JP5954467B2 - 電子機器、電子機器の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、外部装置に接続される電子機器、この電子機器の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、USB等の複数のインターフェイスを介して外部の装置に接続される電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−271861号公報
特許文献1に記載されたように、複数のインターフェイスを介して外部の装置に接続された電子機器では、どの装置をどのインターフェイスに接続するかの組み合わせが複雑化するため、接続されたインターフェイスの特性を生かして効率よく情報を授受することが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数のインターフェイスを介して外部の装置に接続される電子機器が、外部の装置に接続されたインターフェイスの種類に対応して効率よく動作できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ホストコンピューターと接続可能な複数のインターフェイスと、外部装置に接続される外部装置用インターフェイスとを備え、前記ホストコンピューターから送信される制御データを受信して、この受信した制御データに基づいて動作する制御手段と、複数の出力経路を有し、前記ホストコンピューターから受信した外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力する出力手段と、を備え、前記出力手段は、前記ホストコンピューターが複数の前記インターフェイスのどれに接続されたかを検知し、その結果に応じて、前記ホストコンピューターから受信した外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力する前記出力経路を切り換えること、を特徴とする。
本発明によれば、ホストコンピューターが複数のインターフェイスのうち、どのインターフェイスに接続されているかを検知し、その検知結果に応じて、このホストコンピューターが送信するデータを他の外部装置に出力する出力経路を選択するので、ホストコンピューターが接続されたインターフェイスの特性に合わせて、外部装置へ出力するデータの出力経路を適切に選択し、出力方法を最適化できる。これにより、ホストコンピューターが送信する外部出力用データを外部装置に伝送する場合に、インターフェイスの種類や特性の違いを生かして効率よく処理できる。
本発明は、上記電子機器において、前記制御手段と前記制御手段に接続された前記インターフェイスとを備えたメイン基板と、前記メイン基板に着脱可能に構成され、少なくとも一つのインターフェイスを備えたサブ基板とを有し、前記出力手段は、前記ホストコンピューターが、前記メイン基板の前記インターフェイスと前記サブ基板の前記インターフェイスとのどちらに接続されたかを検知し、その結果に応じて、前記外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力する前記出力経路を切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、メイン基板が備えるインターフェイスと、このメイン基板に着脱可能なサブ基板が備えるインターフェイスとのどちらにホストコンピューターが接続されているかを検知し、その結果に応じて、ホストコンピューターが出力した外部出力用データを外部装置に出力する出力経路を切り換える。これにより、メイン基板にホストコンピューターが接続された場合と、サブ基板にホストコンピューターが接続された場合とで、データの出力方法を変えることができるので、インターフェイスの種類や特性の違いを生かして効率よく処理できる。例えば、インターフェイスの種類が異なる複数のサブ基板を用意し、必要に応じてサブ基板を差し替えて使用する場合に、サブ基板のインターフェイスの特性に最適化された出力経路を利用可能となる。また、例えば、メイン基板にサブ基板が接続されていない場合であっても、メイン基板に接続されたホストコンピューターから送信される外部出力用データを、このメイン基板のインターフェイスに適した出力経路で出力できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記メイン基板には、前記制御手段および前記インターフェイスとともに、前記外部装置用インターフェイスが設けられ、前記出力手段は、前記サブ基板に設けられた前記インターフェイスに前記ホストコンピューターが接続されたことを検知した場合には、前記ホストコンピューターから送信される前記外部出力用データを前記外部装置インターフェイスにパススルー伝送する出力経路に切り換え、前記メイン基板が備える前記インターフェイスに前記ホストコンピューターが接続されていることを検知した場合には、前記ホストコンピューターから受信した前記外部出力用データを前記制御手段に入力し、前記制御手段から前記外部装置インターフェイスに出力する出力経路に切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、サブ基板が備えるインターフェイスに接続されたホストコンピューターから外部装置用インターフェイスに接続された外部装置にデータをパススルー伝送するので、メイン基板上の制御手段に処理負荷をかけることなくデータを外部装置に出力できる。また、メイン基板が備えるインターフェイスにホストコンピューターが接続された場合には、メイン基板の制御手段の能力を生かして、効率よく外部装置にデータを出力できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記出力手段は、前記外部出力用データを前記外部装置インターフェイスにパススルー伝送する出力経路により、前記サブ基板の前記インターフェイスから受信したデータを、前記データの属性に基づき前記メイン基板に設けられた前記制御手段および前記外部装置インターフェイスの各々に分岐して出力することを特徴とする。
