JP6146347B2 - 車両用ベルト式無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ベルト式無段変速機に関し、プライマリプーリ、セカンダリプーリがそれぞれ設けられた一対の回転軸の撓みを抑制するとともに、省スペース性を確保する技術に関する。
入力回転軸および出力回転軸に固定された固定プーリと、入力回転軸および出力回転軸に相対回転不能且つ軸方向の移動可能に設けられた可動プーリとを備えたプライマリプーリおよびセカンダリプーリと、該プライマリプーリおよび該セカンダリプーリに巻き掛けられる伝動ベルトとを備え、その伝動ベルトが前記固定プーリと前記可動プーリとの間で挟圧される型式の車両用ベルト式無段変速機が従来から知られている。
図10は、従来の車両用ベルト式無段変速機210において発生するプーリの撓みを説明するための概略図である。伝動ベルト212はプライマリプーリ214に巻き掛けられているため、白抜き矢印で示される油圧による推力により可動プーリ216のシーブ面218とそのシーブ面218と等しい傾斜を有する固定プーリ220のシーブ面222との間で伝動ベルト212が挟圧される。これにより、プライマリプーリ214を構成する固定プーリ220と可動プーリ216のそれぞれは、伝動ベルト212への挟圧力に対する反力を矢印A1方向へ受け、固定プーリ220および可動プーリ216のそれぞれは、たとえば図10の固定プーリ220に示されるように、伝動ベルト212が巻き掛けられた側のシーブ面222が可動プーリ216のシーブ面218と離れる方向へモーメントM1を受ける。セカンダリプーリ224もプライマリプーリ214と同様に、セカンダリプーリ224の固定プーリ226は矢印A2方向の反力を受け、そのシーブ面228が可動プーリ230のシーブ面232から離れる方向へのモーメントM2を受ける。上記モーメントM1、M2が大きくなると、たとえば図10の破線で示されるようにプライマリプーリ214およびセカンダリプーリ224の固定プーリ220、226における伝動ベルト212が巻き掛けられていない側のシーブ面222、228が互いに接近する側へ入力回転軸および出力回転軸が撓む場合があった。また、固定プーリ220、226の破線で示される傾きのため、伝動ベルト212は径方向におけるベルト位置を保持できない可能性があった。
このような問題点に対して、伝動ベルトからプーリに加えられる反力に対処するための車両用ベルト式無段変速機が提案されている。たとえば、特許文献1ないし3に記載の車両用ベルト式無段変速機がそれである。
特許文献1では、伝動ベルトが巻き掛けられていない部分において、プライマリプーリの固定プーリと可動プーリとをプライマリプーリの回転軸の方向に沿って、内側から外側に向けて押圧するとともに、セカンダリプーリの固定プーリと可動プーリとをセカンダリプーリの回転軸の方向に沿って、内側から外側へ向けて押圧する押圧手段を備えた車両用ベルト式無段変速機が提案されている。特許文献2では、その図1において示されるように、巻き掛け径が最大のときの伝動ベルトよりも径方向外側に設けられ、伝動ベルトから固定プーリに加えられる反力を受けるように固定部材を支持する軸受を備えた車両用ベルト式無段変速機が提案されている。特許文献3では、その図3において示されるように、伝動ベルトから可動プーリに作用される反力を受け、可動プーリに接触して回転する第1のローラと、伝動ベルトから固定プーリに作用される反力を受け、固定プーリおよび第1のローラに接触して回転する第2のローラと、たとえば金属製の板状体であるステーから成り、第1のローラおよび第2のローラに作用される反力を支持するケース部材から構成された車両用ベルト式無段変速機が提案されている。
特開2013−217439号公報 特開2000−170859号公報 特開2013−181590号公報
しかしながら、上記特許文献1の車両用ベルト式無段変速機においては、プライマリプーリとセカンダリプーリの両方の撓みを抑制するには、プライマリプーリの固定プーリと可動プーリの間、およびセカンダリプーリの固定プーリと可動プーリの間に設けられ、それぞれのプーリを合計4箇所において押圧する押圧部材を設ける必要があり省スペース性の観点から問題があり、また、省スペースのために、プライマリプーリとセカンダリプーリのいずれか一方にだけ押圧部材を設けると、押圧部材が設けられていない側のプーリの撓みによる伝動ベルトの径方向への滑りが生じる可能性があった。また、上記特許文献2の車両用ベルト式無段変速機においては、巻き掛け径が最大のときの巻き掛け部材よりも径方向外側すなわち固定プーリの外周部付近に軸受が設けられているため、実際の製品に展開する場合には、省スペース性の観点から問題があった。また、上記特許文献3に記載の車両用ベルト式無段変速機においては、伝動ベルトから可動プーリに作用され、可動プーリから第1のローラおよび第2のローラに作用される反力が剛性の弱いケース部材で受けられることから、伝動ベルトからの反力が他部品へ影響する可能性があった。
