JP3583941B2 - プリーツスクリーン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下方向にプリーツが設けられて折畳可能となった複数のスクリーン要素が連結されたプリーツスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプリーツスクリーンとしては、例えば、特開平9−328974号公報または特開平10−61352号公報に記載されたものがある。
【0003】
特開平9−328974号公報に記載されたプリーツスクリーンでは、ヘッドボックスから上部スクリーンを取り付け、上部スクリーンに下部スクリーンを取り付け、ヘッドボックスから昇降可能に垂下する第1の昇降コードの一端を下部スクリーンの下端に取り付けたボトムレールに接続し、ヘッドボックスから昇降可能に垂下する第2の昇降コードの一端を上部スクリーンと下部スクリーンとの間にある中間レールに接続している。第1の昇降コードを操作することによって、ボトムレールが昇降し、下部スクリーンと上部スクリーンとが昇降する。また、第2の昇降コードを操作することによって、中間レールが昇降し、上部スクリーンまたは下部スクリーンのうちの一方が折り畳まれ、他方のスクリーンが露出される。
【0004】
また、特開平10−61352号公報に記載されたプリーツスクリーンでは、異なるスクリーン要素をウエイト材を介して上下方向に交互に連続して連結し、ヘッドボックスから昇降可能に垂下する昇降コードを最下段のスクリーン要素の下端に固定されたボトムレールに接続し、ヘッドボックスから昇降可能に垂下する開閉用コードを上から奇数番目のウエイト材に順次接続している。昇降コードを操作することによって、ボトムレールが昇降し、全てのスクリーン要素が昇降する。また、開閉用コードを操作することによって、上から奇数番目のウエイト材が昇降し、奇数番目のスクリーン要素または偶数番目のスクリーン要素のうちの一方が折り畳まれ、他方のスクリーン要素が露出される。
【0005】
いずれの公報に記載されたプリーツスクリーンにおいても、不透明な生布と半透明の生布とを組み合わせてスクリーンを構成することにより、部分的に、光または視線を遮断する遮蔽機能と、シースルー機能とを併せ持たせることができるという利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のプリーツスクリーンにおいて、窓を完全に開放するためには、昇降コード(第1の昇降コード)を上昇させるしかないが、窓の下部のみを完全に開放させることはできても、窓の上部または中間部のみを完全に開放させたりすることはできない。例えば、長い庇のある窓においては、ひさしの影になる窓の上部は完全に開放し、直接光が入射する窓の下部だけスクリーンを配置したい、という場合等があり、窓の上部または中間部のみを完全に開放したいという要望は多いが、上記従来のプリーツスクリーンでは対応することができない、という問題がある。
【0007】
本発明はかかる従来の課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし請求項2記載の発明は、部分的にスクリーンの完全開放を行うことができるプリーツスクリーンを提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、プリーツが設けられて上下方向に折畳可能となった複数のスクリーン要素(14,14’,16,16’)を上下方向に連結したものからスクリーン(12、12’)を構成し、ヘッドボックス(10)からスクリーン(12、12’)を吊り下げ、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された昇降コード(22)の一端を最下段のスクリーン要素(16,16’)の下端部に接続し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された開閉用コード(28,28’)の一端側を前記スクリーン要素(14,14’,16,16’)同士の連結部(18、18’、19’)の少なくとも一部に接続したプリーツスクリーンにおいて、
最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端をヘッドボックス(10)に対して着脱可能に連結し、該最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端とヘッドボックス(10)との連結を解除した状態において、最上段のスクリーン要素(14,14’)がヘッドボックス(10)から吊下げられた状態を維持しつつ、最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端をヘッドボックス(10)に対して上下方向に移動可能として最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端とヘッドボックス(10)との間を完全開放可能とすることを特徴とする。
【0009】
最上段のスクリーン要素の上端をヘッドボックスに対して上下方向に移動させることで、最上段のスクリーン要素の上端とヘッドボックスとの間をスクリーンのない完全開放にすることができる。
【0011】
