JP6151631B2 - プリーツスクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されるスクリーンを備えたプリーツスクリーンに関する。
従来、遮蔽部として、上下方向に複数のプリーツが設けられたスクリーンを備えたプリーツスクリーンが知られている。また、このようなプリーツスクリーンとしては、1つのスクリーンを用いたものや、複数のスクリーンを用いたものがある。以下、これらのプリーツスクリーンについて、添付図面を参照して説明する。図9は、1つのスクリーンを用いた従来のプリーツスクリーンを示す側面図である。また、図10は、2つのスクリーンを用いた従来のプリーツスクリーンにおける中間バーからボトムレールにかけての構成を示す側面図である。
まず、1つのスクリーンを用いたプリーツスクリーン9について説明する。図9に示すように、プリーツスクリーン9は、ブラケット91、ヘッドボックス92、スクリーン93、ボトムレール96、昇降コード97、ピッチコード98を備える。このようなプリーツスクリーン9において、ピッチコード98は、ヘッドボックス92とボトムレール96とを連結し、ピッチコード98には、スクリーン93における各プリーツに対応して昇降コード97とピッチコード98とを連結する複数のループコード981が設けられ、ピッチコード98とループコード981によって、展開時におけるスクリーン93の各プリーツ間のピッチが保持される。
次に、複数のスクリーンを用いたプリーツスクリーンとして、2つのスクリーンを用いたプリーツスクリーン9aについて説明する。なお、ここでは、中間バーからボトムレールにかけての構成のみを説明する。図10に示すように、プリーツスクリーン9aは、上部スクリーン93a、中間バー94、下部スクリーン95、ボトムレール96、昇降コード97a、ピッチコード99を備える。中間バー94には、上部スクリーン93aの下端部が連結されるとともに下部スクリーン95の上端部が連結される。また、ピッチコード99には、下部スクリーン95における各プリーツに対応して昇降コード97aとピッチコード99とを連結する複数のループコード991が設けられ、ピッチコード99とルップコード991によって、展開時における下部スクリーン95の各プリーツ間のピッチが保持される。
このように、上述したいずれのプリーツスクリーンにおいても、各プリーツ間のピッチを保持するために、プリーツスクリーン9ではヘッドボックス92とボトムレール96とを連結するピッチコード98が用いられ、プリーツスクリーン9aでは中間バー94とボトムレール96とを連結するピッチコード99が用いられる。また、ピッチコード98またはピッチコード99は、いずれもヘッドボックス92または中間バー94において、スクリーン93またはスクリーン95の背面側端部に連結される。つまり、従来のプリーツスクリーンにおいて、ピッチコードはスクリーンの背面から遠ざかる位置に連結されている。
このようなプリーツスクリーン9においては、ヘッドボックス92におけるピッチコード98の連結位置がスクリーン背面から遠ざかることによって、展開時においてピッチコード98の張力による負荷がループコード981により連結された昇降コード97に生じ、結果として、スクリーン93の昇降に係る操作荷重を増加させ、操作性を悪化させていた。また、プリーツスクリーン9aにおいては、ピッチコード99の張力による負荷によって、中間バー94の後方側が下側に傾き、意匠性を悪化させていた。
これらのピッチコードの張力を起因とする不具合を考慮して、ヘッドボックスまたは中間バーにピッチコード用ガイド部材を取り付け、このガイド部材によりピッチコードをスクリーンの背面に近接して垂下させるように案内する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−336824号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術によれば、ピッチコードをスクリーンの背面に案内するためのガイド部材を取り付けることから新たな部品が必要となり、上述したようなピッチコードの張力を起因とする不具合の発生を防止するにあたって、プリーツスクリーンの製造に掛かるコストが増大してしまう、という問題があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ピッチコードの張力に起因する視認性や操作性の悪化等の不具合の発生をより低コストで防止することができるプリーツスクリーンを提供することにある。
