JP6153080B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば瞬間式給湯装置の構成要素などとして用いるのに好適な燃焼装置に関する。
給湯装置に用いられる燃焼装置としては、バーナを収容するバーナケースの底部にファンを取り付け、バーナケースの底部に設けられた開口部からバーナケース内に燃焼用空気を供給させるようにしたものがある。バーナケースの底部にファンを取り付けるための手段としては、たとえばバーナケースの底部に下向きに起立した複数の起立部を設けておき、これら複数の起立部によって囲まれた領域に、ファンの吐出口側先端部を介装させ、かつこれらの部分をビス止めする手段がある(たとえば、特許文献1)。このような手段によれば、バーナケースに対するファンの位置決めや、ビス止め作業が比較的容易に行なえ、燃焼装置の組み立て作業性を良好にすることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次のように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、バーナケースの底部の複数の起立部によって囲まれた領域に、ファンの吐出口側先端部を介装させる場合、これらの寸法精度が低い場合には、各起立部と吐出口側先端部との間に比較的大きめの隙間を生じてしまう場合がある。このような隙間を生じたのでは、ファンから吐出されるエアが前記隙間から外部に漏れる虞を生じる。このようなエア漏れは、バーナを所定の空燃比で適切に燃焼駆動させる上で好ましいものではない。また、前記したような隙間は、ファンのがたつき(振動)の要因にもなる。したがって、前記したような隙間をできる限り生じないようにすることが要望される。
なお、前記したような不具合を防止するための手段としては、バーナケースの起立部とファンとのビス止め箇所を多くするといったことが考えられるが、このような手段を採用したのでは、バーナケースへのファンの組み付け作業が煩雑となり、燃焼装置の生産性が低下する。
特開2006−300418号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、組み付け作業が煩雑となるといった不具合を生じさせないようにしつつ、ファンの取り付け箇所の隙間からのエア漏れや、ファンのがたつきなどが生じないように、バーナケースにファンを適切に取り付けることが可能な燃焼装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される燃焼装置は、バーナケースと、このバーナケースの底部に設けられた開口部を介して前記バーナケース内に燃焼用空気を供給するためのファンと、を備えており、前記バーナケースの底部には、前記開口部の縁部から前記底部の厚み方向に起立し、かつ互いに間隔を隔てて対向する一対の第1の起立部を含む複数の起立部が設けられており、前記ファンは、エア吐出口が開口して形成されている吐出口側先
端部が、前記一対の第1の起立部の相互間領域に介装された状態で前記バーナケースに取り付けられている、燃焼装置であって、前記ファンの吐出口側先端部を形成する複数の板状壁部のうち、少なくとも1つの板状壁部の先端部には、前記エア吐出口とは反対側に曲げられて折り返され、かつ前記板状壁部の非折り返し部との間に隙間を形成して前記非折り返し部側への変形が可能な折り返し部が連設されており、前記一対の第1の起立部の相互間領域に前記ファンの吐出口側先端部が介装された状態において、前記一対の第1の起立部の少なくとも一方に前記折り返し部を圧接可能とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
バーナケースの底部に設けられた一対の第1の起立部に、ファンの吐出口側先端部の板状壁部に設けられている折り返し部を圧接させることにより、一対の第1の起立部と前記板状壁部との間に不当な隙間を生じないようにすることができる。折り返し部は、非折り返し部側への変形が可能であり、その寸法に融通性をもたせることができるために、各部の寸法精度が比較的低い場合であっても、折り返し部を第1の起立部に圧接させることができる。このようなことから、本発明によれば、隙間に起因するファンのがたつきや、外部への空気漏れを適切に抑制することができる。バーナケースの底部へのファンのネジ止め箇所を多くする必要もないため、バーナケースへのファンの組み付け作業性も良好なものとすることができる。
