JP6150170B2 - フィン・アンド・チューブ型熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

フィン・アンド・チューブ型熱交換器及びその製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、フィン・アンド・チューブ型熱交換器及びその製造方法に関するもので、更に詳細には、アルミニウム製の板状フィンとアルミニウム製の扁平多孔状の冷媒管とを具備するフィン・アンド・チューブ型熱交換器及びその製造方法に関するものある。ここで、アルミニウムとはアルミニウム合金を含む意味である。
従来、特にルームエアコン分野においては、フィン・アンド・チューブ型熱交換器が用いられている。この種のフィン・アンド・チューブ型熱交換器は、複数の挿通孔が設けられた板状のフィンを積層し、冷媒管を挿通孔に挿通させ、機械的に冷媒管を拡管することで、フィンと冷媒管を固定することによって作製されている。
冷媒管には拡管が容易で伝熱性に優れる銅製丸管が用いられ、フィンにはコストや耐食性の観点からアルミニウム製の板状フィンが用いられている。
一方、カーエアコン分野においては、冷媒管として丸管よりも伝熱性能に優れる扁平管が用いられており、一般にパラレルフロー型熱交換器としてろう付けにて作製されている。
この扁平管は拡管が難しいため、従来の拡管工法ではフィン・アンド・チューブ型熱交換器への適用が難しく、カーエアコン用熱交換器同様、ろう付け工法によるフィン・アンド・チューブ型熱交換器が提案されている。
しかし、ろう付け工法による作製は、塗膜の耐熱性の観点からフィン・アンド・チューブ型熱交換器において用いられる予め表面処理を施したプレコートフィンを用いることができず、また、ろう付け炉等大規模な設備が必要になり、拡管工法による作製に対してコストアップとなる要因が大きいという問題点があった。
ろう付け工法によらない従来のこの種のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として、アルミニウム製の複数の板状フィンと、各フィンに設けられた挿通孔に挿通されるテーパ形状のアルミニウム製の多孔扁平管とを接着剤で接合するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−249374号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、フィンと扁平管との接合方法については言及されておらず、また、接着剤を用いた場合の伝熱効率の向上についても言及されていない。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、拡管を不要にして容易に作製できると共に、伝熱効率の向上が図れるフィン・アンド・チューブ型熱交換器及びその製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明のフィン・アンド・チューブ型熱交換器は、アルミニウム製の複数の板状のフィンと、各フィンに設けられた挿通孔に挿通されるアルミニウム製の扁平多孔状の冷媒管と、を具備するフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、上記冷媒管は、風上側に位置する幅方向の前縁部から風下側に位置する幅方向の後縁部に向かって狭小テーパ状に形成されると共に、該冷媒管の長手方向と直交する断面が仕切り壁によって区画された複数の同一断面積の流路を有し、上記冷媒管の表面における、上記前縁部と後縁部の間に形成されるテーパ部と上記仕切り壁との接続部に、該冷媒管の長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝を有しており、上記挿通孔は、上記冷媒管の前縁部との間に隙間を有する前縁側開口部と、上記冷媒管の後縁部に接触する後縁側開口部と、上記前縁側開口部と後縁側開口部を結ぶテーパ部とからなり、上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に塗布された接着剤を介して上記フィンと上記冷媒管とを接合してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、冷媒管の風上側を厚くし、風下側を薄くすることができるので、冷媒管の後部の空気の流れをよくすることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、冷媒との接触面積を確保することができると共に、冷媒管に設けられた流路を流れる冷媒を均一にすることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、溝内に充填された接着剤によってフィンと冷媒管とを接着し、冷媒管の溝以外の表面部分がフィンの挿通孔内面に接触する。
請求項1に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器において、上記フィンは、表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する皮膜が塗布されたプレコートフィンである方が好ましい(請求項)。
このように構成することにより、フィンの表面に凝縮水が付着するのを防止することができる。
