JP2004102716A - シリアルインターフェースを有する電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のUSBポートを有する装置に接続された他の装置同士を相互に接続可能とすることにより、ユーザの使い勝手を向上すること。
【解決手段】プリンタ10は、USBデバイスコントローラ12及びUSBホストコントローラ17を備え、ハブ11,18を有する。PC1がハブ11を介してUSBデバイスコントローラ12に接続されると、PC1をマスターとしてデータ通信が行われる。プリンタ20は、PC1から送信された印刷データに基づいて印刷する。USBホストコントローラ17がハブ18を介して周辺装置2に接続されると、プリンタ20がマスターとして周辺装置2とデータ通信を行う。PC1は、周辺装置2をエミュレートするダミーデバイスコントローラ15を介して、周辺装置2に論理的に接続することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等のマスター/スレーブ型のシリアルインターフェースを備えた電子機器及びプログラムに関し、特に、ホスト機能とデバイス機能の双方を備えた電子機器及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パーソナルコンピュータ、外部記憶装置、画像入力装置、画像出力装置等の電子機器間を接続するインターフェースは、パラレルインターフェースとシリアルインターフェースとに大別することができる。パラレルインターフェースとしては、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)等が知られており、一方、シリアルインターフェースとしては、例えば、IEEE1394やUSB等が知られている。
【0003】
ここで、USBは、USBホストとUSBデバイスという役割分担の明確ないわゆるマスター/スレーブ型のインターフェースであり、全てのUSBデバイスは、スター型トポロジでUSBホストに接続される。また、各スターの中央に配置したハブをディジーチェーン方式で接続することもできる。
【0004】
USBは、電線数が少なく取り回しが容易であり、線路長も長い上に、伝送速度の改善も図られているため、低速デバイスや中速デバイスを中心として広く採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
USBは、多くのデバイスに採用されているシリアルインターフェースであり、近年では、USBデバイス機能に加えてUSBホスト機能も搭載した製品が種々提案されている。またさらに近年では、「USB On−The−Go(OTG)1.0」として知られているように、使い勝手を改善すべくUSB規格が拡張され、ホスト機能とデバイス機能の役割分担を決定するためのプロトコルや、ホスト機能とデバイス機能の双方に対応するコネクタ等が提案されている。
【0006】
このように、従来はホストコンピュータの周辺に位置する装置としてUSBデバイス機能だけを備えていた周辺装置が、USBホスト機能も取得しつつある。従って、周辺装置が複数のUSBインターフェースポートを備えている場合、一方のポートにはUSBホストとしてのパーソナルコンピュータを接続し、他方のポートにはUSBデバイスとして他の周辺装置を接続することができる。具体的には、例えば、プリンタに、パーソナルコンピュータと外部記憶装置をそれぞれUSB接続するような場合である。通常の場合、プリンタから見て、パーソナルコンピュータはUSBホストとなり、外部記憶装置はUSBデバイスとなる。
【0007】
USBホスト機能とUSBデバイス機能と複数のUSBポートを有する周辺装置は、マスター及びスレーブの両面を実現し、接続の中心に位置するため、USBホストとしてのパーソナルコンピュータとも、USBデバイスとしての外部記憶装置ともそれぞれデータ通信を行うことができる。しかし、接続の両端に位置するパーソナルコンピュータと外部記憶装置とは直接通信を行うことができず、使い勝手が悪い。
【0008】
そこで、本発明は、マスター及びスレーブの両面性を有する電子装置によりホスト装置と周辺装置をそれぞれ接続した場合に、これらホスト装置と周辺装置とを接続可能とすることにより、ユーザの使い勝手を向上できるようにしたシリアルインターフェースを有する電子装置及びプログラムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子装置は、マスター/スレーブ型のシリアルインターフェースを有し、かつそれぞれ異なる役割を実現する第1及び第2のインターフェースポートを備えている。
【0010】
第1のインターフェースポートは少なくともホスト機能を有し、第2のインターフェースポートは少なくともデバイス機能を有する。そして、接続手段は、第1のインターフェースポートに接続される周辺装置と第2のインターフェースポートに接続されるホスト装置とを接続し、制御手段は、接続手段による接続を制御するようになっている。
