JP6153797B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を備える燃料電池車両に関する。
近年、水素と、酸素を含む空気と、が供給されることで発電する燃料電池の開発が進められ、燃料電池車両等の電力源として期待されている。
ところで、燃料電池が低温環境下で長時間放置されて低温状態で維持されたり(低温ソーク)、低温状態から発電を開始したりすると(低温起動)、燃料電池を構成するセルが劣化しやすくなる。したがって、このような低温ソーク及び低温起動の発生頻度を低減し、燃料電池の耐久性を向上させることが要請されている。
例えば、特許文献1には、複数の電池セルが積層された電池セル列と、この電池セル列を覆うアッパケースと、を有する電池パックを備えた車両用電源装置について記載されている。電池セルをアッパケースで覆うことで、車外の冷気から電池セルを遮蔽する遮蔽空間が形成される。なお、前記した電池パックは、車両の後部に設置される。
また、特許文献2には、燃料電池スタックにおいて吸熱した冷却液をラジエータで冷却し、冷却液をポンプで圧送して燃料電池スタックに戻す燃料電池冷却システムについて記載されている。
この燃料電池冷却システムが備える制御装置は、燃料電池スタックが過冷却されていると判定した場合、ラジエータから車外ガスクーラに向かって送風するようにラジエータファンを制御する。これによって、車外ガスクーラで放熱した冷たい空気がラジエータに向かわず、比較的暖かい空気がラジエータに送風される。
特開2002−170601号公報 特開2006−244928号公報
特許文献1には、電池セル列(燃料電池スタック)を車両の後部に設置する場合について記載されているが、電池セル列を車両の前部(つまり、モータルーム)に設置する場合については記載されていない。通常、モータルームは空気取入口を介して車外に開放されているため、システム停止中に前記した空気取入口を介して冷気が侵入しやすい。
特許文献1に記載の発明において、仮にアッパケースで覆われた電池セル列をモータルームに設置し、システム停止中に電池セル列のみを保温できたとしても、弁類・ポンプ類等のシステム補機は保温されない。そうすると、空気取入口を介して侵入する冷気でシステム補機が凍結し、次回起動時に不具合を生じる可能性がある。
また、特許文献2には、燃料電池冷却システムの運転中に燃料電池スタックの過冷却を防止する技術について記載されているものの、システム停止中に燃料電スタック等の温度低下を抑制する技術については記載されていない。
そこで、本発明は、燃料電池及びシステム補機の温度低下を抑制できる燃料電池車両を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、車両前部の収容室に燃料電池が収容される燃料電池車両であって、反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電し、前記収容室の上部に配置される前記燃料電池と、前記収容室において前記燃料電池の周囲に配置されるシステム補機と、開状態において前記収容室への外気の導入を促し、閉状態において前記導入を妨げる開閉手段と、システム停止要求が入力された場合、前記開閉手段を閉じる制御手段と、を備え、前記システム補機は、システム運転中に自ら発熱し、システム停止後に前記収容室を保温する際の熱源となる熱源補機と、システム運転中に自ら発熱しない非熱源補機と、を含み、前記非熱源補機のほうが前記熱源補機よりも前記燃料電池の近くに配置され、前記熱源補機は、前記収容室と、前輪のホイールハウスと、を連通させるホイールハウス開口部の近傍に配置されることを特徴とする。
このような構成によれば、システム停止要求が入力された場合、制御手段によって開閉手段が閉じられるため、燃料電池が収容される収容室に外気が導入されにくくなる。したがって、システム停止時又はシステム停止中に外気温が低い場合でも、開閉手段によって収容室への冷気の侵入が妨げられ、燃料電池を適切に保温できる。
また、燃料電池は収容室の上部に配置されるため、燃料電池及びシステム補機の熱で昇温した空気は、燃料電池が配置される上部領域にとどまる。これによって、燃料電池の温度が低下しにくくなる。つまり、燃料電池が低温状態で発電開始する頻度を少なくし、燃料電池の耐久性を向上させることができる。
また、収容室において燃料電池の周囲にはシステム補機が配置される。したがって、システム補機のうち凍結しやすいもの(例えば、弁類、ポンプ類)が、燃料電池等の熱で温められる。これによって、システム補機の温度低下が抑制され、次回のシステム起動時に不具合が生じることを防止できる。
また、非熱源補機は、熱源補機よりも燃料電池の近くに配置される。したがって、開閉手段が閉じた状態において非熱源補機は、システム運転中に燃料電池で発生した熱、及び熱源補機で発生した熱によって温められる。これによって、冷えやすい非熱源補機の温度低下(凍結)を抑制し、次回のシステム起動時に不具合が生じることを防止できる。