上記課題を解決するために、本実施形態におけるプリーツスクリーンは、遮蔽部の上端を固定する固定部材を有する中間バーと、前記遮蔽部として、前記中間バーの下部に固定され、複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されるスクリーンと、前記複数のプリーツ間のピッチを保持するピッチコードとを備え、前記ピッチコードは、前記中間バーの一部、または前記固定部材の一部に形成されたピッチコード固定部に上端部が固定され、前記中間バーの前後方向における略中央から垂下されることを特徴とする。
本発明によれば、ピッチコードの張力に起因する視認性や操作性の悪化等の不具合をより低コストで防止することができる。
第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの正面図である。 第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの側面断面図である。 上部スクリーンを畳み込み、下部スクリーンを展開した状態を示す正面図である。 上部スクリーンを展開し、下部スクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。 上部スクリーン及び下部スクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。 中間バーと下部スクリーンの斜視図である。 中間バーからボトムレールにかけての構成を示す側面図である。 第2の実施形態に係るプリーツスクリーンの側面断面図である。 1つのスクリーンを用いた従来のプリーツスクリーンを示す側面図である。 2つのスクリーンを用いた従来のプリーツスクリーンにおける中間バーからボトムレールにかけての構成を示す側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
(プリーツスクリーンの構成)
まず、第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの正面図である。図2は、第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの側面断面図である。なお、以降の説明において、プリーツスクリーンの長手方向を側方、プリーツスクリーンを側方から見た場合に、昇降コードに対するピッチコード側を後方、その逆を前方として説明する。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係るプリーツスクリーン1は、2つのスクリーンを用いる上下2段式に構成され、ブラケット11、ヘッドボックス12、上部スクリーン13、中間バー14、下部スクリーン15、ボトムレール16、昇降コード17a、調光コード17b、ピッチコード18a及び18b、駆動装置19を備える。
ヘッドボックス12は、長尺な箱型に構成される部材であり、その外壁における下側後方にピッチコード18aの上端を固定するピッチコード固定部12aが形成され、内部に駆動装置19が内蔵される。また、ヘッドボックス12は、その下面に昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔121aが形成された固定部材121を備え、この固定部材121と上部スクリーン13の上端をステップル等を利用して連結し、固定部材121をヘッドボックス12の下部の取付空間に挿入することによって、ヘッドボックス12の下部に長手方向全長にわたって上部スクリーン13の上端が連結される。また、ヘッドボックス12は、その上部がプリーツスクリーン1を窓枠に固定するための部材であるブラケット11に取付けられる。
上部スクリーン13は、上下方向に複数のプリーツ131が畳み込み、展開可能に連結されたものであり、複数のプリーツ131のそれぞれには、昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔131aが形成される。
中間バー14は、長尺な直方体状の部材であり、その上面側と下面側それぞれに設けられる固定部材141,142と、中間バー14の内部における短手方向略中央に設けられるコードクリップ143とを備える。上面側の固定部材141には昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔141aが形成され、この固定部材141に上部スクリーン13の下端をステップル等を利用して連結し、固定部材141を中間バー14の上部の取付空間に挿入することによって、中間バー14の上部に長手方向全長にわたって上部スクリーン13の下端が連結される。このように、上部スクリーン13によって中間バー14とヘッドボックス12とが連結される。