JP7324396B2 - 熱交換器およびこれを備えた温水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼ガスなどの加熱用気体から伝熱管を利用して熱回収を行なうタイプの熱交換器、およびこれを備えた給湯装置などの温水装置に関する。
温水装置の具体例として、特許文献1,2に記載のものがある。
これらの文献に記載の温水装置は、バーナにより発生された燃焼ガスから1次熱交換器および2次熱交換器を用いて顕熱および潜熱を回収し、湯水加熱を行なうものである。2次熱交換器は、前壁部に排気口が設けられ、かつ内部に燃焼ガスが供給されるケース内に、略水平方向に延びた複数の管体部を有する伝熱管が収容された構成であるが、潜熱回収に伴い、前記伝熱管の表面にはドレン水が発生付着する。このため、このドレン水は、燃焼ガス流れの作用により、伝熱管の表面から排気口に向けて飛散し、このドレン水が排気口からケースの外部に排出される虞がある。このようなドレン水の排出は、温水装置の前面部およびその周辺部を汚染させることとなり、好ましくない。温水装置の小型化などを図る観点からケースの薄型化を図った場合には、燃焼ガスの流速が速くなるため、前記した現象はより生じ易くなる。
そこで、特許文献1,2においては、2次熱交換器の伝熱管と排気口とが直接対向しないように、それらの間にドレン水飛散防止用壁部が設けられている。このような構成によれば、伝熱管の表面からその前方にドレン水が飛散したとしても、このドレン水はドレン水飛散防止用壁部に衝突し、排気口には到達しないようにすることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、2次熱交換器の伝熱管と排気口とが直接対向しないように、ドレン水飛散防止用壁部を大きなサイズで設ける必要があり、また排気口の正面に大きな開口面積の通気用開口部を設けたのでは、ドレン水飛散防止機能が得られないため、そのような通気用開口部を設けることもできない。このため、ドレン水飛散防止用壁部は、燃焼ガスの流通経路を大きく塞ぐこととなり、2次熱交換器の排気抵抗が大きくなる。排気抵抗が大きいと、たとえばバーナに燃焼用空気を供給するファンの回転速度を高速にする必要が生じ、騒音が大きくなるなどの不利を招く。
特開平11-23067号公報 特許第5782938号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、排気抵抗を小さくしつつ、ドレン水が排気口から外部に排出されることを適切に防止することが可能な熱交換器、およびこれを備えた温水装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される熱交換器は、略水平方向に延びて上下高さ方向に並ぶ複数の管体部を有する伝熱管と、この伝熱管を収容し、かつ内部に供給される加熱用気体が前記伝熱管の配置領域を前方に向けて通過してから前壁部に設けられている排気口から外部に排出されるように構成されたケースと、前記伝熱管の表面に発生付着したドレン水が前記排気口に向けて飛散することを防止するためのドレン水飛散防止手段と、を備えている、熱交換器であって、前記ドレン水飛散防止手段として、前記複数の管体部に取付けられたドレン水飛散防止部材を備えており、このドレン水飛散防止部材は、前記加熱用気体を通過可能とする通気用開口部と、前記複数の管体部のそれぞれの外周面下部付近に存在するドレン水をこのドレン水飛散防止部材に伝わせて下方に流れさせることが可能なドレン水ガイド部と、を備えており、前記ドレン水飛散防止部材は、前記通気用開口部として、上下高さ方向に延び、かつ前記複数の管体部の長手方向に間隔を隔てた配置の複数の通気用開口部が設けられたプレート状であり、前記複数の通気用開口部の相互間領域が、前記ドレン水ガイド部とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、伝熱管から排気口側にドレン水が飛散することを適切に防止または抑制することが可能である。より具体的に説明すると、まず伝熱管の外周面下部付近において、ドレン水の水滴が拡大して垂れ下がった状態になると、このドレン水は加熱用気体の流れに起因して、飛散し易くなる。これに対し、本発明によれば、ドレン水の水滴が拡大して垂れ下がった状態になる現象を適切に抑制し、ドレン水をドレン水飛散防止部材に伝わらせて下方に流れさせることができる。このため、ドレン水が加熱用気体の流れの作用によって排気口側に飛散し難くなる。その結果、多くのドレン水が排気口を通過してケースの外部にさらに飛散して排気口周辺部を汚染させるといった不具合を生じないようにすることが可能である。
