JP5244512B2 - 文書管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば教育機関における講義レポート等の文書の受付、採点、持ち出し及び返却処理等を管理するための文書管理システムに関する。
近年、物流管理、文書管理、個人認証等のシステムにおいてRFIDタグを利用したものが普及してきている。この種のシステムでは、RFIDタグに記憶されている固有の識別情報等の情報を読み取る手段としてRFIDタグ読取装置が用いられる。RFIDタグと読取装置との間は無線通信を行っており、読取装置はRFIDタグから非接触で識別情報を読み取ることが可能である。
ところで、RFIDタグの読み取りは、システムの運用形態等に応じて1つのRFIDタグのみを読み取る場合と、複数のRFIDタグをまとめて読み取る場合とがある。前者の例としては個人認証のシステム等が該当する。後者の例としては物流管理や文書管理等が該当する。複数のRFIDタグをまとめて読み取る場合には、RFIDタグの応答信号の衝突防止が必須となる。この衝突防止のための規格は例えばJISX6323−3に規定されている。
この衝突防止方法ではタイム・スロット方式を採用している。具体的には、読取装置からの応答要求コマンド(Inventoryコマンド)に対する応答期間を16のスロットに分割する。RFIDタグは、読取装置からの応答要求コマンドを受信すると、64bitからなる自身の識別情報(UID)の下位4bitによりスロット番号を特定する。RFIDタグは、特定したスロット番号に対応したタイミングで識別情報を含む応答信号を送信する。このような方法により衝突発生の機会を軽減している。
しかし、識別情報の下位4bitが同じRFIDタグが読取可能領域内に存在する場合には、上記方法によっても衝突が発生する。そこで、応答要求コマンドにはマスク値及びマスク長からなるマスク情報を設定可能とする。RFIDタグは、応答要求コマンドにマスク情報が含まれている場合には、識別情報に対して下位ビット側からマスクを適用する。そして、RFIDタグは、自身の識別情報の下位ビットがマスク値と一致する場合には、マスクされていないデータの下位4bitによりスロット番号を特定し、特定したスロット番号に対応したタイミングで識別情報を含む応答信号を送信する。このような方法により、読取装置は、衝突発生を検出した場合に、適切なマスクを要求コマンドに設定して再問い合わせを行うことを繰り返すことにより、読取可能領域内に存在する全てのRFIDタグを読み取ることができる。マスクの設定は、衝突発生時に用いた要求コマンドのマスク値(初回は通常マスクなし)の上位に、衝突が発生したスロット番号を付加する方法が一般的である。
ICカードシステム利用促進協議会、他、"外部端子なしICカード―近傍型―第3部:衝突防止及び伝送プロトコル"、JIS規格X6323−3、制定年月日:2001年9月20日、最新確認年月日:2007年2月20日 特開2006−5442号公報
ところで複数のRFIDタグをまとめて読み取るシステムの一例としては、講義レポート等の文書を管理するシステムが挙げられる。この文書管理システムでは、管理対象となる複数の講義レポートにそれぞれRFIDタグを貼付し、講義レポートの受付、採点、持ち出し及び返却処理毎にRFIDタグを読み取ることにより、文書の所在等を管理している。
このような文書管理システムでは、多数の講義レポートが提出された場合等におけるRFIDタグの読み取り速度が極めて重要となる。しかし、従来の読み取り方法では、読取可能領域に存在するRFIDタグの数や識別情報の分布によっては、十分な読み取り速度を得ることができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、RFIDタグがそれぞれ付された複数の文書を高速に管理することの可能な文書管理システムを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、RFIDタグがそれぞれ付された複数の文書を管理するために、前記RFIDタグの識別情報を、該RFIDタグが付された文書の属性と対応付けた状態で記憶する記憶手段と、前記RFIDタグと通信を行う読取処理手段とを備えた文書管理システムにおいて、前記読取処理手段は、同一の読取可能域内にある全RFIDタグに対して識別情報の送信を要求する第1のコマンドを送出し、該第1のコマンドに対する応答があったRFIDタグに対応する文書の属性に基づいて記憶手段から抽出された他の文書に付されたRFIDタグであって、前記同一の読取可能域にあるRFIDタグに対して応答を要求する第2のコマンドを送出する読取処理手段であることを特徴とする