なお、前記した「熱源補機」とは、例えば、走行モータ、空気圧送用のコンプレッサ、ラジエータ、PDU(Power Drive Unit)である。また、「非熱源補機」とは、例えば、弁類、循環送出用のポンプ類(反応ガス循環用のポンプ類)である。ちなみに、非熱源補機が「システム運転中に自ら発熱しない」という事項には、非熱源補機が駆動中に全く発熱しない場合の他、その発熱量が熱源補機と比べて十分小さい場合も含まれる。
また、収容室に冷気が侵入しやすいホイールハウス開口部の近傍に熱源補機が配置される。したがって、ホイールハウス開口部を介した冷気の侵入を妨げ、燃料電池及び非熱源補機の温度低下を効果的に抑制できる。
また、前記ホイールハウス開口部の近傍であるとともに、前記燃料電池を構成するセルの積層方向において前記燃料電池の端部付近である位置、前記熱源補機が配置されることが好ましい。
このような構成によれば、燃料電池を構成するセルのうち温度低下が生じやすい端部付近のセルが、システム運転中に発生した熱源補機の熱で温められる。したがって、セルの積層方向における燃料電池の劣化ばらつきを抑制し、燃料電池の寿命を長くすることができる。また、セルの積層方向における燃料電池の温度差を抑制し、次回のシステム起動時に出力低下することを防止できる。
また、前記システム補機は、前記収容室の上壁に形成される開口付近に配置され、断熱性を有する断熱性補機を含むことが好ましい。
このような構成によれば、上壁の開口付近に断熱性補機が配置されるため、燃料電池及びシステム補機によって温められた空気と、外部空間の冷気と、の熱交換を断熱性補機によって抑制し、ひいては燃料電池及びシステム補機の温度低下を効果的に抑制できる。
また、前記制御手段は、外部からシステム停止要求が入力された場合、次回に低温環境下でシステム起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定し、前記少なくとも一つが起こる可能性があるとき、前記開閉手段を閉じることが好ましい。
このような構成によれば、低温起動及び低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性があるとき、制御手段によって開閉手段が閉じられる。したがって、開閉手段を不必要に開閉することなく、燃料電池及びシステム補機の温度低下を抑制できる。
本発明によれば、燃料電池及びシステム補機の温度低下を抑制する燃料電池車両を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池車両が備える燃料電池システムの構成図である。 燃料電池車両のモータルームにおける各機器の配置を模式的に示す側断面図であり、グリルシャッタが閉じた状態を示している。 燃料電池車両のモータルームにおける各機器の配置を模式的に示す平断面図(底側から視た図)であり、グリルシャッタが閉じた状態を示している。 システム停止時における燃料電池システムの動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池車両のモータルームにおける各機器の配置を模式的に示す平断面図(底側から視た図)であり、グリルシャッタが閉じた状態を示している。 図5に示すA−A矢視断面図である。 セルの積層方向における燃料電池の温度分布を示す説明図である。
本発明を実施するための形態(以下、実施形態と記す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
<燃料電池システム>
図1は、本実施形態に係る燃料電池車両が備える燃料電池システムの構成図である。燃料電池システム1は、燃料電池10の発電電力によって走行モータ53を含む負荷に電力供給するシステムであり、燃料電池車両V(図2参照)に搭載されている。
燃料電池システム1は、燃料電池10と、燃料電池10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を供給するアノード系と、燃料電池10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を供給するカソード系と、燃料電池10を経由するように冷媒を循環させて燃料電池10を適温に保つ冷媒系と、燃料電池10の発電電力を消費する電力消費系と、これらを制御するECU60と、を備えている。
(燃料電池)
燃料電池10は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、膜/電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)を一対の導電性のセパレータ(図示せず)で挟持してなるセル(図示せず)を複数積層して構成される。
燃料電池10の各セパレータには、各膜/電極接合体の全面に水素又は酸素を供給するための溝及び貫通孔が形成され、これらの溝及び貫通孔がアノード流路11(反応ガス流路)、カソード流路12(反応ガス流路)として機能する。また、前記したセパレータには、燃料電池10を冷却するための冷媒(例えば、エチレングリコールを含む水)が通流する冷媒流路13が形成されている。
