JP2020003110A - 排気集合筒および給湯装置 - Google Patents

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隆起 新井
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【課題】騒音を抑制することができる排気筒集合部およびそれを備えた給湯装置を提供する。【解決手段】排気集合筒10は、筐体11と、排気口部12と、排気通路部13と、第1吸音材14とを備えている。排気通路部13は、第1整流板131および第2整流板132と、第3整流板133および第4整流板134とを含む。第3整流板133および第4整流板134は、排気口部12に向かうほど互いの間隔が狭くなるように配置されている。第1吸音材14は、第3整流板133および第4整流板134の少なくとも1つと筐体11の側壁11aとの間に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は排気集合筒および給湯装置に関するものである。
従来、運転時の騒音を防止するための給湯装置が、たとえば特開2017−89912号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された給湯装置には、排気出口側から排気筒側に向かって横方向の燃焼排気の流路を狭めるように傾斜した横傾斜板を有する横整流部材が設けられている。横整流部材によって、排気出口から排出される燃焼排気を円滑に排気筒入口に送ることができる。
特開2017−89912号公報
しかしながら、上記公報に記載された給湯装置では、騒音を十分に防止することができない。このため、給湯装置における騒音をさらに低減することが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、騒音を抑制することができる排気筒集合部およびそれを備えた給湯装置を提供することである。
本発明の排気集合筒は、筐体と、排気口部と、排気通路部と、第1吸音材とを備えている。筐体は側壁を含む。排気口部は、筐体に設けられ、かつ燃焼ガスを外部に排気する。排気通路部は、筐体内に配置され、かつ排気口部に向けて燃焼ガスを導く。第1吸音材は、排気通路部と筐体の側壁との間に配置されている。排気通路部は、第1整流板および第2整流板と、第3整流板および第4整流板とを含む。第1整流板および第2整流板は、燃焼ガスの流れ方向に沿って延びかつ互いに対向する。第3整流板および第4整流板は、第1整流板と第2整流板との間に配置されかつ互いに対向する。第3整流板および第4整流板は、排気口部に向かうほど互いの間隔が狭くなるように配置されている。第1吸音材は、第3整流板および第4整流板の少なくとも1つと筐体の側壁との間に配置されている。
本発明の排気集合筒によれば、第3整流板および第4整流板は排気口部に向かうほどお互いの間隔が狭くなるように配置されている。これにより、排気集合筒内において燃焼ガス渦流が生じにくくなるため、渦流の発生による空気音を抑制することができる。また、第1吸音材は第3整流板および第4整流板の少なくとも1つと筐体の側壁との間に配置されている。このため、第1吸音材により第3整流板および第4整流板の少なくとも1つを透過した透過音は第1吸音材により吸音される。これにより、筐体の側壁を透過する透過音を抑制することができる。したがって、空気音および透過音が騒音となることを抑制することができる。
上記の排気集合筒において、第1整流板および第2整流板の各々は、互いに並行に延びる並行部を有している。排気通路が広がったり狭くなったりすると排気通路の広いところと狭いところとで排気通路内の圧力に差が生じるため渦流が生じやすくなるが、第1整流板および第2整流板の各々は並行部を有しているため、差圧による渦流の発生を抑制することができる。
上記の排気集合筒において、第1整流板および第2整流板の各々は、並行部よりも排気口部側で互いの間隔が排気口部に向けて大きくなるように構成されている。このため、排気口部に向けて流路抵抗を小さくすることができる。流路抵抗が大きくなると燃焼ガスの排気のためファンの回転数を高くしなければならないが、ファンの回転数を高くするとファンの騒音が大きくなる。したがって、流路抵抗を小さくすることでファンの騒音を抑制することができる。
上記の排気集合筒において、第1吸音材は、第1整流板および前記第2整流板が互いに対向する方向に折り曲げられている。このため、第1整流板および第2整流板が互いに対向する方向の間隔に第1吸音材を容易にあわせることができる。
上記の排気集合筒において、排気通路部は、横通路部と、縦通路部とを含む。横通路部は横方向に延びる。縦通路部は横通路部に連通しかつ縦方向に延びる。横通路部は、第1整流板、第2整流板、第3整流板および第4整流板で規定される。縦通路部は、横通路部に対して排気口部と反対側に配置されている。このため、横通路部を通って縦通路部まで雨が入り難い。したがって、排気集合筒の内部に雨が入り難くすることができる。