【0011】
ここで、マスター/スレーブ型のインターフェースとしては、例えば、USBを挙げることができる。第1,第2のインターフェースポートは、両ポートの機能が重ならない限りホスト機能又はデバイス機能のいずれか1つを有すれば良いが、両ポートがホスト機能及びデバイス機能の双方を有してもよい。また、第1のインターフェースポートに接続可能な周辺装置は、第1のインターフェースポートが備えるホスト機能で対応可能な周辺装置に限られる。なお、ホスト装置としては、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話等を挙げることができる。また、周辺装置としては、例えば、HDD、メモリカード、PCカード等の記憶装置を挙げることができるが、これに限定されず、ディジタルカメラやスキャナ装置等の画像入出力装置でもよい。本発明が適用可能な周辺装置は、本発明の範囲に含まれる。
【0012】
本発明の一態様では、接続手段は、周辺装置の動作を模倣するダミー装置と、ダミー装置と第1のインターフェースポートとの間に設けられたバッファ装置とを備えてなり、第2のインターフェースポートを介してダミー装置とホスト装置とを接続させることにより、電子装置(自機)を介して周辺装置をホスト装置に接続させるようになっている。
【0013】
ダミー装置と周辺装置は、第1のインターフェースポート及びバッファ装置を介してコマンドやデータを送受信する。ダミー装置は周辺装置の動作を模倣するエミュレーターである。バッファ装置は、周辺装置から読み出されたデータ及びホスト装置から周辺装置に送信されたコマンドやデータを一時的に記憶する。ダミー装置は、ホスト装置からの指示等に応じて、バッファ装置から受信したデータをホスト装置に転送し、周辺装置の動作を模倣する。つまり、ホスト装置は、ダミー装置を通じて周辺装置に接続されている状態となる。従って、本ダミー装置は、周辺装置の動作を忠実に模倣するのが好ましいが、周辺装置の動作を完全に模倣する必要はなく、ダミー装置を介してホスト装置と周辺装置とをデータ通信上接続できる程度に、ダミー装置は周辺装置の動作を模倣できればよい。
【0014】
本発明の他の態様では、周辺装置の動作を模倣するダミー装置と、ダミー装置及び周辺装置と第1のインターフェースポート及び第2のインターフェースポートとの間に設けられたスイッチ手段とを備えている。そして、スイッチ手段は、(1)周辺装置を第2のインターフェースポートに接続させると共にダミー装置を第1のインターフェースポートに接続させる第1の切替位置と、(2)周辺装置を第1のインターフェースポートに接続させると共にダミー装置を第2のインターフェースポートに接続させる第2の切替位置とを有する。
【0015】
スイッチ手段が第1の切替位置にある場合、周辺装置は第2のインターフェースポートを介してホスト装置に接続され、また、ダミー装置は第1のインターフェースを介して自機に接続される。スイッチ手段が第1の切替位置から第2の切替位置に切り替わると、周辺装置は第1のインターフェースを介して自機に接続され、ダミー装置は第2のインターフェースポートを介してホスト装置に接続される。即ち、物理的・機械的なスイッチ手段によって、第1の切替位置では、ホスト装置(マスター)と周辺装置(スレーブ)を接続させ、第2の切替位置では、自機(マスター)と周辺装置(スレーブ)を接続させる。
【0016】
スイッチ手段によって周辺装置がホスト装置に接続されている間、周辺装置とホスト装置との間のトラフィックを監視し、スイッチ手段による切替タイミングを検出するタイミング検出手段を更に備えてもよい。
【0017】
例えば、周辺装置とホスト装置との間でデータ通信が行われている最中に、スイッチ手段が切り替わると、正常なデータ通信が阻害される。そこで、タイミング検出手段を設け、スイッチ手段の切替を安全に行えるタイミングを検出するようにしている。
【0018】
ここで、ダミー装置は、常にビジー状態を示すように構成してもよい。
【0019】
例えば、ダミー装置は、外部からの問いかけに対して常時NAK応答を返すことにより、ビジー状態を作り出す。これにより、ダミー装置に接続されたマスター(ホスト装置又は自機)は、データ通信を一時中断した状態で待機する。
【0020】
制御手段は、3種類の接続モードで接続手段を制御することができる。
第1の接続モードでは、自機をマスターとし周辺装置をスレーブとする。第2の接続モードでは、ホスト装置をマスターとし自機をスレーブとする。第3の接続モードでは、ホスト装置をマスターとし周辺装置をスーブとする。
【0021】
制御手段は、いずれか1つの接続モードを実現させる。但し、場合によっては、同時に複数の接続モードを実現するように制御してもよい。例えば、自機に複数の周辺装置が接続されている場合は、一方の周辺装置をホスト装置に接続させると共に、他方の周辺装置を自機に接続させることもできる。
