JP2017131369A - オープンショーケース - Google Patents

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Shoji Kikuchi
昭治 菊地
富雄 田中
Tomio Tanaka
富雄 田中
茂樹 石原
Shigeki Ishihara
茂樹 石原
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Abstract

【課題】陳列室の前面開口部の下端部に沿って設けられる吸込み口に、冷気を流通するとともに、落下した小物等を確実に受けて取出しを容易にでき、塵埃を濾過するオープンショーケースを提供する。【解決手段】内部に商品を陳列する陳列室を有するショーケース本体と、陳列室の前面に開口され商品を出し入れ自在とする前面開口部と、前面開口部の下端部に設けられ陳列室内の冷気を吸込む吸込み口と、ショーケース本体内に配置される送風機と、吸込み口に挿脱自在に取付けられる吸込みグリル体と、吸込みグリル体に取付けられるエアフィルタとを具備し、吸込みグリル体は、冷気が流通する通気孔を有する吸込み口カバー部と、通気孔を通り抜けてショーケース本体の内部に落下した落下物を受け止める受け皿部および、吸込み口カバー部を通り抜けた塵埃を捕捉するようエアフィルタを着脱自在に取付け可能としたフィルタ装着部を一体に備えた。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、前面開口部を有するオープンショーケースに関する。
商品を冷蔵し、かつ販売するための陳列室を備えるだけでなく、特に近時は、商品を購買者が容易に取出しできるようにするために、陳列室の前面に扉が存在せず、常に開口状態にある前面開口部を有したオープンショーケースが多用される傾向にある。
前面開口部の上端部に沿って吹出し口が設けられる一方で、前面開口部の下端部に沿って吸込み口が設けられる。ショーケース本体内には、送風機を備えた通風路が形成されるとともに、通風路には冷凍サイクル構成機器である冷却器(蒸発器)が配置される。
吸込み口から吸込まれた空気は、通風路に沿って強制循環され、途中、冷却器を通過して冷却される。冷却された空気(冷気)は、通風路に沿って導かれ吹出し口から吹出される。冷気は前面開口部に沿って流れて吸込み口に吸込まれ、前面開口部に冷気のエアカーテンが形成される。
ところで、購買者が陳列室から商品を取出しする際、あるいは販売者が商品を陳列室に陳列する際に、商品、もしくは商品の屑、もしくは他の小物を落下させることがある。これら落下物が吸込み口に落下した場合、落下物は冷気と一緒に吸込み口に吸込まれてしまう。
吸込み口に落下した落下物は、冷気の通風路に沿って流れ、冷却器に引っ掛かって通風抵抗となる。あるいは、冷却器の熱交換作用によって生成されるドレンをショーケース本体外部へ排出するための排水路を詰まらせる。そこで、吸込み口に多数の通気孔(小孔)を有する吸込み口グリルを取付けた先行技術が提案されている。
特開2000−297979号公報
しかしながら、吸込み口グリルへの落下物が通気孔の開口面積よりも大きなものであれば良いが、開口面積よりも小さな落下物もしくは塵埃等は通気孔を通過してショーケース本体の内底部に到達する。長期の使用に亘れば、ショーケース本体内部に堆積した落下物もしくは塵埃が通風抵抗となり、あるいは排水路を詰まらせることには変わりがない。
ショーケース本体内底部に存在する落下物等を取出すには、吸込み口グリルを取外して、吸込み口から行わねばならない。吸込み口自体の開口面積は、陳列室の幅方向に沿って長く形成されるが、陳列室の奥行き方向に沿って極く短いので、ここから落下物等を取出すには極めて面倒な作業であり、完全に取出すには不可能であるとも言える。