このように、従来において提案されている車両用ベルト式無段変速機のいずれもが、プーリおよび回転軸の撓みの抑制および省スペース性の両立を可能とするものではなかった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、プーリおよび回転軸の撓みの抑制および省スペース性の両立を可能とする車両用ベルト式無段変速機を提供することにある。
すなわち、本発明の要旨とするところは、互いに平行な一対の入力回転軸および出力回転軸と、該入力回転軸および出力回転軸にそれぞれ設けられ、該入力回転軸および出力回転軸に固定された固定プーリと前記入力回転軸および出力回転軸に相対回転不能且つ軸方向の移動可能に設けられた可動プーリとを備えたプライマリプーリおよびセカンダリプーリと、該プライマリプーリおよび該セカンダリプーリに巻き掛けられる伝動ベルトとを備え、その伝動ベルトは前記固定プーリと前記可動プーリとの間で挟圧される車両用ベルト式無段変速機において、前記固定プーリのシーブ面間あるいは前記可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分のみに当接し、前記各固定プーリのシーブ面間あるいは前記各可動プーリのシーブ面間の接近を阻止する当接部材を備えていることを特徴とする車両用ベルト式無段変速機。
本発明の車両用ベルト式無段変速機によれば、前記一対の入力回転軸および出力回転軸にそれぞれ設けられた前記固定プーリのシーブ面間あるいは前記可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分のみに当接する当接部材により、前記各固定プーリのシーブ面間あるいは前記各可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分の接近が阻止される。このため、伝動ベルトが前記固定プーリと前記可動プーリとの間で挟圧されることによって、伝動ベルトが巻き掛けられた側の前記固定プーリのシーブ面および前記可動プーリのシーブ面が受ける互いのシーブ面と離れる方向へのモーメントに対向する方向の反力が、各固定プーリのシーブ面間あるいは各可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分にそれぞれ作用される。これにより、前記各固定プーリのシーブ面間あるいは、前記各可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分が接近する方向へのプライマリプーリ、セカンダリプーリおよび一対の回転軸の傾きおよび撓みを抑制することができる。また、当接部材が前記一対の回転軸にそれぞれ設けられた前記固定プーリのシーブ面間または前記可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分間のみに設けられているため、当接部材をコンパクトに設置することができ、省スペース性の確保が可能となる。
本発明が適用された車両用動力伝達装置の骨子図である。 図1の車両用動力伝達装置の作動状態を表す係合作動表である。 図1の車両用動力伝達装置の一部である車両用ベルト式無段変速機の構成を説明する断面図である。 図3の車両用ベルト式無段変速機に備えられた支持棒を詳細に説明する拡大図である。 図3の車両用ベルト式無段変速機への支持棒の組付方法を説明するプロセスチャートである。 図3の車両用ベルト式無段変速機の位置決め棒が配置される位置を説明する図である。 図3の車両用ベルト式無段変速機のプーリに作用される反力およびモーメントを説明する図である。 図3の車両用ベルト式無段変速機のプーリに作用される反力の支持棒に対しての作用方向を説明する図である。 本発明の他の実施例における車両用ベルト式無段変速機のプーリに作用される反力およびモーメントを説明する図である。 従来の車両用ベルト式無段変速機において発生し得るプーリの撓みを説明するための概略図である。
