JP6148930B2 - オープンショーケース - Google Patents

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本発明の実施形態は、商品を陳列する陳列室を備えたオープンショーケースに関する。
要冷商品を陳列するオープンショーケースでは、陳列室内への空気の侵入を防止するとともに内部の商品を冷却するため、通風路を介して陳列室の最上部前面から下方に冷風を吹出し、陳列室の底部前面に設けられた吸込み口でその冷風を吸込むようになっている。さらに、吸込み口は孔部を有する吸込み口カバーで着脱自在に覆われるとともに、吸込み口に対向する通風路にはフィルタが設けられ、冷風に混入する塵埃を捕捉する。
たとえばプライスカード等の異物が、吸込み口カバーの孔部から通風路へ落下することがある。このときは、吸込み口カバーを取外して吸込み口を開放し、長い割り箸等を使って落下した異物を取り除かなければならない。吸込み口は前後に幅の狭いスペースでしかないので、手間がかかって面倒な作業となる。そこで、特許文献1には、通風路内への異物の侵入を確実に防止することができる発明が開示されている。
特開2005−34304号公報
この場合、略箱状の塵埃受容部をショーケース本体に対して着脱自在に設けてなる。塵埃受容部は、背面側に設けられたフィルタから落下する塵埃等を受容するが、吸込み口カバーの孔部を介して落下する異物を受容することもできる。
しかるに、塵埃収容部は吸込み口カバーと対向する上面部およびフィルタと対向する背面部を除く各面を、板材で囲んだ略箱状のものを製作しなければならず、コストに悪影響がある。そして、フィルタおよび塵埃収容部のショーケース本体への着脱に手間がかかり、取外した際の置き場にスペースをとり、作業の邪魔になる。
また、吸込み口では、できる限り多くの空気を吸うことが冷却効率の面から望ましいが、塵埃受容部が通風路に設けられるため、通風路を狭めるとともに通風抵抗にもなってしまう。
このような事情から、吸込み口カバーから落下する異物を簡単に回収でき、構成の簡素化と作業性の向上および、冷却効率の向上を図ったオープンショーケースが求められている。
本実施形態のオープンショーケースによれば、商品を陳列する陳列室を備えたショーケース本体と、ショーケース本体の陳列室に設けられる吸込み口から空気を吸込んで、ショーケース本体内に配置される冷却器および送風機を流通し、陳列室に設けられるエアカーテン吹出し口から吹出す通風路と、通風路の吸込み口を覆うとともに空気の流通を許容する孔部を備えた吸込み口カバーと、吸込み口カバーの下方に対向して配置され、吸込み口カバーの孔部からショーケース本体内の通風路に侵入する塵埃を捕捉するフィルタと、吸込み口の下部で左右両側端部に下方に延出するよう設けられたフィルタガイドと、を具備する。
前記吸込み口カバーは、吸込み口に着脱自在に取付けられる。フィルタは、吸込み口カバーの孔部を介して通風路へ落下する異物を保持するよう断面略L字状に形成されるとともに、フィルタガイドに沿って通風路に着脱自在に取付けられる。
本実施形態に係る、オープンショーケースの外観斜視図。 同実施形態に係る、オープンショーケースの縦断側面図。 同実施形態に係る、オープンショーケース要部の分解斜視図。 同実施形態に係る、オープンショーケース要部を拡大した縦断面図。 同実施形態に係る、落下した異物を取り出す際の説明図。 同実施形態に係る、排水孔周りを清掃する際の説明図。
以下、本実施形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、オープンショーケースの外観斜視図、図2は該オープンショーケースの縦断側面図である。
オープンショーケースを構成するショーケース本体1は、正面視および平面視で略矩形状をなす。最上部に天板2が設けられ、最下部に機械室3が設けられ、これら天板2と機械室3との間に陳列室4が設けられてなる。
天板2の正面視は上下方向に薄く、左右幅方向に所定長さの矩形状をなし、天板2の下面は、商品を陳列する陳列室4の天井となる天井部4aを形成している。下部の機械室3の正面視はある程度上下方向に厚く、左右幅方向に所定長さの矩形状をなし、この上面は、陳列室4の底面となる底部4bを形成している。
天井部4aと底部4bの間にある陳列室4の正面視は充分に上下方向に長く、左右幅方向に所定長さの矩形状をなす。結局、ショーケース本体1は、左右幅方向寸法が所定長さで、ショーケース本体1の背面は、矩形状の断熱板で構成されたショーケース本体背面部1aとなっている。