そこで本実施形態は、陳列室の前面開口部の下端部に沿って設けられる吸込み口に、冷気を流通するとともに、落下した小物等を確実に受けて取出しを容易にでき、しかも塵埃を濾過するオープンショーケースを提供しようとするものである。
本実施形態のオープンショーケースは、内部に商品を陳列する陳列室を有するショーケース本体と、陳列室の前面に開口され商品を出し入れ自在とする前面開口部と、前面開口部の下端部に設けられ陳列室内の冷気を吸込む吸込み口と、ショーケース本体内に配置される送風機と、吸込み口に挿脱自在に取付けられる吸込みグリル体と、吸込みグリル体に取付けられるエアフィルタとを具備し、
吸込みグリル体は、冷気が流通する通気孔を有する吸込み口カバー部と、通気孔を通り抜けてショーケース本体の内部に落下した落下物を受け止める受け皿部および、吸込み口カバー部を通り抜けた塵埃を捕捉するようエアフィルタを着脱自在に取付け可能としたフィルタ装着部を一体に備えた。
第1の実施形態に係る、オープンショーケースの一部縦断面図。 同実施形態に係る、吸込みグリル体とエアフィルタの一部分解斜視図と、吸込みグリル体にエアフィルタを取付けた状態の一部斜視図。 同実施形態に係る、吸込みグリル体とエアフィルタを分解したオープンショーケースの斜視図と、吸込みグリル体とエアフィルタを組み込んだオープンショーケースの一部斜視図。 第2の実施形態に係る、吸込みグリル体の斜視図と、吸込みグリル体にエアフィルタを取付けた状態の側面図。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、符号を付していない構成部品については図示していない。
図1に示すように、オープンショーケースは、ショーケース本体1が薄い鉄板で箱状に形成される基台2を一体に有する。ショーケース本体1は、正面視および平面視で略矩形状をなし、それぞれ断熱板からなる天板1aと、底面板1bと、背面板1c、および断熱板と一部が断熱ガラス板で形成される左右両側面板1dとから構成される。
基台2の内部は熱交換室5となっていて、後述する冷凍サイクルの一部を構成する冷却器(蒸発器)11と図示しない弁および配管類等が収容されており、店舗外部に設置される冷凍機に接続されることで冷凍サイクルを構成する。
ショーケース本体1内部は、上部に商品を陳列する陳列室4が設けられ、下部に熱交換室5が設けられる。
天板1aの正面視は上下方向に薄く、左右幅方向に所定長さの矩形状をなし、天板1aの下面は、空間を介して陳列室4の天井となる天井壁4aが設けられる。陳列室4の底面となる底面壁4bは、熱交換室5の天井壁を形成している。
陳列室4の正面視は上下方向に長く、左右幅方向に所定長さの矩形状をなす。また、天板1aの側面視は、ショーケース本体背面板1cから所定長さだけ突出する矩形状をなす。熱交換室5の側面視は、背面板1cから天板1aの突出量よりもわずかに長い所定長さだけ突出する矩形状をなす。
陳列室4の奥側の壁を形成している背面壁4cは、ショーケース本体背面板1cから前方へ所定寸法を有して形成されていて、上端部から下端部にかけて前方へ向かって僅かに傾斜している。
ショーケース本体1の左右両側面板1dは、それぞれ略コ字状の断熱板およびコ字状部分に嵌め込まれる断熱ガラス板によって覆われている。したがって、陳列室4は、天井壁4a、底面壁4b、背面壁4cおよび左右両側面板1dによって前面を除く各面が閉塞され、前面のみが開放された前面開口部Tとなる。
陳列室4の背面壁4cは、天井壁4aから底面壁4bに亘って漸次前方へ突出するよう傾斜している。この背面壁4cには、複数段の棚gが上下方向に所定の間隔を存して設けられる。
それぞれの棚gは、後端部を背面壁4cに支持され、前方へ突出していて、これら棚g上には販売される飲料等の商品が載置陳列される。棚gは取外し可能であり、背面壁4cに設けられた差し込み孔に引っ掛け固定することで、棚g間の上下方向の間隔を調整可能になっている。