上記の排気集合筒において、横通路部は、排気口部に向けて下り勾配を有するように構成されている。このため、横通路部から縦通路部に雨が到達し難い。したがって、排気集合筒の内部に雨がさらに入り難くすることができる。
上記の排気集合筒は、筐体内に配置された第2吸音材をさらに備えている。排気通路部は、縦通路部に対して横通路部と反対側に配置された固定板を含む。固定板には貫通孔が設けられている。第2吸音材は、固定板に対して縦通路部と反対側に配置されており、かつ貫通孔から露出している。このため、固定板で第2吸音材を支持することができるとともに、固定板の貫通孔から露出した第2吸音材が音を吸収して反射減衰率を高めることができる。
上記の排気集合筒において、筐体は、第1吸音材が挿入される挿入口部を含む。第1整流板および第2整流板の少なくともいずれかは、挿入口部に突出する突出部を含む。挿入口部は、第3整流板および第4整流板の少なくとも1つと筐体の側壁との間に設けられている。突出部は、挿入口部に突出して第1吸音材を固定するように構成されている。このため、突出部により第1吸音材を容易に固定することができる。
本発明の給湯装置は上記の排気集合筒と、排気集合筒よりも燃焼ガスの流れの上流に配置された熱交換器とを備えている。排気集合筒は、筐体内に配置された第3吸音材を含む。第3吸音材は、熱交換器と、第1整流板よりも熱交換器の近くに配置された第2整流板との間に配置されている。このため、第3吸音材により熱交換器を通過した燃焼ガスが第2整流板に直接当たることを防止し、第2整流板に燃焼ガスが当たって振動が生じることによる騒音を防止することができる。
上記の給湯装置において、熱交換器は、燃焼ガスの顕熱を回収するように構成されている。熱交換器が燃焼ガスの潜熱を回収する潜熱回収型熱交換器の場合には、ドレンが生じるから雨が排気集合筒の内部に侵入してもそれほど問題はないが、熱交換器が燃焼ガスの顕熱を回収する顕熱回収型熱交換器の場合には、雨が排気集合筒の内部に侵入すると水抜きが問題となる。本発明の給湯装置は、顕熱回収型熱交換器を備えた構成に適している。
以上説明したように、本発明によれば、騒音を抑制可能な排気集合筒および給湯装置を実現することができる。
本発明の一実施の形態における給湯装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施の形態における排気集合筒の構成を概略的に示す斜視図である。 図2に示される排気集合筒の分解斜視図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 比較例における騒音の発生を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、以下の図においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
図1を参照して、本発明の一実施の形態における給湯装置100の構成を説明する。
図1に示されるように本実施の形態における給湯装置100は、ケース部1と、バーナ2と、ファン3と、熱交換器4と、給水配管5と、給湯配管6と、排気集合筒10とを主に備えている。
ケース部1は、正面部1aと、背面部1bと、天面部1cと、底面部1dと、図示されていない一対の側面部とを有している。ケース部1は、正面部1aと、背面部1bと、天面部1cと、底面部1dと、図示されていない一対の側面部とで取り囲まれた内部空間を有している。ケース部1の内部空間に、バーナ2と、ファン3と、熱交換器4と、給水配管5と、給湯配管6と、排気集合筒10とが配置されている。
バーナ2は、燃焼ガスを供給可能に構成されている。燃焼ガスは、熱交換器4内の水との間で熱交換を行うためのものである。本実施の形態のバーナ2はいわゆる正燃方式である。ファン3は、バーナ2に燃焼用の空気を供給するためのものである。ファン3は、ケース部1内に取り込まれた空気をバーナ2に送風可能に構成されている。
熱交換器4は、バーナ2によって供給された燃焼ガスと、熱交換器4の内部を流れる水との間で熱交換が行われるように構成されている。熱交換器4は、水を流通可能な伝熱管4aと、伝熱管4aに取り付けられたフィン4bと、伝熱管4aおよびフィン4bを収容する熱交換器ケース4cとを有している。熱交換器ケース4c内において、伝熱管4aおよびフィン4bの周囲を燃焼ガスが流れる。この燃焼ガスと伝熱管4a内を流れる水との間で熱交換が行われる。
熱交換器4は、燃焼ガスの顕熱を回収する熱交換部を含み、燃焼ガスの潜熱を回収する熱交換部を含まない。熱交換器4は顕熱回収型熱交換器である。言い換えれば、熱交換器4は非コンデンシング型熱交換器である。熱交換器4は、排気集合筒10よりも燃焼ガスの流れの上流に配置されている。熱交換器4は排気集合筒10に接続されている。