一方、天板2の側面視は、ショーケース本体背面部1aから所定長さだけ突出する矩形状をなす。機械室3の側面視は、ショーケース本体背面部1aから天板2の突出量よりもわずかに長い所定長さだけ突出する矩形状をなす。
陳列室4の奥側の壁を形成している背面壁4cは、ショーケース本体背面部1aから前方へ所定寸法を存して形成されていて、上端部から下端部にかけて前方へ向かって僅かに傾斜している。
ショーケース本体1の左右両側壁5は、それぞれ略コ字状の断熱板およびコ字状部分に嵌め込まれる断熱ガラス板によって覆われている。したがって、陳列室4は、天井部4a、背面壁4c、底部4bおよび左右両側壁5によって前面を除く各面が閉塞され、前面のみが開放されている。
陳列室4の背面壁4cは、天井部4aから底部4bに亘って漸次前方へ突出するよう傾斜している。この背面壁4cには、複数段の棚aが上下方向に所定の間隔を存して設けられる。
なお説明すると、それぞれの棚aは、後端部を背面壁4cに支持され、前方へ突出していて、これら棚a上には販売される飲料等の商品が載置陳列される。また、棚の前端部には、載置した商品の価格票(プライスカード)が着脱自在に取付けられている。また、棚aは取り外し可能で、背面壁4cに設けられた差し込み孔(図示しない)に引っかけ固定することで、棚a間の上下方向の間隔を調整可能になっている。
陳列室4の背面壁4cには、各棚a上の陳列した商品に対する冷却手段として、複数の冷却用吹出し口(図示しない)が設けられる。
陳列室4の天井部4aを構成する天板2には、正面前端辺部に沿って蛍光灯もしくはLEDからなる照明部6を備えていて、陳列室4内の照明と、天板2の前面に描かれる商品名の照明をなす。
さらに天板2の下面、すなわち陳列室天井部4aの前端部に沿って、ショーケース本体1外部から陳列室4への外部空気の侵入を阻止するとともに陳列室の冷却を行う冷風を吹出すためのエアカーテン吹出し口7が設けられる。
天板2の内部は、空洞になっており、エアカーテン吹出し口7に冷風を案内するためのエアカーテン用ダクト8が形成される。このエアカーテン用ダクト8の基端部は、後述する送風ダクト9に連通する。
一方、陳列室底部4bを構成する機械室3の上面には、陳列室背面壁4cに設けられる冷却用吹出し口から吹出される冷風と、陳列室天井部4aに設けられるエアカーテン吹出し口7から吹出されるエアカーテン冷風とを吸込むための、吸込み口10が設けられている。
エアカーテン吹出し口7と吸込み口10をつなぐ直線上には障害物がない。このため、エアカーテン吹出し口7から吹出されたエアカーテン冷風は、棚aに邪魔されることなく吸込み口10に円滑に吸込まれるようになっている。この結果、エアカーテンを安定して形成することができる。
吸込み口10は、陳列室4の底部4bの前端部に設けられるとともに、吸込み口カバー11によって覆われる。吸込み口10に対向してフィルタ12が取付けられていて、この吸込み口10周りを構成する吸込み口カバー11、フィルタ12および陳列室底部4bについては後述する。
陳列室4の底部4b(機械室3上面)には上述した吸込み口10が開口し、陳列室4の底部4bの下には機械室3が設けられる。機械室3の内部には、送風機13および冷却器(蒸発器)14が配置される。冷却器14には、冷媒管を介して圧縮機、凝縮器、膨張弁等(いずれも図示しない)が連結され、これらで冷凍サイクルが構成される。
陳列室背面壁4cのさらに背面側は、空間を空けて上述したショーケース本体背面部1aが形成される。陳列室背面壁4cとショーケース本体背面部1aとの間の空間部には上述した送風ダクト9が形成され、天板2内部の空洞であるエアカーテン用ダクト8に連通する。冷却器14の一部は、機械室3から送風ダクト9へ突出している。
送風機13を駆動することにより、図2に矢印で示すように吸込み口10から機械室3に空気が吸込まれ、冷却器14に吹付けられる。そして、送風ダクト9からエアカーテン用ダクト8に導かれ、エアカーテン吹出し口7から吸込み口10に向かって吹出される。このようにして、通風路Tが形成されることになる。
機械室3の底部は、前端部からわずかに距離を存した奥側位置が最も低くなるよう傾斜形成されていて、この最低部に排水孔15が設けられる。そして、排水孔15の機械室3外底部に排水トラップ19が取付けられ、ここに接続する排水管20がショーケース本体1背面から外部へ延出される。
