JP2017133304A - 遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動引き上げ機構に係るストッパー動作に伴う錘部材下端の遮蔽性をより向上させる遮蔽装置を提供する。
【解決手段】本発明による遮蔽装置(例えばロールスクリーン1)は、遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、遮蔽材の下端部に錘部材(ウェイトバー5)と、当該錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレート8と、を備える。好適には、可動プレート8は、遮蔽材の引き操作に応じて当該錘部材に対し上方に相対移動するよう構成されている。また、好適には、可動プレート8は、遮蔽材の引き操作の停止時に当該錘部材に対し自重により下方に相対移動可能に支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置に関し、特に、遮蔽材の自動引き上げ機構を備えた遮蔽装置に関する。
スクリーン等の遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置として、ロールスクリーン、ローマンシェード、プリーツスクリーン等がある。
これらの遮蔽装置のうち、遮蔽材を自動的に引き上げ可能とする自動引き上げ機構を備えたものがある。
例えば、スクリーンを巻き取り可能とする巻取パイプ内に、自動引き上げ機構として機能するスプリングモーター及びストッパー装置を備えたロールスクリーンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
自動引き上げ機構として機能するスプリングモーターは、概略的には、捩じりコイルスプリングの基端側が支持部材に固定されたプラグキャップに固定され、先端側は巻取パイプの中間部で巻取パイプの内周面に嵌合してこの巻取パイプと一体に回転するドライブプラグに取着されて構成されている。
そして、巻取パイプがスクリーンの巻き戻し方向に回転されると、当該捩じりコイルスプリングが蓄勢される。この捩じりコイルスプリング内には基端側が当該プラグキャップに固定された支持筒が配設され、その支持筒の先端部にストッパー装置が取着されている。
ストッパー装置は、スプリングモーターの付勢力によるスクリーンの引き上げ動作を阻止するロック機能を有し、そのロック機能が働いている状態からスクリーンをプルコードやボールチェーン等で僅かに下方へ引いたとき、ストッパー動作が解除され、スプリングモーターの付勢力により、巻取パイプがスクリーン巻取り方向に回転されて、スクリーンが自動的に引き上げられる。
一方、プルコードやボールチェーン等で巻取パイプをスクリーンの巻き戻し方向に回転させると、スクリーンが下降し、このとき、プルコードやボールチェーン等を手放すなどして引き操作を停止させると、ストッパー装置が作動してスクリーンが当該下降位置に保持される。
尚、この引き操作を停止させストッパー装置が作動するまでの間、スプリングモーターの付勢力によるスクリーンの引き上げ動作が働いているため、スクリーンが僅かに上昇する。
ところで、断面略I字状をなす帯体よりなる可動遮光材をウェイトバーの中空部内に収納し、その可動遮光材の一部をウェイトバーの下方に露出させ、ウェイトバーが下枠近くまで下降し、その可動遮光材が下枠に接触すると、当該可動遮光材全体が上方に移動すると共に、その下端部が、下枠に隙間なく当接して、ウェイトバーと下枠との間を遮光する技法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
実登第3170390号明細書 特開2015−187372号公報
前述したように、遮蔽材を自動的に引き上げ可能とする自動引き上げ機構を備えた遮蔽装置では、遮蔽材を任意の下降位置に保持することができるようストッパー装置が設けられている。
しかしながら、このような自動引き上げ機構を備えた遮蔽装置において、遮蔽材を下限位置まで下降させて引き操作を停止させても、スプリングモーターの付勢力による遮蔽材の引き上げ動作が働いているため遮蔽材が僅かに上昇し、このため遮蔽材の下端に隙間が生じてしまうという問題があった。
例えば、スプリングモーターを備えたプルコード式のロールスクリーンを窓枠内に取り付けた場合、窓枠下面にスクリーン下端に設けられるウェイトバーを当接させて引き操作を停止させたとしても、スクリーンが僅かに上昇しウェイトバー下端と窓枠下面との間に隙間が生じ、光漏れが発生するという問題がある。
また、特許文献2には、断面略I字状をなす帯体よりなる可動遮光材をウェイトバーの中空部内に上下に相対移動可能に収納し、ウェイトバー下端と窓枠下面との間における隙間を遮蔽可能とする技法が開示されているが、当該ウェイトバーの中空部内に十分な可動域を設けていないと、特に、上述したようなスプリングモーターの付勢力によるスクリーンの上昇(戻り量)を考量していない場合、依然としてウェイトバーの下方が遮蔽不足となりうる。また、特許文献2の技法では、可動遮光材をウェイトバーの中空部内に収納する構成であるため、仮に可動遮光材が当該スクリーンの上昇(戻り量)に十分な可動域を有するとしても、意匠性の観点で改善の余地がある。
従って、このような自動引き上げ機構を備えた遮蔽装置においても、遮蔽材の下端における隙間をより狭くする、より好適には、完全に遮蔽する技法が望まれる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、自動引き上げ機構に係るストッパー動作に伴う錘部材下端の遮蔽性をより向上させる遮蔽装置を提供することにある。
本発明の第1態様の遮蔽装置は、遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し相対移動するよう構成されていることを特徴とする。これにより、操作者は、錘部材の下端位置や可動プレートの可動範囲を直ちに把握することができ、その操作性が向上するようになる。