また、後方側において、固定部材141と中間バー14との間にピッチコード18aの下端を挟むことによって、ピッチコード18aの下端が中間バー14に固定される。また、コードクリップ143は、挿通孔141aに挿通された昇降コード17aを中間バー14の下方に案内するとともに、調光コード17bの下端を固定する。また、下面側の固定部材142には昇降コード17a及びピッチコード18bを挿通する挿通孔142aが形成され、この固定部材142に下部スクリーン15の上端をステップル等を利用して連結し、固定部材142を中間バー14の下部の取付空間に挿入することによって、中間バー14の下部にその長手方向全長にわたって下部スクリーン15の上端が連結される。
さらに、固定部材142の後方側の端部近傍にはピッチコード18bの上端を固定部材142に固定するピッチコード固定部142bが形成され、このピッチコード固定部142bにピッチコード18bが固定される。なお、ピッチコード固定部142bについては後に詳述する。
下部スクリーン15は、上部スクリーン13と同様に複数のプリーツ151が畳み込み、展開可能に連結されたものであり、複数のプリーツ151のそれぞれには、調光コード17bを挿通する挿通孔151aが形成される。なお、複数のプリーツ151のうち、最上方のプリーツ151、即ち中間バー14に接続されるプリーツ151における挿通孔151aには、調光コード17b及びピッチコード18bが挿通される。また、下部スクリーン15は、最上方のプリーツ151の上端が中間バー14において後方側に位置するように固定部材142に連結される。
ボトムレール16は、前後方向及び幅方向において中間バー14と同じ大きさに構成された長尺な直方体状の部材であり、その上面側に設けられる固定部材161と、その内部に設けられるコードホルダ162とを備える。固定部材161には、昇降コード17aを挿通する挿通孔161aが形成され、前方側において、この固定部材161に下部スクリーン15の下端をステップル等を利用して連結し、固定部材161をボトムレール16の上部の取付空間に挿入することによって、ボトムレール16の上部にその長手方向全長にわたって下部スクリーン15の下端が連結される。このように、下部スクリーン15によって中間バー14とボトムレール16とが連結される。また、固定部材161の後方側において、固定部材161とボトムレール16との間にピッチコード18bの下端を挟むことによって、ピッチコード18bがボトムレール16に固定される。
昇降コード17aは、一端がヘッドボックス12内の駆動装置19に連結され、他端が挿通孔121aを通ってヘッドボックス12から垂下し、上部スクリーン13の各プリーツ131の挿通孔131a、中間バー14の固定部材141の挿通孔141a、固定部材142の挿通孔142a、下部スクリーン15の各プリーツの挿通孔151a、及びボトムレール16の固定部材161の挿通孔161aをそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通して、ボトムレール16のコードホルダ162に連結される。この連結により、ボトムレール16は昇降コード17aによって昇降可能に吊り下げ支持される。
調光コード17bは、一端が駆動装置19に連結され、挿通孔121aを通ってヘッドボックス12から垂下し、上部スクリーン13の各プリーツ131の挿通孔131a、中間バー14の固定部材141の挿通孔141aをそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通して、中間バー14のコードクリップ143に連結される。この連結により、中間バー14は調光コード17bによって昇降可能に吊り下げ支持される。
ピッチコード18aは、複数のループコード181を備え、ヘッドボックス12と中間バー14とを連結する。複数のループコード181のそれぞれは、上部スクリーン13の各プリーツ131のそれぞれと一対一に対応し、ピッチコード18aと昇降コード17aとを連結する。また、複数のループコード181のそれぞれは、隣り合うループコード181同士が同様のピッチに保持されるように設けられ、これにより、上部スクリーン13の展開時における複数のプリーツ131間のピッチが保持される。
ピッチコード18bは、複数のループコード182を備え、中間バー14とボトムレール16とを連結する。複数のループコード182のそれぞれは、下部スクリーン15の各プリーツ151のそれぞれと一対一に対応し、ピッチコード18bと昇降コード17aとを連結する。また、複数のループコード182のそれぞれは、隣り合うループコード182同士が同一のピッチに保持されるように設けられ、これにより、下部スクリーン15の展開時における複数のプリーツ151間のピッチが保持される。
