JP6529422B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯装置に関する。特に、本発明は、排気路ケーシングに開口する横長略長方形状の排気出口の前方に略円筒形状の排気筒が設けられた給湯装置に関する。
給湯装置は、燃焼室から発生する燃焼排気を外部に排出させるため、熱交換器あるいは排気室の排気路ケーシングの前面に排気出口を設けている。一般に、排気出口は横方向に長い横長略長方形状に形成されているため、外部への排出を考慮して、排気出口の前方に略円筒形状の排気筒を設け、排気出口と排気筒入口との間を排気筒連結部で接続することにより、排気筒から外部に燃焼排気を排出させている。
上記のような排気筒を設けた場合、排気筒を通過した燃焼排気が排気筒出口近傍で滞留しやすいため、排気筒本体の内周に沿って燃焼排気の流路を排気筒出口に向けて狭める整流部材を設け、排気筒内の燃焼排気の流速を高めて、外部に排出させる給湯装置が提案されている(特許文献1)。また、燃焼室での燃焼の変化により生じる燃焼振動を抑えるために、排気筒連結部内に排気筒側に向かって曲面で形成させた絞り板を設けた給湯装置が提案されている(特許文献2)。
特開2012−122647号公報 実開平5−8239号公報
ところで、排気筒は給湯装置の設置箇所によって長さが異なるため、屋内設置の給湯装置では比較的長い排気筒が設けられるが、屋外や屋外に近い位置に設置される給湯装置では、比較的短い排気筒が設けられる。特許文献1のような排気筒内に設けた整流部材は、燃焼排気の流速を増加させるものであるため、ある程度の排気筒の長さが必要であり、短い排気筒では、排気筒内での整流効果を十分に期待することができない。それゆえ、排気路ケーシングの前方に排気出口よりも幅狭の短い排気筒が設けられている場合、燃焼排気が排気筒入口から排気筒内に円滑に送り込まれず、排気筒連結部内で燃焼排気の滞留が生じやすいという問題がある。
一方、特許文献2のように排気筒連結部内に排気出口側から排気筒側に向かって燃焼排気の流路を狭める曲面で形成された絞り板を設けることにより、排気出口から排気筒入口に円滑に燃焼排気を送ることができる。しかしながら、特許文献2の絞り板は、燃焼排気の流路の全体を狭めるように、曲面で一体成形された部材であるため、耐熱性を考慮して金属製の部材を用いると、大がかりな成形装置を必要とし、コストが嵩むだけでなく、重量が増加する。また、排気筒連結部内で絞り板が燃焼排気の流路を形成しているため、燃焼振動を抑えるためには、排気出口側及び排気筒側の両方で絞り板の周囲を排気筒連結部に固定する必要がある。それゆえ、排気出口から高温の燃焼排気が排出されて、絞り板に熱変形の応力が生じても、応力を逃がすことができず、変形が生じやすい。その結果、燃焼排気の流れが乱れて、排気筒連結部内で燃焼排気の滞留が生じるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、横長略長方形状の排気出口の前方に設けられた略円筒形状の排気筒を有する給湯装置において、製造コストを大きく増加させることなく、簡易な構造で、運転時の騒音を防止しながら、燃焼排気を長期に渡って円滑に外部に排出させることにある。
本発明は、燃焼により発生した燃焼排気を排出する横長略長方形状の排気出口が前方に開口した排気路ケーシングと、
排気出口の前方に設けられ、排気出口からの燃焼排気を外部に排出する略円筒形状の排気筒と、
排気路ケーシングと排気筒との間に、排気出口と排気筒の排気筒入口とを接続する排気筒連結部とを備える給湯装置であって、
排気筒連結部内には、排気出口側から排気筒側に向かって、横方向の燃焼排気の流路を狭めるように傾斜した横傾斜板を有する横整流部材が設けられ、
横整流部材の横傾斜板は、横方向の外方側または内方側の一方側で排気筒連結部と接合され、他方側で排気筒連結部と接合されずに排気筒連結部の内面に横整流部材の弾性力により押接されている給湯装置である。
上記給湯装置によれば、排気出口と排気筒との間に設けられた排気筒連結部内に、排気出口側から排気筒側に向かって横方向の燃焼排気の流路を狭める横傾斜板を有する横整流部材が設けられているから、横長略長方形状の排気出口から排出される燃焼排気を円滑に排気筒入口に送ることができる。また、横整流部材の横傾斜板は、横方向の外方側または内方側の一方側で排気筒連結部に接合されているが、他方側では排気筒連結部に接合されていないから、横傾斜板が高温の燃焼排気に晒されても、熱変形の応力を逃がすことができ、横傾斜板に変形が生じ難い。さらに、排気筒連結部に接合されていない横傾斜板の横方向の他方側は、排気筒連結部の内面に弾性力により押接されているから、横傾斜板の振動を抑えることができる。
