JP6153456B2 - ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム - Google Patents

ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム Download PDF

Info

Publication number
JP6153456B2
JP6153456B2 JP2013252296A JP2013252296A JP6153456B2 JP 6153456 B2 JP6153456 B2 JP 6153456B2 JP 2013252296 A JP2013252296 A JP 2013252296A JP 2013252296 A JP2013252296 A JP 2013252296A JP 6153456 B2 JP6153456 B2 JP 6153456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
section
coordinate
child
parent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013252296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015109034A (ja
Inventor
耕宏 松井
耕宏 松井
高志 菊地
高志 菊地
敏樹 土屋
敏樹 土屋
夢大 五十嵐
夢大 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013252296A priority Critical patent/JP6153456B2/ja
Publication of JP2015109034A publication Critical patent/JP2015109034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6153456B2 publication Critical patent/JP6153456B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Description

本発明は、ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムに関する。詳しくは、プレス成形品を成形するためのドローモデルを生成するドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムに関する。
自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品は、所望の製品形状をかたどった金型で一の板材を加圧してプレス成形品を成形し、このプレス成形品から製品部分を切り取った後、縁部を曲げてフランジ部を形成したり、ボルトが挿通する孔を空けたりすることにより形成される。このようなパネル製品では、実際に製造する製造工程の前に、製造ラインの設計が行われる。
具体的には、製品形状のデザイン設計が行われると、このデザイン設計からプレス成形品のドローモデルを生成し、CAE(Computer Aided Engineering)によるモデル形状評価を行うことで、デザインされた形状が実際にプレス加工可能であるか確認することとしている。
ここで、図13を参照して、製品形状とドローモデルとの関係について説明する。ドローモデル9は、車種に合わせてデザインされた製品部91と、切り落とすことを想定した余肉部93と、金型で加圧する際に皺押さえすることを想定したダイフェース部95と、を含んで構成される。
デザイン設計が成されると製品形状が得られるため、ドローモデル9の製品部91はデザイン設計と共に生成することができる。また、ダイフェース部95は、皺押さえを想定した部分であるため基本的に略平面であり比較的容易に生成することができる。一方、余肉部93は、プレス加工に応じて変形する部分であるため、ドローモデル9の生成では、余肉部93の生成に多くの時間がかかっている。
また、CAEによるモデル形状評価が良好でない場合、余肉部の修正とCAEによる解析とを繰り返す必要があり、膨大な時間がかかってしまう。そこで、近年では、余肉部の断面を所定のテンプレートから選択することで、CAEによる品質の保証されたドローモデルを短時間で設計できるモデル設計システムが知られている(特許文献1)。
特開2009−104456号公報
特許文献1のモデル成形システムによれば、余肉部の断面を容易に設定することができるものの、断面の設定から面データの生成には依然として膨大な時間がかかってしまい更なる改良が求められていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、余肉部の断面設定後に容易かつ早急に余肉部の面を生成可能なドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムを提供することを目的とする。
本発明は、製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成方法であって、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点により平面点群を生成する工程と、前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の親断面を複数設定する工程と、複数の前記親断面のうち隣接する親断面間に子断面を生成する工程と、前記親断面及び子断面からなる断面群に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を含む。
また、前記親断面は、断面の開始位置と断面の形状を定義する断面パラメータとを含んで設定され、前記子断面を生成する前記工程は、断面の開始位置を移動させる工程と、移動させた開始位置において、前記断面パラメータを拘束条件として前記子断面を再定義する工程と、を含むこととしてもよい。
また、断面の開始位置を移動させる前記工程は、前記親断面の開始位置を繋ぐ基準線の曲率に応じて移動するピッチを可変とすることとしてもよい。
また、前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する工程と、前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記断面が存在しない場合に、複数の子断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むこととしてもよい。
また、前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面を候補断面として取得する工程と、前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する工程と、夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むこととしてもよい。
また、子断面を生成する前記工程は、第1親断面と第2親断面との間に子断面を生成する場合に、前記第1親断面の断面パラメータに基づく第1子断面と、前記第2親断面の断面パラメータに基づく第2子断面と、を生成し、前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、複数の前記第1子断面の中から2つ以上の第1候補断面を取得すると共に、複数の前記第2子断面の中から2つ以上の第2候補断面を取得する工程と、前記無限直線と夫々の第1候補断面との最近点である第1最近点を算出し、当該第1最近点のZ座標を取得する工程と、夫々の前記第1最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第1最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第1候補座標を算出する工程と、前記無限直線と夫々の第2候補断面との最近点である第2最近点を算出し、当該第2最近点のZ座標を取得する工程と、夫々の前記第2最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第2最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第2候補座標を算出する工程と、前記第1候補座標及び前記第2候補座標に対して、前記無限直線と前記第1親断面との距離、及び前記無限直線と前記第2親断面との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むこととしてもよい。