アノード流路11を介して水素が供給されると(式1)に示す電極反応が起こり、カソード流路12を介して酸素を含む空気が供給されると(式2)に示す電極反応が起こる。これによって、燃料電池10の各セルにおいて電位差(Open Circuit Voltage:OCV)が発生する。
2H2→4H++4e-・・・(式1)
2+4H++4e-→2H2O・・・(式2)
(アノード系)
アノード系は、水素タンク21と、遮断弁22と、エゼクタ23と、気液分離器24と、水素ポンプ25と、ドレン弁26と、パージ弁27と、希釈器28と、を備えている。
水素タンク21は、高純度の水素が圧縮充填されたタンクであり、配管a1を介して遮断弁22に接続されている。
遮断弁22は、水素タンク21からの水素供給を制御するための電磁弁であり、配管a2を介してエゼクタ23に接続されている。
エゼクタ23は、アノード流路11から流出したアノードオフガス(未反応の水素を含む)を、配管a4,a5等を介してアノード流路11に戻すものであり、配管a3を介してアノード流路11の入口に接続されている。
気液分離器24は、アノード流路11から流出するアノードオフガスから水分を分離して一時的に貯留する容器であり、配管a4を介してアノード流路11の出口に接続されている。
水素ポンプ25は、アノード流路11から流出したアノードオフガスを、配管a6,a7等を介して再びアノード流路11に戻して循環させる循環送出用のポンプである。
ドレン弁26は、気液分離器24に貯留された水を希釈器28に向けて排出するための電磁弁である。ドレン弁26は、上流側が配管a8を介して気液分離器24の下部に接続され、下流側が配管a9を介して希釈器28に接続されている。
パージ弁27は、配管a3、アノード流路11、配管a4〜a7を含む循環流路に蓄積した不純物(窒素、水等)を希釈器28に排出するための電磁弁である。パージ弁27は、上流側が配管a10を介して配管a5に接続され、下流側が配管a11を介して希釈器28に接続されている。
希釈器28は、アノードオフガスに含まれる水素を希釈するものであり、上流側が配管a9,a11,b5に接続され、下流側が配管b6を介して系外に開放されている。
(カソード系)
カソード系は、コンプレッサ31と、入口封止弁32と、出口封止弁33と、EGRポンプ34と、背圧弁35と、を備えている。
コンプレッサ31は、内部の羽根車(図示せず)を回転させることで車外から空気を吸引・圧縮し、配管b1等を介してカソード流路12に供給する空気圧送用の圧縮機である。
入口封止弁32は、電磁作動式の開閉弁であり、上流側が配管b1を介してコンプレッサ31に接続され、下流側が配管b2を介してカソード流路12の入口に接続されている。
出口封止弁33は、電磁作動式の開閉弁であり、上流側が配管b3を介してカソード流路12の出口に接続され、下流側が配管b4を介して背圧弁35に接続されている。
システム停止時に入口封止弁32及び出口封止弁33が閉弁されることで、カソード流路12が系外から締め切られる。
EGRポンプ34(Exhaust Gas Recirculation Pump)は、後記するカソードオフガス再循環処理を行う際に駆動される戻して循環させる循環送出用のポンプである。EGRポンプ34が駆動することで、カソード流路12から流出するカソードオフガスが、配管b3,b7,b8,b2を介してカソード流路12に戻される。
背圧弁35は、その開度を調整することでカソード流路12を通流する空気の圧力(背圧)を制御するものである、配管b5を介して希釈器28に接続されている。
<冷媒系>
冷媒系は、冷媒ポンプ41と、ラジエータ42と、サーモスタット弁43と、を備えている。
冷媒ポンプ41は、冷媒流路13を介して冷媒を送り出して循環させる循環送出用のポンプであり、吸入側が配管c1を介してサーモスタット弁43に接続され、吐出側が配管c2を介して冷媒流路13の入口に接続されている。
ラジエータ42は、冷媒流路13から配管c3を介して流入する高温の冷媒と、モータルームMR(図2参照)に流入する低温の外気と、を熱交換させることで冷媒を冷却する熱交換器である。ラジエータ42は、流入口が配管c3を介して冷媒流路13の出口に接続され、流出口が配管c4を介してサーモスタット弁43に接続されている。
サーモスタット弁43は、燃料電池10の温度を調整する温度調整機構であり、冷媒の温度に応じてラジエータ42への冷媒の通流/迂回を切り替えるようになっている。サーモスタット弁43は、冷媒が所定温度以上になった場合に膨張するワックス(図示せず)と、このワックスの膨張に伴って移動する弁体(図示せず)と、を有し、バイパス配管c5の一端に設置されている。
<電力消費系>
電力消費系は、VCU51と、PDU52と、走行モータ53と、を備えている。