最上段のスクリーン要素の上端がヘッドボックスに取り付けている場合には、通常のプリーツスクリーンと同じ使い方ができ、最上段のスクリーン要素の上端がヘッドボックスから取り外された場合には、最上段のスクリーン要素だけが折り畳まれて、プリーツスクリーンの上部を完全に開放することができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、プリーツが設けられて上下方向に折畳可能となった複数のスクリーン要素(14,14’,16,16’)を上下方向に連結したものからスクリーン(12、12’)を構成し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された昇降コード(22)の一端を最下段のスクリーン要素(16’)の下端部に接続し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された開閉用コード(28’)の一端側を前記スクリーン要素(14’,16’)同士の連結部(18’,19’)の少なくとも一部に接続したプリーツスクリーンにおいて、
前記複数のスクリーン要素(14’、16’)同士の連結(18’、19’)の少なくとも一部を着脱可能な連結とし、連結が解除された下方のスクリーン要素(14’、16’)の連結端を上下方向に移動可能とすることを特徴とする。
【0015】
連結が解除された下方のスクリーン要素の連結端を上下方向に移動させ、該下方のスクリーン要素を折り畳むことで、連結が解除されたスクリーン要素同士の間をスクリーンのない完全開放にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図3は、本発明の第1の実施形態を表す斜視図、図4ないし図6はその構成を模式的に表す正面図である。
【0017】
図において、10はヘッドボックスであり、ヘッドボックス10からはスクリーン12が吊り下げられている。スクリーン12は、プリーツが設けられ上下方向に折畳可能となった上部スクリーン要素14と下部スクリーン要素16の2つのスクリーン要素が上下方向に連結されたものからなる。上部スクリーン要素14と下部スクリーン要素16との間には中間バー18があって、これらの要素14,16を連結する連結部を構成している。また、下部スクリーン要素16の下端にはボトムレール20が取り付けられている。
【0018】
この例では、上部スクリーン要素14が半透明、下部スクリーン要素16が不透明の生布からなっている。勿論、上部スクリーン要素14を不透明、下部スクリーン要素16を半透明とすることでもよい。
【0019】
ヘッドボックス10からは、幅方向に所定間隔をあけて、複数本の昇降コード22が昇降可能に垂下しており、各昇降コード22は上部スクリーン要素14及び下部スクリーン要素16の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔及び中間バー18に設けられた貫通孔をそれぞれ貫通して、その一端がボトムレール20に接続されている。また、各昇降コード22の他端は、ヘッドボックス10内へと導入されて、操作部23に接続される。図4に示したように、操作部23は、ヘッドボックス10内に収容される回転ドラム24と、該回転ドラム24に一体に固定されヘッドボックス10内を長手方向に伸びる回転軸25と、回転軸25の一端に固定されたプーリ26と、該プーリ26に巻き掛けられヘッドボックス10の一端から導出された操作コード27と、を有しており、昇降コード22の他端は回転ドラム24に巻解き、巻取可能に固着されている。操作部23の操作コード27を操作して、プーリ26を介して回転軸25をどちらかの方向に回転させることによって、回転ドラム24が、昇降コード22の巻解きまたは巻取方向に回転し、昇降コード22の一端が昇降する。
【0020】
また、ヘッドボックス10からは、幅方向に所定間隔をあけて、複数本の開閉用コード28が昇降可能に垂下しており、各開閉用コード28は、上部スクリーン要素14の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔を貫通して、その一端が中間バー18に接続されている。また、各開閉用コード28の他端は、ヘッドボックス10内へと導入され、ヘッドボックス10内を長手方向に誘導されて、ヘッドボックス10内に設けられたストッパ29を介してヘッドボックス10の他端部から導出されて操作部32に接続されている。操作部32を操作して開閉用コード28の他端側をヘッドボックス10から引き出せば、開閉用コード28の一端が上昇し、引き出しを停止すればストッパ29が作動して開閉用コード28が停止する。また、操作部32をやや引っ張ってストッパ29を解除した後、中間バー18等の自重により開閉用コード28の他端側をヘッドボックス10へ引き込ませれば、開閉用コード28の一端が下降し、操作部32を再び引っ張ればストッパ29が作動して開閉用コード28が停止する。
【0021】
上部スクリーン要素14の上端は、ヘッドボックス10に対して着脱可能に連結されている。具体的には、上部スクリーン要素14の上端には連結部を構成する上端バー34が固着されている。そして、上端バー34の上面とヘッドボックスの下面のいずれか一方にマグネット36が設けられており、他方には鉄板のような磁性体板38が設けられており、常時は、上端バー34とヘッドボックス10との間はマグネット36と磁性体板38との間の磁力によって連結されている。上端バー34を下方へ引っ張ることにより、ヘッドボックス10と上端バー34との連結は解除されるようになっている。
