JP6150991B2 - 電子ビーム照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ビーム照射装置に係り、特に後方散乱電子を検出する検出器を複数備えた電子ビーム照射装置に関する。
電子ビーム照射装置の一態様である走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)は、電子ビーム(以後、1次ビーム、又は1次電子と称することもある)を試料上照射することによって、試料から放出される2次電子(Secondary Electron:SE)や後方散乱電子(Backscattered Electron:BSE(以下、反射電子と称することもある))を検出する装置である。その信号を画像やラインプロファイルに変換することによって、試料の観察、検査、或いは測定を行うことができる。電子顕微鏡は特に半導体デバイスの計測に広く応用されており、その計測技術が多彩な形状のパターンに適用していく必要がある。
特許文献1には、4つの反射電子検出器を備えた電子ビーム照射装置が開示されている。4つの反射電子検出器は、電子ビーム光軸を中心として、軸対称に配置され、それぞれの方向に放出された反射電子を検出する。低角方向に放出される反射電子(電子ビーム光軸に近い軌道を通過する反射電子に対し、相対的に試料表面に近い軌道を通過する反射電子)は、パターンのエッジの向きに応じて放出される方向が変化するため、複数の反射電子検出器を設けることによって、パターンの陰影コントラストが明確な画像を形成することができる。
特開平9−36019号公報(対応米国特許USP 5,708,276)
一方、反射電子を高効率に検出するためには、検出器に10kV程度の高電圧を印加する必要がある。特許文献1に示されているように、電子ビーム光軸に対し、複数の検出器を軸対称に配置すれば、理論上は、印加電圧に基づく電子ビームに対する電界の影響は軸対称となる。しかしながら、発明者らの検討によって、実際には非対称となる可能性があることが明らかになった。これは電子顕微鏡の組み立て誤差や、電子顕微鏡外部からの外乱に起因するものと考えられる。今後、走査電子顕微鏡には更なる高精度化が求められるようになり、わずかな電界の非対称状態によって生じる軸ずれや収差が無視できなくなる可能性もある。
以下に、検出器が発生する電界の影響を抑制することを目的とする複数の後方散乱電子検出器を備えた電子ビーム照射装置を提案する。
上記目的を達成するための一態様として、電子源から放出される電子ビームを走査する走査偏向器を備えた電子ビーム照射装置であって、複数の後方散乱電子検出器と、当該複数の後方散乱電子のそれぞれに電圧を印加する検出器用電源と、前記複数の後方散乱電子検出器に電圧を印加したときの像ずれに基づいて、前記検出器用電源の印加電圧を調整する制御装置を備えた電子ビーム照射装置を提案する。
より具体的な一態様として、複数の後方散乱電子検出器は、電子ビームの理想光軸について、軸対称に配置されている電子ビーム照射装置を提案する。
また、より具体的な一態様として、制御装置は、前記像ずれを抑制するように前記電源を調整する電子ビーム照射装置を提案する。
上記構成によれば、後方散乱電子検出器を複数備えた電子ビーム照射装置において、検出器が発生する電界による軸ずれを抑制することが可能となる。
走査電子顕微鏡の一例を示す図。 4方向に配置されたBSE検出器を示す図。 理想的な位置からずれて配置された検出器の例を示す図。 検出器への電圧印加によって視野が移動する様子を示す図。 検出器への印加電圧を調整するユーザーインターフェースの一例を示す図。 電圧調整結果を確認する画面例を示す図。 電子ビームの通過軌道を示す図。 電子ビーム光学系と、走査信号と電極への印加電圧の制御系の例。 電極に印加する電圧を異なる値に設定する例を示す図。 対称的に配置する電極の組毎に印加電圧を設定し、調整する例を示す図。 検出器以外に配置する付属電極を示す図。 走査電子顕微鏡の制御装置の一例を示す図。 検出器への印加電圧条件決定工程を示すフローチャート。