第2に、ドレン水飛散防止部材には、通気用開口部が設けられているため、このドレン水飛散防止部材を排気口に対向させて大きなサイズで設けたとしても、排気抵抗が大きくならないようにすることが可能である。伝熱管の外周面に発生付着したドレン水は、ドレン水飛散防止部材を伝って下方に流れていくため、通気用開口部を比較的大きな開口サイズに形成したとしても、この通気用開口部を多くのドレン水が通過して排気口側に飛散しないようにすることが可能である。このようなことから、加熱用気体の流れを円滑なものとし、排気抵抗を小さくし、騒音の低減などを図ることも可能である。
第3に、ドレン水飛散防止部材は、複数の通気用開口部とドレン水ガイド部とが合理的に設けられたものとなる。通気性確保と、ドレン水飛散防止との双方の性能を高める上で好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記ドレン水飛散防止部材は、前記複数の管体部として、前記伝熱管の加熱用気体流れ方向最下流に位置する複数の管体部に取付けられ、かつ前記排気口に対向している。
このような構成によれば、本来的に、伝熱管から排気口に向けてドレン水が最も飛散し易い箇所にドレン水飛散防止部材が設けられた構成とされているため、排気口へのドレン水の飛散を効果的に防止する上で、一層好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記ドレン水飛散防止部材の上下両端部には、前記複数の管体部をその上下両側から挟み込むようにして前記複数の管体部に係合する係合部が設けられている。
このような構成によれば、係合部を利用してドレン水飛散防止部材を複数の管体部に容易に取付けることができ、熱交換器の組立作業性をよくし、製造コストを低減するのに好ましいものとなる。また、ドレン水飛散防止部材は、複数の管体部を固定し、安定させる作用も生じさせる。
本発明において、好ましくは、前記ドレン水ガイド部は、前記複数の管体部のそれぞれの前面部に接触または接近した配置で上下高さ方向に起立する複数の起立部と、これら複数の起立部に繋がり、かつ前記複数の管体部の下面部近辺に接触または接近するように前記複数の管体部の相互間の隙間に進入する隙間進入部と、を備えている。
このような構成によれば、ドレン水飛散防止部材の構成を簡易にしつつ、伝熱管の外周面下部付近においてドレン水の水滴が拡大して垂れ下がった状態になることを適切に防止
することが可能である。
本発明の第2の側面により提供される熱交換器は、略水平方向に延びて上下高さ方向に並ぶ複数の管体部を有する伝熱管と、この伝熱管を収容し、かつ内部に供給される加熱用気体が前記伝熱管の配置領域を前方に向けて通過してから前壁部に設けられている排気口から外部に排出されるように構成されたケースと、前記伝熱管の表面に発生付着したドレン水が前記排気口に向けて飛散することを防止するためのドレン水飛散防止手段と、を備えている、熱交換器であって、前記ドレン水飛散防止手段として、前記複数の管体部に取付けられたドレン水飛散防止部材を備えており、このドレン水飛散防止部材は、前記加熱用気体を通過可能とする通気用開口部と、前記複数の管体部のそれぞれの外周面下部付近に存在するドレン水をこのドレン水飛散防止部材に伝わせて下方に流れさせることが可能なドレン水ガイド部と、を備えており、前記ケースには、前記前壁部の前面部からその前方に突出し、かつ内部が前記排気口である排気筒部が具備されており、前記ケースの前記前壁部には、前記ケースの底壁部の前端部よりも下方に延びた下向き延設部が設けられており、前記排気筒部の下部寄り領域は、前記下向き延設部に繋がり、かつ前記ケースの底壁部の前端部よりも下方に突出しており、前記排気筒部の下部寄り領域内に配された補助部材を、さらに備えており、この補助部材には、前記下向き延設部に対向して上下高さ方向に起立し、かつ前記ケースの底壁部の前端部よりも高さが高くされた起立壁部が具備されていることを特徴としている。
このような構成によれば、排気筒部の下部寄り領域が、ケースの下方側に突出しているため、ケースの上面側に排気筒部を突出させることなく、排気筒部全体の大型化を図ることが可能である。前記構成とは異なり、ケースの上面側に排気筒部が突出している場合には、ケースの上面側にデッドスペースを生じるため、たとえば熱交換器を温水装置の最上部に組み込む場合に、温水装置全体の上下高さ寸法を小さくする上で不利となる。これに対し、前記構成によれば、そのような不利を解消することが可能である。