給水配管5は、ケース部1内に給水するための給水口5aを有している。給水配管5は、熱交換器4に接続されている。給水配管5は、給水口5aから熱交換器4に被加熱流体である水を給水可能に構成されている。給湯配管6は、ケース部1内から出湯するための給湯口6aを有している。給湯配管6は、熱交換器4に接続されている。給湯配管6は、熱交換器4から給湯口6aに熱交換器4で温められた水を給湯可能に構成されている。給水口5aから給水された水は、熱交換器4を通過する際に燃焼ガスとの間で熱交換が行われることによって加熱されて給湯口6aから給湯される。
排気集合筒10は、熱交換器4を通過した燃焼ガスを給湯装置100外に排気するためのものである。排気集合筒10は、排気トップEPを有している。排気トップEPはケース部1の正面部1aに配置されている。排気トップEPは、給湯装置100外に燃焼ガスを排気するように構成されている。
図2〜図6を参照して、排気集合筒10の構成をさらに詳しく説明する。説明の便宜のため、図2〜図4、図6では排気トップEPは図示されておらず、図5では排気トップEPは簡略化して図示されている。また、説明の便宜のため、図4および図6では、熱交換器の一部が図示されている。
図2および図3に示されるように、排気集合筒10は、筐体11と、排気口部12と、排気通路部13と、第1吸音材14と、第2吸音材15と、第3吸音材16とを有している。
筐体11は、一対の側壁11aと、天部11bと、底部11cと、前部11dと、後部11eとを含んでいる。一対の側壁11aは、第1側壁11a1と第2側壁11a2とを含んでいる。筐体11は、一対の側壁11aと、天部11bと、底部11cと、前部11dと、後部11eとで取り囲まれた収容空間を有している。筐体11の収容空間に、排気通路部13と、第1吸音材14と、第2吸音材15と、第3吸音材16とが配置されている。
図2および図4に示されるように、排気口部12は、筐体11に設けられている。排気口部12は、燃焼ガスを外部に排気するように構成されている。排気口部12は前部11dに設けられている。排気口部12は、第1側壁11a1と第2側壁11a2とが互いに対向する方向である幅方向の中央に配置されている。
排気通路部13は、筐体11内に配置されている。排気通路部13は排気口部12に向けて燃焼ガスを導くように構成されている。筐体11の底部11cに熱交換器4の熱交換器ケース4cが接続されている。燃焼ガスは熱交換器ケース4cの内部を通って筐体11の底部11cから筐体11内に流入する。筐体11内に流入した燃焼ガスは、排気通路部13を通過して排気口部12から排気トップEPに流入し、排気トップEPを通過して排気される。
図2〜図4に示されるように、排気通路部13は、第1整流板131と、第2整流板132と、第3整流板133と、第4整流板134と、固定板135と、流路部材136とを含んでいる。第1整流板131は天部11b側に配置されており、第2整流板132は底部11c側に配置されている。第1整流板131は、天部11bに接続されている。第2整流板132は、流路部材136に接続されている。第1整流板131および第2整流板132は、燃焼ガスの流れ方向に沿って延びている。第1整流板131および第2整流板132は互いに対向するように構成されている。
第3整流板133および第4整流板134は、第1整流板131と第2整流板132との間に配置されている。第3整流板133および第4整流板134はそれぞれ第1整流板131に接続されている。第3整流板133および第4整流板134の各々は筐体11の一対の側壁11aにそれぞれ対向するように配置されている。第3整流板133および第4整流板134は互いに対向するように構成されている。第3整流板133および第4整流板は134、排気口部12に向かうほど互いの間隔が狭くなるように配置されている。第3整流板133および第4整流板134は、排気口部12に向けて排気通路の断面が狭くなるように構成されている。
図5に示されるように、平面視において、第3整流板133および第4整流板134はハの字状に配置されている。第3整流板133および第4整流板134の各々の排気口部12側の端部は、排気トップEPの排気口部12側の端部の内側に配置されている。
第1吸音材14は、排気通路部13と筐体11の側壁11aとの間に配置されている。第1吸音材14は、第3整流板133および第4整流板134の少なくとも1つと筐体11の側壁11aとの間に配置されている。本実施の形態では、第1吸音材14は、第3整流板133と第1側壁11a1との間、および、第4整流板134と第2側壁11a2との間にそれぞれ配置されている。また、第1吸音材14は、第3整流板133および第4整流板134の各々と一対の側壁11aとに接触することにより圧縮された状態で配置されている。これにより、第1吸音材14は第3整流板133および第4整流板134の各々に押し当てられている。