SEMで試料の観察・計測を行う際に、電子ビーム照射による試料のダメージを低減するために、プローブ電流を少なくする必要がある。SEは収量が高いため、通常小プローブ電流でSEM画像生成にはSE信号を利用する。しかし、SEは出射エネルギーが低いため、試料の帯電やコンタミネーションの影響に敏感であり、試料の凹凸形状が正確に表現できない。特にチップレジストのラインとスペースの取り違え、Self-Aligned Double Patterning(SADP)ラインのコアとギャップの取り違えなど、次世代デバイスの計測における課題がある。
そこで、試料面内方向に近い角度へ出射する反射電子(低角BSE)はエネルギーが高く試料表面形状の情報を有するため、上記の課題を解決することができる。特に、多方向に検出器を配置し、試料から出射する方向を保ったまま低角BSEを検出器に取り込めば、得られる画像の陰影コントラストより表面の凹凸を正確に把握できる。図2に、理想光軸205(電子ビームを偏向しない場合の電子ビーム軌道)について、4つのBSE検出器を軸対称に配置した例を示す。BSE201〜204を4方向に90°間隔に配置すると、観察試料206上のパターン207の凹凸情報が得られる。BSE検出器201、203には、パターン207の斜面CDFEとABHGから放出されたBSEが多く到達するため、これらの検出器の出力に基づいて形成される画像は、これら斜面の情報を顕著に表現したものとなる。また、BSE検出器202、204には、斜面ABDCとGHFEから放出されたBSEが多く含まれるため、画像はこれらの斜面の情報を顕著に表現したものとなる。
低角BSEの検出手段として様々な方式があり、蛍光体・ライトガイド・光電子増倍管からなるEverhart-Thornley型(ET型)検出器、半導体検出器、アバランシュダイオード、Multi-Channel Plate(MCP)などがある。そのなかで、半導体検出器はゲインが低く、数pAのプローブ電流では素子の暗電流(nAオーダー)と信号の区別ができない。アバランシェダイオードは高ゲインであるが、素子の有効面積が狭く(例えば50%程度)量子効率が低下するため、高SN比を得られない問題がある。MCPも有効面積が狭く、短寿命(in-lineのSEMでは2〜6ヶ月)であるため、in-line装置には適しない。そこで、ゲインが高く、90%以上の量子効率を持ち、寿命も長いET型検出器が適切である。但し、低角BSEは信号量が少ないという欠点があるため、SN比向上のために、試料(電子ビームの照射個所)と検出器の電子を受ける部分(検出面)との間に障害物を置かない直接検出方式を採用することが望ましい。
一方、蛍光体が発光する適切な電圧が8−10kVであることから、通常ET型検出器では蛍光体に10kV程度の電圧を印加する。検出器が1次ビームに近い場合、1次ビームがこの電圧の影響で軸ずれを起こしてしまう場合がある。これを回避するために、電圧ゼロのメッシュ電極を用いて1次ビームから検出器の電圧を遮断する方法が考えられるが、以下の理由で直接検出に適しない。つまり、リターディング電圧(試料に印加する負電圧)で1次ビームの照射エネルギーを決める場合、試料からのSEやBSEが数kV以上のエネルギーを持つ。この電子を直接検出器に導くためには、検出器に印加する10kV程度の電圧が必要になる。従って、メッシュ等で検出器の電圧を遮断した場合、BSEを検出器方向に引き込むための電場が足りなくなる。
このように、検出器に印加する電圧によって試料からのBSEを引き込むようにすると、BSEと同じ通路を通過する1次ビームも偏向作用を受け、軸ずれを起こしてしまう。4方向検出では、検出器を対称的に配置すると、その中心付近を通過する1次ビームに作用する力が理論的につりあい、軸ずれがおきないと考えられる。しかし、実際に検出器の組み立て誤差等のため、中心から検出器の距離と配置角度に相違が生じる。その状況を図3に示す。ここで、BSE検出器201〜204は図3に例示する構成の場合、設計上、X軸、Y軸上に配置されるものであるが、実際にはX軸、Y軸に対して相対角θ1〜θ4だけずれて配置されている。また、電子ビームの理想光軸から各検出器までの距離も本来であれば、同一であるが、図3の例ではr1〜r4はばらついている。この状態で全ての検出器に同じ電圧を印加すると、1次ビームに働く力がつりあわず、偏向作用が生じて軸ずれが発生する。その結果として、視野ずれと偏向色収差による分解能低下(1次ビームのボケ)が生じる。
以下に説明する実施例では、上述のような分解能低下要因を抑制する電子ビーム照射装置の一例として複数のBSE検出器を備えた走査電子顕微鏡を詳細に説明する。