VCU51(Voltage Control Unit)は、燃料電池10の発電電力やバッテリ(図示せず)の充放電を制御するものであり、DC/DCチョッパ(図示せず)、DC/DCコンバータ(図示せず)等の電子回路を有している。
PDU52(Power Drive Unit)は、燃料電池10やバッテリ(図示せず)からの直流電力を三相交流電力に変換して走行モータ53を含む負荷に供給するものであり、インバータ回路(図示せず)等を有している。
走行モータ53は、例えば、永久磁石同期式の三相交流モータであり、3相交流電力で燃料電池車両V(図2参照)の駆動輪(前輪WF:図2参照)を回転駆動させる。
<制御系>
ECU60(Electric Control Unit:制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェースなどの電子回路を備えて構成され、その内部に記憶したプログラムに従って各種機能を発揮する。
ECU60は、IG71から入力されるON/OFF信号、各種のセンサ類(図示せず)から入力されるセンサ信号等に応じて、各機器の動作を統括制御する。なお、ECU60が実行する処理の詳細については後記する。
<その他機器>
IG71(Ignition Switch)は、燃料電池システム1の起動スイッチであり、運転席周りに設置されている。IG71は、ECU60に対してON信号(システム起動要求)/OFF信号(システム停止要求)を出力する機能を有している。
グリルシャッタ72(開閉手段)は、開状態においてモータルームMR(図2参照)への外気の導入を促し、閉状態において前記導入を妨げる機能を有している。グリルシャッタ72はシャッタ用モータ(図示せず)が駆動することで、車両前面の空気取入口H1(図2参照)を介してモータルームMRと外部空間とを連通/遮断するように構成されている。
本実施形態では、一例として、燃料電池車両VにおいてバンパB(図2参照)の上方及び下方に、それぞれグリルシャッタ72を設置する場合について説明する。
<モータルームにおける各機器の配置>
図2は、燃料電池車両のモータルームにおける各機器の配置を模式的に示す側断面図であり、グリルシャッタが閉じた状態を示している。なお、図2では、エゼクタ23(図1参照)、気液分離器24、希釈器28、ECU60、配管等の図示を省略した。
図2に示すように、燃料電池車両Vの前部(車室Cの前方)には、走行モータ53、燃料電池10、ラジエータ42等の機器を収容するモータルームMR(収容室)が形成されている。
モータルームMRは、ボンネットNの天井面、アンダパネルUの上壁面、バンパBの後壁面、ダッシュパネルDの前壁面等によって仕切られる収容空間である。なお、モータルームMRの後方にはセンタトンネルTが設けられ、このセンタトンネルTの後方に荷室(図示せず)が設けられている。
図2に示す各グリルシャッタ72の両脇(例えば、上下方向の両脇)には、グリルシャッタ72をモータルームMRの内壁面に沿って案内するためのガイド(図示せず)が形成されている。グリルシャッタ72は、シャッタ用モータ(図示せず)が駆動することで、前記したガイドに沿ってスライドするように構成されている。
グリルシャッタ72が開かれると、モータルームMRが空気取入口H1を介して外部空間に開放され、モータルームMRへの外気の導入が促される。一方、グリルシャッタ72が閉じられると、空気取入口H1を介した外気の導入が遮断される。
(燃料電池)
燃料電池10(網掛:図2、図3参照)は、モータルームMRの上部領域に設置され、支持部材(図示せず)によって支持・固定されている。システム停止後にグリルシャッタ72が閉じられると、モータルームMR内の温かい空気(冷気よりも比重が軽く浮上しやすい。)が上昇し、燃料電池10が設置されている上部領域に留まる。これによって、燃料電池10の温度低下が抑制される。
図3は、燃料電池車両のモータルームにおける各機器の配置を模式的に示す平断面図(底側から視た図)であり、グリルシャッタが閉じた状態を示している。図3に示すように、燃料電池10は、セルの積層方向が車幅方向と略平行になるように横置きで設置されている。
また、燃料電池10の周囲には、複数のシステム補機が配置されている。前記したシステム補機には、燃料電池システム1の運転中に自ら発熱する「熱源補機」と、前記運転中に自ら発熱しない「非熱源補機」と、断熱性を有する「断熱性補機」と、が含まれる。
(熱源補機)
「熱源補機」(網掛:図2、図3参照)は、燃料電池システム1の運転中に自ら発熱し、システム停止後にモータルームMRを保温する際の熱源となるシステム補機である。熱源補機は、ラジエータ42、走行モータ53、PDU52、コンプレッサ31を含み、モータルームMRにおいて燃料電池10の周囲に配置されている。
ラジエータ42は、空気取入口H1(又は、閉状態のグリルシャッタ72:図2参照)の後方に設置される。燃料電池車両Vの走行中、空気取入口H1を介してモータルームMRに流入する外気(走行風)と、ラジエータ42を通流する高温の冷媒と、が熱交換する。なお、ラジエータ42の後方にはラジエータファン(図示せず)が設置されている。
