JP2017133304A - 遮蔽装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による遮蔽装置(例えばロールスクリーン1)は、遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、遮蔽材の下端部に錘部材(ウェイトバー5)と、当該錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレート8と、を備える。好適には、可動プレート8は、遮蔽材の引き操作に応じて当該錘部材に対し上方に相対移動するよう構成されている。また、好適には、可動プレート8は、遮蔽材の引き操作の停止時に当該錘部材に対し自重により下方に相対移動可能に支持されている。
【選択図】図1
Description
(遮蔽装置の全体構成)
図1は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の概略構成を示す正面図である。図1に示すロールスクリーン1は、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、この支持部材2a,2b間に円筒状の巻取パイプ3が回転可能に支持される。取付フレーム2は、ブラケット6により取着面に固定される。
図2は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。図2の両矢印で示すように、可動プレート8は、ウェイトバー5に対し、その一側面(本例では、室内側側面)にて上下方向に相対移動可能に支持される。
(遮蔽装置の全体構成)
次に、本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1について説明する。第2実施形態に係るロールスクリーン1は、図1に示す第1実施形態と比較して、ウェイトバー5及び可動プレート8の形状が異なる点を除き、ほぼ同様に構成される。即ち、本実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1は、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72を備えた構成とするものであり、同様な構成要素には同一の参照番号を付して、相違点となる第2実施形態におけるウェイトバー5に係る可動プレート8の構成について主に説明する。
図4は、本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。図4の両矢印で示すように、可動プレート8は、ウェイトバー5に対し、その前後両側面にて上下方向に相対移動可能に支持される。
次に、本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1について、その変形例をその他の実施形態として説明する。図6(a),(b)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第1変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。また、図6(c),(d)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第2変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。
まず、図6(a)には、第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第1変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1実施形態では、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、ウェイトバー5のコード導入口5bを経て挿入係合され、尚且つウェイトバー5のコード導出口5cを経て導出され、可動プレート8の下端部に取着されるとして説明した。一方、図6(a)に示す第1変形例では、ウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止される。このため、図6(a)に示す第1実施形態に基づく第1変形例の形態は、ウェイトバー5にコード導出口5cを設けていない点を除き、ウェイトバー5及び可動プレート8の構成に関して第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態のウェイトバー5及び可動プレート8の構成に対し、ウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止したものとしてもよい。
次に、図6(c),(d)には、それぞれ第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第2変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態では、プルグリップ9を用いるウェイトバー5に可動プレート8を設けるとして説明した。一方、図6(c),(d)に示す第2変形例では、例えばボールチェーンなどを利用したスクリーン4の下降操作(図示せず)としてロールスクリーン1を構成したときに、プルグリップ9を不要とした際の例であり、このためプルコード9aに関するコード導入/導出口を設けていない点を除き、ウェイトバー5及び可動プレート8の構成はそれぞれ第1及び第2実施形態と同様である。従って、第1及び第2実施形態のウェイトバー5及び可動プレート8の構成に対し、プルコード9aやプルグリップ9の設置を不要としたものとしてもよい。
まず、図8(a),(b)には、第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第3変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態と比較して、その第3変形例では、可動プレート8の前面(室内側面)に対し、装飾生地10を取着可能にする係合保持部8hがその長手方向のほぼ全長に亘って、上端及び下端に設けられている。可動プレート8の前面(室内側面)の上端及び下端における係合保持部8hの各々は、それぞれ装飾生地10の上端及び下端を掴持することが可能な生地押さえ8fと爪部8gが形成されている。係合保持部8hを利用することで、装飾生地10を利用者の要望に応じて着脱可能に取着することができ、これにより、第1及び第2実施形態の作用・効果を維持しつつ、その意匠性を向上させることができる。尚、この第3変形例として示される係合保持部8hは、前述した第1及び第2変形例の可動プレート8に対しても適用可能であることは勿論であり、上述した第1及び第2変形例の作用・効果を得ることができる。
次に、図8(c),(d)には、第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第4変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態と比較して、その第4変形例では、可動プレート8の前面(室内側面)に対し、装飾生地10の上端を取着可能にする係合保持部8hと、装飾生地10の下端のバタツキを抑制する生地押さえ8iが、その長手方向のほぼ全長に亘って、それぞれ上端及び下端に設けられている。可動プレート8の前面(室内側面)の上端における係合保持部8hは、それぞれ装飾生地10の上端を掴持することが可能な生地押さえ8fと爪部8gが形成されている。生地押さえ8iは、装飾生地10の下端のバタツキを抑制する程度に突出させていればよい。第4変形例では、装飾生地10を可動プレート8の前面(室内側面)に取着する際に、係合保持部8hにより装飾生地10の上端を取着して係止し、生地押さえ8iの部分で装飾生地10の下端を挿入係合させるだけでよくなり、装飾生地10の取着に関して、装飾生地10の弛みの発生を抑制し、尚且つ組立性がより向上する。これにより、第1及び第2実施形態の作用・効果を維持しつつ、その意匠性を向上させることができる。尚、この第4変形例として示される係合保持部8h及び生地押さえ8iは、前述した第1及び第2変形例の可動プレート8に対しても適用可能であることは勿論であり、上述した第1及び第2変形例の作用・効果を得ることができる。
4 遮蔽材(スクリーン)
5 ウェイトバー
7 自動引き上げ機構
8 可動プレート
8h 係合保持部
8i 生地押さえ
9 プルグリップ
9a プルコード
10 装飾生地
71 スプリングモーター
72 ストッパー装置
Claims (9)
- 遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、
遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、
前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、
前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し相対移動するよう構成されていることを特徴とする遮蔽装置。 - 前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
- 遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、
遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、
前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、
前記可動プレートは、一定の可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するように下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする遮蔽装置。 - 前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする、請求項3に記載の遮蔽装置。
- 前記可動プレートは、当該ロック機能のストッパー動作により上昇する前記錘部材の戻り量以上の前記可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するよう自重により下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の遮蔽装置。
- 前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し上方に相対移動するよう構成されていることを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
- 前記可動プレートは、前記錘部材の外面に可動係合され、前記遮蔽材の引き操作に応じて当該可動プレートが前記可動域内で相対移動することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
- 前記可動プレートは、装飾生地の上端及び下端の各々を着脱可能に掴持する係合保持部を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
- 前記可動プレートは、装飾生地の上端を着脱可能に掴持する係合保持部と、前記装飾生地の下端のバタツキを抑制する生地押さえを有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
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