JP2016015033A - 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する印刷装置を制御する場合に、印刷指令から印刷開始までの時間を短縮可能な印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法および記録媒体を提供する。【解決手段】本発明の印刷制御装置を適用した起動処理API34は、所定のトリガーを取得するトリガー取得部61と、所定のトリガーを取得した後、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する判定部62と、判定部62によりスプーラー内に印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行するジョブ発行部63と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、印刷開始までの時間短縮を目的とした制御を行う印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法および記録媒体に関する。
従来、この種の技術として、特許文献1が開示されている。特許文献1には、印刷終了後予め定められた所定時間内にデータを受信しない場合にパワーセーブ機能を実行する印刷装置において、ひとつの印刷ジョブを処理している時は前記所定時間に至ったとしてもパワーセーブ機能を実行しない構成が開示されている。この構成により、特許文献1の印刷装置は、上位装置において印刷ジョブの生成・送信に時間がかかった場合でも、ウォーミングアップ開始後、再度パワーセーブモードに移行することを防止し、印刷開始までの時間短縮を図っている。
一方、印刷装置で印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する要因として、ウォーミングアップ処理以外にメカ機構の初期準備がある。例えば、ラベルプリンターには、プラテンバキューム装置(ロール紙の撓みを解消すべく印刷ヘッドに対峙して設けられた吸引装置)を搭載したものが知られているが、このプラテンバキューム装置は、吸引ファンを用いているため、起動に数秒程度の時間を要する。また、プラテンバキューム装置は、動作中の騒音対策のため、一般的に非稼働時は動作せず(自動停止機能)、印刷ジョブを受信してから起動する。
ところで、特許文献1に記載の技術を、上記のラベルプリンターに適用した場合、印刷ジョブの生成・送信に時間がかかる場合でも、ひとつの印刷ジョブを処理している時はプラテンバキューム装置が自動停止することを防止できる。ところが、ひとつの印刷ジョブの印刷処理を終了した後は、数秒後に自動停止してしまうため、次の印刷ジョブの受信から印刷開始までには一定の時間(プラテンバキューム装置の起動所要時間)がかかってしまう。この問題を解消すべく、上位装置で、プリンタードライバーによる印刷ジョブのコマンド変換に先行してメカ動作を開始させるための開始コマンドを送信する構成も考えられるが、一般的にコマンド変換よりもメカ機構の初期準備の方が時間を要するため、あまり効果的ではない。同様に、ウォーミングアップ処理に時間がかかる印刷装置の場合も、特許文献1の技術や、上記のコマンド変換に先行して開始コマンドを送信する技術の適用は、いずれも効果的ではない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する印刷装置を制御する場合に、印刷指令から印刷開始までの時間を短縮可能な印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の印刷制御装置は、所定のトリガーを取得するトリガー取得部と、所定のトリガーを取得した後、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する判定部と、判定部によりスプーラー内に印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行するジョブ発行部と、を備えることを特徴とする。
本発明の印刷制御装置の制御方法は、所定のトリガーを取得するトリガー取得ステップと、所定のトリガーを取得した後、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する判定ステップと、判定ステップにてスプーラー内に印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行するジョブ発行ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定し、スプーラー内に印刷ジョブが存在しないと判定したとき、印刷装置に対して空の印刷ジョブを発行するため、印刷装置は、常に所定の時間間隔で印刷ジョブを受信する状態となる。これにより、例えばメカ機構の初期準備により、印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する印刷装置を制御する場合であっても、実際に印刷を行う印刷ジョブを受信した時点では、メカ機構の初期準備が開始されているまたは完了しているため、印刷指令から印刷開始までの時間を短縮することができる。また、所定のトリガーを取得した時点から判定を開始するため、空の印刷ジョブを無駄に発行することがなく、印刷装置の無駄な動作を防止できる。