本発明によれば、サブ基板が備えるインターフェイスに接続されたホストコンピューターから外部装置用インターフェイスに接続された外部装置にデータをパススルー伝送する場合に、ホストコンピューターから受信したデータを、データの属性に基づいて制御手段および外部装置インターフェイスの各々に分岐して出力するので、制御手段が何ら処理に関わらなくても、ホストコンピューターから外部装置に外部出力用データが出力される。また、外部装置が接続されているか否かに関わらず制御手段が処理すべきデータは制御手段に入力される。このため、最小限の制御により、ホストコンピューターから入力されるデータを効率よく伝送して適切に処理できる。
また、本発明は、上記電子機器において、前記制御手段は、前記ホストコンピューターから受信した前記外部出力用データを、前記外部装置インターフェイスに対応した信号形態に変換する機能を有することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段から外部装置用インターフェイスに外部出力用データを出力する場合に、信号形態を変換できるので、外部装置用インターフェイスの仕様等に合わせて、効率よく外部出力用データを出力できる。
この場合、上記電子機器は、前記外部装置としての表示装置に接続され、前記ホストコンピューターから受信した表示用データを前記表示装置用インターフェイスに出力するとともに、前記ホストコンピューターから送信されたデータを受信して記録する記録装置として構成されてもよい。この場合、ホストコンピューターが接続されたインターフェイスの特性に合わせて、外部出力用データを表示装置に効率よく伝送するとともに、ホストコンピューターから受信したデータに基づいて効率よく印刷を実行できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、ホストコンピューターと接続可能な複数のインターフェイスと、外部装置に接続される外部装置用インターフェイスとを備えた電子機器を制御して、前記ホストコンピューターから送信される制御データを受信して、受信した制御データに基づいて動作し、前記ホストコンピューターから送信される外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力し、前記ホストコンピューターが、複数の前記インターフェイスのどれに接続されたかを検知し、その結果に応じて、前記ホストコンピューターから受信した外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力する複数の出力経路から選択することを特徴とする。
本発明の制御方法を実行することにより、電子機器は、ホストコンピューターが複数のインターフェイスのうち、どのインターフェイスに接続されているかを検知し、その検知結果に応じて、このホストコンピューターが送信するデータを他の外部装置に出力する出力経路を選択するので、ホストコンピューターが接続されたインターフェイスの特性に合わせて、外部装置へ出力するデータの出力経路を適切に選択し、出力方法を最適化できる。これにより、ホストコンピューターが送信する外部出力用データを外部装置に伝送する場合に、インターフェイスの種類や特性の違いを生かして効率よく処理できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、ホストコンピューターと接続可能な複数のインターフェイスと、外部装置に接続される外部装置用インターフェイスとを備えた電子機器を制御する制御手段が実行可能なプログラムであって、前記ホストコンピューターから送信される制御データを受信して、受信した制御データに基づいて動作し、前記ホストコンピューターから送信される外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力し、前記ホストコンピューターが、複数の前記インターフェイスのどれに接続されたかを検知し、その結果に応じて、前記ホストコンピューターから受信した外部出力用データを前記外部装置用インターフェイスに出力する複数の出力経路から選択することを特徴とする。
本発明のプログラムを実行することにより、制御部は、ホストコンピューターが複数のインターフェイスのうち、どのインターフェイスに接続されているかを検知し、その検知結果に応じて、このホストコンピューターが送信するデータを他の外部装置に出力する出力経路を選択するので、ホストコンピューターが接続されたインターフェイスの特性に合わせて、外部装置へ出力するデータの出力経路を適切に選択し、出力方法を最適化できる。これにより、ホストコンピューターが送信する外部出力用データを外部装置に伝送する場合に、インターフェイスの種類や特性の違いを生かして効率よく処理できる。
本発明によれば、ホストコンピューターが送信する外部出力用データを外部装置に伝送する場合に、ホストコンピューターが接続されたインターフェイスの特性に合わせて、外部装置へ出力するデータの出力方法を最適化し、効率よく処理できる。
実施形態に係るPOS端末システムの構成を示すブロック図である。 出力経路の切り換え状態の一例を示す図である。 出力経路の切り換え状態の一例を示す図である。 出力経路の切り換え状態の別の例を示す図である。 出力回路における信号の入出力の状態を模式的に示す図である。 出力回路における信号の入出力の状態を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るPOS端末システム10の概要構成を示すブロック図である。