【0022】
なお、本発明は、プリンタやコンピュータプログラムとしても把握することができる。プログラムは、例えば、メモリ、HD、CD−ROM、DVD−RAM等の各種記録媒体に記録して配布することができるほか、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施の形態では、シリアルインターフェースを備えた電子装置として、複数のUSBポートを備えたプリンタを例に挙げて説明する。
【0024】
1.第1の実施の形態
【0025】
まず、図1及び図2に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態に係るプリンタ10の構成概要を示すブロック図である。
【0026】
プリンタ10は、後述のように、USBホスト機能及びUSBデバイス機能と複数のUSBポートを備えている。プリンタ10は、USB中継装置としての機能を実現するもので、プリンタ10を介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記)1と周辺装置2とはUSB接続可能となっている。
【0027】
プリンタ10は、ハブ11,USBデバイスコントローラ12,制御部13,プリントエンジン14,USBダミーデバイスコントローラ(以下、「ダミーデバイス」と略記)15,バッファ16,USBホストコントローラ17,ハブ18を備えて構成されている。また、本実施の形態では、2個の周辺装置2(両者を識別するために、一方に「PA」他方に「PB」を付す)を接続するため、ダミーデバイス15及びバッファ16の組も2個設けられている。
【0028】
ハブ11は、USBデバイス機能用に設けられており、PC1と各デバイスコントローラ12,15とはハブ11を介して接続可能である。プリンタ10のデバイスコントローラ12は、PC1をマスターとしプリンタ10をスレーブとしてUSBによるデータ通信を行うためのものである。
【0029】
デバイスコントローラ12を介してPC1から受信した印刷データは、デバイスコントローラ12から制御部13に引き渡される。マイクロコンピュータシステムとして構成された制御部13は、印刷データを印刷用イメージデータに変換し、印刷用イメージデータをプリントエンジン14に入力する。プリントエンジン14は、印刷用イメージデータに基づいて駆動し、所定の印刷を行う。プリントエンジンとしては、例えば、インクジェット式、レーザー式等のように種々の方式を採用することができる。
【0030】
また、制御部13は、種々のソフトウェアが実装されており、各ソフトウェアに応じた機能を実現する。制御部13により実行されるソフトウェアとしては、印刷イメージ生成プログラム、USBホストとして周辺装置2を利用するためのドライバプログラム、ダミーデバイス15とPC1等との接続を制御するためのプログラム等がある。
【0031】
ダミーデバイス15は、USBデバイスとしてハブ11を介してPC1に接続されるものであり、周辺装置2をエミュレーションすることにより、自身を周辺装置2としてPC1に認識させるようになっている。
【0032】
PC1から送信されたコマンドやデータはダミーデバイス15に受信され、ダミーデバイス15からバッファ16,USBホストコントローラ17及びハブ18を介して周辺装置2に送信される。周辺装置2からの応答は、これとは逆に、ハブ18及びUSBホストコンピュータ17を介してバッファ16に蓄積される。ダミーデバイス15は、バッファ16に格納されたデータを読出し、ハブ11を介してPC1に送信する。ダミーデバイス15を介してPC1と周辺装置2とを論理的に接続させるモードでは、USBホストコントローラ17はデータの受け渡しを中継するだけである。
【0033】
一方、プリンタ10がマスターとなって周辺装置2と接続される場合は、USBホストコントローラ17が周辺装置2との間でデータ通信を行う。例えば、周辺装置2から画像データ等を読み出して印刷を行うような場合である。
【0034】
ここで、ハブ11はUSBデバイス側、ハブ18はUSBホスト側のUSBコネクタを有しているが、USBデバイス側及びUSBホスト側の両方の機能を果たすコネクタを有していてもよい。具体的には、例えば、USB On−The−Go(OTG)1.0規格に示されたように、USBデバイス及びUSBホストの両機能を実現可能なデュアルロール・デバイス(dual−role device)用コネクタを各ハブ11,18は備えてもよい。
【0035】
周辺装置2は、USBデバイスコントローラを内蔵しており、スレーブとなってPC1又はプリンタ10とデータ通信を行う。本実施の形態では、周辺装置2として、例えば、HDD、半導体メモリ装置、PCカード等の記憶装置を例に挙げて説明する。
【0036】
次に、図2のフローチャートに基づき本実施の形態の動作を説明する。図中、ステップを「S」と略記する。なお、図示するフローチャートは、動作の概要を示すものであり、実際のプログラムとは相違する。
