JP2023172366A - プリーツスクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のレール材を流用可能な簡易な構造でありながらも、ピッチコードの長さを容易に調整可能な技術を提供すること。【解決手段】プリーツスクリーン1は、複数のプリーツ151が上下方向に畳み込み及び展開可能に形成された下部スクリーン15と、下部スクリーン15の一端が取付プレート142を介して連結される中間バー14と、複数のプリーツ151間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコード18bと、ピッチコード18bの一端が係止され、中間バー14に着脱可能に固定されるピッチコード固定具144と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、プリーツスクリーンに関する。
従来のプリーツスクリーンとして、特許文献1に開示されるものがある。特許文献1に開示されるプリーツスクリーンは、ヘッドレールと、ヘッドレールからボトムレール用昇降コードを介して昇降可能に吊り下げられるボトムレールと、ヘッドレールとボトムレールの間に上下方向に折りたたみ可能に張設されるスクリーン材と、スクリーン材のプリーツピッチを保持するためにヘッドレールとボトムレールの間に張設されるピッチキープコード(以下、ピッチコードという)とを備えている。
また、ピッチコードは、ヘッドレールに取り付けられるコード用ガイドに案内されてスクリーン材後面のプリーツ稜線に近接して垂下すると共に、上端部がヘッドレールの底面又は後面の取り付け溝に弾性的に着脱自在に固定されるコード用端子に止着されるように構成される。
このような構成によれば、コード用端子をヘッドレールから外して容易にピッチコードの長さを調整することができる。
しかしながら、上記プリーツスクリーンでは、コード用端子を着脱可能とするためにヘッドレールにも加工を施す必要があるため、既存のヘッドレールを流用することができないという課題がある。
上記課題は、コード用端子をヘッドレールに着脱可能とする場合に限らず、ボトムレールに着脱可能とする場合や、上下に配設された複数のスクリーンが連結される中間レールに着脱可能とする場合等においても同様である。
特開2005-336824号公報
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、既存のレール材を流用可能な簡易な構造でありながらも、ピッチコードの長さを容易に調整可能な技術を提供することを目的とする。
本発明のプリーツスクリーンは、複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されたスクリーンと、前記スクリーンの一端が固定部材を介して連結されるレール材と、前記複数のプリーツ間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコードと、前記ピッチコードの一端が係止され、前記固定部材に着脱可能に固定されるコード固定具と、を備える。
本発明によれば、既存のレール材を流用可能な簡易な構造でありながらも、ピッチコードの長さを容易に調整可能な技術を提供することができる。
第1の実施形態のプリーツスクリーンの正面図である。 第1の実施形態のヘッドボックスの内部構造を示すヘッドボックスの上面図である。 第1の実施形態のプリーツスクリーンの側面断面図である。 第1の実施形態の取付プレート及びピッチコード固定具の斜視図である。 図5(a)は、第1の実施形態のピッチコード固定具を上面側から見た斜視図であり、図5(b)は、第1の実施形態のピッチコード固定具を下面側から見た斜視図である。 図6(a)は、第1の実施形態の取付プレートにピッチコード固定具を取り付けている状態を示す側面図であり、図6(b)は、第1の実施形態の取付プレートにピッチコード固定具を取り付けた状態の側面図である。 図7(a)は、第1の実施形態のピッチコード固定具が取り付けられた状態の取付プレートを取付プレートの上面側から見た斜視図であり、図7(b)は、第1の実施形態のピッチコード固定具が取り付けられた取付プレートを取付プレートの下面側から見た斜視図である。 図8(a)は、第1の実施形態のピッチコード固定具が取り付けられた状態の取付プレートを取付プレートの上面側から見た平面図であり、図8(b)は、第1の実施形態のピッチコード固定具が取り付けられた取付プレートを取付プレートの下面側から見た平面図である。 第1の実施形態のピッチコード固定具が取り付けられた取付プレートの上面図であり、ピッチコードの長さを調整する前と調整した後の状態を示す図である。 第1の実施形態のプリーツスクリーンを側面から見た図であり、ピッチコードの長さを調整する前と調整した後の状態を示す図である。 第2の実施形態のピッチコード取付具を示す図であり、図11(a)は取付プレートにピッチコード固定具を取り付ける前の状態を示す斜視図であり、図11(b)はピッチコード固定具が取り付けられた取付プレートを示す斜視図であり、図11(c)はピッチコード固定具が取り付けられた取付プレートを示す上面図である。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する部材には、同一の符号を付する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態のプリーツスクリーンを図1から図10に基づいて説明する。
まず、図1から図3に基づいてプリーツスクリーンの全体構成を説明する。図1は、本実施形態のプリーツスクリーン1の正面図である。図2は、本実施形態のヘッドボックス12の内部構造を示すヘッドボックス12の上面図である。図3は、本実施形態のプリーツスクリーン1の側面断面図である。
図1及び図3に示すように、プリーツスクリーン1は、2つのスクリーンを用いる上下2段式に構成される。プリーツスクリーン1は、ブラケット11、ヘッドボックス12、上部スクリーン13、中間バー14、下部スクリーン15、ボトムレール16、昇降コード17a、調光コード17b、ピッチコード18a・18b及び駆動装置19を備える。
ここで、説明に用いる方向を次のように定める。図1にプリーツスクリーン1の長手方向をD1で示す。この長手方向D1を側方とする。また、プリーツスクリーン1を側方から見た場合に、昇降コード17aに対するピッチコード18a・18bの方向を後方とし、その逆の方向を前方とする。
また、プリーツスクリーン1が使用されている状態において、ボトムレール16からヘッドボックス12への方向を上方とし、その逆の方向を下方とする。
以下、プリーツスクリーン1を上から順に説明する。
まず、ヘッドボックス12を説明する。ヘッドボックス12は、長尺な箱型の形状を有する箱体である。