図3は、オープンショーケース要部である、吸込み口10周りにおける分解斜視図である。
つぎに、吸込み口10周りの部品配置ついて詳述する。
吸込み口10は、上面を吸込み口カバー11で開閉自在に覆われている。吸込み口カバー11は、前後左右の全周に亘って折り返し辺bが設けられ、吸込み口10に取付けられた状態で陳列室底部4bと同一平坦面に形成される。
吸込み口カバー11の左右両側端部には、指引っ掛け用孔cが設けられる。作業者は、吸込み口カバー11のショーケース本体1への着脱時に左右の指引っ掛け用孔cに指を掛けることで、容易に吸込み口カバー11の着脱作業ができる。
吸込み口カバー11の左右の指引っ掛け用孔c−c相互間には、左右幅方向に細長く、前後方向に長い孔部dが、多数、互いに所定間隔を存して、吸込み口カバー11の左右幅方向全長に亘って設けられる。このことから、吸込み口10を吸込み口カバー11が覆っても、吸込み口カバー11の孔部dを介して空気の流通を許容する。
吸込み口10を形成する機械室3の左右両側壁3aには、板材を折り曲げて、下方に延出するフィルタガイド16、16が取付けられる。吸込み口カバー11を吸込み口10から取外した状態で、これらフィルタガイド16,16相互間にフィルタ12を挿入でき、フィルタ12はフィルタガイド16,16によって着脱自在に吸込み口10に支持される。
フィルタ12は断面略L字状に形成されていて、全周囲を針金状の棒材で囲み、これら棒材間にフィルタ材が張られてなる。すなわち、フィルタ材は、周囲の棒材部分を除く全面に懸架され、L字状となっている。本実施形態においては、フィルタ材は、網状の合成樹脂ネットで形成したが、これ以外でも流通する空気に含まれる塵埃を捕捉できる構造となっていれば良い。
上端略中央部に爪部eが設けられていて、ここを持って機械室3内に着脱できる。フィルタ12は取付けられた状態で、左右両側の垂直部fをそれぞれのフィルタガイド16に形成される折り目部g相互間に挿入され、支持される。そして、図2に示すように、フィルタ12の折曲げられた下端部h先端が、機械室3前端面を形成する前側垂直壁3bと底面傾斜壁3cとが接する屈曲部3d近傍位置に衝突し、ここで係止される。
したがって、フィルタ12は背面及び側面がフィルタガイド16,16によって移動が規制され、下端が屈曲部3d近傍に固定されて垂直姿勢を保持することができ、機械室3内に形成される通風路Tを上下・水平方向に延びて仕切る。
左右両側のフィルタガイド16に接して、陳列室底部4bに横方向に架け渡された仕切り板17が設けられる。仕切り板17は、横長の金属板材を折り曲げて形成され、左右両側壁5にネジ止め等で固定されている。
陳列室底部4bは、吸込み口カバー11の奥側に仕切り板17を介して形成される底棚前板18aと、この底棚前板18aよりさらに奥側の底棚後板18bとに分割されている。底棚前板18aと底棚後板18bとの間に位置する陳列室底部4bには、仕切り板17と同様に陳列室底部4bに横方向に架け渡され、左右両側壁5にネジ止め等で固定された横長板状の支持板18cが設けられている。
底棚前板18aの後端は、仕切り板17上に載置されて、仕切り板17を介して吸込み口カバー11に接している。底棚前板18aの前端は、支持板18c上に載置され、底棚後板18bは、前端が支持板18c上に載置される。
底棚前板18aと底棚後板18bの左右両側端部は、ショーケース本体1の左右両側壁5から内側にわずかに突出した支持部5a上に載置される。底棚前板18aの前後方向寸法は陳列室4に陳列される商品(たとえば、飲料用ペットボトル)一列分のスペースしかなく、底棚後板18bは残りの陳列室底部4bの全面積を占めて商品が陳列される。
このような底棚後18bは、支持部5aおよび支持板18c上に載置されるだけで、一方、底棚前18aは、支持部5および仕切り板17上に載置されるだけとなっており、いずれも上方向に引き上げることで着脱自在となっている。
なお、支持板18cにより底棚前板18aの後端及び底棚後板18b前端を支持させているのは、各板18a、18bが横長に形成されているため、重量のある飲料商品を搭載した時に、中央が下方にたわんで、変形してしまうのを防止するためである。そして、底棚前18aの略直下位置に、先に説明した排水孔15が位置する。
このようにして構成されるオープンショーケースでは、運転中は、圧縮機を駆動し、送風機13を駆動する。圧縮機で冷媒が圧縮され高温高圧のガス冷媒として凝縮器に導かれ、液冷媒に変る。この液冷媒は、さらに、膨張弁に導かれて断熱膨張し、冷却器14に導かれる。送風機13は機械室3前端部に配置される吸込み口カバー11の孔部dを介して外気を機械室3内に取り込む。
