JP6145799B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電圧に交流電圧を重畳した帯電電圧が印加される、近接帯電方式の帯電手段を備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置での帯電方式として、近接帯電方式が主流になりつつある。近接帯電方式では、例えばローラ型の帯電手段が感光体ドラムの表面に接触あるいは非接触で近接配置される。帯電手段には、感光体ドラム表面が均一に帯電するよう、直流電圧に交流電圧が重畳された帯電電圧が印加される。
交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppに対する感光体ドラム表面の帯電電位Vsは、図11のようになることが知られている。即ち、ピーク間電圧値Vppが帯電開始電圧値Vthからその二倍の電圧値2×Vthの範囲内であれば、帯電電位Vsは交流電圧Vacに概ね比例する。ここで、帯電開始電圧値Vthは、直流電圧Vdcにより感光体ドラムの帯電が開始される電圧値であって、感光体ドラムの諸特性により定められる。なお、図11では、Vthが800Vで、2×Vthが1600Vの場合が例示される。
また、2×Vthを超えると、帯電電位Vsは飽和し概ね一定のVs0になる。よって、帯電電位Vsを均一にするには、ピーク間電圧値Vppが2×Vthを超える交流電圧Vacを重畳した帯電電圧を帯電手段に印加する必要がある。また、その時の帯電電位Vs0は、帯電電圧に含まれる直流電圧Vdcに依存する。
ところで、画像形成装置では、環境等の影響または帯電手段の抵抗値の製造ばらつき等に関わらず、帯電手段の放電量を常時一定にして、感光体ドラムの劣化や画像不良等の問題無く均一に感光体ドラムを帯電させることが求められる。そのために、従来の画像形成装置は、感光体ドラムを介して帯電手段に流れる交流電流を測定する手段と、制御手段と、を備えていた。
測定手段は、非通紙時に、2×Vth未満であって相異なるピーク間電圧値Vppを有する複数の交流電圧Vacを順次印加した時に帯電手段に流れる各交流電流値を測定する。同様に、2×Vth以上の相異なるピーク間電圧値Vppを有する複数の交流電圧Vacを印加した時の各交流電流値も測定される。なお、本明細書では、ピーク間電圧値Vppが2×Vth未満の領域を、帯電手段から感光体ドラムへの電荷移動(即ち、単方向の電荷移動)のみが起こる正放電領域といい、2×Vth以上の領域を、感光体ドラムおよび帯電手段の間で双方向への電荷移動が交互に起こる逆放電領域という。
制御手段は、測定手段により得られた各交流電流値から、印刷プロセス時に帯電電圧に重畳すべき交流電圧Vaciのピーク間電圧値Vppiを決定する。このような制御のことを、本明細書では、第一帯電電圧決定と称する。
以下、第一帯電電圧決定の具体例を、図12を参照して説明する。
制御手段は、正放電領域の交流電圧Vac1〜Vac3を重畳時に帯電手段に流れる交流電流値Iac1〜Iac3を得た後、交流電流値Iac1〜Iac3を直線近似して、正放電領域における交流電圧に対する交流電流値の特性直線L1を得る。同様の手法で、制御手段は、逆放電領域についても交流電圧に対する交流電流値の特性直線L2を得る。制御手段は、特性直線L1,L2の交点を、印刷プロセス時に重畳すべき交流電圧値Vaciとして決定する。
第一帯電電圧決定で交流電流値Iacを決定する際、感光体ドラムの膜厚のバラツキが考慮されることがある。より具体的には、制御手段は、感光体ドラムを一回転させている間に、周方向に相異なる複数箇所にて、所定サンプリング数の交流電流値Iacを測定する。制御手段は、測定で得られた複数の交流電流値Iacの平均値を、交流電圧Vacを印加した時の交流電流値Iacとする。
また、第一帯電電圧決定では、相異なるピーク間電圧値Vppを有する交流電圧Vacが帯電手段に順次的に印加されるため、回転する感光体ドラムの表面にはかぶりトナーが付着する。かぶりトナーは、中間転写ベルトを介して二次転写ローラに到達し、二次転写ローラを汚染する原因となる。それゆえ、第一帯電電圧決定の後、二次転写ローラのクリーニングが実施される。
第一帯電電圧決定の開始からクリーニングの終了までには、かなりの時間が必要となる。この時間は、画像形成装置の生産性やシステム速度により異なるが、システム速度が165mm/秒の場合、約20秒である。
上記交流電圧Vaciのピーク間電圧値Vppが小さいと画像不良が起きる。逆に、これが大きいと、感光体ドラムの減耗が増長される。したがって、第一帯電電圧決定は、印刷プロセス時に限らず、それ以外のプロセスでも感光体ドラムの起動を要するものでは行われることが望ましい。この種のプロセスとしては、例えば、ウォームアップ時の画像安定化制御、強制トナー補給またはTCR(Toner to Carrier Ratio)調整等がある。しかし、第一帯電電圧決定をこれらのプロセスにおいて行うと、ユーザの待ち時間が長くなってしまうので、例えば特許文献1では、前回の帯電電圧決定の実行時における周囲温度と、現在の周囲温度とが比較され、その結果に基づき、第一帯電電圧決定で使用するピーク間電圧値Vppの開始電圧が変更され、これによって、所要時間を短縮するようにしていた。
特開2014−085405号公報
特許文献1の手法では、前回の調整結果、および、環境条件に応じて予め設定された調整開始電圧のいずれかから、交流電圧Vacの調整動作が開始される。しかし、環境条件の変化により開始電圧は異なるものの、環境条件の変化に関わらず、交流電圧Vacを決定する方法自体に変わりがない。それゆえ、ユーザの待ち時間は殆ど短縮化されていない。