また、本発明のドローモデル生成方法は、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定する工程と、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を更に含むこととしてもよい。
また、平面点群を生成する前記工程は、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することとしてもよい。
また、本発明は上述のドローモデル生成方法を実行可能なドローモデル生成システムを含む。
本発明によれば、余肉部の面をポリゴンデータで得ることができ、余肉部の断面設定後に容易かつ早急に余肉部を含むドローモデルを生成することができる。
ドローモデル生成システムの概要を示す図である。 ドローモデル生成システムの機能構成を示すブロック図である。 複数の特徴点を有する平面格子の一例を示す図である。 製品部とダイフェース部との間に設定する親断面の一例を示す図である。 親断面から生成する子断面の一例を示す図である。 親断面の開始位置を繋ぐ基準線の曲率と子断面同士の間隔との関係を示す図である。 投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 余肉部に投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 余肉部に投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 製品部に投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 ドローモデル生成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 ドローモデル生成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 製品部、余肉部、ダイフェース部からなるドローモデルの一例を示す図である。
以下、本発明のドローモデル生成システムの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[ドローモデル生成システムの概要]
初めに、図1を参照して、本発明のドローモデル生成システムの概要について説明する。ドローモデル生成システムでは、CAD(Computer Aided Design)を用いて生成した製品部91とダイフェース部95とから、プレス成形品のドローモデル9を生成する。具体的には、ドローモデル生成システムでは、図1(B)に示すように、製品部91及びダイフェース部95を含むドローモデル9に相当する領域に、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点101により構成される平面格子10を投影する。そして、図1(C)に示すように、投影した特徴点101を繋ぎポリゴン102とすることで、ドローモデル9を生成する。
このとき、図1(A)に示すように、製品部91及びダイフェース部95は、予め形状が規定されているため、製品部91及びダイフェース部95に投影した特徴点101の座標(Z座標)は、容易に取得することができる。一方、余肉部93は、形状が規定されていないため、余肉部93に投影した特徴点101の座標(Z座標)は、取得することができない。
この点、本発明のドローモデル生成システムでは、余肉部93に投影した特徴点101の座標(Z座標)を後述する方法により補間し、ドローモデル9を生成することとしている。以下、詳細に説明する。
[ドローモデル生成システムの構成]
続いて、図2を参照して、本発明のドローモデル生成システム1の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るドローモデル生成システム1の機能構成を示すブロック図である。
ドローモデル生成システム1は、作業者が各種データや指令を入力する入力装置2と、この入力装置2からの入力に応じて各種演算処理を実行する演算装置4と、画像を表示する表示装置6と、各種データを記憶する記憶装置8と、を含んで構成される。
入力装置2は、作業者が操作可能なキーボードやマウスなどのハードウェアで構成される。この入力装置2を操作することにより入力されたデータや指令は、演算装置4に入力される。
表示装置6は、画像を表示可能なCRTや液晶ディスプレイなどのハードウェアで構成される。この表示装置6の表示部には、演算装置4による処理結果として、例えば、ドローモデルの立体画像が表示される。
記憶装置8は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどのハードウェアで構成され、CADを用いて生成された製品部91の形状データ及びダイフェース部95の形状データを含むCADデータを記憶する。なお、記憶装置8に記憶されるCADデータには、余肉部93の形状データは含まれない。また、記憶装置8は、平面格子10を構成する特徴点101のデータ(XY座標)を含む平面格子データを記憶する。また、記憶装置8は、余肉部93などに設定された断面の形状を規定するパラメータを含む断面データを記憶する。
演算装置4は、CPUなどのハードウェアで構成され、所定のソフトウェアと協働して平面格子生成部41と、親断面設定部42と、子断面生成部43と、座標算出部44と、ドローモデル生成部45と、を含んで構成される。
平面格子生成部41は、入力装置2を介した作業者からの指令に応じて図3に示す平面格子10を生成する。平面格子生成部41が生成した平面格子10は、記憶装置8に記憶される。なお、平面格子10は、作業者の操作に応じて生成するのではなく、予め記憶装置8に記憶しておき、適宜必要に応じて記憶装置8から読み出すこととしてもよい。
ここで、図3を参照して、平面格子10について説明する。図3(A)に示すように、平面格子10は、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点101を所定間隔で格子状に配置することで構成される。
特徴点101の間隔は、任意に設定することができるが、ドローモデルが自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品に関するものである場合、0.5mm間隔とすることが好ましい。この点、図3(B)(C)を参照して、具体的に説明する。なお、図3(B)は、製品部91の断面形状を示す模式図であり、図3(C)は、自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品のうち最もポリゴンの折れ角が大きくなる部位における、特徴点101の間隔とポリゴンの折れ角との関係を示す図である。
上述のように、本発明のドローモデル生成システム1では、製品部91などに平面格子10(特徴点101)を投影し、特徴点101のZ座標を取得することとしている。ここで、製品部91に投影した特徴点101の間隔は、XY座標に対する製品部91の傾斜度合いに応じて異なることになる。
図3(B)を参照して、製品部91が、XY座標と略平行な平面911、913と、XY座標に対して所定の角度傾斜した斜面912とから構成される断面形状を考える。このとき、平面911、913に投影した特徴点101の間隔L1と、斜面912に投影した特徴点101の間隔L2とを比較すると、間隔L2の方が広くなる。この特徴点101の間隔は、特徴点101を繋いでポリゴン102を取得する場合にポリゴン102の折れ角となってあらわれる。ポリゴン102の折れ角が大きいとCAEによるモデル形状評価においてエラーの原因となるため、エラーとならない範囲に収める必要がある。
図3(C)に示すように、CAEによるモデル形状評価では、ポリゴン102の折れ角がθmaxを超えると、エラーや不正な解などの不具合となる。この点、自動車のパネル製品では、特徴点101の間隔を0.7mmとすることでポリゴン102の折れ角が約θmaxとなり、特徴点101の間隔を0.5mmとすることでポリゴン102の折れ角がθmax未満となることが確認できた。そのため、自動車のパネル製品についてドローモデルを生成する場合、特徴点101の間隔を形状変化が大きな箇所では0.5mmとすることが好ましい。
尚θmaxは経験的な閾値であり、各CAEソフトで夫々異なる。
図2に戻り、親断面設定部42は、入力装置2を介した作業者からの指令に応じて、余肉部93に複数の断面(以下、親断面設定部42が設定する断面を「親断面」と呼ぶ)を設定する。親断面設定部42が設定した複数の親断面は、断面の形状を規定するパラメータと対応付けて記憶装置8に記憶される。なお、親断面の設定方法は任意であり、例えば、作業者が手動で設定することとしてもよく、また、上述の特許文献1のように予め設定された断面テンプレートを用いて設定することとしてもよい。
ここで、図4を参照して、余肉部93に設定される親断面について説明する。図4(A)に示すように、親断面設定部42は、形状データが生成された製品部91とダイフェース部95との間の余肉部93に、複数の親断面931A,931B,931C(以下、総称して「親断面931」と呼ぶ)を生成する。