上記の印刷制御装置において、判定部は、所定のトリガーを取得した後、スプーラー内に印刷ジョブが存在すると判定したとき、または印刷ジョブが存在すると判定したときから所定時間経過後に判定を終了することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷ジョブの発生に伴って判定を終了するため、空の印刷ジョブを無駄に発行することがなく、印刷装置の無駄な動作を防止できる。
上記の印刷制御装置において、所定のトリガーは、操作装置を用いた所定の操作結果であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、人が必要と判断したときのみ、効率的に空の印刷ジョブを発行することができる。
上記の印刷制御装置において、所定のトリガーは、検知装置を用いた人の検知結果であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、顧客やオペレーターなどが存在しない場合の、印刷ジョブの無駄な発行および印刷装置の無駄な動作を防止できる。
上記の印刷制御装置において、所定のトリガーは、認証装置を用いた認証完了であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷制御装置の操作や印刷物の発行に認証を要する場合、その認証操作を利用して、印刷装置を起動状態とすることができる。
上記の印刷制御装置において、空の印刷ジョブは、ジョブスタートとジョブエンドを示すコマンドセットであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、空の印刷ジョブとして、印刷装置で解析可能なジョブスタートとジョブエンドを示すコマンドセットを用いるため、印刷装置のファームウェアを変更することなく、本発明を実現することができる。
上記の印刷制御装置において、所定の時間間隔は、印刷装置または印刷装置に搭載されたメカ機構の、自動停止時間または起動所要時間より短い時間間隔であることを特徴とする。
本発明の構成によれば、例えばメカ機構の自動停止処理や印刷装置のウォームアップ処理により、印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する印刷装置を制御する場合に、印刷開始までの時間を確実に短縮することができる。
上記の印刷制御装置において、トリガー取得部、判定部およびジョブ発行部を、APIにより実現し、判定部は、プリンタードライバーからスプーラーに出力される印刷ジョブの有無を判定し、ジョブ発行部により発行された空の印刷ジョブは、スプーラーを介して印刷装置に送信されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、判定処理およびジョブ発行処理をAPIにより行い、プリンタードライバーの出力データを格納するスプーラーを介して空の印刷ジョブを送信するため、印刷ジョブを生成するアプリケーションおよびプリンタードライバー、並びに印刷装置のファームウェアに変更を加えることなく、本発明を実現できる。
本発明の記録媒体は、コンピューターを上記の印刷制御装置における各部として機能させるためのプログラムを記録し、コンピューター読み取り可能であることを特徴とする。
本発明の記録媒体をコンピューターに読み取らせることにより、印刷ジョブの受信から印刷開始までに時間を要する印刷装置を用いる場合に、印刷指令から印刷開始までの時間を短縮可能な印刷制御装置の制御方法を実現できる。
以下、本発明の印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法および記録媒体について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の各実施形態では、本発明の印刷制御装置を、API(Application Programming Interface)に適用した場合を例示する。また、制御対象となる印刷装置として、各種ラベルやクーポンを発行するラベルプリンターを例示する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る印刷システムSYのブロック図である。印刷システムSYは、情報処理装置1と、当該情報処理装置1と接続された印刷装置2と、を備える。情報処理装置1と印刷装置2の接続形態は、LAN等のネットワーク接続であっても良いし、ケーブル等による1対1接続であっても良い。また、有線通信により接続されても良いし、無線通信により接続されても良い。