上記問題点に鑑み、本発明は、各種プロセスで使用すべきピーク間電圧値の決定時に、ユーザの待ち時間を短縮可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、通紙時に画像を媒体に印刷する画像形成装置であって、像担持体と、像担持体に近接配置される帯電手段と、交流電流をそれぞれ含む複数の帯電電圧であって、各交流電流のピーク間電圧が互いに異なる複数の帯電電圧のそれぞれを、非通紙時に帯電手段に順次印加する電源手段と、各複数の帯電電圧の印加中に、帯電手段に流れる交流電流値を検知する電流検知手段と、電流検知手段の検知結果に基づき、プロセスで使用すべきピーク間電圧を導出する第一帯電電圧決定と、プロセスで使用すべきピーク間電圧を第一帯電電圧決定よりも短い時間で導出可能な第二帯電電圧決定とを選択的に行う処理手段と、を備え、処理手段は、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分に応じて、第一帯電電圧決定と、第二帯電電圧決定とを選択的に行帯電手段から像担持体への電荷移動のみが起こる交流電圧の範囲を正放電領域とし、像担持体および帯電手段の間で双方向の電荷移動が交互に起こる交流電圧の範囲を逆放電領域とする場合において、電源手段は、正放電領域と逆放電領域のそれぞれにおいて、各交流電流のピーク間電圧が互いに異なる複数の帯電電圧のそれぞれを順次印加し、処理手段は、第一帯電電圧決定において、正放電領域における交流電圧に対する交流電流値の特性直線と逆放電領域における交流電圧に対する交流電流値の特性直線との交点が示す基準ピーク間電圧を導出し、プロセスが印刷プロセスの場合において、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分が予め定められた第二閾値以上、上がっているか否かを判断し、肯定判断を行うと、第一帯電電圧決定を行い、印刷の完了後に、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分が予め定められた第二閾値以上、上がっているか否かを判断し、肯定判断を行うと、新たに第一帯電電圧決定を行い、さらに当該新たな第一帯電電圧決定により導出された基準ピーク間電圧を格納しておき、次に実行される印刷で第二帯電電圧決定が選択された場合、当該第二帯電電圧決定において、前記格納されている基準ピーク間電圧を、現在の環境条件と、像担持体の使用状況に基づき補正することで、前記プロセスで使用すべきピーク間電圧を導出する、画像形成装置である。
上記局面によれば、第二帯電電圧決定が選択的に行われるため、ユーザの待ち時間をより短縮可能な帯電電圧決定を実行する画像形成装置を提供することが可能となる。
画像形成装置の大略的な構成を示す模式図である。 画像形成装置の要部の構成を示す模式図である。 図1の感光体ドラムの詳細な構成を示す模式図である。 図2のCPU(処理手段)の処理を示すメインフロー図である。 印刷プロセスにおけるCPUの処理を示すフロー図である。 第一帯電電圧決定におけるCPUの処理を示すフロー図である。 図6のS215の処理を示す図である。 第二帯電電圧決定におけるCPUの処理を示すフロー図である。 第二閾値が10℃と定められる理由を示す図である。 画像安定化、強制トナー補給およびTCR調整のいずれかのプロセスを行う際のCPUの処理を示すフロー図である。 ピーク間電圧値に対する感光体ドラム表面の帯電電位の特性を示す図である。 第一帯電電圧決定の具体例を示す図である。
以下、図面を参照して、本画像形成装置の各実施形態を詳説する。
《第一欄:定義》
いくつかの図には、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が示される。x軸およびz軸は、画像形成装置1の左右方向および上下方向を示す。また、y軸は、画像形成装置1の前後方向を示す。
《第二欄:画像形成装置の全体構成・印刷プロセス》
図1,図2において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、各種画像(典型的にはフルカラー画像またはモノクロ画像)を印刷媒体(用紙やOHPシート)Mに印刷する。そのために、画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)各色の作像ユニット2と、中間転写ベルト3と、二次転写ローラ4と、電源手段10と、制御手段11と、環境検知手段12と、少なくとも一個の電流検知手段13と、をさらに備える。
四色分の作像ユニット2は、例えば左右方向に並置され、対応色の感光体ドラム5を含む。各感光体ドラム5は、例えば前後方向に延在する円筒形状を有し、自身の軸を中心に例えば矢印αの方向に回転する。
感光体ドラム5は、図3に示すように、例えば、前後方向に延在するアルミニウム基体上に、電荷発生層(以下、CGLと称する)51、電荷輸送層(以下、CTLと称する)52および保護層(以下、OCLと称する)53を、この順番に積層した有機感光体である。なお、感光体ドラム5は、OCL53は無くとも構わない。また、感光体ドラム5はアモルファスシリコン感光体(a−Si感光体)でも良い。ここで、感光体ドラム表面の削れ易さの指標であるα値を、10万回転あたりの削れ量(摩耗量)(μm)と定義する。各種感光体ドラムのα値は下表1の通りである。
Figure 0006145799
再度、図1,図2を参照する。各感光体ドラム5の周囲には、回転方向αの上流側から下流側に向かって、少なくとも、帯電手段6と、現像手段8と、一次転写ローラ9とが配置される。