【0022】
以上のように構成されるプリーツスクリーンの作用を説明する。
【0023】
従来のプリーツスクリーンと同様に、操作部32を操作することによって、開閉用コード28の一端を昇降させることができ、これによって、中間バー18が昇降する。中間バー18を上昇させることにより、上部スクリーン要素14が折り畳まれ、下部スクリーン要素16が露出するので、窓は不透明な下部スクリーン要素16によって覆われ、光や視線を完全に遮蔽する遮蔽状態となる。反対に中間バー18を下降させることにより、下部スクリーン要素16が折り畳まれ、上部スクリーン要素14が露出するので、窓は半透明な上部スクリーン要素14によって覆われ、光を外部から採り入れることができるシースルー状態となる(図2、図5)。ストッパ29を作動させて開閉用コード28を保持することにより、中間バー18を所望の位置に停止させることができる。
【0024】
窓の上部からもっと多くの光を採り入れたい場合には、例えば、図1のように中間バー18が中間の高さにある状態から、上端バー34とヘッドボックス10との間の連結を外すと、上部スクリーン要素14が折り畳まれて、上端バー34が中間バー18の方へと下降し、上部がスクリーンのない完全に開放された状態となる(図3、図6)。これによって、光や風を上方から採り入れることができるようになる。特に、庇が長く、窓上部からの直接光や視線が入りにくい窓の場合に、このように上部だけ完全に開放することができると便利である。
【0025】
上部スクリーン要素14の上端の上端バー34は、ヘッドボックス10との間の連結が外れると下方へ下降するが、中間バー18があるために、中間バー18によって下限位置が決まる。従って、中間バー18の位置を開閉用コード28で調節することによって、完全開放する面積を調節することができる。
【0026】
また、窓の下部から完全に開放させたい場合には、例えば図1の状態から従来と同様に、操作コード27を操作して、回転ドラム24が昇降コード22を巻き取る方向へと回転軸25を回転させて、昇降コード22の一端を上昇させる。これにより、ボトムレール20が上昇していき、下部スクリーン要素16及び上部スクリーン要素14が順次、折り畳まれる。所望の位置で操作コード27の操作を停止することで、ボトムレール20の停止位置より下方を完全に開放することができる。
【0027】
尚、上端バー34とヘッドボックス10との間を着脱可能に連結する例としては、上記磁石と磁性体による連結の他に、図7に示したように、ヘッドボックス10に所定角度揺動可能に枢着されたレバー40と、上部スクリーン要素14の上端に固着されたピン42とにより連結することができる。ピン42をレバー40に引っ掛けまたは取り外すことにより、ヘッドボックス10と上部スクリーン要素14とを着脱可能とすることができる。
【0028】
次に、図8ないし図9は、本発明の参考形態であり、第1の実施形態と同一の部品は同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0029】
この参考形態では、ヘッドボックス10から幅方向に所定間隔をあけて、複数本の第2開閉用コード44が昇降可能に垂下しており、各第2開閉用コード44の一端が、上部スクリーン要素14の上端バー34に接続されている。また、第2開閉用コード44の他端は、ヘッドボックス10内へと導入され、ヘッドボックス10内を長手方向に誘導されて、ヘッドボックス10内に設けられたストッパ46を介してヘッドボックス10の一端部から導出されて操作部48に接続されている。操作部48を操作して、第2開閉用コード44の他端をヘッドボックス10から引き出せば、第2開閉用コード44の一端が上昇し、引き出しを停止すればストッパ46が作動して第2開閉用コード44が停止する。また、操作部48をやや引っ張ってストッパ46を解除した後、上端バー34等の自重により第2開閉用コード44の他端側をヘッドボックス10へ引き込ませれば、第2開閉用コード44の一端が下降し、操作部48を再び引っ張ればストッパ46が作動して第2開閉用コード44が停止する。
【0030】
このように構成されるプリーツスクリーンでは、常時は第2開閉用コード44の一端は上昇した位置にあって、上端バー34はヘッドボックス10に近接した位置にある。
【0031】
上部だけ完全に開放したい場合には、操作部48を操作して、第2開閉用コード44の一端を下降させることにより、上端バー34が下降し、上部スクリーン要素14が折り畳まれ、上部がスクリーンのない完全に開放された状態となる。これによって、光や風を上方から直接採り入れることができるようになる。上端バー34がヘッドボックス10と中間バー18との間の所望の位置になったところで、ストッパ46を作動させて第2開閉用コード44を保持することにより、上端バー34を所望の位置に停止させることができる。
【0032】
以上のように参考形態によっても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0033】
次に、図10ないし図13は、本発明の第2の実施形態であり、第1の実施形態と同一の部品は同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0034】