POS端末システム10は、小売り店舗等に設置されて販売の会計処理を行う端末装置であり、売上商品の登録、入出金処理、レシートの発行、売上集計、商品在庫数管理等の各処理を行う機能を備えている。POS端末システム10は、POS管理コンピューター(図示略)に通信ネットワークを介して接続され、このPOS管理コンピューターに対して日報、月報等のデータを送信し、POS管理コンピューターから送信される商品管理データ等の各種データを受信する。POS端末システム10は、POS端末システム10における各種制御を行うホストコンピューター11と、ホストコンピューター11に接続され、レシートやクーポン券などの印刷処理を行う電子機器としてのプリンター12と、プリンター12に接続されるとともに、プリンター12を介してホストコンピューター11の制御下で外部装置として各種情報の表示を行うカスタマーディスプレイ13とを備えている。
プリンター12は、外部装置としてのホストコンピューター11に接続され、ホストコンピューター11から入力されるデータに基づいて、記録媒体に文字や画像等を印刷(記録)する。本実施形態では一例として、本体に記録媒体としての感熱ロール紙を収容し、発熱素子を備えた印刷ヘッド53により、感熱ロール紙の記録面に熱を加えることで文字や画像等を形成し、POS端末システム10のレシートを印刷するサーマルプリンターとして説明する。
プリンター12は、プリントエンジンとして印刷動作を制御するとともに、プリンター12の各部を中枢的に制御する制御部41(制御手段)と、制御部41により実行されるプログラムや各種データ等を記憶した不揮発性メモリー42と、ホストコンピューター11から受信したデータを一時的に記憶するバッファーメモリー43と、プリンター12が備える駆動部を制御して印刷を実行するモータードライバー44とを備え、制御部41には、用紙端センサー51及び用紙残量センサー52が接続されている。不揮発性メモリー42は、具体的には、EEPROMやフラッシュメモリー等の半導体記憶素子により構成される。バッファーメモリー43は、制御部41に入力されたコマンドやデータ等を受信順に記憶する揮発性記憶装置である。
プリンター12は、感熱ロール紙に印刷する印刷ヘッド53と、感熱ロール紙を搬送する搬送ローラー(図示略)を回転させる搬送モーター54と、印刷後の感熱ロール紙をカットするカッターユニット55とを備えている。
モータードライバー44は、プリンター12が備える搬送モーター54、及びカッターユニット55に接続され、搬送モーター54に対して駆動電流と駆動パルスを出力して必要量だけ感熱ロール紙を搬送させ、カッターユニット55に駆動電流を出力することで所定のタイミングで感熱ロール紙をカットさせる。
また、制御部41に接続された用紙端センサー51は、感熱ロール紙の搬送路上において感熱ロール紙の有無を検出し、用紙残量センサー52は、感熱ロール紙の残量が所定量以下になったことを検出するセンサーであり、それぞれ検出値を制御部41に出力する。
制御部41は、不揮発性メモリー42から読み出したプログラムを実行し、バッファーメモリー43に記憶されたコマンド及びデータと、用紙端センサー51及び用紙残量センサー52の検出値とに基づいて、印刷ヘッド53に接続されたヘッドドライバー(図示略)を駆動して各発熱素子への通電制御を行うとともに、モータードライバー44を制御することにより搬送モーター54及びカッターユニット55を動作させて、感熱ロール紙への印刷を行う。
制御部41は、不揮発性メモリー42、バッファーメモリー43及びモータードライバー44とともに、メイン基板40に実装されている。メイン基板40はプリンター12の本体基板であり、上述した制御部41等のほか、ホストコンピューター11及びカスタマーディスプレイ13に接続される各種インターフェイスが実装されている。
詳細には、メイン基板40には、ホストコンピューター11に接続されるUSBインターフェイスを構成するコネクター21(インターフェイス)と、カスタマーディスプレイ13に接続されるディスプレイコネクター22(外部装置用インターフェイス)と、コネクター21に接続されたUSBコントローラー25とを備えている。コネクター21はUSB(Universal serial Bus)規格に準拠したコネクターであり、USBコントローラー25は、USB規格に準拠したUSBデバイスコントローラーである。USBコントローラー25は、ホストコンピューター11が備えるUSBホストコントローラー(図示略)に接続された場合に、ホストコンピューター11に対してはスレーブデバイスとして振る舞うように構成されている。
ディスプレイコネクター22は、カスタマーディスプレイ13に接続されるコネクターである。カスタマーディスプレイ13は、RS−232C規格に準拠した形態で、プリンター12との間で信号を入出力する。このため、ディスプレイコネクター22は、上記規格に準拠した信号を伝送するため、カスタマーディスプレイ13とプリンター12との間に、プリンター12からカスタマーディスプレイ13に表示用データを出力するラインと、カスタマーディスプレイ13がプリンター12にエラー信号を出力するラインとの2本の信号線を接続する。ディスプレイコネクター22は、プリンター12からカスタマーディスプレイ13に給電する給電ライン等を備えていてもよい。
コネクター21及びディスプレイコネクター22は、プリンター12の本体の側面または背面に設けられて外部に露出し、いつでもコネクター21及びディスプレイコネクター22に、ケーブルを介してホストコンピューター11及びカスタマーディスプレイ13を接続できる。
さらに、メイン基板40にはUIBコネクター28が実装されている。UIBコネクター28は、サブ基板30に接続されるコネクターである。言い換えれば、サブ基板30は、UIBコネクター28を介してメイン基板40に着脱可能に構成される。サブ基板30には、ホストコンピューター11に接続されるホスト用コネクター32(インターフェイス)と、ホスト用コネクター32に接続されたUIBコントローラー31とが実装されている。