ヘッドボックス12の上部には、プリーツスクリーン1を窓枠等に固定するための部材であるブラケット11が設けられる。ヘッドボックス12の下部には、ピッチコード18aの上端を固定するピッチコード固定具12aが設けられる。ヘッドボックス12の内部には、駆動装置19が内蔵される。
また、ヘッドボックス12の下部には、取付プレート121が備えられる。取付プレート121には、昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔121aが形成される。取付プレート121と上部スクリーン13の上端とをステープル等で連結し、取付プレート121をヘッドボックス12の下部の取付空間に挿入する。これにより、ヘッドボックス12の下部に、長手方向D1の全長にわたって上部スクリーン13の上端が連結される。
上部スクリーン13は、複数のプリーツ131が畳み込み及び展開可能なように上下方向に連結されたものである。複数のプリーツ131のそれぞれには、昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔131aが形成される。
上部スクリーン13の下部は、中間バー14に連結される。中間バー14は、長尺な直方体状に構成される部材である。
中間バー14は、その上側及び下側にそれぞれ設けられる取付プレート141及び142と、中間バー14の内部における短手方向の略中央に設けられるコードクリップ143とを備える。
上側の取付プレート141には昇降コード17a及び調光コード17bを挿通する挿通孔141aが形成される。また、この取付プレート141に上部スクリーン13の下端をステープル等で連結し、取付プレート141を中間バー14の上部の取付空間に挿入する。これにより、中間バー14の上部に長手方向D1の全長にわたって上部スクリーン13の下端が連結される。
このように、上部スクリーン13により中間バー14とヘッドボックス12とが連結される。また、取付プレート141と中間バー14との間にピッチコード18aの下端を挟むことで、ピッチコード18aの下端が中間バー14に固定される。
また、コードクリップ143は、挿通孔141aに挿通された昇降コード17aを中間バー14の下方に案内すると共に、調光コード17bの下端を固定、又は調光コード17bを中間バー14の端部方向へ転回するように案内する。
また、下側の取付プレート142には昇降コード17a及びピッチコード18bを挿通する開口部142aが形成される。この下側の取付プレート142に下部スクリーン15の上端をステープル等で連結し、取付プレート142を中間バー14の下部の取付空間に挿入する。これにより、中間バー14の下部にその長手方向D1の全長にわたって下部スクリーン15の上端が連結される。下側の取付プレート142にはピッチコード18bの上端を取付プレート142に固定する係止部144eが形成され、この係止部144eにピッチコード18bが固定される。
下部スクリーン15は、上部スクリーン13と同様に、複数のプリーツ151が畳み込み及び展開が可能なように上下方向に連結されたものである。複数のプリーツ151のそれぞれには、調光コード17bを挿通する挿通孔151aが形成される。
ボトムレール16は、中間バー14と略同じ大きさに構成された長尺な直方体状の部材である。ボトムレール16は、その上側に設けられる取付プレート161と、その内部に設けられるコードホルダ162とを備える。
取付プレート161には、昇降コード17aを挿通する挿通孔161aが形成される。また、取付プレート161に下部スクリーン15の下端をステープル等で連結し、取付プレート161をボトムレール16の上部の取付空間に挿入する。これにより、ボトムレール16の上部にその長手方向D1の全長にわたって下部スクリーン15の下端が連結される。
このように、下部スクリーン15により中間バー14とボトムレール16とが連結される。また、取付プレート161とボトムレール16との間にピッチコード18bの下端を挟むことで、ピッチコード18bがボトムレール16に固定される。
次に、プリーツスクリーン1に備えられるコードを説明する。
昇降コード17aは、ボトムレール16を昇降可能に吊り下げて支持するコードである。昇降コード17aは、その一端がヘッドボックス12内の駆動装置19に連結される。そして、その他端が挿通孔121aを通ってヘッドボックス12から垂下し、上部スクリーン13の各プリーツ131の挿通孔131a、中間バー14の取付プレート141の挿通孔141a、取付プレート142の開口部142a、下部スクリーン15の各プリーツ151の挿通孔151a、及びボトムレール16の取付プレート161の挿通孔161aをそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通して、ボトムレール16のコードホルダ162に連結される。この連結により、ボトムレール16は、昇降コード17aにより、昇降可能に吊り下げられ、また支持される。
調光コード17bは、中間バー14を昇降可能に吊り下げて支持するコードである。調光コード17bは、その一端が駆動装置19に連結される。そして、その他端が挿通孔121aを通ってヘッドボックス12から垂下し、上部スクリーン13の各プリーツ131の挿通孔131a、中間バー14の取付プレート141の挿通孔141aをそれぞれ上方から下方に向かって順次挿通して、中間バー14のコードクリップ143、又は中間バー14の端部に取付けられたキャップに連結される。この連結により、中間バー14は、調光コード17bにより昇降可能に吊り下げられ、また支持される。
ピッチコード18aは、上部スクリーン13が展開された際に、複数のプリーツ131間のピッチを保持するコードである。ピッチコード18aは、ヘッドボックス12と中間バー14とを連結すると共に、複数のループコード181を備える。複数のループコード181のそれぞれは、上部スクリーン13の各プリーツ131のそれぞれに一対一に対応した形態で、昇降コード17aに連結される。これにより、ピッチコード18aと昇降コード17aとが連結される。
また、複数のループコード181のそれぞれは、隣り合うループコード181の間の距離、すなわちピッチが、同一のピッチに保持されるように設けられる。これにより、上部スクリーン13が展開された際に、複数のプリーツ131間のピッチが同一のピッチに保持される。
ピッチコード18bは、ピッチコード18aと同様の構成を有する。ピッチコード18bとピッチコード18aとは対応するスクリーンが相違する。ピッチコード18aが上部スクリーン13に対応するのに対して、ピッチコード18bは下部スクリーン15に対応する。
