又はソフトウェアで画像形成システム1の動作前に、例えば選択可能に設定されるものとする。
つまり、リーダライタ35が電子タグ60にデータを書込む処理と、制御装置20が印字データを転送する処理とが並行して処理される(並行処理)。なお、図3では、制御部36においてA時間が設定され、制御部36がA時間の経過後にデータ転送指示を制御装置20へ発行する場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、制御装置20は、A時間を設定し、制御部36から印字用のデータ転送指示を受信することなく、A時間の経過後に画像形成装置10へ印字データを転送するように構成されてもよい。つまり、制御装置20は、例えばデータ転送通知を出力することによって書込装置30による電子タグ60への書込みを制御し、書込装置30が電子タグ60にデータを書込み終える前に、画像形成装置10への印字データ(画像信号)の送信を開始するよう制御する制御プログラムを含んでいてもよい。また、この制御プログラムは、制御装置20によって実行されることに限定されない。また、ここでA時間は書き込みデータの転送開始からの時間としているが、書き込みデータ受信からの時間としても良い。
制御部36は、印字データの転送、及び画像形成装置10における印字データの受信及び展開などが完了するまでに、リーダライタ35による電子タグ60へのデータの書込みを完了させる。そして、制御部36は、リーダライタ35から電子タグ60に対するデータ書込みの完了を示す信号を受信(S30)すると、給紙搬送手段31に対して記録紙を搬送させる指示を送信する(S32)。
給紙搬送手段31は、制御部36からの指示に応じて記録紙を画像形成装置10の記録紙挿入部まで搬送する。ここで、給紙搬送手段31は、制御装置20が印字データを送信している間に、予め定められたタイミングで記録紙を画像形成装置10の記録紙挿入部へ搬送開始する。給紙搬送手段31が記録紙の搬送を開始するタイミングは、変更可能にされている。また、給紙搬送手段31は、図示しないトルクリミッタを備えた駆動機構によって記録紙を画像形成装置10の記録紙挿入部まで搬送し、トルクリミッタによって記録紙を記録紙挿入部に停止させてもよい。
その後、画像形成装置10は、印字データの受信及び展開が完了すると、印字処理を開始する(S34)。印字処理を行う際には、既に記録紙挿入部まで記録紙が搬送されているため、記録紙ぎれエラーは表示されない。また、画像形成システム1は、記録紙が複数枚ある場合には、1頁目の印字中に2頁目の記録紙の電子タグ60への書込み動作を行う。
図3において、ここまでは画像形成装置10の手差し給紙部に記録紙の有無を検知するセンサがない例について説明した。これに対し、画像形成装置10は、手差し給紙部に記録紙の有無を検知するセンサが設けられ、そのセンサによって記録紙の印刷準備が完了したことを認識するように構成されてもよい。
例えば、画像形成装置10の手差し給紙部にセンサが設けられている場合、制御部36は、S24の処理で開始した書込みデータ転送中に、S26に示した処理(データ転送指示の発行)を行わない。また、制御装置20も、リーダライタ35がデータ書込みを完了する前には、画像形成装置10に対する印字データ転送(S28)を行わない。
画像形成装置の手差し給紙部にセンサが設けられている場合、制御部36は、リーダライタ35から電子タグ60に対するデータ書込みの完了を示す信号を受信(S30)すると、給紙搬送手段31に対して記録紙を搬送させる指示を送信する(S32)。
給紙搬送手段31は、記録紙を画像形成装置10の手差し給紙部(記録紙挿入部)まで搬送し終えると、搬送完了通知を制御部36に対して送信する(S33)。
制御部36は、給紙搬送手段31から搬送完了通知を受信すると、印字用のデータ転送指示(書込完了通知及び搬送完了通知)を制御装置20に対して発行する(S35)。
制御装置20は、印字用のデータ転送指示を受信すると、画像形成装置10に対しプリンタドライバ24を介して印字データの転送を開始する(S37)。なお、制御装置20は、制御部36からのデータ転送指示を受信しなくても、予め定められたタイミングで時間計測を開始し、所定時間が経過した後に、印字データの転送を開始するように構成されてもよい。
画像形成装置10は、印字データの受信及び展開が完了すると、印字処理を開始する(S39)。
このように、画像形成装置の手差し給紙部(記録紙挿入部)に記録紙の有無を検出するセンサが設けられていない場合には、書込装置30は、リーダライタ35が電子タグ60へデータを書込んでいる間に、書き込みデータの転送開始からA時間が経過したタイミングで印字用のデータ転送指示(書込完了通知)を制御装置20に対して発行する(S26)。一方、画像形成装置の手差し給紙部にセンサが設けられている場合には、制御部36は、給紙搬送手段31から搬送完了通知を受信すると、印字用のデータ転送指示を制御装置20に対して発行する(S35)。
つまり、画像形成装置の手差し給紙部にセンサが設けられている場合、書込装置30は、S26の処理を行うことに替えて、S33の処理後にS35の処理を行う。そして、制御装置20は、S28の処理を行うことに替えて、手差し給紙部まで記録紙が搬送された後に、画像形成装置10に対して印字データの転送を開始する(S37)。
従って、手差し給紙部に記録紙が搬送されていないとして、画像形成装置10が制御部20に対してエラー通知をすることはない。なお、制御装置20は、画像形成装置10の手差し給紙部にセンサが有るか否かを、ユーザーからの設定入力、又は画像形成装置10の型番などに基づいて判断する。
