JP6143328B2 - 線状カッターの取付構造及びこれを備えた刈払機の接地体 - Google Patents

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本発明は、回転駆動される回転体に対して線状カッターを取り付けるための技術に関する。
従来から、刈払機の先端に取り付ける刃として、ナイロン製のコード等から成る線状カッターが用いられる。線状カッターを取り付けることで、特に壁際等の障害物近傍に生える草を、安全に且つ綺麗に刈り取ることができる。
図8には、特許文献1に記載される線状カッターの取付構造を示している。この取付構造では、回転体100の周縁部に、四対の挿通孔102を放射状に貫通形成し、隣接する各対の挿通孔102の中間位置に、突起体104を設けている。各対の挿通孔102に線状カッター106を通し、この線状カッター106の中央部を突起体104に引っ掛けることで、回転体100に対して線状カッター106を四本セットし、各線状カッター106の端部を回転体100の周囲から放射線状に引き出す構造である。
特開2000−83439号公報
従来の線状カッターの取付構造では、線状カッターの取付形態が限定されており、多様な取付形態を選択できるものではなかった。図8に示す従来の取付構造においても、線状カッター106を取り付ける形態は、周方向に隣接する各対の挿通孔102間に線状カッター106を取り付け、この線状カッター106の端部を両側の挿通孔102から引き出す形態に限られる。
本発明は前記問題点に鑑みて発明したものであって、回転体に対して多様な形態で線状カッターを取り付けることができ、しかも、いずれの形態においても、回転体に対して線状カッターを簡単に且つ安定的に取り付けることのできる線状カッターの取り付け構造、及びこれを備えた刈払機の接地体を提供することを、課題とする。
前記課題を解決するために、第一発明を、下記構成を具備した線状カッターの取付構造とする。
第一発明は、回転軸まわりに回転駆動される回転体に、線状カッターを取り付けるための取付構造であって、回転体は、線状カッターの一部を引っ掛ける係止体と、係止体に引っ掛けた線状カッターの一端側を回転体から径方向外側に引き出す第一挿通孔と、この線状カッターの他端側を回転体から径方向外側に引き出す第二挿通孔とを備える。第一挿通孔と第二挿通孔は共に、径方向内側にある内側開口と径方向外側にある外側開口とを連通させる貫通孔である。回転軸の軸方向から視たときに、第一挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、第一挿通孔の内側開口を通って回転軸から放射状に伸びる仮想線に対して、回転方向とは反対方向に傾くように設定し、第二挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、第二挿通孔の内側開口を通って回転軸から放射状に伸びる仮想線に対して、回転方向とは反対方向に傾くように設定することで、回転体に線状カッターを取り付けたときに、この線状カッターが第一挿通孔と係止体との間で折れ曲がる第一角度と、この線状カッターが第二挿通孔と係止体との間で折れ曲がる第二角度とを、相違させて設ける。
第一発明において、回転体は、第一挿通孔とこれの回転方向に隣接する第二挿通孔の組を、二組備え、更に、線状カッターの一部を引っ掛ける補助係止体を備え、この補助係止体を備える箇所は、一方の組をなす第一挿通孔の内側開口と、他方の組をなす第二挿通孔の内側開口との間の箇所と、他方の組をなす第二挿通孔の内側開口と、一方の組をなす第一挿通孔の内側開口との間の箇所であることが好ましい。
また、前記課題を解決するために、第二発明を、下記構成を具備した線状カッターの取付構造とする。