走行モータ53は、車幅方向に延びる車輪軸Jを介して一対の前輪WFに連結され(図3参照)、燃料電池10の下方に設置されている(図2参照)。
走行モータ53と電気的に接続されるPDU52は、上下方向において燃料電池10と走行モータ53との間に介在するように設置されている。
コンプレッサ31は、前後方向において燃料電池10とラジエータ42との間に介在する所定位置に設置されている。
システム停止後にグリルシャッタ72が閉じられると、各熱源補機の熱で温められた空気が燃料電池10に向かって上昇し、モータルームMRの上部領域に溜まる。これによって、燃料電池10及び後記する非熱源補機が温められる。
(非熱源補機)
「非熱源補機」(太枠線:図2、図3参照)は、システム運転中に自ら発熱しないシステム補機である。ここで、「システム運転中に自ら発熱しない」という事項には、非熱源補機がシステム運転中に全く発熱しない場合の他、その発熱量が前記した熱源補機と比べて十分に小さい場合も含まれる。
非熱源補機は、例えば、水素ポンプ25と、EGRポンプ34と、弁類VLV(ドレン弁26、パージ弁27、入口封止弁32、出口封止弁33、背圧弁35等)と、を含んでいる。なお、図2、図3では、任意の弁類を「VLV」と記載した。
このような非熱源補機は、前記した熱源補機と比較して低温環境下で冷えやすく凍結しやすい。したがって、燃料電池システム1の停止後、燃料電池10及び熱源補機の熱で非熱源補機を温めることが望ましい。
図2、図3に示すように、非熱源補機(太枠線)は、熱源補機(網掛)よりも燃料電池10(網掛)の近くに配置されている。つまり、燃料電池10を中心として、非熱源補機は熱源補機よりも内側に配置されている。
これによって、システム停止後にグリルシャッタ72が閉じられると、熱源補機の熱で昇温した空気と、燃料電池10の周囲に留まっている温かい空気と、によって非熱源補機が温められる。
(断熱性補機)
図2、図3において二重枠線で示すVCU51(断熱性補機)は、モータルームMR内において燃料電池10の上方に配置される。VCU51は、DC/DCチョッパ等の電子回路が形成された回路基板(図示せず)と、この回路基板を収容する筐体(図示せず)と、を有している。この筐体の内壁面と、回路基板と、の間には、金属と比較して熱伝導率が小さい(つまり、断熱性が高い)空気層が存在する。
ところで、図2に示すボンネットN(上壁)の後端付近において車幅方向両端には、このボンネットNを開閉するための一対のヒンジ(図示せず)が形成されている。また、前記したヒンジの設置箇所(図3に示す位置K)には、モータルームMRと外部空間とを連通させる開口H2が形成されている(図6参照)。
VCU51は、その車幅方向両端が開口H2と近接するように、燃料電池10よりも上側に配置されている(図3参照)。このように断熱性を有するVCU51を開口H2付近に配置することで、モータルームMRへの冷気の侵入を抑制できる。
<燃料電池システムの動作>
次に、燃料電池システム1の運転中の動作について簡単に説明した後、停止時の動作について説明する。
IG−ONの後、ECU60は遮断弁22を開弁するとともに、コンプレッサ31を駆動する。これによって、燃料電池10のアノード流路11に水素が供給され、カソード流路12に空気が供給される。そうすると、前記した電極反応によって燃料電池10が発電するとともに、自己発熱する。
また、燃料電池システム1の運転中、ECU60はグリルシャッタ72(図2参照)を開状態にする。そうすると、空気取入口H1を介してモータルームMRに空気(走行風)が流入する。この空気は、ラジエータ42を通流する冷媒から吸熱した後、モータルームMR、センタトンネルT、及び荷室(図示せず)を介して車外に排出される。一方、ラジエータ42を通流する際、空気に放熱した冷媒は、配管c4,c1,c2(図1参照)を介して冷媒流路13に戻る。これによって、燃料電池10が適温で保たれる。
なお、システム運転中の発電によって燃料電池10が発熱し、システム運転中の駆動によって前記した熱源補機(コンプレッサ31、ラジエータ42、PDU52、及び走行モータ53)が発熱する。一方、システム運転中、前記した非熱源補機(水素ポンプ25、EGRポンプ34、弁類VLV)は、ほとんど発熱しない。
図4は、システム停止時における燃料電池システムの動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS101においてECU60は、IG71からOFF信号(システム停止要求)が入力されたか否かを判定する。IG71からOFF信号が入力された場合(S101→Yes)、ECU60の処理はステップS102に進む。一方、IG71からOFF信号が入力されていない場合(S101→No)、ECU60はステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102においてECU60は、燃料電池10の発電を停止させる。すなわち、ECU60は遮断弁22(図1参照)を閉じ、コンプレッサ31を停止させることで、燃料電池10への反応ガス(水素、酸素)の供給を停止する。また、ECU60は、反応ガスの供給停止後、水素ポンプ25を駆動するとともに、入口封止弁32及び出口封止弁33を閉じた状態でEGRポンプ34を駆動する。これによって、アノード流路11を介して燃料オフガスが再循環し、カソード流路12を介して酸化剤オフガスが再循環して、水素及び酸素が消費される。