以下、本発明の車両用ベルト式無段変速機の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用された車両用動力伝達装置10の骨子図である。この車両用動力伝達装置10は、横置き型の自動変速機であって、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両に好適に採用されるものであり、走行用の駆動源としてエンジン12を備えている。内燃機関にて構成されているエンジン12の出力は、エンジン12のクランク軸、流体伝動装置としてのトルクコンバータ14から前後進切換装置16、入力軸36、ベルト式無段変速機18、減速歯車装置20を介して終減速機22に伝達され、左右の駆動輪24L、24Rに分配される。
トルクコンバータ14は、エンジン12のクランク軸に連結されたポンプ翼車14p、およびタービン軸34を介して前後進切換装置16に連結されたタービン翼車14tを備えており、流体を介して動力伝達を行うようになっている。また、それらのポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tの間には、ロックアップクラッチ26が設けられており、油圧制御装置の切換弁などよって係合側油室および解放側油室に対する油圧供給が切り換えられることにより、係合または解放されるようになっており、完全係合されることによってポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tは一体回転させられる。上記ポンプ翼車14pには、ベルト式無段変速機18を変速制御したりベルト狭圧力を発生させたり、或いは各部に潤滑油を供給したりするための油圧を発生させる機械式のオイルポンプ28が設けられている。
前後進切換装置16は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置を主体として構成されており、トルクコンバータ14のタービン軸34はサンギヤ16sに一体的に連結され、ベルト式無段変速機18の入力軸36は、キャリヤ16cに一体的に連結されている一方、キャリヤ16cとサンギヤ16sは前進用クラッチC1を介して選択的に連結され、リングギヤ16rは後進用ブレーキB1を介してハウジングに選択的に固定されるようになっている。前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1は、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる油圧式摩擦係合装置であり、図2に示されるように、前進用クラッチC1が係合させられると共に後進用ブレーキB1が解放されることにより、前後進切換装置16は一体回転状態とされることにより前進用動力伝達経路が成立させられて、前進方向の駆動力がベルト式無段変速機18側へ伝達される一方、後進用ブレーキB1が係合させられると共に前進用クラッチC1が解放されることにより、前後進切換装置16は後進用動力伝達経路が成立させられて、入力軸36はタービン軸34に対して逆方向に回転させられるようになり、後進方向の駆動力がベルト式無段変速機18側へ伝達される。また、前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1が共に解放されると、前後進切換装置16は動力伝達を遮断するニュートラル(遮断状態)状態になる。
ベルト式無段変速機18は、互いに平行な第1軸心C1および第2軸心C2まわりに回転可能に設けられた入力軸36および出力軸44と、入力軸36に設けられている入力側部材である有効径が可変のプライマリプーリ42と、出力軸44に設けられている出力側部材である有効径が可変のセカンダリプーリ46と、プライマリプーリ42、セカンダリプーリ46に巻き掛けられ、摩擦接触する動力伝達部材として機能する伝動ベルト48とを備えており、プライマリプーリ42、セカンダリプーリ46と伝動ベルト48との間の摩擦力を介して動力伝達が行われる。プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46は、入力軸36および出力軸44にそれぞれ固定された固定プーリ42aおよび46aと、入力軸36および出力軸44に対して軸心まわりの相対回転不能且つ、軸心方向の移動可能に設けられた可動プーリ42bおよび46bと、それらの間のV溝幅が可変とする推力を付与する入力側油圧機構42cおよび出力側油圧機構46cとを備えて構成されており、プライマリプーリ42の油圧シリンダの油圧が制御されることにより、プライマリプーリ42、セカンダリプーリ46のV溝幅が変化して伝動ベルト48の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γ(=入力軸回転速度NIN/出力軸回転速度NOUT)が連続的に変化させられる。