この親断面931は、図4(B)に示すように、複数の直線と複数の曲線とを繋ぎ合わせて構成され、各直線と各曲線との具体的な形状を示す複数のパラメータにより規定される。親断面931を規定するパラメータには、適宜必要な情報を含めることができるが、少なくとも親断面931上の任意の位置におけるXYZ座標を算出可能な情報を含むものとする。本実施形態では、これらパラメータとして、各直線の線長を示すパラメータL1,L2,L3,L4(mm)と、各曲線の曲率半径を示すパラメータR1,R2,R3(mm)と、各曲線の壁角度を示すパラメータA1,A2,A3(deg)と、親断面931の開始位置及び終了位置を示すXYZ座標と、を含むこととしている。
図2に戻り、子断面生成部43は、複数の親断面931のうち隣接する親断面間に複数の断面(以下、子断面生成部43が生成する断面を「子断面」と呼ぶ)を生成する。具体的には、子断面生成部43は、親断面931の開始位置を移動させると共に、移動させた開始位置において親断面931の断面パラメータを拘束条件として断面を再定義することで、子断面を生成する。なお、このような子断面の生成は、既に公知のパラメトリックなCADソフトウェアにおける通常の機能により実現することができる。
ここで、図5を参照して、親断面931間に生成される子断面について説明する。図5(A)に示すように、製品部91とダイフェース部95との間の余肉部93には、複数の親断面931A,931Bが設定される。なお、図5では、親断面931は、1段の断面形状であり、親断面931Bは、2段の断面形状であるものとする。
この親断面931A,931Bは、作業者からの指令に応じて設定されるため、図5(B)に示すように所定の間隔を空けて設定されることになる。子断面生成部43は、親断面931A,931Bの間に子断面を生成し、この間隔を埋めることとしている。このとき、子断面生成部43は、親断面931Aに基づく子断面と、親断面931Bに基づく子断面とを生成する。
具体的には、図5(C)に示すように、子断面生成部43は、親断面931Aの開始位置を親断面931Bに向かって所定ピッチだけ移動させることを繰り返すと共に、移動させた開始位置において親断面931Aの断面パラメータを拘束条件として断面を再定義することで、子断面933A,933B,933C,933D(以下、総称して「子断面933」と呼ぶ)を生成する。なお、開始位置を移動する所定ピッチについては、図6で後述する。
これにより、親断面931A,931Bの間に親断面931Aに基づく子断面933、即ち親断面931Aと同様に1段の断面形状の子断面933が複数生成される。
また、図5(D)に示すように、子断面生成部43は、親断面931Bの開始位置を親断面931Aに向かって所定ピッチだけ移動させることを繰り返すと共に、移動させた開始位置において親断面931Bの断面パラメータを拘束条件として断面を再定義することで、子断面935A,935B,935C,935D(以下、総称して「子断面935」と呼ぶ)を生成する。なお、開始位置を移動する所定ピッチについては、図6で後述する。
これにより、親断面931A,931Bの間に親断面931Bに基づく子断面935、即ち親断面931Bと同様に2段の断面形状の子断面935が複数生成される。
ここで、子断面を生成するピッチ、即ち開始位置を移動する所定ピッチについて図6を参照して説明する。子断面生成部43は、夫々の親断面931の開始位置を繋ぐ基準線の曲率(詳細には、曲率の絶対値)に応じて、開始位置を移動する所定ピッチを可変にする。図6では、親断面931A,931Bの間に子断面933を生成する場合の、子断面933のピッチを示している。
図6(B)は、親断面931Aの開始位置と親断面931Bの開始位置とを繋ぐ基準線111が略直線(曲率小)である場合の子断面933のピッチを示し、図6(C)は、親断面931Aの開始位置と親断面931Bの開始位置とを繋ぐ基準線111が曲線(曲率大)である場合の子断面933のピッチを示す。
基準線111の曲率が小さい場合、子断面933のピッチを大きくしても、製品部91などの形状を適切に反映することができる。これに対して、基準線111の曲率が大きい場合、子断面933のピッチを大きくすると、製品部91などの形状(R部)を適切に反映することができない。そこで、子断面生成部43は、基準線111の曲率が小さいほど開始位置を移動する所定ピッチを大きくし(図6(B))、基準線111の曲率が大きいほど開始位置を移動する所定ピッチを小さくする(図6(C))。
なお、親断面931A,931Bの間に、子断面933,935を生成する場合、子断面生成部43は、子断面933,935を同じピッチで生成する。即ち、子断面933のピッチと子断面935のピッチとは同一である。
図2に戻り、座標算出部44は、CADデータ上に平面格子10を投影し、特徴点101のXY座標と一致するCADデータ上のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。これにより、XY平面上に配置された特徴点101にZ座標が与えられる。
ここで、図7を参照して座標算出部44についてより詳細に説明する。図7は、CADデータの断面形状を示す模式図である。図7を参照して、製品部91やダイフェース部95は、記憶装置8に形状データが予め記憶されているため、製品部91やダイフェース部95に投影された特徴点101のZ座標は、製品部91やダイフェース部95の形状データから容易に取得することができる。一方、余肉部93は、形状データが設定されていないため、余肉部93に投影された特徴点101のZ座標を適切に取得するための工夫が求められる。
図2に戻り、そこで、座標算出部44は、判定部46と、第1のZ座標算出部47と、第2のZ座標算出部48と、を含んで構成される。
判定部46は、投影した特徴点101のXY座標と一致するCADデータ上の位置に、形状データが設定されているか否かを判定する。ここで、余肉部93であっても、親断面931又は子断面933,935が設定されている部分については断面を規定するパラメータが設定されているため、特徴点101が投影された場合にZ座標を容易に取得することができる。そのため、形状データが設定されているか否かとは、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935が存在するか否かを判定することと同義である。
より詳しくは、判定部46は、特徴点101がCAD面(製品部91及びダイフェース部95)上に投影されたか否かを判定する。また、判定部46は、特徴点101が断面領域(親断面931又は子断面933,935が設定されている余肉部93と、製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置)内に投影されたか否かを判定する。
第1のZ座標算出部47は、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935が存在する場合に機能し、製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935の形状データ(断面のパラメータ)に基づいて特徴点101のZ座標を算出する。具体的には、第1のZ座標算出部47は、特徴点101のXY座標と一致する位置における製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。
ここで、子断面933,935は、同一のピッチで生成されるため、子断面933に投影した特徴点101が、子断面935にも同時に投影される場合がある。この点、図8を参照して、子断面933,935の双方に投影された特徴点101AのZ座標の算出方法について説明する。
図8(A)を参照して、子断面933に投影された特徴点101AのZ座標をZaとし、子断面935に投影された特徴点101AのZ座標をZbとする。子断面933は、親断面931Aのパラメータに基づいて生成される一方で、子断面935は、親断面931Bのパラメータに基づいて生成されるため、Z座標Za、Zbは夫々異なる場合がある。そこで、第1のZ座標算出部47は、Z座標Za、Zbに対して、親断面931A、931Bまでの距離に基づく重み付けを行い、特徴点101AのZ座標を算出する。
具体的には、図8(B)に示すように、第1のZ座標算出部47は、特徴点101Aを通過するZ方向に平行な無限直線と親断面931Aとの距離D1、無限直線と親断面931Bとの距離D2を算出し、以下の式(1)により特徴点101AのZ座標Z1を算出する。なお、無限直線と親断面931A,931Bとの距離とは、無限直線から無限直線に対する親断面931A,931B上の最近点までの距離である。
Figure 0006153456