各帯電手段6は、典型的には、前後方向に延在する帯電ローラであって、感光体ドラム5の周面に接触あるいは非接触で近接配置される帯電ローラである。各帯電手段6は、電源手段10からの帯電電圧Vgにより、回転する感光体ドラム5の周面を一様に帯電させる。
電源手段10は、色毎の直流電源回路101と、複数色(例えばY,M,Cの3色)で共通の交流電源回路102と、残りの色(例えばK)用の交流電源回路103と、を含む。
各直流電源回路101は、制御手段11の制御下で、所定の直流電圧Vdcを出力する。直流電源回路101は色毎で個別的に設けられ、これによって、色毎に直流電圧Vdcを調整可能にしている。しかし、本実施形態では、直流電圧Vdcを色毎に変更する点には関心が無いので、便宜上、直流電圧Vdcは各色で同じ値として説明を続ける。
また、交流電源回路102,103は、例えば交流トランスから構成され、制御手段11の制御下で、ピーク間電圧値Vppが可変の交流電圧Vacを出力する。なお、以下では、直流電圧Vdcと同様の観点で、各交流電圧Vacは同じ値であるとして説明を続ける。
交流電源回路102の出力端は、Y,M,Cの直流電源回路101の各出力端とで接続され、これによって、交流電圧Vacが直流電圧Vdcに重畳された帯電電圧Vgが生成され、Y,M,Cの帯電手段6に印加される。同様に、交流電源回路103の出力端は、Kの直流電源回路101の出力端と接続され、これによって、上記同様の帯電電圧VgがKの帯電手段6に印加される。
各感光体ドラム5の下方には露光装置7が設けられる。各露光装置7は、画像データに基づく光ビームBを、感光体ドラム5の帯電域の直ぐ下流側の露光域に照射し、これにより、対応色の静電潜像を形成する。
各現像手段8は、対応色の感光体ドラム5の露光域の直ぐ下流側の現像域に、対応色の現像剤を供給して対応色のトナー像を形成する。
中間転写ベルト3は、例えば左右方向に配列された少なくとも二個のローラの外周面に掛け渡され、例えば矢印βで示す方向に回転する。中間転写ベルト3の外周面は、例えば、各感光体ドラム5の上端と当接する。
各一次転写ローラ9は、対応色の感光体ドラム5と中間転写ベルト3を挟んで対向すると共に中間転写ベルト3を上方から押圧して、感光体ドラム5と中間転写ベルト3との間に一次転写ニップ91を形成する。各一次転写ローラ9には、印刷プロセス中、一次転写バイアス電圧が印加され、その結果、感光体ドラム5上のトナー像は、対応する一次転写ニップ91にて、回転する中間転写ベルト3に転写される。
二次転写ローラ4は、自身の軸を中心に回転可能に構成される。二次転写ローラ4には、印刷プロセス中、二次転写バイアス電圧が印加される。二次転写ローラ4は、例えば中間転写ベルト3の右端近傍にて、中間転写ベルト3の外周面を押圧して、二次転写ローラ4と中間転写ベルト3の間の接触部分に二次転写ニップ41を形成する。この二次転写ニップ41には、印刷プロセス中、印刷媒体Mが送り込まれる。
上記二次転写ニップ41を印刷媒体Mが通過中(即ち、通紙中)、二次転写ローラ4には二次転写バイアス電圧が印加されるため、中間転写ベルト3に担持されたトナー像が印刷媒体Mに移動し転写される。この印刷媒体Mは、二次転写ニップ41を通過後、周知の定着器を通過した後、印刷物としてトレイに排出される。
制御手段11は、例えば、ROM111と、処理手段の一例としてのCPU112と、SRAM113と、記憶手段の一例としてのNVRAM114と、を含む。CPU112は、ROM111に予め記憶された制御プログラムを、SRAM113を作業領域として用いつつ実行して、各種プロセスを制御する。本実施形態では、下記の四プロセス(即ち、印刷、画像安定化、強制トナー補給およびTCR調整)に特に関連する。下記の四プロセスでも、感光体ドラム5を帯電させる必要があるため、帯電手段6には帯電電圧Vgが印加される。
(1)印刷:印刷媒体Mに画像を印刷すること
(2)画像安定化:既知のパターン画像の濃度に基づき、トナー濃度を目標値に制御すること
(3)強制トナー補給:現像手段に強制的にトナーを補充すること
(4)TCR調整:トナーとキャリアの比率を目標値に制御すること
CPU112はさらに他にも、詳細は後述する第一帯電電圧決定および第二帯電電圧決定を選択的に行って、各上記プロセスで使用すべきピーク間電圧値Vppであって、帯電電圧Vgに重畳すべき交流電圧Vacの基準となるピーク間電圧値Vpp(以下、基準ピーク間電圧Vpp0という)を決定する。また、各上記プロセスで実際に重畳される交流電圧Vacのピーク間電圧Vpp(以下、実際のピーク間電圧Vpp1という)を決定するために、CPU112は、NVRAM114に、各感光体ドラム5の総回転数を使用状況情報Irotの一例として保持する(下表2を参照)。なお、詳細は後で明らかになるが、本実施形態では、基準ピーク間電圧値Vpp0と、実際のピーク間電圧Vpp1とは異なるので注意を要する。
Figure 0006145799
CPU112は、他にも、NVRAM114に、前回の第一帯電電圧決定で導出した基準ピーク間電圧Vpp0およびこの基準ピーク間電圧Vpp0の補正値Vpp0'を保持する。CPU112はさらに、前回の第一帯電電圧決定を実行した時の機内温度(即ち、画像形成装置1内の温度)Stを、前回の機内温度St'として保持する(下表3を参照)。
Figure 0006145799
環境検知手段12は、温度センサ121と湿度センサ122とを含む。温度センサ121は、画像形成装置1内の温度(即ち、機内温度)Stを検知してCPU112に出力する。それに対し、湿度センサ122は、画像形成装置1内の相対湿度(以下、機内湿度という)Shを検知してCPU112に出力する。
