JP6145606B2 - リール本体、及びスピニングリール - Google Patents

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Description

本発明は、釣糸を前方に繰り出すスピニングリールのリール本体及び、これを用いたスピニングリールに関する。
スピニングリールのリール本体は、オシレーティング機構、及びロータ駆動機構などを収容するための収容空間を有する筐体と、筐体に形成された開口を塞ぐように筐体に装着される蓋部材と、筐体及び蓋部材の後部を覆うガード部材とを備える(特許文献1参照)。この筐体は、意匠性、および釣糸を絡みにくくするという観点から、後部ほど側面視が細くなる形状となっている。
特開2004−129571号公報
筐体は、収容空間への水の侵入を防ぐ観点から、収容空間を小さくすることが好ましい。例えば、収容空間の後面を前方にシフトすることによって収容空間を小さくすることができる。しかしながら、前述の理由から筐体後部の側面視の外観形状を大きく変更することは好ましくない。よって、これらの要求を満たすために、筐体後部の側面視における外観形状を大きく変更することなく収容空間の後面を前方にシフトさせると、収容空間の後面がシフトして収容空間が減少した分、余肉が必要となって重量が増加してしまうという問題が生じる。
本発明の課題は、リール本体の後部の意匠性及び機能性を損なうことなくリール本体を軽量化することにある。
発明1にかかるリール本体は、釣糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、筐体と、蓋部材と、ガード部材とを備える。筐体は、第1側面が開口する収容空間、第1側面と対向する収容空間の第2側面を画定する側壁、及び収容空間の後面を画定する後壁を有する。側壁の後部は後壁よりも後方に延びる。蓋部材は、収容空間の開口を塞ぐよう筐体に装着される。ガード部材は、側壁の後部及び後壁との間で空間を形成するよう、筐体及び蓋部材に対して後方から装着される。
この構成によれば、側壁の後部は後壁よりも後方に延びるため、筐体の後部は従来の外観とほぼ同様とすることができる。また、後壁は、筐体の後端よりも前方に位置するため、ガード部材は、筐体の側壁の後部及び後壁との間で空間を形成した状態で筐体に装着することができる。このため、リール本体の後部の意匠性及び機能性を損なうことなくリール本体の軽量化が可能となる。
発明2に係るリール本体は、発明1のリール本体において、蓋部材は、その後部が後壁よりも後方に延びる。この構成によれば、筐体の側壁の後部及び後壁、蓋部材の後部、並びにガード部材によってリール本体の後部に空間部を形成する。このため、蓋部材が装着される側から見た意匠性も損なうことなくリール本体の軽量化が可能となる。
発明3に係るリール本体は、発明1又は2のリール本体において、ガード部材は、前方に突出する少なくとも一つの突起部を有する。そして、突起部は、筐体の後部の内側面に接触可能な位置に配置される。この構成によれば、ガード部材に対して側方から荷重が加わった場合であっても、突起部が筐体の後部の内側面と接触することでガード部材の側方への動きが規制され、ガード部材の位置が側方へずれることを防止できる。なお、突起部は、予め筐体の後部の内側面に接触していてもよいし、筐体の後部の内側面に近接する位置に配置されていてもよい。
発明4に係るリール本体は、発明2のリール本体において、ガード部材が前方に突出する複数の突起部を有する。そして、突起部のそれぞれは、筐体の後部の内側面又は蓋部材の後部の内側面に接触可能な位置に配置される。この構成によれば、ガード部材に対して側方から荷重が加わった場合であっても、突起部が筐体の後部の内側面又は蓋部材の後部の内側面と接触することでガード部材の側方への動きが規制され、ガード部材の位置が側方へずれることを防止できる。なお、突起部は、予め筐体の後部の内側面、又は蓋部材の後部の内側面に接触していてもよいし、筐体の後部の内側面、又は蓋部材の後部の内側面に近接する位置に配置されていてもよい。
発明5に係るリール本体は、発明2のリール本体において、蓋部材の後部は、側面視において側壁の後部と同じ形状を有する。この構成によれば、リール本体は左右対称となるため、意匠性が向上するとともに、筐体後部に取り付けるガード部材の形状を左右対称に近づけることができ、強度的なアンバランスが生じにくくなる。
発明6に係るリール本体は、発明1から5のいずれかのリール本体において、ガード部材は、その前面が側面視において側壁の後面及び蓋部材の後面に沿った形状を有する。この構成によれば、ガード部材を筐体及び蓋部材に装着した際の密着性が向上し、取り付け時のガード部材の強度が向上する。
発明7に係るスピニングリールは、発明1から6のいずれかのリール本体と、リール本体に回転可能に装着されるハンドルと、釣糸が巻かれるスプールと、スプールに釣糸を巻きつけるロータと、を備える。この構成によれば、発明1から6のいずれかのリール本体を有しているため、意匠性および機能性を損なうことなく軽量化できる。