図2に戻り、第2のZ座標算出部48は、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95、親断面931及び子断面933,935が存在しない場合に機能し、この特徴点101の周辺の形状から、この特徴点101のZ座標を算出する。なお、周辺の形状とは、Z座標を特定可能な任意の位置をいい、例えば、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線の周囲の製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935をいう。
この第2のZ座標算出部48は、候補断面取得部481と、最近点取得部482と、座標演算部483と、を含んで構成される。
候補断面取得部481は、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面を候補断面として取得する。このとき、候補断面取得部481は、子断面933,935の夫々について、2つ以上の候補断面を取得する。なお、無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面とは、無限直線の近傍の2つ以上の子断面をいう。最近点取得部482は、取得した複数の候補断面の夫々について、特徴点101を通過する無限直線に対する最近点を算出し、この最近点のZ座標を取得する。座標演算部483は、候補断面上の最近点のZ座標を、無限直線との距離に基づいて重み付けすることで、特徴点101のZ座標を算出する。
ここで、図9を参照して、第2のZ座標算出部48によるZ座標の算出方法の一例について具体的に説明する。第2のZ座標算出部48によるZ座標の算出は、子断面933に基づくZ座標(第1候補座標)の算出(図9(A))、及び子断面935に基づくZ座標(第2候補座標)の算出(図9(B))の後に、これら第1候補座標と第2候補座標とに基づくZ座標の算出(図9(C))により行われる。
図9(A)を参照して、特徴点101Bは、対応するXY座標に製品部91、ダイフェース部95、親断面931及び子断面933,935が存在しない特徴点である。
初めに、第2のZ座標算出部48(候補断面取得部481)は、特徴点101Bを通過し、Z方向に平行な無限直線を設定する。そして、第2のZ座標算出部48(候補断面取得部481)は、複数の子断面933の中からZ方向視でこの無限直線を跨ぐ2つの子断面933A,933Bを候補断面として取得する。
続いて、第2のZ座標算出部48(最近点取得部482)は、候補断面として取得した子断面933A,933Bについて、無限直線に対する最近点を算出し、この最近点のZ座標を取得する。図9(A)では、子断面933Aについて、最近点P1を算出し、この最近点P1のZ座標Z3を取得している。また、子断面933Bについて、最近点P2を算出し、この最近点P2のZ座標Z4を取得している。
続いて、第2のZ座標算出部48(座標演算部483)は、最近点P1,P2のZ座標Z3,Z4を、無限直線から最近点P1,P2までの距離に基づいて重み付けをし、第1候補座標Zaを算出する。一例として、第2のZ座標算出部48(座標演算部483)は、無限直線から最近点P1までの距離がD3、無限直線から最近点P2までの距離がD4である場合、以下の式(2)により第1候補座標Zaを算出する。
Figure 0006153456
図9(B)を参照して、続いて、第2のZ座標算出部48は、子断面935についても同様に候補断面(子断面935A,935B)を取得すると共に、この候補断面上の最近点(最近点P3,P4)のZ座標(Z座標Z5,Z6)を取得する。そして、第2のZ座標算出部48は、無限直線からの距離に基づく重み付けを行い、第2候補座標Zbを算出する。一例として、第2のZ座標算出部48は、無限直線から最近点P3までの距離がD5、無限直線から最近点P4までの距離がD6である場合、以下の式(3)により第2候補座標Zbを算出する。
Figure 0006153456
これにより、子断面933に基づく第1候補座標Zaと、子断面935に基づく第2候補座標Zbとが算出される。
ここで、子断面933,935は、親断面931A,931Bの間に生成されるところ、子断面933は、親断面931Aの断面パラメータに基づいて親断面931Aから親断面931Bに向かって生成され、子断面935は、親断面931Bの断面パラメータに基づいて親断面931Bから親断面931Aに向かって生成される。パネル製品は、連続性を持った形状を有することから、親断面931Aに近い子断面933は、親断面931Aから遠い(親断面931Bに近い)子断面933よりも精度良く生成されていると考えられる。親断面931Bと子断面935についても同様である。
そこで、第2のZ座標算出部48は、子断面933に基づく第1候補座標Zaと、子断面935に基づく第2候補座標Zbと、に対して親断面931A,931Bからの距離に基づく重み付けを行い特徴点101BのZ座標Z7を算出する。
具体的には、図9(C)を参照して、特徴点101Bを通過する無限直線と親断面931Aとの距離がD7、無限直線と親断面931Bとの距離がD8である場合、以下の式(4)により特徴点101BのZ座標Z7を算出する。
Figure 0006153456
このように第1のZ座標算出部47により製品部91、ダイフェース部95、親断面931又は子断面933,935に投影された特徴点101のZ座標が算出され、また、第2のZ座標算出部47により親断面931及び子断面933,935が設定されていない余肉部93に投影された特徴点101のZ座標が算出される。なお、夫々の特徴点101には、予めXY座標が規定されているため、Z座標の算出に伴い、夫々の特徴点101のXYZ座標が算出されることになる。
図2に戻り、ドローモデル生成部45は、XYZ座標が得られた特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。例えば、隣接する特徴点101同士を繋いだ場合には、三角形状のポリゴン102を作成することができる(図1(C)参照)。これにより、CADデータが存在しない余肉部93を含むプレス成形品のドローモデル9(図13参照)が生成される。
なお、特徴点101の間隔(XY座標)は、上述のようにパネル製品のうち最もポリゴンの折れ角が大きくなる部位においてエラーとならない値に設定されている。そのため、部位によっては特徴点101の間隔が必要以上に細かくなってしまい計算量が膨大になるおそれがあることから、ドローモデル生成部45は、不要な特徴点101を削除する(間引く)こととしてもよい。一例として、隣接する特徴点101のZ座標の差が閾値未満である場合、言い換えると隣接する特徴点101においてZ座標の変化が小さい場合、特徴点101を削除することとしてもよい。
[中間形状のドローモデル生成]
ところで、プレス加工する板材の材料特性の関係から、製品形状を一度のプレス加工で成形できない場合があり、このような場合には、まず板材を中間形状までプレス加工した後に中間形状を加工し製品形状を得ることとしている。製品形状に先立ち中間形状をプレス加工する場合、CAEによるモデル形状評価では、製品形状ではなく中間形状が加工可能であるか否かの評価を行う必要がある。
そこで、本発明のドローモデル生成システム1では、必要に応じて中間形状のドローモデルも生成することとしている。
即ち、親断面設定部42は、材料特性の関係から一度のプレス加工で成形することが困難な製品部91の任意の位置に中間形状の親断面を複数設定し、子断面生成部43は、これら親断面の間に子断面を生成する。そして、座標算出部44は、製品部91に設定された中間形状の親断面及び子断面に対して平面格子10を投影し、特徴点101のXY座標と一致する中間形状の断面のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。そして、ドローモデル生成部45は、XYZ座標が得られた特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。これにより、プレス加工過程で生成される中間形状を取得することができる。
なお、特徴点101のXY座標によっては、対応する位置に中間形状の断面が設定されていない場合がある。このような場合には、上述のように所定の重み付けを行うことで、中間形状の断面が設定されていない位置に投影する特徴点101のZ座標を算出することができる。
ここで、図10を参照して、中間形状のドローモデルを生成する場合の流れについて具体的に説明する。図10(A)は、ドローモデル9の断面を模式的に示す図である。また、図10(B)(C)は、中間形状の断面に対して投影した特徴点101のZ座標の算出方法を示す図であり、図10(B)は、投影した位置に中間形状の断面(親断面又は子断面)が設定されている場合の算出方法を示す断面図であり、図10(C)は、投影した位置に中間形状の断面(親断面及び子断面)が設定されていない場合の算出方法を示す斜視図である。