次に、印字用のデータ転送指示(書込完了通知)の発行タイミングを予め決定する方法について説明する。図4は、電子タグ60へのデータ書込み開始から書込完了通知の発行までの最適な時間A(sec)を示す図である。図4は便宜的に各処理を連続して記載しているが、図4の各処理は間には若干の制御部36の処理時間があり、実際は図3のようなシーケンスになっている。また、最適な時間(完了通知時間)Aは、下式1によって予め算出される。ここでは簡素化して記載しているが、実際には制御部36の処理時間も考慮して設定されている。
Figure 0006155722
ここで、電子タグ60への書込データの容量をB1(byte)とする。B1は予め分かっているか、又は最大値として設定されるものとする。また、電子タグ60へのデータ書込速度は、S1(byte/sec)とする。電子タグ60へのデータ書込み位置から記録紙挿入部までの距離は、X(mm)とする。制御部36による記録紙線速は、Y(mm/sec)とする。印字データの容量は、B2(byte)とする。印字データの容量も予め分かっているか、又は最大値として設定されるものとする。印字データのデータ転送速度は、S2(byte/sec)とする。印字データのデータ展開速度は、S3(byte/sec)とする。また、画像形成装置10が記録紙供給を開始から、画像形成装置10側で記録紙ぎれエラーが通知されるまでの時間をT(sec)とする。
図4に示した例においては、記録紙に印字を開始するまでの印字データ転送時間にT(sec)の余裕がある。そこで、時間Tをデータ転送の再試行マージンとしてもよいし、最適な時間αを短くするように変更されてもよい。
次に、電子タグ60へのデータ書込みに不具合が生じた場合の画像形成システム1の動作について説明する。図5は、電子タグ60へのデータ書込みに不具合が生じた場合の画像形成システム1の動作を示すフローチャートである。図5に示すように、ステップ100(S100)において、リーダライタ35は、電子タグ60に所定のデータを書込む。
ステップ102(S102)において、リーダライタ35は、電子タグ60からS100の処理で書込んだデータを読み出す。
ステップ104(S104)において、CPU360は、電子タグ60に対する書込みデータと読出しデータとを比較する(ベリファイ・チェック)。
ステップ106(S106)において、CPU360は、S104の処理におけるデータが相違しているか否かを判定する。CPU360は、データの相違がない場合(S106:Yes)にはS114の処理に進み、データの相違がある場合(S106:No)にはS108の処理に進む。つまり、CPU360は、リーダライタ35が電子タグ60にデータを正しく書込めたか否かを判定する判定部としての機能を有する。
ステップ108(S108)において、CPU360は、データの相違(エラー)回数をカウントアップする。
ステップ110(S110)において、CPU360は、エラー回数が所定回数(例えば連続3回)以上であるか否かを判定する。CPU360は、エラー回数が所定回数以上である場合(S110:Yes)にはS112の処理に進み、エラー回数が所定回数未満である場合(S110:No)にはS100の処理に進む。
ステップ112(S112)において、CPU360は、例えば制御装置20へエラーコマンドを送信することにより、PCアプリケーション22によって制御装置20の表示装置に電子タグ60の異常を示すエラー表示をさせる。ここで、CPU360は、給紙搬送モータ32及び給紙クラッチ31による記録紙の搬送を停止させ、記録紙が画像形成装置10へ搬送されないようにする。
ステップ114(S114)において、書込装置30は、給紙搬送モータ32及び給紙クラッチ31によって記録紙を画像形成装置10の記録紙挿入部まで搬送する(再フィード)。
つまり、書込装置30は、データの書込みのエラー回数が所定回数以上となった場合、書込みエラーが生じたことをエラー表示によってユーザーに促し、書込みエラーが生じた記録紙に画像が形成されることを防止することができる。
<変形例>
上記の実施の形態では、A時間の経過後に印字用のデータ転送指示(書込完了通知)を発行する例について説明した。本変形例はこれに対し、制御装置20から書込装置30へ転送されるデータ量に応じて、書込装置30が完了通知時間Aを変更する場合について説明する。図6は、制御装置20から書込装置30へ送信される書込要求コマンドと付加データの構成例を示す図である。図6に示すように、制御装置20が書込装置30へ送信する書込要求コマンドにデータ量を示す情報(例えばタグデータ量、印字データ量、オプション)が含まれている場合、制御部36は、データ量に応じて完了通知時間Aを変更することが可能となる。
例えば、制御部36は、図6に示した書込要求コマンドと付加データを制御装置20から受信すると、上式1を用いて完了通知時間αを算出し、設定する。なお、図6において、タグデータ量は電子タグ60への書込データの容量(サイズ)B1を示し、印字データ量は印字データの容量(サイズ)B2を示し、オプションはそれぞれのデータのデータ量単位を設定する。つまり、CPU360は、印字データ(画像信号)の送信を開始するタイミングを制御装置20に対して設定する設定部としての機能を有する。なお、完了通知時間Aの算出は制御部36で行わず、制御装置20上で行っても良い。その場合、図6に示した書込要求コマンドと付加データに基づいて、制御装置20上で印字データ転送開始までの時間を算出しても良い。また、A時間は書込みデータ転送完了からの時間として算出されても良い。
