JPH0452609Y2 - - Google Patents

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JPH0452609Y2
JPH0452609Y2 JP12263987U JP12263987U JPH0452609Y2 JP H0452609 Y2 JPH0452609 Y2 JP H0452609Y2 JP 12263987 U JP12263987 U JP 12263987U JP 12263987 U JP12263987 U JP 12263987U JP H0452609 Y2 JPH0452609 Y2 JP H0452609Y2
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blade
steel plate
shaft
vertical
vertical blade
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案、空気調和機の吹出グリルに備わる垂直
羽根構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
汎用型空気調和機の一例として、温風暖房機の
外観を第3図に示す。図において、ケーシング下
部のAは吸込口、上部のBは吹出口(吹出グリ
ル)である。ケーシング内部には、下方から順に
対流フアン、バーナ、燃焼室、熱交換器が設置さ
れ、対流フアンにより吸込口Aから吸込まれた室
内空気は燃焼により生じた高温ガスと熱交換器に
おいて熱交換され、加熱されて吹出口Bから室内
へ吹出される。
このような温風暖房機において、上部の吹出口
Bは、実公昭62−9474号公報、同59−2434号公報
等に開示されているように、互いに別体構造の垂
直羽根1…と水平羽根4…を具備し、垂直羽根1
…が内側(機内側)に、水平羽根4…が外側に配
置された構造になつており、吹出口Bからの吹出
方向は、この垂直および水平の羽根1…,4…の
向き(角度)を変えて上下方向、左右方向で調整
される。
上記2種の案内羽根のうち、垂直羽根は従来、
第4図に示すようなものが使用されていた。これ
は、羽根本体50が一枚の短冊状の鋼板からな
り、その両端部の一側縁(前縁)側に支持用のシ
ヤフト51が設けられている。他側縁(後縁)側
の突片52は、羽根角度調整用の作動アームを連
結するためのものである。
かかる垂直羽根は、両面に塗装を施して使用に
供される。垂直羽根は頭記したように水平羽根の
裏側に設けられ、外からは見えにくい位置にはあ
るが、意匠性を完全に無視するというわけにはゆ
かない。塗装を施すのはこのためである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、垂直羽根の両面を1枚1枚塗装する
のは非常に面倒で手間のかかる作業となり、単価
を上昇させる結果となる。
コストを引下げるには、予め塗装された塗装鋼
板を使えばよいのであるが、従来の羽根は端部シ
ヤフト51が溶接付(スポツト溶接)である関係
上、その使用が不可能であつた。
本考案は、塗装鋼板やメツキ鋼板等、予め化粧
済の鋼板を使用して低コストで製作できる垂直羽
根構造の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る垂直羽根は、第1図に示されるよ
うに、塗装または表面処理鋼板を縦に2つ折りに
して形成した垂直羽根本体10と、該本体10の
上、下端に被冠装着された樹脂製のキヤツプ1
1,11とからなる。各キヤツプはその外底面に
一体成型されたシヤフト12aを有し、羽根本体
10は吹出グリルに対して鋼板折目側側端10′
を前面側にしてキヤツプ11,11間に装着さ
れ、上下両キヤツプ11,11のシヤフト12a
を支軸として角度を変更するように構成されてい
る。
〔作用〕
上記構成の垂直羽根は、従来のもの同様、第3
図に示す吹出グリルBの水平羽根4の内側に、横
方向に所定のピツチPで組込まれ使用される。羽
根一本一本は、吹出グリルBの上、下縁に沿つて
配された取付板2,2に設けられた取付孔20に
シヤフト12aを挿入して取付けられる。
この垂直羽根1は、端部シヤフト部が樹脂成型
品で、羽根本体10への取付けは嵌着するだけで
よく、従来のように溶接を用いない。このため、
羽根本体10の材料として塗装或いはメツキによ
り予め化粧済の鋼板を使用することができるので
ある。またこの場合、素材鋼板は2つ折りの形で
使用されるから、片面だけが化粧された鋼板で十
分であり、従来のものに比べ製作コストがかから
ず安上がりである。
更にまた、2つ折りの形の羽根本体10は、そ
の折目側を前にして吹出グリル面に取付けられる
ので、鋼板切口端縁が見えず、意匠的にも問題な
い。
〔実施例〕
前出第1図、第2図により本考案の実施例を説
明する。
図によると、まず羽根本体10は方形状に切出
された鋼板を縦2つ折り(ヘミング)して形成さ
れている。素材鋼板としては、カラー鉄板、黒色
メツキ鋼板等が使用される。
羽根本体10の上下端部には、第2図に示す樹
脂製キヤツプ11,11が装着されている。キヤ
ツプ11は、後述の2本のシヤフト12a,12
bとの関係で膨出した部分11′,11′を除きス
リツト状の孔110が形成され、この部分で羽根
本体10端部に密に嵌合している。なお、羽根本
体10は鋼板のスプリングバツクで左右に開く傾