プリンター12には、ホスト用コネクター32の種類が異なる複数のサブ基板30を接続できる。サブ基板30としては、例えば、シリアルインターフェイスと呼ばれるRS−232Cインターフェイスを備えたもの、パラレルインターフェイスと呼ばれるIEEE1284インターフェイスを備えたもの、USBインターフェイスを備えたもの等がある。RS−232Cインターフェイスを備えたサブ基板30は、Dサブ9ピンまたは25ピンのホスト用コネクター32と、シリアルインターフェイス回路として構成されるUIBコントローラー31とを備える。また、IEEE1284インターフェイスを備えたサブ基板30は、ホスト用コネクター32としてセントロニクス36ピンコネクターを備え、ホスト用コネクター32としてパラレル通信インターフェイス回路を備えている。
また、USBインターフェイスを備えたサブ基板30は、4ピン(USB1.0、1.1、2.0)または9ピン(USB3.0)のホスト用コネクター32と、このホスト用コネクター32をUSBコントローラー25に接続するUIBコントローラー31とを備えている。このUSBインターフェイスに対応するサブ基板30は、メイン基板40に実装されたUSBコントローラー25の機能により、ホストコンピューター11を制御部41に接続する。
ディスプレイコネクター22、USBコントローラー25及びUIBコネクター28は、出力回路20(出力手段)を介して制御部41に接続される。出力回路20は、ディスプレイコネクター22と制御部41、USBコントローラー25と制御部41、及びUIBコネクター28と制御部41とを接続して、制御部41とカスタマーディスプレイ13との間の信号及びデータの入出力と、USBコントローラー25と制御部41との間の各種データの入出力と、サブ基板30と制御部41との間の各種データの送受信を可能にする。さらに、出力回路20は、ディスプレイコネクター22をUIBコネクター28に接続することも可能である。そして、出力回路20における各部の接続状態は、制御部41の制御によって切り替え可能となっている。
制御部41は、出力回路20に対して通信データ41Bを入出力することにより、出力回路20を介してコネクター21、ディスプレイコネクター22或いはホスト用コネクター32との間で各種信号およびデータを送受信する。通信データ41Bは、例えば、ホストコンピューター11から制御部41に対する印刷用データ、ホストコンピューター11から出力された表示用データ、ホストコンピューター11と制御部41とが送受信する各主制御信号、制御部41が変換した表示用データ等を含む。
また、制御部41は、出力回路20を介して、ディスプレイコネクター22にカスタマーディスプレイ13が接続されているか否か、UIBコネクター28にサブ基板30が装着されているか否か、及び、UIBコネクター28に装着されたサブ基板30が対応するインターフェイスの種類を検出可能である。さらに、制御部41は、USBコントローラー25の機能によって、コネクター21にホストコンピューター11が接続されたか否かを検出でき、サブ基板30が備えるホスト用コネクター32にホストコンピューター11が接続されているか否かも検出可能である。
そして、制御部41は、カスタマーディスプレイ13の接続の有無、サブ基板30の種類、及び、ホストコンピューター11がコネクター21とホスト用コネクター32のどちらに接続されているかに応じて、出力回路20における接続状態の切り換えを指示する切換制御信号41Aを、出力回路20に出力する。この切換制御信号41Aに従って、出力回路20内部における接続状態、すなわちデータの出力経路が切り換えられる。
ところで、カスタマーディスプレイ13に表示される情報は、例えば商品の単価、販売数量、合計金額等、ホストコンピューター11が処理及び生成する情報である。カスタマーディスプレイ13の動作は、単にホストコンピューター11が出力する表示用データを受信して表示するに過ぎない。上述のように、プリンター12にはホストコンピューター11とカスタマーディスプレイ13とが接続されているため、ホストコンピューター11がカスタマーディスプレイ13に対して出力する表示用データは、いったんプリンター12に入力され、プリンター12からカスタマーディスプレイ13に出力される。
本実施形態では、カスタマーディスプレイ13はRS−232Cに対応しているので、プリンター12は、カスタマーディスプレイ13に対して、RS−232C規格に準拠した信号を入出力する。ここで、ホストコンピューター11からプリンター12に入力される出力用データ自体がRS−232C規格に準拠していれば、この出力用データを加工しないでディスプレイコネクター22にパススルー伝送すれば、カスタマーディスプレイ13は表示を行える。これに対し、ホストコンピューター11からプリンター12に入力される出力用データがRS−232C規格に準拠していない場合には、制御部41が信号(データ)形式を変換して、カスタマーディスプレイ13に出力する必要がある。具体的には、サブ基板30がRS−232C規格に対応したUIBコントローラー31及びホスト用コネクター32を備えており、ホストコンピューター11がサブ基板30に接続された場合には、プリンター12は、出力用データをパススルー伝送すればよい。この場合、制御部41が信号を変換する必要がないので処理負荷が軽減され、効率よく情報を表示できる。また、ホストコンピューター11がコネクター21に接続された場合、或いは、RS−232C以外のインターフェイスに対応したサブ基板30に接続された場合には、出力用データは制御部41によって変換され、カスタマーディスプレイ13に出力される。このため、本実施形態では、ホストコンピューター11がどのインターフェイスに接続されているかに応じて、出力回路20が、出力用データをカスタマーディスプレイ13にパススルー伝送する出力経路と、制御部41が信号を変換してカスタマーディスプレイ13に出力する出力経路とを切り換える。以下、この動作について説明する。
図2〜図4は、出力回路20における出力経路の切り換え状態の一例を示す図である。図2はコネクター21にホストコンピューター11が接続された場合を示し、(A)は出力回路20における接続状態を示し、(B)は同図(A)の状態で形成される出力経路の模式図である。
