JP5762364B2 - コード式刈払機の刈払ヘッド - Google Patents

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本発明は、可撓性のコードを高速回転させて草を刈るコード式刈払機の刈払ヘッドに関する。
可撓性のコードを高速回転させて草を刈るコード式刈払機の刈払ヘッドとして、図8に示す構成のものが知られている。刈払ヘッドは、操作棹(図示なし)の先端部に取付けられ、モータ等の駆動源により回転駆動される。この刈払ヘッドは、ハウジング90及びカバー95を有している。ハウジング90は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部91と、蓋部91と一体成形された円筒部92とから構成されている。円筒部92の2箇所には係止片93が設けられ、各係止片93の下端には係止爪93aが外方向に突設されている。また、各係止片93の両端にはスリット92aが円筒部92の下端縁から切り込まれている。
カバー95は、円盤状の円盤部96と、円盤部96と一体成形された壁部97とを有している。壁部97は、円盤部96の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部97の2箇所には係止受部97aが凹設されている。この係止受部97aは、ハウジング90の係止爪93aと対応する位置に設けられている。
ハウジング90内には、ナット94a、スプリング94b、コード94c、及びリール94dが収納されている。ナット94aはハウジング90を操作棹(図示なし)に取付けるものであり、スプリング94bはリール94d及びカバー95をハウジング90と離反する方向に押圧するものである。また、リール94dの外周面にはコード94cが巻回され、カバー95に取付けられた2つの口金94eからコード94cの先端が導出される。
図9は、ハウジング90とカバー95とが組み付けられた刈払ヘッドの平面図である。ただし、カバー95の係止受部97a近傍のみを、蓋部91と平行な平面で切断して示したものである。また、図10もハウジング90とカバー95とが組み付けられた刈払ヘッドの正面図であるが、リール94d等の記載を省略し、蓋部91と垂直な平面で切断して示したものである。図9及び図10に示すように、係止爪93aは、一端面が係止片93の下端部から垂直に突出する第1凸面93bと、第1凸面93bの他端面から垂直下方に続く第2凸面93cとを有している。この第2凸面93cは、円筒部92の外周面と同心面である。また、係止受部97aは、一端面が壁部97の内周面から垂直に続く第1凹面97bと、第1凹面97b他端面から垂直下方に続く第2凹面97cとを有している。第2凹面97cは、壁部97の内周面と同心面である。
カバー95の壁部97にハウジング90の円筒部92を嵌入すると、まず、壁部97の内周面により係止爪93aが押され、係止片が撓んで係止爪93aが内側に移動する。そして、係止爪93aが係止受部97aに達すると、係止爪93aへの荷重が取り除かれるため、係止片の撓みが取り除かれて係止爪93aが外方向に移動して元の位置に戻る。これにより、係止受部97aに係止爪93aが係合され、ハウジング90とカバー95とが組み付けられる。この際、第1凸面93bと第1凹面97bとは当接している。
以上のように組み付けられた刈払ヘッドを操作棹の先端部に取付け、モータ等の駆動源により回転駆動させると、図11に示すように、刈払ヘッドはX方向に高速回転し、コード94cも高速回転する。こうして、この刈払ヘッドを用いて草を刈ることができる。このような刈払ヘッドとして、例えば、特許文献1に記載された刈払ヘッドがある。
特開2002−291315号公報
しかし、この刈払ヘッドを用いて草刈作業を行うと、コード94cに草や雑木からいろいろな負荷を受けるほか、カバー95が石等に接触したりする。そのため、ハウジング90やカバー95には、図11に示すように、Y方向のみならずZ方向の力が複雑に加わる。こうして、ハウジング90やカバー95に予期しない過負荷が加わると、図12に示すように係止爪93aが変位してしまう。こうして、係止受部97aと係止爪93aとの係合が外れ、ハウジング90とカバー95とが突発的に分解してしまう。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、使用中の突発的な分解を起し難いコード式刈払機の刈払ヘッドを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係るコード式刈払機の刈払ヘッドの特徴は、可撓性のコードを高速回転させて草を刈るコード式刈払機の刈払ヘッドにおいて、該刈払ヘッドは、円筒状のハウジングとカバーとが、該ハウジング又は該カバーに突設された係止爪と、該ハウジング又は該カバーに凹設された係止受部との係合により着脱可能に組み付けられ、該係止爪は該ハウジング又は該カバーの一方に1又は2以上設けられ、該係止受部は該ハウジング又は該カバーの他方に1又は2以上設けられ、該係止爪の周方向の両端部は、該係止爪の中央部よりも突出していることである。