図1は、第1実施形態に係る印刷システムSYのブロック図である。印刷システムSYは、情報処理装置1と、当該情報処理装置1と接続された印刷装置2と、を備える。情報処理装置1と印刷装置2の接続形態は、LAN等のネットワーク接続であっても良いし、ケーブル等による1対1接続であっても良い。また、有線通信により接続されても良いし、無線通信により接続されても良い。
情報処理装置1は、一般的なパーソナルコンピューターであり、制御部11、表示部12、操作部13、通信部14および記憶部15を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等により構成され、情報処理装置1内の各部を制御する。表示部12は、後述する業務アプリケーション31の操作画面など各種情報を表示する。操作部13は、キーボードおよびマウスを含み、各種操作に用いられる。通信部14は、印刷装置2と通信を行うための通信インターフェースである。
記憶部15は、HDD(Hard disk drive)等により構成され、業務アプリケーション31、プリンタードライバー32、スプーラー33および起動処理API34等を記憶する。業務アプリケーション31は、販売処理の他、各種顧客サービスを行うためのアプリケーションであり、各種ラベルやクーポンを発行するための印刷ジョブを生成する。プリンタードライバー32は、アプリケーションから出力された印刷ジョブを取得し、印刷装置2で解析可能な形式の印刷コマンドに変換する。スプーラー33は、プリンタードライバー32から出力された変換済みの印刷ジョブを一時的に記憶し、印刷装置2による印刷ジョブの処理完了を待って次の印刷ジョブを出力する。起動処理API34は、印刷装置2に搭載されたプラテンバキューム装置44を印刷ジョブの送信前に起動状態とさせるためのAPIである。詳細については、後述する。
一方、印刷装置2は、制御部21、受信バッファー22、通信部23、記憶部24および印刷機構25を備える。制御部21は、CPUおよびRAM等により構成され、印刷装置2内の各部を制御する。受信バッファー22は、情報処理装置1から送信された印刷ジョブを一時的に格納する。通信部23は、情報処理装置1と通信を行うための通信インターフェースである。記憶部24は、不揮発性の記憶媒体により構成され、ファームウェア41等を記憶する。ファームウェア41は、印刷装置2(制御部21)が印刷制御を行うためのソフトウェアである。
印刷機構25は、印刷ヘッド42、搬送機構43およびプラテンバキューム装置44を含み、印刷媒体となるロール紙に対し受信した印刷ジョブに基づく印刷を行う。印刷ヘッド42は、ロール紙に対して文字や画像を形成(印刷)する。印刷方式は、インクジェット方式やサーマルヘッド方式などその種類を問わない。搬送機構43は、巻回されたロール紙を繰り出し、その繰り出し部分を搬送ローラーにより一定のテンションを加えながら搬送経路に沿って搬送する。
プラテンバキューム装置44は、搬送経路(ロール紙)を挟んで印刷ヘッド42と対峙した位置に配置される吸引機能付きプラテンであり、吸引ファン、プラテンおよびこれらを接続する吸引ダクトを含む(いずれも図示省略)。この構成により、プラテンバキューム装置44は、搬送機構43より搬送されるプラテン上のロール紙に吸引力を作用させ、ロール紙の印刷対象部分を平坦に保持する。つまり、ロール紙と印刷ヘッド42との間隙、すなわちペーパーギャップを適切に維持する。このプラテンバキューム装置44は、騒音対策および省電力化のため自動停止機能を搭載する。このため、印刷終了後数秒後に自動停止し、印刷ジョブの受信に伴って起動する。また、吸引ファンを用いているため、起動に数秒程度の時間を要する。
次に、図2を参照し、第1実施形態に係る情報処理装置1のデータ処理の流れおよび起動処理API34の機能について説明する。まず、通常の印刷ジョブ(印刷物を発行させるための印刷ジョブ)の流れを説明する。同図において実線矢印で示すように、業務アプリケーション31は、各種ラベルやクーポンを発行するための印刷ジョブを生成すると、これをプリンタードライバー32に出力する。プリンタードライバー32は、業務アプリケーション31から出力された印刷ジョブをコマンド変換して変換済み印刷ジョブを生成し、スプーラー33に出力する。スプーラー33は、プリンタードライバー32から出力された変換済み印刷ジョブを一時的に記憶し、印刷装置2の処理状態に応じて順次送信する。
続いて、プラテンバキューム装置44を起動させるための処理の流れを説明する。同図において点線矢印で示すように、業務アプリケーション31の操作画面に表示される開始ボタン51の押下により、起動処理API34が呼び出される。開始ボタン51は、顧客の来店またはサービスの依頼に応じて、オペレーターが操作する。若しくは、顧客自身が開始ボタン51を操作する構成としても良い。