図4に示されるように、第1整流板131および第2整流板132の各々は、互いに並行に延びる並行部P1を有している。並行部P1の隙間は、高速の燃焼ガスを整流し渦流の発生を抑制可能な程度に小さいことが好ましい。
第1整流板131および第2整流板132の各々は、並行部P1よりも排気口部側で互いの間隔が排気口部12に向けて大きくなるように構成されている。つまり、第1整流板131および第2整流板132の各々は、互いに間隔が排気口部12に向けて大きくなる拡大部P2を有している。拡大部P2は並行部P1よりも排気口部側に配置されている。
図3および図6に示されるように、第1吸音材14は、第1整流板131および第2整流板132が互いに対向する方向に折り曲げられている。第1吸音材14は、折り曲げられる前の状態に復元しようとして広げられている。この結果、第1吸音材14は、第1整流板131と第2整流板132とにわたって配置されている。第1吸音材14は、挿入口部11f側で折り曲げられている。第1吸音材14は拡大部P2において折り曲げられた状態で保持されている。第1吸音材14は、折り曲げられる前の状態では平面視において三角形状に構成されている。第1吸音材14は、三角形状の底辺側が折り曲げられている。
図4および図6に示されるように、排気通路部13は、横通路部13aと、縦通路部13bとを含んでいる。横通路部13aは横方向に延びるように構成されている。縦通路部13bは、横通路部13aに連通するように構成されている。縦通路部13bは、縦方向に延びるように構成されている。横通路部13aは、第1整流板、第2整流板、第3整流板および第4整流板で規定されている。縦通路部13bは、横通路部13aに対して排気口部12と反対側に配置されている。
本実施の形態では、横通路部13aは、排気口部12に向けて下り勾配を有するように構成されている。つまり、横通路部13aは、排気口部12に向けて下方に傾斜するように構成されている。
図2および図5に示されるように、第2吸音材15は、筐体11内に配置されている。本実施の形態では、第2吸音材15は、幅方向に一対の側壁11a間にわたって延びるように構成されている。
図2および図4に示されるように、排気通路部13は、固定板135を含んでいる。固定板135は、第2吸音材15を支持するように構成されている。固定板135は、排気通路部13の後端に配置されている。
図2および図3に示されるように、固定板135には貫通孔135aが設けられている。本実施の形態では、固定板135には、複数の貫通孔135aが設けられている。複数の貫通孔135aは幅方向に並んで配置されている。本実施の形態では、貫通孔135aは、長穴状に設けられている。第2吸音材15は、貫通孔135aから露出している。
固定板135は、縦通路部13bに対して横通路部13aと反対側に配置されている。第2吸音材15は、固定板135に対して縦通路部13bと反対側に配置されている。第2吸音材15は固定板135と後部11eとの間に配置されている。
図2および図6に示されるように、筐体11は、第1吸音材14が挿入される挿入口部11fを含んでいる。挿入口部11fは、筐体11の前部11dに設けられている。挿入口部11fは、第3整流板133および第4整流板134の少なくとも1つと筐体11の側壁11aとの間に設けられている。本実施の形態では、挿入口部11fは2つ設けられている。2つの挿入口部11fは幅方向に排気口部12を挟むように配置されている。2つの挿入口部11fは、第3整流板133および第4整流板134の各々と筐体11の側壁11aの間にそれぞれ設けられている。
第1整流板131および第2整流板132の少なくともいずれかは、挿入口部11fに突出する突出部PPを含んでいる。本実施の形態では、突出部PPは、第1整流板131および第2整流板132の少なくともいずれかを折り曲げることで構成されている。突出部PPは、挿入口部11fに突出して第1吸音材14を固定するように構成されている。突出部PPは、正面視において、第1吸音材14に重なるように配置されている。
図4および図6に示されるように、第3吸音材16は、筐体11内に配置されている。本実施の形態では、第3吸音材16は、幅方向に一対の側壁11a間にわたって延びるように構成されている。第3吸音材16は流路部材136に載置されている。第3吸音材16は、熱交換器4と、第2整流板132との間に配置されている。第2整流板132は、第1整流板131よりも熱交換器4の近くに配置されている。
次に、本実施の形態の作用効果について、比較例と対比して説明する。
図7を参照して、比較例の排気集合筒10は、一対の側壁11aにそれぞれ沿うように配置された第1側部整流板21および第2側部整流板22を備えている。第1側部整流板21および第2側部整流板22の間隔は一定である。第1側部整流板21および第2側部整流板22の幅方向の寸法は、排気トップEPの幅方向の寸法よりも大きい。つまり、第1側部整流板21および第2側部整流板22と筐体11の前部11dと排気トップEPとにより段差が構成されている。また、筐体11の前部11dと排気トップEPとの接続部にはエッジ部EDが設けられている。