請求項2に係るコード式刈払機の刈払ヘッドの特徴は、前記係止爪の基端部及び先端部に接する仮想平面と、前記ハウジングの前記係止爪が設けられている側面又は前記カバーの前記係止爪が設けられている側面とのなす角は鋭角であることである。
請求項1に係るコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、係止爪の周方向の両端部が係止爪の中央部よりも突出している。そのため、刈払ヘッドの周方向に過負荷が加わって係止爪が多少変位した場合であっても、係止受部と係止爪との係合が外れ難い。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が起こり難い。
請求項2に係るコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、係止爪の周方向の両端部が係止爪の中央部よりも突出しているだけでなく、係止爪の基端部及び先端部に接する仮想平面と、ハウジングの前記係止爪が設けられている側面又はカバーの前記係止爪が設けられている側面とのなす角は鋭角である。そのため、刈払ヘッドの軸方向に過負荷が加わって係止爪が多少変位した場合であっても、係止受部と係止爪との係合が外れ難い。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が更に起こり難い。
実施形態1のコード式刈払機の刈払ヘッドの一部破断平面図。 実施形態1〜3のコード式刈払機の刈払ヘッドの断面図。 実施形態1のコード式刈払機の刈払ヘッドの一部破断平面図。 実施形態2のコード式刈払機の刈払ヘッドに係り、ハウジングの平面図。 実施形態3のコード式刈払機の刈払ヘッドに係り、ハウジングの平面図。 実施形態4のコード式刈払機の刈払ヘッドの断面図。 実施形態5のコード式刈払機の刈払ヘッドの断面図。 従来のコード式刈払機の刈払ヘッドの分解斜視図。 従来のコード式刈払機の刈払ヘッドの一部破断平面図。 従来のコード式刈払機の刈払ヘッドの断面図。 従来のコード式刈払機の刈払ヘッドの平面図。 従来のコード式刈払機の刈払ヘッドの一部破断平面図。
本発明に係るコード式刈払機の刈払ヘッドを具体化した実施形態1〜5を図面に基づいて以下に説明する。ただし、実施形態1〜5において、基本的な構成は図8に示した従来のものと同様であり、同様の構成については同じ記号を使用するものとする。
まず、実施形態1のコード式刈払機の刈払ヘッドについて説明する。図1は刈払ヘッドの一部破断平面図であり、カバー15の係止受部17a近傍のみを、蓋部11と平行な平面で切断して示したものである。図2は刈払ヘッドの断面図であり、リール94d等の記載を省略し、蓋部11と垂直な平面で切断して示したものである。図1及び図2に示すように、刈払ヘッドは、ハウジング10及びカバー15を有している。ハウジング10は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部11と、蓋部11と一体成形された円筒部12とから構成されている。円筒部12の2箇所には係止片13が設けられ、各係止片13の下端には係止爪13aが外方向に突設されている。また、各係止片13の両端にはスリットが円筒部12の下端縁から切り込まれている。
カバー15は、円盤状の円盤部16と、円盤部16と一体成形された壁部17とを有している。壁部17は、円盤部16の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部17の2箇所には係止受部17aが凹設されている。この係止受部17aは、ハウジング10の係止爪13aと対応する位置に設けられている。
係止爪13aは、一端面が係止片13の下端部から垂直に突出する第1凸面13bと、第1凸面13bの他端面から垂直下方に続く第2凸面13cとを有している。この第2凸面13cは円弧状に湾曲し、周方向の両端部は中央部よりも突出している(図1参照)。また、係止受部17aは、一端面が壁部17の内周面から垂直に続く第1凹面17bと、第1凹面17b他端面から垂直下方に続く第2凹面17cとを有している。第2凹面17cは、係止爪13aの第2凸面13cと同心面である。