図3は、車両用動力伝達装置10の一部であるベルト式無段変速機18の構成を説明するための断面図である。ベルト式無段変速機18は、非回転部材であるトランスミッションケース50内において、互いに平行に配設されている入力回転部材である入力軸36および出力回転部材である出力軸44、入力軸36に相対回転不能に設けられているプライマリプーリ42、出力軸44に相対回転不能に設けられているセカンダリプーリ46、およびプライマリプーリ42、セカンダリプーリ46にそれぞれ巻き掛けられて互いのプーリ42、46を作動的に連結する伝動ベルト48を備えている。
プライマリプーリ42の固定プーリ42aは、入力軸36に一体的に固定されており、その可動プーリ42bと対向するシーブ面52は、第1軸心C1から離隔されるにつれて可動プーリ42bから離隔される円錐状とされている。
プライマリプーリ42の可動プーリ42bは、入力軸36に第1軸心C1まわりに相対回転不能且つ第1軸心C1方向に相対移動可能にスプライン嵌合された内側筒部54と、内側筒部54の第1軸心C1方向の固定プーリ42a側端部から外周方向へ鍔状に延出されて形成された鍔部56と、鍔部56の外周側端部から第1軸心C1方向の固定プーリ42aから離隔する方向へ突設された外側筒部58とから構成されている。可動プーリ42aの鍔部56の固定プーリ42aとの対向面は円錐状のシーブ面60であり、固定プーリ42aのシーブ面52の第1軸心C1と成す傾斜角と等しくされている。
プライマリプーリ42の入力側油圧機構42cは、可動プーリ42bと、第1軸心C1方向において可動プーリ42bに対して固定プーリ42aの反対側に配設された一底が有底の円筒状部材であるシリンダ部材62と、入力軸36の外周面とにより第1油室64を構成する。シリンダ部材62は、その内周側端部が軸受66と入力軸36に形成された段付形状部68とに挟まれるように配設され、シリンダ部材62を第1軸心C1方向に入力軸36に対して相対移動不能にする屈曲形状の壁部70と、壁部70の外周側端部から可動プーリ42bの外側筒部58よりも径方向外側に且つ第1軸心C1方向における固定プーリ42a側へ突き出すように形成された筒部72とから構成されている。また、筒部72の内周面は、可動プーリ42bの外側筒部58の外周面に備えられたオイルシール74を介して、可動プーリ42bの外側筒部58の外周面に摺動可能に構成されており、可動プーリ42bとシリンダ部材62と入力軸36の外周面とから成る油密な空間である第1油室64が構成される。また、入力側油圧機構42cは、入力軸36の内周側に形成された第1油路76と、上記入力軸36の内周側から外周面へ径方向に貫設され、第1油路76と連通される第2油路78および第3油路80と、可動プーリ42bの内側筒部54を内周面から外周面へ径方向に貫設され、第3油路80と連通される第4油路82を備えており、オイルポンプ28から圧送された作動油が、図示しない油圧制御装置により適宜調圧されて、第1油路76および第2油路78と第1油路76、第3油路80および第4油路82とを通じて第1油室64に供給される。
このように構成されたプライマリプーリ42は、第1油室64に供給される油圧に応じた推力により、可動プーリ42bが第1軸心C1方向において固定プーリ42aに対し接近、離隔されることにより、固定プーリ42aのシーブ面52と可動プーリ42bのシーブ面60とで構成される第1プーリ溝84の幅が変化させられるようになっている。図3において、可動プーリ42bは第1軸心C1方向において固定プーリ42aに対して離隔され、第1プーリ溝84が最大溝幅Wmaxとされた状態が示されており、この状態においては、伝動ベルト48の巻き掛け径は最小となり、ベルト式無段変速機18の変速比が最大変速比γmaxとなる。
セカンダリプーリ46の固定プーリ46aは、出力軸44に一体的に固定されており、その可動プーリ46bと対向するシーブ面85は、第2軸心C2から離隔されるすなわち外周側ほど可動プーリ46bから離隔される円錐状とされている。
セカンダリプーリ46の可動プーリ46bは、出力軸44に第2軸心C2まわりに相対回転不能且つ第2軸心C2方向に相対移動可能にスプライン嵌合された内側筒部86と、内側筒部86の第2軸心C2方向の固定プーリ46a側端部から外周方向へ鍔状に延出されて形成された鍔部88と、鍔部88の外周側端部から第2軸心C2方向の固定プーリ46aから離隔する方向へ突設された外側筒部90とから構成されている。可動プーリ46bの鍔部88の固定プーリ46aとの対向面は円錐状のシーブ面92であり、固定プーリ46aのシーブ面85の第2軸心C2と成す傾斜角と等しくされている。