図10(A)を参照して、製品部91には、板材の材料特性の関係から一度のプレス加工で成形困難な箇所Qが存在している。そこで、図10(B)に示すように、親断面設定部42は、この箇所Qに中間形状の親断面を複数設定し、子断面生成部43は、これら親断面の間に中間形状の子断面を複数生成する。なお、中間形状の親断面又は子断面を以下「中間形状の断面915」と呼ぶ。中間形状の断面915の設定(生成)方法は、余肉部93に設定(生成)する断面(親断面又は子断面)と同じであるため、省略する。
なお、箇所Qに設定する断面(中間形状の断面915)と、余肉部93に設定する断面(親断面931、子断面933,935)とは、一体であってもよく、また、夫々個別の断面であってもよい。
中間形状の断面915を設定すると、座標算出部44は、平面格子10を投影する。ここで、中間形状の断面915は、製品部91に対して設定されるため、特徴点101のXY座標が中間形状の断面915の任意の位置と一致する場合、当該特徴点101は、中間形状の断面915及び製品部91の双方に投影されることになる。図10(B)では、特徴点101は、中間形状の断面915のZ座標Z8及び製品部91のZ座標Z9に投影されている。
このような場合、座標算出部44(第1のZ座標算出部47)は、特徴点101のXY座標と一致する位置の中間形状の断面915のZ座標Z8と、製品部91のZ座標Z9とのうち、より大きな値のZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。なお、中間形状の断面915は、製品部91に対してZ方向の上方に設定されるため、より大きな値のZ座標は、基本的には、中間形状の断面915のZ座標(Z8)となる。
一方、特徴点101が、中間形状の断面915が設定されていない位置に投影された場合、座標算出部44は、第2のZ座標算出部48として機能し、周辺に設定された中間形状の断面915を用いて特徴点101のZ座標を算出する。
即ち、図10(C)に示すように、座標算出部44(第2のZ座標算出部48)は、特徴点101を通るZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つの中間形状の断面915A,915Bを取得し、この中間形状の断面915A,915Bのうち、特徴点101を通る無限直線との最近点P5,P6を算出する。そして、この最近点P5,P6のZ座標Z10,Z11に対して、無限直線からの距離に基づく重み付けを行い、特徴点101のZ座標を算出する。なお、詳細については上述の通りである。
[ドローモデル生成システムの処理]
図11及び図12は、ドローモデル生成システム1の処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、ドローモデルの生成は、製品部91やダイフェース部95などの形状データ及び平面格子10を設定する準備工程と、この準備工程において準備したデータを用いてドローモデル9を生成するドローモデル生成工程と、を含む。より具体的には、準備工程は、ステップS1〜S3の処理で構成され、ドローモデル生成工程は、ステップS4〜S7の処理で構成される。
ステップS1では、作業者は、入力装置2を用いて製品部91及びダイフェース部95の形状データを生成し、記憶装置8に記憶する。ステップS2では、作業者は、入力装置2を用いて親断面(余肉部93の親断面、中間形状の親断面)を設定し、記憶装置8に記憶する。また、ステップS2では、子断面生成部43は、親断面の断面パラメータを用いて親断面の間に子断面を生成し、記憶装置8に記憶する。ステップS3では、作業者は、入力装置2を用いて平面格子10を生成し、記憶装置8に記憶する。
ステップS4において、座標算出部44は、製品部91、ダイフェース部95、親断面及び子断面の形状データ(CADデータ)に対して平面格子10を投影する。続く、ステップS5において、座標算出部44は、Z座標算出処理を行う。ここで、図12を参照して、Z座標算出処理について説明する。
ステップS11において、判定部46は、特徴点101がCAD面上に投影されたか否かを判定する。ここで、CAD面とは、製品部91及びダイフェース部95をいう。即ち、特徴点101が製品部91やダイフェース部95に投影された場合、ステップS11においてYESとなり、特徴点101が製品部91及びダイフェース部95以外の位置、即ち、後述する断面領域内に投影された場合、ステップS11においてNOとなる。
ステップS11においてYESのとき、ステップS12において、第1のZ座標算出部47は、投影した位置の製品部91及びダイフェース部95のZ座標を取得し、処理をステップS13に移す。
ステップS13において、判定部46は、特徴点101が断面領域内に投影されたか否かを判定する。ここで、断面領域とは、断面が設定されている領域であり、具体的には、親断面931又は子断面933,935が設定されている余肉部93と、製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置をいう。即ち、特徴点101が余肉部93や中間形状の断面915が設定されている位置に投影された場合、ステップS13においてYESとなり、処理をステップS14に移す。一方、ステップS13においてNOの場合、処理をステップS19に移す。
ステップS14において、判定部46は、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面が存在するか否かを判定する。即ち、特徴点101のXY座標と一致する位置に、余肉部93に設定された親断面931又は子断面933,935や、製品部91のうち成形困難な箇所Qに設定された中間形状の断面915が存在しない場合には、ステップS14においてNOとなり、処理をステップS15に移す。
ステップS15において、第2のZ座標算出部48は、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ子断面933,935を取得すると共に、この子断面933,935上の無限直線との最近点を抽出する。続く、ステップS16において、第2のZ座標算出部48は、最近点のZ座標を無限直線までの距離に基づいて重み付けし、子断面933に基づく第1候補座標及び子断面935に基づく第2候補座標を算出する。続くステップS17において、第2のZ座標算出部48は、第1候補座標及び第2候補座標を、親断面931までの距離に基づいて重み付けし、特徴点101のZ座標を算出して取得する。Z座標を取得後、処理をステップS19に移す。
なお、上述の式(2)、(3)は、ステップS16における第1候補座標及び第2候補座標の算出に用いられ、上述の式(4)は、ステップS17におけるZ座標の算出に用いられる。
また、上述のステップS15〜17の説明では、親断面931又は子断面933,935が設定されている余肉部93においてZ座標を取得する場合について説明したが、製品部91のうち中間形状の断面915が設定されている位置においてZ座標を取得する場合も同様である。
ステップS14に戻り、特徴点101のXY座標と一致する位置に、余肉部93に設定された親断面931又は子断面933,935や、製品部91のうち成形困難な箇所Qに設定された中間形状の断面915が存在する場合には、ステップS14においてYESとなり、処理をステップS18に移す。
ステップS18において、第1のZ座標算出部47は、各断面の断面パラメータに基づいてZ座標を算出して取得する。具体的には、親断面931、子断面933,935又は中間形状の断面915のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出して取得し、処理をステップS19に移す。
ここで、子断面933,935の双方に特徴点101が投影された場合には、子断面933に投影された特徴点101のZ座標Zaと、子断面935に投影された特徴点101のZ座標Zbとに対して、親断面931A,931Bまでの距離に基づく重み付けを行い、特徴点101のZ座標を算出する。なお、上述の式(1)は、このような場合におけるZ座標の算出に用いられる。
また、上述のステップS18の説明では、余肉部93に設定された子断面933,935の断面パラメータに基づいてZ座標を算出する場合について説明したが、製品部91のうち中間形状の断面915が設定されている位置において、子断面に基づいてZ座標を取得する場合も同様である。
ステップS19において、取得したZ座標が2つある場合には、大きい方のZ座標を特徴点101のZ座標として取得する。ここで、取得したZ座標が2つある場合とは、ステップS11及びステップS13のいずれにおいてもYESであり、特徴点101を、製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置に投影した場合である。この場合には、ステップS12により取得されたZ座標と、ステップS17又は18により取得されたZ座標の2つが存在する。従って、これらのうち大きい方(基本的にはステップS17又は18により取得されたZ座標)を特徴点101のZ座標として取得し、処理をステップS20に移す。