また、この発明の第1のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法は、請求項1又は2に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法であって、上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に熱可塑性樹脂を主成分とする接着剤を塗布した後、上記接着剤を乾燥させる工程と、上記フィンに設けられた挿通孔の前縁側開口部に接するように上記冷媒管を挿通した後、又は挿通と同時に、冷媒管を上記後縁側開口部に接するように押圧して組み付ける工程と、上記フィンと冷媒管の組付け体を、上記接着剤が溶融する温度に加熱して、上記フィンの挿通孔内面と上記冷媒管表面との間に接着剤を充填させる工程と、上記組付け体を冷却して、上記接着剤を固化させることにより、上記フィンと上記冷媒管を接合する工程と、を備える、ことを特徴とする(請求項)。
このように構成することにより、フィンに設けられた挿通孔への冷媒管の挿通を容易にし、フィンと冷媒管の接触による熱抵抗を減少させて、フィンに対する冷媒管の位置決めを容易にすることができる。また、熱可塑性樹脂を主成分とする接着剤を用いてアルミニウム製のフィンとアルミニウム製冷媒管とを拡管を行うことなく接合することができる。
また、この発明の第2のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法は、請求項1又は2に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法であって、上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に2液反応型の接着剤を塗布する工程と、上記2液反応型の接着剤が固化する前に、上記フィンに設けられた挿通孔の前縁側開口部に接するように上記冷媒管を挿通した後、又は挿通と同時に、冷媒管を上記後縁側開口部に接するように押圧して組み付ける工程と、上記2液反応型の接着剤の固化により、上記フィンと上記冷媒管を接合する工程と、を備える、ことを特徴とする(請求項)。
このように構成することにより、フィンに設けられた挿通孔への冷媒管の挿通を容易にし、フィンと冷媒管の接触による熱抵抗を減少させて、フィンに対する冷媒管の位置決めを容易にすることができる。また、2液反応型の接着剤を用いてアルミニウム製のフィンとアルミニウム製冷媒管とを拡管を行うことなく接合することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、冷媒管の風上側を厚くし、風下側を薄くすることで、冷媒管の後部の空気の流れをよくすることができるので、伝熱効率の向上が図れる。
(2)また、請求項1記載の発明によれば、冷媒との接触面積を確保することができると共に、冷媒管に設けられた流路を流れる冷媒を均一にすることができるので、上記(1)に加えて更に伝熱効率の向上が図れる。
(3)また、請求項1記載の発明によれば、冷媒管の長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝内に充填された接着剤によってフィンと冷媒管とを接着し、冷媒管の溝以外の表面部分がフィンの挿通孔内面に接触するので、上記(1),(2)に加えて更に伝熱効率の向上が図れる。
(4)請求項記載の発明によれば、フィンの表面に凝縮水が付着するのを防止することができるので、上記(1)〜(3)に加えて更に通気性の低下を防止することができると共に、耐食性の向上が図れる。
(5)請求項記載の発明によれば、フィンに設けられた挿通孔への冷媒管の挿通を容易にし、フィンと冷媒管の接触による熱抵抗を減少させて、フィンに対する冷媒管の位置決めを容易にすることができる。また、熱可塑性樹脂を主成分とする接着剤を用いてアルミニウム製のフィンとアルミニウム製冷媒管とを拡管を行うことなく接合することができるので、熱伝達効率の高い熱交換器を容易に作製できる。
(6)請求項記載の発明によれば、フィンに設けられた挿通孔への冷媒管の挿通を容易にし、フィンと冷媒管の接触による熱抵抗を減少させて、フィンに対する冷媒管の位置決めを容易にすることができる。また、2液反応型の接着剤を用いてアルミニウム製のフィンとアルミニウム製冷媒管とを拡管を行うことなく接合することができるので、熱伝達効率の高い熱交換器を容易に作製できる。
この発明に係るフィン・アンド・チューブ型熱交換器の一例を示す概略斜視図である。 この発明の第1実施形態におけるフィンと冷媒管の接合状態を示す要部正面図である。 図2のI−I線に沿う断面図である。 図2のII−II線に沿う断面図である。 この発明におけるフィンと冷媒管を示す分解斜視図である。 この発明の第2実施形態におけるフィンと冷媒管の接合状態を示す要部正面図である。 図6のIII部拡大正面図である。 図7のIV−IV線に沿う断面図(a)及びV−V線に沿う断面図(b)である。 第2実施形態におけるフィンと冷媒管を示す分解斜視図である。 この発明における冷媒管をフィンに設けられた挿通孔に挿通する状態を示す横断面図(a)及び正面図(b)である。 この発明における冷媒管をフィンに設けられた挿通孔の後縁側開口部に押圧する状態を示す横断面図(a)及び正面図(b)である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
この発明に係るフィン・アンド・チューブ型熱交換器1(以下に熱交換器1という)は、図1ないし図5に示すように、それぞれアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製部材からなる、複数の板状のフィン2と、各フィン2に設けられた挿通孔21に挿通されるアルミニウム製の扁平多孔状のチューブである冷媒管3とを接着剤4を介して接合してなる。なお、複数のフィン2の挿通孔21を挿通した冷媒管3の突出側端部同士はエルボ状の扁平接続管5によって接続されている。