比較例の排気集合筒10では、上記段差で渦流が発生する。さらに、エッジ部EDで渦流が発生する。したがって、渦流の発生による空気音が生じる。また、ファンによる移送空気音が生じる。これらの音は第1側部整流板21および第2側部整流板22を透過して騒音となる恐れがある。
本実施の形態の排気集合筒10によれば、図5に示されるように、第3整流板133および第4整流板134は排気口部12に向かうほどお互いの間隔が狭くなるように配置されている。これにより、排気集合筒10内において燃焼ガス渦流が生じにくくなるため、渦流の発生による騒音を抑制することができる。また、第1吸音材14は第3整流板133および第4整流板134の少なくとも1つと筐体11の側壁11aとの間に配置されている。このため、第1吸音材14により第3整流板133および第4整流板134の少なくとも1つを透過した透過音は第1吸音材14により吸音される。これにより、筐体11の側壁11aを透過する透過音を抑制することができる。したがって、空気音および透過音が騒音となることを抑制することができる。
また、第1吸音材14は、第3整流板133および第4整流板134に押し当てられている。このため、第3整流板133および第4整流板134の剛性を向上させることができる。これにより、第3整流板133および第4整流板134の振動を抑えることができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、第1整流板131および第2整流板132の各々は、互いに並行に延びる並行部P1を有している。排気通路が広がったり狭くなったりすると排気通路の広いところと狭いところとで排気通路内の圧力に差が生じるため渦流が生じやすくなるが、第1整流板131および第2整流板132の各々は並行部P1を有しているため、差圧による渦流の発生を抑制することができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、第1整流板131および第2整流板132の各々は、並行部P1よりも排気口部12側で互いの間隔が排気口部12に向けて大きくなるように構成されている。このため、排気口部12に向けて流路抵抗を小さくすることができる。流路抵抗が大きくなると燃焼ガスの排気のためファン3の回転数を高くしなければならないが、ファン3の回転数を高くするとファンの騒音が大きくなる。したがって、流路抵抗を小さくすることでファン3の騒音を抑制することができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、第1吸音材14は、第1整流板131および第2整流板132が互いに対向する方向に折り曲げられている。このため、第1整流板131および第2整流板132が互いに対向する方向の間隔に第1吸音材14を容易にあわせることができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、縦通路部13bは、横通路部13aに対して排気口部12と反対側に配置されている。このため、横通路部13aを通って縦通路部13bまで雨が入り難い。したがって、排気集合筒10の内部に雨が入り難くすることができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、横通路部13aは、排気口部12に向けて下り勾配を有するように構成されている。このため、横通路部13aから縦通路部13bに雨が到達し難い。したがって、排気集合筒10の内部に雨がさらに入り難くすることができる。
本実施の形態の排気集合筒10は、筐体11内に配置された第2吸音材15をさらに備えている。第2吸音材15は、固定板135に対して縦通路部13bと反対側に配置されており、かつ貫通孔135aから露出している。このため、固定板135で第2吸音材15を支持することができるとともに、固定板135の貫通孔135aから露出した第2吸音材15が音を吸収して反射減衰率を高めることができる。
本実施の形態の排気集合筒10において、第1整流板131および第2整流板132の少なくともいずれかの突出部PPは、筐体11の挿入口部11fに突出して第1吸音材14を固定するように構成されている。このため、突出部PPにより第1吸音材14を容易に固定することができる。
また、突出部PPは第1整流板131および第2整流板132を折り曲げることで構成されている。このため、突出部PPは折り曲げるだけで第1吸音材14を支持することができる。
本実施の形態の給湯装置100は、上記の排気集合筒10と、熱交換器4とを備えている。第3吸音材16は、熱交換器4と、第2整流板132との間に配置されている。このため、第3吸音材16により熱交換器4を通過した燃焼ガスが第2整流板132に直接当たることを防止し、第2整流板132に燃焼ガスが当たって振動が生じることによる騒音を防止することができる。