吸込み口カバー11の直下部にフィルタ12が取付けられているので、外気に含まれる塵埃は効率よく捕捉され、正常な空気だけが通風路Tに導かれる。
冷却器Tにおいて、冷媒は送風機13から送風される空気と熱交換して蒸発する。このとき空気から蒸発潜熱を奪って低温化させ、冷風に変える。冷風は送風ダクト9に導かれ、一部の冷風は陳列室4の背面壁4cに設けられる冷却用吹出し口から陳列室4に吹出され、各棚a上の陳列商品を冷却する。
送風ダクト9の上端部に到達した残りの冷風は、天板2内部の空洞であるエアカーテン用ダクト8に導かれ、エアカーテン吹出し口7から吹出される。陳列室4の前面に形成される開口部に冷風のエアカーテンが形成され、外気の侵入を阻止するとともに、棚a上の商品を冷却する。
エアカーテン吹出し口7から吹出される冷風と、冷却用吹出し口から吹出される冷風は、ともに吸込み口カバー11の孔部dを介して吸込み口10に吸込まれる。すなわち、送風機13が継続して駆動され吸込み口10が負圧状態になっているところから、それぞれの機能を果たした冷風は混合して、効率良く吸込み口10に吸込まれ、さらに機械室3に配置される冷却器14に導かれて、上述の系路を循環する。
ここで、機械室3内に設置されたフィルタ12は、その断面略L字状の面のすべてがフィルタ材で形成され、機械室3内の通風路のほぼ全体にわたっている。このため、フィルタ12を設けたことによる通風抵抗は小さく、吸込み口カバー11から吸い込まれた空気は、下方の機械室へと大きな抵抗なく流れ、通風量を大きくすることができ、冷凍サイクルの冷却効率が向上する。
図4は、オープンショーケース要部を拡大した縦断面図である。
たとえば、棚a上に商品を補充するなどの管理時において、あるいは通常の販売時において、棚aの前端部に取付けたプライスカード等の異物Pが、図4に示すように、取付け位置から落下することがある。
異物Pが吸込み口10を覆う吸込み口カバー11に落下したとき、異物Pの大きさによっては、吸込み口カバー11に設けられる孔部dを通過して機械室3内へ侵入する。しかるに、吸込み口カバー11の直下部には断面略L字状に形成されたフィルタ12が取付けられているので、落下した異物Pは全てフィルタ12によって受け止められる。
すなわち、吸込み口10および吸込み口カバー11の左右両側壁は、機械室3の左右両側壁3aに規制され、換言すれば、機械室3の左右両側壁3aは吸込み口10および吸込み口カバー11の左右両側部と同一である。
吸込み口10および吸込み口カバー11の前側壁は、機械室3の前側垂直壁3bに規制され、吸込み口10および吸込み口カバー11の後端部は仕切り板17に規制される。フィルタ12は吸込み口10および吸込み口カバー11の後端部を規制する仕切り板17に沿って上下方向に延び、下端部は前方に折曲される。
フィルタ12の下端部h先端は、機械室3の前側垂直壁3bから底面傾斜壁3cにかけて形成される屈曲部3d近傍位置に係止しているので、吸込み口10から連通する通風路Tを遮断する位置にある。したがって、吸込み口カバー11の孔部dから通風路Tに落下する異物Pの全てをフィルタ12が受け止めることとなる。
異物Pの落下を目撃した場合は、すぐにその異物Pを取り除く。異物Pの落下に気が付かず、時間を置いて気が付いた場合であっても、その間に異物Pがオープンショーケースとしての冷却効果を妨げずに済み、たとえば排水孔15を塞ぐような事故は生じないで済む。
図5は、フィルタ12で受け止めた異物Pを取出す際の説明図である。
異物Pが吸込み口カバー11から内部へ落下したことを確認した場合は、直ちにこの異物Pを回収する。具体的には、吸込み口10から吸込み口カバー11を取り除く。このとき、吸込み口カバー11の左右両端部に設けられた指引っ掛け用孔cに指を挿入し、そのまま引き上げればよく、特殊な工具は不要である。
吸込み口カバー11は容易に吸込み口10から離間するので、これをたとえば底棚前18aの上に置く。吸込み口10が開放されてショーケース本体1内部である機械室3内が見えるとともに、フィルタ12およびフィルタ12に受け止められた異物Pが見えて、異物Pの確認が容易にできる。
そこで、フィルタ12上端部に設けられる爪部eを持って、フィルタ12を引き上げ、その位置を短時間保持して、フィルタ12に受け止められていた異物Pを取外すことができる。また、フィルタ12が取り外せるため、このフィルタ12に付着した塵埃を取り除くのも容易に行うことができる。