第二発明は、回転軸まわりに回転駆動される回転体に、線状カッターを取り付けるための取付構造であって、回転体は、線状カッターの一部を引っ掛ける四つの係止体と、係止体に引っ掛けた線状カッターを回転体から径方向外側に引き出すように設けた四つの挿通孔とを備える。各挿通孔は、径方向内側にある内側開口と径方向外側にある外側開口とを連通させる貫通孔である。回転軸の軸方向から視たとき、四つの係止体を、周方向に等間隔をあけて回転軸を囲むように配置し、四つの挿通孔を、周方向に等間隔をあけて回転軸を囲むように配置する。各係止体と、各挿通孔の内側開口とを、周方向に交互に位置させる。各挿通孔において、挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、回転軸からその内側開口を通って放射状に伸びる仮想線に対して、回転体の回転方向とは反対方向に同一角度だけ傾くように設ける。
このとき、回転体に線状カッターを取り付ける取付形態として、周方向に隣接する挿通孔を通じて線状カッターをセットし、この線状カッターを一箇所の係止体に引っ掛ける取付形態と、回転軸を挟んで互いに反対側に位置する挿通孔を通じて線状カッターをセットし、この線状カッターを、周方向に隣接する二つの係止体に引っ掛ける取付形態とが、選択自在であり、前者の取付形態の場合には、線状カッターが、一方の挿通孔と係止体との間で第一角度だけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔と係止体との間で第二角度だけ折れ曲がり、後者の取付形態の場合には、線状カッターが、一方の挿通孔とこれに隣接する側の係止体との間で第一角度だけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔とこれに隣接する側の係止体との間で第二角度だけ折れ曲がり、両者の取付形態において、第一角度と第二角度が相違するように設けることが好ましい。
第一発明と第二発明において、第一角度は鈍角であり、第二角度は鋭角であることが好ましい。
また、前記課題を解決するために、第三発明を、下記構成を具備した刈払機の接地体とする。
第三発明は、第一発明又は第二発明の取付構造を備えた回転体と、刈払機の駆動軸体が挿通されて取り付けられる取付板とを備える。回転体は、駆動軸体の先端部を収容する凹所を下方に開口させて有し、且つ、この凹所を囲むように接地部を有する合成樹脂製の部材である。取付板は、回転体の上部に結合される金属部材である。
本発明は、回転体に対して多様な形態で線状カッターを取り付けることができ、しかも、いずれの形態でも線状カッターを簡単に且つ安定的に取り付けることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の回転体に対して、線状カッターを第一取付形態で取り付けた場合の下面図である。 同上の回転体の平面図である。 同上の回転体を刈払機の駆動軸体に取り付けた側断面図である。 同上の回転体が備える取付板を示し、(a)は平面図、(b)は側断面図である。 同上の回転体を備えた刈払機の斜視図である。 同上の回転体に対して、線状カッターを第二取付形態で取り付けた場合の下面図である。 同上の回転体に対して、線状カッターを第三取付形態で取り付けた場合の下面図である。 従来の回転体に線状カッターを取り付けた場合の斜視図である。
本発明を、添付図面の図1〜図7に示す実施形態に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の回転体2は、図5に示すような刈払機80の先端部に装着される接地体6である。この接地体6は、チップソーのような円板状の刈刃84と、弾性を有する線状カッター4の両方又は一方を、選択的に装着可能な構造を有する。線状カッター4は、ナイロン製のコード等からなる可撓性の部材である。
刈払機80は、主軸部86の先端部から駆動軸体82(図3参照)を延設した構造であり、この駆動軸体82に対して、接地体6を用いて刈刃84を着脱自在に取り付ける。主軸部86の途中にハンドル88を設けるとともに、主軸部86の後端部分にエンジン90を搭載し、エンジン90の出力を駆動軸体82にまで伝達することで、刈刃84と回転体2(接地体6)を、一体に駆動回転させる。
回転体2は合成樹脂製の部材であり、その上端部に金属製の取付板8をインサート成形で一体化させている。取付板8は、刈払機80の駆動軸体82が挿通され、締め付け手段を用いて駆動軸体82と結合される部材である。