本実施の形態の給湯装置100において、熱交換器4は、燃焼ガスの顕熱を回収するように構成されている。熱交換器4が燃焼ガスの潜熱を回収する潜熱回収型熱交換器の場合には、ドレンが生じるから雨が排気集合筒10の内部に侵入してもそれほど問題はないが、熱交換器4が燃焼ガスの顕熱を回収する顕熱回収型熱交換器の場合には、雨が排気集合筒10の内部に侵入すると水抜きが問題となる。本実施の形態の給湯装置100は、顕熱回収型熱交換器を備えた構成に適している。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ケース部、2 バーナ、3 ファン、4 熱交換器、5 給水配管、6 給湯配管、10 排気集合筒、11 筐体、11a 側壁、11f 挿入口部、12 排気口部、13 排気通路部、13a 横通路部、13b 縦通路部、14 第1吸音材、15 第2吸音材、16 第3吸音材、100 給湯装置、131 第1整流板、132 第2整流板、133 第3整流板、134 第4整流板、135 固定板、135a 貫通孔、EP 排気トップ、P1 並行部、P2 拡大部、PP 突出部。

Claims (10)

  1. 側壁を含む筐体と、
    前記筐体に設けられ、かつ燃焼ガスを外部に排気する排気口部と、
    前記筐体内に配置され、かつ前記排気口部に向けて燃焼ガスを導く排気通路部と、
    前記排気通路部と前記筐体の前記側壁との間に配置された第1吸音材とを備え、
    前記排気通路部は、燃焼ガスの流れ方向に沿って延びかつ互いに対向する第1整流板および第2整流板と、前記第1整流板と前記第2整流板との間に配置されかつ互いに対向する第3整流板および第4整流板とを含み、
    前記第3整流板および前記第4整流板は、前記排気口部に向かうほど互いの間隔が狭くなるように配置されており、
    前記第1吸音材は、前記第3整流板および前記第4整流板の少なくとも1つと前記筐体の前記側壁との間に配置されている、排気集合筒。
  2. 前記第1整流板および前記第2整流板の各々は、互いに並行に延びる並行部を有している、請求項1に記載の排気集合筒。
  3. 前記第1整流板および前記第2整流板の各々は、前記並行部よりも前記排気口部側で互いの間隔が前記排気口部に向けて大きくなるように構成されている、請求項2に記載の排気集合筒。
  4. 前記第1吸音材は、前記第1整流板および前記第2整流板が互いに対向する方向に折り曲げられている、請求項3に記載の排気集合筒。
  5. 前記排気通路部は、横方向に延びる横通路部と、前記横通路部に連通しかつ縦方向に延びる縦通路部とを含み、
    前記横通路部は、前記第1整流板、前記第2整流板、前記第3整流板および前記第4整流板で規定され、
    前記縦通路部は、前記横通路部に対して前記排気口部と反対側に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の排気集合筒。
  6. 前記横通路部は、前記排気口部に向けて下り勾配を有するように構成されている、請求項5に記載の排気集合筒。
  7. 前記筐体内に配置された第2吸音材をさらに備え、
    前記排気通路部は、前記縦通路部に対して前記横通路部と反対側に配置された固定板を含み、
    前記固定板には貫通孔が設けられており、
    前記第2吸音材は、前記固定板に対して前記縦通路部と反対側に配置されており、かつ前記貫通孔から露出している、請求項5または6に記載の排気集合筒。
  8. 前記筐体は、前記第1吸音材が挿入される挿入口部を含み、
    前記第1整流板および前記第2整流板の少なくともいずれかは、前記挿入口部に突出する突出部を含み、
    前記挿入口部は、前記第3整流板および前記第4整流板の少なくとも1つと前記筐体の前記側壁との間に設けられており、
    前記突出部は、前記挿入口部に突出して前記第1吸音材を固定するように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の排気集合筒。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の排気集合筒と、
    前記排気集合筒よりも燃焼ガスの流れの上流に配置された熱交換器とを備え、
    前記排気集合筒は、前記筐体内に配置された第3吸音材を含み、
    前記第3吸音材は、前記熱交換器と、前記第1整流板よりも前記熱交換器の近くに配置された前記第2整流板との間に配置されている、給湯装置。
  10. 前記熱交換器は、燃焼ガスの顕熱を回収する熱交換部を含み、燃焼ガスの潜熱を回収する熱交換部を含まない、請求項9に記載の給湯装置。
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