さらにこのような構成によれば、伝熱管からケースの底壁部上に流れ落ちたドレン水が、加熱用気体の流れの作用によって、底壁部の前端部からその前方に飛散したとしても、このドレン水は補強部材の起立壁部に衝突する。したがって、前記ドレン水が排気口を通過してケースの外部に排出されることも適切に防止される。
本発明において、好ましくは、前記起立壁部は、下部側ほど前側に位置するように傾斜した傾斜部を有している。
このような構成によれば、加熱用気体の流れが、前記起立壁部に衝突した場合に、この加熱用気体の流れが傾斜部によって下向きにガイドされる。このため、加熱用気体の動圧の影響を受けて多くのドレン水が上向きに飛散することが回避されることとなり、排気口からケースの外部にドレン水が排出されることを防止する上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記下向き延設部には、前記ケースの前記底壁部の前端部からその前側下方に流れ落ちたドレン水を受けることが可能な凹状部が形成されており、この凹状部の底部は、前記ケースの横幅方向両端部から中央部に進むにしたがって高さが低くなるように傾斜しており、前記凹状部の底部の最下端部近辺にドレン水排出口が設けられている。
このような構成によれば、ケースの底壁部の前端部からその前側下方に流れ落ちたドレ
ン水を、凹状部によって受けさせ、かつ凹状部を利用してドレン水排出口に円滑に導いて外部に排出することができる。
本発明の第の側面により提供される温水装置は、本発明の第1の側面により提供される熱交換器を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1または第2の側面により提供される熱交換器について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る熱交換器の一例を示す概略斜視図である。 図1のII-II断面図である。 図1および図2に示す熱交換器を備えた温水装置の一例を示す説明図であり、熱交換器は、図2のIII-III断面図に相当する。 図3の要部拡大断面図である。 (a)は、図1および図2に示す熱交換器の要部斜視図であり、(b)は、(a)に示されたドレン水飛散防止部材の斜視図である。 (a)は、図3に示された補助部材の正面側斜視図であり、(b)は、その背面側斜視図であり、(c)は、その側面図である。 図1に示す熱交換器の概略正面図である。 図7のVIII-VIII断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2に示す熱交換器HEは、たとえば図3に示す温水装置WHの構成要素として用いられる。
図3を参照して温水装置WHの構成を先に説明する。この温水装置WHは、給湯装置であり、ファン10、このファン10から燃焼用空気の供給を受けるバーナ11、このバーナ11によって発生された燃焼ガスから顕熱を回収して湯水を加熱する熱交換器12(1次熱交換器)、および熱交換器HEを備えている。熱交換器HEは、潜熱回収用の2次熱交換器であり、より具体的には、熱交換器12によって顕熱回収がなされた後の燃焼ガスから潜熱をさらに回収することによって、湯水を加熱するものである。燃焼ガスは、本発明でいう加熱用気体の一例に相当する。
図1~図3において、熱交換器HEは、ケース2、このケース2内に収容された複数の伝熱管3,3A、およびドレン水飛散防止部材4を備えている。
本実施形態において、熱交換器HEは、いわゆる1缶2水路方式とされており、伝熱管3,3Aは、ともに平面視において蛇行した蛇行管を用いて構成されている。一方の伝熱管3は、一般給湯の湯水加熱用であり、かつ他方の伝熱管3Aは、風呂追い焚き、または温水暖房の湯水加熱用であり、伝熱管3の方が、伝熱管3Aよりも長寸法の蛇行管とされている。複数の伝熱管3,3Aは、それぞれ上下高さ方向に積層しており、かつ熱回収効率を高めるべくケース2の前後方向に位置ずれし、図3に示した側面断面視において、複数の伝熱管3は千鳥配列とされている。他方の伝熱管3Aも同様である。複数の伝熱管3,3Aの両端部は、ケース2の両側壁部20fを貫通し、かつ両側壁部20fに設けられた入水用および出湯用のヘッダ6a~6dと接続されている。入水用のヘッダ6a,6c