起動処理API34は、主な機能構成として、トリガー取得部61、判定部62およびジョブ発行部63を備える。トリガー取得部61は、操作部13(操作装置)を用いた所定の操作結果(所定のトリガー)を取得する。所定の操作とは、ここでは開始ボタン51の押下を意味する。判定部62は、トリガー取得部61により所定の操作結果を取得した後、スプーラー33内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する。ここで、所定の時間間隔は、プラテンバキューム装置44(印刷装置に搭載されたメカ機構)の起動所要時間より短い時間間隔とする。ジョブ発行部63は、判定部62によりスプーラー33内に印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行する。つまり、顧客は来店したものの業務アプリケーション31により印刷ジョブが生成されていない場合は、スプーラー33が空の状態であるため、プラテンバキューム装置44を先行して起動させるべく、空の印刷ジョブをスプーラー33に出力する。ここで、空の印刷ジョブとは、ジョブスタートを示すコマンドとジョブエンドを示すコマンドの組(コマンドセット)を指す。起動処理API34から出力された空の印刷ジョブは、スプーラー33により、プリンタードライバー32から出力された変換済み印刷ジョブと同様に処理される。
次に、図3のフローチャートを参照し、起動処理API34の判定処理について説明する。起動処理API34は、開始ボタン51の押下により所定のトリガーを取得すると(S01:Yes)、スプーラー33内の印刷ジョブの有無を判定する(S02)。スプーラー33内に印刷ジョブが存在しないと判定した場合は(S02:No)、空の印刷ジョブを発行し(S03)、S02に戻る。つまり、スプーラー33内に印刷ジョブが存在しない間、S02:NoとS03を所定の時間間隔で繰り返す。一方、スプーラー33内に印刷ジョブが存在すると判定した場合は(S02:Yes)、判定処理を終了する。つまり、業務アプリケーション31によって印刷ジョブが生成され、その変換コマンドがスプーラー33に格納された後の判定タイミングで、判定処理を終了する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、情報処理装置1においてスプーラー33内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定し、スプーラー33内に印刷ジョブが存在しないと判定したときは、印刷装置2に対して空の印刷ジョブを発行するため、印刷装置2は、常に所定の時間間隔で印刷ジョブを受信する状態となる。これにより、実際に印刷を行うための印刷ジョブの受信に先行してプラテンバキューム装置44を起動状態とすることができるため、印刷ジョブの受信時からプラテンバキューム装置44の起動を開始する従来の構成と比較して、業務アプリケーション31による印刷指令(印刷ジョブの出力)から印刷装置2による印刷開始までの時間を短縮することができる。
また、判定処理を行う所定の時間間隔は、プラテンバキューム装置44の起動所要時間より短い時間間隔であるため、印刷開始までの時間を確実に短縮することができる。
また、スプーラー33内の印刷ジョブの有無を判定する判定処理は、開始ボタン51の押下信号を取得した時点から開始し、通常の印刷ジョブの発生に伴って判定を終了するため、情報処理装置1で常時判定処理を行う場合と比較して、空の印刷ジョブを無駄に発行することがなく、プラテンバキューム装置44の無駄な起動動作を防止できる。
また、本実施形態の主要部(トリガー取得部61、判定部62およびジョブ発行部63)を、起動処理API34により実現し、プリンタードライバー32の出力データを格納するスプーラー33を介して空の印刷ジョブを送信するため、印刷ジョブを生成する業務アプリケーション31およびプリンタードライバー32、並びに印刷装置2のファームウェア41に変更を加えることなく、本発明を実現できる。
なお、以下の変形例を採用可能である。例えば上記の実施形態では、起動処理API34を、プラテンバキューム装置44の起動所要時間を省略するために用いたが、印刷装置2のウォーミングアップ処理に要する時間短縮を目的としても良い。この場合、印刷装置2が自動停止機能またはスリープ機能を有しており、ウォーミングアップ処理またはスリープ機能からの復帰処理に一定の時間を要することが前提である。また、この場合、起動処理API34により判定処理を行う所定の時間間隔は、上記の一定の時間より短い時間間隔とすることが好ましい。
また、上記の実施形態では、印刷ジョブを生成する情報処理装置1に起動処理API34を組み込んだ場合を例示したが、情報処理装置1とは別の装置内に組み込んでも良い。例えば、情報処理装置1と印刷装置2の両方に接続された制御装置に、本実施形態のスプーラー33および起動処理API34を設け、本実施形態と同様の処理を行っても良い。また、この場合、情報処理装置1と印刷装置2は、1対1の関係に限らず、複数対1、または複数対複数の関係で接続されても良い。また、上記の制御装置を、印刷装置2に着脱可能なインターフェース装置により実現しても良い。
また、上記の実施形態では、スプーラー33内に印刷ジョブが存在すると判定したとき(図3のS02:Yes)、起動処理API34の判定処理を終了したが、スプーラー33内に印刷ジョブが存在すると判定した時点から所定時間が経過した後、判定処理を終了しても良い。