ピッチコード18bは、中間バー14とボトムレール16とを連結すると共に、複数のループコード182を備える。複数のループコード182のそれぞれは、下部スクリーン15の各プリーツ151のそれぞれと一対一に対応した形態で、昇降コード17aに連結される。これにより、ピッチコード18bと昇降コード17aとが連結される。
また、複数のループコード182のそれぞれは、隣り合うループコード182のピッチが、同一のピッチに保持されるように設けられる。これにより、下部スクリーン15が展開された際に、複数のプリーツ151間のピッチが、同一のピッチに保持される。
次に、駆動装置19を説明する。駆動装置19は、第1回転軸191a、第1巻取ドラム192a、第2回転軸191b、第2巻取ドラム192b、第1ストッパ193a、第2ストッパ193b、第1ブレーキ194a、第2ブレーキ194b、操作ユニット195、プーリ196、操作チェーン197、連動機構198及び下限リミット199を備える。
第1回転軸191a及び第2回転軸191bは、ヘッドボックス12内に並設される回転軸である。第1回転軸191aはヘッドボックス12の内部における前方に配置され、第2回転軸191bはヘッドボックス12の内部における後方に配置される。
第1巻取ドラム192aは第1回転軸191aに貫通されて一体的に回転可能とされる。第2巻取ドラム192bは第2回転軸191bに貫通されて一体的に回転可能とされる。
また、第1巻取ドラム192aには、ヘッドボックス12内に導入された昇降コード17aの一端が連結され、第2巻取ドラム192bには、ヘッドボックス12内に導入された調光コード17bの一端が連結される。
連結された昇降コード17aが第1巻取ドラム192aに巻き取られたり巻き解かれたりすることで、ボトムレール16が昇降する。同様に、連結された調光コード17bが第2巻取ドラム192bに巻き取られたり巻き解かれたりすることで、中間バー14が昇降する。
第1ストッパ193aは第1回転軸191aに設けられ、第1回転軸191aの回転を拘束する。第2ストッパ193bは第2回転軸191bに設けられ、第2回転軸191bの回転を拘束する。
第1ブレーキ194aは第1回転軸191aに設けられ、第1回転軸191aの回転を減速させる。第2ブレーキ194bは第2回転軸191bに設けられ、第2回転軸191bの回転を減速させる。
操作ユニット195は、ヘッドボックス12の一端部の近傍に設けられ、操作チェーン197の操作にしたがって、プーリ196により伝達された回転力の伝達先を第1回転軸191a又は第2回転軸191bのいずれかに切り替える。
プーリ196は、操作ユニット195による伝達先の切り替えにしたがって、第1回転軸191a又は第2回転軸191bに回転力を伝達する。
操作チェーン197は、プーリ196に巻きつけられてヘッドボックス12から垂下され、プーリ196の回転駆動を操作する操作部として機能する。
連動機構198は、第1回転軸191aと第2回転軸191bとを独立的に回転させる単独状態と、これらを連動して回転させる連動状態とを切り替える。
下限リミット199は、ボトムレール16等の最下降位置等を規定する。
(プリーツスクリーンの動作)
次に、プリーツスクリーンの動作を説明する。
図1は、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が展開された状態を示す。この状態では、ボトムレール16が下降され、中間バー14がヘッドボックス12とボトムレール16との間に位置するように、第2ストッパ193bで第2回転軸191bの回転が拘束される。
この状態から上部スクリーン13を畳み込む場合、操作チェーン197を操作して第2回転軸191bを所定の方向に回転させる。これにより、第2巻取ドラム192bが調光コード17bを巻き取り、調光コード17bの他端と共に中間バー14が上昇する。この中間バー14の上昇により、上部スクリーン13が下方から上方に向かって順次畳み込まれる。そして、上部スクリーン13が完全に畳み込まれると、下部スクリーン15のみが展開された状態となる。上部スクリーン13が完全に畳み込まれた後、操作チェーン197による操作が終了すると、第2ストッパ193bにより第2回転軸191bの回転が拘束され、下部スクリーン15のみが展開された状態が保持される。
図1に示す状態から下部スクリーン15を下方に畳み込む場合、操作チェーン197を操作して第2回転軸191bを所定の方向に回転させ、第2ストッパ193bによる第2回転軸191bに対する回転の拘束を解除する。
これにより、第2回転軸191bは第2ストッパ193bによる拘束から解除されて回転が自由になり、中間バー14の自重により第2巻取ドラム192bに巻き取られた調光コード17bが巻き解かれ、中間バー14は調光コード17bの他端と共に下降する。この中間バー14の下降により、下部スクリーン15が上方から下方に向かって順次畳み込まれる。そして、下部スクリーン15が完全に畳み込まれると、上部スクリーン13のみが展開された状態となる。
また、上部スクリーン13及び下部スクリーン15の両方を畳み込む場合の動作は下記となる。
上部スクリーン13及び下部スクリーン15の両方が展開されている状態では、調光コード17bは緊張状態にある。そのため、連動機構198は単独の状態である。そこで、操作チェーン197を操作して第1回転軸191aのみを所定の方向に回転させる。これにより、第1回転軸191aが回転して第1巻取ドラム192aが昇降コード17aを巻き取ることで、下部スクリーン15が下方から上方に向かって順次畳み込まれる。
下部スクリーン15が完全に畳み込まれた後、引き続き操作チェーン197を操作して第1巻取ドラム192aに昇降コード17aを巻き取らせると、畳み込まれた下部スクリーン15が中間バー14に当接し、ボトムレール16が中間バー14を押し上げる。その際、調光コード17bの張力は中間バー14の自重が掛からないために弛み、連動機構198が連動状態となる。そのため、第1回転軸191a及び第2回転軸191bが一体に回転して、第1巻取ドラム192aにより昇降コード17aが巻き取られ、第2巻取ドラム192bにより調光コード17bが巻き取られる。この昇降コード17aと調光コード17bとの巻き取りにより、ボトムレール16と中間バー14とが一体に上昇し、上部スクリーン13が下方から上方に向かって順次畳み込まれる。
上部スクリーン13及び下部スクリーン15が完全に畳み込まれた後、操作チェーン197による操作を終了すると、第1回転軸191a及び第2回転軸191bの回転が第1ストッパ193a及び第2ストッパ193bによりそれぞれ拘束される。この拘束により、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が畳み込まれた状態が保持される。