また、本発明の第1態様の遮蔽装置において、前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする。これにより、自動引き上げ機構による遮蔽材(例えば、スクリーン)の上昇(戻り量)がある場合にも、錘部材の下方の遮蔽効果を高めることができる。
更に、本発明の第2態様の遮蔽装置は、遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、前記可動プレートは、一定の可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するように下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする。これにより、錘部材(例えばウェイトバー)の下方の遮蔽性を好適に向上させることができる。
また、本発明の第2態様の遮蔽装置において、前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする。即ち、自動引き上げ機構(例えばスプリングモーターの付勢力)を備える遮蔽装置において、特に、錘部材の下方の遮蔽性を好適に向上させることができる。
また、本発明の第2態様の遮蔽装置において、前記可動プレートは、当該ロック機能のストッパー動作により上昇する前記錘部材の戻り量以上の前記可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するよう自重により下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする。これにより、自動引き上げ機構による遮蔽材(例えば、スクリーン)の上昇(戻り量)がある場合にも、確実に、錘部材の下方を遮蔽することができる。
また、本発明の第2態様の遮蔽装置において、前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し上方に相対移動するよう構成されていることを特徴とする。これにより、操作者は、錘部材の下端位置や可動プレートの可動範囲を直ちに把握することができ、その操作性が向上するようになる。
また、本発明の第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記可動プレートは、前記錘部材の外面に可動係合され、前記遮蔽材の引き操作に応じて当該可動プレートが前記可動域内で相対移動することを特徴とする。これにより、操作者は、錘部材に対する可動プレートの相対位置を容易に把握できるとともに、その意匠性が優れたものとなる。
また、本発明の第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記可動プレートは、装飾生地の上端及び下端の各々を着脱可能に掴持する係合保持部を有することを特徴とする。これにより、可動プレートに係る意匠性をより向上させることができる。
また、本発明の第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記可動プレートは、装飾生地の上端を着脱可能に掴持する係合保持部と、前記装飾生地の下端のバタツキを抑制する生地押さえを有することを特徴とする。これにより、可動プレートに係る意匠性をより向上させるとともに、装飾生地の組付性を向上させることができる。
本発明によれば、錘部材の下方の遮蔽性をより向上させることが可能となる。
本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーンの概略構成を示す正面図である。 本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図である。 (a),(b)は、それぞれ下降動作時及び下降停止時の本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバーに対する可動プレートの動作を説明する側面断面図である。 本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図である。 (a),(b)は、それぞれ下降動作時及び下降停止時の本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバーに対する可動プレートの動作を説明する側面断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第1変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図であり、(c),(d)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第2変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図である。 (a),(b)は、それぞれ下降動作時及び下降停止時の本発明による第2実施形態の遮蔽装置に対する第2変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバーに対する可動プレートの動作を説明する側面断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第3変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図であり、(c),(d)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第4変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバー周辺の概略構成を示す側面断面図である。 本発明による第2実施形態の遮蔽装置に対する第4変形例として構成されるロールスクリーンにおけるウェイトバーにおける装飾生地の取着方法の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態のロールスクリーンを説明する。尚、本願明細書中、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーン4の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をロールスクリーン1の左側、及び、図示右方向をロールスクリーン1の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とし、ロールスクリーン1の前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