ところで、CAD面と断面いずれも存在しない領域は原則として無い。従って、ステップS11又はステップS13の少なくともいずれかにおいて、必ずYESとなり、Z座標が取得されることとなる。なお、安全のため、既に公知のソフトウェアにより、3辺以上のフェースを自動的に作成し、ポリゴンメッシュ上の穴の開いた領域を埋めるポリゴン穴埋め処理、もしくはポリゴン格子と連携してもよい。
ステップS20では、ステップS19で取得したZ座標を、特徴点101のXY座標と結びつけて記憶装置8に記憶する。その後、ステップS21に移り、全ての特徴点101について処理を行い、Z座標算出処理を終了する。
図11に戻り、全ての特徴点101についてZ座標を算出(即ちXYZ座標を取得)すると、ステップS6において、ドローモデル生成部45は、不要な特徴点101を削除する。具体的には、ドローモデル生成部45は、隣接する特徴点101においてZ座標の変化が小さい場合、特徴点101を削除する。続いて、ステップS7において、ドローモデル生成部45は、隣接する特徴点101同士を繋いでポリゴン化し、処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を期待することができる。
(1)ドローモデル生成システム1では、余肉部93に対して複数の断面(親断面及び子断面)を設定すると、製品部91、ダイフェース部95及び断面に対して、XY座標により規定される複数の特徴点101を投影し、この特徴点101のXY座標と一致する位置の形状データが有するZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。そして、XYZ座標が算出された特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。
これにより、余肉部93に設定した断面から自動的に余肉部の面(ポリゴン)を得ることができ、従来、膨大な時間がかかっていた面データの生成を短時間で行うことができる。
このとき、ドローモデル生成システム1では、余肉部93について親断面931を設定すると共に、この親断面931に基づいて子断面933,935を自動的に生成し、これら親断面931及び子断面933,935を用いて特徴点101のZ座標を算出する。これにより、親断面931の間に子断面933,935を埋めることができ、親断面931の間に投影された特徴点101のZ座標を精度良く算出することができる。その結果、CAEによる品質の保証されたドローモデルを短時間で生成することができる。
また、上記特許文献1に記載のようにCAEによるモデル形状評価では、ポリゴン(メッシュ)データが必要になる。この点、本発明のドローモデル生成システム1では、ドローモデル9をポリゴンデータで生成するため、ドローモデル9の生成後に直ちにCAEによるモデル形状評価を行うことができる。
(2)なお、子断面933,935の生成は、断面の開始位置を移動させた後に、親断面の形状を定義する断面パラメータを拘束条件として子断面を再定義することで行われる。これにより、親断面から子断面を容易に生成することができる。
(3)また、ドローモデル生成システム1では、開始位置を移動させるピッチを、親断面931の開始位置を繋ぐ基準線の曲率に応じて可変とした。具体的には、曲率(の絶対値)が小さいほどピッチを大きくし、曲率(の絶対値)が大きいほどピッチを小さくした。これにより、製品部91などのR部を適切に反映することができる。
(4)また、ドローモデル生成システム1では、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面(親断面又は子断面)が存在する場合には、この断面が有するZ座標を特徴点101のZ座標として算出する一方で、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面(親断面及び子断面)が存在しない場合には、候補断面を取得し、この候補断面に基づいて特徴点101のZ座標を算出する。
これにより、断面が設定されていない余肉部93についても適切にポリゴン化することができる。その結果、子断面を必要以上に生成する必要がなく、ドローモデル9の生成にかかる時間を短縮化することができる。
(5)候補断面に基づくZ座標の算出において、ドローモデル生成システム1では、算出対象の特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面933,935を候補断面として取得し、この候補断面上の無限直線との最近点のZ座標を、無限直線と夫々の最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、特徴点101のZ座標を算出する。
通常、プレス製品は、一定の連続性を持った形状を有していることから、このような距離に基づく重み付けにより補間することで、余肉部93の形状を精度良く生成することができる。その結果、CAEによる品質の保証されたドローモデル9を短時間で生成することができる。
(6)また、ドローモデル生成システム1では、親断面931A,931Bの間に親断面931Aに基づく複数の子断面933と、親断面931Bに基づく複数の子断面935を生成することとしている。そして、ドローモデル生成システム1では、複数の子断面933から候補断面を取得し、この子断面933から取得した候補断面から第1候補座標を算出する。同様に、ドローモデル生成システム1では、複数の子断面935から候補断面を取得し、この子断面935から取得した候補断面から第2候補座標を算出する。そして、ドローモデル生成システム1では、この第1候補座標と第2候補座標とを、親断面931A,931Bからの距離に基づく重み付けを行うことで、特徴点101のZ座標を算出する。
これにより特徴点101のZ座標を精度良く算出することができる。即ち、親断面931A,931Bから自動的に生成した子断面933,935から単純に特徴点101のZ座標を算出するのではなく、親断面931A,931Bの影響(距離)を考慮して特徴点101のZ座標を算出することができる。
(7)また、ドローモデル生成システム1では、製品部91に対してプレス加工過程で生成される中間形状の断面915を複数設定し、この断面915に基づいて中間形状を取得する。
これにより、板材の材料特性の関係から一度のプレス加工で成形できない製品形状の場合に中間形状のドローモデルを生成することができ、この中間形状が適切に成形可能であるかCAEによる評価を受けることができる。
(8)また、ドローモデル生成システム1では、平面格子10の間隔を所定間隔(0.5mm)とした。これにより、ポリゴンの折れ角をθmax未満に収めることができ、CAEによるモデル形状評価においてエラーになることを防止できる。
以上、本発明のドローモデル生成システム1の好ましい一実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、特徴点101を格子状に配置することとしているが、これに限られるものではない。即ち、特徴点101はXY座標が規定されていれば足り、不規則に配置されていても本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、特徴点101が製品部91に投影された場合(図12のステップS12でYES)、中間形状の断面915を用いたZ座標の算出を行うこととしている。この点、中間形状の生成は、プレス加工が困難な箇所Qに対してのみ行えば足りるものであり、製品部91の全てについて中間形状の生成を行う必要はない。即ち、製品部91の所定領域(箇所Q)に投影された特徴点101については、製品部91のZ座標と中間形状の断面915のZ座標とのうち大きい値をZ座標として算出し、製品部91の所定領域(箇所Q)以外に投影された特徴点101については、製品部91のZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。
1 ドローモデル生成システム
2 入力装置
4 演算装置
41 平面格子生成部
42 親断面設定部
43 子断面生成部
44 座標算出部
45 ドローモデル生成部
46 判定部
47 第1のZ座標算出部
48 第2のZ座標算出部
481 候補断面取得部
482 最近点取得部
483 座標演算部
9 ドローモデル
91 製品部
93 余肉部
931 親断面
933 子断面
935 子断面
95 ダイフェース部
10 平面格子
101 特徴点

Claims (8)

  1. 製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成方法であって、
    ドローモデル生成システムの親断面設定部が、前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の親断面を複数設定する工程と、