また、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が畳み込まれた状態から上部スクリーン13及び下部スクリーン15を展開する場合、操作チェーン197を操作して第1ストッパ193a及び第2ストッパ193bによる拘束を解除する。これにより、ボトムレール16及び下部スクリーン15、並びに中間バー14及び上部スクリーン13が自重によりそれぞれ下降し、上部スクリーン13及び下部スクリーン15が共に展開される。
ボトムレール16及び中間バー14の下降において、第1回転軸191aの回転は第1ブレーキ194aよって減速され、また、第2回転軸191bの回転は第2ブレーキ194bにより減速される。これにより、下降時の衝撃が緩和される。
上部スクリーン13のみを展開する場合、及び下部スクリーン15のみを展開する場合においても、両方を展開した場合と同様に、上部スクリーン13は中間バー14と共に下降し、下部スクリーン15はボトムレール16と共に下降する。
(下部スクリーンのピッチコード)
次に、下部スクリーン15に対応するピッチコード18bの中間バー14への固定を、図4から図10に基づいて説明する。
第1の実施形態のプリーツスクリーン1では、ピッチコード18bは、取付プレート142及びピッチコード固定具144を介して中間バー14に固定される。
まず、図4及び図5に基づいて、取付プレート142及びピッチコード固定具144の構造を説明する。
図4は、取付プレート142及びピッチコード固定具144の斜視図である。図5(a)及び図5(b)は、いずれもピッチコード固定具144の斜視図である。図5(a)は、ピッチコード固定具144が取付プレート142に取り付けられた際に上方を向くピッチコード固定具144の面、すなわちピッチコード固定具144の上面を示す。図5(b)は、ピッチコード固定具144が取付プレート142に取り付けられた際に下方を向くピッチコード固定具144の面、すなわちピッチコード固定具144の下面を示す。
ピッチコード固定具144は、取付プレート142に固定されて使用される。そのため、図4に示すように、取付プレート142には、ピッチコード固定具144を固定するための開口部142aが形成される。この開口部142aは、略角丸長方形の貫通孔である。ピッチコード固定具144は、この開口部142aに篏合されることで、取付プレート142に固定される。
取付プレート142に形成される開口部142aの形状は、ピッチコード固定具144の平面形状と対応する。本実施形態では、ピッチコード固定具144の形状が角丸長方形であるため、開口部142aの形状も角丸長方形となっている。
図4に、開口部142aの長手方向をD2で示し、短手方向をD3で示す。同様に、ピッチコード固定具144又はピッチコード固定具144のベース部144aの長手方向をD4で示し、短手方向をD5で示す。
ピッチコード固定具144のベース部144aは、開口部142aの長手方向D2及び短手方向D3のうちの少なくとも1つの方向において、開口部142aの長さよりも長くなるように形成されている。これにより、ピッチコード固定具144が開口部142aを挿通することがなくなり、ピッチコード固定具144を開口部142aに嵌め込むことで、ピッチコード固定具144を取付プレート142に固定することができる。
取付プレート142は、中間バー14に側方から挿入されることで、中間バー14に固定される。取付プレート142に固定されたピッチコード固定具144は、取付プレート142を介して、中間バー14に固定される。
ピッチコード固定具144には、ピッチコード18bの一端が固定される。そして、ピッチコード固定具144に固定するピッチコード18bの位置を調整することで、ピッチコード18bの長さを調整することができる。
取付プレート142の下方からピッチコード固定具144にピッチコード18bを導くために、取付プレート142の開口部142aには、開口部142aから延在するピッチコード挿通部142bが形成される。ピッチコード挿通部142bは、開口部142aと同様に、取付プレート142に形成される貫通孔である。ピッチコード挿通部142bは、開口部142aの長手方向D2の中央部から短手方向D3外側に向かって延びた形状に形成される。ピッチコード18bは、ピッチコード挿通部142bに挿通されることで、取付プレート142の下方から上方に通ずる。これにより、ピッチコード18bの一端をピッチコード固定具144の上面でピッチコード固定具144に固定することができる。
ピッチコード固定具144には、図4に示すように、昇降コード挿通部145c及び導入部145dが形成される。昇降コード挿通部145cは、ピッチコード固定具144のベース部144aの中央部分に形成される貫通孔である。この貫通孔は、平面視において角丸長方形を有している。
導入部145dは、ベース部144aの外周145aと昇降コード挿通部145cとを連通させるようにベース部144aが切りかかれた部分である。導入部145dを介することで、昇降コード17aを昇降コード挿通部145cに容易に挿通させることができる。
次に、ピッチコード固定具144の取付プレート142への固定を説明する。以下の説明では、図4及び図5に加えて、図6を参照する。
図6(a)及び図6(b)は、いずれもピッチコード固定具144を取付プレート142へ篏合させる際の様子を示す、取付プレート142及びピッチコード固定具144の側面図である。図6(a)及び図6(b)は、いずれも開口部142aの短手方向D3における取付プレート142及びピッチコード固定具144の側面を示す。また、図6(a)は、ピッチコード固定具144を取付プレート142へ篏合させる際の篏合させ始めの様子を示し、図6(b)は、ピッチコード固定具144を取付プレート142へ篏合させ終えた後の様子を示す。
まず、図5(a)に基づいて、ピッチコード固定具144の上面の構造を説明する。
ピッチコード固定具144は、角丸長方形のベース部144aを有する。ピッチコード固定具144が取付プレート142と篏合するための構造として、ベース部144aには、第1篏合爪144b、第2篏合爪144c及び位置規制部144dが形成される。
第1篏合爪144bは、ベース部144aから上方に突出する部分144b1と、そこから、ベース部144aと平行な方向に延在する部分144b2とを有する。
第1篏合爪144bは、ベース部144aの長手方向D4に沿う1つの辺の近傍に2つ形成される。そして、第1篏合爪144bのベース部144aと平行な方向に延在する部分144b2は、ベース部144aの短手方向D5に延在する。
第2篏合爪144cは、ベース部144aにおいて、第1篏合爪144bが形成される辺と対向する辺に2つ形成される。
第2篏合爪144cも、第1篏合爪144bと同様に、ベース部144aから上方に突出する部分144c1と、そこから、ベース部144aと平行な方向に延在する部分144c2とを有する(図6(a)に図示)。