駆動装置19は、第1回転軸191a、第1巻取ドラム192a、第2回転軸191b、第2巻取ドラム192b、ストッパ193a、図示されないストッパ193b、ブレーキ194a、図示されないブレーキ194b、コントロールユニット195、プーリ196、操作チェーン197、連動機構198を備える。
第1回転軸191a、第2回転軸191bは、それぞれ、ヘッドボックス12の前方、後方に並設される回転軸である。第1巻取ドラム192a、第2巻取ドラム192bは、それぞれ、第1回転軸191a、第2回転軸191bにより貫通されて一体的に回転可能とされている。また、第1巻取ドラム192a、第2巻取ドラム192bのそれぞれには、ヘッドボックス12内に導入された昇降コード17a、調光コード17bの一端が連結される。また、連結された昇降コード17aが第1巻取ドラム192aに巻き取られたり巻き解かれたりすることによりボトムレール16が昇降し、連結された調光コード17bが巻取ドラム192bに巻き取られたり巻き解かれたりすることにより中間バー14が昇降する。
ストッパ193a、ストッパ193bは、それぞれ、第1回転軸191a、第2回転軸191bに設けられ、これらの回転を拘束するものである。なお、ストッパ193bについては、ストッパ193aの後方に位置するため、図1には示されない。ブレーキ194a、ブレーキ194bは、それぞれ、第1回転軸191a、第2回転軸191bに設けられ、これらの回転を減速する。なお、ブレーキ194bについては、ブレーキ194aの後方に位置するため、図1に示されない。
コントロールユニット195は、ヘッドボックス12の一端部近傍に設けられ、操作チェーン197の操作にしたがって、プーリ196により伝達された回転力の伝達先を第1回転軸191aまたは第2回転軸191bのいずれかに切り替える。プーリ196は、コントロールユニット195を介して第1回転軸191aまたは第2回転軸191bに回転力を伝達する。操作チェーン197は、プーリ196に巻きつけられてヘッドボックス12から垂下され、プーリ196の回転駆動を操作する操作部である。連動機構198は、第1回転軸191aに設けられ、第1回転軸191aと第2回転軸191bとを独立的に回転させる単独状態と、これらを連動して回転させる連動状態とに切り替えるものである。この単独状態と連動状態については後に詳述する。
(プリーツスクリーンの動作)
次に、第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの動作について、図3〜図5を参照しながら説明する。図3は、上部スクリーンを畳み込み、下部スクリーンを展開した状態を示す正面図である。図4は、上部スクリーンを展開し、下部スクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。図5は、上部スクリーン及び下部スクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。
図1に示す状態は、ボトムレール16が下降され、中間バー14がヘッドボックス12とボトムレール16との間に位置するようにストッパ193bによって第2回転軸191bに対する回転が拘束され、上部スクリーン13及び下部スクリーン15を展開した状態である。このような状態から上部スクリーン13を畳み込む場合、操作チェーン197を操作して第2回転軸191bを所定の方向に回転させることにより、第2巻取ドラム192bが調光コード17bを巻き取り、調光コード17bの他端とともに中間バー14が上昇する。この中間バー14の上昇によって、上部スクリーン13が下方から上方に向かって順次畳み込まれる。そして、図3に示すように、上部スクリーン13が完全に畳み込まれると、下部スクリーン15のみが展開された状態となる。上部スクリーン13が完全に畳み込まれた後、操作チェーン197による操作が終了すると、ストッパ193bによって第2回転軸191bの回転が拘束され、下部スクリーン15のみが展開された状態が保持される。
また、図1に示す状態から下部スクリーン15を畳み込む場合、操作チェーン197を操作して第2回転軸191bを所定の方向に回転させ、ストッパ193bによる第2回転軸191bに対する回転の拘束を解除する。これにより、第2回転軸191bはストッパ193bによる拘束から解除されて回転が自由になり、中間バー14の自重によって第2巻取ドラム192bに巻き取られた調光コード17bが巻き解かれ、中間バー14は調光コード17bの他端とともに下降する。この中間バー14の下降によって、下部スクリーン15が上方から下方に向かって順次畳み込まれる。そして、図4に示すように、下部スクリーン15が完全に畳み込まれると、上部スクリーン13のみが展開された状態となる。