回転体2は、駆動軸体82の下端部を収容する凹所10を、下方に開口させて有する。また、回転体2は、この凹所10の周囲を囲む箇所に、径方向外側に行くほど上方に位置するように傾斜したテーパ状の接地部12を有する。
以下においては、金属製の取付板8を用いて刈刃84を装着するための構造について、図3や図4に基づいてまず説明し、次いで、合成樹脂製の回転体2に線状カッター4を装着するための構造について説明する。
図3や図4に示すように、取付板8は、刈払機80の駆動軸体82を挿通させる中央孔14をその中央部分に有し、この中央孔14を囲む複数個所に、段付きの貫通孔16を有する。
貫通孔16は、周方向に等間隔を隔てた都合八箇所に形成されている。回転体2の合成樹脂部分が各貫通孔16に充填されることで、回転体2に対して取付板8が強固に結合される。
図4に示すように、取付板8は、刈刃84を取り付けるための刈刃取付面18を上面に有し、リング状である刈刃取付面18の内側に、この刈刃取付面18より下方に位置するリング状の回転体取付面20を有する。回転体取付面20は、刈刃84を外したときに、この回転体2を刈払機80の駆動軸体82に取り付けるための面である。
刈払機80の駆動軸体82には、ボス92を突出させた受け金具94が結合されている。ボス92の先端面が、刈刃84を外したときに、取付板8の回転体取付面20を受ける回転体受面96である。そして、段差を介してボス92を囲む面が、刈刃84を装着したときにこの刈刃84を受ける刈刃受面98である。
インサート成形用の貫通孔16は、取付板8の刈刃取付面18に形成されている。刈刃取付面18の、周方向に隣接する貫通孔16間の部分には、他より高い当接リブ22を形成している。都合八箇所の当接リブ22は、貫通孔16によって周方向に分断されているが、全体として略環状をなす。略環状に配置される当接リブ22は、刈刃84に対して安定的に当接する。
刈払機80の駆動軸体82の先端部は雄ねじ形状を有する。刈刃84中央の貫通孔に受け金具94のボス92を嵌め込み、このボス92から下方に突出する駆動軸体82の先端部を、回転体2に結合される取付板8の中央孔14から下方に突出させ、駆動軸体82の突出部分に下方からナット24を螺合させることで、刈刃84と回転体2と駆動軸体82を一体に結合させる。駆動軸体82のうち取付板8の中央孔14から下方に突出する部分と、ナット24とは、回転体2の凹所10内に収容される。
次に、合成樹脂製の回転体2に線状カッター4を装着するための構造について、図1、図2、図6、図7等に基づいて詳述する。
図1,図2は、二本の線状カッター4を用いて、回転体2の外周の四箇所から線状カッター4の端部を引き出した取付形態である。本文中では、これを「第一取付形態」とする。図6は、二本の線状カッター4を用いて、回転体2の外周の二箇所から線状カッター4の端部を引き出した取付形態である。本文中では、これを「第二取付形態」とする。図7は、一本の線状カッター4を用いて、回転体2の外周の二箇所から線状カッター4の端部を引き出した取付形態である。本文中では、これを「第三取付形態」とする。
回転体2は、上述のように刈払機80の駆動軸体82と一体に回転駆動されるものであり、このときの回転体2の回転軸26は、駆動軸体82の中心を通る軸線と一致する。本文中では、この回転軸26を鉛直方向にセットした場合を基準に、上下方向を規定する。
回転体2が有する凹所10は、回転軸26を中心とした略円形状に形成される底面28と、この底面28の周縁から下方に延設される内周面30とで囲まれる。内周面30の下端縁から、テーパ状の接地部12が径方向外側に延設され、更に接地部12の外周縁から、円筒型の外周壁31が上方に延設される。
凹所10の底面28には、線状カッター4の長手方向の一部を引っ掛けて係止する係止体32を、四つ設けている。四つの係止体32は、回転軸26を中心とした同心円上に、周方向に等間隔を隔てて位置する。
それぞれの係止体32は、径方向外側にむけて先端部を折り曲げたL字型の形状を有する。係止体32の径方向外側をむく面が、線状カッター4の係止される係止面33である。