第2篏合爪144cのベース部144aと平行な方向に延在する部分144c2の長さは、第1篏合爪144bの同部分144b2の長さよりも短い。また、その延在する方向は、第1篏合爪144bの同部分の延在する方向と逆の方向である。
ベース部144aには位置規制部144dが形成される。位置規制部144dは、ベース部144aの長手方向D4に延在する突起である。位置規制部144dは、ピッチコード固定具144が取付プレート142へ固定される際、ピッチコード固定具144の長手方向D4の位置を規制する。
次に、ピッチコード固定具144を取付プレート142に固定する手順を説明する。
ピッチコード固定具144を取付プレート142に固定する際には、図6(a)に示すように、まず、第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌める。その後、図6(b)に示すように、第2篏合爪144cを取付プレート142に嵌める。これにより、ピッチコード固定具144を取付プレート142に固定することができる。
具体的には、まず第1篏合爪144bの奥に取付プレート142が当接するように、第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌める。
ここで、図6(a)に示すように、ベース部144aの第1篏合爪144bが形成された側の辺の近傍には、傾斜部146が形成される。傾斜部146は、ベース部144aの厚さが、ベース部144aの端面に向かって減少する部分である。
傾斜部146が形成されることで、第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌める際に、第1篏合爪144bの奥に取付プレート142が当接するように第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌めることが容易になる。
第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌めた後、第2篏合爪144cを取付プレート142に嵌める。
ここで、第2篏合爪144cのベース部144aと平行な方向に延在する部分144c2の長さは、第1篏合爪144bのベース部144aと平行な方向に延在する部分144b2の長さよりも短い。そのため、図6(b)に示すように、第1篏合爪144bを取付プレート142に嵌めた後に、第2篏合爪144cを取付プレート142に嵌めて、ピッチコード固定具144の取付プレート142への固定を終了させることが容易になる。
以上のようにして、ピッチコード固定具144が取付プレート142の開口部142aに着脱可能に固定される。
次に、ピッチコード18bのピッチコード固定具144への固定を説明する。
図5(a)に示すように、ピッチコード固定具144のベース部144aには、ピッチコード18bを固定するための構造として、係止部144eが形成される。係止部144eは、ベース部144aから略垂直な方向に起立する突起である。係止部144eは、ベース部144aの長手方向D4に延在する部分144e1と、この部分に連続して、ベース部144aの短手方向D5に延在する部分144e2とを有する。
係止部144eにおけるベース部144aの長手方向D4に延在する部分144e1には、挿通孔144fが形成される。挿通孔144fは、係止部144eのベース部144aから起立する部分に形成される貫通孔である。
なお、係止部144eにおけるベース部144aの短手方向D5に延在する部分144e2は、位置規制部144dと同様の機能を有する。すなわち、係止部144eにおけるベース部144aの短手方向D5に延在する部分144e2と、位置規制部144dの先端部分とは、ピッチコード固定具144の長手方向D4において略対象な位置にある。
これにより、ピッチコード固定具144が取付プレート142の開口部142aに嵌め込まれた際、開口部142aの長手方向D2に対する取付プレート142の位置が規制される。ピッチコード固定具144の位置の規制については、後に説明する。
また、ベース部144aの外周145aには、切欠部145bが形成される。切欠部145bは、ベース部144aの一部分がベース部144aの外周145aから切りかかれた部分である。切欠部145bは、ベース部144aの外周145aにおける長手方向D4の中央部に形成される。
次に、図7及び図8に基づいて、ピッチコード18bがピッチコード固定具144に固定される様子を説明する。
図7(a)及び図7(b)は、いずれもピッチコード固定具144が嵌め込まれた取付プレート142の斜視図である。図8(a)及び図8(b)は、いずれもピッチコード固定具144が嵌め込まれた取付プレート142の平面図である。また、図7(a)及び図8(a)は、取付プレート142の上方の面、すなわち上面を示し、図7(b)及び図8(b)は、取付プレート142の下方の面、すなわち下面を示す。
図7(b)及び図8(b)に示すように、ピッチコード18bは、取付プレート142の下方から、ピッチコード固定具144の切欠部145bに挿通される。切欠部145bを挿通したピッチコード18bは、取付プレート142のピッチコード挿通部142bを挿通し、取付プレート142の上方に至る。
図7(a)及び図8(a)に示すように、取付プレート142の上方に至ったピッチコード18bは、2つの第1篏合爪144bの間を通過して、係止部144eに形成された挿通孔144fを挿通する。挿通孔144fを挿通したピッチコード18bの先端には、結び目18cが形成される。
この結び目18cの大きさは、挿通孔144fの孔の大きさよりも大きい。そのため、ピッチコード18bは、結び目18cにより係止部144eの挿通孔144fに係止される。これにより、ピッチコード18bは、取付プレート142の下方に向けてずれ落ちることがなく、ピッチコード固定具144に固定される。
このような形態でピッチコード18bを取付プレート142に固定する場合、あらかじめピッチコード18bの結び目18cを挿通孔144fに係止させた上で、そのピッチコード固定具144を取付プレート142に嵌め込むことで、容易にピッチコード18bを取付プレート142に固定することができる。
また、切欠部145bは、ピッチコード固定具144が取付プレート142に嵌め込まれ、取付プレート142が中間バー14に取り付けられた状態において中間バー14の後方に位置するように配置されている。これにより、ピッチコード18bは、切欠部145bを介してプリーツスクリーン1の後方側に垂下される。その結果、ピッチコード18bがピッチコード固定具144と取付プレート142との間に挟まることを抑制することができる。
次に、ピッチコード固定具144の取付プレート142に対する位置決めを説明する。