に入水した湯水が複数の伝熱管3,3Aを通過する過程において、これらの湯水はケース2内に供給された燃焼ガスにより加熱され、かつその後に出湯用のヘッダ6b,6dに至る。
ケース2は、略直方体状であり、後壁部20bに設けられた燃焼ガス用の給気口21,21Aと、前壁部20aに設けられた排気口22とを有しており、給気口21,21Aからケース2内に供給された燃焼ガスは、伝熱管3,3Aにそれぞれ作用してから排気口22に到達し、ケース2の外部に排ガスとして排出される。排気口22は、伝熱管3用と伝熱管3A用とを兼用している。伝熱管3,3Aの相互間には、仕切壁90が設けられている。
ドレン水飛散防止部材4は、伝熱管3を利用した燃焼ガスからの潜熱回収に伴って伝熱管3の表面に発生付着するドレン水が、排気口22側に飛散することを防止するための部材であり、ドレン水の水滴が伝熱管3の表面において拡大し、垂れ下がり状態にならないように伝熱管3からのドレン水の排水を促進することによって、ドレン水の飛散を防止しようとするものである。このドレン水飛散防止部材4は、たとえば薄肉状のステンレス板にプレス加工を施すなどして形成されている。
図5に示すように、ドレン水飛散防止部材4は、上下両端部に設けられた上側および下側の係合部42a,42b、上下高さ方向に延びたスリット状の複数の通気用開口部40、およびこれら複数の通気用開口部40の相互間において上下高さ方向に一連に延びた帯状の複数のドレン水ガイド部41を備えている。
図4に示すように、上側および下側の係合部42a,42bは、ドレン水飛散防止部材4を伝熱管3の管体部30に係合させて取付けるための部位であり、側面視において適宜湾曲または屈曲した形態である。ドレン水飛散防止部材4は、係合部42a,42bを利用することにより、伝熱管3の燃焼ガス流れ方向(加熱用気体流れ方向)の最下流に位置する複数の管体部30に取付けられている。複数の管体部30は、ケース2の横幅方向である略水平方向に延びて上下高さ方向に並んでおり、これらのうち、最上段の管体部30(30a)の上面部に上側の係合部42aが係合し、かつ最下段の管体部30(30b)の下面部に下側の係合部42bが係合している。このことにより、ドレン水飛散防止部材4は、複数の管体部30をその上下両側から挟み込むようにして複数の管体部30に取付けられている。
図2に示すように、ドレン水飛散防止部材4は、その一部が排気口22と対面する配置に設けられている。図示された構成では、ドレン水飛散防止部材4の上側一端部に切欠き部49が設けられているが、このような切欠き部49が設けられていなくてもよいことは勿論である。また、本実施形態においては、伝熱管3Aは、排気口22に対向しておらず、この伝熱管3Aから排気口22に向けてドレン水が飛散する可能性は小さいため、伝熱管3Aには、ドレン水飛散防止部材4は取付けられていない。
複数の通気用開口部40は、燃焼ガスを通過させ、排気抵抗を小さくするための部位である。これら複数の通気用開口部40は、既述したように、上下高さ方向に延びたスリット状であり、ドレン水飛散防止部材4の横幅方向に適当な間隔で並んでいる。この通気用開口部40の横幅が過大であると、伝熱管3の後部側からドレン水が飛散してきた際に、このドレン水が容易に排気口22側に進行するため、これを抑制すべく比較的細い幅とされている。ただし、縦長状であること、および多数設けることができるため、複数の通気用開口部40のトータルの開口面積を大きくし、十分な通気性を確保することが可能である。
複数のドレン水ガイド部41は、その上端および下端が、上側および下側の係合部42a,42bに一体的に繋がるようにして上下高さ方向に延びている。図4によく表れているように、各ドレン水ガイド部41は、管体部30のそれぞれの前面部に接触または接近した配置で上下高さ方向に起立する複数の起立部41a、これらに繋がった隙間進入部41b、および傾斜片部41cを備えている。
隙間進入部41bは、上下両端部が起立部41aに繋がり、かつ複数の管体部30の相互間の隙間31に進入するように屈曲または湾曲した部位であって、複数の管体部30(30a,30c)の下面部近辺に接触または接近している。このため、管体部30a,30cの下面部近辺に存在するドレン水が比較的大きなサイズの水滴に成長しようとしても、このドレン水がドレン水ガイド部41に接触することによってこの隙間進入部41bおよびこれに繋がった起立部41aを伝って下方に流れていき、ドレン水は管体部30a,30cから垂れ下がった大きな水滴にはならない。