〔第1実施形態〕
(遮蔽装置の全体構成)
図1は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の概略構成を示す正面図である。図1に示すロールスクリーン1は、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、この支持部材2a,2b間に円筒状の巻取パイプ3が回転可能に支持される。取付フレーム2は、ブラケット6により取着面に固定される。
巻取パイプ3は、スクリーン4の一端を取着して巻き取り可能に吊下支持している。スクリーン4の他端は、錘部材として機能するウェイトバー5に取着されている。従って、スクリーン4はウェイトバー5の重量に基づいて張設される。
ところで、本実施形態の例では、可動プレート8を上下方向に相対移動可能に支持するウェイトバー5に対し、プルグリップ9によりスクリーン4の開閉動作を行うよう構成される。ただし、本実施形態においても、巻取パイプ3の一端部にボールチェーンや紐等による操作ユニットを設ける構成とすることもできる。
より具体的には、図2及び図3を参照して詳細に後述するが、スクリーン4の下端は、錘部材として機能するウェイトバー5の取着部5aに取着されている。そして、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、ウェイトバー5の下方に設けられたコード導入口5bを経てウェイトバー5内に挿入係合され、尚且つウェイトバー5の一側面に設けられたコード導出口5cを経て導出され、当該一側面にて上下方向に相対移動可能に支持される可動プレート8の下端部に取着される。
また、巻取パイプ3内に、自動引き上げ機構7として機能する、スプリングモーター70及びストッパー装置72が配設されている。
スプリングモーター70は、概略的には、支持筒75によって支持される捩じりコイルスプリング71の基端側が支持部材2bに固定されたプラグキャップ73に固定され、先端側は巻取パイプ3の中間部で巻取パイプ3の内周面に嵌合してこの巻取パイプ3と一体に回転するドライブプラグ74に取着されて構成されている。
そして、巻取パイプ3がスクリーン4の巻き戻し方向に回転されると、当該捩じりコイルスプリング71が蓄勢される。基端側が当該プラグキャップ73に固定された支持筒75が捩じりコイルスプリング71内に配設され、その支持筒75の先端部にストッパー装置72が取着されている。
尚、本例におけるストッパー装置72には、スクリーンの引き上げ速度を制限するガバナー装置76が連結されているが、必ずしもガバナー装置76が設けられている必要はない。
ストッパー装置72は、スプリングモーター71の付勢力によるスクリーン4の引き上げ動作を阻止するロック機能を有し、そのロック機能が作動している状態からスクリーン4をプルグリップ9により僅かに下方へ引いたとき、当該ロック機能によるストッパー動作が解除され、スプリングモーター71の付勢力により、巻取パイプ3がスクリーン巻取り方向に回転されて、スクリーン4が自動的に引き上げられる。
一方、プルグリップ9による引き操作で、巻取パイプ3をスクリーン4の巻き戻し方向に回転させるとスクリーン4が下降し、このとき、プルグリップ9を手放すなどして引き操作を停止させると、ストッパー装置72が作動してスクリーン4が当該下降位置に保持される。
この引き操作を停止させストッパー装置72が作動するまでの間、スプリングモーター71の付勢力によるスクリーン4の引き上げ動作が維持されるため、スクリーン4が僅かに上昇する。
すると、例えば自動引き上げ機構7を備えたプルコード式のロールスクリーン1を窓枠内に取り付けた場合、従来技法では、窓枠下面にスクリーン下端に設けられるウェイトバー5を当接させて引き操作を停止させたとしても、スクリーン4が僅かに上昇しウェイトバー5の下端と窓枠下面との間に隙間が生じ、光漏れが発生するという問題があった。一方、本発明に係る第1実施形態では、このときのウェイトバー5の下端における隙間をより狭くする、より好適には、完全に遮蔽することができるように、ウェイトバー5に対し、その一側面にて上下方向に相対移動可能に支持される可動プレート8が設けられている。以下、より具体的に、第1実施形態におけるウェイトバー5に係る可動プレート8と、その動作について説明する。
(可動プレート)
図2は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。図2の両矢印で示すように、可動プレート8は、ウェイトバー5に対し、その一側面(本例では、室内側側面)にて上下方向に相対移動可能に支持される。