本発明によれば、リール本体の後部の意匠性および機能性を損なうことなく筐体の軽量化が可能である。
スピニングリールの側面図。 筐体の側面図。 筐体の背面図。 蓋部材の側面図。 ガード部材の側面図。 スピニングリールの側面断面図。 ボルトが装着された状態の筒状部材の側面断面図。 変形例1に係る筐体の背面図。
以下、本発明に係るスピニングリールの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、「前」とは図1から図6(図3を除く)の左、「後」とは図1から図6(図3を除く)の右、「上」とは図1から図6(図3を除く)の上、「下」とは図1から図6(図3を除く)の下を示す。
[スピニングリールの構成]
スピニングリール100は、釣糸を前方に繰り出し可能なリールである。図1に示すように、スピニングリール100は、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備える。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持される。スプール4は、釣糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置される。なお、ハンドル1は、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
[リール本体の構成]
リール本体2は、筐体21、蓋部材22、及びガード部材23を備える。
筐体21は、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金によって形成される。図2に示すように、筐体21は、第1側面側(図2の紙面手前側)に開口する収容空間21aを有する。収容空間21aは略直方体状である。この収容空間21aは、後述するロータ駆動機構5、及びオシレーティング機構6を収容する。
図2及び図3に示すように、筐体21は、収容空間21aの第2側面(図2の紙面奥側の側面)を画定する側壁21bと、収容空間21aの後面を画定する後壁21cとを有する。なお、第2側面は第1側面と対向する。側壁21bは、後壁21cよりも後方に延びる板状の突出片(側壁の後部の一例)21dを有する。突出片21dは、側面視が略三角形状であり、その後端に頂点を有する。突出片21dの厚さは、1mm以上4mm以下程度であることが好ましい。突出片21dの厚さが1mm以上であれば、筐体21をダイキャストによって容易に成形することができる。また、突出片21dの厚さを4mm以下にすることによって、軽量化することができるとともに、筐体21をダイキャストによって成形する際に、成形後のひけの発生を抑制することができる。
後壁21cの後面21eは、実質的に平面である。この後面21eから突出片21dの後端までの長さ、すなわち突出片21dの前後方向の長さLは、2mm以上10mm以下程度であることが好ましい。また、筐体21は、前後に延びるT字形の釣り竿装着部21fや、逆転防止機構50などを内部に収容する円筒部21gなども有する。
図2に示すように、筐体21は、収容空間21aの前面を画定する前壁21hを有する。この前壁21hには、収容空間21aと外部とを連通する第1連通孔21iが形成される。また、筐体21の後壁21cには、第1連通孔21iと対向する位置に、収容空間21aと外部とを連通する第2連通孔21jが形成される。
第1連通孔21iは、ボルト24(図6)が通過可能な内径を有する丸孔によって構成される。第1連通孔21iは、筐体21の前壁21hから第2連通孔21jに向かって突出する第1突出部21kに形成される。第1連通孔21iは、ボルト24によりガード部材23を取り付けた後に栓部材25(図6)により塞がれる。
第2連通孔21jは、筐体21の後壁21cから第1連通孔21iに向けて突出する第2突出部21lに形成される。第2連通孔21jは、大径部と小径部とから形成される段付きの孔であり、後述するガード部材23のボス部23aが大径部に挿入される。また、第2連通孔21jの小径部には、ボルト24の軸部24bが通過可能である。
蓋部材22は、収容空間21aの開口を塞ぐために筐体21に着脱可能に装着される。蓋部材22は、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものである。図4に示すように、蓋部材22は、たとえば、ロータ3で隠れる前側の2箇所で図示しない2本のボルトにより筐体21に固定される。前側の2本のボルトは、筐体21の前部に形成される2つのネジ孔21mにねじ込まれる。また、蓋部材22は、ロータ3から離反する後側の1箇所で図示しないボルトにより筐体21に固定される。後側のボルトは、筐体21の後部に形成されるネジ孔21nにねじ込まれる。後側のボルトは、ガード部材23によりカバーされる。したがって、蓋部材22を固定するボルトはリール本体2の外部に露出しない。