出力回路20は、仮想的(論理的)スイッチ201〜203を備えている。スイッチ201は、制御部41に対してUSBコントローラー25とUIBコネクター28とを択一的に接続するスイッチである。スイッチ202は、USBコントローラー25とUIBコネクター28とを接離するスイッチである。また、スイッチ203は、ディスプレイコネクター22に対して、制御部41とUIBコネクター28とを択一的に切り換えるスイッチである。これらのスイッチ201〜203は、それぞれ、制御部41が出力する切換制御信号41A(図1)に従って切り換えられる。
なお、スイッチ201〜203は、データを入出力する論理的な経路を切り換えるものであって、トランジスター等の回路素子により現実にスイッチ201〜203を構成してもよいし、これらのスイッチ201〜203の接続状態を等価に実現する各種回路あるいはメモリースイッチとソフトウェアを用いて実現してもよく、出力回路20の具体的な実装形態は任意である。
図2(A)に示す例は、コネクター21にホストコンピューター11が接続された場合の接続状態である。ディスプレイコネクター22にはカスタマーディスプレイ13が接続されている。この例では、ホストコンピューター11がUSBコントローラー25に接続され、このUSBコントローラー25を介して制御部41にデータが入力されるので、スイッチ201は、USBコントローラー25と制御部41とを接続し、スイッチ202は切断状態である。この例では、ホストコンピューター11からはUSBの信号フォーマットに適合した形態で印刷データ及び表示用データを含む各種データが入力されるので、入力された表示用データをそのままカスタマーディスプレイ13に出力しても表示できない。従って、いったん制御部41に入力された表示用データを制御部41が変換してディスプレイコネクター22に出力するので、スイッチ203はディスプレイコネクター22に制御部41を接続している。この状態で出力回路20には出力経路20Aが形成される。出力経路20Aは、図2(B)に示すように、ホストコンピューター11が出力したUSBインターフェイスに適合する形態の印刷データ及び表示用データを、制御部41に入力し、制御部41が表示用データをRS−232Cに適した形態に変換して出力し、制御部41が出力する表示用データをカスタマーディスプレイ13に入力する経路である。制御部41にはホストコンピューター11から印刷用データと表示用データの両方が入力されるので、制御部41は印刷用データを抽出して、モータードライバー44、用紙端センサー51、用紙残量センサー52、印刷ヘッド53、搬送モーター54、及びカッターユニット55を制御して印刷を実行する。
図3には、USBインターフェイスに対応したUSBコネクター32Aを有するサブ基板30Aが、UIBコネクター28に装着され、このUSBコネクター32Aにホストコンピューター11が接続された状態を例示する。
この図3の例では、UIBコネクター28に着脱可能なサブ基板30の一種として、コネクター21とは別のUSBコネクター32Aを有するサブ基板30Aが接続される。この場合、USBコネクター32Aに入力されたデータは、USBコントローラー25の機能により制御される。この構成により,USBコネクター32AにUSBコントローラーを搭載する必要がないためコスト面で有利である。
この図3の構成では、ホストコンピューター11がサブ基板30Aに出力した印刷用データ及び表示用データをUSBコントローラー25が制御するため、スイッチ202においてUIBコネクター28とUSBコントローラー25とが接続される。USBコントローラー25が制御した印刷用データ及び表示用データは制御部41に入力されるので、スイッチ201は図2(A)と同様、制御部41とUSBコントローラー25とを接続する。また、制御部41が変換した表示用データがディスプレイコネクター22に出力されるので、スイッチ203はディスプレイコネクター22に制御部41を接続する。
この場合に出力回路20が形成する出力経路20Bは、ホストコンピューター11がUIBコネクター28を介して接続されている他は、出力経路20A(図2(A)、(B))と等しい。
図4には、RS−232C規格に対応したRS−232Cコネクター32Bを有するサブ基板30Bが、UIBコネクター28に装着され、このRS−232Cコネクター32Bにホストコンピューター11が接続された状態を例示する。
図4の例では、UIBコネクター28に着脱可能なサブ基板30の一種として、サブ基板30Bが接続され、ホストコンピューター11は、RS−232C規格に準拠した印刷用データ及び表示用データを出力する。この印刷用データ及び表示用データは、サブ基板30Bに実装されたインターフェイス回路(図示略)により制御され、制御部41に入力される。ここで、RS−232Cに適合した表示用データは、カスタマーディスプレイ13にも適合しているので、そのままカスタマーディスプレイ13に入力すれば、カスタマーディスプレイ13により表示可能である。そこで、出力回路20は、ホストコンピューター11からサブ基板30Bに入力された表示用データを、そのままカスタマーディスプレイ13にパススルー伝送する出力経路20Cを形成する。
すなわち、スイッチ201は、制御部41にUIBコネクター28を接続し、スイッチ203は、ディスプレイコネクター22にUIBコネクター28を接続する。これにより、UIBコネクター28から制御部41とディスプレイコネクター22の両方に、同じデータが送られる。また、スイッチ202は、USBコントローラー25とUIBコネクター28とを切断した状態となる。
この場合、図4(B)に示すように、ホストコンピューター11から制御部41とカスタマーディスプレイ13の両方に対して、RS−232Cに適合した印刷用データと表示用データとが入力される。