    前記親断面の開始位置を移動させると共に、移動させた開始位置において当該親断面の断面パラメータを拘束条件として断面を再定義して生成される断面を子断面と定義するとき、
    前記ドローモデル生成システムの子断面生成部が、複数の前記親断面のうち隣接する親断面間に子断面を生成する工程と、
    前記ドローモデル生成システムの座標算出部が、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点からなる平面点群を、前記親断面及び子断面からなる断面群に対して投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記ドローモデル生成システムのドローモデル生成部が、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を含み、
    前記親断面は、前記親断面設定部により、断面の開始位置と断面の形状を定義する断面パラメータとを含んで設定され、
    前記子断面生成部が、前記子断面を生成する前記工程は、
    断面の開始位置を移動させる工程と、
    移動させた開始位置において、前記断面パラメータを拘束条件として前記子断面を再定義する工程と、を含み、
    前記子断面生成部が、断面の開始位置を移動させる前記工程は、前記親断面の開始位置を繋ぐ基準線の曲率に応じて移動するピッチを可変とし、
    前記座標算出部が、前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、
    前記座標算出部の判定部が、前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する工程と、
    前記座標算出部の第1のZ座標算出部が、前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記座標算出部の第2のZ座標算出部が、前記断面が存在しない場合に、複数の子断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含み、
    前記第2のZ座標算出部が、前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、
    前記第2のZ座標算出部の候補断面取得部が、前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面を候補断面として取得する工程と、
    前記第2のZ座標算出部の最近点取得部が、前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する工程と、
    前記第2のZ座標算出部の座標演算部が、夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含む
    ことを特徴とするドローモデル生成方法。
  2. 前記子断面生成部が、子断面を生成する前記工程は、第1親断面と第2親断面との間に子断面を生成する場合に、前記第1親断面の断面パラメータに基づく第1子断面と、前記第2親断面の断面パラメータに基づく第2子断面と、を生成し、
    前記第2のZ座標算出部が、前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、
    前記候補断面取得部が、複数の前記第1子断面の中から2つ以上の第1候補断面を取得すると共に、複数の前記第2子断面の中から2つ以上の第2候補断面を取得する工程と、
    前記最近点取得部が、前記無限直線と夫々の第1候補断面との最近点である第1最近点を算出し、当該第1最近点のZ座標を取得する工程と、
    前記第1のZ座標算出部が、夫々の前記第1最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第1最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第1候補座標を算出する工程と、
    前記最近点取得部が、前記無限直線と夫々の第2候補断面との最近点である第2最近点を算出し、当該第2最近点のZ座標を取得する工程と、
    前記第2のZ座標算出部が、夫々の前記第2最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第2最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第2候補座標を算出する工程と、
    前記第2のZ座標算出部が、前記第1候補座標及び前記第2候補座標に対して、前記無限直線と前記第1親断面との距離、及び前記無限直線と前記第2親断面との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むことを特徴とする請求項に記載のドローモデル生成方法。
  3. 前記親断面設定部が、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定する工程と、
    前記座標算出部が、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記ドローモデル生成部が、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のドローモデル生成方法。
  4. 平面点群を生成する前記工程は、前記ドローモデル生成システムの平面格子生成部が、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することを特徴とする請求項1からいずれかに記載のドローモデル生成方法。
  5. 製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成システムであって、
    夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点により生成された平面点群を記憶する記憶部と、
    前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の親断面を複数設定する親断面設定部と、
    前記親断面の開始位置を移動させると共に、移動させた開始位置において当該親断面の断面パラメータを拘束条件として断面を再定義して生成される断面を子断面と定義するとき、
    複数の前記親断面のうち隣接する親断面間に子断面を生成する子断面生成部と、
    前記親断面及び子断面からなる断面群に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する座標算出部と、
    前記座標算出部によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成部と、を備え
    前記親断面は、断面の開始位置と断面の形状を定義する断面パラメータとを含んで設定され、
    前記子断面生成部は、
    断面の開始位置を移動させると共に、移動させた開始位置において前記断面パラメータを拘束条件として断面を再定義することで、前記子断面を生成し、
    前記子断面生成部は、前記親断面の開始位置を繋ぐ基準線の曲率に応じて断面の開始位置を移動させるピッチを可変とし、
    前記座標算出部は、
    前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する第1のZ座標算出部と、
    前記断面が存在しない場合に、複数の子断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する第2のZ座標算出部と、を含み、
    前記第2のZ座標算出部は、
    前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の子断面を候補断面として取得する候補断面取得部と、
    前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する最近点取得部と、
    夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する座標演算部と、
    を含むことを特徴とするドローモデル生成システム。
  6. 前記子断面生成部は、第1親断面と第2親断面との間に子断面を生成する場合に、前記第1親断面の断面パラメータに基づく第1子断面と、前記第2親断面の断面パラメータに基づく第2子断面と、を生成し、
    前記候補断面取得部は、複数の前記第1子断面の中から2つ以上の第1候補断面を取得すると共に、複数の前記第2子断面の中から2つ以上の第2候補断面を取得し、