本実施例では主に軸ずれを防止するために、1次ビームへの偏向作用がゼロになるように検出器への印加電圧を調整する走査電子顕微鏡を提案する。このような構成によれば、電圧ゼロのメッシュ電極等を用い検出器の電圧を遮断して1次ビームの軸ずれを避けるのではなく、軸ずれの原因である電圧そのものを利用して軸ずれを防止する。上述のように、検出器に印加する高電圧は蛍光体を光らせるためのものであるが、本実施例装置では、この印加電圧によって生じる電界を積極的に利用して軸ずれを抑制する。この方法でBSEの直接検出を行うことで高SN比を実現できる。さらに、印加電圧を利用して同時に収差補正や焦点距離の調整なども行うことができる。また、図3では、電極数N=4の例を示したが、N≧3の場合であれば応用が可能である。
図1は、走査電子顕微鏡の概要を示す図である。電子源101から放出された電子ビーム102は、集束レンズ103によって集束された後に、偏向器104による偏向によって、試料106上を走査される。電子ビーム2の走査領域107(視野)から放出された電子はBSE検出器108やSE検出器109によって捕捉され、画像化、或いは輝度プロファイル化される。BSE検出器108は電子ビーム2の理想光軸について対称に3つ以上設けられている。対物レンズ105は試料直前に配置される最終レンズであり、対物レンズ105の集束作用によって試料上にビームが集束される。
図12は、走査電子顕微鏡を制御する制御装置の詳細を示す図である。図12は、4つのBSE検出器を備えた走査電子顕微鏡を例示しており、各BSE検出器には、蛍光体(シンチレータ)1205〜1208が設けられており、当該蛍光体1205〜1208によって光に変換された信号は、ライトガイドを備えた光電子増倍管1201〜1204によって電子増倍され、二次電子信号としてフレームメモリ1233に走査信号と同期して登録される。光電子増倍管1201〜1204の出力は、それぞれの増幅器1221〜1224によって増幅された後、フレームメモリ1233に記憶される。また、フレームメモリ1233は図示しない二次電子検出器(SE検出器)の出力信号の記憶が可能なように構成されている。また、各蛍光体1205〜1208には可変可能な高電圧電源1211〜1214が接続されており、後述のように適正に制御された電圧が印加される。蛍光体に印加される電圧はおおよそ10kVの高電圧であり、蛍光体を光らせる目的のもと印加される。
BSE検出器の出力信号が入力され、且つ走査電子顕微鏡を制御するための制御信号を出力する制御装置1231には、先に説明した高電圧電源1211〜1214を制御する制御信号を発生する検出器印加電源制御部1232、フレームメモリ1233、及びフレームメモリ1233に記憶された信号に基づいて演算処理を行う演算処理装置1234が内蔵されている。演算処理装置1234には、2つの画像(画像信号)に表示されるパターン間のずれ(Δx,Δy)を測定する像ずれ量測定部1235、予め図示しない記憶媒体に記憶されたテンプレートを用いてパターンマッチングを実行するパターンマッチング部1236、及び像ずれ量に基づいた補正された電圧が高電圧印加電源1211〜1214から各蛍光体に印加されるよう、像ずれに応じた補正信号(調整信号)を検出器印加電圧制御部1232に供給する補正量演算部1237が内蔵されている。
BSEを複数方向に配置した検出器を用いて検出する場合、設計上は検出器を対称的に配置するが、実際には組み立て誤差等によって、複数の検出器が理想光軸を対称軸とした対称位置に配置されなくなる場合がある。その状態で全ての検出器に同時に電圧Voを印加すると、1次ビームが軸ずれを起こす。そこで、印加電圧をVo付近に調整することで1次ビームの軸ずれを補正する方法を提案する。なお、上述のようにBSE検出器の蛍光体には高電圧が印加され、高電圧が印加された蛍光体はビームを偏向するための偏向器として作用することになるため、当該高電圧が印加される部材を偏向器、或いは偏向器を構成する電極と表現する場合もある。
以下の説明では、偏向器として作用するBSE検出器に印加する電圧を適正に調整することによって、検出器起因の軸ずれを抑制する例を説明する。一例を挙げると、N個の電極(例えばシンチレーター)に印加する電圧を調整するために、その中の(N−2)個に印加する電圧を固定し、残りの2つの電圧を調整すればよい。N個の全てを可変にしてしまうと、解が一意的に決まらず、自動調整ができない。