上記給湯装置において、好ましくは、
排気筒連結部は、排気筒に連結される前方連結部材と排気路ケーシングに連結される後方連結部材とを有し、
前方及び後方連結部材はそれぞれ、周縁にフランジ部を有しており、
横整流部材は、横傾斜板と、横傾斜板の横方向の外方側端部近傍に設けられた取付片とを有し、
取付片は、前方または後方連結部材のフランジ部と接合される。
上記給湯装置によれば、前方または後方連結部材の周縁に設けられたフランジ部と、横傾斜板の横方向の外方側端部近傍に設けられた取付片とが接合されているから、容易に取り付け作業を行うことができる。また、燃焼排気が衝突する横傾斜板とは異なる位置で横整流部材を排気筒連結部内に固定することができるから、さらに横傾斜板の振動を抑えることができる。そして、前方または後方連結部材の周縁のフランジ部に取付片が接合されているから、前方連結部材の外面周縁を給湯装置のフロントカバーで覆えば、溶接により取付片を接合した場合の溶接痕を隠蔽することができる。
上記給湯装置において、好ましくは、
排気筒連結部内には、排気出口側から排気筒側に向かって、上下方向の燃焼排気の流路を狭めるように傾斜した縦傾斜板と、縦傾斜板の前端から排気筒内まで延在するガイド板とが連設された縦整流部材が設けられる。
上記給湯装置によれば、排気筒連結部内に、上下方向の燃焼排気の流路を狭める縦整流部材も設けられているから、さらに円滑に排気出口から排気筒入口に燃焼排気を送ることができる。また、縦整流部材は、縦傾斜板の前端から排気筒内に延在するガイド板を備えているから、排気筒入口から排気筒内に燃焼排気を円滑に導くことができる。これにより、さらに排気筒入口で燃焼排気の乱れが抑えられるだけでなく、排気筒内でも高い整流効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、排気筒連結部内に設けられた横整流部材の横傾斜板により、排気出口から排出される燃焼排気を排気筒入口に円滑に送ることができる。また、横整流部材の横傾斜板に高温の燃焼排気が衝突しても、横傾斜板の熱変形を抑えることができるとともに、振動による騒音も防止できる。
また、本発明によれば、給湯装置の外観を損なうことなく、排気筒連結部内に容易に横整流部材を取り付けることができる。
また、本発明によれば、排気筒連結部内に設けられた縦整流部材の縦傾斜板により、さらに排気出口から排出される燃焼排気を排気筒入口に円滑に送ることができる。また、縦整流部材のガイド板により、排気筒内に送り込まれた燃焼排気の乱れが抑えられ、排気筒から外部に燃焼排気を円滑に排出させることができ、さらに騒音を低減することができる。
従って、本発明によれば、横長略長方形状の排気出口の前方に設けられた略円筒形状の排気筒を有する給湯装置において、製造コストを大きく増加させることなく、簡易な構造で、燃焼運転時の騒音を防止しながら、燃焼排気を長期に渡って円滑に外部に排出させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の一例を示す概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の一例を示す概略正面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の一例を示す概略断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の上方部分の一例を示す概略後方斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の副熱交換器の一例を示す概略前方斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る給湯装置における排気筒連結部の一例を示す概略分解斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る給湯装置の一例を示す要部概略断面図である。 図8は、本発明の他の実施の形態に係る給湯装置の一例を示す要部概略断面図である。
以下、本実施の形態の暖房機能を有する給湯装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係るコンデンシング型の給湯装置の概略構成図、図2は排気筒及び排気筒連結部を省略した概略正面図、図3は、概略断面図である。図に示すように、給湯装置1は、外装本体2と、外装本体2の前面開口部(図示せず)を覆うフロントカバー3とを備え、フロントカバー3の前面には、排気筒80を外部に突出させるための排気用開口10が開設されている。なお、本明細書では、排気筒80と後述する排気出口530とが対向する方向を前後方向、横長略長方形状の排気出口530の長手方向を横方向、排気出口530の高さ方向を上下方向というが、給湯装置1の構造によってこれらの方向は実際の設置時の方向と異なる場合がある。