この実施形態では、スクリーン12’が、スクリーン要素14’とスクリーン要素16’とが上下方向に交互に連続して連結されたものからなる。スクリーン要素14’とスクリーン要素16’との間には、交互に中間バー18’、19’があってこれらの要素14’,16’を連結する連結部を構成している。また、スクリーン要素16’の下端にはボトムレール20が取り付けられている。この例では、スクリーン要素14’が半透明、スクリーン要素16’が不透明の生布からなっている。勿論、スクリーン要素14’を不透明、スクリーン要素16’を半透明とすることでもよい。
【0035】
また、ヘッドボックス10からは、幅方向に所定間隔をあけて複数本の開閉用コード28’が昇降可能に垂下しており、各開閉用コード28’の一端側は、スクリーン要素14’の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔を貫通して、上から奇数番目の中間バー18’に接続され、スクリーン要素16’の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔を貫通し、上から偶数番目の中間バー19’に設けられた貫通孔を貫通し、順次このサイクルを繰り返し、その一端が最下方にある中間バー18’に接続されている。また、各開閉用コード28’の他端は、ヘッドボックス10内へと導入され、ヘッドボックス10内を長手方向に誘導されて、ヘッドボックス10内に設けられたストッパ29を介してヘッドボックス10の他端部から導出されて操作部32に接続されている。
【0036】
最上方にあるスクリーン要素14’の上端には上端バー34’が固着されており、第1の実施形態と同様に、ヘッドボックス10に対して着脱可能に連結されていると共に、上から偶数番目の中間バー19’は上下の上部中間バー19’−1と下部中間バー19’−2とに分離可能となっており、上部中間バー19’−1と下部中間バー19’−2の一方にはマグネット36が設けられており、他方には鉄板のような磁性体板38が設けられており、常時は、上部中間バー19’−1と下部中間バー19’−2との間はマグネット36と磁性体板38との間の磁力によって連結されている。下部中間バー19’−2を下方に引っ張ることにより、上部中間バー19’−1との連結は解除されるようになっている。
【0037】
さらに、ヘッドボックス10からは幅方向に所定間隔をあけて複数本の間隔保持コード50が昇降可能に垂下しており、各間隔保持コード50はスクリーン要素14’の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔、上から奇数番目の中間バー18’に設けられた貫通孔、及びスクリーン要素16’の各プリーツ部分ごとにそれぞれ設けられた貫通孔をそれぞれ貫通して、上から偶数番目の中間バー19’の上部中間バー19’−1に接続され、順次このサイクルを繰り返し、その一端がボトムレール20に接続されている。また、間隔保持コード50の他端は、ヘッドボックス10に固定されている。
【0038】
また、昇降コード22が設けられているのは、第1の実施形態と同じである。
【0039】
以上のように構成されるプリーツスクリーンにおいて、従来のプリーツスクリーンと同様に、操作部32を操作することによって、開閉用コード28’の一端を昇降させることができ、これによって、奇数番目の中間バー18’が昇降する。奇数番目の中間バー18’を上昇させることにより、上から奇数番目のスクリーン要素14’が折り畳まれ、上から偶数番目のスクリーン要素16’が露出するので、窓は不透明なスクリーン要素16’によって覆われ、光や視線を完全に遮蔽する遮蔽状態となる(図10)。反対に中間バー18’を下降させることにより、スクリーン要素16’が折り畳まれ、スクリーン要素14’が露出するので、窓は半透明なスクリーン要素14’によって覆われ、光を外部から採り入れることができるシースルー状態となる(図11)。ストッパ29を作動させて開閉用コード28’を保持することにより、中間バー18’を所望の位置に停止させることができる。
【0040】
さらに、所望の高さの位置から光を直接採り入れたい場合には、図11のシースルー状態から、上端バー34’とヘッドボックス10との間の連結、またはある中間バー19’の上部中間バー19’−1と下部中間バー19’−2との間の連結を外すと、上端バー34’と一体となったスクリーン要素14が折り畳まれて、上端バー34’がすぐ下にある中間バー18’の方へと下降し、または下部中間バー19’−2と一体となったスクリーン要素14’が折り畳まれて、下部中間バー19’−2がすぐ下にある中間バー18’の方へと下降し、スクリーンのない完全に開放された部分ができる。これによって、光や風を上方からまたは任意の高さから採り入れることができるようになる。
【0041】
上端バー34’または下部中間バー19’−2の下限位置は、すぐ下方にある中間バー18’によって決まるため、中間バー18’の位置を調節することによって、完全開放面積を調節することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項2記載の発明によれば、プリーツスクリーンの上部または所望の部分を完全に開放することができる。
【0043】