より具体的には、ウェイトバー5は、略楕円状断面を有し、その上方にて前後方向で二股状に延びる壁部間で開口して形成される取着部5aが設けられ、この取着部5aにスクリーン長さを調整可能な態様でスクリーン4の下端が取着される。また、ウェイトバー5の下方にて、前後方向で二股状に延びる壁部間で開口する開口部の間に形成される下端部には、その長手方向(左右方向)の略中央部にコード導入口5bが設けられている。更に、ウェイトバー5の一側面(本例では、室内側側面)には、その長手方向(左右方向)の略中央部にコード導出口5cが設けられている。このウェイトバー5の一側面(本例では、室内側側面)には、略T字断面でウェイトバー5の長手方向(左右方向)に延在する案内片5dがウェイトバー5の本体から前方に突出するように形成されている。ただし、案内片5dは、ウェイトバー5の長手方向(左右方向)にて複数個所で点在するよう構成してもよい。また、本例では、取着部5a及び案内片5dに関して複数部材でウェイトバー5を一体化して構成するよう図示しているが、予め単一部材で取着部5a及び案内片5dを有するウェイトバー5を構成することができる。
可動プレート8は、案内片5dと係合する溝状の案内部8aを有し、ウェイトバー5に対してウェイトバー5の当該一側面(本例では、室内側側面)に沿って上下方向に相対移動可能に支持される。
そして、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、ウェイトバー5の下方に設けられたコード導入口5bを経てウェイトバー5内に挿入係合され、尚且つウェイトバー5の当該一側面(本例では、室内側側面)に設けられたコード導出口5cを経て導出され、可動プレート8の溝状の案内部8aの下端部に取着されている。
このように構成される可動プレート8のウェイトバー5に対する動作について、図3を参照して説明する。図3(a),(b)は、それぞれ下降動作時及び下降停止時の本実施形態のロールスクリーン1におけるウェイトバー5に対する可動プレート8の動作を説明する側面断面図である。
自動引き上げ機構7を備えた本実施形態のロールスクリーン1において、図3(a)に示すように、プルグリップ9を用いてスクリーン4の引き操作を行うと、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bが、ウェイトバー5を介して可動プレート8の溝状の案内部8aの下端部に取着されているため、可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動する。このため、操作者は、ウェイトバー5の下端や可動プレート8の可動範囲を把握することができ、例えばロールスクリーン1を窓枠内に取り付けた場合、窓枠下面にウェイトバー5を当接させる位置まで容易に引き操作を行うことができる。
続いて、図3(b)に示すように、窓枠Wの下面にウェイトバー5を当接させる位置でプルグリップ9を手放して引き操作を停止させると、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72の作用で、図示する白抜き矢印のようにスクリーン4が僅かに上昇(即ちウェイトバー5が僅かに上昇)し、ウェイトバー5の下端と窓枠下面との間に距離d1が生じた状態となる。一方で、プルグリップ9が手放されたことで、可動プレート8にはプルコード9aに付勢されていた引き操作力が無くなるため、可動プレート8は、その自重によりウェイトバー5に対し下方へ相対移動する。すると、可動プレート8の下端と窓枠下面との間が距離d2(d2<d1)となり、つまり、従来技法では距離d1の隙間が生じていたものを本実施形態では距離d2とすることができ、ウェイトバー5の下端(即ち、可動プレート8の下端)における隙間をより狭くする、より好適には、完全に遮蔽することができる。
これにより、本実施形態によれば、自動引き上げ機構7を備える遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の遮蔽性をより向上させることが可能となる。特に、本実施形態によれば、可動プレート8がウェイトバー5の前外面に可動係合されているため、その意匠性が優れたものとなる。また、可動プレート8が、自動引き上げ機構7により上昇するウェイトバー5の戻り量以上の可動域を有するよう構成され、スクリーン4の引き操作に応じて当該可動域内で相対移動することで、操作者は、ウェイトバー5に対する可動プレート8の相対位置を容易に把握できるようになる。
〔第2実施形態〕
(遮蔽装置の全体構成)
次に、本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1について説明する。第2実施形態に係るロールスクリーン1は、図1に示す第1実施形態と比較して、ウェイトバー5及び可動プレート8の形状が異なる点を除き、ほぼ同様に構成される。即ち、本実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1は、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72を備えた構成とするものであり、同様な構成要素には同一の参照番号を付して、相違点となる第2実施形態におけるウェイトバー5に係る可動プレート8の構成について主に説明する。
以下、第2実施形態におけるウェイトバー5に係る可動プレート8と、その動作について詳細に説明する。
(可動プレート)
図4は、本発明による第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。図4の両矢印で示すように、可動プレート8は、ウェイトバー5に対し、その前後両側面にて上下方向に相対移動可能に支持される。
より具体的には、ウェイトバー5は、略H状断面を有し、その上方にて前後方向で二股状に延びる壁部間で開口して形成される取着部5aが設けられ、この取着部5aにスクリーン長さを調整可能な態様でスクリーン4の下端が取着される。また、ウェイトバー5の下方にて、前後方向で二股状に延びる壁部間で開口する開口部の間にて形成される下端部(取着部5aの下端部)には、その長手方向(左右方向)の略中央部にコード導入口5bが設けられている。更に、当該コード導入口5bに近接してコード導出口5cが設けられている。コード導入口5bとコード導出口5cは、第1実施形態と同様に、プルコード9aをウェイトバー5に係合させるために設けられ、コード導入口5bとコード導出口5cとは互いに前後方向でも左右方向でもよく、コード導入口5bとコード導出口5cとの間にプルコード9aを掛装し、その移動を滑らかにする滑車を設けることもできる。プルコード9aによる引き操作力がウェイトバー5の長手方向の略中央に集中する方がスクリーン4の操作バランスが良くなるため、コード導入口5bとコード導出口5cとの間隔は、必要以上に離間させる必要性が無い限り近接しているのが好ましい。