【0037】
USBによるデータ通信の要求が発生すると(S1:YES)、制御部13は、いずれの接続モードでデータ通信を行うかを判定する(S2)。接続モードとしては、以下の3種類がある。
【0038】
第1の接続モードは、例えば、PCカードから画像データを読み出して印刷するような場合に使用され、プリンタ10がUSBホスト、周辺装置2がUSBデバイスとなってデータ通信を行うものである。
【0039】
第2の接続モードは、例えば、PC1のアプリケーションプログラムで作成した印刷データをプリンタ10に送信して印刷させるような場合に使用され、PC1がUSBホスト、プリンタ10がUSBデバイスとなって通信を行うものである。
【0040】
第3の接続モードは、例えば、PC1が周辺装置2を外部記憶装置の一つとして利用し、画像データを周辺装置2から読み出したり又は書き込んだりするような場合に使用される。第3の接続モードでは、PC1がUSBホストとなり、ダミーデバイス15がUSBデバイスとなる。
【0041】
第1の接続モードが要求されていると判定された場合は、プリンタ10を周辺装置2にUSBホストとして接続し(S3)、データ転送を行う(S4)。転送が終了した場合は処理を終了し、転送が完了していない場合はS1に戻って処理を繰り返す(S5)。
【0042】
第2の接続モードが要求されていると判定された場合は、PC1をUSBホストとしてプリンタ10に接続し(S6)、データ転送を行う(S7)。
【0043】
第3の接続モードが要求されていると判定された場合は、PC1をUSBホストとしてダミーデバイス15に接続する(S8)。そして、PC1は、ダミーデバイス15及びバッファ16等を介して、周辺装置2との間でデータ通信を行う(S9)。PC1側からは、直接周辺装置2と通信しているかのように見える。
【0044】
このように構成される本実施の形態によれば、プリンタ10に接続された周辺装置2とPC1とを論理的に接続できるため、プリンタ10に接続された周辺装置2とPC1との間でデータ通信を行わせることができる。従って、ユーザは、例えば、プリンタ10に装着されたPCカード等の記憶装置を、PC1に直接接続し直すことなくそのままの状態で、PC1に接続された外部記憶装置の一つとして利用することができ、使い勝手が向上する。
【0045】
例えば、周辺装置2がディジタルカメラやディジタルビデオカメラ等の画像入力装置に用いられる記憶装置(PCカードや半導体メモリ装置等)である場合を挙げて説明する。従来は、プリンタ10をマスター、記憶装置2をスレーブとして接続することにより、記憶装置2内の画像データを読み出して印刷することができる(ダイレクト印刷)。一方、記憶装置2をプリンタ10から外してPC1に接続することにより、記憶装置2の画像データをPC1の画像処理ソフトウェアによって加工することができる。
【0046】
これに対し、本発明では、従来の使用方法も実現できるほか、PC1と記憶装置2とをプリンタ10を介して論理的に接続することができるため、記憶装置2内の画像データをPC1上で加工して書き戻し、PC1を経由せずに直接記憶装置2からプリンタ10に加工済みの画像データを転送してダイレクト印刷させることができる。
【0047】
2.第2の実施の形態
【0048】
次に、図3〜図6に基づいて、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、プリンタ20内にスイッチ23を設け、プリンタ20内のスイッチ23を介してPC1と周辺装置2とを接続可能とした点にある。
【0049】
図3に示すように、本プリンタ20は、ハブ11とトラフィックモニタ21,スイッチ制御部22,スイッチ23を備えている。
【0050】
トラフィックモニタ21は、ハブ11を介して行われるデータ通信のトラフィックを監視するものである。スイッチ制御部23は、スイッチ23の作動を制御するものである。
【0051】
スイッチ23は、図4と共に後述するように、ハブ11及びハブ18とダミーデバイス15A及び周辺装置2との間に設けられており、スイッチ制御部22からの指令に基づいて切替位置を切り替える。
【0052】
ダミーデバイス15Aは、常時NAK応答を返す等ビジーであることを通知するように構成されている。従って、ダミーデバイス15Aに接続されるUSBホスト機器(プリンタ20又はPC1)は、周辺装置2をビジー状態として認識し、待機する。
【0053】
図4は、スイッチ23を中心に拡大した構成説明図である。スイッチ23は、6個の接点C1〜C6を有する。C2,C5は共通接点である。可動接点SB1は、図中水平方向に作動し、接点C1とC2を導通させるか又は接点C2と接点C3を導通させる。対向する他の可動接点SB2も同様に、接点C4と接点C5を導通させるか又は接点C5と接点C6を導通させる。一対の可動接点SB1,SB2は連動して作動する。
【0054】