上記の構成をした刈払ヘッドについて、ハウジング10とカバー15との組み付け、及び動作について説明する。カバー15の壁部17にハウジング10の円筒部12を嵌入すると、まず、壁部17の内周面により係止爪13aが押され、係止片13が撓んで係止爪13aが内側に移動する。そして、係止爪13aが係止受部17aに達すると、係止爪13aへの荷重が取り除かれるため、係止片の撓みが取り除かれて係止爪13aが外方向に移動して元の位置に戻る。これにより、係止受部17aに係止爪13aが係合され、ハウジング10とカバー15とが組み付けられる。この際、第1凸面13bと第1凹面17bとは当接している。なお、カバー15については、図3に示すように、係止爪13aの第2凸面13cと対向する係止受部17dの第2凹面17fを壁部17の内周面と同心面とすることもできる。
実施形態1のコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、第2凸面13cが円弧状に湾曲し、周方向の両端部は中央部よりも突出している。そのため、刈払ヘッドの周方向に過負荷が加わって係止爪13aが多少変位した場合であっても、第2凸面13cの両端部が肉厚になっているため、係止受部17aと係止爪13aとの係合が外れ難い。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が起こり難い。
次に、実施形態2のコード式刈払機の刈払ヘッドについて説明する。図4は刈払ヘッドのハウジング20の平面図である。図2及び図4に示すように、刈払ヘッドは、ハウジング20及びカバー25を有している。ハウジング20は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部21と、蓋部21と一体成形された円筒部22とから構成されている。円筒部22の2箇所には係止片23が設けられ、各係止片23の下端には係止爪23aが外方向に突設されている。また、各係止片23の両端にはスリットが円筒部22の下端縁から切り込まれている。
カバー25は、円盤状の円盤部26と、円盤部26と一体成形された壁部27とを有している。壁部27は、円盤部26の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部27の2箇所には係止受部27aが凹設されている。この係止受部27aは、ハウジング20の係止爪23aと対応する位置に設けられている。
係止爪23aは、一端面が係止片23の下端部から垂直に突出する第1凸面23bと、第1凸面23bの他端面から垂直下方に続く第2凸面23cとを有している。この第2凸面23cは円筒部22の外周面と同心面であり、周方向の両端部には断面が三角形状の突起23dが径方向に突設されている(図4参照)。また、係止受部27aは、一端面が壁部27の内周面から垂直に続く第1凹面27bと、第1凹面27b他端面から垂直下方に続く第2凹面27cとを有している。第2凹面27cは、係止爪23aの第2凸面23cと同形状をしている。なお、ハウジング20とカバー25との組み付け、及び動作については、実施形態1と同様であり、その説明を省略する。また、カバー25については、図3に示すものを用いてもよい。
実施形態2のコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、第2凸面23cは円筒部22の外周面と同心面であり、周方向の両端部には断面が三角形状の突起23dが径方向に突設されている。そのため、刈払ヘッドの周方向に過負荷が加わって係止爪23aが多少変位した場合であっても、この突起23dにより係止受部27aと係止爪23aとの係合が外れ難い。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が起こり難い。
次に、実施形態3のコード式刈払機の刈払ヘッドについて説明する。図5は刈払ヘッドのハウジング30の平面図である。図2及び図5に示すように、刈払ヘッドは、ハウジング30及びカバー35を有している。ハウジング30は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部31と、蓋部31と一体成形された円筒部32とから構成されている。円筒部32の2箇所には係止片33が設けられ、各係止片33の下端には係止爪33aが外方向に突設されている。また、各係止片33の両端にはスリットが円筒部32の下端縁から切り込まれている。