傾斜片部41cは、管体部30(30d)の下方に位置しており、その一部は、管体部30の下面部近辺に接触または接近している。このため、前記した隙間進入部41bと同様に、管体部30(30d)の下面部近辺に存在するドレン水が大きなサイズの水滴に成長することを妨げ、このドレン水をこの傾斜片部41cに伝わらせて下方に流れさせることが可能である。
図3において、ケース2の底壁部20dの略全体は、前下がり状に傾斜している。これは、複数の伝熱管3,3Aから底壁部20d上に流れ落ちたドレン水を、ケース2の前寄り部分に流れさせ、後述するように、最終的にドレン水排出口27からケース2の外部に排出させるためである。
ケース2の前壁部20aには、底壁部20dの前端部よりも下方に延びた下向き延設部20e、および内部が排気口22とされている排気筒部22Aが設けられている。また、排気筒部22Aの下部寄り領域内には、補助部材5が設けられている。
排気筒部22Aは、前壁部20aに絞り加工を施すことにより、前壁部20aに一体的に繋がって形成され、かつ前壁部20aの前面部からその前方に突出する略円筒状である。ただし、排気筒部22Aを前壁部20aとは別体で形成し、また略円筒状以外の筒状に形成することも可能である。排気筒部22Aの下部寄り領域は、下向き延設部20eに繋がっており、かつ底壁部20dの前端部20d’よりも下方に突出している。このことにより、排気筒部22Aの大径化が図られており、図7に示すように、排気筒部22Aの外径は、ケース2の両端部の上下幅よりも大きくされている。また、排気筒部22Aは、ケース2の上面よりも上方には突出しないように設けられ、温水装置WHの全体の上下高さが大きくならないように配慮されている。
下向き延設部20eには、底壁部20dの前端部20d’からその前側下方に流れ落ちたドレン水を受けることが可能な凹状部28が形成されている(図8を参照)。ケース2の前壁部20a、底壁部20d、上壁部20c、および後壁部20bは、1枚の金属板を曲げて形成されており、前壁部20aの下向き延設部20eは、前記金属板の両端部が2枚重ね状態となっている。凹状部28は、そのような2枚重ねの金属板によって前後が挟まれ、かつ底部28aを有する形態である。この凹状部28の底部28aは、図7に示すように、ケース2の横幅方向両端部から中央部に進むにしたがって高さが低くなるように傾斜している。下向き延設部20eのうち、凹状部28の底部28aの最下端部近辺にドレン水排出口27が設けられている(図3を参照)。
補助部材5は、図6に示すような形態を有する部材であり、排気筒部22A内の下部寄り領域を塞ぎ、排気口22の実質的な開口面積を必要かつ十分なサイズに調整する役割を
果たす。この補助部材5は、正面視半円状の前側および後側の起立壁部51,52、ならびにこの補助部材5を前壁部20aに取付けるための左右一対のブラケット片部53a,53bを有している。前側および後側の起立壁部51,52の下端部には、切欠き凹部54が設けられているが、これは排気口22内に雨水などが進入した場合に、この雨水をドレン水排出口27側に導くための部位である。
後側の起立壁部52は、本発明でいう起立壁部に相当する部位であり、下向き延設部20eに対向して上下高さ方向に起立し、かつその高さHaは、底壁部20dの前端部20d’よりも高くされている。このことにより、燃焼ガスの流れによって、底壁部20d上のドレン水が前方に飛散したとしても、このドレン水は後側の起立壁部52に衝突し、排気口22を通過してケース2の外部に排出されることは阻止される。また、後側の起立壁部52は、下部側ほど前側に位置するように傾斜した傾斜部52aを有している。このことにより、燃焼ガスが後側の起立壁部52に衝突した場合に、この燃焼ガスは下向きにガイドされることとなり、排気筒部22A内の動圧の影響を受けて多くのドレン水が上向きに飛散して排気口22から外部に排出されることを生じないようにすることが可能である。
次に、前記した熱交換器HEを備えた温水装置WHの作用について説明する。
まず、既述したように、伝熱管3を利用して燃焼ガスから潜熱回収を行なうと伝熱管3の各部の表面にはドレン水が発生付着する。このドレン水の水滴が伝熱管3の外周面下部付近において拡大し、垂れ下がった状態になると、燃焼ガスの流れによって、前方に飛散し易くなる。ここで、本来的には、伝熱管3のうち、燃焼ガス流れ方向の最下流に位置する複数の管体部30において発生したドレン水が、排気口22に向けて最も飛散し易い。