蓋部材22は、筐体21に装着された状態で、筐体21の後壁21cよりも後方に位置する後部22aを有する。この後部22aは、側面視において、筐体21の突出片21dと略同じ形状の略三角形状である。なお、蓋部材22は、筐体21に装着された状態で、収容空間21aの第2側面を画定する。
ガード部材23は、筐体21及び蓋部材22に対して後方から装着される部材である。ガード部材23は、リール本体2の後部を構成し、その側面視はブーメラン形状である。また、ガード部材23は、側面視において、右側面から見た外観形状と、左側面から見た外観形状とが略同じである。
ガード部材23は、姿合わせのための図示しないパッキンを介して筐体21及び蓋部材22に装着される。ガード部材23のボス部23aは、中心にボルト24がネジ止め固定されるよう棒状に形成される。ボス部23aは、前方に突出し、第2連通孔21jに挿入可能である。具体的には、ボス部23aは、前述したように第2連通孔21jの大径部に挿入可能である。ボス部23aの中心には、ボルト24がねじ込まれるネジ孔が形成される。このボス部23aのネジ孔は、ボス部23aの軸方向の途中の位置まで延びる。ボス部23aは、ガード部材23が固定されたときに、第1孔部21mと第2孔部21nとの段差と隙間を形成可能な長さを有する。また、ガード部材23は、下部に段付き貫通孔(図示省略)が形成され、この貫通孔を利用して下部が筐体21にネジ止めされる。
ガード部材23の前面23bは、突出片21dの後面21pと蓋部材22の後部22aの後面22bとに沿った形状を有する。また、ガード部材23は、前方に突出する突起部23cを複数有する。各突起部23cは、突出片21dの内側面、又は蓋部材22の内側面と接触可能な位置、すなわちいずれかの内側面に近接又は接触する位置に配置される。ガード部材23が筐体21及び蓋部材22の後方に装着されたとき、筐体21と蓋部材22とガード部材23とによって空間が形成される。
図7に示すように、ボルト24は、頭部24aと、頭部24aより小径であり外周部に雄ネジが形成される軸部24bと、を有する。ボルト24は、ボス部23aに形成されるネジ孔に螺合する。ボルト24は、スピニングリールの組み立て前に筒状部材26に装着される。組立時には、第1連通孔21iを経由してドライバー等の締付工具の先端を筒状部材26に挿入し、締付工具によってボルト24を回してガード部材23のボス部23aにねじ込む。これにより、ガード部材23及び筒状部材26が筐体21に固定される。
栓部材25は、合成ゴム等の弾性体製であり、第1連通孔21i及び筒状部材26の筒部26aのそれぞれの内周面に嵌合して、筒状部材26と第1連通孔21iとの隙間をシールする。この栓部材25によって、筒状部材26の内部から収容空間21a内への液体の浸入を防止できるとともに、第1連通孔21iから収容空間21a内への液体の浸入を防止できる。
筒状部材26は、例えばポリアミド樹脂又はポリアセタール等の合成樹脂製の部材である。筒状部材26は、筐体21の収容空間21aにおいて、第1連通孔21iと第2連通孔21jとの間に配置される。図7に示すように、筒状部材26は、ボルト24の頭部24aを挿入可能な筒部26aと、底部26bと、シール装着部26cと、を有する。筒部26aは、第1連通孔21iと実質的に同径の孔を有する。底部26bは、第2突出部21lの前面に対向して配置される。底部26bは、ボルト24の軸部24bが通過可能であり第2連通孔21jの小径部と実質的に同径の貫通孔を有する。底部26bは、ボルト24の頭部24aを係止可能である。シール装着部26cは、底部26bから第2突出部21lに向かって筒状に突出する。シール装着部26cの先端部は、第2突出部21lに接触して配置される。
第2シール部材27は、シール装着部26cに装着されるOリングであり、筒状部材26と第2連通孔21jとの隙間をシールする。第2シール部材27は、シール装着部26cの後面が第2突出部21lの前面に当接した状態で、底部26bと第2突出部21lとに挟まれて僅かに圧縮する。これにより、第2シール部材27は、底部26bと第2突出部21lとの隙間をシールする。この結果、第2連通孔21jに液体が浸入しても筒状部材26から収容空間21a内への液体の浸入を防止できる。
このリール本体2では、ガード部材23を取り付けるためのボルト24が栓部材25によって覆われている。このため、ボルト24が外部に露出しないすっきりとした外観を得ることができる。また、第1連通孔21iと筒状部材26との隙間が栓部材25によってシールされ、第2連通孔21jと筒状部材との隙間が第2シール部材27によってシールされている。このため、収容空間21aへの液体の浸入を抑え、かつボルト24を後部に露出させることなくガード部材23を容易に固定できる。また蓋部材22を筐体21に固定するネジ部材もロータ3及びガード部材23により隠れるため、それらの固定ボルトも外部に露出しない。
