JP2008182964A - 刈払機用ガイド部の取付構造及びそれを備える刈払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業者は、草刈作業中に刈払刃を含む被回動駆動側部が作業場所にある小石や缶等を跳ね飛ばすことを防止すると共に、ガイド部を地面に接触させて、ハンドルシャフトの先端部に設けられている刈払刃を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができるようにすること。
【解決手段】 ハンドルシャフト17の先端部に回転駆動される刈払刃9が回動自在に設けられた刈払機8において、刈払刃9の下面側にガイド部10を取り付けている刈払機用ガイド部の取付構造であって、ガイド部10は、刈払刃9が装着される回転軸13に対して軸受19を介して相対的に回動自在に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドルシャフトの先端部に刈払刃が回動自在に設けられた刈払機において、刈払刃の下面側にガイド部を取り付けている刈払機用ガイド部の取付構造、及びそれを備える刈払機に関する。
刈払機の一例として、例えば図8に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。この刈払機1は、ハンドルシャフト(図示せず)の先端部に同図に示す刈払刃2が回動自在に設けられ、この刈払刃2はハンドルシャフトの基端部に取り付けられているエンジン(図示せず)によって回転駆動されるものである。そして、図8及び図9に示すように、この刈払刃2の下面側には、受刃3が配置されており、この受刃3は、固定部4を介してハンドルシャフトに固定して取り付けられている。刈払刃2がエンジンに駆動されて所定方向に高速回転すると、この刈払刃2の外周縁部2aに設けられている切刃2b、2b、・・・と、受刃3の外周縁部3aに設けられている切刃3b、3b、・・・との間に草や芝等を挟み込んで刈り取ることができる。
また、同各図に示すように、ハンドルシャフトに固定されて回転しない受刃3の外周縁部3aは、回転される刈払刃2の外周縁部2aよりも半径方向の外側にKだけ突出しており、高速回転する刈払刃2を内側に収容しているので、草刈作業中に、この高速回転する刈払刃2の外周縁部2aが、作業場所にある小石、缶、ビン等を跳ね飛ばすことを防止することができる。
更に、図9に示すように、受刃3の下面側に保持板5が配置されている。この保持板5は、刈払刃2と接合部材6で接合されているので、刈払刃2が回転すると、この刈払刃2と共に同方向に回転する。そして、保持板5は、ローラ7を介して受刃3を下面側から保持しており、これによって、刈払刃2と受刃3との隙間が所定の寸法となるように保持することができる。よって、刈払刃2と受刃3とで草等を確実に刈り取ることができる。
特開2002−153113号公報
しかし、図8及図9に示す従来の刈払機1では、受刃3は回転しないが、この受刃3の下面に配置されている保持板5が刈払刃2と共に高速回転するので、この高速回転する保持板5の外周縁部5aや下面、及び下面に形成されている凸部5bが、作業場所にある小石、缶、ビン等を跳ね飛ばすことがある。また、この高速回転する保持板5が地面や石等に接触すると、衝撃や耳障りな接触音が発生するし、保持板5が損傷することもある。
なお、保持板5は、ローラ7を介して受刃3を保持するためのものであるので、ローラ7を保持板5の中心から半径方向の外側に離れた位置に設けることが好ましいが、このようにすると、保持板5の直径を大きくする必要があり、上記問題が更に大きくなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、例えば草刈作業中に刈払刃を含む被回動駆動側部が作業場所にある小石や缶等を跳ね飛ばすこと、及び地面や石等との接触による衝撃や耳障りな接触音が発生することを低減することができると共に、ガイド部を地面に接触させることによって、刈払刃を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができるようにする刈払機用ガイド部の取付構造及びそれを備える刈払機を提供することを目的としている。