また、上部スクリーン13と下部スクリーン15の両方を畳み込む場合、図1に示すように、上部スクリーン13と下部スクリーン15の両方が展開されている状態において、調光コード17bが緊張状態にあるため、連動機構198は単独状態となっている。そこで、まず、操作チェーン197を操作して第1回転軸191aのみを所定方向に回転させると、第1回転軸191aが回転して第1巻取ドラム192aが昇降コード17aを巻き取ることによって、下部スクリーン15が畳み込まれる。下部スクリーン15が完全に畳み込まれた後、引き続き操作チェーン197を操作して第1巻取ドラム192aに昇降コード17aを巻き取らせると、畳み込まれた下部スクリーン15が中間バー14に当接し、ボトムレール16が中間バー14を押し上げる。この際、調光コード17bの張力は中間バー14の自重が掛からないために弛み、連動機構198が連動状態となる。これにより、第1回転軸191a及び第2回転軸191bが一体に回転して、第1巻取ドラム192aにより昇降コード17aが巻き取られ、第2巻取ドラム192bにより調光コード17bが巻き取られる。この昇降コード17aと調光コード17bの巻き取りにより、ボトムレール16と中間バー14とが一体に上昇し、上部スクリーン13が下方から上方に向かって順次畳み込まれる。そして、図5に示すように、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が完全に畳み込まれる。その後、操作チェーン197による操作を終了すると、第1回転軸191a、第2回転軸191bの回転がストッパ193a、ストッパ193bによってそれぞれ拘束される。この拘束により、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が畳み込まれた状態が保持される。
また、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が畳み込まれた状態から上部スクリーン13及び下部スクリーン15を展開する場合、操作チェーン197を操作してストッパ193a、ストッパ193bによる拘束を解除する。これにより、ボトムレール16及び下部スクリーン15、中間バー14及び上部スクリーン13が自重によりそれぞれ下降し、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が展開される。このようなボトムレール16、中間バー14の下降において、第1回転軸191a、第2回転軸191bの回転はブレーキ194a、ブレーキ194bによってそれぞれ減速されるため、下降時の衝撃が緩和される。なお、上部スクリーン13のみ、または下部スクリーン15のみを展開する場合についても、両方を展開した場合と同様に中間バー14またはボトムレール16とともに下降する。
(下部スクリーンのピッチコード)
次に、下部スクリーンのピッチコードの固定、挿通について、より詳細に説明する。図6は、中間バーと下部スクリーンの斜視図である。図7は、中間バーからボトムレールにかけての構成を示す側面図である。
図6に示すように、中間バー14の下面側の固定部材142後方端部近傍には中間バー14の内部に向けて上方に突出する突出部142cが形成され、上述したピッチコード固定部142bは少なくともピッチコード18b以上の直径を有する孔として形成される。ピッチコード18bの上端には、ピッチコード固定部142bに挿通された後にピッチコード固定部142bから抜けないように抜け止め用の結び目が形成される。なお、この結び目は、ピッチコード18bの上端がピッチコード固定部142bから抜けるのを防止できるようなものであればよく、例えば、上端をファスナークリップに接続しても良い。また、ピッチコード固定部142bは、追加の部材を用いずにピッチコード18bの上端を係止もしくは固定できるものであればよく、例えば、孔の代わりに溝として形成されていてもよい。
このように、ピッチコード固定部142bに上端が固定されたピッチコード18bは、固定部材142の挿通孔142aに挿通される。なお、ここでピッチコード18bが挿通される箇所は、昇降コード17aが挿通される挿通孔142aでなくてもよく、例えば、中間バー14の前後方向において略中央に形成された挿通孔であればよい。