外装本体2は、板金を前面開放の矩形箱状に形成したものであり、外装本体2内には、単一の缶体が収容されている。缶体は、バーナを内蔵する燃焼室20と、燃焼室20の上方の主熱交換器30と、主熱交換器30の上方の副熱交換器40とを備え、燃焼室20の下方には、送風ファン6が配設されている。
燃焼室20内は、仕切り壁W1によって、給湯用の第1バーナ部21と、暖房用の第2バーナ部22とに左右に区画されている。第1及び第2バーナ部21,22はそれぞれ、単位バーナ210,220が複数並設されて構成されている。また、燃焼室20の底板には、給気口が開設されており、給気口には送風ファン6の吐出部が接続されている。
主熱交換器30内は、仕切り壁W2によって、第1バーナ部21の上方に位置する給湯用の第1主熱交換器31と、第2バーナ部22の上方に位置する暖房用の第2主熱交換器32とに左右に区画されている。第1及び第2主熱交換器31,32はそれぞれ、前後方向に隙間を存して積層された多数の吸熱フィン群310,320と、これらの吸熱フィン群310,320を貫通する前後方向に長手の複数本の吸熱管311,321とから構成されている。
副熱交換器40は、矩形箱状の排気路ケーシング50を備え、排気路ケーシング50内は、仕切り壁W3によって、第1主熱交換器31の上方に位置する給湯用の第1副熱交換器41と、第2主熱交換器32の上方に位置する暖房用の第2副熱交換器42とに左右に区画されている。
図3〜図5に示すように、第1及び第2副熱交換器41,42はそれぞれ、横方向両端で折り曲げられて、同一平面で蛇行させた複数本の吸熱管410,420と、排気路ケーシング50の各側板51,52を貫通する吸熱管410,420の端部に接続された給湯用の流入及び流出ヘッダ411a,411b、並びに暖房用の流入及び流出ヘッダ421a,421bとから構成されている。図示しないが、第1主熱交換器31の吸熱管311の上流端は、第1副熱交換器41の吸熱管410を介して給水管と接続され、第1主熱交換器31の吸熱管311の下流端は、出湯管と接続されている。また、第2主熱交換器32の吸熱管321の上流端は、第2副熱交換器42の吸熱管420を介して暖房回路の戻り管と接続され、第2主熱交換器32の吸熱管321の下流端は、暖房回路の往き管と接続されている。
排気路ケーシング50の後板54には、第1副熱交換器41内に第1主熱交換器31から排気フード(図示せず)を介して送られてくる燃焼排気を導入させる第1排気入口541と、第2副熱交換器42内に第2主熱交換器32から排気フードを介して送られてくる燃焼排気を導入させる第2排気入口542とが、それぞれ横長略長方形状に開口している。また、排気路ケーシング50の前板53には、第1及び第2副熱交換器41,42内を通過した燃焼排気を排気筒連結部60に排出させる単一の排気出口530が前板53の上下方向中央部であって、略全幅に渡って横長略長方形状に開口している。なお、図示しないが、排気路ケーシング50の両側板51,52には、既述した第1及び第2副熱交換器41,42の吸熱管410,420の上流端及び下流端をそれぞれ、流入及び流出ヘッダ411a,411b,421a,421bに接続させるための挿通孔が開口しており、排気路ケーシング50の底板の前方には、排気路ケーシング50内のドレンを排出させるドレン排出口が開口している。
排気出口530の横方向中央部の前方には、略円筒形状の排気筒80が設けられており、排気出口530と排気筒80との間には、排気出口530と排気筒80の排気筒入口801(図7参照)とを接続する排気筒連結部60が設けられている。
排気筒連結部60は、図6に示すように、排気路ケーシング50の前板53にシール部材71(図7参照)を介して連結する横長略矩形状の後方連結部材650と、排気筒80と連結する横長略矩形状の前方連結部材610とが、周縁でパッキング材75(図7参照)を介して接合されて構成されている。これら前方及び後方連結部材610,650はそれぞれ、排気路ケーシング50の前板53よりも上下及び横方向の外方に広がった大きさを有し、周縁のフランジ部630,670と、各フランジ部630,670の内方部分の金属板を絞り加工することによって形成された凹部620,660とを有する。