以下に、具体的に電極数N=4の場合を説明する(図4(a))。N≧3への一般化は容易である。i番目(i=1,2,3,4)の電極のみに電圧を印加したときの1次ビーム移動量(視野ずれ、SEM画面上でパターンの移動)をxi,yi(i=1,2,3,4)とすると、xi,yiを用いて1次ビームが軸ずれを起こさない条件を求めることができる。図4(b)に1番目にのみ電圧を印加したときの場合を示す。
しかし、印加電圧が高い場合は、実際にxi,yiを直接測定するのは困難である。なぜならば、電極1つのみにその電圧を印加すると、視野ずれと収差に起因するボケが大きく、直接xi,yiの測定が不可能になる。
一方で、全ての電極に同時に同程度の電圧を印加すれば、ある程度バランスのとれた状態になり、1次電子の軸ずれが小さく、SEM画面でパターンの移動が測定できる。図4(c)にその状態を示す。この図で、印加電圧V1,V2,V3,V4は近い値である。V1〜V4の組み合わせを4通り印加して、それぞれの組み合わせにおける視野移動量Xi,Yi(i=1,2,3,4)をSEM画像より測定し、Xi,Yiを用いてxi,yiの値を抽出する。図4(d)(e)にXi,Yiの例を示す。次に、xi,yiを用いて印加電圧の補正量を求める。
具体的に、検出器に印加する電圧の調整は以下の順番で行う。
(1)全ての電極に同時に4通りの電圧を印加し、移動量Xi,Yi(i=1,2,3,4)を測定する(図4(c)でV1〜V4の組み合わせ4通り)。
(2)Xi,Yiからxi,yiを計算する。
(3)電圧の調整量ΔVを求める。
(4)調整の有効性の確認を行う。調整後も1次ビームが軸ずれを起こす場合、上の手順を繰り返し、調整精度を向上する。
次に(xi,yi),(Xi,Yi)とΔVの求め方について述べる。以下に使用する記号をまとめる。
1次電子のエネルギー:W、
検出器に印加する電圧:V、
1次ビームの横方向の速度:v、
1次ビームの移動量:r
電極に電圧を印加しても、光軸z方向に1次電子の最終速度は変化しない。なぜならば、1次電子が電極の領域に入るときz方向に加速するが、出るときはその分減速するため、結局速度のz成分は変化しない。以下では電子の速度の横成分のみ考慮する。
まず、xi,yiから電圧の調整量ΔVを求める方法を説明する。電極への印加電圧をV→V+ΔVと変化すると、試料上で1次電子の移動量も変化する。その変化量を次のように見積もることができる。
電磁気学よりW∝V、力学よりW∝v2、更に、r∝vよりr∝√Vが得られるので、「V0」を「V0+ΔV」に変化すると、1次電子の移動量が、
と変化する。この関係式を用いて、軸ずれが起きないように印加電圧を調整する。電極i(i=1,2,3,4)にのみ電圧V0を印加したとき(図4(b)では、i=1、V1=V0)、1次ビーム移動量をxi,yiとすると、全ての電極に同時にV0を印加すると、1次電子の移動量が
(x1+x2+x3+x4),(y1+y2+y3+y4
となる。一般的に、この移動量はゼロにならない。そこで、電極1から4のそれぞれに同時にV0+ΔV1,V0+ΔV2,V0+ΔV3,V0+ΔV4を印加した時の移動量を考える。
と定義すると、式(1)に従って1次電子の移動量が
(p11+p22+p33+p44),(p11+p22+p33+p44
となる。1次ビームが軸ずれを起こさないために、
11+p22+p33+p44=0
11+p22+p33+p44=0
となるようにΔViを調整すればよい。但し、ΔViの中で2つ固定して(ゼロにしてもよい)、残りの2つを調整する。以下、ΔV1とΔV3を固定にする(つまり、p1とp3が既知数である)場合を示す。解くべき方程式は、
22+p44=−(p11+p33
22+p44=−(p11+p33
となる。
その解は

式(2)にpiを代入し、調整量ΔV2,ΔV4と求める:
次に、xi,yiを自動的に求める方法を説明する。電極1,2,3,4のそれぞれに同時に電圧V1,V2,V3とV4を印加する(図4(c))。但し、V1〜V4は近い値である。4方向検出の場合は、V1〜V4の4通りの組み合わせが必要になる。これらの組み合わせに関する情報は例えば制御装置1231に内蔵されているメモリに登録されている。
ここでは具体的に以下の4通りを印加する。kiを1付近の係数だとすると、
第1組:V0,V0,V0,V0 (その際の視野移動X1,Y1をSEM画像から測定)
第2組:V0,k1 20,V0,V0 (視野移動X2,Y2をSEM画像から測定)
第3組:V0,V0,k2 20,V0 (視野移動X3,Y3をSEM画像から測定)
第4組:V0,V0,V0,k3 20 (視野移動X4,Y4をSEM画像から測定)。
以後kiを移動量係数と呼ぶ。
iとXiの間に以下の関係が成立つ。
この行列式の解は
である。yiも同様に求める。xi,yiを式(3)に代入しpiを求め、式(4)により必要な調整量ΔVを得る。
図13は、BSE検出器への印加電圧調整を自動的に行う工程を示すフローチャートである。まず、位置合わせ用のマークにビーム走査を行い(ステップ1301)、二次電子像(SE像1)を形成する(ステップ1302)。SE像はフレームメモリ1233に記憶され、マークの基準位置特定に用いられる(ステップ1303)。この状態では各BSE検出器には電圧が印加されていないため、BSE検出器が発する電界の影響を受けていないビームの走査に基づく画像が形成される。
次に、所定の電圧(例えばV0,V0,V0,V0)を各BSE検出器に印加し(ステップ1304)、この電圧印加状態にてSE像2を形成するためのビーム走査を行い、形成された画像をフレームメモリ1233に記憶する(ステップ1305)。次に像ずれ量測定部1235では、SE像1とSE像2との間のずれ(例えば視野移動量(Xi,Yi))を測定する(ステップ1306)。視野移動量の測定は例えばSEM像1をパターンマッチング用のテンプレートとして登録し、パターンマッチング部1236によるSEM像2に対するパターンマッチングによってパターンのシフト分を求めるようにしても良いし、SEM像1とSEM像2に表示されたパターンの重心位置を、重心位置特定アルゴリズムを用いて特定し、両重心点間の距離(xg2−xg1,yg2−yg1)を視野移動量(Xi,Yi)とするようにしても良い。
上述のようなずれ評価を、検出器への印加電圧の組み合わせごとに行い、その電圧設定に基づくずれ評価が終了した後に、補正量演算部1237は、上述のような演算式に基づいて、各検出器に印加する電圧(調整量)を演算し(ステップ1307)、その調整量に基づいて、検出器印加電圧制御部1232は、高電圧電源1211〜1214に対する制御信号を発生する(ステップ1308)。
上記工程を経て、各検出器に対する印加電圧を制御することによって、各検出器に対する適正な印加電圧を設定することが可能となる。なお、検出器への印加電圧の調整によって、軸ずれを補正する上記手法によれば、軸ずれ要因そのものを補正することになるため、高精度な軸ずれ補正を行うことが可能となる。
調整を行う際に使用するユーザーインターフェース(GUI)の例を図5に示す。以下の順番で調整を行う。なお、図5に例示するGUI画面は図示しない表示装置に表示される。また、GUI画面を用いた設定によって、図12に例示した制御装置に内蔵されたメモリに記憶された動作条件プログラムの動作条件を設定する。
(i)目印になるパターンを画面の中心にもってくる(図4(d))。電極に電圧を印加後パターンの移動が、観察試料上で1次ビーム移動量Xi,Yiになる(図4(e))。
(ii)電極の個数(図5で電極数N)を入力する。本例では、N=4の場合を説明するが、一般的にN≧3の場合同様な方法で調整ができる。
(iii)各々の検出器に印加する電圧値を入力する。図5の例では、全てを10,000(V)に設定する。
(iv)視野移動(xi,yi)を測定する。この測定を繰り返す回数nを入力する。図5の例ではn=3である。次に、xi,yiの測定を自動的に行うか、手動で行うかを「自動」と「手動」のボタンより選択する。「自動」を選択してから「開始」を選択すると、移動量xi,yiの自動測定を開始する。この場合は、移動量係数(k1,k2,・・・,kN-1)を1付近のランダムな値に設定する。次に、視野ずれXi,Yiの自動測長を行い、式(5)に従って移動量xi,yiを算出する。この測定をn回行って、その平均値を結果の欄に表示し、後の計算に使用するためにメモリに保存する。
一方、「手動」を選択した場合は、GUI上で係数を手動で入力する領域を有効にする。kiの値は1付近に指定する必要があるため、その範囲を表示しておく(図5の例では、0.90≦ki≦1.10)。kiの入力値がこの範囲を超える場合はエラーメッセージを表示するようにし、kiの再入力を促す。全てのki値を正確に入力した後、「開始」ボタンを選択するとxi,yiの測定を開始する。1回目の計算値を別なウインドーに表示し、n>1の場合2回目の測定を行う指示を与える。上の測定をn回行った後、n回の平均値を結果の欄に表示し、後の計算に使用するためにメモリに保存する。
(v)GUIの「電圧調整」欄にて、電極への印加電圧の調整量(ΔVi)を求める。まず、自由に設定できるΔViを入力する。図5の例では、ΔV1=ΔV3=0とする。その後、「開始」ボタンを押すと、式(3)に従って調整係数p2とp3を計算し、続いて式(4)を用いて調整量ΔV2とΔV4を求め、「結果」の欄に表示する。図5の例では、ΔV2=10(V)とΔV4=−10(V)とする。
(vi)「有効にする」を選択すると上の(v)で求めた調整値が検出器に印加される。
(vii)調整の結果を確認するために、「視野ずれ確認」と「ウワブラ」の2つのボタンを準備する。「ウワブラ」を選択すると、通常の軸調整で使用するウワブラ(例えば、対物レンズのウワブラ)が動作し、観察パターンの動きから軸調整の正確さを判断できる。また、「視野ずれ確認」を選択すると、電極への印加電圧を一旦ゼロにし、「パターンを画面中心に移動させてください」というメッセージを表示する(図6)。この状態で目印になるパターンを画面中心に移動させ(図4(a))、図6の「確認」を押すと、(v)で求めた調整値を含めた電圧を電極に印加する。そのときの視野ずれより調整の正確さを確認できる。調整が成功した場合は電圧印加後の視野がずれないはずである。
(viii)「保存する」を選択すると、上で求めた調整値を保存し、GUIを閉じたときも有効にする。「終了」を選択するとGUIを閉じる。
(ix)上の(vii)で調整の精度が不十分であると判断した場合は、「繰り返す」を選択して上の(i)〜(vii)を繰り返す。但し、2回目以降の初期電圧は、直前に求めた調整量を考慮した値に設定することも可能である。例えば、本例では、V1=V3=10,000(V),V2=10,010(V),V4=9,990(V)と設定すると、一回目の調整値をもとにさらに調整の精度を向上できる。
1次ビームの走査は場が広い(低倍率観察)の場合、又は、イメージシフト量(光軸から中心1次ビームの移動量)が大きい場合は、光軸に近い領域と光軸から離れた領域において、電圧の調整量が異なる。図7(a)で、1次ビーム701が偏向器702によって偏向され、対物レンズ707を通過し、試料708へ照射する。軌道705は光軸を通る軌道で、走査中に最大偏向時の軌道を706で示す。図7(b)では、軌道705はイメージシフトゼロのときであり、706はイメージシフト部703によって偏向を受けた軌道である。この例の場合、視野移動可能範囲709内で視野移動が実行される。電極704から軌道705と706の距離が異なるため、厳密にはそれぞれにとって、電極704への印加電圧の調整量が異なる。軌道705と706の差が小さければこれは無視できるが、大きい場合は無視できなくなってくる。そこで、光軸から1次ビームの離軸量ごとの調整値をメモリに保存し、参考テーブルを作成しておく。そして、観察を行う際に、光軸から1次ビームのずれに応じて、電極への印加電圧の調整量を参考テーブルから設定する。
制御系の例を図8に示す。制御PCで走査データを作成し、偏向器とイメージシフト部に通信しビームの走査を行う。電極への印加電圧制御部にもその走査データを同時に通信し、走査量に応じた電圧値を事前に作成した参考テーブルより選択し、電極に印加する。
電極への印加電圧で1次電子の軌道が影響を受け、焦点距離が変化する。また、走査幅が広いとき、対物レンズの像面湾曲収差のため、走査領域の中心部と周囲部に焦点距離が異なる。実施例3と同様に、走査中に電極から軌道の距離に応じた調整量を印加することで、1次ビームの軸調整と焦点距離の調整を同時に行う。
実施例2では、全ての初期電圧を同じ値(図5の例では10,000(V))にしたが、収差(例えば、歪)補正を目的に、初期電圧を異なる値に設定することもできる。ここで、具体的に電極数4の場合を説明する。図9に示すように、例えばV1=V3=V′とV2=V4=Vに設定する。但し、一般にV≠V′で、その比は収差補正の条件より決まる。理想的な場合はV1とV3がつりあい、V2とV4がつりあうが、実際に組み立て誤差によって1次ビームの軸ずれが生じる。その軸ずれをなくすために実施例1で述べた方法で印加電圧の調整を行う。但し、その際に、実施例2の(iii)で初期電圧値をV1=V3=V′とV2=V4=Vと入力する。
実施例1、2の方法を一般に電極数NM(N≧3,M≧1)に拡張できる。但し、N個の電極が1つの組を成し、電極間の角度が2πrad/Nになる。検出器においては、この様な組をM個並べると、NM方向検出を行うことができる。図10ではN=3、M=2の例を示す。印加電圧はV1=V2=V3=V,V4=V5=V6=V′(V=V′、又はV≠V′)で、電圧の調整はN個の組み毎に(図10の例ではV1,V2,V3で一組、V4,V5,V6でもう一組)行うことができる。一般的に、電極/検出器N個の組毎に調整を行うと、ΔViの自由度は(N−2)Mになる。この自由度を収差補正等に応用できる。
電極への印加電圧は1次ビームの照射エネルギーと顕微鏡の光学モード毎に行い、その値を保存しておく。照射エネルギーと光学モードを変更したときはその保存した値を有効にする。
調整する電極数がNの場合N−2のΔVi値を自由に設定できる。このN−2の値を収差補正に必要な値に設定し、軸調整と収差補正を同時に行うことができる。
実施例6に述べたような、NM方向検出において、Mを変えることで検出系の方向分割数を変化することができる。例えば、図10の検出系はM=2で6分割であるが、M=1にする(つまり、N=3つの1組の検出器をoffにする)と分割数は3に変わる。検出系の電圧の調整は事前に実施例6で述べたように、N=3個の組毎に行う。結果として、各組の印加電圧のもとで1次ビームが軸ずれを起こさないようになる。このように調整した場合、(検出器をoffにし)Mを変えて検出系の方向分割数を変化したとき、印加電圧の再調整が不要になる。
検出系においては、検出器の間に付属電極を設置することができる。4方向検出の例を図11に示す。付属電極に負の電圧を印加すると、試料からの2次電子は付属電極に引き込まれず、方向性の情報を失わず検出器に到着する。図11では、検出器に電圧V、付属電極に電圧V′を印加する。このような構造を1次ビームの収差補正に応用できる。付属電極の電圧は収差補正の条件から決まる。1次ビームの軸ずれを防ぐために、実施例2と実施例6で述べた方法で印加電圧の調整を行う。全ての検出器に異なる電圧を印加することもできる。
101 電子源
102 電子ビーム
103 集束レンズ
104 偏向器
105 対物レンズ
106 試料
107 走査領域
108 BSE検出器
109 SE検出器

Claims (5)

  1. 電子源から放出される電子ビームを走査する走査偏向器を備えた電子ビーム照射装置において、
    複数の後方散乱電子検出器と、当該複数の後方散乱電子検出器のそれぞれに電圧を印加する検出器用電源と、前記複数の後方散乱電子検出器に電圧を印加したときの像ずれに基づいて、前記検出器用電源の印加電圧を調整する制御装置を備え、当該制御装置は、前記複数の後方散乱電子検出器に、少なくとも1つの後方散乱電子検出器への印加電圧条件が異なると共に、少なくとも前記後方散乱電子検出器の数と同数の複数の印加電圧の組み合わせを、前記複数の後方散乱電子検出器に印加したときに得られる複数の視野移動量を求め、当該複数の視野移動量から前記複数の後方散乱電子検出器のそれぞれに対する印加電圧を演算することを特徴とする電子ビーム照射装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数の後方散乱電子検出器は、電子ビームの理想光軸について、軸対称に配置されていることを特徴とする電子ビーム照射装置。
  3. 請求項1において、
    前記制御装置は、前記像ずれを抑制するように前記電源を制御することを特徴とする電子ビーム照射装置。
  4. 請求項1において、
    前記後方散乱電子検出器は、電圧が印加されるシンチレーターを備えたことを特徴とする電子ビーム照射装置。
  5. 請求項1において、
    前記制御装置は、前記複数の後方散乱電子検出器への印加電圧の複数の組み合わせを記憶するメモリを備え、当該異なる組み合わせの電圧を印加したときに得られる複数の像ずれに基づいて、前記検出器用電源による印加電源を調整することを特徴とする電子ビーム照射装置。
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