凹所10の内周面30には、線状カッター4を一直線状に挿通することのできる寸法形状の内側開口34を、四箇所に設けている。四箇所の内側開口34は、回転軸26を中心とした同心円上に、周方向に等間隔を隔てて位置する。
回転体2が有する外周壁31の外面には、同じく線状カッター4を挿通することのできる寸法形状の外側開口36を、周方向に等間隔を隔てて四箇所に設けている。内側開口34と外側開口36とは、回転体2に形成した四箇所の挿通孔38を介して、一対一で連通接続される。
外周壁31の外面には、全周にわたって凹溝40を設けている。外側開口36は、この凹溝40の溝底にそれぞれ形成される。
図1に示すように、回転体2を回転軸26の軸方向から(下方から)視たときに、各係止体32と、各挿通孔38の内側開口34とは、周方向に交互に位置する。係止体32は、その係止体32を挟んで周方向の両側に隣接する二つの内側開口34のうち、回転方向r1の側に位置する内側開口34との間の距離が、回転体2の回転方向r1とは反対方向(以下「反回転方向r2」)の側に位置する内側開口34との間の距離よりも小さくなるように、それぞれ配置している。
そして、各挿通孔38において、挿通孔38の内側開口34から外側開口36を通って伸びるように仮想線L1を描いたとき、この仮想線L1が、回転軸26からその挿通孔38の内側開口34を通って放射状に伸びる仮想線L2に対して、回転体2の反回転方向r2に傾くように設けている。
各挿通孔38において、仮想線L1が放射状の仮想線L2に対して傾く角度は、同一の角度に設定している。本実施形態では、この角度は40°程度である。
本実施形態の回転体2に対して、図1、図2に示す第一取付形態で二本の線状カッター4を取り付ける場合について、以下に述べる、
回転体2においては、周方向に隣接する挿通孔38が二対あり、このうち一対の挿通孔38を通じて、一本の線状カッター4を取り付ける。同様に、もう一対の挿通孔38を通じて、もう一本の線状カッター4を取り付ける。
それぞれの線状カッター4は、脱落を防止するため、対をなす挿通孔38の間に位置する係止体32に係止させる。線状カッター4は、係止体32が有する係止面33に対して、径方向外側にむけて凸をなすように撓んだ姿勢で引っ掛けられる。
このとき、線状カッター4は一方の挿通孔38と係止体32との間で、径方向内側にむけて凸をなすように第一角度αだけ折れ曲がる。この線状カッター4は、他方の挿通孔38と係止体32との間では、径方向内側にむけて凸をなすように第二角度βだけ折れ曲がる。
係止体32に対して両側の挿通孔38は非対称であるから、図1のように取り付けたとき、線状カッター4の折れ曲がる第一角度αと第二角度βは、互いに相違する。第一角度αは130°程度の鈍角であり、第二角度βは50°程度の鋭角である。
それぞれの線状カッター4を回転体2に保持する保持力は、係止体32と挿通孔38の間にて線状カッター4が第二角度βで折り曲げられる部分において、その大部分が発生する。
そのため、本実施形態の回転体2では、図6に示す第二取付形態で、二本の線状カッター4を取り付けることが可能である。第二取付形態は、係止体32に対して第一取付形態と同様の形態で線状カッター4を引っ掛け、この線状カッター4の一方の端部を挿通孔38から径方向外側に大きく引き出し、他方の端部は挿通孔38から引き出さないように設けた取付形態である。
ここで、係止体32に対して反回転方向r2に隣接する挿通孔38を「第一挿通孔42」と称し、係止体32に対して回転方向r1に隣接する挿通孔38を「第二挿通孔44」と称する。第二取付形態において、線状カッター4の端部を引き出さない挿通孔38は、第一挿通孔42である。線状カッター4の端部を大きく引き出す挿通孔38は、第二挿通孔44である。
回転体2は、第一挿通孔42と第二挿通孔44の組を、二組備える。一方の組をなす第一挿通孔42の貫通方向と、他方の組をなす第一挿通孔42の貫通方向は、互いに平行である。同様に、一方の組をなす第二挿通孔44の貫通方向と、他方の組をなす第二挿通孔44の貫通方向は、互いに平行である。