従来のように、長い割り箸等を使って吸込み口を覗く必要がなく、また塵埃受容部等の箱状のものをフィルタに沿って設けることもない。フィルタ12を単に断面略L字状に形成するだけで、確実に異物Pを保持し、吸込み口10から容易に取り出すことができ、コストへの悪影響もない。
また、フィルタ12を完全に取り外せるため、このフィルタ12に付着した塵埃を取り除くのも容易に行うことができる。
異物Pを取外したフィルタ12を、再び爪部eを持って吸込み口10に落とし込む。フィルタ12は、フィルタガイド16に沿って挿入され、フィルタ12の折曲された下端部h先端が機械室3の前側垂直壁3bから底面傾斜壁3cにかけて形成される屈曲部3d近傍位置に係止する。
すなわち、フィルタ12は、上から落とし込むだけで図4に示す正規位置にセットされるので、再び吸込み口カバー11で吸込み口10を覆って元の状態に戻せばよい。
図6は、排水孔15周りを清掃する際の説明図である。
長期の使用にともなって、冷却器14に生成したドレン水がスライム(ゼリー状)化して機械室3内底部に溜まる。汚れとなって異臭を放すことがあり、そのままでは商品イメージを損なってしまう。そこで、たとえば定期的に機械室3内底部を掃除する。
このとき、陳列室底部4bを構成する底棚前18aは、単に置いてあるだけなので、底棚前18aに載置してある商品を取除いたうえで、これを取外して底棚後18bの上に置く。そして、吸込み口カバー11を取外して、たとえば底棚前18aの上に置き、フィルタ12を取外して吸込み口カバー11の上に置く。
結局、陳列室底部4bである機械室3上面部の一部が容易に開放され、排水孔15と、その周辺が見える。機械室3内底部に付着するスライムSも見えるので、これを掃除具で掃除し、全て排水孔15に導いて排出する。
掃除後、フィルタ12を所定位置に挿着し、吸込み口カバー11で吸込み口10を覆う。底棚前18aを所定位置に取付けてから、この上に商品を並べればよい。
従来のように、塵埃受容部のようなスペースを取る部品をオープンショーケース周辺に置く必要がなく、また、陳列室底部4b上の全ての商品を取外す必要もない。単に、底棚前18a上に載置した手前側一列の商品のみを取外すだけで済み、排水孔15周りを容易に開放して掃除ができ、作業性の向上を図れる。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
4…陳列室、1…ショーケース本体、10…吸込み口、14…冷却器、13…送風機、7…エアカーテン吹出し口、T…通風路、d…孔部、11…吸込み口カバー、12…フィルタ、4b…陳列室底部、18a…底棚前、18b…底棚後。

Claims (2)

  1. 商品を陳列する陳列室を備えたショーケース本体と、
    前記ショーケース本体の前記陳列室に設けられる吸込み口から空気を吸込んで、ショーケース本体内に配置される冷却器および送風機を流通し、陳列室に設けられるエアカーテン吹出し口から吹出す通風路と、
    前記通風路の前記吸込み口を覆うとともに、空気の流通を許容する孔部を備えた吸込み口カバーと、
    前記吸込み口カバーの下方に対向して配置され、吸込み口カバーの前記孔部から前記ショーケース本体内の前記通風路に侵入する塵埃を捕捉するフィルタと、
    前記吸込み口の下部で、左右両側端部に下方に延出するよう設けられたフィルタガイドと、を具備し、
    前記吸込み口カバーは、前記吸込み口に着脱自在に取付けられ、
    前記フィルタは、前記吸込み口カバーの前記孔部を介して前記通風路へ落下する異物を保持するよう断面略L字状に形成されるとともに、前記フィルタガイドに沿って前記通風路に着脱自在に取付けられる
    ことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記吸込み口は、前記陳列室の底部前面に設けられ、
    前記陳列室の底部は、前記吸込み口に隣設される底棚前と、前記底棚前の奥側に隣設される底棚後とに分割され、
    前記底棚前は、前記陳列室に陳列される陳列物1列分のスペースに形成されるとともに前記陳列室底部に着脱自在に取付けられる
    ことを特徴とする請求項1記載のオープンショーケース。
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