本発明に係る刈払機用ガイド部の取付構造は、ハンドルシャフトの先端部に回転駆動される刈払刃が回動自在に設けられた刈払機において、前記刈払刃の下面側にガイド部を取り付けている刈払機用ガイド部の取付構造であって、前記ガイド部が前記刈払刃に対して相対的に回動自在に設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係る刈払機用ガイド部の取付構造によると、刈払刃の下面側にガイド部が取り付けられ、このガイド部は、回転する刈払刃に対して回動自在に設けられているので、ガイド部を地面に接触させることができるようにすると、作業者は、ハンドルシャフトの先端部に設けられている刈払刃を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができる。つまり、ガイド部は、刈払機の重量を受け持つことによって、刈払機の重量が作業者に掛かることを低減することができる。そして、刈払機を左右に揺動させるときに、車輪のような役割を果たしてその揺動作業をし易くすることができる。
また、ガイド部は、地面に接触した状態では、刈払刃と共に回転駆動されないので、このガイド部によって、作業場所にある小石、缶、ビン等を跳ね飛ばすことがないし、ガイド部が地面や石等に接触しても、衝撃や耳障りな接触音が全く発生しない。
そして、前記ガイド部は、前記刈払刃を含む被回動駆動側部よりも地面に向かう側に突出し、又は前記被回動駆動側部と同程度に地面に向かう側に突出する形状とするとよい。このようにすると、草刈作業中において、ガイド部が地面や石、缶等と接触することがあっても、回転する刈払刃を含む被回動駆動側部が地面や石等と接触することを効果的に低減したり防止できる。
また、前記ガイド部は、前記刈払刃の外周部に設けられている複数の切刃よりも中心方向の内側に配置するとよい。このようにすると、ガイド部が刈払刃による草等の刈取りの妨げとならないようにすることができる。
更に、前記ガイド部の下面は、前記刈払刃の回転中心部から外周部に向かうに従って、前記刈払刃の下面に接近する形状とするとよい。このようにすると、ガイド部の下面は、外周部が中央部よりも刈払刃の下面に接近する形状であるので、ガイド部に邪魔されずに、刈払刃の切刃を地面に近づけることができ、比較的大きい刈込み量で草刈を行うことができる。そして、ガイド部の下面は、中央部が外周部よりも刈払刃の下面から遠ざかる形状であるので、ガイド部の下面中央部を地面に接触させることによって、刈払刃の切刃を地面から遠ざけることができ、切刃が地面に接触しないようにできる。
そして、前記ガイド部下面の半径方向に沿う輪郭形状を、円弧状とするとよい。このようにすると、例えばガイド部の下面を芝生に接触させて草刈作業をするときに、ガイド部の下面によって芝生等を痛めないように草刈作業をすることができる。
また、前記ガイド部は、前記刈払刃が装着される回転軸に対して軸受を介して相対的に回動自在に設けるとよい。このようすると、回転軸は、軸受を介してガイド部をしっかりと回動自在に保持できるので、ガイド部と刈払刃(被回動駆動側部)とを互いに接近させて設けることができて、両者が互いに接触することを確実に防止することができる。このように、ガイド部と刈払刃(被回動駆動側部)とを互いに接近して設けることによって、両者の隙間から刈り取られた草、砂、ゴミ等がガイド部内に進入することを防止できる。
更に、前記回転軸は、この回転軸と結合する内側ケースを介して前記軸受の内側に装着され、前記内側ケースは、前記軸受の地面に向かう側の面を覆う被覆部を有するものとするとよい。このようにすると、内側ケースの被覆部によって、軸受の地面に向かう側の面を覆っているので、軸受にゴミや砂等が進入することを防止でき、ゴミ等の進入による軸受の故障を防止できる。
そして、前記刈払機は、前記ハンドルシャフトの先端部に固定して設けられている本体ケースと、この本体ケースの内側に回動自在に設けられ前記刈払刃が取り付けられる短管状の回転軸と、この回転軸の内孔に挿通され前記本体ケースに固定して設けられている取付部材とを備え、前記取付部材に前記ガイド部が回動自在に設けられているものとすることができる。このように、ガイド部を、回転軸の内孔に挿通された取付部材に回動自在に設けるようにすると、ガイド部を回転軸よりも直径の大きい軸受を介して、この回転軸に対して回動自在に設ける場合と比較して、軸受の費用を低減することができる。
本発明に係る刈払機は、請求項1乃至8のいずれかに記載の刈払機用ガイド部の取付構造を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る刈払機によると、刈払機用ガイド部の取付構造が上記と同様に作用するので、その説明を省略する。