これに対し、本実施形態においては、燃焼ガス流れ方向の最下流に位置する複数の管体部30には、ドレン水飛散防止部材4が取付けられており、図4を参照して先に説明したとおり、ドレン水が管体部30の外周面下部付近において拡大して垂れ下がった状態になることは、ドレン水ガイド部41の作用により適切に防止され、ドレン水をドレン水ガイド部41に伝わらせて下方に流すことができる。その結果、複数の管体部30において発生したドレン水が排気口22に向けて飛散してケース2の外部に排出されることは適切に防止される。また、伝熱管3の他の部位からその前方にドレン水が飛散した場合、このドレン水の多くは、ドレン水飛散防止部材4に衝突し、排気口22に到達しないこととなる。このようなことから、ケース2の排気口22の前方側周辺部が、ドレン水によって汚染されないようにすることが可能である。
一方、ドレン水飛散防止部材4には、燃焼ガスを円滑に通過させる複数の通気用開口部40が設けられており、排気抵抗が小さくされている。このため、排気抵抗の拡大に起因して大きな騒音が発生するといったことも適切に回避することが可能である。
ドレン水飛散防止部材4は、複数の管体部30を上下両側から挟み込んだ状態に取付けられているため、複数の管体部30を安定させ、位置ずれや振動などを生じ難いものとする効果も発揮する。また、ドレン水飛散防止部材4は、上側および下側の係合部42a,42bを利用して複数の管体部30に取付けられているため、その組み付け作業も容易なものとなる。
その他、本実施形態の熱交換器HEにおいては、既述したとおり、ケース2の底壁部20d上から前方に飛散するドレン水が排気口22を通過して外部に排出されることは、補助部材5を利用して適切に防止される。また、ケース2の底壁部20dの前端部20d’からその前側下方に流れ落ちるドレン水の排出処理も円滑に行なうことが可能であり、ド
レン水の処理を適切に行なうことが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る熱交換器、および温水装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述の実施形態においては、ドレン水飛散防止部材が1つのみ設けられているが、これに代えて、複数のドレン水飛散防止部材が設けられた構成としてもよい。この場合、たとえば前記したドレン水飛散防止部材4を複数に分割したのと同様な態様とすることができる
排気口は、正面視円形状に限らず、たとえば正面視矩形状、楕円状などであってもよく、その具体的な形状やサイズなどは限定されない。
上述の実施形態においては、熱交換器HEが、1つのケース2内に2系統の伝熱管3,3Aが収容された1缶2水路方式とされているが、本発明はこれに限らず、たとえば1缶1水路方式とすることもできることは言う迄もない。
伝熱管は、蛇行管を用いたものに限らず、たとえば平面視円形状、楕円状、または長円状などの螺旋管、あるいは直状管などを用いた構成とすることもできる。
本発明に係る温水装置は、一般給湯用、風呂給湯用、暖房給湯用の他、融雪用なども含み、熱交換器を利用して加熱用気体から熱回収を行なうことによって温水を生成する装置全般を含む。加熱用気体は、燃焼ガスに代えて、たとえば高温の排ガスなどとすることもできる。
本発明でいう「ケースの前壁部」は、熱交換器のケース自体の前壁部であり、熱交換器を温水装置に組み付けた場合において、ケースの前壁部は、必ずしも温水装置の前側に位置している必要はない。
HE 熱交換器
WH 温水装置
2 ケース
20a 前壁部
20d 底壁部
20e 下向き延設部
22 排気口
22A 排気筒部
27 ドレン水排出口
28 凹状部
28a 底部(凹状部の)
3 伝熱管
30 管体部(伝熱管の)
4 ドレン水飛散防止部材
40 通気用開口部(ドレン水飛散防止部材の)
41 ドレン水ガイド部(ドレン水飛散防止部材の)
41a 起立部
41b 隙間進入部
42a,42b 係合部(ドレン水飛散防止部材の)
5 補助部材
52 後側の起立壁部(起立壁部)

Claims (8)

  1. 略水平方向に延びて上下高さ方向に並ぶ複数の管体部を有する伝熱管と、
    この伝熱管を収容し、かつ内部に供給される加熱用気体が前記伝熱管の配置領域を前方に向けて通過してから前壁部に設けられている排気口から外部に排出されるように構成されたケースと、
    前記伝熱管の表面に発生付着したドレン水が前記排気口に向けて飛散することを防止するためのドレン水飛散防止手段と、