また、電流検知手段13は、各帯電手段6に帯電電圧Vgが印加された時に、例えばY色の帯電手段6に流れる交流電流値Iacを検知して、CPU112に出力する。
《第三欄:画像形成装置の動作》
次に、図4〜図10を参照して、画像形成装置1の動作について説明する。
図4において、CPU112は、画像形成装置1の動作中、所定タイミングで、これから行うプロセスが印刷プロセスか否かを判断する(S01)。
S01で肯定判断(即ち、Y)をすると、CPU112は、図5の処理を行い(S02)、否定判断(即ち、N)をすると、これから行うプロセスが画像安定化、強制トナー補給およびTCR調整のいずれか一つか否かを判断する(S03)。
CPU112は、S03で肯定判断をすると、図10の処理を行うが(S04)、否定判断を行うと、S01に戻る。
図5において、CPU112は、印刷ジョブの実行開始後、印刷プロセスを立ち上げて、各感光体ドラム5等の回転を開始させ(S11)、NVRAM114から、前回の機内温度St'を取得する(S12)。また、CPU112は、温度センサ121から、現在の機内温度Stを取得する(S13)。次に、CPU112は、前回の機内温度St'から現在の機内温度Stを減算し、その結果得られる差分(即ち、温度変化)ΔSt1が、第二閾値Tref2の典型例としての10℃以上か否かを判断する(S14)。
CPU112は、S14で肯定判断をすると、第一帯電電圧決定を行って、S17で交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacの実際のピーク間電圧値Vpp1を決定する(S15)。
ここで、図6を参照して、第一帯電電圧決定について詳説する。図6において、CPU112は、湿度センサ122から現在の機内湿度Shを取得する(S21)。CPU112は、ROM111またはNVRAM114に予め保持された環境ステップテーブルT1から、S13,S21で得た機内温度Stおよび機内湿度Shに対応する環境ステップを取得する(S22)。テーブルT1には、下表4に示すように、機内温度および機内湿度の組み合わせごとに、絶対湿度の大きさを示す指標である環境ステップが記述される。本実施形態では、環境ステップは十六段階に区分され、環境ステップ1〜3が低温低湿環境(所謂、LL環境)を、環境ステップ4〜7が常温常湿環境(所謂、NN環境)を、環境ステップ8〜12がやや高温高湿環境を示し、環境ステップ13〜16が高温高湿環境(所謂、HH環境)を示す。
Figure 0006145799
次に、CPU112は、NVRAM114等に予め保持されたピーク間電圧値テーブルT2から、S22で得た環境ステップに対応するピーク間電圧値Vppの組みを一つ選択する(S23)。テーブルT2には、下表5に示すように、環境ステップの範囲毎に、互いに異なる八個のピーク間電圧値Vppからなる組みが記述される。各組みには、正放電領域および逆放電領域のそれぞれにつき、四個のピーク間電圧値Vppが含まれる。例えば、環境ステップ1〜3に対しては、ピーク間電圧値Vppの組みAが割り当てられ、組みAは、正放電領域に含まれる600V,700V,800Vおよび900Vと、逆放電領域に含まれる1850V,1950V,2050Vおよび2150Vとからなる。環境ステップ4〜7,8〜12,13〜16には、表5に示した通りのピーク間電圧値Vppの組みB,C,Dが割り当てられる。
Figure 0006145799
次に、CPU112は、第一カウンタ値nを1に初期化し(S24)、選択した組みにおいて現在の第一カウンタ値nに相当するピーク間電圧値Vppを取得する(S25)。
CPU112は、交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S25で取得した値に設定する。また、CPU112は、各直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する(S26)。
S26の結果、電源手段10から各帯電手段6に帯電電圧Vgが印加される。CPU112は、交流電源回路102,103の交流電圧Vacが安定すると(S27)、第二カウンタ値mを1に初期化する(S28)。次に、CPU112は、電流検知手段13から交流電流値Iacを取得して、SRAM113に一時的に記憶する(S29)。次に、CPU112は、第二カウンタ値mがyか否かを判断する(S210)。ここで、yは、各感光体ドラム5の一回転あたりのサンプリング数であって、1以上の自然数である。CPU112は、S210で否定判断をすると、第二カウンタ値mを1だけインクリメントして(S211)、S29を行う。
以上のS28〜S211により、SRAM113には、各感光体ドラム5を一回転する間に、周方向に相異なるy個の場所にて測定された交流電流値Iacが保持される。CPU112は、S210で肯定判断をすると、y個の交流電流値Iacの平均値を導出する(S212)。次に、CPU112は、第一カウンタ値nが8か否かを判断して、S23で選択した組みに含まれる全てのピーク間電圧値VppについてS25〜S212の処理を行ったか否かを判断する(S213)。S213で否定判断をすると、CPU112は、第一カウンタ値nを1だけインクリメントして(S214)、S25を行う。
以上のS25〜S213により、SRAM113には、正放電領域および逆放電領域それぞれに四個ずつ含まれるピーク間電圧値Vppを有する交流電圧Vacを重畳した各帯電電圧Vgを順次印加した時に、各帯電手段6に流れる交流電流値Iacが合計八個保持される。