先に記載したように、係止部144eは、ピッチコード18bを係止することに加えて、ピッチコード固定具144の取付プレート142に対する位置決めを行う。
図6(a)及び図6(b)に基づいて説明したように、取付プレート142の短手方向D3におけるピッチコード固定具144の位置決めは、第1篏合爪144b及び第2篏合爪144cにより行われる。第1篏合爪144b及び第2篏合爪144cが、開口部142aの内周142cに当接するためである。
一方、取付プレート142の長手方向D2におけるピッチコード固定具144の位置決めは、位置規制部144d及び係止部144eにより行われる。図8(a)に示すように、係止部144eにおけるピッチコード固定具144の短手方向D5に延在する部分144e2は、開口部142aの内周142cに当接する。また、この係止部144eが開口部142aの内周142cに当接する位置と、位置規制部144dが開口部142aの内周142cに当接する位置とは、開口部142aの長手方向D2において対向する位置にある。そのため、取付プレート142の長手方向D2におけるピッチコード固定具144の位置決めは、係止部144e及び位置規制部144dにより行われる。
次に、図9及び図10に基づいて、ピッチコード18bの長さの調整を説明する。
図9は、ピッチコード固定具144が嵌め込まれた取付プレート142の上面図である。図10は、プリーツスクリーン1を側面から見た場合の断面図であり、特に中間バー14の近傍の構成を示す図である。
また、図9及び図10において、矢印の左側の図は、ピッチコード18bの長さを調整する前の図であり、矢印の右側の図は、ピッチコード18bの長さが短くなるようにピッチコード18bの長さを調整した後の図である。
プリーツスクリーン1を正面から見た場合、中間バー14とボトムレール16とは平行であることが好ましい。
中間バー14とボトムレール16とが平行でない状態は、プリーツスクリーン1の左右で中間バー14とボトムレール16との距離が異なっている状態である。
中間バー14とボトムレール16との距離は、ピッチコード18bにより規定される。そのため、中間バー14とボトムレール16とが平行でない場合には、ピッチコード18bの長さを調整することで、中間バー14とボトムレール16とを平行にすることができる。
具体的には、図10に示す長さL3を調整することで、中間バー14とボトムレール16との距離を調整することができる。
ここで、図10に示す点Pは、ピッチコード18bに、中間バー14から1つ目のループコード182が接続される点である。図10に示す長さL3及びL4は、いずれも、ピッチコード固定具144から点Pまでのピッチコード18bの長さを示す。
ループコード182における点Pからボトムレール16までの距離は、プリーツスクリーン1の左右において同じである。ピッチコード18bには、点Pからボトムレール16に至るまで一定の間隔で一連のループコード182が接続されるからである。
そのため、中間バー14とボトムレール16とが平行でない場合には、中間バー14から点Pまでのピッチコード18bの長さ、すなわち長さL3を調整する。これにより、中間バー14とボトムレール16との距離を調整することができ、中間バー14とボトムレール16とを平行にすることができる。
具体的には、ボトムレール16の左右において、ボトムレール16が下がっている方のピッチコード18bの長さL3を短くする。これにより、下がっている側のボトムレール16を持ち上げることができ、その結果、中間バー14とボトムレール16とを平行にすることができる。
ピッチコード18bの長さL3を短くするためには、図9の矢印の左側の図から矢印の右側の図への変化が示すように、ピッチコード18bの端部から結び目18cまでの長さを短くする。
図9の矢印の左側の図におけるピッチコード18bの端部から結び目18cまでの長さをL1とする。また、矢印の右側の図におけるピッチコード18bの端部から結び目18cまでの長さをL2とする。長さL2は、長さL1よりも長くなっている。
ピッチコード18bの端部から結び目18cまでの長さを長くすることで、図10に示すピッチコード18bの長さを、長さL3から長さL4に短くすることができる。すなわち、長さL2と長さL1との差の分だけ、長さL3を長さL4に短くすることができる。これにより、ボトムレール16の下がっている側を持ち上げることができ、その結果、中間バー14とボトムレール16とを平行にすることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態のプリーツスクリーン1を、図11に基づいて説明する。
図11(a)は、ピッチコード固定具144が取付プレート142に嵌め込まれる前の取付プレート142及びピッチコード固定具144を示す斜視図であり、図11(b)は、ピッチコード固定具144が嵌め込まれた取付プレート142の斜視図であり、図11(c)は、ピッチコード固定具144が嵌め込まれた取付プレート142の上面図である。
第2の実施形態のプリーツスクリーンでは、第1の実施形態のプリーツスクリーンとは異なり、ピッチコード固定具144に係止部144e及び挿通孔144fが形成されない。第2の実施形態のピッチコード固定具144には、第1の実施形態のピッチコード固定具144において係止部144e及び挿通孔144fが形成される位置に、位置規制部144dが形成される。具体的には、図11(a)に示すように、ピッチコード固定具144のベース部144aには、昇降コード挿通部145cを挟んで、長手方向D4の両側に1つずつ合計2つの位置規制部144dが形成される。
図11(a)から図11(b)に基づいて、ピッチコード18bの取付プレート142への固定を説明する。
第1の実施形態とは異なり、ピッチコード固定具144に係止部144eが形成されない。第2の実施形態では、ピッチコード18bは、ピッチコード挿通部142bにより係止される。
ピッチコード18bは、取付プレート142の下方から、ピッチコード固定具144の切欠部(図示せず)に挿通される。切欠部を挿通したピッチコード18bは、取付プレート142のピッチコード挿通部142bを挿通し、取付プレート142の上方に至る。
ピッチコード18bの先端には、結び目18cが形成される。この結び目18cの大きさは、ピッチコード挿通部142bの大きさよりも大きい。そのため、ピッチコード18bは、結び目18cにより取付プレート142のピッチコード挿通部142bに係止される。これにより、ピッチコード18bは、取付プレート142の下方に向けてずれ落ちることがなく、取付プレート142に固定される。
このような形態でピッチコード18bを取付プレート142に係止させる場合、結び目18cが形成されたピッチコード18bを、結び目18cが取付プレート142の上方に位置するように開口部142aに挿通させ、その状態でピッチコード固定具144を取付プレート142に嵌め込むことで、容易にピッチコード18bを取付プレート142に係止させることができる。