本発明において、好ましくは、前記複数の起立部として、前記一対の第1の起立部が対向する方向とは交差する方向において互いに間隔を隔てて対向する一対の第2の起立部を、さらに有しており、前記ファンの吐出口側先端部は、前記一対の第1の起立部および前記一対の第2の起立部によって囲まれた領域に介装され、かつ前記一対の第2の起立部の双方または一方に連結部材を用いて連結されている。
このような構成によれば、ファンの吐出口側先端部の位置決めが、一対の第1の起立部に加えて、一対の第2の起立部によっても図ることができ、ファンの位置決めがより的確に行なえることとなる。また、第2の起立部および連結部材を利用することによって、バーナケースに対するファンの連結固定も適切に図ることができる。
本発明において、好ましくは、前記ファンの吐出口側先端部と前記第2の起立部との連結部としては、前記連結部材が前記折り返し部と非折り返し部との隙間およびこの隙間に対応する箇所に位置することにより、前記連結部材が前記ファンのエア吐出口およびこれに連通する送風路の外部に位置するように設定された連結部が設けられている。
このような構成によれば、ファンの送風路を流れてエア吐出口から吐出されるエアが、連結部材に当たらないようにすることができる。このため、前記エアの流れが乱流状態となって送風騒音が大きくなるといった不具合を適切に防止し、または抑制することが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記折り返し部は、前記第1の起立部に対面接触可能な平板部を有している。
このような構成によれば、折り返し部の平板部を第1の起立部に面接触させることにより、これらの間に隙間をより生じ難くすることができる。折り返し部と第1の起立部との当接状態をより安定したものとすることもできる。
本発明において、好ましくは、前記折り返し部には、この折り返し部が前記非折り返し部と対面する方向に変形する際のバネ性を発揮する湾曲板部が設けられている。
このような構成によれば、折り返し部に好適なバネ性をもたせ、このバネ性を利用して、隙間の解消などをより適切に図ることができる。また、ファンの吐出口側先端部を一対の第1の起立部の相互間に介装させる際に、前記湾曲板部を第1の起立部の先端に当接させるようにすれば、前記介装作業を円滑に行なうこともできる。
本発明において、好ましくは、前記折り返し部と非折り返し部との連接部分は、前記ファンのエア吐出口の開口幅をエア流れ方向下流側に進むにしたがって広くする湾曲状とされ、かつこの湾曲状部分の先端は、前記ファンケースの底部の上面高さと略同一以上の高さに設定されている。
このような構成によれば、ファンのエア吐出口からバーナケース内にエアが吐出される際に、このエアの一部は前記湾曲状部分に沿って流れていき、このエアに乱流を生じ難くすることができる。湾曲状部分に沿って流れたエアが、ファンケースの底部に衝突するなどして、乱流状態になることも適切に回避される。したがって、エア乱流に起因する騒音を低減する効果が得られる。
本発明の第2の側面により提供される燃焼装置は、バーナケースと、このバーナケースの底部に設けられた開口部を介して前記バーナケース内に燃焼用空気を供給するためのファンと、を備えており、前記バーナケースの底部には、前記開口部の縁部から前記底部の厚み方向に起立し、かつ互いに間隔を隔てて対向する一対の第1の起立部を含む複数の起立部が設けられており、前記ファンは、エア吐出口が開口して形成されている吐出口側先端部が、前記一対の第1の起立部の相互間領域に介装された状態で前記バーナケースに取り付けられている、燃焼装置であって、前記一対の第1の起立部のうち、少なくとも一方の第1の起立部の先端部には、前記開口部側に曲げられて折り返され、かつ前記第1の起立部の非折り返し部との間に隙間を形成して前記非折り返し部側への変形が可能な折り返し部が連設されており、前記一対の第1の起立部の相互間領域に前記ファンの吐出口側先端部が介装された状態において、前記吐出口側先端部に前記折り返し部を圧接可能とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、バーナケースの底部に設けられた第1の起立部の先端部に折り返し部が設けられており、折り返し部が設けられている箇所が、本発明の第1の側面により提供される燃焼装置とは異なるものの、一対の第1の起立部の相互間領域にファンの吐出口側先端部を介装させた状態では、前記折り返し部の存在に起因し、第1の起立部と吐出口側先端部との間に隙間を生じないようにすることができる。