一般に、読取可能域内にある全RFIDタグからの応答を待つ第1のコマンドに対して複数のRFIDタグからの応答が衝突する可能性があるので、該第1のコマンドを用いてRFIDタグを個別に識別するのには時間がかかる。本発明では、第1のコマンドに対する応答があったRFIDタグに対応する文書の属性に基づいて記憶手段から抽出された他の文書に付されたRFIDタグに対して応答を要求する第2のコマンドを送出している。これにより、第2のコマンドに対して応答するRFIDタグは、第1のコマンドによって識別されなかったが読取可能域内に存在しているものとなる。従って、例えば第1のコマンドを繰り返し送出することにより全RFIDタグを識別する場合と比較して、RFIDタグの識別処理の時間を大幅に短縮することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、例えば第1のコマンドを繰り返し送出することにより全RFIDタグを識別する場合と比較して、RFIDタグの識別処理の時間を大幅に短縮することができるので、全体としてRFIDタグの読み取り速度を向上させることができ、RFIDタグがそれぞれ付された複数の文書を高速に管理することができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は文書管理システムの構成図、図2は文書管理システムの機能ブロック図、図3は文書リストの一例を示す図、図4は文書管理情報の一例を示す図、図5は文書管理の流れを示すシーケンス図、図6は表紙印刷処理における管理コンピュータの動作を説明するフロー図、図7はRFIDタグの読取処理時における管理コンピュータ及びリーダライタの動作を説明するシーケンス図である。
まず、図1及び図2を参照して文書管理システムの構成について説明する。本実施形態の文書管理システムは、大学等の教育機関における文書としての複数の講義レポート10の受付、持出、返却、採点及び登録処理等を、各講義レポート10にそれぞれ付されたRFIDタグ11を用いて管理するものであり、各講義レポート10の各種処理を行う管理コンピュータ100と、各RFIDタグ11と通信を行うための読取処理手段としての2つのリーダライタ200と、各講義レポート10の表紙を印刷するためのプリンタ300とを備えている。各リーダライタ200のうち第1のリーダライタ200aは、後述の受付処理、持出処理、返却処理及び登録処理で用いられるものであり、第2のリーダライタ200bは、表紙印刷処理で用いられるものである。
各講義レポート10の表紙にはRFIDタグ11が付されており、RFIDタグ11には、RFIDタグ11を識別するための識別情報としての固有番号(UID)が埋め込まれている。RFIDタグ11は、リーダライタ200から放射された電波によって起動し、リーダライタ200から受信したコマンドに応じて処理を行うと、処理結果をリーダライタ200に送信する。なお、本実施形態では、RFIDタグ11及びリーダライタ200は、JIS規格X6323−1〜3に準ずるものとする。
管理コンピュータ100は、情報を入力するための入力部110と、各種処理内容を表示するための表示部120と、各種情報を記憶するための記憶部130と、上記の各種機器を制御するための制御部140と、各リーダライタ200a,200b及びプリンタ300に通信するための通信インタフェイス150とを備えている。
記憶部130には、文書リスト131と、文書管理情報132とが記憶されている。文書リスト131は、図3に示すように、講義レポート10を識別するためのレポートIDと、当該講義レポート10に付されたRFIDタグ11の固有番号とが互いに対応付けられた状態で記憶されており、この対応付けは、後述の表紙印刷処理において行われる。なお、文書リスト131には、文書管理システムで用いられるレポートIDが事前に記憶されている。文書管理情報132には、図4に示すように、各講義レポート10の属性を表す実験名、実験日、受付予定日、班、受付日、持出日、返却日、点数登録日及び点数が、レポートID毎に記憶される。なお、上記属性のうち実験名、実験日、受付予定日及び班の属性値は、文書管理情報132に事前に記憶されており、受付日、持出日、返却日、点数登録日及び点数の属性値は、後述の受付処理、持出処理、返却処理及び登録処理において記憶される。
制御部140は、CPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータからなり、各リーダライタ200及びプリンタ300との間で情報の送受信を行うことにより、これらの機器を制御する。なお、制御部140の詳細な動作については後述する。
各リーダライタ200a,200bは、アンテナ210と、アンテナ210の通信範囲内にあるRFIDタグ11と通信するためのRF回路部220と、RFIDタグ11から固有番号を読み取る読取処理部230と、管理コンピュータ100に接続するための通信インタフェイス240とを備えている。
読取処理部230は、CPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータからなり、管理コンピュータ100の制御部140から制御情報を受信すると、該制御情報に応じたコマンドを、RF回路部220及びアンテナ210を介してRFIDタグ11に送出する。なお、読取処理部230の詳細な動作については後述する。