    前記最近点取得部は、前記無限直線と夫々の第1候補断面との最近点である第1最近点を算出し、当該第1最近点のZ座標を取得すると共に、前記無限直線と夫々の第2候補断面との最近点である第2最近点を算出し、当該第2最近点のZ座標を取得し、
    前記座標演算部は、
    夫々の前記第1最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第1最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第1候補座標を算出し、
    夫々の前記第2最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記第2最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点の第2候補座標を算出し、
    前記第1候補座標及び前記第2候補座標に対して、前記無限直線と前記第1親断面との距離、及び前記無限直線と前記第2親断面との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出することを特徴とする請求項に記載のドローモデル生成システム
  7. 前記親断面設定部は、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定し、
    前記座標算出部は、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出し、
    前記ドローモデル生成部は、XYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成することを特徴とする請求項5又は6に記載のドローモデル生成システム。
  8. 前記平面点群は、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することで生成されることを特徴とする請求項5から7いずれかに記載のドローモデル生成システム。
JP2013252296A 2013-12-05 2013-12-05 ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム Expired - Fee Related JP6153456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013252296A JP6153456B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013252296A JP6153456B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015109034A JP2015109034A (ja) 2015-06-11
JP6153456B2 true JP6153456B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=53439318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013252296A Expired - Fee Related JP6153456B2 (ja) 2013-12-05 2013-12-05 ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6153456B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH056442A (ja) * 1991-10-04 1993-01-14 Hitachi Ltd 円弧の発生方法
JPH086986A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Toyota Motor Corp プレス金型の設計方法
JP3148144B2 (ja) * 1997-03-10 2001-03-19 中小企業総合事業団 鍛造品の前工程での形状演算方法
JP3557839B2 (ja) * 1997-03-12 2004-08-25 スズキ株式会社 曲面上メッシュデータの作成方法
JP5002411B2 (ja) * 2007-10-24 2012-08-15 本田技研工業株式会社 モデル設計システム
US20130041635A1 (en) * 2011-08-11 2013-02-14 Livermore Software Technology Corporation Methods and Systems for Designing Addendum Section of A Die in Sheet Metal Forming
JP5331260B1 (ja) * 2013-02-20 2013-10-30 株式会社Jsol プレス金型余肉形状作成システム及び余肉形状作成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015109034A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100914218B1 (ko) 3차원 스캔 데이터를 이용하여 로프트 서피스를 계산하기위한 시스템 및 방법
JP5331260B1 (ja) プレス金型余肉形状作成システム及び余肉形状作成プログラム
JP5002411B2 (ja) モデル設計システム
Lin et al. Application of an integrated CAD/CAE/CAM system for stamping dies for automobiles
CN108694267A (zh) 在包括回弹补偿的片状金属成型操作的数值模拟中设计工具组的几何形状的系统和方法
US20220335170A1 (en) Curved surface fitting method, curved surface fitting device, curved surface fitting program, and computer-readable storage medium storing curved surface fitting program
US11341296B2 (en) Method for computing an unfolded part of a modeled bended part of a 3D object
JP6153456B2 (ja) ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム
JP2017006970A (ja) 鍛造型設計支援装置および鍛造型設計支援方法
JP6153457B2 (ja) ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム
JP6469555B2 (ja) モデル設計方法
JP5107595B2 (ja) シミュレーション解析方法および金型の設計方法
JP6323410B2 (ja) 構造体の部分解析モデル生成装置及び方法、該構造体の部分解析モデル生成方法により生成された部分解析モデルを用いた構造体の衝突解析方法
JP6415835B2 (ja) ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム
JP6144612B2 (ja) ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム
JP6265811B2 (ja) ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム
US8325183B2 (en) System and method for determining a position for an addendum mesh node
JP6242200B2 (ja) プレス金型形状作成システムおよびプログラム
JP4783145B2 (ja) タイヤの三次元モデル作成方法
JP6449556B2 (ja) 補間面生成方法
Chung Geometric modelling of drawbeads using vertical section sweeping
JP6334347B2 (ja) 補間面生成方法
JP5954955B2 (ja) 形状データ作成システム及び形状データ作成方法
CN110199280B (zh) 用于包括在确保约束一致性时编辑操作跨视图传播的多视图计算机辅助设计的方法和系统
JP2016137514A (ja) 絞りビード付プレス成形時のリフトアップ力の算出方法、並びにリフトアップ力を用いたプレス成形解析システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6153456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees