JP6150482B2 - 通気口部材設置構造 - Google Patents

通気口部材設置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6150482B2
JP6150482B2 JP2012209140A JP2012209140A JP6150482B2 JP 6150482 B2 JP6150482 B2 JP 6150482B2 JP 2012209140 A JP2012209140 A JP 2012209140A JP 2012209140 A JP2012209140 A JP 2012209140A JP 6150482 B2 JP6150482 B2 JP 6150482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
vent member
difficult
vent
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012209140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014062704A (ja
Inventor
伸彦 船木
伸彦 船木
希世直 美濃
希世直 美濃
上野 武司
武司 上野
田村 英一
英一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2012209140A priority Critical patent/JP6150482B2/ja
Publication of JP2014062704A publication Critical patent/JP2014062704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6150482B2 publication Critical patent/JP6150482B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この発明は、住宅などの建物の内部に設けられる通気口部材を備えた通気口部材設置構造に関するものである。
住宅などの建物には、冷暖房装置や換気装置などの空気調和装置が設けられる。そして、建物の内部(屋内)には、このような空気調和装置の空気の出入口となる通気口部材が取付けられる。
このような通気口部材には、屋内に取り付けられた筒状の通気口部材本体の屋内側から見て手前側に、手前側ルーバーを設置すると共に、この手前側ルーバーの奥側に、奥側ルーバーを設置して成る二重ルーバー型の通気口部材や、通気口部材本体の手前側に、手前側ルーバーのみが設置されて、上記した奥側ルーバーが設置されない一重ルーバー型の通気口部材などが存在している。
なお、建物の外部(屋外)に設けられる通気口部材については、例えば、特許文献1のようなものがある。
国際公開WO 2009/044847
しかしながら、建物の内部に設置される二重ルーバー型の通気口部材には、手前側ルーバーの隙間を通して屋内側から奥側ルーバーの存在が見えてしまうため、外観品質があまり良くないという問題があった。
また、上記した二重ルーバー型の通気口部材と、奥側ルーバーのない一重ルーバー型の通気口部材とを近接配置した場合に、両者の対比によって、二重ルーバー型の通気口部材の奥側ルーバーが目立ってしまい、見た者に違和感を生じさせてしまうという問題があった。
なお、通気口部材が、特許文献1のような、建物の外部に設けられる屋外型のものの場合には、通気口部材が、通常の目線では見ることができないような、高い位置に設置されており、また、通気口部材の内部に雨水が浸入しないように、全体がフードなどで覆われたりすることが多いため、上記したような、屋外側から奥側ルーバーが見えてしまうという外観品質上の問題は、特に発生していない。
上記課題を解決するために、発明は、 建物内部に、複数の通気口部材を近接配置した通気口部材設置構造において、
通気口部材の少なくとも1つを、
居室部に面して取り付けられた筒状の通気口部材本体の居室部から見て手前側に、手前側ルーバーを設置し、該手前側ルーバーの奥側に、奥側ルーバーを設置して、建物内部へ空気を供給する二重ルーバー型の通気口部材とし、
通気口部材の別の少なくとも1つを、手前側ルーバーのみが設置されて、建物内部の空気を排出する一重ルーバー型の通気口部材とすると共に、
前記二重ルーバー型の通気口部材は、前記手前側ルーバーの間から覗いて見えるように設置されている前記奥側ルーバーの存在を視覚で捉え難くする視認困難な態様を前記奥側ルーバーに備えており、
前記奥側ルーバーの視認困難な態様は、居室部側から視認し難い色彩か、または、居室部側から視認し難しくする表面形状の少なくとも一方とされ、
前記手前側ルーバーが見えると共に、前記奥側ルーバーの存在が視認困難な態様によって分からないことで、近接配置された前記二重ルーバー型の通気口部材と前記一重ルーバー型の通気口部材とが、居室部側から直接見比べても違いが分からない外観になっていることを特徴とする。
発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、二重ルーバー型の通気口部材は、手前側ルーバーの間から覗いて見えるように設置されている奥側ルーバーの存在を視覚で捉え難くする視認困難な態様を奥側ルーバーに備えている。この際、奥側ルーバーの視認困難な態様を、居室部側から視認し難い色彩か、または、居室部側から視認し難しくする表面形状の少なくとも一方とすることにより、奥側ルーバーを目立ち難くすることができる。そして、手前側ルーバーが見えると共に、奥側ルーバーの存在が視認困難な態様によって分からないことで、近接配置された二重ルーバー型の通気口部材と一重ルーバー型の通気口部材とが、居室部側から直接見比べても違いが分からない外観になっている。よって、通気口部材をすっきりした外観に仕上げることができるようになると共に、通気口部材の製品品質を向上することができるようになる。
また、建物内部に複数の通気口部材を近接配置する場合に、複数の通気口部材が構造の異なるものであると、その構造の違いが異様に目立ってしまうおそれがある。特に、通気口部材の少なくとも1つが、手前側ルーバーと奥側ルーバーとを有する二重ルーバー型の通気口部材であり、通気口部材の別の少なくとも1つが、手前側ルーバーのみを有する一重ルーバー型の通気口部材である場合に、二重ルーバー型の通気口部材の奥側ルーバーが目立ってしまい、見た者に違和感を生じさせるおそれがある。このような場合に、二重ルーバー型の通気口部材の奥側ルーバーをその存在が居室部側から視認し難いものとすれば、奥側ルーバーが居室部側から見え難くなり、上記した違和感を解消することができる。
そして、一般に、空気を吹き出す給気口部材には、風向調整ができるようにするなどのために、二重ルーバー型の通気口部材が用いられることが多い。また、空気を吸い込む排気口部材には、特に風向調整機能などは必要ないので、一重ルーバー型の通気口部材が用いられることが多い。しかも、このような、奥側ルーバーを有する二重ルーバー型の給気口部材と、奥側ルーバーを有さない一重ルーバー型の排気口部材とを、セットにして設置するようなケースも多くなっている。よって、このような場合に、給気口部材の奥側ルーバーを手前側ルーバーよりも視認し難いものとすれば、上記した二重ルーバー型の給気口部材と一重ルーバー型の排気口部材との組み合わせを、違和感のない組み合わせとして、一般化することができる。
本発明の実施例にかかる、建物の内部を部分的に示す斜視図である。 図1のドア部の上部を示す斜視図である。 図1または図2の通気口部材の斜視図である。 図3の正面図である。 図3の背面図である。 図3の内部を示す側面図である。 図3の内部を示す平面図である。 奥側ルーバーの奥側羽根部を示すものであり、(a)は奥側羽根部の正面図、(b)は奥側羽根部の側面図、(c)は奥側羽根部の底面図である。
以下、本実施の形態、および、それを具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図8は、この実施例およびその変形例を示すものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1は、建物1の内部を部分的に示す斜視図である。
ここで、上記した建物1は、一戸建て住宅であっても、集合住宅であっても良い。あるいは、建物1は、商業ビルやその他の施設ビルなどであっても良い。また、例えば、上記した一戸建て住宅は、木造や、鉄骨造や、コンクリート造など、どのような建築材によるものであっても良い。上記した一戸建て住宅は、在来工法やユニット工法など、どのような工法によるものであっても良い。
この建物1は、少なくとも、床部2と、天井部3と、壁部4とを備えている。そして、これらの床部2、天井部3、壁部4によって、居室部5や、廊下や階段などの非居室部6などが区画形成されている。
また、居室部5における、非居室部6に面した壁部4には、居室部5に対して出入りするためのドア部7が設けられている。このドア部7は、壁部4に形成されたドア開口部8と、このドア開口部8に対して開閉自在に取付けられた板状のドア本体9とを有している。
一方、建物1の内部には、冷暖房装置や、換気装置などの空気調和装置11を設置するための空調機器設置空間12が設けられる。そして、例えば、この空調機器設置空間12に設置された空気調和装置11の上部には、空気出口部13と、空気入口部14とが、それぞれ設けられている。
ここで、空気調和装置11の、上記した冷暖房装置は、冷暖房機能などを備えた全館空調装置などとすることができる。また、空気調和装置11の、上記した換気装置は、24時間換気装置などとすることができる。なお、上記した空調機器設置空間12は、収納スペースの一部として設置することや、独立した空間として設置することができる。
また、居室部5内におけるドア部7が設けられた壁部4の、ドア開口部8よりも上側の部分には、給気口(空気供給口)や排気口(空気排出口)などとなる開口部が複数設けられている。そして、この給気口や排気口に対して、後述するような、屋内用の複数の通気口部材17,18が、それぞれ取付けられている(図2も併せて参照)。この通気口部材17,18は、文字通り、居室部5などに対する空気の出入口となるものである。
そして、空気調和装置11の上部に設けられた空気出口部13および空気入口部14と、居室部5の給気口や排気口に設置された通気口部材17,18との間には、給気ダクト21(居室部5へ空気を供給するための空気供給用ダクト)や排気ダクト22(居室部5から空気を排出するための空気排出用ダクト)などのダクト部材が、それぞれ接続されている。これらのダクト部材(給気ダクト21および排気ダクト22)は、非居室部6の天井部3の下方に形成されたダクト収容空間23の内部に収容されている。この場合、ダクト収容空間23は、天井部3の下方に所要の間隙を有して内天井部24を設けることによって、即ち、二重天井化することによって、その内部に形成されている。この場合、ダクト収容空間23は、空調機器設置空間12に対して連通されるようにしている。
また、給気ダクト21と排気ダクト22とには、円形断面や正方形断面などのダクト部材を用いても良いが、ダクト収容空間23などの狭い空間に対しても容易に配設できるようにするために、少なくとも、その一部に扁平ダクトなどを使用するようにしても良い。扁平ダクトは、文字通り、扁平化されたダクトのことであり、横長の、長円形断面や、楕円形断面や、長方形断面のものなどとされている。
そして、図2および図3〜図7に示すように、上記したような通気口部材17,18には、短い筒状の通気口部材本体31(図3参照)の手前側に、手前側ルーバー32を設置すると共に、この手前側ルーバー32の奥側(通気口部材本体31の内部)に、奥側ルーバー33を設置して成る二重ルーバー型のもの(二重ルーバー型通気口部材34)や、通気口部材本体31の手前側に、手前側ルーバー32のみが設置されて、奥側ルーバー33が設置されない一重ルーバー型のもの(一重ルーバー型通気口部材35)などが存在している。ここで、手前側とは、通気口部材本体31の正面側(後述する枠状部36側)、即ち、通気口部材本体31を居室部5の壁部4などに設置した状態における、居室部5側のことである。
なお、二重ルーバー型通気口部材34は、給気ガラリなどと呼ばれる給気口部材(通気口部材17)に用いられることが多く、また、一重ルーバー型通気口部材35は、排気ガラリなどと呼ばれる排気口部材(通気口部材18)に用いられることが多い。但し、給気口部材に一重ルーバー型通気口部材35を用いたり、排気口部材に二重ルーバー型通気口部材34を用いたりしても良い。この場合、二重ルーバー型通気口部材34と、一重ルーバー型通気口部材35とは、奥側ルーバー33の有無以外は、ほとんど同じまたは同一の形状や構造を有するものとされている。
ここで、筒状の通気口部材本体31は、居室部5の壁部4に形成された給気口や排気口などの開口部へ挿入配置可能な形状や、大きさや、長さなどを有するものとされる。この場合には、横長の矩形断面形状とされている。但し、通気口部材本体31の断面形状などは、上記に限るものではない。
また、通気口部材本体31の手前側の端部には、意匠面(フェース面)を構成する枠状部36が設けられている。この枠状部36は、通気口部材本体31よりも一回り大きい外形を有して、壁部4の表面に係止状態で配置されることにより、上記した開口部と通気口部材本体31との間の隙間を覆い隠すことができるように設置される。
この枠状部36は、壁部4とほぼ面一状態に見えるようにするなどのために、薄型のものとされる。この場合、例えば、枠状部36は、壁部4の表面からの突出量が、ほぼ10mm程度以下となるような厚みに形成される。但し、枠状部36の、壁部4の表面からの突出量については、上記に限るものではない。
この枠状部36は、通気口部材本体31と一体に設けられるようにしても良い。または、枠状部36は、通気口部材本体31とは別体に設けられて、ネジなどの締結部材によって一体的に締結固定されるようにしても良い。この際、枠状部36と、通気口部材本体31との間には、両者間の位置関係を調整するための位置調整機構などを設けるようにしても良い。この場合には、別体に構成されて、ネジなどで一体化されたものとされている。更に、枠状部36の表面は、平面的なものとしても、あるいは、緩やかなカーブを有する曲面的もの、即ち、意匠性の高いものなどとしても良い。
また、通気口部材本体31の奥側の端部には、上記した給気ダクト21や排気ダクト22の居室部5側の端部に接続するためのダクト接続口部41と、このダクト接続口部41よりも一回り大きく形成されたダクト接続用ボックス部42とが、順に設けられている。この場合、ダクト接続口部41(やダクト接続用ボックス部42)は、上記した扁平ダクトと接続するために、横長の扁平形状のものとされている。但し、ダクト接続口部41(やダクト接続用ボックス部42)は、扁平ダクトと接続しないような場合には、扁平形状でない、例えば、円形断面や正方形断面などとしても良い。
そして、上記した手前側ルーバー32は、上記した枠状部36の内側に設置されている。手前側ルーバー32は、互いに平行な複数枚の手前側羽根部45を有するものとされる。この場合、手前側羽根部45は、横方向(または左右方向)へ延びる横ルーバー羽根とされる。
更に、手前側ルーバー32の手前側羽根部45は、固定のものとしても良いが、風向を調節し得るようにするために、可動のものとすることができる。そのために、図6に示すように、各手前側羽根部45は、その手前側端部が、その長手方向へ延びる回転軸46を介して、枠状部36(または通気口部材本体31)の両側部に回動自在に軸支される。更に、必要に応じて、各手前側羽根部45の奥側端部間を、上記した長手方向と直交する方向へ延びるリンク部材47によって互いに連結することにより、各手前側羽根部45を同時に角度変更または角度調整可能な風向調節機構48を設けるようにしても良い。
一方、上記した奥側ルーバー33は、上記した通気口部材本体31の内部に設置されている。奥側ルーバー33は、互いに平行な複数枚の奥側羽根部51を有するものとされる。この場合、奥側羽根部51は、縦方向(または上下方向)へ延びる縦ルーバー羽根とされる。
更に、奥側ルーバー33の奥側羽根部51は、固定のものとしても良いが、風向を調節し得るようにするために、可動のものとすることができる。そのために、図7に示すように、各奥側羽根部51は、その幅中心位置が、その長手方向へ延びる回転軸52を介して、通気口部材本体31の上下部に回動自在に軸支される。更に、必要に応じて、各奥側羽根部51の手前側端部間を、上記した長手方向と直交する方向へ延びるリンク部材53によって互いに連結することにより、各手前側羽根部45を同時に角度変更または角度調整可能な風向調節機構54を設けるようにしても良い。
なお、上記した手前側羽根部45と奥側羽根部51とは、その延設方向を反対にしても良い。但し、その場合には、左右方向と上下方向とを、互いに反対に読み替えるものとする。また、手前側羽根部45と奥側羽根部51とは直交されているが、構造的には、手前側羽根部45と奥側羽根部51とが同じ方向へ向いた平行のものとすることもできる。このように、手前側羽根部45と奥側羽根部51とを平行にすることにより、風向を、粗調整と微調整との二段に行い得るものとすることができる。
更に、上記した通気口部材17,18は、樹脂製のものとされる。あるいは、通気口部材17,18は、金属製のものとされる。
また、上記した通気口部材17,18は、装飾性などを考慮して複数のカラーバリエーションを設定することができる。このカラーバリエーションには、例えば、壁部4などと同化し易い、白やアイボリーなどの白系(あるいは淡色系)のものや、高級感が得られる、黒や濃い茶色などの暗色系のものや、両者の中間で、適度な質感やアクセントが得られるグレーなどの中間調のものや、ナチュラルな感じが得られる木目調のものや、先進的な感じが得られる金属調のものなどが、目的に応じて、適宜用意される。なお、通常の場合には、上記した通気口部材17,18は、全体が、同じ色や色調で統一される。あるいは、一色のものとされる。即ち、少なくとも、枠状部36と、通気口部材本体31と、手前側ルーバー32と、奥側ルーバー33とは、同じ色で構成される。
そして、以上のような、居室部5に面して取り付けられた筒状の通気口部材本体31の居室部5から見て手前側に、手前側ルーバー32を設置すると共に、この手前側ルーバー32の奥側に、奥側ルーバー33を設置した二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)に対して、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
まず、通気口部材17自体の構成について説明する。
(構成1)
上記奥側ルーバー33を、その存在が居室部5側から視認困難な態様にする(視認困難性ルーバー)。
(補足説明1)
ここで、「奥側ルーバー33を、手前側ルーバー32よりも視認困難な態様にする」には、奥側ルーバー33を絶対的に視認し難いものにするという意味と、奥側ルーバー33を手前側ルーバー32との関係において相対的に視認し難いものにするという意味との、2つの意味があり、後者(相対的に視認し難い)は、前者(絶対的に視認し難い)および前者よりも視認し難さの程度が低いものを含んだ、より広い概念であるため、この場合には、両方の意味が含まれるように、後者としている。
また、「視認し難い」には居室部5側から完全に見えなくなることや、居室部5側からほとんど見えなくなることが含まれる。また、「視認し難い」には、居室部5側から見えてはいるが、ほとんど注意を惹かない、または、印象や記憶に残らないことにより、つい見過ごしてしまうような状態、あるいは、気付かないまたは気付き難い状態が含まれる。更に、「視認し難い」には、別のもの(例えば、通気口部材本体31の内部形状など)に見間違えることによって、存在していないかのように錯覚したり誤認したりしてしまうような状態が含まれる。
上記したように、奥側ルーバー33を居室部5側から視認困難な態様とするために、例えば、手前側ルーバー32と奥側ルーバー33との間に、暗色系のフィルターを設置することができる。この暗色系のフィルターは、通気口部材本体31の断面全体を覆うことができるものとされる。
このように、暗色系のフィルターを設置することにより、上記した一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)は、手前側ルーバー32の奥側に暗色系のフィルターが備えられることが多いので、一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)と、二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)とを、同じまたは同様の外観にすることができる。
また、奥側ルーバー33を居室部5側から視認困難な態様とするために、例えば、図8に示すように、上記奥側ルーバー33の全部の面(全面)に視認困難部61を設けるようにすることができる。
ここで、「居室部5側から視認」とは、通気口部材17を居室部5の壁部4に設置した状態で、通気口部材本体31の内部を、居室部5側から、真正面や、(斜め)上下方向、(斜め)左右方向に見ることである。
(構成2)
より具体的には、上記奥側ルーバー33(の視認困難部61)が、居室部5側から視認し難い色彩(視認困難色)を有するものとされる。
(補足説明2)
ここで、上記した「居室部5側から視認し難い色彩」は、黒色とすることができる。また、「居室部5側から視認し難い色彩」は、黒色以外の濃紺や、濃茶などの暗色とすることができる。また、「居室部5側から視認し難い色彩」は、通気口部材17,18や手前側ルーバー32と同色または同系色で、且つ、その明度を落としたものとすることもできる。更に、「居室部5側から視認し難い色彩」は、透明とすること(または、透明を含むこと)ができる。透明には、無色透明や、有色透明や、半透明などが含まれる。有色透明は、黒色または暗色系のものとするのが最も好ましい。この場合、奥側ルーバー33は、透明な樹脂によって構成されるようにする。
なお、例えば、手前側ルーバー32が黒色であるような場合には、単に、奥側ルーバー33を同じ黒色にしただけでは、視認困難な態様にする効果が得られないので、例えば、奥側ルーバー33を透明(特に黒系の有色透明など)にしたり、後述するような別の手段(例えば、視認困難化用表面形状部など)を採用したり、あるいは、これらを組み合わせたりすることによって、手前側ルーバー32よりも視認困難な態様にすることが可能である。
上記した居室部5側から視認し難い色彩は、例えば、奥側ルーバー33の地色そのものによって構成したり、奥側ルーバー33の表面を塗装したり、奥側ルーバー33の表面に着色フィルムや遮光フィルムを設置したり(例えば、貼着したり、インサート成形したり)することなどによって実施することができる。
また、上記した居室部5側から視認し難い色彩は、完全に塗り潰した状態とする(無地または無模様とする)のが基本であるが、居室部5側から視認し難い色彩で、例えば、目の細かいドット柄や網目などの模様を形成することによって、塗り潰しと同等の効果を得ることができる。また、居室部5側から視認し難い色彩で、手前側ルーバー32と平行な方向へ延びる縞模様を形成することなどによって、手前側ルーバー32に擬態させるようにすることができる。あるいは、これらの模様を組み合わせて、塗り潰しと同等の効果を得ることなどもできる。
(構成3)
上記奥側ルーバー33(の視認困難部61)が、居室部5側から視認し難しくする表面形状(視認困難化用表面形状部)を有するものとされる。
(補足説明3)
ここで、上記した「居室部5側から視認し難しくする表面形状」は、例えば、細かい凹凸形状とすることができる。細かい凹凸形状は、光を乱反射させることによって、つや消し効果などを生じさせるものなどとされる。つや消し効果を生じさせるためには、細かい凹凸形状は、例えば、4μm程度以下の凹凸を有するものなどとされる。
上記したつや消し効果を生じさせる細かい凹凸形状は、奥側ルーバー33の表面に、直接形成することや、つや消し用の表面処理を施すことなどによって実施することができる。また、つや消し効果を生じさせる細かい凹凸形状は、奥側ルーバー33の表面に、つや消し塗料を塗布することや、つや消し用のコーティング剤(トップコート)を施すことなどによって実施することができる。更に、つや消し効果を生じさせる細かい凹凸形状は、奥側ルーバー33の表面につや消し効果を有するフィルムを設置したり(例えば、貼着したり、インサート成形したり)することなどによって実施することができる。
例えば、手前側ルーバー32が(つや有りの)黒色である場合、奥側ルーバー33をつや消しの黒色にして、両者の光の反射率に差を付けるようにすれば、奥側ルーバー33を視認困難な態様にする効果を得ることができる。
なお、上記した細かい凹凸形状は、細かくするに従って、つや消し効果を高くすることができる。そして、細かい凹凸形状を、さらに細かくして、光の波長に近くするか、または、光の波長よりも小さくすると、光の反射を抑えて、低反射または無反射の状態を得ることができる。このような、光の波長に近い凹凸形状、または、光の波長よりも小さい凹凸形状(いわゆるナノ構造)は、半導体の製造などに使われている電子線リソグラフィの技術を応用すれば、十分に得ることができる。この場合、電子線リソグラフィにて微小凹凸パターンを有する型を作成し、ナノインプリントによって微小凹凸パターンを樹脂に転写すると、低反射または無反射の奥側ルーバー33(低反射型奥側ルーバーまたは無反射型奥側ルーバー)が形成される。
さらに、低反射または無反射とするために、奥側ルーバー33に対して、低反射フィルムまたは無反射フィルムなどの反射防止フィルムを、上記と同様にして設置することができる。この低反射フィルムまたは無反射フィルムは、反射防止処理を行った樹脂フィルムなどとされる。低反射フィルムまたは無反射フィルムには、例えば、AGフィルム(Anti−Glare)や、ARフィルム(Anti−Reflection)などが用いられる。AGフィルムは、フィルムの内部に粒子を入れて、フィルム表面の凹凸を利用した反射光の散乱と、フィルムと粒子との屈折率の差による内部散乱とを利用して映り込みを防止するようにしたものである。また、ARフィルムは、フィルム表面での反射光と、フィルム裏面での反射光との位相を逆転させて打消し合わせることで反射光を軽減させるようにしたものである。フィルム表面での反射光と、フィルム裏面での反射光との位相を逆転させるために、フィルムには、金属酸化物層などが形成される。
また、「居室部5側から視認し難しくする表面形状」として、奥側ルーバー33の表面(少なくとも手前側の面の、少なくとも一部)に、黒色などの暗色の細かい起毛(毛状体)を設けて、毛状体によって光の反射を抑えさせるようにすることができる。この毛状体は、例えば、奥側ルーバー33の表面に、植毛処理(植毛塗装またはモケット塗装など)を施すことによって形成することができる(起毛付奥側ルーバー)。
なお、上記した視認困難色と視認困難化用表面形状部とは、互いに組み合わせることができる。そして、組み合わせることにより、その効果が倍増するものである。
上記に加えて、奥側ルーバー33は、可能な限り通気口部材本体31の奥側に設置するのが好ましい。即ち、このようにすれば、外光が届き難くなるので、奥側ルーバー33を見えなくする効果を向上させることができる。この場合には、奥側ルーバー33が手前側から離れてしまうため、角度調節については、若干やり難くなるが、奥側ルーバー33の風向調節機構54を構成するリンク部材53から手前側へ向けて風向調節用レバーを延ばして、通気口部材17の表面に風向調節用レバーの先端部を引き出すようにしておけば、角度調節のやり難さの問題を解消することができる。また、手前側ルーバー32の風向調節機構48を構成するリンク部材47から手前側へ向けて風向調節用レバーを延ばすようにしても良い。
そして、上記したような通気口部材17,18は、建物1の内部(屋内)に対して、以下のように設置されるようにする。
(構成4)
まず、建物1内部に、複数の通気口部材17,18を近接配置する。
そして、通気口部材17,18の少なくとも1つを、上記した奥側ルーバー33をその存在が居室部5側から視認困難な態様にした二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)とする。
また、通気口部材17,18の別の少なくとも1つを、手前側ルーバー32のみが設置された一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)とする。
(補足説明4)
ここで、通気口部材17,18の設置間隔は、例えば、居室部5内に居る者が無意識に視線を向けた時に、同時に視界に入ると共に、無意識に比較を行ってしまうような距離、または、それよりも短い距離とする。この場合には、通気口部材17,18は、ドア部7の上側に設置されているので、ドア部7が設置されるおおむね90cmから100cmの間隔の中に収まるように設置される。
そして、通気口部材17,18間の距離は、短くなるほど、奥側ルーバー33が目立ち易くなり、また、通気口部材17,18の間を空気が短絡して気流のショートサーキットを生じ易くなって不利になるので、これらの不具合を避けるために、通気口部材17,18の内側辺間の間隔は、20cm以上とするのが望ましい。
この場合、通気口部材17,18自体の幅寸法は、20cm程度であるので、通気口部材17,18の外側辺間の距離は、60cm程度以上となるが、上記のドア部7が設置される部分(90cmから100cm)に余裕をもって設置することができる。
また、通常の場合、居室部5内に設置された通気口部材17,18は、長時間凝視されたり、詳細に観察されたりするような対象物(例えば、室内装飾物など)ではないので、「居室部5側から視認し難い」という場合の視認し難さの程度は、通常の注意力よりは低くて良い。
(構成5)
上記二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)が、建物1内部(この場合には、居室部5の内部)へ空気を供給するための給気口部材とされる。
また、上記一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)が、建物1内部(この場合には、居室部5の内部)の空気を排出するための排気口部材とされる。
(補足説明5)
ここで、通気口部材17,18は、給気口部材と排気口部材とを各1個ずつ設ける場合に限らず、建物1や居室部5などの大きさなどに応じて、少なくともどちらか一方を、複数個設けるようにしても良い。
(構成6)
上記二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)と、上記一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)とが、左右に並べて設置されるようにする。
(補足説明6)
ここで、二重ルーバー型通気口部材34と一重ルーバー型通気口部材35とは、ほぼ同じ高さレベルで横一列に設けられるようにしている。
そして、上記に加えて、奥側ルーバー33に対して行った居室部5側から視認困難な態様にする構成(視認困難部61の構成)は、通気口部材本体31の内面に対しても、同様に行うことができる(内面視認困難性通気口部材本体)。即ち、上記した視認困難色や、視認困難化用表面形状部などの各種の構成を、単独で使用したり、または、適宜組み合わせて使用したりすることができる。更に、通気口部材本体31の内面に対して行う、上記した視認困難色や、視認困難化用表面形状部などの構成は、奥側ルーバー33に対して行ったものと同じものとすることや、あるいは、奥側ルーバー33に対して行ったものとは異なるものとすることができる。このように、通気口部材本体31の内面に対して、上記した視認困難色や、視認困難化用表面形状部などの構成を適用することにより、奥側ルーバー33を居室部5側から視認困難な態様にする効果を倍増することが可能となる。
(構成7)
すでに上記しているが、二重ルーバー型の通気口部材17と、一重ルーバー型の通気口部材18とが、居室部5内におけるドア部7の上側に設置されるようにする。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
空気調和装置11を起動すると、給気ダクト21および通気口部材17(給気口部材)を介して、各居室部5へ空調用または換気用の空気が供給される。これによって、居室部5の空調や換気が行われる。そして、居室部5を空調したり換気したりした空気は、通気口部材18(排気口部材)および排気ダクト22を介して、空気調和装置11へと吸入される。
この際、給気口部材とされた通気口部材17の、手前側ルーバー32の手前側羽根部45は、直接操作すること、または、リンク部材47を操作することによって、上下方向の角度が一度に調整される。これにより、上下方向の風向調整を行うことができる。
また、給気口部材とされた上記通気口部材17の、奥側ルーバー33の奥側羽根部51は、直接操作すること、または、リンク部材53を操作することによって、左右方向の角度が一度に調整される。これにより、左右方向の風向調整を行うことができる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果1)
手前側ルーバー32の奥側に奥側ルーバー33が設置されている場合に、手前側ルーバー32の隙間を通して居室部5側から奥側ルーバー33の存在が見えてしまうおそれがあるが、奥側ルーバー33を、その存在が居室部5側から視認困難な態様にすることにより、奥側ルーバー33が居室部5側から見え難くなるため、通気口部材17をすっきりした外観に仕上げることができるようになると共に、通気口部材17の製品品質を向上することができるようになる。
(作用効果2)
奥側ルーバー33(の視認困難部61)を、居室部5側から視認し難い色彩とすることによって、奥側ルーバー33を目立ち難くすることができる。
(作用効果3)
奥側ルーバー(の視認困難部61)を、居室部5側から視認し難い表面形状とすることによって、奥側ルーバー33を目立ち難くすることができる。
(作用効果4)
建物内部に複数の通気口部材17,18を近接配置する場合に、複数の通気口部材17,18が構造の異なるものであると、その構造の違いが異様に目立ってしまうおそれがある。特に、通気口部材17,18の少なくとも1つが、手前側ルーバー32と奥側ルーバー33とを有する二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)であり、通気口部材17,18の別の少なくとも1つが、手前側ルーバー32のみを有する一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)である場合に、二重ルーバー型の通気口部材17の奥側ルーバー33が目立ってしまい、見た者に違和感を生じさせるおそれがある。このような場合に、二重ルーバー型の通気口部材17の奥側ルーバー33をその存在が居室部5側から視認し難いものとすれば、奥側ルーバー33が居室部5側から見え難くなり、上記した違和感を解消することができる。以って、通気口部材17,18のレイアウト上の自由度を向上することができる。
(作用効果5)
一般に、空気を吹き出す給気口部材には、給気口部材には、細かい風向調整ができるようにするなどのために、二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34)が用いられることが多い。また、空気を吸い込む排気口部材には、特に風向調整機能などは必要ないので、一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35)が用いられることが多い。しかも、このような、奥側ルーバー33を有する二重ルーバー型の給気口部材(通気口部材17)と、奥側ルーバー33を有さない一重ルーバー型の排気口部材(通気口部材18)とを、セットにして設置する必要があるケースが多く発生している。よって、このような場合に、給気口部材の奥側ルーバー33を手前側ルーバー32よりも視認し難いものとすれば、上記した二重ルーバー型の給気口部材と一重ルーバー型の排気口部材との組み合わせを、違和感のない組み合わせとして、一般化することができる。
(作用効果6)
二重ルーバー型の通気口部材17(二重ルーバー型通気口部材34、給気口部材)と、一重ルーバー型の通気口部材18(一重ルーバー型通気口部材35、排気口部材)とを、左右に並べて設置した場合、両者は自然と比較されてしまうため、奥側ルーバー33が目立ち易い最も不利な配置となるが、このような場合に、二重ルーバー型の通気口部材17の奥側ルーバー33を、その存在が居室部5側から視認し難いものとすることにより、上記した不利な配置であっても、違和感なく二重ルーバー型の通気口部材17(給気口部材)と、一重ルーバー型の通気口部材18(排気口部材)とを、設置することができる。
(作用効果7)
二重ルーバー型の通気口部材17と、一重ルーバー型の通気口部材18とが、居室部5内におけるドア部7の上側に設置されたことにより、ドア部7の上側は、居室部5にとってはデッドスペースであるので、デッドスペースを利用して、二重ルーバー型の通気口部材17と、一重ルーバー型の通気口部材18とを効率良く居室部5に設置することができる。また、ドア部7の周辺は、出入りの時以外は人が近づくことが少ないので、位置的に二重ルーバー型の通気口部材17と、一重ルーバー型の通気口部材18とが比較され難くなり、これらを配置する上でもまたデザイン的にも有利である。更に、ドア部7の周辺は、出入りの時以外は人が近づくことが少ないので、通気口部材17や通気口部材18からの風が直接人に当たり難く、空調効果の面でも有利である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 建物
5 居室部
7 ドア部
17 通気口部材(給気口部材)
18 通気口部材(排気口部材)
31 通気口部材本体
32 手前側ルーバー
33 奥側ルーバー
34 二重ルーバー型通気口部材(給気口部材)
35 一重ルーバー型通気口部材(排気口部材)
45 手前側羽根部
51 奥側羽根部
61 視認困難部

Claims (3)

  1. 建物内部に、複数の通気口部材を近接配置した通気口部材設置構造において、
    通気口部材の少なくとも1つを、
    居室部に面して取り付けられた筒状の通気口部材本体の居室部から見て手前側に、手前側ルーバーを設置し、該手前側ルーバーの奥側に、奥側ルーバーを設置して、建物内部へ空気を供給する二重ルーバー型の通気口部材とし、
    通気口部材の別の少なくとも1つを、手前側ルーバーのみが設置されて、建物内部の空気を排出する一重ルーバー型の通気口部材とすると共に、
    前記二重ルーバー型の通気口部材は、前記手前側ルーバーの間から覗いて見えるように設置されている前記奥側ルーバーの存在を視覚で捉え難くする視認困難な態様を前記奥側ルーバーに備えており、
    前記奥側ルーバーの視認困難な態様は、居室部側から視認し難い色彩か、または、居室部側から視認し難しくする表面形状の少なくとも一方とされ、
    前記手前側ルーバーが見えると共に、前記奥側ルーバーの存在が視認困難な態様によって分からなくなることで、近接配置された前記二重ルーバー型の通気口部材と前記一重ルーバー型の通気口部材とが、居室部側から直接見比べても違いが分からない外観になっていることを特徴とする通気口部材設置構造。
  2. 前記二重ルーバー型の通気口部材と、前記一重ルーバー型の通気口部材とが、左右に並べて設置されたことを特徴とする請求項1に記載の通気口部材設置構造。
  3. 前記二重ルーバー型の通気口部材と、前記一重ルーバー型の通気口部材とが、居室部内におけるドア部の上側に設置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通気口部材設置構造。
JP2012209140A 2012-09-24 2012-09-24 通気口部材設置構造 Active JP6150482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209140A JP6150482B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 通気口部材設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209140A JP6150482B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 通気口部材設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014062704A JP2014062704A (ja) 2014-04-10
JP6150482B2 true JP6150482B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=50618092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012209140A Active JP6150482B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 通気口部材設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6150482B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106871376B (zh) * 2017-03-27 2019-08-13 珠海格力电器股份有限公司 一种扫风部件类型确定装置、方法及空调
US20190331361A1 (en) 2018-04-27 2019-10-31 Air Distribution Technologies Ip, Llc Line of sight blocking grille assembly

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966628A (ja) * 1982-10-06 1984-04-16 Shin Nippon Kucho Kk 空気排出口のル−バ装置
JPH0452609Y2 (ja) * 1987-08-10 1992-12-10
JP3677388B2 (ja) * 1998-04-15 2005-07-27 松下エコシステムズ株式会社 浴室暖房換気乾燥ユニット用給排気グリル
JP2001289476A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Fujita Corp 換気システムおよび換気方法
JP2006022999A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2007153070A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Toyoda Gosei Co Ltd レジスタ
JP4995703B2 (ja) * 2007-11-29 2012-08-08 近畿車輌株式会社 鉄道車両構体
US20100267328A1 (en) * 2009-04-15 2010-10-21 Aronstam Peter S Air-conditioning grill system
JP5577108B2 (ja) * 2010-01-22 2014-08-20 豊和化成株式会社 レジスタ
JP5609284B2 (ja) * 2010-06-09 2014-10-22 パナソニック株式会社 換気装置用ルーバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014062704A (ja) 2014-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5036788B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP3951936B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
WO2015192525A1 (zh) 吊顶式空调内机安装方法及吊顶式空调
JP6619224B2 (ja) 空気調和機
JP6150482B2 (ja) 通気口部材設置構造
JP4045147B2 (ja) 空気調和機
WO2006093985A2 (en) Display screen
JP3837778B2 (ja) 空気調和機
JP5915098B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2009243737A (ja) 空気調和機
JP4992844B2 (ja) 空気調和機器
JP2006258402A (ja) 空調装置の設置構造
JP4992874B2 (ja) 空気調和機の装飾部品の取付構造
TW384376B (en) Indoor unit of an air conditioner
KR100717342B1 (ko) 천장형 공기조화기
JP2017161179A (ja) 空気調和機の室内機
CN207555939U (zh) 一种具有装饰件的柜式空调外壳
JP2017161178A (ja) 空気調和機の室内機
JP4599981B2 (ja) 換気装置及び換気システム並びに住宅構造
JP3050145B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
CN111622412B (zh) 一种仿木纹预辊涂铝单板
CN204493275U (zh) 换气扇
JP2601237B2 (ja) 空気調和機
CN102455049B (zh) 空调机
JP4270405B2 (ja) 室内空間構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6150482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250