また、ウェイトバー5の下方にて、前後方向で二股状に延びる壁部の下端は、前後方向へそれぞれ突出する案内片5dが、ウェイトバー5の長手方向(左右方向)に延在するよう形成されている。ただし、案内片5dは、ウェイトバー5の長手方向(左右方向)にて複数個所で点在するよう構成してもよい。また、本例では、取着部5a及び案内片5dに関して単一部材でウェイトバー5を構成するよう図示しているが、複数部材で一体化して取着部5a及び案内片5dを有するウェイトバー5を構成することもできる。
可動プレート8は、上方に開口部8eを有し、ウェイトバー5を前後から包み込むケース状に形成され、その空洞状内部には、その前後内側壁でそれぞれ構成される案内部8aを有している。この前後の案内部8aは、ウェイトバー5における前後方向へそれぞれ突出している案内片5dと係合し、上下方向の移動を案内する機能を有する。
尚、可動プレート8の上方に形成される開口部8eは、前後方向で内方に突出し長手方向に延在する突出片8dにより形成されている。また、前後内側壁でそれぞれ構成される案内部8aには、内方に突出する規制片8bがそれぞれ形成されている。
このため、ウェイトバー5に対する可動プレート8の移動は、突出片8dと規制片8bとの間で、ウェイトバー5の取着部5aの部位が上下に移動可能とし、突出片8dと可動プレート8の底面との間で、ウェイトバー5の案内片5dの部位が上下に移動可能となるよう構成されている。本例では、ウェイトバー5の取着部5aの部位の上下移動可能範囲と、ウェイトバー5の案内片5dの部位の上下移動可能範囲とを同じくするよう構成した例としているが、いずれか一方によりウェイトバー5に対する可動プレート8の移動範囲を規制するよう構成すればよい。
また、可動プレート8の底面には、ウェイトバー5のコード導入口5bと対応する位置関係で、コード導入口8cが形成されている。そして、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、可動プレート8の底面におけるコード導入口8cに挿入された後、ウェイトバー5の前後の案内片5dの間を通り、取着部5aの下端部に設けられたコード導入口5bを経て挿入係合され、尚且つコード導入口5bに近接するコード導出口5cを経て導出され、可動プレート8の底面に取着されている。
このように構成される可動プレート8のウェイトバー5に対する動作について、図3を参照して説明する。図5(a),(b)は、それぞれ下降動作時及び下降停止時の本実施形態のロールスクリーン1におけるウェイトバー5に対する可動プレート8の動作を説明する側面断面図である。
自動引き上げ機構7を備えた本実施形態のロールスクリーン1において、図5(a)に示すように、プルグリップ9を用いてスクリーン4の引き操作を行うと、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bが、ウェイトバー5を介して可動プレート8の底面に取着されているため、可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動する。このため、操作者は、ウェイトバー5の下端や可動プレート8の可動範囲を把握することができ、例えばロールスクリーン1を窓枠内に取り付けた場合、窓枠下面にウェイトバー5を当接させる位置まで容易に引き操作を行うことができる。
続いて、図5(b)に示すように、窓枠Wの下面にウェイトバー5を当接させる位置でプルグリップ9を手放して引き操作を停止させると、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72の作用で、図示する白抜き矢印のようにスクリーン4が僅かに上昇(即ちウェイトバー5が僅かに上昇)する。このとき、プルグリップ9が手放されたことで、可動プレート8にはプルコード9aに付勢されていた引き操作力が無くなるため、可動プレート8は、その自重によりウェイトバー5に対し下方へ相対移動する。すると、可動プレート8の下端と窓枠下面との間が距離d2は、当該上昇したウェイトバー5の下端と窓枠下面との間の距離より短いものとなり、つまり、従来技法で隙間が生じていたものを本実施形態では距離d2とすることができ、ウェイトバー5の下端(即ち、可動プレート8の下端)における隙間をより狭くする、より好適には、完全に遮蔽することができる。
これにより、本実施形態によれば、自動引き上げ機構7を備える遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の遮蔽性をより向上させることが可能となる。特に、本実施形態によれば、可動プレート8がウェイトバー5の前後両外面に可動係合されているため、その意匠性が優れたものとなる。また、可動プレート8が、自動引き上げ機構7により上昇するウェイトバー5の戻り量以上の可動域を有するよう構成され、スクリーン4の引き操作に応じて当該可動域内で相対移動することで、操作者は、ウェイトバー5に対する可動プレート8の相対位置を容易に把握できるようになる。
〔その他の実施形態〕
次に、本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1について、その変形例をその他の実施形態として説明する。図6(a),(b)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第1変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。また、図6(c),(d)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第2変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。