回転体2を回転駆動させたとき、線状カッター4には、第二挿通孔44から引き出される部分に対して、大きな遠心力が働く。しかし、線状カッター4には、係止体32と第二挿通孔44との間にて第二角度βで折り曲げられる部分において、大きな保持力(摩擦力)が発生するため、線状カッター4の脱落は防止される。
これに対して、例えば図8に示した従来の取付構造は、周方向に隣接する挿通孔102から引き出された線状カッター106の端部同士の遠心力が釣り合うことで、線状カッター106の脱落を防止する構造である。そのため、一方の挿通孔102から線状カッター106を引き出さない取付形態とした場合には、線状カッター106が
脱落しやすい構造となる。
ところで、図1、図2に示す第一取付形態と、図6に示す第二取付形態においては、二つの係止体32が不使用となる。不使用の係止体32のうち一つは、一方の組をなす第一挿通孔42の内側開口34と、他方の組をなす第二挿通孔44の内側開口34との間の箇所にある係止体32である。不使用の係止体32のうちもう一つは、他方の組をなす第二挿通孔44の内側開口34と、一方の組をなす第一挿通孔42の内側開口34との間の箇所にある係止体32である。
これら不使用の係止体32は、図7に示す第三取付形態では使用する部材であり、言い換えれば、補助係止体46として機能する部材である。
図7に示す第三取付形態では、回転軸26を挟んで互いに反対側に位置する挿通孔38を通じて、一本の線状カッター4を取り付ける。つまり、四つの挿通孔38を前記のように第一挿通孔42と第二挿通孔44で表わすとき、両方の組の第一挿通孔42同士を通じて一本の線状カッター4を取り付けるか、或いは、両方の組の第二挿通孔44を通じて一本の線状カッター4を取り付けることになる。図7では、両方の組の第二挿通孔44を通じて線状カッター4を取り付けている。
第三取付形態では、線状カッター4の中央部分を、周方向に隣接する二つの係止体32に引っ掛ける。線状カッター4は、隣接する二つの係止体32が有する係止面33に対して、それぞれ径方向外側にむけて凸をなすように撓んで引っ掛けられる。
この一本の線状カッター4は、挿通される一方の挿通孔38と、この挿通孔38に隣接する側の係止体32との間で、第一角度αだけ折れ曲がって保持される。線状カッター4が挿通される他方の挿通孔38と、この挿通孔38に隣接する側の係止体32との間では、第二角度βだけ折れ曲がって保持される。ここでの第一角度αは130°程度の鈍角であり、第一取付形態や第二取付形態の第一角度αと同一である。第二角度βは50°程度の鋭角であり、第一取付形態や第二取付形態の第二角度βと同一である。
第三取付形態において、線状カッター4を回転体2に保持する保持力は、係止体32と挿通孔38との間で線状カッター4が第二角度βで折り曲げられる部分と、線状カッター4が一対の係止体32にそれぞれ引っ掛けられる部分において大部分が発生する。
本実施形態の回転体2によれば、線状カッター4の取付形態として、第一乃至第三取付形態のいずれか一つを、簡単に選択することができる。そして、第一乃至第三取付形態のいずれにおいても、線状カッター4を回転体2の複数個所から径方向外側に引き出して保持することができ、引き出した線状カッター4は、回転軸26を中心に点対称な配置となる。
線状カッター4は、長尺のコードから適宜長さだけ切断して用意すればよい。使用により線状カッター4が磨耗したときには、その線状カッター4を回転体2から取り外し、新しい線状カッター4を取り付ける。
線状カッター4を取り付けるときは、この線状カッター4を挿通する一対の挿通孔38のうち、係止体32との間で第一角度αだけ折れ曲がる側の挿通孔38を通じて、線状カッター4を回転体2の凹所10内へと挿入する。そして、凹所10内にて係止体32に線状カッター4を引っ掛けたうえで、もう一方の挿通孔38を通じて、線状カッター4の端部を径方向外側に引き出す。この手順によれば、一定の硬さを有するナイロン製の線状カッター4であっても、回転体2に対して簡単且つ確実に保持させることができる。