このように、出力回路20は、制御部41の制御に従ってスイッチ201〜203の接続状態を切り換えることにより、出力経路20A、20B、20Cを切り換えて形成する。このため、ホストコンピューター11の接続状態と、ホストコンピューター11が出力するデータフォーマット(信号フォーマット)に応じて、カスタマーディスプレイ13にデータをパススルーする出力経路20Cと、制御部41がデータフォーマットの変換を行う出力経路20A、20Bとを切り換えることができる。このため、パススルー伝送が可能な場合には制御部41の処理負荷を軽減できる。また、制御部41による変換を行うことを前提にすることで、カスタマーディスプレイ13とは異なる規格に準拠したインターフェイスにホストコンピューター11を接続することもでき、例えば、RS−232Cより高速なUSBインターフェイスを介して、ホストコンピューター11を接続できる。従って、様々なインターフェイスによりホストコンピューター11及びカスタマーディスプレイ13を接続可能にするとともに、各装置が接続されたインターフェイスの種類に合わせて、効率よくデータを処理できる。
また、出力回路20が備えるスイッチ202は、図3に示したように、UIBコネクター28を介してホストコンピューター11がUSB接続される場合に、UIBコネクター28とUSBコントローラー25とを接続する。このため、スイッチ202は、UIBコネクター28を介してホストコンピューター11がUSB接続される場合のみ自動的にONにされ、その他の場合はOFFに保たれる。
これに対し、スイッチ201は、ホストコンピューター11との間の通信をUSBコントローラー25が制御する場合は、USBコントローラー25を制御部41に接続し、その他の場合はUIBコネクター28を制御部41に接続する。また、スイッチ203は、ホストコンピューター11との間の通信をUSBコントローラー25が制御する場合は、図2(A)及び図3に示したように、制御部41が処理したデータをディスプレイコネクター22に入力するため、ディスプレイコネクター22に制御部41を接続する。一方、図4(A)、(B)を参照して説明したように、UIBコネクター28からディスプレイコネクター22へデータをパススルー伝送する場合は、ディスプレイコネクター22にUIBコネクター28を接続する。従って、スイッチ201、203は、ホストコンピューター11がUSBコントローラー25に接続されたか否かに基づき、連動して切り換えることができる。例えば、ホストコンピューター11がUSBコントローラー25に接続された場合は、切換制御信号41AがHighになり、その他の場合は切換制御信号41AがLowになる構成とし、この切換制御信号41Aによりスイッチ201とスイッチ203とを切り換えることができる。この構成では、スイッチ201は、切換制御信号41AがHighのときにUSBコントローラー25を制御部41に接続し(図2(A))、切換制御信号41AがLowのときにUIBコネクター28を制御部41に接続する(図4(A))。スイッチ203は、切換制御信号41AがHighのときに制御部41をディスプレイコネクター22に接続し(図2(A))、切換制御信号41AがLowのときにUIBコネクター28をディスプレイコネクター22に接続する(図4(A))。つまり、切換制御信号41AがHighのときは出力経路20A、20Bに切り換えられ、切換制御信号41AがLowのときは出力経路20Cに切り換えられる。従って、切換制御信号41Aが2つの状態を取る構成により、ホストコンピューター11の接続状態に応じて出力経路を切り換えることが可能となる。
図5及び図6は、出力回路20における信号の入出力の状態を模式的に示す図である。
図5は出力経路20Aを示し、図6は出力経路20Cを示す。これら図5、図6では、UIBコネクター28がRS−232C規格の信号ラインを有する場合を例示する。この図5、図6に示す状態は、POS端末システム10における各コネクターの信号の入出力の対応関係を、あくまで一例として示すものであり、図2〜図4に示した出力経路20A〜20Cの具体的な結線状態を限定するものではない。
図5に示すように、ホストコンピューター11がコネクター21に接続された場合には、制御部41は、図2(A)に示したようにUIBコネクター28には接続されず、制御部41にはUSBコントローラー25(図外)からデータが入力される。
このため、UIBコネクター28のRXD(受信データ)にはHighに固定された信号が出力され、UIBコネクター28のTXD(送信データ)からはデータは入力されない。また、UIBコネクター28のCTS(送信可能信号)に制御部41から信号を送信することもない。
これに対し、図2(A)に示したように、ディスプレイコネクター22には制御部41が接続されている。このため、制御部41のCTSには、ディスプレイコネクター22のER(端末レディ)から、カスタマーディスプレイ13の受信可能状態に対応してレディ信号が入力される。このレディ信号に基づいて制御部41のTXDから、ディスプレイコネクター22のRXDに表示用データが出力される。
また、図6に示すように、ホストコンピューター11がUIBコネクター28に接続された場合、図4(A)に示したように、UIBコネクター28と制御部41、及び、UIBコネクター28とディスプレイコネクター22が互いに接続される。
このため、UIBコネクター28のCTSと制御部41のCTSとが送信可能信号を相互に出力し、UIBコネクター28のTXD、RXDと、制御部41のRXD、TXDとがデータを送受信する。また、UIBコネクター28のTXDから出力されたデータはディスプレイコネクター22のRXDにもパススルー入力される。さらに、ディスプレイコネクター22のERから出力される信号は、ディップスイッチがONの場合に、UIBコネクター28のRTS(送信リクエスト)に入力される。このディップスイッチは、カスタマーディスプレイ13がディスプレイコネクター22に接続される場合に、例えばオペレーターの操作によりONに切り換えられる。また、UIBコネクター28のDTR(データ端末レディ)には、制御部41のDTRからの信号が入力される。