(第1変形例)
まず、図6(a)には、第1実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第1変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1実施形態では、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、ウェイトバー5のコード導入口5bを経て挿入係合され、尚且つウェイトバー5のコード導出口5cを経て導出され、可動プレート8の下端部に取着されるとして説明した。一方、図6(a)に示す第1変形例では、ウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止される。このため、図6(a)に示す第1実施形態に基づく第1変形例の形態は、ウェイトバー5にコード導出口5cを設けていない点を除き、ウェイトバー5及び可動プレート8の構成に関して第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態のウェイトバー5及び可動プレート8の構成に対し、ウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止したものとしてもよい。
同様に、図6(b)には、第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第1変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第2実施形態では、プルグリップ9に下端を取着しているプルコード9aの上端9bは、可動プレート8の底面のコード導入口8cからウェイトバー5のコード導入口5bを経て挿入係合され、尚且つウェイトバー5のコード導出口5cを経て導出され、可動プレート8の底面に取着されるとして説明した。一方、図6(b)に示す第1変形例では、可動プレート8の底面のコード導入口8cからウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止される。このため、図6(b)に示す第2実施形態に基づく第1変形例の形態は、ウェイトバー5にコード導出口5cを設けていない点を除き、ウェイトバー5及び可動プレート8の構成に関して第2実施形態と同様である。従って、第2実施形態のウェイトバー5及び可動プレート8の構成に対し、ウェイトバー5におけるコード導入口5bを経て挿入係合された状態で結び玉等により係止したものとしてもよい。
この第1変形例では、図3(a)及び図5(a)にてそれぞれ説明した動作とは異なり、プルグリップ9を用いてスクリーン4の引き操作を行っても、可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動することはないが、実質的に、図3(b)及び図5(b)にてそれぞれ説明した動作と同様な動作となる。即ち、窓枠Wの下面にウェイトバー5を当接させる位置でプルグリップ9を手放して引き操作を停止させたとき、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72の作用でウェイトバー5が僅かに上昇しても、可動プレート8は、その自重によりウェイトバー5に対し下方へ相対移動するよう働くため、ウェイトバー5の下端(即ち、可動プレート8の下端)における隙間をより狭くする、より好適には、完全に遮蔽することができる。
第1変形例では、第1及び第2実施形態とは異なり、プルグリップ9を用いてスクリーン4の引き操作を行ったときの可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動することはないため、操作者は、ウェイトバー5の下端や可動プレート8の可動範囲を直ちに把握することができない点で不利となるが、組立性の観点からは有利となる。
これにより、第1及び第2実施形態に対する第1変形例によれば、自動引き上げ機構7を備える遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の遮蔽性をより向上させることが可能となる。特に、第1変形例によれば、可動プレート8がウェイトバー5の前外面或いは前後両外面に可動係合されているため、その意匠性が優れたものとなる。また、可動プレート8が、自動引き上げ機構7により上昇するウェイトバー5の戻り量以上の可動域を有するよう構成されているため、ウェイトバー5の下方の遮蔽効果を向上させることができる。そして、このような作用・効果を組立性の観点から有利な態様で実現できるようになる。
(第2変形例)
次に、図6(c),(d)には、それぞれ第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第2変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態では、プルグリップ9を用いるウェイトバー5に可動プレート8を設けるとして説明した。一方、図6(c),(d)に示す第2変形例では、例えばボールチェーンなどを利用したスクリーン4の下降操作(図示せず)としてロールスクリーン1を構成したときに、プルグリップ9を不要とした際の例であり、このためプルコード9aに関するコード導入/導出口を設けていない点を除き、ウェイトバー5及び可動プレート8の構成はそれぞれ第1及び第2実施形態と同様である。従って、第1及び第2実施形態のウェイトバー5及び可動プレート8の構成に対し、プルコード9aやプルグリップ9の設置を不要としたものとしてもよい。