後方連結部材650の凹部660は、後方に膨出する横長略長方形状に形成されており、凹部660の上下方向中央部には、排気出口530と連通する横長略長方形状の上流側開口658が横方向の略全幅に渡って開口し、凹部660の横方向一方端部下方には、排気筒連結部60内のドレンを排出させるドレン排出口680が開口している。前方連結部材610の凹部620は、前方に膨出する横長略矩形状に形成されており、凹部620の上下及び横方向中央部には、排気筒入口801と連通する略円形状の下流側開口618が開口している。従って、前方及び後方連結部材610,650が周縁のフランジ部630,670で接合されると、これらの各凹部620,660は、排気筒連結部60内で排気出口530側から排気筒80側に向かって流れる燃焼排気の流路を形成する。各連結部材610,650のフランジ部630,670及び凹部660の周縁には、螺子等の締結部材を挿通させるための締結孔615,655が複数、穿設されている。
排気筒連結部60内には、排気出口530側から排気筒80側に向かって、横方向の燃焼排気の流路を狭める第1及び第2横傾斜板611,621と、第1及び第2横傾斜板611,621を排気筒連結部60に接合するための第1及び第2取付片612,622とを有する一対の第1及び第2横整流部材601,602が設けられている。また、排気筒連結部60内には、排気出口530側から排気筒80側に向かって、上下方向の燃焼排気の流路を狭める第1及び第2縦傾斜板631,641と、第1及び第2縦傾斜板631,641の前端から排気筒80内に向かって延設された第1及び第2ガイド板632,642とを有する一対の第1及び第2縦整流部材603,604が設けられている。これらの整流部材601,602,603,604はそれぞれ、金属板を所定形状に折り曲げ及び切削加工することにより形成される。
第1及び第2横傾斜板611,621はそれぞれ、横方向の内方側端部近傍で僅かに屈曲させた略矩形状の平面板から構成され、上下方向で前方連結部材610の凹部620と略同一の高さを有している。また、第1及び第2横傾斜板611,621はそれぞれ、横方向の外方側端部が排気出口530の横方向の開口周縁よりも外方側に位置するように設けられている(図7参照)。さらに、第1及び第2横傾斜板611,621はそれぞれ、横方向の燃焼排気の流路を狭めるよう、前後方向で、横方向の内方側端部が前方に位置し、横方向の外方側端部が後方に位置している。具体的には、第2横整流部材602を例に挙げて説明すると、図6及び図7に示すように、第2横傾斜板621の横方向の内方側端部621aは、前方連結部材610の下流側開口618近傍の凹部620の内面に当接し、横方向の外方側端部621bが後方連結部材650の凹部660内の排気出口530近傍に位置している。また、第2横傾斜板621は、前方連結部材610の凹部620の内面に対する内方側端部621a近傍の傾斜角度が、外方側に比べて緩やかに形成されている。
第1及び第2取付片612,622はそれぞれ、第1及び第2横傾斜板611,621の横方向の外方側端部近傍であって、上下両端から前方に向かって延設された延設片612a,622aと、延設片の前端をそれぞれ上下方向の外方に折り曲げて前方連結部材610のフランジ部630に接合するための第1及び第2接合片612b,622bとを有する。従って、第1及び第2接合片612b,622bを前方連結部材610のフランジ部630に溶接等により接合し、前方及び後方連結部材610,650のフランジ部630,670をパッキング材75(図7参照)を介して連結させると、第1及び第2接合片612b,622bがフランジ部630,670間に位置する。これにより、第1及び第2横傾斜板611,621は、横方向の外方側で排気筒連結部60に固定されるが、横方向の内方側は自由端状態となり、また内方側端部近傍の傾斜角度は外方側よりも緩やかに形成されているから、横方向の内方側端部は、弾性力をもって前方連結部材610の凹部620の内面に押接する。
第1及び第2縦傾斜板631,641はそれぞれ、略五角形状を有し、横方向で前方連結部材610の下流側開口618の径よりも大きな幅を有している。また、第1及び第2縦傾斜板631,641はそれぞれ、上下方向の外方側端部が排気出口530の上下方向の開口周縁よりも外方側に位置するように設けられている。さらに、第1及び第2縦傾斜板631,641はそれぞれ、上下方向の燃焼排気の流路を狭めるよう、前後方向で、上下方向の内方側端部が前方に位置し、上下方向の外方側端部が後方に位置している。具体的には、第1及び第2縦傾斜板631,641の上下方向の内方側端部は、前方連結部材610の下流側開口618周縁の凹部620の内面に当接し、上下方向の外方側端部は、後方連結部材650の凹部660に向かって延びている。また、第1及び第2縦傾斜板631,641の上下方向の内方側端部は、上下方向において、排気筒80内を臨むように、下流側開口618の開口縁よりも内方側に位置している。