接点C1は、スイッチ内部で接点C6に接続されており、接点C3は同様にスイッチ内部で接点C4に接続されている。接点C2にはハブ18が接続され、接点C4には周辺装置2が接続される。また、接点C5はハブ11に接続され、接点C6にはダミーデバイス15Aが接続される。
【0055】
図4に示す状態は、スイッチ23の第1の切替位置を示す。この第1の切替位置では、周辺装置2は、C4→SB2→C5→ハブ11を介してPC1に接続される。
【0056】
図5は、スイッチの切替状態を示す説明図である。図5(a)は第1の切替位置を示し、図5(a)中に点線で示すように、周辺装置2はハブ11を介してPC1に接続される。一方、太線で示すように、ダミーデバイス15Aはハブ18を介してUSBホストコントローラ17に接続される。従って、第1の切替位置においては、PC1はマスターとなって周辺装置2と直接データ通信を行うことができ、一方、プリンタ20は、常時ビジー状態を示すダミーデバイス15Aに接続されるため通信待機状態に置かれる。
【0057】
図5(b)は、スイッチ23の第2の切替位置を示す。可動接点SB1,SB2が水平方向に移動する結果、図5(b)中に太線で示すように、周辺装置2は、ハブ18を介してプリンタ20のUSBホストコントローラ17に接続され、ダミーデバイス15Aは、図中点線で示すように、ハブ11を介してPC1に接続される。従って、第1の切替位置においては、プリンタ20はマスターとなって周辺装置2とデータ通信を行うことができ、PC1はダミーデバイス15Aに接続されるため通信待機状態に置かれる。
【0058】
図6は、本実施の形態による動作を示すフローチャートである。まず、USBによるデータ通信の要求が生じたか否かを監視しており(S21)、通信要求が発生した場合は(S21:YES)、接続モードを判定する(S22)。
【0059】
PC1をマスターとしプリンタ20をスレーブとする接続モードの場合は、データ転送中か否かを判定して切替可能なタイミングであるか否かを判断し(S23)、切替可能なタイミングになると、USBデバイスコントローラ12を介してPC1に接続し(S24)、データ転送を行う(S25)。データ通信が完了するまでS21に戻って処理が繰り返される(S26)。
【0060】
プリンタ20をマスターとし周辺装置2をスレーブとする接続モードの場合は、トラフィックモニタ21からの検出信号に基づいて、スイッチ23の切替が可能なタイミングであるか否かを判定する(S27)。切替可能なタイミングになると(S27:NO)、スイッチ23を第2の切替位置に切り替えて、周辺装置2をプリンタ20に接続し(S28)、データ通信を行う(S29)。このとき、PC1は、ダミーデバイス15Aに接続されるため、通信待機状態に置かれる。
【0061】
PC1をマスターとし周辺装置2をスレーブとする接続モードの場合は、前記同様にトラフィックモニタ21の検出信号に基づいて、スイッチ23の切替可能タイミングになるまで待機する(S30)。先に行われていたデータ通信に影響を与えないタイミングが到来すると(S30:NO)、スイッチ23を第1の切替位置に切り替えさせて、周辺装置2とPC1とを接続させる(S31)。そして、データ転送を行う(S32)。また、このとき、プリンタ20のUSBホストコントローラ17は、ダミーデバイス15Aに接続されるため、ダミーデバイス15Aの発するNAK応答により通信待ちの状態に置かれる。
【0062】
このように構成される本実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。本実施の形態では、スイッチ23を設けてPC1と周辺装置2とをプリンタ20の内部で直接接続することができる。
【0063】
上述した本発明の各実施の形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
【0064】
また、電子装置の一例として、プリンタを例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、スキャナ、複写機、複合機(画像読取り機能、印刷機能、複写機能を備えるもの)等にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタの全体構成の概要を示すブロック図である。
【図2】USB接続モードの切替処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタの概要を示すブロック図である。
【図4】スイッチ部分を拡大して示す説明図である。
【図5】スイッチの切替位置による接続状態を示す説明図である。
【図6】USB接続モードの切替処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 周辺装置
10 プリンタ
11 ハブ
12 USBデバイスコントローラ
13 制御部
14 プリントエンジン
15 ダミーデバイスコントローラ
16 バッファ
17 USBホストコントローラ
18 ハブ
20 プリンタ