CPU112は、SRAM113内の八個の交流電流値Iacに基づき、印刷プロセス等で使用すべき基準ピーク間電圧値Vpp0を導出し、前回のものとしてNVRAM114に格納する(S215)。
ここで、図7を参照して、S215の処理を詳説する。
CPU112は、正放電領域の各交流電流値Iacを最小二乗法等に基づき直線近似して、正放電領域における印加交流電圧に対する交流電流値の特性直線L1(Iac=a×Vac+b)を得る。同様の手法で、CPU112は、逆放電領域の各交流電流値Iacを直線近似して、逆放電領域における印加交流電圧に対する交流電流値の特性直線L2(Iac=c×Vac+d)を得る。ここで、a〜dは定数であって、特に、a,cは傾きで、b,dは切片である。その後、CPU112は、特性直線L1,L2の交点(即ち、(d−b)/(a−c))の交流電圧値Vacを、基準ピーク間電圧値Vpp0として導出し、前回の第一帯電電圧決定時の値としてNVRAM114に格納する(表2を参照)。
再度、図6を参照する。S215で格納された基準ピーク間電圧値Vpp0は、環境ステップに基づく値であるため、現在の環境条件に高精度に合った値とは言い難い。そこで、CPU112は、NVRAM114等に予め保持された補正値テーブルT3から、S13,S21で得た機内温度Stおよび機内湿度Shに対応する傾きおよび切片の組みを一つ選択する(S216)。補正値テーブルT3には、表6に示すように、温度範囲および相対湿度範囲の組み合わせ毎に、傾きおよび切片の組みが記述される。例えば、機内湿度Shが20%未満で機内温度Stが10.5℃以上12.5℃未満であれば、(傾き,切片)は(−0.0054,269)と記述される。
Figure 0006145799
次に、CPU112は、NVRAM114の使用状況情報Irotから、Y色の感光体ドラム5の回転数を取得する(S217)。
次に、CPU112は、次式(1)に基づき、補正値を導出する(S218)。
補正値=傾き×回転数+切片 …(1)
次に、CPU112は、S215で導出した基準ピーク間電圧値Vpp0に対応色の補正値を加算して、現在の環境条件(即ち、温度および相対湿度)に高精度に合った実際のピーク間電圧値Vpp1を導出すると共に、この実際のピーク間電圧値Vpp1を、前回の第一帯電電圧決定時の基準ピーク間電圧値Vpp0の補正値Vpp0'としてNVRAM114に格納する(S219,表2を参照)。
次に、CPU112は、S13で得た機内温度Stを、前回の第一帯電電圧決定時の値としてNVRAM114に格納して(S220,表2を参照)、図6の処理を終了する。
再度、図5を参照する。CPU112は、S14で温度変化ΔSt1が第二閾値Tref2(即ち、10℃)以上でないと判断すると、第二帯電出力決定を行って、S17で交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacの実際のピーク間電圧値Vpp1を決定する(S16)。
ここで、図8を参照して、第二帯電電圧決定について詳説する。図8において、CPU112は、NVRAM114(表2を参照)から、前回の第一帯電電圧決定時における基準ピーク間電圧Vpp0を取得する(S31)。
次に、CPU112は、湿度センサ122から現在の機内湿度Shを取得する(S32)。その後、CPU112は、前述のS216〜S218と同様の処理を行って、補正値を導出する(S33〜S35)。
次に、CPU112は、S31で取得した基準ピーク間電圧値Vpp0に補正値を加算して、現在の環境条件に高精度に合った実際のピーク間電圧値Vpp1を導出して(S36)、図8の処理を終了する。以上の通り、第二帯電電圧決定は、多大な演算を要するS215(図7を参照)の実行が不要なため、第一帯電電圧決定と比較して、短時間で、実際のピーク間電圧値Vpp1を導出することができる。
再度、図5を参照する。CPU112は、S15,S16のいずれかの次に、交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S15,S16のいずれかで導出された実際のピーク間電圧値Vpp1に設定する(S17)。また、CPU112は、各直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する(S18)。
その後、CPU112は、第一欄で説明したような印刷プロセスを制御する(S19)。S19が完了すると、CPU112は、NVRAM114から前回の機内温度St'を、温度センサ121から現在の機内温度Stを取得する(S110,S111)。次に、CPU112は、現在の機内温度Stから前回の機内温度St'を減算し、この差分(即ち、温度変化)ΔSt2が、第二閾値Tref2の典型例としての10℃以上か否かを判断する(S112)。
CPU112は、S112で肯定判断をすると、S15と同様の第一帯電電圧決定を行う(S113)。但し、S113においては、S15とは異なり、基準ピーク間電圧値Vpp0、その補正値Vpp0'およびS111で得た機内温度Stを、前回の第一帯電電圧決定時の値としてNVRAM114に格納するだけである。換言すると、基準ピーク間電圧値Vpp0、および、補正値Vpp0'は、実際のピーク間電圧値Vpp1として今回の印刷プロセスでは使用されない。なぜなら、S113で、基準ピーク間電圧値Vpp0、その補正値Vpp0'および機内温度Stを格納する目的は、今回の印刷プロセスの次に実行されるプロセス(印刷プロセスや画像安定化等)で使用するためだからである。以上から理解できるように、基準ピーク間電圧値Vpp0は、今回のプロセスではNVRAM114に格納されるだけで、今回のプロセスで交流電源回路102,103に設定されないこともあるが、実際のピーク間電圧値Vpp1は、今回のプロセスで交流電源回路102,103に設定される。この点で、基準ピーク間電圧値Vpp0は、実際のピーク間電圧値Vpp1と異なる。