陳列室4の背面壁4cには、各棚g上の陳列した商品に対する冷却手段として、図示しない複数の冷却用吹出し口が設けられる。
天板1aの下面、すなわち陳列室天井壁4aの前端部に沿って、ショーケース本体1外部から陳列室4への外部空気の侵入を阻止するとともに、陳列室4の冷却を行う冷風を吹出すためのエアカーテン吹出し口6が設けられる。
天板1aと陳列室天井壁4aとの間の空間には、エアカーテン吹出し口6に冷風を案内するためのエアカーテン用ダクト7が形成される。このエアカーテン用ダクト7の基端部は、後述する送風ダクト8に連通する。
一方、陳列室4の底面壁4bの前端部に沿って、陳列室背面壁4cに設けられる冷却用吹出し口から吹出される冷風と、陳列室天井壁4aに設けられるエアカーテン吹出し口6から吹出されるエアカーテン冷風とを吸込むための吸込み口9が設けられている。
エアカーテン吹出し口6と吸込み口9をつなぐ直線上には障害物がない。このため、エアカーテン吹出し口6から吹出されたエアカーテン冷風は、棚gに邪魔されることなく吸込み口9に円滑に吸込まれるようになっている。この結果、エアカーテン冷風を安定して形成することができる。
上述した吸込み口9は、前面開口部Tと、陳列室4の底面壁4bの下に設けられる熱交換室5とを連通する。熱交換室5には送風機10および冷却器(蒸発器)11が配置される。冷却器11と図示しない膨張弁は、冷媒管を介してオープンショーケース外部に配置された冷凍機の圧縮機、凝縮器に連結され、これらで冷凍サイクルが構成される。
陳列室背面壁4cのさらに背面側は、空間を空けて上述したショーケース本体背面板1cが形成される。陳列室背面壁4cとショーケース本体背面板1cとの間の空間部には上述した送風ダクト8が形成され、天板1aと陳列室天井壁4aとの間の空洞であるエアカーテン用ダクト7に連通する。これら送風ダクト8とエアカーテン用ダクト7とで、冷気循環用ダクトDが構成される。
前記吸込み口9には吸込みグリル体Sが取付けられていて、この吸込みグリル体SにはエアフィルタFが着脱自在に装着される。なお、吸込みグリル体SおよびエアフィルタFについては後述する。
熱交換室5の底部には、冷凍サイクル作用にともなって冷却器11で生成されるドレン水を溜める排水路12が設けられる。この排水路12は外部から着脱操作可能な排水栓によって閉塞されている。
このようにして構成されるオープンショーケースであり、送風機10を駆動することにより、吸込み口9周辺の空気が矢印で示すように、吸込み口9に取付けられる吸込みグリル体Sを通過し、エアフィルタFで塵埃が濾過されて熱交換室5に吸込まれる。さらに、冷却器11に吹付けられて冷気が生成され、冷気循環用ダクトDを構成する送風ダクト8に導かれる。
冷気の一部は、送風ダクト8に導かれている途中で、陳列室4の背面壁4cに設けられる複数の冷却用吹出し口から吹出され、各棚g上に陳列した商品を冷却する。残りの冷気は送風ダクト8からエアカーテン用ダクト7に導かれて、エアカーテン吹出し口6から吹出される。
エアカーテン吹出し口6から吹出された冷気は、陳列室4の前面開口部Tに沿って流通し、冷気のエアカーテンを形成する。そして、冷気は吸込み口9に導かれ、吸込みグリル体SおよびエアフィルタFを介して熱交換室5に案内され、前記送風機10によって上述の系路を循環する。
このオープンショーケースにおいては、陳列室4に冷蔵保存する商品を展示販売するにあたって、陳列室4の前面開口部Tから購買者が自由に商品を取出すことができる。ただし、購買者の商品の取出し時もしくは販売者による商品の組込み時に、商品もしくは商品に付随するゴミ等を前面開口部Tで落としてしまうことがある。