第2の実施形態における結び目18cの大きさは、第1の実施形態における結び目18cよりも大きくすることが好ましい。ピッチコード挿通部142bの取付プレート142の長手方向D2の幅は、第1の実施形態の挿通孔144fの径よりも大きい場合がある。この場合、結び目18cは、単なるピッチコード18bの結び目ではなく、ピッチコード挿通部142bの幅よりも十分に大きい膨大部とも称することができる大きな結び目とすることが好ましい。
これにより、ピッチコード18bを結び目18cにより取付プレート142のピッチコード挿通部142bに確実に係止させることができる。
なお、上述の説明では、結び目18cがピッチコード挿通部142bで係止されることを説明した。ただし、結び目18cが係止される位置はピッチコード挿通部142bには限定されない。例えば、ピッチコード固定具144の切欠部145bと取付プレート142とで囲まれる部分で結び目18cが係止されるようにすることもできる。
次に、取付プレート142の長手方向D2におけるピッチコード固定具144の位置決めを説明する。
図11(b)及び図11(c)に示すように、ピッチコード固定具144が取付プレート142に嵌め込まれた状態において、2つの位置規制部144dは、取付プレート142の開口部142aの内周142cに当接する。そのため、取付プレート142の長手方向D2におけるピッチコード固定具144の位置決めは、2つの位置規制部144dにより行われる。
第1の実施形態では、取付プレート142の長手方向D2におけるピッチコード固定具144の位置決めは、係止部144e及び位置規制部144dで行われる。取付プレート142の長手方向D2における位置決めの仕方が、第1の実施形態と第2の実施形態とで相違する。
上述の各実施形態の説明では、レール材の例として中間バー14を用い、また、ピッチコードの例として、下部スクリーン15に対応したピッチコード18bを用いた。ただし、本発明におけるレール材等は、上述の例に限定されるものではない。例えば、レール材は、ヘッドボックス12であってもよい。また、その場合、ピッチコードは、上部スクリーン13に対応したピッチコード18aとすることができる。
また、レール材は、ボトムレール16であっても良い。更に、レール材を中間バー14とする場合、固定部材を、中間バー14の下側の取付プレート142ではなく、中間バー14の上側の取付プレート141とすることもできる。
以上の構成により、各本実施形態のプリーツスクリーンでは、既存のレール材を流用することができる簡易な構造でありながら、ピッチコードの長さを容易に調整することが可能になる。
以下、プリーツスクリーン1の特徴的な構成と、その構成から得られる効果についてより具体的に説明する。
プリーツスクリーン1は、複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されたスクリーンと、前記スクリーンの一端が固定部材を介して連結されるレール材と、前記複数のプリーツ間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコードと、前記ピッチコードの一端が係止され、前記固定部材に着脱可能に固定されるコード固定具と、を備える。
ここで、プリーツは、プリーツ131及び151を包含する。スクリーンは、上部スクリーン13及び下部スクリーン15を包含する。固定部材は、取付プレート121、141、142及び161を包含する。レール材は、ヘッドボックス12、中間バー14及びボトムレール16を包含する。ピッチコードは、ピッチコード18a及び18bを包含する。コード固定具は、ピッチコード固定具12a及び144を包含する。
上述の構成によれば、ピッチコードの一端が係止されたコード固定具を固定部材に着脱することができる。そのため、ピッチコードの長さ調整を行う際には、レール材から固定部材を外さずにコード固定具だけを外して調整することができる。その結果、既存のレール材を利用した簡易な構造でありながらも、容易にピッチコードの長さを調整することが可能となる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記コード固定具は、前記ピッチコードの一端が着脱可能に係止される係止部144eを有すること、とすることができる。
上述の構成によれば、ピッチコードをコード固定具から外して容易に長さ調整することができる。例えば、ピッチコードの一端を結んだ結び目を係止部に係止させるような構成の場合、結び目の位置を調整するだけでピッチコードの長さを調整することが可能となる。
プリーツスクリーンは、複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されたスクリーンと、前記スクリーンの一端が固定部材を介して連結されるレール材と、前記複数のプリーツ間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコードと、前記ピッチコードの一端部に設けられる膨大部18cと、前記ピッチコードの一端側が前記固定部材に形成される開口部142aを挿通した状態で、前記固定部材に着脱可能に固定されるコード固定具と、を備え、前記膨大部によりピッチコードの脱落が防止される。
上述の構成によれば、ピッチコードをコード固定具に係止させることなく固定部材に着脱することが可能となる。そのため、より容易にピッチコードの長さを調整することが可能となる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記コード固定具は、前記固定部材に形成された開口部の短手方向及び長手方向の少なくともいずれかの方向において前記開口部よりも幅広に形成されたベース部144aと、前記ベース部から起立した少なくとも1つ以上の嵌合爪と、を有し、前記嵌合爪が前記開口部において前記固定部材に嵌合されることにより前記固定部材に着脱可能に固定されること、とすることができる。
ここで、篏合爪は、第1篏合爪144b及び第2篏合爪144cを包含する。
上述の構成によれば、固定部材に対して容易にコード固定具を着脱することができる。また、ピッチコードに荷重がかかってもコード固定具が固定部材から外れて脱落してしまうことがないように固定することができる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記スクリーンを昇降可能とするために前記開口部を介して垂下される昇降コード17aを更に備え、前記ベース部は、前記昇降コードを挿通可能に開口された昇降コード挿通部145cと、前記昇降コードを外周から前記昇降コード挿通部に導入可能に形成された導入部145dとを有すること、とすることができる。