この第2変形例では、図3(a)及び図5(a)にてそれぞれ説明した動作とは異なり、例えばボールチェーンなどを利用してスクリーン4の下降操作を行っても、可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動することはないが、実質的に、図3(b)及び図5(b)にてそれぞれ説明した動作と同様な動作となる。即ち、窓枠Wの下面にウェイトバー5を当接させる位置でプルグリップ9を手放して引き操作を停止させたとき、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72の作用でウェイトバー5が僅かに上昇しても、可動プレート8は、その自重によりウェイトバー5に対し下方へ相対移動するよう働くため、ウェイトバー5の下端(即ち、可動プレート8の下端)における隙間をほぼ完全に遮蔽することができる。
例えば、第2実施形態に対する第2変形例の動作を図7に示している。図7(a)のように可動プレート8付きのウェイトバー5が下降動作して、図7(b)のように、窓枠Wの下面にウェイトバー5を当接させる位置で下降停止させたとき、可動プレート8の底面が窓枠Wの下面に当接した状態で、自動引き上げ機構7におけるスプリングモーター70とストッパー装置72の作用でウェイトバー5が僅かに上昇する。このとき、可動プレート8は、その自重によりウェイトバー5に対し下方へ相対移動するよう働き、可動プレート8の底面が窓枠Wの下面に当接した状態を維持することができる。このため、ウェイトバー5の下端(即ち、可動プレート8の下端)における隙間をほぼ完全に遮蔽することができる。
第2変形例では、第1及び第2実施形態とは異なり、下降操作を行ったときの可動プレート8がウェイトバー5に対し上方へ相対移動することはないため、操作者は、ウェイトバー5の下端や可動プレート8の可動範囲を直ちに把握することができない点で不利となるが、組立性の観点からは有利となる。
これにより、第1及び第2実施形態に対する第2変形例によれば、自動引き上げ機構7を備える遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1の遮蔽性をより向上させることが可能となる。特に、第2変形例によれば、プルグリップ9を用いる形態以外でも、可動プレート8がウェイトバー5の前外面或いは前後両外面に可動係合されているため、その意匠性が優れたものとなる。また、可動プレート8が、自動引き上げ機構7により上昇するウェイトバー5の戻り量以上の可動域を有するよう構成されているため、ウェイトバー5の下方の遮蔽効果を向上させることができる。そして、このような作用・効果を組立性の観点から有利な態様で実現できるようになる。
次に、更なる変形例を説明する。前述した本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置、或いは第1及び第2変形例として構成されるロールスクリーン1では、ウェイトバー5に対し上下方向に相対移動可能な可動プレート8を支持する構成としたため、その全体構成がウェイトバー5のみの場合と比較して相対的に大きくなり、美観を損なうことがある。そこで、可動プレート8に対し装飾生地10を取着可能にして、その意匠性を向上させることができる。このような装飾生地10として、例えばスクリーン4と同一素材とすることができる。
図8(a),(b)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第3変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。また、図8(c),(d)は、それぞれ本発明による第1及び第2実施形態の遮蔽装置に対する第4変形例として構成されるロールスクリーン1におけるウェイトバー5周辺の概略構成を示す側面断面図である。
(第3変形例)
まず、図8(a),(b)には、第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第3変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態と比較して、その第3変形例では、可動プレート8の前面(室内側面)に対し、装飾生地10を取着可能にする係合保持部8hがその長手方向のほぼ全長に亘って、上端及び下端に設けられている。可動プレート8の前面(室内側面)の上端及び下端における係合保持部8hの各々は、それぞれ装飾生地10の上端及び下端を掴持することが可能な生地押さえ8fと爪部8gが形成されている。係合保持部8hを利用することで、装飾生地10を利用者の要望に応じて着脱可能に取着することができ、これにより、第1及び第2実施形態の作用・効果を維持しつつ、その意匠性を向上させることができる。尚、この第3変形例として示される係合保持部8hは、前述した第1及び第2変形例の可動プレート8に対しても適用可能であることは勿論であり、上述した第1及び第2変形例の作用・効果を得ることができる。
(第4変形例)
次に、図8(c),(d)には、第1及び第2実施形態の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1に対する第4変形例として、そのウェイトバー5周辺の概略構成を示している。前述した第1及び第2実施形態と比較して、その第4変形例では、可動プレート8の前面(室内側面)に対し、装飾生地10の上端を取着可能にする係合保持部8hと、装飾生地10の下端のバタツキを抑制する生地押さえ8iが、その長手方向のほぼ全長に亘って、それぞれ上端及び下端に設けられている。可動プレート8の前面(室内側面)の上端における係合保持部8hは、それぞれ装飾生地10の上端を掴持することが可能な生地押さえ8fと爪部8gが形成されている。生地押さえ8iは、装飾生地10の下端のバタツキを抑制する程度に突出させていればよい。第4変形例では、装飾生地10を可動プレート8の前面(室内側面)に取着する際に、係合保持部8hにより装飾生地10の上端を取着して係止し、生地押さえ8iの部分で装飾生地10の下端を挿入係合させるだけでよくなり、装飾生地10の取着に関して、装飾生地10の弛みの発生を抑制し、尚且つ組立性がより向上する。これにより、第1及び第2実施形態の作用・効果を維持しつつ、その意匠性を向上させることができる。尚、この第4変形例として示される係合保持部8h及び生地押さえ8iは、前述した第1及び第2変形例の可動プレート8に対しても適用可能であることは勿論であり、上述した第1及び第2変形例の作用・効果を得ることができる。