また、送風機10を駆動してエアカーテン吹出し口6から吹出された冷気を吸込み口9に吸込む際、同時に吸込み口9周辺の外気も吸込む。外気には、当然、塵埃が含まれているので、塵埃も吸込んでしまう。長期の使用に亘れば、吸込んだ塵埃が熱交換室5に堆積して排水路12を詰まらせる虞れがある。
しかしながら、このオープンショーケースにおいては、吸込み口9から内部に侵入しようとする落下物を以下に詳述する吸込みグリル体Sで取得でき、および吸込み口9から内部に侵入しようとする塵埃は吸込みグリル体Sに取付けたエアフィルタFで捕捉できる。
特に図2(A),(B)および図3(A),(B)で示すように、吸込みグリル体Sは金属製板材を断面略C字状に折曲げ加工して得られるものである。
具体的には、前面部aは垂直な板面が形成され、上面部bは斜め傾斜面および水平面があり、この後端部に下方へ略垂直に折り曲げられた板面である背面部cの上端に垂直な板面が連なる。
前面部a下端から折り曲げられる下面部dは水平に形成され、この後端部に上方へ折り曲げられた板面である背面部cの下端にて垂直な板面に連なる。背面部cの上端と下端の板面相互間には板面が存在せず離間しており、空間部となっている。
吸込みグリル体Sの上面部bには、傾斜面および水平面の幅方向に短く、奥行方向に長い長孔状で、吸込みグリル体の左右幅方向に所定の間隔を有して多数の通気孔15が設けられる。ここでは、通気孔15が設けられる吸込みグリル体Sの上面部bを、「吸込み口カバー部」16と呼ぶ。
吸込み口カバー部16と位置的に対向する吸込みグリル体Sの下面部dと、前面部aおよび背面部c下端は平板状の板面として形成されている。これら下面部dと前面部aおよび背面部c下端で形成される部位を、「受け皿部」17と呼ぶ。
さらに、背面部c下端と所定間隔を有して略L字状の板体が一体に付設されていて、背面部c下端と略L字状板体との組合せを、「フィルタ装着部」18と呼ぶ。フィルタ装着部18を構成する略L字状板体は、吸込みグリル体Sの幅方向に複数設けられている。
吸込みグリル体Sの受け皿部17とフィルタ装着部18とを合わせた奥行寸法は、吸込み口9の奥行寸法と略一致し、吸込みグリル体Sの左右幅方向寸法は吸込み口9の左右幅方向寸法と一致する。
エアフィルタFは、矩形状の枠体19と、この枠体19内部に張設され塵埃を捕捉できる網目を有するフィルタ部20と、図2(B)に示す枠体19の上端部に突設される把手部21とからなる。枠体19の左右幅寸法は吸込みグリル体Sの左右幅寸法と一致し、板厚は吸込みグリル体Sのフィルタ装着部18に挿脱自在な寸法に設定されている。
以上のように構成される吸込みグリル体SとエアフィルタFであり、使用にあたっては、図3(A),(B)に示すように、エアフィルタFを吸込みグリル体Sに装着する。
具体的には、エアフィルタFの枠体19下端部を吸込みグリル体Sのフィルタ装着部18に挿入する。吸込みグリル体Sの背面部cを形成する下端と上端相互間の空間部は、エアフィルタFのフィルタ部20と枠体19の左右両側部分によって閉塞される。
吸込みグリル体SにエアフィルタFが一体に組み込まれたものを、図1および図3(B)に示すように、吸込み口9に挿入する。吸込み口9周辺には、挿入された吸込みグリル体Sを支持する支持具が設けられていて、吸込み口9は吸込みグリル体SおよびエアフィルタFによって完全に塞がれる。
実際には、吸込み口9に吸込みグリル体Sの上面部bである吸込み口カバー部16のみが露出し、ここには多数の通気孔15が設けられているので、吸込み口9には通気孔15が開口することになる。
エアカーテン吹出し口6から吹出され、前面開口部Tでエアカーテンを形成した冷気は吸込み口9に導かれる。吸込み口9には吸込みグリル体Sが嵌め込まれていて、吸込み口カバー部16が露出する。冷気は、吸込み口カバー部16に設けられる多数の通気孔15に吸込まれ、さらに吸込みグリル体S内部の背面部c上端と下端との間を通る。