カバー35は、円盤状の円盤部36と、円盤部36と一体成形された壁部37とを有している。壁部37は、円盤部36の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部37の2箇所には係止受部37aが凹設されている。この係止受部37aは、ハウジング30の係止爪33aと対応する位置に設けられている。
係止爪33aは、一端面が係止片33の下端部から垂直に突出する第1凸面33bと、第1凸面33bの他端面から垂直下方に続く第2凸面33cとを有している。この第2凸面33cは円筒部32の外周面と同心面であり、周方向の両端部には断面が四角形状の突起33dが径方向に突設されている(図5参照)。また、係止受部37aは、一端面が壁部37の内周面から垂直に続く第1凹面37bと、第1凹面37b他端面から垂直下方に続く第2凹面37cとを有している。第2凹面37cは、係止爪33aの第2凸面33cと同形状をしている。なお、ハウジング30とカバー35との組み付け、及び動作については、実施形態1と同様であり、その説明を省略する。また、カバー35については、図3に示すものを用いてもよい。
実施形態3のコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、第2凸面33cは円筒部22の外周面と同心面であり、周方向の両端部には断面が四角形状の突起33dが径方向に突設されている。そのため、刈払ヘッドの周方向に過負荷が加わって係止爪33aが多少変位した場合であっても、この突起33dにより係止受部37aと係止爪33aとの係合が外れ難い。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が起こり難い。
次に、実施形態4のコード式刈払機の刈払ヘッドについて説明する。図6は刈払ヘッドの断面図であり、リール94d等の記載を省略し、蓋部41と垂直な平面で切断して示したものである。図6に示すように、刈払ヘッドは、ハウジング40及びカバー45を有している。ハウジング40は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部41と、蓋部41と一体成形された円筒部42とから構成されている。円筒部42の2箇所には係止片43が設けられ、各係止片43の下端には係止爪43aが外方向に突設されている。また、各係止片43の両端にはスリットが円筒部42の下端縁から切り込まれている。
カバー45は、円盤状の円盤部46と、円盤部46と一体成形された壁部47とを有している。壁部47は、円盤部46の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部47の2箇所には係止受部47aが凹設されている。この係止受部47aは、ハウジング40の係止爪43aと対応する位置に設けられている。
係止爪43aは、一端面が係止片43の下端部から突出する第1凸面43bと、第1凸面43bの他端面から垂直下方に続く第2凸面43cとを有している。この第1凸面43bの基端部と先端部とに接する仮想平面P1が、円筒部42の外周面となす角θ1は鋭角になっている。なお、仮想平面P1は、第1凸面43bと一致している。また、第2凸面43cは、実施形態1〜3の第2凸面13c、23c、33cのうちのいずれかの形状と同じである。係止受部47aは、一端面が壁部47の内周面から内側に続く第1凹面47bと、第1凹面47b他端面から垂直下方に続く第2凹面47cとを有している。第1凹面47bは、係止爪43aの第1凸面43bと同形状をしている。また、第2凹面47cは、壁部47の内周面と同心面である。なお、ハウジング40とカバー45との組み付け、及び動作については、実施形態1と同様であり、その説明を省略する。
実施形態4のコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、第1凸面43bと円筒部42の外周面とのなす角θが鋭角である。これにより、刈払ヘッドの軸方向に過負荷が加わって係止爪43aが多少変位した場合であっても、第1凸面43bと第1凹面47bとの係合が外れ難い。そのため、刈払ヘッドの径方向のみならず、軸方向の過負荷に対しても第1凸面43bと第1凹面47bとの係合が外れ難くなる。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が更に起こり難い。