第1及び第2ガイド板632,642はそれぞれ、第1及び第2縦傾斜板631,641の前端である上下方向の内方側端部を前方に向かって折り曲げて形成されており、排気筒入口801を越えて排気筒80内に向かって水平に延設されている。また、第1及び第2ガイド板632,642は排気筒出口802近傍まで延設されており、その前端にはそれぞれ、上下方向の外方に折り曲げられた立設片(図示せず)が連設されている。
第1及び第2縦整流部材603,604は、第1及び第2ガイド板632,642の横方向の両端が後述する排気筒80内に設けられた接合片820の他端に接合されて排気筒連結部60及び排気筒80内で固定されている。また、第1及び第2縦傾斜板631,641の上下方向の外方側端部は、排気筒連結部60の内面と所定の間隙を存して自由端状態で配設されている。
排気筒80は、後方側で前方連結部材610の下流側開口618と連通する排気筒入口801が開口し、前方側で外部に連通する排気筒出口802が開口した金属製の円筒部材であり、排気筒入口801の周縁に設けられたフランジ部805によって前方連結部材610に接合されている。
排気筒80内の上下方向中央部には、第1及び第2ガイド板632,642と所定の間隙を存して、前後方向の断面がD字状の排気筒内整流部材810が配設されており、燃焼排気は第1及び第2ガイド板632,642と排気筒内整流部材810との間を通過して、排気筒出口802に送られるように構成されている。排気筒80の内周面には、内方に向かって突出する接合片820が上下に複数、設けられており、接合片820の一端が排気筒内整流部材810に接合され、接合片820の他端が第1または第2ガイド板632,642と接合されている。
図1に示すように、フロントカバー3の排気用開口10からは、排気筒80及び排気筒連結部60の一部が突出している。また、図示しないが、フロントカバー3の前方連結部材610のフランジ部630の外面と対向する位置には、パッキング材が配設されている。これにより、第1及び第2横整流部材601,602を排気筒連結部60に接合するために、第1及び第2接合片612b,622bと前方連結部材610のフランジ部630とを溶接により接合しても、溶接痕を隠蔽でき、デザイン性を向上できる。
本実施の形態によれば、排気出口530と排気筒80とを接続する排気筒連結部60内に、第1及び第2横傾斜板611,621を有する第1及び第2横整流部材601,602、並びに第1及び第2縦傾斜板631,641を有する第1及び第2縦整流部材603,604が設けられているから、排気路ケーシング50の排気出口530から排気筒連結部60内に排出された燃焼排気は、横方向及び上下方向の燃焼排気の流路を狭める第1及び第2横傾斜板611,621並びに第1及び第2縦傾斜板631,641に衝突し、これらの傾斜板611,621,631,641に沿って排気筒入口801に送られる。従って、横長略長方形状に形成された排気出口530よりも横方向で幅狭の排気筒80が排気出口530の前方に設けられていても、円滑に燃焼排気を排気出口530から排気筒入口801に導くことができ、排気筒連結部60内での燃焼排気の滞留を低減できる。また、第1及び第2縦整流部材603,604は、第1及び第2縦傾斜板631,641の前端から排気筒80内に向かって前方に延びる第1及び第2ガイド板632,642を有するから、排気筒入口801に向かって流れた燃焼排気が円滑に排気筒80内に導かれる。そして、第1及び第2ガイド板632,642は、排気筒80内の通路断面積を狭めるように形成されているから、比較的短い排気筒80内を通過する燃焼排気の流速を増加させることができ、排気筒出口802から円滑に燃焼排気を外部に排出させることができる。
また、第1及び第2横傾斜板611,621は、燃焼運転中、排気出口530から排出される高温の燃焼排気によって加熱されるため、第1及び第2横傾斜板611,621全体を排気筒連結部60に接合させると、熱変形による応力を吸収できず、変形が生じやすいが、本実施の形態によれば、最も燃焼排気が接触する第1及び第2横傾斜板611,621の横方向の内方側端部が排気筒連結部60に接合されておらず、自由端状態となっているため、第1及び第2横傾斜板611,621が高温の燃焼排気に晒されても、熱変形の応力を逃がすことができ、変形が生じ難い。従って、長期に渡って安定に燃焼排気を排気筒入口801に導くことができる。