セカンダリプーリ46の出力側油圧機構46cは、可動プーリ46bと、第2軸心C2方向において可動プーリ46bに対して固定プーリ46aの反対側に配設された一底が有底の円筒状部材であるシリンダ部材94と、出力軸44の外周面とにより第2油室96を構成する。シリンダ部材94は、その内周側端部が円筒状部材98と出力軸44に形成された段付形状部100とに挟まれるように配設され、シリンダ部材94を第2軸心C2方向に出力軸44に対して相対移動不能にする内周壁部102と、内周壁部102の外周側端部から第2軸心C2方向の可動プーリ46bに向って延設された筒部104と、筒部104の第2軸心C2方向の可動プーリ46b側端部から径方向外側へ突設され、可動プーリ46bの外側筒部90の内周面にオイルシール106を介して摺動する外周壁部108とから構成されている。これにより、可動プーリ46bとシリンダ部材94と出力軸44の外周面とから成る油密な空間である第2油室96が構成される。また、出力側油圧機構46cは、出力軸44の内周側に形成された第5油路110と、上記出力軸44の内周側から外周面へ径方向に貫設され、第5油路110と連通された第6油路112および第7油路114を備えており、オイルポンプ28から圧送された作動油が、第5油路110および第6油路112と第5油路110および第7油路114を通じて第2油室96に供給される。また、セカンダリプーリ46の内側筒部86の外周面に形成された段付端面116とシリンダ部材94の内周壁部102との間には、可動プーリ46bを固定プーリ46a側へ付勢するコイルスプリング118が設けられている。
このように構成されたセカンダリプーリ46は、第2油室96に供給される油圧に応じた推力により、可動プーリ46bが第2軸心C2方向において固定プーリ46aに対し接近、離隔されることにより、固定プーリ46aのシーブ面85と可動プーリ46bのシーブ面92とで構成される第2プーリ溝120の幅が変化させられるようになっている。図3において、可動プーリ46bは第2軸心C2方向において固定プーリ46aに対して接近され、第2プーリ溝120が最小溝幅Wminとされた状態が示されており、この状態においては、伝動ベルト48の巻き掛け径は最大となり、ベルト式無段変速機18の変速比が最大変速比γmaxとなる。
また、ベルト式無段変速機18は、第1軸心C1に設けられたプライマリプーリ42の固定プーリ42aのシーブ面52と、第2軸心C2に設けられたセカンダリプーリ46の固定プーリ46aのシーブ面85との間の対向する部分に当接する支持棒122と、上記対向する部分である所定位置に支持棒122を位置決めする棒状の位置決め棒124を備えている。なお、支持棒122は、本発明の当接部材に相当する。
以上のように構成されたベルト式無段変速機18においては、プライマリプーリ42とセカンダリプーリ46との間に巻き掛けられた伝動ベルト48を固定プーリ42a、46aと可動プーリ42b、46bとで挟み付ける挟圧力に基づく摩擦力に応じて伝動ベルト48に動力が伝達される。そして、プライマリプーリ42の第1プーリ溝84とセカンダリプーリ46の第2プーリ溝120が油圧に応じた推力によりその溝幅が変化させられて、変速比γが無段階に変化させられる。
図4は、ベルト式無段変速機18に備えられた支持棒122を詳細に説明する拡大図である。支持棒122は、長手板状であり、その厚さ方向の一対の回転軸心Oを長手方向の両端部に有する本体126と、円柱状形状を有し、その中心線が回転軸心Oと同心とされて回転軸心Oまわりに回転可能に設けられた一対のローラ128a、128bとから構成されている。支持棒122がベルト式無段変速機18に設置されているとき、一対のローラ128a、128bが入力軸36の回転に応じて回転させられているプライマリプーリ42の固定プーリ42aのシーブ面52とセカンダリプーリ46の固定プーリ46aのシーブ面85との間の対向する部分のそれぞれと回転させられながら当接されるように、両端部の一対のローラ128a、128bを含めた支持棒122の長さが調節されている。以後、特に各ローラを区別しない場合には、ローラ128とする。