CPU112は、S112で否定判断をするか、S113の次に、印刷プロセスを立ち下げて(即ち、帯電電圧Vgの印加停止や感光体ドラム5の停止等)(S114)、図5の処理を終了する。
次に、図9を参照して、図5の第二閾値Tref2が10℃と定められる理由について説明する。図9には、特性曲線C1,C2が示される。特性曲線C1は、機内温度に対する、第一帯電電圧決定で導出されたピーク間電圧値Vppを示す。それに対し、特性曲線C2は、機内温度に対する、印刷物に画像不良が発生しないピーク間電圧値Vppの下限値を示す。本件発明者の実験により、特性曲線C1が特性曲線C2を下回る温度範囲にて、帯電不良に起因する画像不良が印刷物に発生することが判明した。
また、特性曲線C2において機内温度が10℃以上の領域では、機内温度が約10℃変化すると、ピーク間電圧値Vppは50V程度変化する。交流電圧Vacが50V程度変化すると、印刷物に画像不良が発生することが、本件発明者の実験により判明した。
以上のことから、前回の第一帯電電圧決定時から機内温度が10℃以上変化した場合、第一帯電電圧決定を改めて実行して、現在の機内温度に応じた適切な交流電圧Vac(ピーク間電圧値Vpp)を導出し直す必要がある。逆に、そうでない場合には、第一帯電電圧決定を改めて実行することなく、前回の第一帯電電圧決定時に保存した基準ピーク間電圧値Vpp0に補正値を加算して交流電圧Vac(ピーク間電圧値Vpp)を導出しても印刷物に画像不良が発生しないことが、本件発明者の実験により判明した。また、機内温度が10℃以上変化しない場合、第一帯電電圧決定を改めて実行しなければ、印刷プロセスの開始から終了までの時間を短縮化することも可能となる。
繰り返しになるが、帯電電圧Vgに重畳される交流電圧Vacが小さすぎると、画像不良が印刷物に発生する(図9の特性曲線C2を参照)。逆に、交流電圧Vacが大きすぎると、感光体ドラム5の減耗が増長される。また、図9の特性曲線C2から明らかなように、機内温度が下がると交流電圧Vacは相対的に大きく設定しなければならない。逆に、機内温度が上がると、交流電圧Vacは相対的に小さく設定しなければならない。また、機内温度が約10℃変化すると、ピーク間電圧値Vppが50V程度変化し、その結果、印刷物に画像不良が発生する。
以上のことから、前回の第一帯電電圧決定の実施時から今回の印刷プロセスにて機内温度が10℃以上変化した場合、CPU112が、仮に、第二帯電電圧決定を行って、NVRAM114内の基準ピーク間電圧Vpp0を利用して実際のピーク間電圧値Vpp1を決定したとする。この場合、今回の印刷プロセスの温度環境に適した交流電圧Vacよりも低い実際のピーク間電圧値Vpp1が得られ、印刷物に画像不良が発生する可能性が高くなる。
それに対し、機内温度が10℃以上上昇した場合、第二帯電電圧決定が仮に行われるとする。この場合、今回の印刷プロセスの温度環境に適した交流電圧Vacよりも高い実際のピーク間電圧値Vpp1が得られ、感光体ドラム5が過度に減耗する可能性が高くなる。
以上のことを考慮して、図5のS14で使用される第二閾値Tref2は10℃と設定され、S14で温度変化ΔSt1が10℃以上であれば、第一帯電電圧決定が実行され、そうでなければ、ユーザの待ち時間低減を優先して、第二帯電電圧決定が実行される。
なお、S14で温度変化ΔSt1が10℃以上上昇する場合には、感光体ドラム5の過度な減耗を考慮すると、第一帯電電圧決定を行っても構わない。しかし、本実施形態では、この場合に、ユーザの待ち時間低減を優先すると共に、画像不良が発生する可能性が低いことも考慮して、第二帯電電圧決定が行われる。
ここで、図4を再度参照する。前述の通り、S03で肯定判断がなされると、図10の処理が行われる。
図10において、CPU112は、画像安定化、強制トナー補給およびTCR調整のいずれかのプロセスを実施する場合、前述のS12,S13と同様にして、前回の機内温度St'と現在の機内温度Stとを取得する(S41,S42)。次に、CPU112は、これらの温度変化の絶対値|ΔSt|が、第一閾値Tref1の典型例としての10℃以上か否かを判断する(S43)。画像安定化等では非通紙であるが画像形成は実施されるため、第一閾値Tref1は、第二閾値Tref2と同じ10℃であることが好ましい。しかし、これに限らず、第一閾値Tref1は、第二閾値Tref2と異なっていても良い。
CPU112は、S43で肯定判断をすると、ユーザの待ち時間短縮のため、NVRAM114から補正値Vpp0'を取得する(S44)。その後、CPU112は、プロセスを立ち上げる(S45)。具体的には、各感光体ドラム5を起動しその回転数が安定すると、CPU112は、交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S44で取得した補正値Vpp0'に仮設定し、各直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する。その結果、電源手段10から各帯電手段6に、帯電電圧Vgが印加されて、各感光体ドラム5の帯電が行われる。
次に、CPU112は、第一帯電電圧決定(詳細は図6を参照)を行って、S47で出力すべき交流電圧Vacの実際のピーク間電圧値Vpp1を決定する(S46)。