また、排気筒80は、上下方向で排気出口530より広く設けられているが、横方向で排気出口530よりも幅狭に設けられているため、排気出口530から排出された燃焼排気が第1及び第2横傾斜板611,621に衝突すると、第1及び第2横傾斜板611,621が振動しやすいが、本実施の形態によれば、第1及び第2横傾斜板611,621の内方側端部は弾性を持って排気筒連結部60の内面に押接されているから、振動が吸収されて、騒音を抑えることができる。
そして、本実施の形態の第1及び第2横整流部材601,602、並びに第1及び第2縦整流部材603,604はいずれも、排気筒連結部60内の横方向及び上下方向で分割して配設されているため、これらの部材の作製には大がかりな装置を必要とせず、また排気筒連結部60への取り付けも容易に行うことができる。
従って、本実施の形態によれば、横長略長方形状の排気出口530の前方に設けられた略円筒形状の排気筒80を有する給湯装置1において、製造コストを大きく増加させることなく、簡易な構造で、運転時の騒音を防止しながら、燃焼排気を長期に渡って円滑に外部に排出させることができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、横整流部材601,602の横傾斜板611,621が横方向の外方側で排気筒連結部60に接合され、横方向の内方側で排気筒連結部60の内面に弾性力により押接されているものについて説明したが、図8に示すように、横整流部材902の横傾斜板921が、横方向の中間部で前方に折り返され、横方向の内方側で取付片922により排気筒連結部60の内面に接合され、横方向の外方側で排気筒連結部60の内面に弾性力により押接されていてもよい。ただし、横傾斜板の大きさ、燃焼排気との接触による横傾斜板の変形や取付片による燃焼排気の流路の妨げを考慮すれば、外方側で排気筒連結部60の内面に接合されているものが好ましい。
(2)上記実施の形態では、副熱交換器40の排気路ケーシング50に排気出口530が設けられている給湯装置について説明したが、副熱交換器40の内部と連通する排気室をさらに上方に設け、排気室の排気路ケーシングに排気出口が設けられている給湯装置であってもよい。また、副熱交換器40が設けられていない主熱交換器30のみを有する給湯装置であってもよい。
(3)上記実施の形態では、排気筒連結部60内に一対の横整流部材601,602及び一対の縦整流部材603,604が配設されているが、排気筒80が設けられる位置によって、左右または上下いずれかの横整流部材及び縦整流部材が配設されてもよい。
1 給湯装置
50 排気路ケーシング
530 排気出口
80 排気筒
60 排気筒連結部
601,602 横整流部材
610 前方連結部材
650 後方連結部材
611,621 横傾斜板
612,622 取付片
630,670 フランジ部
603,604 縦整流部材
631,641 縦傾斜板
632,642 ガイド板

Claims (3)

  1. 燃焼により発生した燃焼排気を排出する横長略長方形状の排気出口が前方に開口した排気路ケーシングと、
    排気出口の前方に設けられ、排気出口からの燃焼排気を外部に排出する略円筒形状の排気筒と、
    排気路ケーシングと排気筒との間に、排気出口と排気筒の排気筒入口とを接続する排気筒連結部とを備える給湯装置であって、
    排気筒連結部内には、排気出口側から排気筒側に向かって、横方向の燃焼排気の流路を狭めるように傾斜した横傾斜板を有する横整流部材が設けられ、
    横整流部材の横傾斜板は、横方向の外方側または内方側のいずれか一方側で排気筒連結部と接合され、他方側で排気筒連結部と接合されずに排気筒連結部の内面に横整流部材の弾性力により押接されている給湯装置。
  2. 請求項1に記載の給湯装置であって、
    排気筒連結部は、排気筒に連結される前方連結部材と排気路ケーシングに連結される後方連結部材とを有し、
    前方及び後方連結部材はそれぞれ、周縁にフランジ部を有しており、
    横整流部材は、横傾斜板と、横傾斜板の横方向の外方側端部近傍に設けられた取付片とを有し、
    取付片は、前方または後方連結部材のフランジ部と接合されている給湯装置。
  3. 請求項1または2に記載の給湯装置であって、
    排気筒連結部内には、排気出口側から排気筒側に向かって、上下方向の燃焼排気の流路を狭めるように傾斜した縦傾斜板と、縦傾斜板の前端から排気筒内まで延在するガイド板とが連設された縦整流部材が設けられている給湯装置。
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