図5は、ベルト式無段変速機18への支持棒122の組付方法を説明するプロセスチャートであり、図6は、ベルト式無段変速機18の位置決め棒124が配置される位置を説明する図である。工程P1においては、位置決め棒124がプライマリプーリ42とセカンダリプーリ46の間に通され、トランスミッションケース50に固定される。位置決め棒124は、伝動ベルト48の内側から伝動ベルト48を潤滑する図示しないオイル噴射パイプが通される場所を通じて、プライマリプーリ42とセカンダリプーリ46の間に配置される。図6は、ベルト式無段変速機18の変速比γが最小変速比γminのときの伝動ベルト48の内側の線を一点鎖線で、ベルト式無段変速機18の変速比γが最大変速比γmaxのときの伝動ベルト48の内側の線を鎖線でそれぞれ示すものであり、位置決め棒124は、ベルト式無段変速機18の最小変速比γmin、最大変速比γmaxのときはもとより、その間の無段階で変速させられている間においても伝動ベルト48の内側に位置させられている。工程P2においては、支持棒122が所定位置へ設置され、位置決め棒124に固定される。上記所定位置とは、プライマリプーリ42の固定プーリ42aのシーブ面52とセカンダリプーリ46の固定プーリ46aのシーブ面85との間であり、支持棒122は、その両端部のローラ128が各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85間の対向する部分すなわち各シーブ面52、85の外周部のそれぞれに当接されて、位置決め棒124により位置が固定される。工程P3においては、プーリ間に伝動ベルト48が巻き掛けられる。このとき、位置決め棒124により固定された支持棒122は、伝動ベルト48の内側に位置させられているため、伝動ベルト48に接触することはない。
図7は、ベルト式無段変速機18のプライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42a、46aおよび各可動プーリ42b、46bに作用される反力およびモーメントを説明する図であり、図8は、車両用ベルト式無段変速機18のプライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42a、46aに作用されるモーメントの支持棒122に対しての作用方向を説明する拡大図である。入力側油圧機構42cによるプライマリプーリ42の可動プーリ42bに対する図7における白抜き矢印F1方向の推力により、伝動ベルト48は固定プーリ42aのシーブ面52と可動プーリ42bのシーブ面60とによって挟圧される。同様に、出力側油圧機構46cによるセカンダリプーリ46の可動プーリ46bに対する図7における白抜き矢印F2方向の推力により、伝動ベルト48は固定プーリ46aのシーブ面85と可動プーリ46bのシーブ面92とによって挟圧される。プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の伝動ベルト48が巻き掛けられた側のシーブ面52、60およびシーブ面85、92には、伝動ベルト48への挟圧力に対する反力F1およびF2が、図7の矢印方向に作用され、この反力F1およびF2により、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42a、46aと各可動プーリ42b、46bは、たとえば図7の各固定プーリ42a、46aに示されるように、固定プーリ42a、46aと可動プーリ42b、46bの伝動ベルト48が巻き掛けられた側のシーブ面52、60およびシーブ面85、92が互いに離隔する方向へのモーメントM1およびM2を受ける。上記モーメントM1およびM2は、たとえば図8の各固定プーリ42a、46aに示されるように、伝動ベルト48が巻き掛けられていない側すなわち位置決め棒124に固定された支持棒122が配置された側においては、一点鎖線の白抜き矢印方向へ作用される。位置決め棒124により固定されて設定された支持棒122は、その両端部のローラ128がプライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85に当接させられ、各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85の接近を阻止し、上記モーメントM1およびM2に対向する図7の矢印方向への反力M3およびM4を作用させるように上記各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85に所定荷重を作用させる。
上述のように、本実施例のベルト式無段変速機18によれば、一対の回転軸である第1軸心C1、第2軸心C2にそれぞれ設けられたプライマリプーリ42の固定プーリ42aのシーブ面52とセカンダリプーリ46の固定プーリ46aのシーブ面85との間の互いに対向する部分(最も近い略互いに平行な局所面)のみに当接する支持棒122により、各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85間の互いに対向する部分間の接近が阻止される。