    を備えている、熱交換器であって、
    前記ドレン水飛散防止手段として、前記複数の管体部に取付けられたドレン水飛散防止部材を備えており、
    このドレン水飛散防止部材は、
    前記加熱用気体を通過可能とする通気用開口部と、
    前記複数の管体部のそれぞれの外周面下部付近に存在するドレン水をこのドレン水飛散防止部材に伝わせて下方に流れさせることが可能なドレン水ガイド部と、
    を備えており、
    前記ドレン水飛散防止部材は、前記通気用開口部として、上下高さ方向に延び、かつ前記複数の管体部の長手方向に間隔を隔てた配置の複数の通気用開口部が設けられたプレート状であり、
    前記複数の通気用開口部の相互間領域が、前記ドレン水ガイド部とされていることを特徴とする、熱交換器。
  2. 略水平方向に延びて上下高さ方向に並ぶ複数の管体部を有する伝熱管と、
    この伝熱管を収容し、かつ内部に供給される加熱用気体が前記伝熱管の配置領域を前方に向けて通過してから前壁部に設けられている排気口から外部に排出されるように構成されたケースと、
    前記伝熱管の表面に発生付着したドレン水が前記排気口に向けて飛散することを防止するためのドレン水飛散防止手段と、
    を備えている、熱交換器であって、
    前記ドレン水飛散防止手段として、前記複数の管体部に取付けられたドレン水飛散防止部材を備えており、
    このドレン水飛散防止部材は、
    前記加熱用気体を通過可能とする通気用開口部と、
    前記複数の管体部のそれぞれの外周面下部付近に存在するドレン水をこのドレン水飛散防止部材に伝わせて下方に流れさせることが可能なドレン水ガイド部と、
    を備えており、
    前記ケースには、前記前壁部の前面部からその前方に突出し、かつ内部が前記排気口である排気筒部が具備されており、
    前記ケースの前記前壁部には、前記ケースの底壁部の前端部よりも下方に延びた下向き延設部が設けられており、
    前記排気筒部の下部寄り領域は、前記下向き延設部に繋がり、かつ前記ケースの底壁部の前端部よりも下方に突出しており、
    前記排気筒部の下部寄り領域内に配された補助部材を、さらに備えており、
    この補助部材には、前記下向き延設部に対向して上下高さ方向に起立し、かつ前記ケースの底壁部の前端部よりも高さが高くされた起立壁部が具備されていることを特徴とする、熱交換器。
  3. 請求項に記載の熱交換器であって、
    前記起立壁部は、下部側ほど前側に位置するように傾斜した傾斜部を有している、熱交換器。
  4. 請求項2または3に記載の熱交換器であって、
    前記下向き延設部には、前記ケースの前記底壁部の前端部からその前側下方に流れ落ちたドレン水を受けることが可能な凹状部が形成されており、
    この凹状部の底部は、前記ケースの横幅方向両端部から中央部に進むにしたがって高さが低くなるように傾斜しており、
    前記凹状部の底部の最下端部近辺にドレン水排出口が設けられている、熱交換器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の熱交換器であって、
    前記ドレン水飛散防止部材は、前記複数の管体部として、前記伝熱管の加熱用気体流れ方向最下流に位置する複数の管体部に取付けられ、かつ前記排気口に対向している、熱交換器。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器であって、
    前記ドレン水飛散防止部材の上下両端部には、前記複数の管体部をその上下両側から挟み込むようにして前記複数の管体部に係合する係合部が設けられている、熱交換器。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の熱交換器であって、
    前記ドレン水ガイド部は、前記複数の管体部のそれぞれの前面部に接触または接近した配置で上下高さ方向に起立する複数の起立部と、これら複数の起立部に繋がり、かつ前記複数の管体部の下面部近辺に接触または接近するように前記複数の管体部の相互間の隙間に進入する隙間進入部と、を備えている、熱交換器。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の熱交換器を備えていることを特徴とする、温水装置。
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