この発明に係る刈払機用ガイド部の取付構造、及びそれを備える刈払機によると、刈払刃の下面側にガイド部を、刈払刃に対して相対的に回動自在に設けた構成としたので、例えば草刈作業中に刈払刃を含む被回動駆動側部が作業場所にある小石や缶等を跳ね飛ばすこと、及び地面や石等との接触による衝撃や耳障りな接触音が発生することを低減することができると共に、ガイド部を地面に接触させることによって、刈払刃を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができる。よって、草刈作業の労力の低減を図ることができる。
以下、本発明に係る刈払機用ガイド部の取付構造、及びそれを備える刈払機の第1実施形態を図1〜図7を参照して説明する。この図1に示す刈払機8は、草刈作業をする作業者が携帯することができて、刈払刃9を例えばエンジン(回転駆動部)によって所定方向に高速回転させることができ、この高速回転する刈払刃9で草や芝等を刈り取ることができるものである。そして、この刈払機8の刈払刃9の下面側には、ガイド部10が設けられている。このガイド部10は、草刈作業中に刈払刃9を含む被回動駆動側部11が作業場所にある小石や缶等を跳ね飛ばすことを防止すると共に、ガイド部10を地面に接触させることによって、刈払刃9を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができるようにするためのものである。図1、図2及び図3は、刈払機8に設けられている刈払刃9及びガイド部10を示す部分断面正面図、正面図及び平面図である。
刈払刃9は、図3の平面図に示すように、金属製の円板であり、この円板の外周縁部9aに沿って複数の凸部9bと凹部9cとが交互に形成されており、各凸部9b、・・・に超硬チップが切刃12、・・・として設けられている。各切刃12は、略台形に形成されている凸部9bの縁部の頂部に配置されている。勿論、超硬チップが設けられておらず、多数の切刃が形成された刈払刃を使用することができる。
この刈払刃9は、図1に示すように、中央に形成されている挿通孔9dに回転軸13が挿通すると共に、挟持部材14と、押付け部材56及び内側ケース15との間に挟み込まれ、これら挟持部材14と、押付け部材56及び内側ケース15とによって締め付けられて回転軸13に固定して取り付けられている。
図1に示す挟持部材14は、円板状体であり、例えば中央に形成されている雌ねじ14aが回転軸13に形成されている雄ねじに螺合することによって回転軸13と結合している。内側ケース15は、下向きの略カップ状体であり、中央に形成されている挿通孔に回転軸13が挿通している。そして、回転軸13の先端部にはボルト16が螺合しており、このボルト16の締付けによって、内側ケース15を、押付け部材56を介して刈払刃9及び挟持部材14に押し付けて、刈払刃9を回転軸13に固定して取り付けている。
この回転軸13は、回転動力伝達部(図示せず)を介して回転駆動部(例えばエンジン)の出力回転軸と連結している。この回転動力伝達部は、回転駆動部の出力回転軸と連結する動力伝達軸を備えている。この動力伝達軸は、その端部に第1傘歯車が設けられており、この第1傘歯車には第2傘歯車が噛み合っている。この第2傘歯車は、回転軸13の上端部に設けられている。なお、回転駆動部は、例えばハンドルシャフト17の一端に設けられている。動力伝達軸は、ハンドルシャフト17の内孔内に回動自在に軸受を介して設けられており、回転軸13は、ギヤケース(本体ケース)18内に回動自在に軸受を介して設けられている。
また、図1に示すように、内側ケース15のには、略短円筒形の突起15aが形成されている。この突起15aは、外周面に軸受(例えばラジアル玉軸受)19の内周面が装着されており、その内側には、ボルト16の頭部が収容されている。そして、軸受19の外周面には、ガイド部10に形成されているボス部20が装着されている。よってガイド部10は、内側ケース(回転軸13)15に対して軸受19を介して回動自在である。
このガイド部10に形成されているボス部20は、図1に示すように、軸受19の外周面と当接する短円筒部20aを備えており、この短円筒部20aの上端内周縁には、内側に向かって突出する環状の係合突起20bが設けられている。この係合突起20bは、軸受19の外輪の上端部に係合して、ボス部20が軸受19から下方に外れないようにするためのものである。なお、短円筒部20aの内周面には、穴用スナップリングが装着されており、突起15aの外周面には爪部が形成されている。これら穴用スナップリング、及び爪部等によって、内側ケース15、軸受19、及びボス部20を一体に結合している。そして、短円筒部20aの下端外周縁には、外側に向かって延びる皿状のガイド本体部10aが形成されている。