次に、ステップS103においてECU60は、次回に燃料電池10が低温環境下で発電を開始する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定する。
例えば、ECU60は、外気温が所定温度(例えば、0℃)以下であるか否かに基づいて前記判定を行う。その他、ECU60は、日時情報、天気情報、GPS(Global Positioning System)に基づく位置情報等を用いて前記判定を行ってもよい。
低温起動及び低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性が高い場合(S103→Yes)、ECU60の処理はステップS104に進む。ステップS104においてECU60は、それまで開いていたグリルシャッタ72を閉じる。これによって、空気取入口H1を介した外気の導入が遮断され、モータルームMRが保温される。
一方、低温起動及び低温ソークのいずれも起こらないと推定される場合(S103→No)、ECU60は処理を終了する(END)。この場合、グリルシャッタ72を開いたままでソーク状態にしても、燃料電池10及び各システム補機が凍結するおそれはない。
<作用>
図2を参照しつつ、システム停止時にグリルシャッタ72が閉じられた後の、モータルームMR内の状態について説明する。なお、図2では、温かい空気の流れを矢印で図示した。
グリルシャッタ72を閉じた直後、それまでの発電によって発生した熱で燃料電池10は比較的高温になっている。この熱によって、燃料電池10の周囲の空気が温められる。
温かい空気は冷たい空気よりも比重が軽く浮上しやすいため、燃料電池10が設置されている上部領域に温かい空気が留まる。その結果、燃料電池10が外側から温められて保温されるとともに、燃料電池10全体の温度分布が均一化される。
また、水素ポンプ25、EGRポンプ34、弁類VLV等の非熱源補機(太枠線:図2参照)は、走行モータ53等の熱源補機(網掛:図2参照)よりも燃料電池10の近くに配置されている。したがって、燃料電池10付近の温かい空気と、熱源補機から上昇してくる温かい空気と、によって、非熱源補機が温められる。
なお、熱源補機はシステム停止直後において比較的高温になっており、燃料電池10及び非熱源補機への放熱によって凍結するおそれはない。
また、モータルームMRの上部に形成されている開口付近に、VCU51(断熱性補機:図2の二重枠線)が配置されている。したがって、モータルームMRの温かい空気と、冷たい外気と、の熱交換が抑制される。その結果、燃料電池10及び熱源補機の熱がモータルームMRの上部(つまり、燃料電池10の設置箇所)に留まる。このようにして、モータルームMR内の熱で燃料電池10及び非熱源補機が外側から温められる。
<効果>
本実施形態に係る燃料電池車両Vによれば、システム停止時において次回の低温起動・低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性が高いと判定した場合、ECU60はグリルシャッタ72を閉じる。これによって、モータルームMRへの冷気の侵入を妨げ、モータルームMRに収容された機器の温度低下を抑制できる。
また、燃料電池10はモータルームMRの上部に配置されるため、昇温した空気によって燃料電池10が外側から温められ、セルの積層方向において燃料電池10の温度分布が均一化される。その結果、ソーク中における各セルの反応量を均一化し、セルの局所的な劣化を抑制できる。
また、システム停止後に燃料電池10を保温することで、低温状態で燃料電池システム1が起動する頻度を減らし、燃料電池10の耐久年数を長くすることができる。
また、燃料電池10を構成するセルの温度分布が均一化されるため、次回のシステム起動時におけるセルの電圧が均等化される。これによって、次回の起動時において燃料電池10全体の電圧が安定して出力され、走行モータ53等の負荷に所望の電力を供給できる。
また、システム停止後にグリルシャッタ72を閉じてモータルームMR内の機器を保温することで、燃料電池10及び各システム補機の凍結を抑制できる。したがって、燃料電池10及び各システム補機の長寿命化を図ることができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は第1実施形態と比較して、モータルームMR内の燃料電池10及び各システム補機の配置が異なるが、その他(燃料電池システム1の構成及び動作)については第1実施形態と同様である。したがって、モータルームMRにおける各機器の配置について説明し、その他の部分については説明を省略する。