向にあり、その力はキヤツプ11の嵌合をより密
にする方向であるから、装着したキヤツプ11は
不用意に外れるおそれがない。
キヤツプ11には、外底面から突出する2本の
短いシヤフト12a,12bが一体的に成型され
ている。12aが羽根取付用で、12bが羽根角
度調整用であり、後者12bの先端には小径部1
2b′が設けられ、その端面にはねじ孔121が穿
設されている。キヤツプ装着状態においては、羽
根取付用の12aの方が羽根本体10の鋼板折目
側縁10′側にくる位置関係で巾方向に並ぶ。
以上のような垂直羽根1は、既述したように空
気調和機本体の吹出グリルBに装備される。その
取付け方を次に説明する。
まず、空気調和機本体側には、吹出グリルBの
上、下縁に沿つて水平の取付板2,2が設けられ
ている。
この上下取付板2,2の間に垂直羽根1が装着
される。上下取付板2,2には第1図に示す如く
垂直羽根の取付ピツチで取付孔20,20が設け
られていて、この両孔に上記両端のシヤフト12
a,12aを挿通して取付けられる。この状態
で、羽根本体10は鋼板折目側側縁10′を前面
側に向ける姿勢をとる。
一方、角度調整用シヤフト12bの方は、取付
板2,2の左右方向スリツト部2′において、作
動アーム3に連結される。作動アーム3は左右方
向にのび、垂直羽根取付ピツチで透孔30を有し
ていて、透孔30に各対応の垂直羽根1の上記シ
ヤフト12bが連結される。連結はシヤフト12
b先端の小径部12b′を透孔30に対応させ、作
動アーム3を挟むように、端面ねじ孔121にね
じを装着すればよい。
作動アーム3は、図示していないモータによつ
て左右方向に所定のストロークで往復作動するよ
うになつており、垂直羽根1はこの往復作動によ
りシヤフト12aを支軸として左右に移動せしめ
られ、角度調整が行われるのである。
なお、以上は温風暖房機の場合について示した
が、本考案の垂直羽根は適用対象をこれに限るも
のでは無論なく、冷房機、冷暖兼用機等、各種の
空気調和機に適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上に詳述した本考案の垂直羽根構造は、次の
ような特徴、利点を有している。
○ 組立てに溶接を用いないから、羽根本体材料
として塗装或いはメツキにより予め化粧済の鋼
板を使用することができ、しかもその鋼板は2
つ折りの形で使用するための片面だけが化粧さ
れた鋼板で十分であり、このようなことから従
来のものに比べ単価の安いものとなる。
○ また羽根本体10は、2つ折りした折目側側
縁を前方にしてグリル面に装着され、この結果
鋼板切口端縁側が後向き(機内側)になつて隠
される形となり、外観上も美しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案垂直羽根の全体構造および吹出
グリルへの取付状態を示す斜視図、第2図は同上
垂直羽根に使用されているキヤツプを示す斜視
図、第3図は温風暖房機の外観を示す斜視図、第
4図は従来の垂直羽根を示す斜視図である。 図中、1……垂直羽根、10……垂直羽根本
体、11……キヤツプ、12a,12b……シヤ
フト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面吹出グリルの吹出方向調整用として、互い
    に別体構造で角度可変の内側垂直羽根1…と外側
    水平羽根4…とを備える空気調和機において、塗
    装または表面処理鋼板を縦に2つ折りして形成し
    た垂直羽根本体10と、該本体10の上、下両端
    に被冠装着された樹脂製のキヤツプ11,11と
    からなり、各キヤツプ11はその外底面に一体成
    型されたシヤフト12aを有し、羽根本体10は
    吹出グリルに対して鋼板折目側側縁10′を前面
    側にしてキヤツプ11,11間に装着され、上下
    両キヤツプ11,11のシヤフト12aを支軸と
    して角度を変更するよう構成されていることを特
    徴とする空気調和機における吹出グリル垂直羽根
    構造。
JP12263987U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0452609Y2 (ja)

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JP12263987U JPH0452609Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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JP12263987U JPH0452609Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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Publication Number Publication Date
JPS6428743U JPS6428743U (ja) 1989-02-20
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JPS6428743U (ja) 1989-02-20

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