このガイド部10に形成されている皿状のガイド本体部10aは、図1及び図2に示すように、刈払刃9の外周部に設けられている複数の切刃12、・・・よりも中心方向の内側に配置されている。つまり、ガイド部10の直径は、刈払刃9の約60%の大きさに形成されている。そして、ガイド本体部10aの下面は、回転中心のボス部20から外周部に向かうに従って、刈払刃9の下面に接近する形状に形成されている。つまり、ガイド本体部10aの下面の半径方向に沿う輪郭形状が、円弧状となっている。なお。図4(a)、(b)、(c)は、ガイド部を示す平面図、中央縦断面図、底面図である。同図に示す10cは、リブである。
要は、図1に示す刈払刃9、内側ケース15、ボルト16、押付け部材56及び挟持部材14は、回転軸13と結合しており、回転軸13と共に回転するので、被回動駆動側部11として形成されている。そして、ガイド部10は、ハンドルシャフト17に対して切離されて回動自在に設けられ、かつ、この刈払刃9を含む被回動駆動側部11に対して相対的に回動自在に設けられている。そして、このガイド部10に形成されているガイド本体部10aの中央部下端(ボス部20の下端)は、被回動駆動側部11よりも地面に向かう側に突出して形成されている。このようにして、刈払機用ガイド部の取付構造が構成されている。
図1に示すように構成された刈払機8を使用して、草や芝等を刈り取るときは、ハンドルシャフト17を介してこの刈払機8を身体に装着する。そして、回転駆動部(図示せず)を作動させて刈払刃9を高速回転させる。この高速回転する刈払刃9によって草や芝等を刈り取ることができる。
そして、図1に示す刈払機用ガイド部の取付構造によると、刈払刃9の下面側にガイド部10が取り付けられ、このガイド部10は、回転する刈払刃9に対しても回動自在に設けられているので、ガイド部10を地面に接触させると、作業者は、ハンドルシャフト17の先端部に設けられている刈払刃9を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができる。つまり、ガイド部10は、刈払機8の重量を受け持つことによって、刈払機8の重量が作業者に掛かることを低減することができる。そして、刈払機8を左右に揺動させるときに、車輪のような役割を果たしてその揺動作業をし易くすることができる。よって、草刈作業の労力の低減を図ることができる。
また、ガイド部10は、地面に接触した状態で、刈払刃9と共に回転駆動されないので、このガイド部10によって、作業場所にある小石、缶、ビン等を跳ね飛ばすことがないし、ガイド部10が地面や石等に接触しても、衝撃や耳障りな接触音が全く発生しない。
更に、図1に示すように、ガイド部10は、刈払刃9を含む被回動駆動側部11よりも地面に向かう側に突出する形状であるので、草刈作業中において、ガイド部10が地面や石、缶等と接触することがあっても、刈払刃9を含む被回動駆動側部11が地面や石等と接触することを効果的に低減したり防止できる。勿論、図には示さないが、ガイド部10が、刈払刃9を含む被回動駆動側部11と同程度に地面に向かう側に突出する形状としてもよい。
そして、図1に示すように、ガイド部10は、刈払刃9の外周部に設けられている複数の切刃12、・・・よりも中心方向の内側に配置されているので、ガイド部10が刈払刃9による草等の刈取りの妨げとならないようにすることができる。
また、図1に示すように、ガイド部10の下面は、外周部10bが中央部(ボス部20)よりも刈払刃9の下面に接近する形状であるので、ガイド部10に邪魔されずに、刈払刃9の切刃12を地面に近づけることができ、比較的大きい刈込み量で草刈作業を行うことができる。そして、ガイド部10の下面は、中央部(ボス部20)が外周部10bよりも刈払刃9の下面から遠ざかる形状であるので、ガイド部10の下面中央部(ボス部20)を地面に接触させることによって、刈払刃9の切刃12を地面から遠ざけることができ、切刃12が地面に接触しないようにできる。
更に、図1に示すように、ガイド部10の下面の半径方向に沿う輪郭形状が、円弧状であるので、つまり、下方に突出する湾曲形状であるので、例えばガイド部の下面を芝生に接触させて草刈作業をするときに、ガイド部の下面によって芝生等を痛めないように草刈作業をすることができる。