図5に示すように、燃料電池10は、セルの積層方向が車幅方向と略平行となるように、モータルームMRに横置きで設置されている。また、燃料電池10は、モータルームMRの上部領域に設置されている。
図6は、図5に示すA−A矢視断面図である。図6に示すように、燃料電池車両Vの前輪WFを収容するホイールハウスH3は、ホイールハウス開口部H4を介してモータルームMRと連通している。つまり、車両前部の側壁であるフロントフェンダFと、モータルームMRの底壁であるアンダパネルUと、の間にホイールハウス開口部H4が形成されている。
図5、図6に示すように、コンプレッサ31(熱源補機)は右側のホイールハウス開口部H4の近傍に配置され、PDU52(熱源補機)は左側のホイールハウス開口部H4の近傍に配置されている。このように、ホイールハウス開口部H4の近傍に熱源補機を設置することで、ホイールハウス開口部H4を介した冷気の侵入を抑制できる。
また、図5に示すように、燃料電池10の右端付近にコンプレッサ31が配置され、燃料電池10の左端付近にPDU52が配置されている。つまり、燃料電池10を構成する複数のセルのうち、その温度が低下しやすい両端のセル付近に熱源補機が設置されている。これによって、セルの積層方向において燃料電池10の両端付近の温度低下を抑制し、その温度分布を均一化できる。
なお、図6に示すように、コンプレッサ31及びPDU52(熱源補機)は燃料電池10よりも下方に設置されているが、温かい空気は比重が軽く浮上しやすいため、各熱源補機の熱で燃料電池10の端部を温めることができる。
非熱源補機であるEGRポンプ34は、熱源補機であるコンプレッサ31の上方(つまり、燃料電池10の近く)に配置されている。また、非熱源補機である水素ポンプ25は、熱源補機であるPDU52の上方に配置されている。これによって、熱源補機の熱で温められた空気が燃料電池10に向けて上昇する際、EGRポンプ34及び水素ポンプ25が温められる。
背圧弁35等の弁類VLVは、上下方向において燃料電池10と走行モータ53との間に介在している。これによって、燃料電池10(特に、積層方向の中央付近)、及び熱源補機の熱によって弁類VLVが温められる。
<効果>
本実施形態に係る燃料電池車両Vによれば、熱源補機(コンプレッサ31及びPDU52)を、ホイールハウス開口部H4の近傍に配置することで、車外の冷気がモータルームMRに侵入することを抑制できる。したがって、モータルームMRに収容された燃料電池10及び各システム補機を効果的に保温できる。
また、熱源補機(コンプレッサ31及びPDU52)は、セルの積層方向において燃料電池10の両端付近に配置される。したがって、燃料電池10の両端付近の温度低下(凍結)や結露を抑制できる。その結果、アノード流路11・カソード流路12の入口付近及び出口付近が結露水等によって閉塞することを防止し、次回起動時に燃料電池10に対し反応ガスを安定して供給できる。
図7は、セルの積層方向における燃料電池の温度分布を示す説明図である。なお、図7では、セルの積層方向において一端のセルNo.を「1」とし、他端のセルNo.を「N」とした。
本実施形態及び比較例に関して、システム停止直後(一点鎖線)では、セルの積層方向でセルの温度差はほとんどない。システム停止後にグリルシャッタ72を閉じない場合の比較例(破線)では、システム停止してから所定時間が経過すると、両端のセルの温度が著しく低下していることが分かる。
一方、システム停止時にグリルシャッタ72を閉じる本実施形態(実線)では、セルの積層方向において中央付近の温度低下の度合いと、両端付近の温度低下の度合いと、の差が停止直後からほとんど変化していない。このように、システム停止後もセルの温度分布が略均一な状態を維持することで、次回のシステム起動時にセル毎の電圧が均等化され、起動時の発電性能を安定させることができる。また、セルの局所的な劣化量が抑制されるため、燃料電池10の長寿命化を図ることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る燃料電池車両Vについて各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、各実施形態では、開状態においてモータルームMRへの外気の導入を促し、閉状態において前記導入を妨げる「開閉手段」がグリルシャッタ72である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、「開閉手段」として、回動軸を支点として回動可能なフラップを用いてもよい。
また、各実施形態では、低温起動及び低温ソークのうち少なくとも一つが起こる可能性が高い場合(S103→Yes:図4参照)、グリルシャッタ72を閉じる(S104)場合について説明したが、これに限らない。