また、簡単な構成で、通常は、従来と同様のプリーツスクリーンと同じ使い方のみを可能としながら、最上段のスクリーン要素とヘッドボックスの連結、またはスクリーン要素同士の連結を解除することで、プリーツスクリーンの上部または所望の部分を完全に開放することができる。連結が解除された最上段のスクリーン要素または連結が解除された下方のスクリーン要素のみが折り畳まれるので、スクリーン全体の形状を大きく変えることはなく、一部分のみを開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプリーツスクリーンを表す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るプリーツスクリーンのシースルー状態を表す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプリーツスクリーンの上部だけを完全に開放した状態を表す斜視図である。
【図4】図1のプリーツスクリーンの構成を模式的に表す正面図である。
【図5】図2のプリーツスクリーンの構成を模式的に表す正面図である。
【図6】図3のプリーツスクリーンの構成を模式的に表す正面図である。
【図7】図1の着脱可能な構成の他の例を表す一部正面図であり、(a)は上部スクリーン要素14とヘッドボックス10が連結された状態、(b)は上部スクリーン要素14とヘッドボックス10が取り外された状態を表す図である。
【図8】本発明の参考形態に係るプリーツスクリーンを表す斜視図である。
【図9】図8のプリーツスクリーンの構成を模式的に表す正面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るプリーツスクリーンを表す斜視図であり、遮蔽状態を表す。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るプリーツスクリーンを表す斜視図であり、シースルー状態を表す。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るプリーツスクリーンの上部及び中間部だけを完全に開放した状態を表す斜視図である。
【図13】図12のプリーツスクリーンの構成を模式的に表す正面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドボックス
12、12’ スクリーン
14 上部スクリーン要素
14’ スクリーン要素
16 下部スクリーン要素
16’ スクリーン要素
18、18’、19’ 中間バー
22 昇降コード
28、28’ 開閉用コード
44 第2開閉用コード
48 操作部
Claims (2)
- プリーツが設けられて上下方向に折畳可能となった複数のスクリーン要素(14,14’,16,16’)を上下方向に連結したものからスクリーン(12、12’)を構成し、ヘッドボックス(10)からスクリーン(12、12’)を吊り下げ、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された昇降コード(22)の一端を最下段のスクリーン要素(16,16’)の下端部に接続し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された開閉用コード(28,28’)の一端側を前記スクリーン要素(14,14’,16,16’)同士の連結部(18、18’、19’)の少なくとも一部に接続したプリーツスクリーンにおいて、
最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端をヘッドボックス(10)に対して着脱可能に連結し、該最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端とヘッドボックス(10)との連結を解除した状態において、最上段のスクリーン要素(14,14’)がヘッドボックス(10)から吊下げられた状態を維持しつつ、最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端をヘッドボックス(10)に対して上下方向に移動可能として最上段のスクリーン要素(14,14’)の上端とヘッドボックス(10)との間を完全開放可能とすることを特徴とするプリーツスクリーン。 - プリーツが設けられて上下方向に折畳可能となった複数のスクリーン要素(14,14’,16,16’)を上下方向に連結したものからスクリーン(12、12’)を構成し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された昇降コード(22)の一端を最下段のスクリーン要素(16’)の下端部に接続し、ヘッドボックス(10)から昇降可能に垂下された開閉用コード(28’)の一端側を前記スクリーン要素(14’,16’)同士の連結部(18’,19’)の少なくとも一部に接続したプリーツスクリーンにおいて、
前記複数のスクリーン要素(14’、16’)同士の連結(18’、19’)の少なくとも一部を着脱可能な連結とし、連結が解除された下方のスクリーン要素(14’、16’)の連結端を上下方向に移動可能とすることを特徴とするプリーツスクリーン。
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