したがって、本発明の第1の側面により提供される燃焼装置について述べたのと同様に、ファンのがたつき防止や、隙間からの空気漏れ防止などを好適に図ることが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る燃焼装置の一例を示す要部概略断面図である。 図1の矢視IIの要部分解正面図である。 (a)は、図1に示す燃焼装置の一部断面正面図であり、(b)は、(a)の要部分解断面図であり、(c)は、(a)のIIIc−IIIc断面図であり、(d)は、(a)の IIId−IIId断面図である。 図1に示す燃焼装置のバーナケースの底部を上向きにした状態での要部斜視図である。 (a)は、図1に示す燃焼装置のファンケースの斜視図であり、(b)は、(a)に示すファンケースの概略分解斜視図である。 (a)〜(d)は、本発明の他の例を示す要部断面図である。 本発明の他の例を示す一部断面正面図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明に係る燃焼装置の一実施形態を示している。
図1において、本実施形態の燃焼装置Aは、たとえば瞬間式給湯装置の構成要素として用いられるものであり、燃料ガスなどの燃料を燃焼させるバーナ1、このバーナ1を収容するバーナケース2、およびこのバーナケース2の内部に燃焼用空気を送り込むファンFを具備している。バーナケース2の上側には、湯水加熱用の熱交換器(図示略)が載設され、この熱交換器に送られてきた水が加熱されることにより給湯用の湯水を生成可能である。
バーナケース2の底部20には、たとえば矩形状に形成された給気用の開口部21が設けられている。バーナケース2の底部20にファンFを取り付けるための手段として、図2および図4に示すように、開口部21の周縁部から下向き(図4では上向きに示されている)に起立した複数の起立部22(22a,22b)が設けられている。これら複数の起立部22は、底部20を構成するプレート材への切り起こし加工により形成されている。複数の起立部22としては、バーナケース2の左右幅方向に間隔を隔てて互いに対向する一対の第1の起立部22a、およびバーナケース2の前後幅方向に間隔を隔てて互いに対向する一対の第2の起立部22bがある。
バーナケース2の底部20のうち、開口部21から離間した位置には、下向き突出状の補助起立部23が設けられている。この補助起立部23は、後述するように、ファンFのうち、吐出口側先端部30から離間した位置をバーナケース2に連結するための部分であり、たとえばL字状に屈曲した部材を底部20に溶接することにより設けられている。
図1において、ファンFは、たとえばシロッコファンなどの遠心式ファンであり、ファンケース3内に羽根車40が収容されている。この羽根車40は、ファンケース3の片側に取り付けられたファン駆動用のモータMによって駆動回転自在である。ファンケース3のモータMとは反対の片側には、吸気口41が設けられている。
ファンケース3の上部には、上向きに開口した平面視矩形状のエア吐出口31を形成している吐出口側先端部30が設けられている。図5(a)によく表われているように、吐出口側先端部30は、基本的には、4つの板状壁部30a〜30dが略角筒状に接合されて、その内部にエア吐出口31およびその手前の送風路31aが形成されるようにした構成であるが、本実施形態においては、板状壁部30cに延設領域30c'が設けられており、この延設領域30c'が略角筒状の吐出口側先端部30からその一側方にはみ出した格好となっている。延設領域30c’は、後述するように、ファンFの取り付け状態を安定させ、モータMの振動がバーナケース2に伝達することを抑制するのに役立つ。
図5(b)に示すように、ファンケース3は、面板部32,33と、帯板部34とを組み合わせて構成されている。これらは、いずれもステンレス製などの金属板にプレス加工を施して形成されたものである。面板部32は、モータMが取り付けられるモータ側面板部であり、面板部33は、吸気口41が設けられる吸気口側面板部である。帯板部34は、羽根車40を囲む部分や、送風路31aの基本となる部分などを有しており、面板部32,33の両者間に挟まれてこれらと接合される。面板部32,33、および帯板部34
の上部は、先に述べた吐出口側先端部30を形成する部分であり、帯板部34の上部2箇所の領域が、吐出口側先端部30の板状壁部30a,30bに相当し、面板部32,33の上部は、板状壁部30c,30dにそれぞれ相当する。