[スピニングリールのその他の構成]
図6に示すように、ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定される駆動軸5aと、駆動軸5aに一体又は別体で設けられるフェースギアの形態の駆動ギア5bと、駆動ギア5bに噛み合うピニオンギア5cと、を有する。
ピニオンギア5cは筒状に形成され、ピニオンギア5cの前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13によりロータ3に固定される。また、ピニオンギア5cは、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持される。
オシレーティング機構6は、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されるスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置されるトラバースカム軸6aと、トラバースカム軸6aに沿って前後方向に移動するスライダ6bと、トラバースカム軸6aの先端に固定される中間ギア6cとを有する。スライダ6bにはスプール軸15の後端部が回転不能に固定される。中間ギア6cはピニオンギア5cに噛み合う。
ロータ3は、リール本体2に対して前後方向の第1軸X回りに回転可能である。ロータ3は、ピニオンギア5cに一体回転可能に連結される。ロータ3は、ピニオンギア5cに連結される概ね筒状のロータ本体3aと、ロータ本体3aの両側方から延びる第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cと、を有する。また、ロータ3は、第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cに揺動可能に連結されるベールアーム3dと、を有する。ベールアーム3dは、釣り糸をスプール4に巻き取るために設けられる。
ロータ3は、ローラ型のワンウェイクラッチ51を有する逆転防止機構50により逆転禁止状態と逆転許可状態とに切り換え可能である。この切換操作は、リール本体2の下部に配置された切換レバー(図示省略)により行える。
スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム3bと第2ロータアーム3cとの間に配置される。スプール4は、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着される。スプール4は、外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの後方に糸巻き胴部4aと一体形成される筒状のスカート部4bと、糸巻き胴部4aの前端に設けられた大径のフランジ部4cとを有する。
ドラグ機構60は、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有する。
[特徴]
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(1)リール本体2は、釣糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、筐体21と、蓋部材22と、ガード部材23とを備える。筐体21は、第1側面が開口する収容空間21a、第1側面と対向する収容空間21aの第2側面を画定する側壁21b、及び収容空間21aの後面を画定する後壁21cを有する。側壁21bの後部である突出片21dは後壁21cよりも後方に延びる。蓋部材22は、収容空間21aの開口を塞ぐよう筐体21に装着される。ガード部材23は、突出片21d及び後壁21cとの間で空間を形成するよう、筐体21及び蓋部材22に対して後方から装着される。
この構成によれば、側壁21bの後部である突出片21dは後壁21cよりも後方に延びるため、筐体21の後部は従来の外観とほぼ同様とすることができる。また、後壁21cは、筐体21の後端よりも前方に位置するため、ガード部材23は、突出片21d及び後壁21cとの間で空間を形成した状態で筐体21に装着することができる。このため、リール本体2の後部の意匠性や機能性を損なうことなくリール本体2の軽量化が可能となる。
(2)蓋部材22は、その後部22aが後壁21cよりも後方に延びる。この構成によれば、筐体21の突出片21d及び後壁21c、蓋部材22の後部22a、並びにガード部材23によってリール本体2の後部に空間部を形成する。このため、蓋部材22が装着される側から見た意匠性や機能性も損なうことなくリール本体2の軽量化が可能となる。
(3)蓋部材22の後部22aは、側面視において突出片21dと同じ形状を有する。この構成によれば、リール本体2は左右対称となるため、意匠性や機能性が向上し、さらに取り付けるガード部材の強度バランスが向上する。