次に、実施形態5のコード式刈払機の刈払ヘッドについて説明する。図7は刈払ヘッドの断面図であり、リール94d等の記載を省略し、蓋部51と垂直な平面で切断して示したものである。図7に示すように、刈払ヘッドは、ハウジング50及びカバー55を有している。ハウジング50は、薄肉の有蓋円筒状をなし、蓋部51と、蓋部51と一体成形された円筒部52とから構成されている。円筒部52の2箇所には係止片53が設けられ、各係止片53の下端には係止爪53aが外方向に突設されている。また、各係止片53の両端にはスリットが円筒部52の下端縁から切り込まれている。
カバー55は、円盤状の円盤部56と、円盤部56と一体成形された壁部57とを有している。壁部57は、円盤部56の外周にリング状に立設され、断面が上部ほど薄肉になる略直角三角形状をなしている。また、壁部57の2箇所には係止受部57aが凹設されている。この係止受部57aは、ハウジング50の係止爪53aと対応する位置に設けられている。
係止爪53aは、一端面が係止片53の下端部から突出する第1凸面53bと、第1凸面53bの他端面から垂直下方に続く第2凸面53cとを有している。この第1凸面53bの先端部には、断面四角形状の突起53dが立設されている。そして、第1凸面53bの基端部と突起53d(先端部)とに接する仮想平面P2が、円筒部52の外周面となす角θ2は鋭角になっている。また、第2凸面53cは、実施形態1〜3の第2凸面13c、23c、33cのうちのいずれかの形状と同じである。
係止受部57aは、一端面が壁部57の内周面から垂直に続く第1凹面57bと、第1凹面57b他端面から垂直下方に続く第2凹面57cとを有している。第1凹面57bは、係止爪53aの第1凸面53bと同形状をしている。また、第2凹面57cは、壁部57の内周面と同心面である。なお、ハウジング50とカバー55との組み付け、及び動作については、実施形態1と同様であり、その説明を省略する。
実施形態5のコード式刈払機の刈払ヘッドにおいては、第1凸面53bの基端部と突起53dとに接する仮想平面P2が、円筒部52の外周面となす角θ2は鋭角になっている。これにより、刈払ヘッドの軸方向に過負荷が加わって係止爪53aが多少変位した場合であっても、第1凸面53bと第1凹面57bとの係合が外れ難い。そのため、刈払ヘッドの径方向のみならず、軸方向の過負荷に対しても第1凸面53bと第1凹面57bとの係合が外れ難くなる。したがって、このコード式刈払機の刈払ヘッドによれば、使用中における刈払ヘッドの突発的な分解が更に起こり難い。
以上、本発明のコード式刈払機の刈払ヘッドを実施形態1〜5に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。例えば、実施形態1〜5において、係止爪をハウジング側、係止受部をカバー側に設けたが、係止爪をカバー側、係止受部をハウジング側に設けてもよい。また、係止爪及び係止受部を2組設けたが、1組だけでもよく、3組以上設けてもよい。
10,20,30,40,50…ハウジング、11,21,31,41,51…蓋部、12,22,32,42,52…円筒部、13,23,33,43,53…係止片、13a,23a,33a,43a,53a…係止爪、15,25,35,45,55…カバー、16,26,36,46,56…円盤部、17,27,37,47,57…壁部、17a,27a,37a,47a,57a…係止受部、94c…コード、P1,P2…仮想平面。

Claims (2)

  1. 可撓性のコードを高速回転させて草を刈るコード式刈払機の刈払ヘッドにおいて、
    該刈払ヘッドは、円筒状のハウジングとカバーとが、該ハウジング又は該カバーに突設された係止爪と、該ハウジング又は該カバーに凹設された係止受部との係合により着脱可能に組み付けられ、
    該係止爪は該ハウジング又は該カバーの一方に1又は2以上設けられ、該係止受部は該ハウジング又は該カバーの他方に1又は2以上設けられ、
    該係止爪の周方向の両端部は、該係止爪の中央部よりも突出していることを特徴とするコード式刈払機の刈払ヘッド。
  2. 前記係止爪の基端部及び先端部に接する仮想平面と、前記ハウジングの前記係止爪が設けられている側面又は前記カバーの前記係止爪が設けられている側面とのなす角は鋭角であることを特徴とする請求項1記載のコード式刈払機の刈払ヘッド。
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