ここには、エアフィルタFが取付けられていて、冷気に含まれる塵埃および、外気とともに吸込み口9周辺に浮遊していて吸込みグリル体S内部に吸込まれた塵埃等の全てをフィルタ部20が捕捉する。エアフィルタFを通過した清浄な冷気のみが熱交換室5に導かれ、上述した系路を循環する。
したがって、長期の使用に亘っても、塵埃が熱交換室5底部に堆積する虞れがなく、ここに設けられる排水路12を詰まらせることもない。エアフィルタFのフィルタ部20に捕捉され蓄積する塵埃は、メンテナンス時にエアフィルタFを吸込みグリル体Sととともに吸込み口9から抜き取り、フィルタ部20を掃除することで除去できる。
また、吸込みグリル体Sは、吸込み口カバー部16から受け皿部17にかけて、板金の折り曲げ加工のように一体に形成されているため、吸込み口カバー部16と前面部との隙間が無く、隙間への余分な気流の流れを低減できると共に、余分な隙間に塵埃が詰まることがない。
これにより、通常の動作中において良好なエアカーテンを形成することができるとともに、清掃時の作業を容易に行うことができる。
なお、購買者の商品の取出し時もしくは販売者による商品の組込み時に、商品もしくは商品に付随するゴミ等を前面開口部Tで落としてしまうことがある。吸込み口9には吸込みグリル体Sの吸込み口カバー部16が露出し、多数の通気孔15が設けられているので、個々の通気孔15の開口面積よりも大きな落下物はここで受け止められる。
通気孔15をすり抜けた小さな落下物は、吸込みグリル体S内部に落ちて、吸込み口カバー部16の直下部に設けられる受け皿部17に受け止められる。その落下物が、たとえ受け皿部17で跳ね上がり、背面部cの上端と下端との間の空間部分から出ようとしてもエアフィルタFが存在しているので、全ての落下物は受け皿部17に留め置かれる。
通気孔15を通過して吸込みグリル体S内部に落下した落下物を認めた場合、あるいはメンテナンスの際には、吸込み口9からエアフィルタFとともに吸込みグリル体Sを抜き出す。そのまま、吸込みグリル体Sを幅方向の一方に傾ければ、吸込みグリル体Sの両側部は開口しているので、受け止められた落下物はここから滑り落ち容易に取得できる。
このようにして、吸込みグリル体Sに、吸込み口カバー部16と受け皿部17とを一体に備えたから、たとえば吸込み口カバーと受け皿とを別個に備えたものよりも構造が簡素化し、コスト的に有利となるとともに、受け皿に落下した小物をこぼれ落とすことなく、容易に取得できる。
さらに、吸込みグリル体Sに、エアフィルタFを取付けたフィルタ装着部18を備えたから、吸込み口9からショーケース本体1内部に流通しようとする塵埃を確実に捕捉でき、長期の使用に亘っても排水路12の詰り事故を未然に防止できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のオープンショーケースは、第1の実施形態のオープンショーケースと略同一の構成を有しており、同一の部分については詳細な説明を省略する。以下では異なる構成である吸込みグリル体Saの形状について詳細を説明する。
図4(A),(B)で拡大して示すように、吸込みグリル体Saは金属製板材を断面略C字状に折曲げ加工して得られるものである。
前面部aは垂直な板面が形成され、上面部bは斜め傾斜面および水平面があり、この後端部に下方へ略垂直に折り曲げられた板面である背面上端部cが連なる。前面部a下端から折り曲げられる下面部dは水平に形成され、この後端部に上方へ折り曲げられた板面である背面下端部eが連なる。
背面上端部cと背面下端部eの板面相互間は離間しており、空間部となっている。また、背面上端部cは側面視で背面下端部eよりも前方に位置している。
吸込みグリル体Saの上面部bには、傾斜面および水平面の幅方向に短く、奥行方向に長い長孔状で、吸込みグリル体の左右幅方向に所定の間隔を有して多数の通気孔15が設けられる。ここでは、通気孔15が設けられる吸込みグリル体Saの上面部bを、「吸込み口カバー部」16と呼ぶ。