次に、CPU112は、交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppの設定値を、S46で決定した実際のピーク間電圧値Vpp1に切り替える(S47)。
上記に対し、CPU112は、S14で否定判断をすると、第二帯電電圧決定(詳細は図8を参照)を行って、S49で出力すべき交流電圧Vacの実際のピーク間電圧値Vpp1を決定する(S48)。ここで、第二帯電電圧決定は、処理時間に関し、第一帯電電圧決定よりも大幅に短い。それゆえ、第二帯電電圧決定の前に、交流電圧Vacの仮設定は不要である。
その後、CPU112は、プロセスを立ち上げる(S49)。具体的には、各感光体ドラム5を起動しその回転数が安定すると、CPU112は、交流電源回路102,103から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S48で取得した実際のピーク間電圧値Vpp1に設定し、各直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する。その結果、各感光体ドラム5の帯電が開始される。
CPU112は、S47,S49のいずれかが終了すると、プロセス(画像安定化、強制トナー補給、TCR調整)に必要な処理を行う(S410)。
《第四欄:画像形成装置の作用・効果》
本画像形成装置1によれば、前回の機内温度St'と現在の機内温度Stとの差分値ΔStに応じて、第一帯電電圧決定および第二帯電電圧決定を選択的に実行する。第一帯電電圧決定では、電流検知手段13により検知された交流電流値Iacに基づき、感光体ドラム5の起動が必要な各種プロセス(印刷プロセスや画像安定化等)で使用すべき基準ピーク間電圧値Vpp0が少なくとも求められる。具体的には、図5のS15では、今回の印刷プロセスで導出される実際のピーク間電圧値Vpp1の基礎となる基準ピーク間電圧値Vpp0が、また、図5のS113では、次回のプロセスで使用すべき基準ピーク間電圧値Vpp0が、また、図10のS46では、今回のプロセス(但し、印刷プロセスを除く)で使用すべき基準ピーク間電圧値Vpp0が少なくとも導出されてNVRAM114に格納される。それに対し、第二帯電電圧決定では、図5のS16や図10のS48で説明したように、NVRAM114に格納されかつ前回の第一帯電電圧決定で導出された基準ピーク間電圧値Vpp0を用いて、実際のピーク間電圧値Vpp1が導出される。このように、差分値ΔStの値によっては、多大な演算量を要する第一帯電電圧決定を行わずとも、帯電電圧Vgに重畳すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを導出することが可能となる。その結果、各種プロセスをいち早く実行することが可能となるため、ユーザの待ち時間を顕著に短縮可能な画像形成装置1を提供することが可能となる。
また、第二帯電電圧決定においては、CPU112は、図8のS31〜S35により、現在の環境条件(機内温度Stおよび機内湿度Sh)および感光体ドラム5の使用状況(例えば回転数)に基づき、補正値を導出する。CPU112は、その後、S36において、前回の第一帯電電圧決定で得た基準ピーク間電圧値Vpp0を補正して、現在の環境条件および感光体ドラム5の使用状況に即した適切な実際のピーク間電圧Vpp1を導出できる。なお、上記説明では、環境条件は、画像形成装置1内の温度および相対湿度であった。しかし、環境検知手段12が、絶対湿度センサを備えている場合には、絶対湿度に基づき、補正テーブルT3(表6を参照)から傾きおよび切片を選択し、補正値を求めても構わない。
また、第一帯電電圧決定においては、CPU112は、図6のS216〜S218により、現在の環境条件および感光体ドラム5の使用状況に基づく補正値を導出する。CPU112は、その後、S219により、今回の第一帯電電圧決定で得た基準ピーク間電圧値Vpp0を補正して、現在の環境条件および感光体ドラム5の使用状況に即した適切な実際のピーク間電圧Vpp1を導出できる。
また、CPU112は、差分値の絶対値|ΔSt|が第一閾値Tref1以上であれば、第一帯電電圧決定を行い、そうでなければ、第二帯電電圧決定を行う。図9の説明からも分かるように、機内温度Stが10℃以上の場合、機内温度Stが大きく変化すると、第一帯電電圧決定により導出されるピーク間電圧値Vppは50V程度変化する。つまり、前回の第一帯電電圧決定時の機内温度と、今回のプロセス時の機内温度とに10℃以上の温度差があると、今回のプロセスにおいて、前回の基準ピーク間電圧Vpp0を使用すると、印刷物に画像不良が発生する可能性がある。それゆえ、前回の第一帯電電圧決定時から機内温度が第一閾値Tref1以上変化した場合、CPU112は、第一帯電電圧決定を改めて実行して、現在の機内温度に応じた適切な交流電圧Vac(ピーク間電圧値Vpp)を導出し直している。
それに対し、温度差が10℃未満であれば、今回のプロセスにおいて、画像不良が発生し難い。それゆえ、CPU112は、多大な演算量の第一帯電電圧決定を行うことなく、前回の基準ピーク間電圧値Vpp0を使用して、実際のピーク間電圧値Vpp1を導出する。その結果、各種プロセスにおけるユーザの待ち時間を短縮することが可能となる。
また、特に印刷プロセスにおいては、図9を参照して説明した通り、前回の第一帯電電圧決定の実施時から今回の印刷プロセスにて機内温度が第二閾値Tref2以上変化した場合、CPU112が、第一帯電電圧決定を行うことで、印刷物への画像不良の発生や、感光体ドラム5の過度に減耗を抑制することが可能となる。