板状壁部30a,30bの先端部のそれぞれには、折り返し部36が連設されている。この折り返し部36は、第1の起立部22aに圧接させるための部分である。図3(a),(b)によく表われているように、折り返し部36は、板状壁部30a,30bの一部がエア吐出口31とは反対側に曲げられて折り返された部分であり、板状壁部30a,30bの非折り返し部35との間には隙間C1を生じるように形成されている。板状壁部30a,30bのうち、少なくとも折り返し部36の形成箇所は、他の板状壁部30c,30d(面板部32,33)との接合はなされていない。このことにより、折り返し部36は、非折り返し部35側へ接近するように圧縮変形可能である。
折り返し部36は、より詳しくは、第1の起立部22aに対面接触させるための平板部36aを有している。平板部36aの基部側は、湾曲板部36bとされているが、この湾曲板部36bの一部は、折り返し部36と非折り返し部35との連接部分n1にも相当している。湾曲板部36bの存在により、折り返し部36が平板部36aが非折り返し部35との対面方向に変形する際のバネ性が強められている。好ましくは、平板部36aは、図3(b)に示すように、折り返し部36が第1の起立部22aに当接していない自然状態においては、平板部36aの先端側(下端側)が基端側よりも外側に位置するように形成されている。
バーナケース2に対するファンFの取り付けは、第1および第2の起立部22a,22bによって囲まれた領域に、ファンFの吐出口側先端部30を介装させることにより行なわれている。この場合、一対の第1の起立部22aのそれぞれには、折り返し部36の平板部36aが圧接する。ファンケース3の延設領域30c’については、補助起立部23に対面接触させる。なお、図4に示すように、所定の起立部22の相互間には、隙間s1が形成されている。この隙間s1は、面板部32(板状壁部30c)と起立部22との干渉を回避するための部位であり、面板部32は、その一部分が隙間s1に位置することにより第2の起立部22bに対面接触する部分から補助起立部23に対面接触する部分まで一連に延びるように設定される。
ファンFの取り付けに際しては、折り返し部36の基部側に形成された湾曲板部36bの先端(上端)が、たとえばバーナケース2の底部20の上面と略同一高さとされている。ただし、後述する実施形態のように、湾曲板部36bの先端を底部20の上面よりも高くしてもよい。このことの意義については後述する。
ファンケース3の上部は、ビスなどの複数のネジ体90(本発明でいう連結部材の一例)を用いて、第1および第2の起立部22a,22b、ならびに補助起立部23に連結されている。ネジ体90を用いた連結部として、たとえば第1ないし第3の連結部J1〜J3が設けられており、第1の連結部J1は、面板部32の延設領域30c’と補助起立部23との連結部である。第2の連結部J2は、面板部33と第2の起立部22bとの連結部である。第3の連結部J3は、面板部32と第2の起立部22bとの連結部である(図2やその他の図面における符号98は、ネジ体挿通用の孔部である)。
第2および第3の連結部J2,J3においては、ネジ体90を折り返し部36と非折り返し部35との隙間C1、およびこの隙間C1に対応する箇所に配置させている。このことにより、ネジ体90をエア吐出口31に接近させた配置にしながらも、エア吐出口31やエア吐出口31に連通する送風路31aの外部に配置させることができる。
次に、前記した構成の燃焼装置Aの作用について説明する。
まず、バーナケース2の底部20にファンFを取り付けた状態においては、一対の第1の起立部22aのそれぞれに折り返し部36を圧接させることができる。したがって、この圧接部分において不当な隙間を生じないようにし、ファンFからバーナケース2内に吐出された空気の一部が隙間から外部に漏れる現象を適切に抑制することができる。折り返し部36は、湾曲板部36bを有していることによりバネ性をもつために、前記した圧接状態を適切に得ることができる。また、折り返し部36の平板部36aを第1の起立部22aに対面接触させることができるために、隙間を無くす上でより好ましいものとなる。