このように、本実施形態によれば、リーダライタ35が電子タグ60に情報を書込み終えた後に制御装置20からの信号に基づいて電子タグ60が含まれる記録紙への画像形成を行うことができるので、電子タグ60への書込み及び記録紙への画像形成の生産性を向上させることができる。また、書込装置30は、画像形成装置10に対してコネクタなどで直接接続される必要がない。従って、本実施形態によれば、記録紙に埋め込まれた電子タグ60に情報を書込む書込装置30の汎用性向上と、電子タグ60への書込み及び記録紙への画像形成の生産性向上とを両立させることができる。さらに、本実施形態によれば、リーダライタ35が電子タグ60に情報を書込み終える前に、印字データ(画像信号)の送信を開始させるので、電子タグ60への書込み及び記録紙への画像形成の生産性をより向上させることができる。
本実施形態の例えば制御装置20で実行される制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また、本実施形態の例えば制御装置20で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の例えば制御装置20で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよいし、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
20 制御装置
22 PCアプリケーション
30 書込装置
31 給紙搬送手段
33 搬送センサ
34 紙有無センサ
35 リーダライタ
36 制御部
40、50 通信ケーブル
60 電子タグ
360 CPU
362 ROM
364 RAM
366 IF回路
特開2007−076067号公報

Claims (8)

  1. 画像信号を受信すると記録紙に画像を形成する画像形成装置と、
    記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書き込み、当該記録紙を前記画像形成装置へ搬送する書込装置と、
    前記書込装置に対して書込みを行わせる信号を送信し、かつ前記画像形成装置の構成に基づくタイミングで前記画像形成装置に画像信号を送信する制御装置と、
    を備え、
    前記書込装置は、前記制御装置が前記画像形成装置へ前記画像信号を送信している間に前記画像形成装置の記録紙挿入部へ前記記録紙を搬送する搬送部を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置と前記書込装置とは直接通信を行わないこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記書込装置が前記電子タグに情報を書込み終える前に、前記画像信号の送信を開始すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 画像信号に応じて記録紙に画像を形成する画像形成装置へ前記記録紙を搬送する搬送部と、
    記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書込む書込部と、
    前記画像形成装置に前記画像信号を送信する制御装置に対し、前記画像形成装置の構成に基づくタイミングで前記画像形成装置に前記画像信号の送信を開始させるよう制御する制御部と、
    を備え、
    前記搬送部は、前記制御装置が前記画像形成装置へ前記画像信号を送信している間に前記画像形成装置の記録紙挿入部へ前記記録紙を搬送する、
    ことを特徴とする書込装置。
  5. 前記制御部は、
    前記画像形成装置に前記画像信号を送信する制御装置に対し、前記書込部が前記電子タグに情報を書込み終える前に、前記画像信号の送信を開始させるよう制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の書込装置。
  6. 前記制御部は、
    前記書込部が前記電子タグに情報を正しく書込めたか否かを判定する判定部と、
    前記電子タグに情報を正しく書込めなかったと前記判定部が判定した場合に、その旨を示す信号を前記制御装置に対して送信する送信部と、
    を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の書込装置。
  7. 前記制御部は、
    前記電子タグに書込む情報のデータサイズ、及び前記画像信号のデータサイズを前記制御装置から受信する受信部と、
    前記受信部が受信した各データサイズに基づいて、前記画像信号の送信を開始するタイミングを前記制御装置に対して設定する設定部と、
    をさらに有すること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の書込装置。
  8. 記録紙に埋め込まれた電子タグに情報を書込む書込装置に対し、電波を利用して情報を書込むよう制御するステップと、
    画像信号を受信すると記録紙に画像を形成する画像形成装置に対し、前記画像信号を送信している間に前記書込装置が当該画像形成装置の記録紙挿入部への前記記録紙の搬送を行うようなタイミングで前記画像信号を送信するステップと、
    をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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