21 トラフィックモニタ
22 スイッチ制御部
23 スイッチ
13A 制御部
15A ダミーデバイスコントローラ

Claims (9)

  1. マスター/スレーブ型のシリアルインターフェースを有する電子装置であって、
    少なくともマスターとなるホスト機能を有する第1のインターフェースポートと、
    少なくともスレーブとなるデバイス機能を有する第2のインターフェースポートと、
    前記第1のインターフェースポートに接続される周辺装置と前記第2のインターフェースポートに接続されるホスト装置とを接続する接続手段と、
    前記接続手段による接続を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシリアルインターフェースを有する電子装置。
  2. 前記接続手段は、
    前記周辺装置の動作を模倣するダミー装置と、
    前記ダミー装置と前記第1のインターフェースポートとの間に設けられたバッファ装置とを備えてなり、
    前記第2のインターフェースポートを介して前記ダミー装置と前記ホスト装置とを接続させることにより、前記ダミー装置を介して前記ホスト装置と前記周辺装置を接続させるものである請求項1に記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  3. 前記接続手段は、
    前記周辺装置の動作を模倣するダミー装置と、
    前記ダミー装置及び前記周辺装置と前記第1のインターフェースポート及び前記第2のインターフェースポートとの間に設けられたスイッチ手段とを備えてなり、
    前記スイッチ手段は、
    (1)前記周辺装置を前記第2のインターフェースポートに接続させると共に前記ダミー装置を前記第1のインターフェースポートに接続させる第1の切替位置と、
    (2)前記周辺装置を前記第1のインターフェースポートに接続させると共に前記ダミー装置を前記第2のインターフェースポートに接続させる第2の切替位置とを有する請求項1に記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  4. 前記スイッチ手段によって前記周辺装置が前記ホスト装置に接続されている間、前記周辺装置と前記ホスト装置との間のトラフィックを監視し、前記スイッチ手段による切替タイミングを検出するタイミング検出手段を更に備えた請求項3に記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  5. 前記ダミー装置は、常にビジー状態を示す請求項4に記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  6. 前記制御手段は、
    (1)自機をマスターとし前記周辺装置をスレーブとする第1の接続モードと、
    (2)前記ホスト装置をマスターとし自機をスレーブとする第2の接続モードと、
    (3)前記ホスト装置をマスターとし前記周辺装置をスレーブとする第3の接続モードと、の3種類の接続モードのいずれか一つを実現するように前記接続手段を制御する請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  7. 前記マスター/スレーブ型のシリアルインターフェースは、USB(Universal Serial Bus)である請求項6に記載のシリアルインターフェースを有する電子装置。
  8. 少なくともマスターとなるホスト機能を有し、周辺装置に接続される第1のインターフェースポートと、少なくともスレーブとなるデバイス機能を有し、ホスト装置に接続される第2のインターフェースポートとを備えた電子機器のコンピュータに用いられるプログラムであって、
    前記周辺装置をエミュレートすることによりダミー装置を生成する機能と、
    前記ダミー装置と前記ホスト装置又は前記電子機器と前記ホスト装置との接続を制御する機能と、
    をコンピュータ上に実現するためのプログラム。
  9. マスター/スレーブ型のシリアルインターフェースを有するプリンタであって、
    少なくともマスターとなるホスト機能を有する第1のインターフェースポートと、
    少なくともスレーブとなるデバイス機能を有する第2のインターフェースポートと、
    前記第1のインターフェースポートに接続される周辺装置と前記第2のインターフェースポートに接続されるホスト装置とを接続する接続手段と、
    前記接続手段による接続を制御する制御手段と、
    前記周辺装置から前記第1のインターフェースポートを介して入力されるデータ又は前記ホスト装置から前記第2のインターフェースポートを介して入力されるデータに基づいて印刷を行う印刷手段と、
    を備えたことを特徴とするシリアルインターフェースを有するプリンタ。
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