ところで、本実施形態の回転体2は、刈払機80の接地体6である。下側に設けた接地部12を地面に当てながら線状カッター4で草を切断するとともに、チップソーのような刈刃84で草を切断することができる。このとき、線状カッター4の先端が刈刃84よりも外側を通過するように、線状カッター4の回転軌跡を刈刃84の回転軌跡よりも大きく設定する。
このように刈刃84と線状カッター4を併用するだけでなく、刈刃84を取り外して線状カッター4のみを使用することも可能であり、また、線状カッター4を取り外して刈刃84のみを使用することも可能である。
以上、添付図面に基づいて詳述したように、本実施形態の線状カッター4の取付構造は、回転軸26まわりに回転駆動される回転体2に、弾性を有する線状カッター4を取り付けるための取付構造である。回転体2は、線状カッター4の一部を引っ掛ける係止体32と、この係止体32に引っ掛けた線状カッター4の一端側を回転体2から径方向外側に引き出す挿通孔38(即ち第一挿通孔42)と、この線状カッター4の他端側を回転体2から径方向外側に引き出す他の挿通孔38(即ち第二挿通孔44)とを備える。この第一挿通孔42と第二挿通孔44は共に、径方向内側にある内側開口34と径方向外側にある外側開口36とを、一直線状に連通させる貫通孔である。
そして、回転軸26の軸方向から視たときに、第一挿通孔42と第二挿通孔44を共に、その内側開口34から外側開口36を通って伸びる仮想線L1が、その内側開口34を通って回転軸26から放射状に伸びる仮想線L2に対して、反回転方向r2に傾くように設定している。この設定により、本実施形態の回転体2に線状カッター4を取り付けたときに、取り付けた線状カッター4が第一挿通孔42と係止体32との間で折れ曲がる第一角度αと、この線状カッター4が第二挿通孔44と係止体32との間で折れ曲がる第二角度βとを、相違させる。
これにより、線状カッター4を回転体2に取り付けたときの、線状カッター4が第一角度αで折れ曲がる部分での保持力と、第二角度βで折れ曲がる部分での保持力とを、明確に相違させている。そのため、上述したように、図1等に示す第一取付形態で線状カッター4を取り付けるだけでなく、図6等に示す第二取付形態で線状カッター4を取り付けることもでき、いずれも場合も、線状カッター4を回転体2に対して簡単に且つ安定的に取り付けることが可能である。
また、本実施形態の回転体2は、第一挿通孔42とこれの回転方向r1に隣接する第二挿通孔44の組を、二組備えている。回転体2は、線状カッター4の一部を引っ掛けることのできる他の係止体32(即ち補助係止体46)を、更に備えている。この補助係止体46を備える一つの箇所は、一方の組をなす第一挿通孔42の内側開口34と、他方の組をなす第二挿通孔44の内側開口34との間の箇所である。補助係止体46を備えるもう一つの箇所は、他方の組をなす第二挿通孔44の内側開口34と、一方の組をなす第一挿通孔42の内側開口34との間の箇所である。
したがって、本実施形態の回転体2によれば、補助係止体46を利用することで図7等に示す第三取付形態で線状カッター4を取り付けることも可能となり、いずれの場合も、線状カッター4を回転体2に簡単に且つ安定的に取り付けることができる。
本実施形態の線状カッター4の取付構造は、言い換えれば、下記の構造を備えたものである。
つまり、本実施形態の回転体2は、線状カッター4の一部を引っ掛ける四つの係止体32と、係止体32に引っ掛けた線状カッター4を回転体2から径方向外側に引き出すように設けた四つの挿通孔38とを備える。各挿通孔38は、径方向内側にある内側開口34と径方向外側にある外側開口36とを、一直線状に連通させる貫通孔である。
回転軸26の軸方向から視たとき、四つの係止体32を、周方向に等間隔をあけて回転軸26を囲むように配置し、四つの挿通孔38を、周方向に等間隔をあけて回転軸26を囲むように配置する。各係止体32と、各挿通孔38の内側開口34とを、周方向に交互に位置させる。そして、各挿通孔38において、挿通孔38の内側開口34から外側開口36を通って伸びる仮想線L1が、回転軸26からその内側開口34を通って放射状に伸びる仮想線L2に対して、回転体2の反回転方向r2に同一角度だけ傾くように設けている。