このため、伝動ベルト48がプライマリプーリ42の固定プーリ42aと可動プーリ42bとの間およびセカンダリプーリ46の固定プーリ46aと可動プーリ46bとの間で挟圧されることによって、シーブ面52、60およびシーブ面85、92が受ける互いのシーブ面と離れる方向へのモーメントM1およびM2に対向する方向の反力M3およびM4が、当接部材として機能する支持棒122から各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85の互いに対向する部分にそれぞれ作用される。このことから、各固定プーリ42a、46aの対向するシーブ面52、85の間が互いに接近する方向へのプライマリプーリ42、セカンダリプーリ46の傾きおよび第1軸心C1および第2軸心C2の撓みを抑制することができる。また、支持棒122が第1軸心C1および第2軸心C2の各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85間の互いに対向する部分のみに当接するように設けられ、且つ伝動ベルト48の周回内部に設けられているため、支持棒122をコンパクトに設置することができ、省スペース性を確保することができる。
また、本実施例のベルト式無段変速機18によれば、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42aおよび46aの傾きが抑制されることにより、たとえば、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46と伝動ベルト48との接触面積の低下を抑制することを目的とした入力軸36から出力軸44への動力の伝達効率を維持するための入力側油圧機構42cおよび出力側油圧機構46cによる各可動プーリ42b、46bの各固定プーリ42a、46a側への推力の増強のための油圧が不要となる。
また、本実施例のベルト式無段変速機18によれば、支持棒122はその両端部において、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各固定プーリ42a、46aのシーブ面52、85間の互いに対向する部分へ支持棒122から反対方向のモーメントを発生させる反力が作用されるため、支持棒122が固定される位置決め棒124の強度は、支持棒122を位置決め出来る程度でよい。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ベルト式無段変速機130は、支持棒132の構成およびその設置場所において異なる以外は、前述のベルト式無段変速機18と実質的に共通する。したがって、上記の異なる構成について図9を参照して詳細に説明する。
図9は、ベルト式無段変速機130のプーリに作用される反力およびモーメントを説明する図である。ベルト式無段変速機130に適用される本発明の当接部材に相当する支持棒132は、本体126と、本体126の両端部に回転可能に設けられた一対のローラ128a、128bと、本体126において一対のローラ128a、128bの間に設けられ、本体126の長さを調節可能なアクチュエータ134とから構成されている。支持棒132は、第1軸心C1に設けられた可動プーリ42bのシーブ面60と第2軸心C2に設けられた可動プーリ46bのシーブ面92との間に、その両端部のローラ128a、128bが各可動プーリ42b、46bの回転に応じて回転させられつつ、各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92のそれぞれに当接されるように設けられている。
プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各可動プーリ42b、46bの伝動ベルト48が巻き掛けられた側のシーブ面60、92には、伝動ベルト48への挟圧力に対する反力Fが、図9の矢印方向に作用され、この反力Fにより、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各可動プーリ42b、46bは、図9に示されるように、可動プーリ42b、46bの伝動ベルト48が巻き掛けられた側のシーブ面60、92は図示しない固定プーリのシーブ面のそれぞれから離隔する方向へのモーメントM1およびM2を受ける。上記モーメントM1およびM2は、伝動ベルト48が巻き掛けられていない側すなわち位置決め棒124に固定された支持棒132が配置された側においては、各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92が互いに接近する方向へ作用される。