プリンタ300は、管理コンピュータ100の制御部140の制御により後述の表紙印刷処理を行う。プリンタ300の給紙トレイには、それぞれ講義レポート10の表紙として用いられる複数の用紙が収容されており、各用紙の所定位置には、RFIDタグ11が付されている。また、プリンタ300の排紙口には、図1に示すように第2のリーダライタ200bが設けられており、このリーダライタ200bは、表紙印刷処理により排紙口から排出された用紙のRFIDタグ11と通信可能になっている。
次に、本実施形態における講義レポート10の管理の流れについて図5及び図6を参照して説明する。
まず、本システムの管理者が、管理コンピュータ100の入力部110を用いて表紙印刷処理の開始を指示すると(図5のステップS1)、管理コンピュータ100は図6に示す表紙印刷処理を行う。ここで、表紙印刷処理について具体的に説明すると、制御部140は、記憶部130の文書リスト131から1つのレポートIDを抽出し(図6のステップS21)、当該レポートIDが印字された表紙の印刷をプリンタ300に指示する(図6のステップS22)。そして、制御部140は、プリンタ300に設けられた第2のリーダライタ200bに対して固有番号読取要求を送信する(図6のステップS23)。
一方、第2のリーダライタ200bの読取処理部230は、制御部140から固有番号読取要求を受信すると、プリンタ300の表紙印刷時間に対応する所定の時間が経過するまでRFIDタグ11の固有番号の読出しを行う。そして、読取処理部230は、前記所定時間内に受信したRFIDタグ11の固有番号の全てを制御部140に送信する。
制御部140は、第2のリーダライタ200bから受信したRFIDタグ11の固有番号が1つのみの場合には(図6のステップS24)、受信した固有番号を、ステップS21において抽出したレポートIDと対応付けて文書リスト131に記憶する(図6のステップS25)。そして、制御部140は、講義レポート10の表紙の枚数が入力部110を用いて指定された枚数に達するまで、ステップS21以降の処理を繰り返す(図6のステップS26)。
なお、制御部140は、第2のリーダライタ200bから受信したRFIDタグ11の固有番号が2つ以上の場合又は固有番号を受信していない場合には、所定のエラーメッセージを表示部120に表示させて(図6のステップS27)、表紙印刷処理を終了する。
上記のように印刷された表紙が学生に配布された後に(図5のステップS2)、学生が講義レポート10を作成し(図5のステップS3)、表紙が添付された講義レポート10を提出すると(図5のステップS4)、管理者は、管理コンピュータ100を用いて講義レポート10の受付処理を行う(図5のステップS5)。この場合、管理者は、入力部110を用いて受付処理の開始を指示した後に、受付処理の対象となる複数の講義レポート10を第1のリーダライタ200aに載置する。このとき、制御部140は、各講義レポート10に付されたRFIDタグの固有番号を第1のリーダライタ200aから受信すると、当該固有番号に対応するレポートIDを文書リスト131から抽出し、文書管理情報132の当該レポートIDに対応する「受付日」という属性に日付を記憶する。
次に、講義レポート10の採点者が講義レポート10を持ち出す際には、管理者は、管理コンピュータ100を用いて持出処理を行う(図5のステップS6)。この場合、管理者は、入力部110を用いて持出処理の開始を指示した後に、持出処理の対象となる複数の講義レポート10を第1のリーダライタ200aに載置する。このとき、制御部140は、各講義レポート10に付されたRFIDタグの固有番号を第1のリーダライタ200aから受信すると、当該固有番号に対応するレポートIDを文書リスト131から抽出し、文書管理情報132の当該レポートIDに対応する「持出日」という属性に日付を記憶する。
次いで、採点者が各講義レポート10を持ち出した後に(図5のステップS7)、各講義レポート10を採点し(図5のステップS8)、表紙に点数が記入された各講義レポート10を返却した際には(図5のステップS9)、管理者は、管理コンピュータ100を用いて講義レポート10の返却処理を行う(図5のステップS10)。この場合、管理者は、入力部110を用いて返却処理の開始を指示した後に、返却処理の対象となる複数の講義レポート10を第1のリーダライタ200aに載置する。このとき、制御部140は、各講義レポート10に付されたRFIDタグの固有番号を第1のリーダライタ200aから受信すると、当該固有番号に対応するレポートIDを文書リスト131から抽出し、文書管理情報132の当該レポートIDに対応する「返却日」という属性に日付を記憶する。
また、管理者は、返却処理の後に各講義レポート10の点数の登録処理を行う(図5のステップS11)。この場合、管理者は、入力部110を用いて登録処理の開始及び点数(例えば3点)を指示した後に、登録処理の対象となる複数の講義レポート10を第1のリーダライタ200aに載置する。このとき、制御部140は、各講義レポート10に付されたRFIDタグの固有番号を第1のリーダライタ200aから受信すると、当該固有番号に対応するレポートIDを文書リスト131から抽出し、文書管理情報132の当該レポートIDに対応する「点数登録日」という属性に日付を記憶するとともに、「点数」という属性に点数(3点)を記憶する。なお、他の点数(1点又は2点)で採点された講義レポート10について登録処理を行う場合の処理内容は、上記と同様である。
なお、上述の各種処理を行う際には、複数のRFIDタグ11の固有番号を高速に読み取る必要がある。そこで、本実施形態では、図7に示すような固有番号の読取処理を行っている。
管理コンピュータ100の制御部140は、例えば管理者が入力部110を用いて受付処理の開始を指示した場合に、読取開始指示を第1のリーダライタ200aに送出する(図7のステップS31)。
一方、第1のリーダライタ200aの読取処理部230は、読取開始指示を受信すると、Inventoryコマンドを送出し(図7のステップS32)、タイムスロットを0から15まで切り替えながら、RFIDタグ11からの応答を待つ。ここで、Inventoryコマンドは、読取可能域内にある全RFIDタグ11に対して固有番号の送信を要求するコマンドである。ただし、応答を返すRFIDタグ11は、自身の64bitからなる固有番号の下位がInventoryコマンドに設定された所定のマスク値に合致するもののみである。また、RFIDタグ11は、固有番号にマスクを適用し、マスク部を除いた下位4bitをスロット番号とする。そして、タイムスロットが自身のスロット番号に一致した際に、自身の固有番号を含む応答を返すものとする。
次に、読取処理部230は、Inventoryコマンドに応答した全てのRFIDタグ11の固有番号(UID)の一覧を管理コンピュータ100に送信する(図7のステップS33)。
一方、制御部140は、固有番号の一覧を受信すると、各固有番号に対応する文書の属性に基づいて、他の文書を記憶部130の文書管理情報132から抽出する(図7のステップS34)。この場合、制御部140は、各固有番号に対応する文書の属性と同じ属性を有する他の文書を文書管理情報132から抽出する。図3及び図4を参照して説明すると、固有番号の一覧に「E000000000000001」が含まれていた場合には、制御部140は、当該固有番号に対応するレポートID(00000001)の属性(例えば「班」)と同じ属性を有する他のレポートID(00000002及び00000003)を抽出する。また、制御部140は、固有番号の一覧に含まれる他の固有番号についても同様に抽出処理を行う。なお、抽出条件となる属性を、入力部110を用いて任意に設定可能に構成してもよい。
次いで、制御部140は、抽出された他の文書に対応する固有番号の一覧及び通信指示を第1のリーダライタ200aに送信する(図7のステップS35)。上記の例を用いて説明すると、他の文書に対応する固有番号の一覧には、「E000000000000002」及び「E000000000000003」が含まれている。
一方、読取処理部230は、他の文書に対応する固有番号の一覧及び通信指示を受信すると、当該固有番号に対応する全RFIDタグ11に対してSelectコマンドを送出し、各RFIDタグ11からの応答を待つ(図7のステップS36)。ここで、Selectコマンドは、固有番号により特定されるRFIDタグ11を選択状態に遷移させるコマンドである。Selectコマンドを受信したRFIDタグ11は、該Selectコマンドに含まれる固有番号が自身の固有番号と一致する場合には、自身を選択状態に遷移させる。そして、遷移状態に遷移したRFIDタグ11は、選択状態に遷移した旨を応答する。
次に、読取処理部230は、Selectコマンドに応答したRFIDタグ11の一覧を管理コンピュータ100に送信する(図7のステップS37)。一方、制御部140は、上記ステップS33及びステップ37にて受信した固有番号を用いて受付処理を行う。なお、制御部140及び読取処理部230は、前述した持出処理、返却処理及び登録処理が指定された場合にも、上記シーケンスと同様に動作する。
なお、上記シーケンスでは説明を省略したが、制御部140及び読取処理部230を、制御部140が所定の読取停止指示を読取処理部230に送信するまでステップS32〜ステップS37の処理を繰り返し行うように構成してもよい。
このように本実施の形態に係る文書管理システムによれば、RFIDタグ11の固有番号を、該RFIDタグ11が付された講義レポート10の属性と対応付けた状態で記憶する記憶部130と、読取可能域内にある全RFIDタグ11に対して固有番号の送信を要求するInventoryコマンドを送出し、該Inventoryコマンドに対する応答があったRFIDタグ11に対応する講義レポート10の属性に基づいて記憶部130から抽出された他の講義レポート10に付されたRFIDタグ11に対して応答を要求するSelectコマンドを送出するリーダライタ200とを備えたので、Selectコマンドに対して応答するRFIDタグ11は、Inventoryコマンドによって識別されなかったが読取可能域内に存在しているものとなる。従って、Inventoryコマンドを繰り返し送出することにより全RFIDタグ11を識別する場合と比較して、RFIDタグ11の識別処理の時間を大幅に短縮することができるので、全体としてRFIDタグ11の読み取り速度を向上させることができ、RFIDタグ11がそれぞれ付された複数の講義レポート10を高速に管理することができる。。
また、リーダライタ200との間で情報の送受信を行う制御部140を備え、制御部140は、Inventoryコマンドに対する応答があったRFIDタグ11の固有番号をリーダライタ200から受信すると、該固有番号に対応する講義レポート10の属性に基づいて他の講義レポート10を記憶部130から抽出し、抽出された他の講義レポート10に付されたRFIDタグ11に対して応答を要求するようにリーダライタ200を制御するので、記憶部130及び制御部140と、リーダライタ200を分離した形態による実装を容易に実現することができ、例えばリーダライタ200の設置場所を適宜変更する等のように柔軟なシステム運用を行うことができる。
さらに、制御部140は、一又は複数のリーダライタ200を制御するので、RFIDタグ11と通信可能な領域を、リーダライタ200の数に応じて適宜設定することができる。
なお、上記実施形態は本発明の具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、上記実施形態では、管理コンピュータ100とリーダライタ200とを分離していたが、記憶部130及び制御部140の機能をリーダライタ200に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、RFIDタグ11の固有番号とレポートIDとの対応付けを表紙印刷処理時に行っていたが、表紙印刷処理とは別に行ってもよい。具体的には、バーコードを読取可能なバーコードリーダを備え、レポートIDを表すバーコードを表紙用の紙に予め印字しておき、表紙印刷後に読み取られたRFIDタグ11の固有番号と、バーコードリーダによって読み取られたレポートIDとを対応付けて文書リスト131に記憶するように構成することができる。
さらに、上記実施形態では、第2のコマンドとしてSelectコマンドを用いていたが、例えばJIX規格X6323−3に規定されている他のコマンド(Read Single Block等)を第2のコマンドとして用いてもよい。
さらにまた、上記実施形態で説明したRFIDタグ11の読取処理は、教育機関における講義レポート10の管理に限られず、RFIDタグ11が付された他の文書の管理についても適用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態を示す文書管理システムの構成図 文書管理システムの機能ブロック図 文書リストの一例を示す図 文書管理情報の一例を示す図 文書管理の流れを示すシーケンス図 表紙印刷処理における管理コンピュータの動作を説明するフロー図 RFIDタグの固有番号の読取処理時における管理コンピュータ及びリーダライタの動作を説明するシーケンス図
符号の説明
10…講義レポート、11…RFIDタグ、100…管理コンピュータ、130…記憶部、140…制御部、200…リーダライタ、230…読取処理部

Claims (3)

  1. RFIDタグがそれぞれ付された複数の文書を管理するために、前記RFIDタグの識別情報を、該RFIDタグが付された文書の属性と対応付けた状態で記憶する記憶手段と、前記RFIDタグと通信を行う読取処理手段とを備えた文書管理システムにおいて、
    前記読取処理手段は、同一の読取可能域内にある全RFIDタグに対して識別情報の送信を要求する第1のコマンドを送出し、該第1のコマンドに対する応答があったRFIDタグに対応する文書の属性に基づいて記憶手段から抽出された他の文書に付されたRFIDタグであって、前記同一の読取可能域にあるRFIDタグに対して応答を要求する第2のコマンドを送出する読取処理手段である
    ことを特徴とする文書管理システム。
  2. 前記読取処理手段との間で情報の送受信を行う制御手段を備え、
    制御手段は、前記第1のコマンドに対する応答があったRFIDタグの識別情報を読取処理手段から受信すると、該識別情報に対応する文書の属性に基づいて前記他の文書を前記記憶手段から抽出し、抽出された他の文書に付されたRFIDタグに対して応答を要求するように読取処理手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  3. 前記制御手段は、一又は複数の読取処理手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の文書管理システム。
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