折り返し部36を第1の起立部22aに圧接させた構造によれば、ファンFをバーナケース2に対してがたつきのない状態に取り付けることもできる。したがって、ファンFとバーナケース2とのネジ止め箇所の数を多くする必要はなく、バーナケース2に対するファンFの組み付け作業も容易となる。とくに、本実施形態においては、モータMの重量負担割合が大きい面板部32の幅方向両端部近傍が第1および第3の連結部J1,J3によって支持され、かつモータMの重量負担割合が小さい面板部33の幅方向中央寄り部分が第2の連結部J2によって支持された構造であるため、少数の連結部J1〜J3によってファンFをバランス良く固定支持することができる。
ファンFのエア吐出口31の左右両側には、折り返し部36の基部側の湾曲板部36bが存在しており、エア吐出口31は、エア流れ方向下流側(図面では上側)に進むにしたがってその幅が徐々に拡大するようになっている。また、湾曲板部36bは、バーナケース2の底部20の上面高さと同一またはそれ以上の高さとされている。このため、エア吐出口31からエア吐出が行なわれる際には、エアの一部は湾曲板部36bの表面に沿って徐々に広がりながら進行してバーナケース2内に流れ込む。湾曲板部36bに沿って進行するエアが第1の起立部22aやバーナケース2の底部20に衝突するといったこともない。このようなことから、エア吐出口31から吐出されるエアが乱流状態になることが抑制され、エアの乱流化に起因する騒音の低減を図ることもできる。
第1ないし第3の連結部J1〜J3は、いずれもネジ体90がエア吐出口31やこれに連通する送風路31a内に存在しないように設けられている。このため、送風路31aを流れてエア吐出口31から吐出されるエアが、ネジ体90に当たって乱流状態となることも適切に回避される。その結果、エアの乱流化に起因する騒音をより徹底して防止することが可能となる。第2および第3の連結部J2,J3は、既述したように、隙間C1を利用して設けられて、エア吐出口31に接近した配置とされているために、エア吐出口31の周辺部分の固定支持を効率よく図ることができる利点も得られる。なお、図3(a)のファンFの正面視において、第1および第2の連結部J1,J2は、モータMの重心を通る鉛直線VLの左右両側に位置し、しかも鉛直線VLからの距離が略同一とされている。このため、第1および第2の連結部J1,J2は、モータMの荷重を適切に負担し、モータMの振動がバーナケース2に伝達し難くなる効果が得られる。
図6〜図9は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素については、前記実施形態と同一の符号を付している。
図6(a)においては、折り返し部36の基部側の湾曲板部36bが、バーナケース2の底部20の上面よりも高い位置まで突出し、バーナケース2内に進入した構成とされている。このような構成によれば、湾曲板部36bに沿って流れたエアをバーナケース2内に円滑に流れ込ませることが確実化され、エア乱流を防止するのにより好適となる。
図6(b)においては、湾曲板部36bと平板部36aとの間の部分を斜めに傾斜した
平板部36cとしている。このような構成であっても、湾曲板部36bの存在によって折り返し部36にバネ性をもたせ、あるいはバネ性を強めることが可能である。同図(c)においては、湾曲板部36bと平板部36aとの間の部分を、略水平状の平板部36dとしている。平板部36a,36dどうしの連接部分n2には、丸みが付されている。この丸みが付された連接部分n2の存在により、折り返し部36にバネ性をもたせ、あるいはバネ性を強めることが可能である。同図(d)においては、折り返し部36の全体が断面円弧状とされており、平板部が設けられていない構成とされている。本発明においては、このような構成とすることもできる。
これらの実施形態から理解されるように、折り返し部の具体的な形状は種々に変更可能であり、また折り返し部の設定高さもとくに限定されるものではない。
図7に示す実施形態においては、板状壁部30a,30bのうち、一方の板状壁部30aのみに折り返し部36が設けられており、他方の板状壁部30bには、折り返し部36が設けられていない。板状壁部30bの先端部は、たとえば単なる平板状とされている。本発明においては、板状壁部30a,30bの双方に折り返し部を設けることが好ましいものの、いずれか一方のみに折り返し部を設けた場合であっても、従来技術と比較して好ましい効果が得られ、本発明の技術的範囲に包摂される。
図8に示す実施形態においては、ファンFの吐出口側先端部30の板状壁部30eに設けられた折り返し部36が、バーナケース2の起立部22にネジ体97を用いて連結されている。ネジ体97は、起立部22および折り返し部36を貫通しているものの、その先端部は、折り返し部36と非折り返し部35との隙間C1の位置に止まっている。