また、上記の実施形態では、本実施形態の主要部(トリガー取得部61、判定部62およびジョブ発行部63)を起動処理API34により実現したが、これらの機能をプリンタードライバー32により実現しても良い。
また、スプーラー33を省略し、起動処理API34から空の印刷ジョブを直接印刷装置2に送信する構成としても良い。この場合、プリンタードライバー32により生成された変換済み印刷ジョブも、プリンタードライバー32から直接印刷装置2に送信される。
[第2実施形態]
次に、図4を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、開始ボタン51の押下をトリガーとして起動処理API34の判定処理を開始したが、本実施形態は、監視カメラ70(検知装置)による人の検知をトリガーとする。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
次に、図4を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、開始ボタン51の押下をトリガーとして起動処理API34の判定処理を開始したが、本実施形態は、監視カメラ70(検知装置)による人の検知をトリガーとする。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図4は、第2実施形態に係る情報処理装置1のデータ処理の流れおよび起動処理API34の機能を示す説明図である。本実施形態の情報処理装置1は、監視カメラ70と通信可能に構成される。監視カメラ70との通信形態は、無線通信であっても良いし有線通信であっても良い。また、監視カメラ70は1台に限らず、複数台と通信可能としても良い。
また、本実施形態の起動処理API34は、第1実施形態の構成に人検知部71を追加した構成となっている。人検知部71は、監視カメラ70の撮像結果を取得し、人の存在を検知する。例えば、監視カメラ70が店舗入り口に設置されている場合は、顧客の来店を検知する。また、監視カメラ70がサービスカウンター付近に設置されている場合は、顧客がサービスカウンターに近づいたことを検知する。本実施形態のトリガー取得部61は、人検知部71による人の検知結果を所定のトリガーとして取得する。その他、判定部62およびジョブ発行部63の機能は、第1実施形態と同様である。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、顧客が存在しない場合の、印刷ジョブの無駄な発行および印刷装置2の無駄な動作を防止できる。また、オペレーターの操作を必要としないため、オペレーターの業務負荷を軽減できる。
なお、上記の実施形態では、監視カメラ70の撮像結果から人の存在を検知したが、人感センサーや音声マイクなど他の検知装置により人の存在を検知しても良い。
また、上記の実施形態では、顧客の存在を検知したが、顧客に代えてまたは顧客と共に、オペレーターの存在を検知しても良い。
[第3実施形態]
次に、図5を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、カードリーダー80を用いたカード認証をトリガーとして起動処理API34の判定処理を開始する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
次に、図5を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、カードリーダー80を用いたカード認証をトリガーとして起動処理API34の判定処理を開始する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図5は、第3実施形態に係る情報処理装置1のデータ処理の流れおよび起動処理API34の機能を示す説明図である。本実施形態の情報処理装置1は、カードリーダー80(認証装置)と通信可能に構成される。カードリーダー80との通信形態は、無線通信であっても良いし有線通信であっても良い。また、情報処理装置1内にカードリーダー80を設けても良い。さらに、カードリーダー80は、磁気カードを読み取るものであっても良いし、ICカードを非接触で読み取るものであっても良い。
また、本実施形態の起動処理API34は、第1実施形態の構成にカード認証部81を追加した構成となっている。カード認証部81は、カードリーダー80の読取結果を取得し、カード認証を行う。例えば、小売店の会員カードや個人を特定するIDカードの認証を行うことが考えられる。本実施形態のトリガー取得部61は、カード認証部81による認証完了を所定のトリガーとして取得する。その他、判定部62およびジョブ発行部63の機能は、第1実施形態と同様である。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、情報処理装置1の操作や印刷装置2による印刷物(クーポン、チケット、証明書等)の発行に認証を要する場合、その認証操作を利用して、印刷装置2を起動状態とすることができる。