吸込み口カバー部16と位置的に対向する吸込みグリル体Saの下面部dと、前面部aおよび背面上端部c、背面下端部eは平板状の板面として形成されている。これら下面部dと前面部aおよび背面下端部eで形成される部位を、「受け皿部」17と呼ぶ。
さらに、背面下端部eに所定間隔を有して略L字状に折り曲げ加工された複数の略L字状板体18c,18dがスポット溶接等で一体に付設されていて、背面下端部eと略L字状板体との組合せを、「フィルタ装着部」18と呼ぶ。
フィルタ装着部18を構成する略L字状板体18c,18dは、吸込みグリル体Saの幅方向に複数設けられている。また、略L字状板体18c,18dは背面下端部eよりも高さ方向に突出した突出部を有する形状となっている。さらに、背面下端部eの前方側に配置される略L字状板体18cと後方側に配置される略L字状板体18dとが幅方向に沿って互い違いに配置されている。
吸込みグリル体Saの受け皿部17とフィルタ装着部18とを合わせた奥行寸法は、吸込み口9の奥行寸法と略一致し、吸込みグリル体Saの左右幅方向寸法は吸込み口9の左右幅方向寸法と一致する。
また、フィルタ装着部18は、エアフィルタFの前方側を支持する前方立ち上り部18aと、エアフィルタFの後方側を支持する背面下端部eと、背面下端部eの左右幅方向に所定間隔を有して配置され、上方へ延出する下端支持部18bを有している。
エアフィルタFは、第1の実施形態同様に、枠体19の左右幅寸法は吸込みグリル体Saの左右幅寸法と一致し、板厚は吸込みグリル体Saのフィルタ装着部18に挿脱自在な寸法に設定されている。エアフィルタFを吸込みグリル体Saに挿入すると、略L字状板体18c,18dがガイドとして機能し、挿入作業を容易に行うことができる。また、挿入後も良好に保持される。
上記のように構成された吸込みグリル体Saを、第1の実施形態と同様に、ショーケース本体1の吸込み口9に装着することができる。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ショーケース本体、4…陳列室、T…前面開口部、9…吸込み口、10…送風機、S…吸込みグリル体、F…エアフィルタ、16…吸込み口カバー部、17…受け皿部、18…フィルタ装着部。

Claims (2)

  1. 内部に商品を陳列する陳列室を有するショーケース本体と、
    前記陳列室の前面に開口され、商品を出し入れ自在とする前面開口部と、
    前記前面開口部の下端部に設けられ、前記陳列室内の冷気を吸込む吸込み口と、
    前記ショーケース本体内に配置される送風機と、
    前記吸込み口に挿脱自在に取付けられる吸込みグリル体と、
    前記吸込みグリル体に取付けられるエアフィルタと、を具備し、
    前記吸込みグリル体は、冷気が流通する通気孔を有する吸込み口カバー部と、前記通気孔を通り抜けて前記ショーケース本体の内部に落下した落下物を受け止める受け皿部および、前記吸込み口カバー部を通り抜けた塵埃を捕捉するよう前記エアフィルタを着脱自在に取付け可能としたフィルタ装着部を一体に備えた
    ことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記吸込みグリル体は、前記吸込み口カバー部の前端から下方へ延出する前面部と、前記前面部の下端から後方へ延出した前記受皿部を有し、
    前記フィルタ装着部は、少なくとも前記受け皿部の後端部に一体に設けられた下端支持部を有しており、
    前記下端支持部は、上方へ突出する複数の突出部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
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