このような構成によれば、折り返し部36が起立部22とのネジ止め連結に有効に利用されており、折り返し部36と起立部22との間に隙間が形成されるといった不具合を確実に防止する上でより好ましいものとなる。また、ネジ体97がファンFのエア吐出口31や送風路31a内に位置することも好適に回避することができる。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、ファンの吐出口側先端部の板状壁部に設けられた折り返し部を、バーナケースの起立部に圧接させることに加えて、ネジ体などの連結部材を利用して起立部に連結した構成としてもよい。
なお、図8に示す板状壁部30eは、図1〜図6に示した先の実施形態との関係で言うと、先の実施形態の板状壁部30a〜30dのうち、板状壁部30a,30bに相当する部位である場合と、板状壁部30c,30dに相当する部位である場合とのいずれであってもよい。後に詳述するが、本発明においては、先の実施形態とは異なり、板状壁部30a〜30dのうち、板状壁部30a,30bには折り返し部36を設けることなく、板状壁部30c,30dの双方または一方のみに折り返し部36を設けた構成とすることが可能である。
図9に示す実施形態においては、一対の第1の起立部22aの双方またはいずれか一方に折り返し部28が設けられており、ファンFの吐出口側先端部30側には折り返し部が設けられていない構成とされている。折り返し部28は、第1の起立部22aを内側(開口部21側)に曲げてから上側に折り返した形態である。第1の起立部22aの折り返し部28と非折り返し部27との間には、隙間C2が形成されている。
本実施形態においては、一対の第1の起立部22aの相互間にファンFの吐出口側先端部30が介装された際に、折り返し部28が圧縮変形を生じ、折り返し部28を吐出口側先端部30の外面(板状壁部30a,30b)に圧接させることが可能である。したがって、本実施形態においても、上述した実施形態と同様に、エア漏れ原因となる隙間をなくす効果や、ファンFのがたつきをなくすといった効果を得ることができる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る燃焼装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
バーナケース2の底部20に設けられる起立部22は、切り起こし加工によって形成することに代えて、たとえば底部20とは別体の部材を溶接するなどして形成してもよい。補助起立部23は省略した構成とすることもできる。
本発明においては、複数の起立部22のうち、バーナケース2の左右幅方向に対向する起立部が、本発明でいう第1の起立部に相当するとは限らない。本発明においては、ファンFの吐出口側先端部31を構成する複数の板状壁部30a〜30dのうち、板状壁部30a,30bには折り返し部36を設けることなく、板状壁部30c,30dの双方または一方のみに折り返し部36を設けた構成としてもよいことは既に述べたとおりであり、このような場合には、板状壁部30c,30dに対応する起立部22aが、本発明でいう第1の起立部に相当することとなる。本発明においては、板状壁部30a〜30dの全てに折り返し部を設けた構成とすることできる。
ファンとしては、シロッコファン以外のファンを用いることもできる。バーナケースの具体的な構造はとくに限定されず、バーナケースに収容されるバーナは、ガスバーナに代えて、オイルバーナとすることもできる。また、本発明に係る燃焼装置は、使用時の向きは問わず、たとえばいわゆる逆燃焼方式に設定することも可能である。燃焼装置を逆燃焼方式で用いる場合には、バーナケースの上側にファンが位置することとなるが、このような構成は、本発明に係る燃焼装置を上下反転させて使用しているのであって、バーナケースの上部は、本発明でいうバーナケースの底部に相当する。したがって、そのような使用態様の場合であっても、本発明が意図する構造を備えている限りは本発明の技術的範囲に包摂される。
本発明に係る燃焼装置の用途は、限定されない。給湯装置の構成要素以外の用途(たとえば、暖房装置や燃焼焼却装置など)に用いることが可能である。
A 燃焼装置
C1,C2 隙間
F ファン
n1 折り返し部と非折り返し部との連接部分
2 バーナケース
20 底部(バーナケースの)
21 開口部
22(22a) 第1の起立部
22(22b) 第2の起立部