また、下部スクリーン15の上端、即ち最上方のプリーツ151は、中間バー14の後方に連結される。即ち、下部スクリーン15の稜線において前方側に突出する部分を山部、後方側に突出する部分を谷部とした場合に、谷部が中間バー14に連結される。このような下部スクリーン15に対して、他端がピッチコード固定部142bに固定されたピッチコード18bの一端は、挿通孔142aを通って最上方のプリーツ151の前方側から挿通孔151aに挿通されてプリーツ151に対して後方側に垂下する。
上述したように、中間バー14の下面側の固定部材142にピッチコード固定部142bを形成して、中間バー14の前後方向において略中央にある挿通孔142aを挿通させることによって、新たな部材を設けることなく、図7に示すように、ピッチコード18bの張力による中間バー14の傾きを防ぐことができる。また、下部スクリーン15の最上方のプリーツ151を中間バー14の後方に連結し、最上方のプリーツ151の挿通孔151aにピッチコード18bを挿通することによって、最上方のプリーツ151を中間バー14の前方に連結した場合に比較して、プリーツスクリーン1を前方から見た場合のピッチコード18bの露出を低減させることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係るプリーツスクリーンは、第1の実施形態に係るプリーツスクリーンとは異なり1つのスクリーンを用いる1段式に構成されている。以下、第2の実施形態に係るプリーツスクリーンの構成について、図を参照しながら説明する。図8は、第2の実施形態に係るプリーツスクリーンの側面断面図である。
図8に示すように、第2の実施形態に係るプリーツスクリーン2は、ブラケット11、ヘッドボックス22、スクリーン23、ボトムレール16、昇降コード27、ピッチコード28、駆動装置29を備える。
ブラッケット11、ボトムレール16については、第1の実施形態に係るプリーツスクリーン1と同様のものである。ヘッドボックス22は、内部に駆動装置29が内蔵される点、その下面に昇降コード27及びピッチコード28を挿通する挿通孔221aが形成された固定部材221を備える点、ピッチコード28を挿通孔221aを挿通させるためのピッチコード固定部22aが形成される点が、第1の実施形態のヘッドボックス12とは異なる。固定部材221は、スクリーン23の上端をステップル等を利用して連結し、固定部材221をヘッドボックス22の下部の取付空間に挿入することによって、ヘッドボックス22の下部に長手方向全長にわたってスクリーン23の上端を連結する。
ピッチコード固定部22aは、ヘッドボックス22の壁面に少なくともピッチコード28の直径以上の直径を有する孔として形成される。より具体的には、第1の実施形態においてピッチコード固定部12aとして形成された窪みに該当する部分の前方面にピッチコード固定部22aが形成される。また、ピッチコード28の上端には、第1の実施形態と同様に、ピッチコード固定部22aに挿通された後にピッチコード固定部22aから抜けないように抜け止め用の結び目が形成される。
スクリーン23は、上下方向に複数のプリーツ231が畳み込み、展開可能に連結されたものであり、複数のプリーツ231のそれぞれには、昇降コード27を挿通する挿通孔231aが形成される。また、スクリーン23の上端、即ち最上方のプリーツ231は、上述したようにヘッドボックス22の後方に連結される。即ち、スクリーン23の稜線において前方側に突出する部分を山部、後方側に突出する部分を谷部とした場合に、谷部がヘッドボックス22に連結される。また、最上方のプリーツ231の挿通孔231aには、昇降コード27に加えてピッチコード28が挿通される。
昇降コード27は、一端がヘッドボックス22内の駆動装置29に連結され、他端が挿通孔221aを通ってヘッドボックス22から垂下し、スクリーン23の各プリーツ231の挿通孔231a、及びボトムレール16の固定部材161の挿通孔161aをそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通してコードホルダ162に固定されることにより、ボトムレール16に連結される。この連結により、ボトムレール16は昇降コード27によって昇降可能に吊り下げ支持される。
ピッチコード28は、複数のループコード281を備え、ヘッドボックス22とボトムレール16との間に配される。複数のループコード281のそれぞれは、スクリーン23の各プリーツ231のそれぞれと一対一に対応し、ピッチコード28と昇降コード27とを連結する。また、複数のループコード281のそれぞれは、隣り合うループコード281同士が同様のピッチに保持されるように設けられ、これにより、スクリーン23の展開時における複数のプリーツ231間のピッチが保持される。