例えば、ステップS103の判定処理を省略し、システム停止要求が入力された場合(S101→Yes)、ECU60によって発電を停止した後(S102)、グリルシャッタ72を閉じるようにしてもよい(S104)。この場合でも、モータルームMRに収容された燃料電池10及び各システム補機を適切に保温できる。
また、各実施形態では、セルの積層方向が車幅方向(左右方向)と平行になるように、燃料電池10をモータルームMRの上部領域に横置きで設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、セルの積層方向が前後方向と平行になるように燃料電池10を横置きで設置してもよい。この場合において、PDU52等の熱源補機を、セルの積層方向において燃料電池10の両端付近に設置したり、ホイールハウス開口部H4(図6参照)の近傍に配置したりすることが好ましい。これによって、燃料電池10及びシステム補機を効果的に保温できる。
なお、モータルームMRの上部領域に燃料電池10を縦置きで設置してもよいし、前記した上部領域に燃料電池10を斜め置きで設置してもよい。
また、各実施形態で説明したシステム補機の配置を適宜変更してもよい。例えば、コンプレッサ31及びPDU52(熱源補機)を弁類VLV(非熱源補機)よりも燃料電池10の近くに配置してもよい。この場合でも、走行モータ53等によって昇温した空気で弁類VLVが温められる。
また、各実施形態では、開口H2(図6参照)の近くに配置する断熱性補機としてVCU51を用いる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、断熱性を有する(例えば、空気層を内部に有する)他のシステム補機を開口H2の近くに配置してもよい。
また、各実施形態では、燃料電池車両Vとして乗用車タイプの自動車を例に挙げて説明したが、これに限らない。すなわち、燃料電池車両Vは、バス、トラック、作業車等であってもよい。
V 燃料電池車両
1 燃料電池システム
10 燃料電池
11 アノード流路(反応ガス流路)
12 カソード流路(反応ガス流路)
25 水素ポンプ(非熱源補機、システム補機)
26 ドレン弁(非熱源補機、システム補機)
27 パージ弁(非熱源補機、システム補機)
31 コンプレッサ(熱源補機、システム補機)
32 入口封止弁(非熱源補機、システム補機)
33 出口封止弁(非熱源補機、システム補機)
34 EGRポンプ(非熱源補機、システム補機)
35 背圧弁(非熱源補機、システム補機)
42 ラジエータ(熱源補機、システム補機)
51 VCU(断熱性補機、システム補機)
52 PDU(熱源補機、システム補機)
53 走行モータ(熱源補機、システム補機)
60 ECU(制御手段)
72 グリルシャッタ(開閉手段)
H2 開口
H3 ホイールハウス
H4 ホイールハウス開口部
MR モータルーム(収容室)
WF 前輪
N ボンネット(上壁)

Claims (4)

  1. 車両前部の収容室に燃料電池が収容される燃料電池車両であって、
    反応ガス流路に反応ガスが供給されることで発電し、前記収容室の上部に配置される前記燃料電池と、
    前記収容室において前記燃料電池の周囲に配置されるシステム補機と、
    開状態において前記収容室への外気の導入を促し、閉状態において前記導入を妨げる開閉手段と、
    システム停止要求が入力された場合、前記開閉手段を閉じる制御手段と、を備え、
    前記システム補機は、
    システム運転中に自ら発熱し、システム停止後に前記収容室を保温する際の熱源となる熱源補機と、
    システム運転中に自ら発熱しない非熱源補機と、を含み、
    前記非熱源補機のほうが前記熱源補機よりも前記燃料電池の近くに配置され、
    前記熱源補機は、
    前記収容室と、前輪のホイールハウスと、を連通させるホイールハウス開口部の近傍に配置されること
    を特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記ホイールハウス開口部の近傍であるとともに、前記燃料電池を構成するセルの積層方向において前記燃料電池の端部付近である位置、前記熱源補機が配置されること
    を特徴とする請求項に記載の燃料電池車両。
  3. 前記システム補機は、
    前記収容室の上壁に形成される開口付近に配置され、断熱性を有する断熱性補機を含むこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池車両。
  4. 前記制御手段は、
    外部からシステム停止要求が入力された場合、次回に低温環境下でシステム起動する低温起動、及びシステム停止中に低温環境下となる低温ソークのうち、少なくとも一つが起こる可能性があるか否かを判定し、前記少なくとも一つが起こる可能性があるとき、前記開閉手段を閉じること
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の燃料電池車両。
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