この図6の構成では、UIBコネクター28に入力された全てのデータ(印刷用データ及び表示用データ)がディスプレイコネクター22のRXDと制御部41のRXDの両方に入力されることが分かる。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係るプリンター12は、ホストコンピューター11と接続可能なコネクター21及びホスト用コネクター32と、カスタマーディスプレイ13に接続されるディスプレイコネクター22とを備え、ホストコンピューター11から送信される制御データとしての印刷データを受信して、この受信した印刷データに基づいて印刷を実行する制御部41と、複数の出力経路を有し、ホストコンピューター11から受信した外部装置用データとしての表示用データをディスプレイコネクター22に出力する出力回路20と、を備え、出力回路20は、制御部41の制御のもと、ホストコンピューター11がコネクター21及びホスト用コネクター32のどれに接続されたかを検知し、その結果に応じて、ホストコンピューター11から受信した表示用データをディスプレイコネクター22に出力する出力経路20A、20Bと出力経路20Cとを選択する(切り換える)。
これにより、ホストコンピューター11がコネクター21に接続された場合と、ホストコンピューター11がUSBコネクター32A、RS−232Cコネクター32Bに接続された場合とで、出力経路20A、20B、20Cが切り換えられるので、ホストコンピューター11が接続されたインターフェイスの特性に合わせて、カスタマーディスプレイ13へ出力するデータの出力経路、出力方法を最適化できる。これにより、ホストコンピューター11が送信する表示用データをカスタマーディスプレイ13に伝送する場合に、例えばUSBインターフェイスとRS−232Cインターフェイスの伝送速度や信号フォーマットの違い、或いは、RS−232Cインターフェイスを採用するカスタマーディスプレイ13とのインターフェイスの種類が一致することを利用して、効率よく処理できる。
また、プリンター12は、制御部41と、制御部41に接続されたインターフェイスとを備えたメイン基板40と、メイン基板40のUIBコネクター28に着脱可能に構成され、少なくとも一つのインターフェイスを備えたサブ基板30とを有し、出力回路20は、ホストコンピューター11が、メイン基板40のコネクター21とサブ基板30のインターフェイスとのどちらに接続されたかを検知し、その結果に応じて、表示用データをディスプレイコネクター22に出力する出力経路20A、20Bと出力経路20Cとを切り換える。このため、メイン基板40にホストコンピューター11が接続された場合と、サブ基板30にホストコンピューター11が接続された場合とで、データの出力経路を換えることで、制御部41がデータフォーマットを変換するか否か等、データの処理方法を変えることができる。例えば、インターフェイスの種類が異なる複数のサブ基板30A、30Bを用意し、必要に応じてサブ基板30A、30Bを差し替えて使用する場合に、サブ基板30A、30BのUSBコネクター32A、RS−232Cコネクター32Bの特性に最適化された出力経路を利用可能となる。また、例えば、UIBコネクター28にサブ基板30が接続されていない場合であっても、ホストコンピューター11から送信される表示用データを、メイン基板40を介して出力経路20Aまたは出力経路20Bにより出力できる。
また、プリンター12のメイン基板40にはディスプレイコネクター22が設けられ、出力回路20は、サブ基板30BのRS−232Cコネクター32Bにホストコンピューター11が接続されたことを検知した場合には、ホストコンピューター11から送信される表示用データをディスプレイコネクター22にパススルー伝送する出力経路20Cに切り換え、メイン基板40のコネクター21にホストコンピューター11が接続されていることを検知した場合には、ホストコンピューター11から送信される表示用データを制御部41に入力し、制御部41からディスプレイコネクター22に出力する出力経路20Aに切り換える。これにより、RS−232Cコネクター32Bに接続されたホストコンピューター11からカスタマーディスプレイ13にデータをパススルー伝送するので、制御部41に処理負荷をかけることなくデータをカスタマーディスプレイ13に出力できる。また、コネクター21にホストコンピューター11が接続された場合には、制御部41の能力を生かして、効率よくカスタマーディスプレイ13にデータを出力できる。
この構成において、プリンター12の出力回路20は、表示用データをディスプレイコネクター22にパススルー伝送する出力経路20Cにより、RS−232Cコネクター32Bから受信したデータを、受信したデータの属性に基づき、制御部41およびディスプレイコネクター22の各々に分岐して出力するので、制御部41が何ら処理に関わらなくても、ホストコンピューター11からカスタマーディスプレイ13に表示用データが出力される。また、カスタマーディスプレイ13が接続されているか否かに関わらず制御部41が処理すべきデータは制御部41に入力される。このため、最小限の制御により、ホストコンピューター11から入力されるデータを効率よく伝送して適切に処理できる。
なお、上記各実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、プリンター12がUSB規格に準じたコネクター21、RS−232C規格に準じたディスプレイコネクター22、USBコネクター32A、RS−232Cコネクター32Bの各インターフェイスを使用する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、IEEE1394インターフェイス、10/100BASE−T、1000BASE−TX等のLANインターフェイス、無線通信インターフェイス等を備えていてもよく、インターフェイスの総数や種類は限定されない。