駆動装置29は、回転軸291と、この回転軸291に一体に回転するように貫通され、ヘッドボックス12内に導入された昇降コード27の一端が連結される巻取ドラム292とを少なくとも備え、その他の構成については、巻取ドラム292が1つであることから、コントロールユニット195、連動機構200が備えられない点以外は、第1の実施形態において説明した駆動装置19とほぼ同様である。
上述したように、ヘッドボックス22にピッチコード固定部22aを形成して、ヘッドボックス22の前後方向において略中央にある挿通孔221aにピッチコード28を挿通させることによって、新たな部材を設けることなく、ピッチコード28の張力によって昇降コード27に生じる負荷を低減することができ、結果としてスクリーン23の昇降に係る操作荷重の増加を防ぐことができる。
以上の説明において、第1の実施形態においてはピッチコード固定部142bを固定部材142に形成されるものとし、第2の実施形態においてはピッチコード固定部22aをヘッドボックス22に形成されるものとしたが、中間バー14にピッチコード固定部を形成してもよく、また、ヘッドボックス22の固定部材221にピッチコード固定部を形成してもよい。
第1の実施形態においては、2つのスクリーンを用いる上下2段式としたが、上部スクリーンがなく下部スクリーンのみが設けられることによって、下部スクリーンを上方から下方に向かって畳込んだときにヘッドボックスと中間バーとの間の空間が開放される、所謂アップダウン式にも同様に適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
14 中間バー
142 固定部材
142a 挿通孔
142b ピッチコード固定部
15 下部スクリーン
151a 挿通孔
18b ピッチコード
151 プリーツ
22 ヘッドボックス
23 スクリーン
28 ピッチコード
22a ピッチコード固定部
221a 挿通孔
231a 挿通孔

Claims (6)

  1. 遮蔽部の上端を固定する固定部材(142)を有する中間バー(14)と、
    前記遮蔽部として、前記中間バーの下部に固定され、複数のプリーツ(151)が上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されるスクリーン(15)と、
    前記複数のプリーツ間のピッチを保持するピッチコード(18b)とを備え、
    前記ピッチコードは、前記中間バーの一部、または前記固定部材の一部に形成されたピッチコード固定部(142b)に上端部が固定され、前記中間バーの前後方向における略中央から垂下されることを特徴とするプリーツスクリーン。
  2. 前記ピッチコードは、前記中間バーの前後方向における略中央において前記固定部材に形成された挿通孔(142a)に挿通されることを特徴とする請求項1に記載のプリーツスクリーン。
  3. 前記スクリーンの上端は前記中間バーの後方に固定され、
    前記ピッチコードは、前記複数のプリーツのうち、最上方のプリーツに形成された挿通孔(151a)に挿通された後、前記スクリーンの後方面に沿って配されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリーツスクリーン。
  4. 複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されるスクリーン(23)と、
    前記スクリーンの上端を固定する固定部材(221)を有するヘッドボックス(22)と、
    前記複数のプリーツ間のピッチを保持するピッチコード(28)とを備え、
    前記ピッチコードは、前記ヘッドボックスの一部、または前記固定部材の一部に形成されたピッチコード固定部(22a)に上端部が固定され、前記ヘッドボックスの前後方向における略中央から垂下されることを特徴とするプリーツスクリーン。
  5. 前記ピッチコードは、前記固定部材において前記ヘッドボックスの前後方向における略中央に形成された挿通孔(221a)に挿通されることを特徴とする請求項4に記載のプリーツスクリーン。
  6. 前記スクリーンの上端は前記ヘッドボックスの後方に固定され、
    前記ピッチコードは、前記複数のプリーツのうち、最上方のプリーツに形成された挿通孔(231a)に挿通された後、前記スクリーン(23)の後方面に沿って配されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプリーツスクリーン。
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