それに対して、図5のS14において、温度変化ΔSt1が第二閾値Tref2以上でなければ、CPU112は、第二帯電電圧決定を実行して、ユーザの待ち時間低減を低減している。
《第五欄:付記》
上記実施形態の説明では、電流検知手段13は、Y色の帯電手段6に設けられるとして説明した。しかし、これに限らず、電源手段10が交流電源回路102,103を含む場合には、電流検知手段13は、いずれか一つの帯電手段6に設けられれば良い。
また、画像形成装置1に、電流検知手段13は二個備わっていても良く、この場合、一方の電流検知手段13はYMC色のいずれか一色の帯電手段6に、他方の電流検知手段13は、K色の帯電手段6に設けられても構わない。この場合、CPU112は、YMC色で共用される交流電源回路102向けのピーク間電圧値Vppと、K色用の交流電源回路103向けのピーク値間電圧値Vppを導出しても構わない。
また、上記実施形態の説明では、電源手段10は、YMC色で共用される交流電源回路102と、K色の交流電源回路103と、を含むとして説明した。しかし、これに限らず、電源手段10は、YMCK色で個々の交流電源回路を含んでいても構わない。この場合、電流検知手段13は画像形成装置1に四個備わっていても良く、CPU112は、各交流電源回路向けのピーク値間電圧Vppを導出しても構わない。
本発明に係る画像形成装置は、ピーク間電圧値の決定時に、ユーザの待ち時間を短縮可能であり、カラー機かモノクロ機かを問わず、ファクシミリ、コピー機、プリンタおよびこれらの機能を備えた複合機に好適である。
1 画像形成装置
5 感光体ドラム(像担持体)
6 帯電手段
10 電源手段
112 CPU(処理手段)
121 温度センサ
122 湿度センサ

Claims (4)

  1. 通紙時に画像を媒体に印刷する画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に近接配置される帯電手段と、
    交流電流をそれぞれ含む複数の帯電電圧であって、各前記交流電流のピーク間電圧が互いに異なる複数の帯電電圧のそれぞれを、非通紙時に前記帯電手段に順次印加する電源手段と、
    各前記複数の帯電電圧の印加中に、前記帯電手段に流れる交流電流値を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段の検知結果に基づき、プロセスで使用すべきピーク間電圧を導出する第一帯電電圧決定と、前記プロセスで使用すべきピーク間電圧を第一帯電電圧決定よりも短い時間で導出可能な第二帯電電圧決定とを選択的に行う処理手段と、を備え、
    前記処理手段は、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分に応じて、第一帯電電圧決定と、第二帯電電圧決定とを選択的に行
    前記帯電手段から前記像担持体への電荷移動のみが起こる交流電圧の範囲を正放電領域とし、前記像担持体および前記帯電手段の間で双方向の電荷移動が交互に起こる交流電圧の範囲を逆放電領域とする場合において、
    前記電源手段は、前記正放電領域と前記逆放電領域のそれぞれにおいて、各前記交流電流のピーク間電圧が互いに異なる複数の帯電電圧のそれぞれを順次印加し、
    前記処理手段は、
    第一帯電電圧決定において、前記正放電領域における交流電圧に対する交流電流値の特性直線と前記逆放電領域における交流電圧に対する交流電流値の特性直線との交点が示す基準ピーク間電圧を導出し、
    前記プロセスが印刷プロセスの場合において、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分が予め定められた第二閾値以上、上がっているか否かを判断し、肯定判断を行うと、第一帯電電圧決定を行い、
    印刷の完了後に、前回の第一帯電電圧決定の実行時の周囲温度と、現在の周囲温度との差分が予め定められた第二閾値以上、上がっているか否かを判断し、肯定判断を行うと、新たに第一帯電電圧決定を行い、さらに当該新たな第一帯電電圧決定により導出された基準ピーク間電圧を格納しておき、
    次に実行される印刷で第二帯電電圧決定が選択された場合、当該第二帯電電圧決定において、前記格納されている基準ピーク間電圧を、現在の環境条件と、前記像担持体の使用状況に基づき補正することで、前記プロセスで使用すべきピーク間電圧を導出する、画像形成装置。
  2. 前記環境条件は、温度、相対湿度および絶対湿度から選ばれた少なくとも一つ以上である、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記処理手段は、前記第一帯電電圧決定において、導出した基準ピーク間電圧を、現在の環境条件と前記像担持体の使用状況に基づき補正する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理手段は、前記プロセスが印刷プロセス以外の所定プロセスの場合において、前記差分が予め定められた第一閾値以上であれば、前記第一帯電電圧決定を行い、前記差分が第一閾値未満であれば、前記第二帯電電圧決定を行う、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2016157062A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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