プライマリプーリ42の可動プーリ42bのシーブ面60と第2軸心C2に設けられたセカンダリプーリ46の可動プーリ46bのシーブ面92との間の互いに対向する部分(最も近い互いに略平行な局所面)のみ当接する支持棒132は、その両端部のローラ128a、128bがプライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の第1軸心C1および第2軸心C2まわりの回転に応じて回転させられつつ、プライマリプーリ42およびセカンダリプーリ46の各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92に当接させられ、各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92の接近を阻止し、上記モーメントM1およびM2に対向する図9の矢印方向への反力M3およびM4を作用させるように各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92に所定荷重を作用させる。
上述のように、本実施例のベルト式無段変速機130によれば、一対の回転軸である第1軸心C1、第2軸心C2にそれぞれ設けられたプライマリプーリ42の可動プーリ42bのシーブ面60とセカンダリプーリ46の可動プーリ46bのシーブ面92との間の互いに対向する部分のみに当接する支持棒132により、各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92の互いに対向する部分間の接近が阻止される。このため、伝動ベルト48がプライマリプーリ42の固定プーリ42aと可動プーリ42bとの間およびセカンダリプーリ46の固定プーリ46aと可動プーリ46bとの間で挟圧されることによって、シーブ面52、60およびシーブ面85、92が受ける互いのシーブ面と離れる方向へのモーメントM1およびM2に対向する方向の反力M3およびM4が、各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92の互いに対向する部分にそれぞれ作用される。これにより、各可動プーリ42b、46bの対向するシーブ面60、92が互いに接近する方向へのプライマリプーリ42、セカンダリプーリ46の傾きおよび第1軸心C1および第2軸心C2の撓みを抑制することができる。また、支持棒132が第1軸心C1および第2軸心C2の各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92間の互いに対向する部分のみに当接するように設けられ、且つ伝動ベルト48の周回内部に設けられているため、支持棒132をコンパクトに設置することができ、省スペース性の確保が可能となる。
また、本実施例のベルト式無段変速機130によれば、支持棒132から各可動プーリ42b、46bのシーブ面60、92の対向する部分へ作用される前記所定荷重は、剛性の弱い第1油室64の一部および第2油室96の一部で受けられるため、ベルト式無段変速機130の他部材への影響を軽減することができる。
以上、本発明を表及び図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施でき、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
たとえば、前述の実施例1および実施例2のベルト式無段変速機18、130においては、位置決め棒124はトランスミッションケース50に固定されていたが、これに限定されるものではなく、たとえば、位置決め棒124はプライマリプーリ42またはセカンダリプーリ46の軸受に固定されてもよい。
18、130:ベルト式無段変速機(車両用ベルト式無段変速機)
42:プライマリプーリ
46:セカンダリプーリ
48:伝動ベルト
122、132:支持棒(当接部材)

Claims (1)

  1. 互いに平行な一対の入力回転軸および出力回転軸と、該一対の入力回転軸および出力回転軸にそれぞれ設けられ、該入力回転軸および出力回転軸に固定された固定プーリと前記入力回転軸および出力回転軸に相対回転不能且つ軸方向の移動可能に設けられた可動プーリとを備えたプライマリプーリおよびセカンダリプーリと、該プライマリプーリおよび該セカンダリプーリに巻き掛けられる伝動ベルトとを備え、該伝動ベルトは前記固定プーリと前記可動プーリとの間で挟圧される車両用ベルト式無段変速機において、
    前記固定プーリのシーブ面間あるいは前記可動プーリのシーブ面間の互いに対向する部分のみに当接し、前記各固定プーリのシーブ面間あるいは前記各可動プーリのシーブ面間の接近を阻止する当接部材を備えていることを特徴とする車両用ベルト式無段変速機。
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