したがって、本実施形態の回転体2によれば、図1等に示す第一取付形態で線状カッター4を取り付けるか、図6等に示す第二取付形態で線状カッター4を取り付けるか、或いは図7等に示す第三取付形態で線状カッター4を取り付けるかを、適宜選択することができる。そして、いずれも場合でも、線状カッター4を簡単に且つ安定的に取り付けることが可能である。また、係止体32や挿通孔38は、回転軸26を中心とした点対称の配置であり、いずれの場合でも、線状カッター4を回転体2からバランスよく引き出し、草刈りに用いることができる。
より具体的に述べると、本実施形態の回転体2では、線状カッター4を取り付ける取付形態として、周方向に隣接する挿通孔38を通じて線状カッター4を回転体2にセットし、この線状カッター4を一箇所の係止体32に引っ掛ける取付形態(第一及び第二取付形態)と、回転軸26を挟んで互いに反対側に位置する挿通孔38を通じて線状カッター4を回転体2にセットし、この線状カッター4を、周方向に隣接する二つの係止体32に引っ掛ける取付形態(第三取付形態)とが、選択自在である。前者の取付形態の場合には、線状カッター4が、一方の挿通孔38と係止体32との間で第一角度αだけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔38と係止体32との間で第二角度βだけ折れ曲がる。後者の取付形態の場合には、線状カッター4が、一方の挿通孔38とこれに隣接する側の係止体32との間で第一角度αだけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔38とこれに隣接する側の係止体32との間で第二角度βだけ鋭く折れ曲がる。そして、両者の取付形態において、第一角度αと第二角度βが相違するように設けている。
ここで、本実施形態では第一角度αは鈍角となり、第二角度βが鋭角となるように設定している。そのため、線状カッター4を回転体2に取り付けたときに、線状カッター4は、第二角度βで折れ曲がる部分において回転体2に対して強固に係止される。線状カッター4を回転体2に取り付ける際には、第一角度αで折れ曲がる側の挿通孔38から先に線状カッター4を通して係止体32に引っ掛けることで、線状カッター4を簡単に取り付けることができる。
また、本実施形態では、刈払機80の接地体6を、上記の取付構造を備えた回転体2と、刈払機80の駆動軸体82が挿通されて取り付けられる取付板8とを備えたものとしている。回転体2は、駆動軸体82の先端部を収容する凹所10を下方に開口させて有し、且つ、この凹所10を囲むように接地部12を有する合成樹脂製の部材である。取付板8は、回転体2の上部に結合される金属部材である。
したがって、接地体6である回転体2を地面に摺りながら、線状カッター4による草刈り作業を行うことができる。また、駆動軸体82側の部材と取付板8との間に刈刃84を挟持させれば、線状カッター4と刈刃84を併用した草刈作業も実現される。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。
2 回転体
4 線状カッター
6 接地体
8 取付板
10 凹所
12 接地部
26 回転軸
30 係止体
34 内側開口
36 外側開口
38 挿通孔
42 第一挿通孔
44 第二挿通孔
46 補助係止体
80 刈払機
82 駆動軸体
L1 仮想線
L2 仮想線
α 第一角度
β 第二角度

Claims (6)

  1. 回転軸まわりに回転駆動される回転体に、線状カッターを取り付けるための取付構造であって、
    回転体は、
    線状カッターの一部を引っ掛ける係止体と、
    係止体に引っ掛けた線状カッターの一端側を回転体から径方向外側に引き出す第一挿通孔と、
    この線状カッターの他端側を回転体から径方向外側に引き出す第二挿通孔とを備え、
    第一挿通孔と第二挿通孔は共に、
    径方向内側にある内側開口と径方向外側にある外側開口とを連通させる貫通孔であり、
    回転軸の軸方向から視たときに、