上記冷媒管3は、アルミニウム製押出形材にて形成されており、風上側に位置する幅方向の前縁部33から風下側に位置する幅方向の後縁部34に向かって狭小テーパ状に形成されている。この場合、前縁部33は大径の半円弧状に形成され、後縁部34は小径の半円弧状に形成されており、前縁部33と後縁部34の間にテーパ部35が形成されている。
また、冷媒管3は、該冷媒管3の長手方向と直交する断面が仕切り壁31によって区画された矩形状の複数の同一断面積の流路32を有している。
一方、フィン2には、鉛直方向に適宜間隔をおいて挿通孔21が設けられている。この場合、挿通孔21は、冷媒管3の前縁部33との間に隙間50を有する前縁側開口部23と、冷媒管3の後縁部34に接触する後縁側開口部24と、前縁側開口部23と後縁側開口部24を結ぶテーパ部25とからなる。
なお、前縁側開口部23は、冷媒管3の半円弧状前縁部33の半径より大きい半径を有する半円弧状に形成され、後縁側開口部は、冷媒管3の半円弧状後縁部34の半径より僅かに大きい半径を有する半円弧状に形成されている。また、各挿通孔21には同一方向に挿通孔21と相似形状のカラー部22が設けられている。
このように構成することにより、挿通孔21に冷媒管3を挿通するときは、冷媒管3の前縁部33を挿通孔21の前縁側開口部23及びカラー部22の内面に摺接させるようにして挿通することができる。また、挿通孔21に冷媒管を挿通した後、冷媒管3の後縁部34を挿通孔21の後縁側開口部24に向かって押圧して、後縁部34を後縁側開口部24に接触させることができる。なお、冷媒管3の後縁部34を後縁側開口部24側に押圧する動作は、挿通孔21に冷媒管3を挿通すると同時に行ってもよい。
このように形成されるフィン2は、アルミニウム製素材の表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する樹脂製皮膜がコーティングされたプレコートフィンが用いられている。
<第2実施形態>
第2実施形態の熱交換器1において、冷媒管3Aは、図6ないし図9に示すように、テーパ部35の外周の表面に、該冷媒管3Aの長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝40が設けられている。この場合、溝40は冷媒管3Aに設けられた5個の仕切り壁31とテーパ部35との接続部に設けるのが好ましい。その理由は、テーパ部35の外周の表面に溝40を設けることによる冷媒管3Aの強度の低下を防止するためである。
このように構成される冷媒管3Aは、アルミニウム製押出形材にて形成される。なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、この発明に係る熱交換器1の製造方法について説明する。ここでは、第1実施形態の冷媒管3を代表して説明する。
<製造方法1>
まず、アルミニウム製素材の表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する樹脂製皮膜がコーティングされた所定の寸法のアルミニウム製板材をプレス加工によって挿通孔21とカラー部22を有する複数のフィン2を用意する。
一方、押出成形された冷媒管3の表面に熱可塑性樹脂を主成分とするエポキシ系の接着剤4を、公知のスプレー式あるいはローラー式等を用いて塗布する。接着剤4を塗布した後、冷媒管3を乾燥する(塗布・乾燥工程)。このように接着剤4を塗布した後、乾燥した冷媒管3を準備する。
次に、複数のフィン2を、各フィン2に設けられた挿通孔21及びカラー部22が合致した状態で所定の間隔をおいて積層して、図示しない固定具によって固定する。そして、図10に示すように、各フィン2に設けられた挿通孔21及びカラー部22の前縁側開口部23に接するように冷媒管3を挿通した後、又は挿通と同時に、図11に示すように、冷媒管3の後縁部34を挿通孔21の後縁側開口部24に接するように押圧して組み付ける(組付け工程)。なお、図10及び図11では、説明を分かりやすくするために接着剤4を省略している。
次に、フィン2と冷媒管3の組付け体を、接着剤4が溶融する温度に加熱して、フィン2の挿通孔21及びカラー部22の内面と冷媒管表面との間に接着剤4を充填させる(接着剤充填工程)。
次いで、組付け体を冷却して、接着剤4を固化させることにより、フィン2と冷媒管3を接合(接合工程)して、熱交換器1を作製する。
この製造方法1によれば、フィン2に設けられた挿通孔21への冷媒管3の挿通を容易にし、フィン2と冷媒管3の接触による熱抵抗を減少させて、フィン2に対する冷媒管3の位置決めを容易にすることができる。また、拡管が不要のため、拡管のための装置や設備が必要でない上、少ない工程で熱交換器1を容易に作製することができる。
<製造方法2>
まず、アルミニウム製素材の表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する樹脂製皮膜がコーティングされた所定の寸法のアルミニウム製板材をプレス加工によって挿通孔21とカラー部22を有する複数のフィン2を用意する。
複数のフィン2を、各フィン2に設けられた挿通孔21及びカラー部22が合致した状態で所定の間隔をおいて積層して、図示しない固定具によって固定する。
一方、押出成形された冷媒管3の表面にエポキシ系の2液反応型接着剤4を、公知のスプレー式を用いて塗布する(塗布工程)。
そして、2液反応型の接着剤が固化する前に、図10に示すように、各フィン2に設けられた挿通孔21及びカラー部22の前縁側開口部23に接するように冷媒管3を挿通した後、又は挿通と同時に、図11に示すように、冷媒管3の後縁部34を挿通孔21の後縁側開口部24に接するように押圧して組み付ける(組付け工程)。なお、図10及び図11では、説明を分かりやすくするために接着剤4を省略している。