図9に、前述した第2変形例に関して第4変形例として構成する可動プレート8に対する装飾生地10の取着方法について図示している。第4変形例では、係合保持部8hにより装飾生地10の上端を取着して係止し、生地押さえ8iの部分で装飾生地10の下端を挿入係合させるだけで装飾生地10を可動プレート8の前面(室内側面)に取着することができる。従って、可動プレート8の正面(前方)から装飾生地10をする場合(図示Aで示す2点鎖線)、或いは可動プレート8の側面(側方)から装飾生地10をする場合(図示Bで示す1点鎖線)のいずれの場合においても、装飾生地10の取着に関して、装飾生地10の弛みの発生を抑制し、容易に組み付けることや取り外すことができる。
尚、可動プレート8に装飾生地10を取着した後、突起部111を有するサイドキャップ11a,11bにより、可動プレート8の側部の開口に対し、例えば狭圧挿入するなどして、蓋着するよう構成するのが好適である。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、可動プレート8の可動域は、自動引き上げ機構7の作用で当該ロック機能のストッパー動作により上昇するウェイトバー5の戻り量以上であるか否かを問わず、更にはウェイトバー5の高さ方向長さによらず、スクリーン4の引き操作に応じてウェイトバー5に対し上方に相対移動するよう構成することができる。また、可動プレート8をウェイトバー5に対し相対移動可能に構成する際に、可動プレート8の自重によらず、或いはその自重を含み、バネ等を用いる構成とすることもできる。
また、上述した各実施形態やその変形例の説明では、ロールスクリーンについてのみ説明したが、ローマンシェードやプリーツスクリーンにおけるボトムレールに対しても可動プレートを適用した構成とすることができる。例えば、図7及び図9等で説明したウェイトバーを、ローマンシェードやプリーツスクリーンにおける錘部材として機能するボトムレールとして構成し、このボトムレールに対し当該可動プレートを設ければよい。このため、本発明に係る可動プレートは、自動引き上げ機構を備えた任意の遮蔽装置に適用可能である。
本発明によれば、自動引き上げ機構に係るストッパー動作に伴う錘部材下端の遮蔽性をより向上させることが可能となるので、自動引き上げ機構を備える遮蔽装置の用途に有用である。
1 ロールスクリーン
4 遮蔽材(スクリーン)
5 ウェイトバー
7 自動引き上げ機構
8 可動プレート
8h 係合保持部
8i 生地押さえ
9 プルグリップ
9a プルコード
10 装飾生地
71 スプリングモーター
72 ストッパー装置

Claims (9)

  1. 遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、
    遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、
    前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、
    前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し相対移動するよう構成されていることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 遮蔽材を昇降可能とする遮蔽装置であって、
    遮蔽材の下端部に取着される錘部材と、
    前記錘部材に対し上下方向に相対移動可能に支持される可動プレートを備え、
    前記可動プレートは、一定の可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するように下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする遮蔽装置。
  4. 前記遮蔽材の自動引き上げを行う機能と当該自動引き上げの付勢力による当該遮蔽材の引き上げ動作を阻止するロック機能とを有する自動引き上げ機構を更に備えることを特徴とする、請求項3に記載の遮蔽装置。
  5. 前記可動プレートは、当該ロック機能のストッパー動作により上昇する前記錘部材の戻り量以上の前記可動域を有するとともに、当該錘部材の下方を遮蔽するよう自重により下方へ相対移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の遮蔽装置。
  6. 前記可動プレートは、前記遮蔽材の引き操作に応じて前記錘部材に対し上方に相対移動するよう構成されていることを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  7. 前記可動プレートは、前記錘部材の外面に可動係合され、前記遮蔽材の引き操作に応じて当該可動プレートが前記可動域内で相対移動することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  8. 前記可動プレートは、装飾生地の上端及び下端の各々を着脱可能に掴持する係合保持部を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  9. 前記可動プレートは、装飾生地の上端を着脱可能に掴持する係合保持部と、前記装飾生地の下端のバタツキを抑制する生地押さえを有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
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