    第一挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、第一挿通孔の内側開口を通って回転軸から放射状に伸びる仮想線に対して、回転方向とは反対方向に傾くように設定し、
    第二挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、第二挿通孔の内側開口を通って回転軸から放射状に伸びる仮想線に対して、回転方向とは反対方向に傾くように設定することで、
    回転体に線状カッターを取り付けたときに、この線状カッターが第一挿通孔と係止体との間で折れ曲がる第一角度と、この線状カッターが第二挿通孔と係止体との間で折れ曲がる第二角度とを、相違させて設けたことを特徴とする線状カッターの取付構造。
  2. 回転体は、
    第一挿通孔とこれの回転方向に隣接する第二挿通孔の組を、二組備え、
    更に、線状カッターの一部を引っ掛ける補助係止体を備え、
    この補助係止体を備える箇所は、
    一方の組をなす第一挿通孔の内側開口と、他方の組をなす第二挿通孔の内側開口との間の箇所と、
    他方の組をなす第二挿通孔の内側開口と、一方の組をなす第一挿通孔の内側開口との間の箇所であることを特徴とする請求項1に記載の線状カッターの取付構造。
  3. 回転軸まわりに回転駆動される回転体に、線状カッターを取り付けるための取付構造であって、
    回転体は、
    線状カッターの一部を引っ掛ける四つの係止体と、
    係止体に引っ掛けた線状カッターを回転体から径方向外側に引き出すように設けた四つの挿通孔とを備え、
    各挿通孔は、径方向内側にある内側開口と径方向外側にある外側開口とを連通させる貫通孔であり、
    回転軸の軸方向から視たとき、
    四つの係止体を、周方向に等間隔をあけて回転軸を囲むように配置し、
    四つの挿通孔を、周方向に等間隔をあけて回転軸を囲むように配置し、
    各係止体と、各挿通孔の内側開口とを、周方向に交互に位置させ、
    各挿通孔において、挿通孔の内側開口から外側開口を通って伸びる仮想線が、回転軸からその内側開口を通って放射状に伸びる仮想線に対して、回転体の回転方向とは反対方向に同一角度だけ傾くように設けたことを特徴とする線状カッターの取付構造。
  4. 回転体に線状カッターを取り付ける取付形態として、
    周方向に隣接する挿通孔を通じて線状カッターをセットし、この線状カッターを一箇所の係止体に引っ掛ける取付形態と、
    回転軸を挟んで互いに反対側に位置する挿通孔を通じて線状カッターをセットし、この線状カッターを、周方向に隣接する二つの係止体に引っ掛ける取付形態とが、選択自在であり、
    前者の取付形態の場合には、
    線状カッターが、一方の挿通孔と係止体との間で第一角度だけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔と係止体との間で第二角度だけ折れ曲がり、
    後者の取付形態の場合には、
    線状カッターが、一方の挿通孔とこれに隣接する側の係止体との間で第一角度だけ折れ曲がり、且つ、他方の挿通孔とこれに隣接する側の係止体との間で第二角度だけ折れ曲がり、
    両者の取付形態において、第一角度と第二角度が相違するように設けたことを特徴とする請求項3に記載の線状カッターの取付構造。
  5. 第一角度は鈍角であり、
    第二角度は鋭角であることを特徴とする請求項1,2又は4に記載の線状カッターの取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の線状カッターの取付構造を備えた回転体と、
    刈払機の駆動軸体が挿通されて取り付けられる取付板とを備え、
    回転体は、
    駆動軸体の先端部を収容する凹所を下方に開口させて有し、且つ、この凹所を囲むように接地部を有する合成樹脂製の部材であり、
    取付板は、
    回転体の上部に結合される金属部材であることを特徴とする刈払機の接地体。
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