なお、上記の実施形態では、カードリーダー80の読取結果に基づいて認証を行ったが、生体認証装置の認証結果に基づいて認証を行うなど、他の認証装置を用いて認証を行っても良い。
以上、3つの実施形態を示したが、各実施形態に示した印刷システムSY(起動処理API34)の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供したり、インターネット等のネットワークを介して提供したりすることも可能である。すなわち、コンピューターを印刷システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体、並びにネットワークを介したプログラム提供方法も本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態では、情報処理装置1をパーソナルコンピューターにより実現する場合を例示したが、キオスク端末等の専用装置により実現しても良い。また、印刷装置としてラベルプリンターを例示したが、単票用紙に印刷を行う印刷装置に本発明を適用しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:情報処理装置 2:印刷装置 31:業務アプリケーション 32:プリンタードライバー 33:スプーラー 34:起動処理API 41:ファームウェア 42:印刷ヘッド 43:搬送機構 44:プラテンバキューム装置 51:開始ボタン 61:トリガー取得部 62:判定部 63:ジョブ発行部 70:監視カメラ 71:人検知部 80:カードリーダー 81:カード認証部 SY:印刷システム
Claims (10)
- 所定のトリガーを取得するトリガー取得部と、
前記所定のトリガーを取得した後、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する判定部と、
前記判定部により前記スプーラー内に前記印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行するジョブ発行部と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記判定部は、前記所定のトリガーを取得した後、前記スプーラー内に前記印刷ジョブが存在すると判定したとき、または前記印刷ジョブが存在すると判定したときから所定時間経過後に判定を終了することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記所定のトリガーは、操作装置を用いた所定の操作結果であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
- 前記所定のトリガーは、検知装置を用いた人の検知結果であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
- 前記所定のトリガーは、認証装置を用いた認証完了であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
- 前記空の印刷ジョブは、ジョブスタートとジョブエンドを示すコマンドセットであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 前記所定の時間間隔は、印刷装置または前記印刷装置に搭載されたメカ機構の、自動停止時間または起動所要時間より短い時間間隔であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 前記トリガー取得部、前記判定部および前記ジョブ発行部を、APIにより実現し、
前記判定部は、プリンタードライバーから前記スプーラーに出力される前記印刷ジョブの有無を判定し、
前記ジョブ発行部により発行された前記空の印刷ジョブは、前記スプーラーを介して印刷装置に送信されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の印刷制御装置。 - 所定のトリガーを取得するトリガー取得ステップと、
前記所定のトリガーを取得した後、スプーラー内の印刷ジョブの有無を所定の時間間隔で判定する判定ステップと、
前記判定ステップにて前記スプーラー内に前記印刷ジョブが存在しないと判定したとき、空の印刷ジョブを発行するジョブ発行ステップと、を実行することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。 - コンピューターを請求項1ないし8のいずれか1項に記載の印刷制御装置における各部として機能させるためのプログラムを記録した、コンピューター読み取り可能な記録媒体。
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JP2017228220A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷制御装置、印刷システムおよびプログラム |
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