また、本発明を適用可能な電子機器は、記録媒体への記録速度を制御可能なプリンターであれば特に制限されず、例えば、ドットインパクト式プリンター、インクジェット式プリンター、熱昇華型プリンター、レーザープリンターに対しても適用可能であり、他の装置に組み込まれるプリンターにも適用可能であって、その適用対象は限定されない。
また、以上の説明においては、電子機器としてプリンターの場合について説明したが、一つの通信コントローラーと、外部のホストコンピューターを接続可能な複数のインターフェイスと、を有する電子機器であれば適用が可能である。具体的には、ハードディスク装置や光ディスク記録装置などにも適用が可能である。
また、上記実施形態に示したプリンター12(電子機器)の各処理をプログラムとして提供することが可能である。更に、そのプログラムをハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリー等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10…POS端末システム、11…ホストコンピューター、12…プリンター(電子機器)、13…カスタマーディスプレイ(外部装置)、20…出力回路(出力手段)、20A、20B、20C…出力経路、21…コネクター(インターフェイス)、22…ディスプレイコネクター(外部装置用インターフェイス)、30、30A、30B…サブ基板、32…ホスト用コネクター(インターフェイス)、32A…USBコネクター(インターフェイス)、32B…RS−232Cコネクター(インターフェイス)、40…メイン基板、41…制御部(制御手段)、41A…切換制御信号、41B…通信データ、201、202、203…スイッチ。

Claims (8)

  1. ホストコンピューターと接続可能な第1のインターフェイスと、外部装置に接続される第2のインターフェイスと、前記ホストコンピューターと接続可能なインターフェイスを備える基板に接続される第3のインターフェイスと、
    前記ホストコンピューターから入力されるデータに基づいて動作する制御と、
    前記第1のインターフェイス、前記第2のインターフェイス、及び、前記第3のインターフェイスを前記制御部接続する経路を有する出力と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第3のインターフェイスに接続された前記基板に搭載され前記ホストコンピューターが接続されるインターフェイスの種類を検出し、
    前記出力部は、検出した前記インターフェイスの種類が前記第1のインターフェイスと同種であるか否かにより前記出力部の経路を切り換えること、
    を特徴とする電子機器。
  2. 前記第1のインターフェイスに入力されるデータを処理する処理部を備え、
    前記処理部は、前記出力部により前記制御部及び前記第3のインターフェイスに接続可能であり、
    前記第3のインターフェイスに接続された前記基板に搭載され前記ホストコンピューターが接続されるインターフェイスが、前記第1のインターフェイスと同種である場合、前記出力部は、前記第3のインターフェイスに前記処理部を接続する、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記出力部は、前記処理部を前記制御部に接続し、
    前記処理部は、前記第3のインターフェイスに入力されるデータを処理して、前記制御部に出力する、請求項2記載の電子機器。
  4. 前記出力部は、前記第2のインターフェイスに前記制御部を接続し、
    前記制御部は、前記処理部が出力するデータを、前記第2のインターフェイスに対応する信号形態に変換して、前記第2のインターフェイスに出力する、請求項3記載の電子機器。
  5. 前記第3のインターフェイスに接続された前記基板に搭載され前記ホストコンピューターが接続されるインターフェイスが前記第2のインターフェイスと同種である場合、前記出力部は、前記第3のインターフェイスに前記第2のインターフェイス及び前記制御部を接続する、請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記出力は、前記第3のインターフェイスに入力されるデータを前記第2のインターフェイスにパススルー伝送する請求項5記載の電子機器。
  7. ホストコンピューターと接続可能な第1のインターフェイスと、外部装置に接続される第2のインターフェイスと、前記ホストコンピューターと接続可能なインターフェイスを備える基板に接続される第3のインターフェイスと、前記第1のインターフェイス、前記第2のインターフェイス、及び、前記第3のインターフェイスを制御部に接続する経路を有する出力部と、を備えた電子機器を制御し
    前記第3のインターフェイスに接続された前記基板に搭載され前記ホストコンピューターが接続されるインターフェイスの種類を検出し、
    検出した前記インターフェイスの種類が前記第1のインターフェイスと同種であるか否かにより前記出力部の経路を切り換えること、
    を特徴とする電子機器の制御方法。
  8. ホストコンピューターと接続可能な第1のインターフェイスと、外部装置に接続される第2のインターフェイスと、前記ホストコンピューターと接続可能なインターフェイスを備える基板に接続される第3のインターフェイスと、前記第1のインターフェイス、前記第2のインターフェイス、及び、前記第3のインターフェイスを制御部に接続する経路を有する出力部と、を備えた電子機器を制御するログラムであって、
    前記電子機器に、前記第3のインターフェイスに接続された前記基板に搭載され前記ホストコンピューターが接続されるインターフェイスの種類を検出させ、検出された前記インターフェイスの種類が前記第1のインターフェイスと同種であるか否かにより前記出力部の経路を切り換えさせること、
    を特徴とするプログラム。
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