その後、2液反応型の接着剤4の固化により、フィン2と冷媒管3を接合(接合工程)して、熱交換器1を作製する。
この製造方法2によれば、フィン2に設けられた挿通孔21への冷媒管3の挿通を容易にし、フィン2と冷媒管3の接触による熱抵抗を減少させて、フィン2に対する冷媒管3の位置決めを容易にすることができる。また、接着剤を溶融、冷却する必要がないので、製造方法1の効果に加えて、更に少ない工程で熱交換器1を容易に作製することができる。
上記のようにして作製される実施形態の熱交換器1によれば、冷媒管3,3Aは、冷媒管の風上側を厚くし、風下側を薄くすることで、冷媒管3の後部の空気の流れをよくすることができるので、伝熱効率の向上が図れる。
また、冷媒管3,3Aは、該冷媒管3,3Aの長手方向と直交する断面が仕切り壁31によって区画された複数の同一断面積の流路32を有することで、冷媒との接触面積を確保することができると共に、冷媒管3に設けられた流路を流れる冷媒を均一にすることができるので、更に伝熱効率の向上が図れる。
また、長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝40を設けた冷媒管3Aを用いることにより、長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝40内に充填された接着剤4によってフィン2と冷媒管3Aとを接着し、冷媒管3Aの溝以外の表面部分がフィン2の挿通孔21内面に接触するので、更に伝熱効率の向上が図れる。
更に、アルミニウム製素材の表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する樹脂製皮膜がコーティングされたプレコートフィン2を用いることにより、フィン2の表面に凝縮水が付着するのを防止することができるので、更に通気性の低下を防止することができると共に、耐食性の向上が図れる。
1 熱交換器
2 フィン
3,3A 冷媒管
4 接着剤
21 挿通孔
22 カラー部
23 前縁側開口部
24 後縁側開口部
25 テーパ部
31 仕切り壁
32 流路
33 前縁部
34 後縁部
35 テーパ部
40 接着剤塗布用の溝
50 隙間

Claims (4)

  1. アルミニウム製の複数の板状のフィンと、各フィンに設けられた挿通孔に挿通されるアルミニウム製の扁平多孔状の冷媒管と、を具備するフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、
    上記冷媒管は、風上側に位置する幅方向の前縁部から風下側に位置する幅方向の後縁部に向かって狭小テーパ状に形成されると共に、該冷媒管の長手方向と直交する断面が仕切り壁によって区画された複数の同一断面積の流路を有し、上記冷媒管の表面における、上記前縁部と後縁部の間に形成されるテーパ部と上記仕切り壁との接続部に、該冷媒管の長手方向に沿う複数の接着剤塗布用の溝を有しており、
    上記挿通孔は、上記冷媒管の前縁部との間に隙間を有する前縁側開口部と、上記冷媒管の後縁部に接触する後縁側開口部と、上記前縁側開口部と後縁側開口部を結ぶテーパ部とからなり、
    上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に塗布された接着剤を介して上記フィンと上記冷媒管とを接合してなる、ことを特徴とするフィン・アンド・チューブ型熱交換器。
  2. 請求項に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器において、
    上記フィンは、表面に親水性あるいは撥水性、及び耐食性を有する皮膜が塗布されたプレコートフィンである、ことを特徴とするフィン・アンド・チューブ型熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法であって、
    上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に熱可塑性樹脂を主成分とする接着剤を塗布した後、上記接着剤を乾燥させる工程と、
    上記フィンに設けられた挿通孔の前縁側開口部に接するように上記冷媒管を挿通した後、又は挿通と同時に、冷媒管を上記後縁側開口部に接するように押圧して組み付ける工程と、
    上記フィンと冷媒管の組付け体を、上記接着剤が溶融する温度に加熱して、上記フィンの挿通孔内面と上記冷媒管表面との間に接着剤を充填させる工程と、
    上記組付け体を冷却して、上記接着剤を固化させることにより、上記フィンと上記冷媒管を接合する工程と、を備える、
    ことを特徴とするフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載のフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法であって、
    上記冷媒管の接着剤塗布用の溝に2液反応型の接着剤を塗布する工程と、
    上記2液反応型の接着剤が固化する前に、上記フィンに設けられた挿通孔の前縁側開口部に接するように上記冷媒管を挿通した後、又は挿通と同時に、冷媒管を上記後縁側開口部に接するように押圧して組み付ける工程と、
    上記2液反応型の接着剤の固化により、上記フィンと上記冷媒管を接合する工程と、を備える、
    ことを特徴とするフィン・アンド・チューブ型熱交換器の製造方法。
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