上述の構成によれば、昇降コードを垂下させたまま、固定部材に対してコード固定具を着脱することができる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記ベース部は、外周の一部に形成された切欠部145bを更に有し、前記切欠部は、前記コード固定具が前記固定部材に取り付けられた状態において、前記スクリーンの前後方向における後方側に形成され、前記ピッチコードは、前記切欠部を介して前記スクリーンの後方側に垂下されること、とすることができる。
上述の構成によれば、ピッチコードがコード固定具と固定部材との間に挟まれることなく、スクリーンの後方側に垂下させることができる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記コード固定具は、前記ベース部から起立した位置規制部144dを更に有し、前記位置規制部は、前記コード固定具が前記固定部材に取り付けられた状態において前記開口部の内周142cに当接することで、前記コード固定具の前記固定部材に対する位置ずれを規制すること、とすることができる。
上述の構成によれば、コード固定具を固定部材に取り付けた状態において、コード固定具の位置がずれてしまうことを防止することができる。
また、プリーツスクリーンにおいて、前記固定部材は、前記レール材に長手方向から挿入されることにより取り付けられ、前記コード固定具は、前記固定部材が前記レール材に取り付けられた状態のまま、前記固定部材に対して着脱可能であること、とすることができる。
上述の構成によれば、レール材に対して固定部材を長手方向から挿入して取り付けなければならない構成であっても、レール材から固定部材を外さずにコード固定具だけを外してピッチコードを調整することができるため、調整作業が容易となる。
なお、レール材から複数垂下されるピッチコードの長さに差異がある状態でスクリーン等の遮蔽材を全閉するような操作を行うと、ボトムレール又は中間バーが左右方向に移動して窓枠等にあたる「斜行」が生じる。この点、上記のようにピッチコードの調整作業が容易になると、結果として「斜行」が生じないように容易に調整することができるようになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 プリーツスクリーン
11 ブラケット
12 ヘッドボックス(レール材)
13 上部スクリーン(スクリーン)
14 中間バー(レール材)
15 下部スクリーン(スクリーン)
16 ボトムレール(レール材)
17a 昇降コード
17b 調光コード
18a ピッチコード
18b ピッチコード
18c 結び目(膨大部)
121 取付プレート(固定部材)
121a 挿通孔
131 プリーツ
131a 挿通孔
141 取付プレート(固定部材)
141a 挿通孔141
142 取付プレート(固定部材)
142a 開口部
142b ピッチコード挿通部
142c 内周
144 ピッチコード固定具(コード固定具)
144a ベース部
144b 第1篏合爪
144c 第2篏合爪
144d 位置規制部
144e 係止部
144f 挿通孔
145a 外周
145b 切欠部
145c 昇降コード挿通部
145d 導入部
146 傾斜部
151 プリーツ
151a 挿通孔
161 取付プレート(固定部材)
161a 挿通孔

Claims (8)

  1. 複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されたスクリーンと、
    前記スクリーンの一端が固定部材を介して連結されるレール材と、
    前記複数のプリーツ間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコードと、
    前記ピッチコードの一端が係止され、前記固定部材に着脱可能に固定されるコード固定具と、を備えるプリーツスクリーン。
  2. 前記コード固定具は、前記ピッチコードの一端が着脱可能に係止される係止部を有する請求項1に記載のプリーツスクリーン。
  3. 複数のプリーツが上下方向に畳み込み及び展開可能に形成されたスクリーンと、
    前記スクリーンの一端が固定部材を介して連結されるレール材と、
    前記複数のプリーツ間のピッチを保持可能とするために垂下されるピッチコードと、
    前記ピッチコードの一端部に設けられる膨大部と、
    前記ピッチコードの一端側が前記固定部材に形成される開口部を挿通した状態で、前記固定部材に着脱可能に固定されるコード固定具と、を備え、
    前記膨大部によりピッチコードの脱落が防止されるプリーツスクリーン。
  4. 前記コード固定具は、前記固定部材に形成された開口部の短手方向及び長手方向の少なくともいずれかの方向において前記開口部よりも幅広に形成されたベース部と、
    前記ベース部から起立した少なくとも1つ以上の嵌合爪と、を有し、
    前記嵌合爪が前記開口部において前記固定部材に嵌合されることにより前記固定部材に着脱可能に固定される請求項1から3のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  5. 前記スクリーンを昇降可能とするために前記開口部を介して垂下される昇降コードを更に備え、
    前記ベース部は、前記昇降コードを挿通可能に開口された昇降コード挿通部と、前記昇降コードを外周から前記昇降コード挿通部に導入可能に形成された導入部とを有する請求項4に記載のプリーツスクリーン。
  6. 前記ベース部は、外周の一部に形成された切欠部を更に有し、
    前記切欠部は、前記コード固定具が前記固定部材に取り付けられた状態において、前記スクリーンの前後方向における後方側に形成され、
    前記ピッチコードは、前記切欠部を介して前記スクリーンの後方側に垂下される請求項4に記載のプリーツスクリーン。
  7. 前記コード固定具は、前記ベース部から起立した位置規制部を更に有し、
    前記位置規制部は、前記コード固定具が前記固定部材に取り付けられた状態において前記開口部の内周に当接することで、前記コード固定具の前記固定部材に対する位置ずれを規制する請求項4に記載のプリーツスクリーン。
  8. 前記固定部材は、前記レール材に長手方向から挿入されることにより取り付けられ、
    前記コード固定具は、前記固定部材が前記レール材に取り付けられた状態のまま、前記固定部材に対して着脱可能である請求項1から3のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
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