(4)ガード部材23は、その前面23bが側面視において側壁の後面21p及び蓋部材22の後面22bに沿った形状を有する。この構成によれば、ガード部材23を筐体21及び蓋部材22に装着した際の密着性が向上するので、取り付け時の強度が向上する。
(5)ガード部材23は、前方に突出する少なくとも一つの突起部23cを有する。そして、突起部23cは、突出片21dの内側面に接触可能な位置に配置される。この構成によれば、ガード部材23に対して側方から荷重が加わった場合であっても、突起部23cが突出片21dの内側面と接触することでガード部材23の側方への動きが規制され、ガード部材23の位置が側方へずれることを防止できる。
(6)ガード部材23が突起部23cを複数有する。そして、少なくとも一つの突起部23cは、蓋部材22の後部22aの内側面に接触可能な位置に配置される。この構成によれば、蓋部材22の後部22aの内側面と突起部23cとの接触によってもガード部材23の側方への動きが規制されるため、より確実にガード部材23の位置が側方へずれることを防止できる。
(7)スピニングリールは、リール本体2と、リール本体2に回転可能に装着されるハンドル1と、釣糸が巻かれるスプール4と、スプール4に釣糸を巻きつけるロータ3と、を備える。この構成によれば、上述したリール本体2を有しているため、意匠性や機能性を損なうことなく軽量化できる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
変形例1
図8に示すように、Tスロット加工などによってガード部材23の内部に逃がし部23dを形成してもよい。この逃がし部23dによって、後壁21cの後面21eから後方に突出する突起部21qがガード部材23の内側面と干渉することを防ぐことができる。この結果、ガード部材23の下面を上方にシフトさせることができる。したがって、例えば、ガード部材23の下面に、ガード部材23と筐体21とを固定するためのボルトのための袋穴を形成しても、ガード部材23の下面が筐体21に対して下方に突出することがない。
変形例2
また、上記実施形態では、突出片21dは側壁21bの一部(後部)であるとして説明をしたが、突出片21dは側壁21bとは別の部材であるとして次のように表現することが可能である。すなわち、突出片21dは、後壁21cの一方の側縁(図3の右側縁)の一部に沿って形成され、突出片21dの外側面が側壁21bの外側面と滑らかに連続して形成される。
変形例3
ガード部材23は、突起部23cを有していなくてもよい。また、蓋部材22の後部22aと突出片21dとは、側面視において異なる形状であってもよい。
1 ハンドル
2 リール本体
21 筐体
21a 収容空間
21b 側壁
21c 後壁
21d 突出片(側壁21bの後部)
22 蓋部材
22a 蓋部材の後部
23 ガード部材
23c 突起部
3 ロータ
4 スプール

Claims (7)

  1. 釣糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、
    第1側面が開口する収容空間、前記第1側面と対向する前記収容空間の第2側面を画定する側壁、及び前記収容空間の後面を画定する後壁を有する筐体であって、前記側壁の後部が前記後壁よりも後方に延びる、前記筐体と
    前記収容空間の前記開口を塞ぐよう前記筐体に装着される蓋部材と、
    前記側壁の後部及び前記後壁との間で空間を形成するよう、前記筐体及び前記蓋部材に対して後方から装着されるガード部材と、
    を備えるリール本体。
  2. 前記蓋部材は、その後部が前記後壁よりも後方に延びる、請求項1に記載のリール本体。
  3. 前記ガード部材は、前方に突出する少なくとも一つの突起部を有し、
    前記突起部は、前記側壁の後部の内側面に接触可能な位置に配置される、請求項1又は2に記載のリール本体。
  4. 前記ガード部材は、前方に突出する複数の突起部を有し、
    前記突起部のそれぞれは、前記側壁の後部の内側面又は前記蓋部材の後部の内側面に接触可能な位置に配置される、請求項2に記載のリール本体。
  5. 前記蓋部材の後部は、側面視において前記側壁の後部と同じ形状を有する、請求項2に記載のリール本体。
  6. 前記ガード部材は、その前面が側面視において前記側壁の後面及び前記蓋部材の後面に沿った形状を有する、請求項1から5のいずれかに記載のリール本体。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のリール本体と、
    前記リール本体に回転可能に装着されるハンドルと、
    前記釣糸が巻かれるスプールと、
    前記スプールに前記釣糸を巻きつけるロータと、
    を備える、スピニングリール。
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