27 非折り返し部
28 折り返し部
3 ファンケース
30 吐出口側先端部
30a〜30e 板状壁部
31 エア吐出口
35 非折り返し部
36 折り返し部
36a 平板部
36b 湾曲板部

Claims (7)

  1. バーナケースと、
    このバーナケースの底部に設けられた開口部を介して前記バーナケース内に燃焼用空気を供給するためのファンと、
    を備えており、
    前記バーナケースの底部には、前記開口部の縁部から前記底部の厚み方向に起立し、かつ互いに間隔を隔てて対向する一対の第1の起立部を含む複数の起立部が設けられており、
    前記ファンは、エア吐出口が開口して形成されている吐出口側先端部が、前記一対の第1の起立部の相互間領域に介装された状態で前記バーナケースに取り付けられている、燃焼装置であって、
    前記ファンの吐出口側先端部を形成する複数の板状壁部のうち、少なくとも1つの板状壁部の先端部には、前記エア吐出口とは反対側に曲げられて折り返され、かつ前記板状壁部の非折り返し部との間に隙間を形成して前記非折り返し部側への変形が可能な折り返し部が連設されており、
    前記一対の第1の起立部の相互間領域に前記ファンの吐出口側先端部が介装された状態において、前記一対の第1の起立部の少なくとも一方に前記折り返し部を圧接可能とされていることを特徴とする、燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置であって、
    前記複数の起立部として、前記一対の第1の起立部が対向する方向とは交差する方向において互いに間隔を隔てて対向する一対の第2の起立部を、さらに有しており、
    前記ファンの吐出口側先端部は、前記一対の第1の起立部および前記一対の第2の起立部によって囲まれた領域に介装され、かつ前記一対の第2の起立部の双方または一方に連結部材を用いて連結されている、燃焼装置。
  3. 請求項2に記載の燃焼装置であって、
    前記ファンの吐出口側先端部と前記第2の起立部との連結部としては、前記連結部材が前記折り返し部と非折り返し部との隙間およびこの隙間に対応する箇所に位置することにより、前記連結部材が前記ファンのエア吐出口およびこれに連通する送風路の外部に位置するように設定された連結部が設けられている、燃焼装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の燃焼装置であって、
    前記折り返し部は、前記第1の起立部に対面接触可能な平板部を有している、燃焼装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の燃焼装置であって、
    前記折り返し部には、この折り返し部が前記非折り返し部と対面する方向に変形する際のバネ性を発揮する湾曲板部が設けられている、燃焼装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の燃焼装置であって、
    前記折り返し部と非折り返し部との連接部分は、前記ファンのエア吐出口の開口幅をエア流れ方向下流側に進むにしたがって広くする湾曲状とされ、かつこの湾曲状部分の先端は、前記ファンケースの底部の上面高さと略同一以上の高さに設定されている、燃焼装置。
  7. バーナケースと、
    このバーナケースの底部に設けられた開口部を介して前記バーナケース内に燃焼用空気を供給するためのファンと、
    を備えており、
    前記バーナケースの底部には、前記開口部の縁部から前記底部の厚み方向に起立し、かつ互いに間隔を隔てて対向する一対の第1の起立部を含む複数の起立部が設けられており、
    前記ファンは、エア吐出口が開口して形成されている吐出口側先端部が、前記一対の第1の起立部の相互間領域に介装された状態で前記バーナケースに取り付けられている、燃焼装置であって、
    前記一対の第1の起立部のうち、少なくとも一方の第1の起立部の先端部には、前記開口部側に曲げられて折り返され、かつ前記第1の起立部の非折り返し部との間に隙間を形成して前記非折り返し部側への変形が可能な折り返し部が連設されており、
    前記一対の第1の起立部の相互間領域に前記ファンの吐出口側先端部が介装された状態において、前記吐出口側先端部に前記折り返し部を圧接可能とされていることを特徴とする、燃焼装置。
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