そして、図1に示すように、ガイド部10は、刈払刃9が装着されている回転軸13に対して、軸受19を介して相対的に回動自在に設けられているので、回転軸13は、軸受19を介してガイド部10をしっかりと回動自在に保持できる。よって、ガイド部10と刈払刃9とを互いに接近させて設けることができて、両者が互いに接触することを確実に防止することができる。このように、ガイド部10と刈払刃9とを互いに接近して設けることによって、両者の隙間から刈り取られた草、砂、ゴミ等がガイド部10内に進入することを防止できる。
次に、本発明に係る刈払機の第2実施形態を図5を参照して説明する。この図5に示す第2実施形態の刈払機30と、図1に示す第1実施形態の刈払機8とが相違するところは、第1実施形態の刈払機8は、図1に示すように、ボス部20の短円筒部20aの下端と、内側ケース15に形成されている円環状の突起15aの下端との間に環状の開口部31が形成されており、この開口部31から軸受19の下面が地面側に向かって露出しているのに対して、第2実施形態の刈払機30は、図5に示すように、この開口部31が内側ケース15に設けられている円環状の被覆部32によって被覆されているところである。これ以外は、第1実施形態の刈払機8と同等であり、同等部分は同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
この図5に示す第2実施形態の刈払機30によると、内側ケース15の被覆部32によって、軸受19の地面に向かう側の面を覆っているので、軸受19にゴミや砂等が進入することを防止でき、ゴミ等の進入による軸受19の故障を防止できる。
次に、本発明に係る刈払機の第3実施形態を図6を参照して説明する。この図6に示す第3実施形態の刈払機35と、図5に示す第2実施形態の刈払機30とが相違するところは、ガイド部10、36の形状が相違するところである。つまり、図6に示す第3実施形態のガイド部36は、図5に示す第2実施形態のガイド部10において、ガイド本体部10aを削除して、ボス部20が残された形状となっている。これ以外は、第2実施形態の刈払機30と同等であり、同等部分は同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
この図6に示す第3実施形態の刈払機35によると、ガイド本体部10aを削除したことによって、刈払機35の軽量化を図ることができ、作業労力を軽減できる。
次に、本発明に係る刈払機の第4実施形態を図7を参照して説明する。この図7に示す第4実施形態の刈払機38と、図1に示す第1実施形態の刈払機8とが相違するところは、第1実施形態の刈払機8は、図1に示すように、回転軸13に内側ケース15及び押付け部材56をボルト16で締結し、この内側ケース15の環状突起15aの外周面に軸受19を介してガイド部10を回動自在に設けた構成としたのに対して、第4実施形態の刈払機38は、図7に示すように、回転軸39を短管状に形成し、この回転軸39の内孔に軸形状の取付部材40を挿通し、この取付部材40の上端をギヤケース18にボルト41で締結したところ、及びこの取付部材40の下端に、スラスト軸受57を介してガイド部42をボルト43で締結すると共に、回転軸39の下端にナット44を螺合して、このナット44によって締付部材(内側ケース15と対応するもの)45と挟持部材14との間に刈払刃9を挟み込んで、これら刈払刃9、締付部材45及び挟持部材14を回転軸39に締め付けて固定したところである。なお、この第4実施形態のガイド部42は、図7に示すように、取付部材40を介してハンドルシャフト17に固定して取り付けられている。
この図7に示す第4実施形態の刈払機38によると、ガイド部42を、回転軸39の内孔に挿通された取付部材40に対して、スラスト軸受57を介して回動自在に取り付ける構成としてあるので、第1実施形態等のように、ガイド部42を回転軸39よりも直径の大きいラジアル軸受を介して、この回転軸39に対して回動自在に取り付ける必要がなく、軸受の費用を第1実施形態等よりも低減することができる。
なお、図7に示すように、回転動力伝達部48は、回転駆動部(図示せず)の出力回転軸と連結する動力伝達軸49を備えている。この動力伝達軸49は、その端部に第1傘歯車50が設けられており、この第1傘歯車50には第2傘歯車51が噛み合っている。この第2傘歯車51は、回転軸39の上端部に設けられている。なお、回転駆動部は、例えばハンドルシャフト17の一端に設けられている。動力伝達軸49は、ハンドルシャフト17の内孔内に回動自在に軸受52を介して設けられており、回転軸39は、ギヤケース18内に回動自在に軸受53を介して設けられている。そして、取付部材40の下端部と、回転軸39の下端部との間には、軸受(ニードル軸受)54が装着されている。
これ以外は、第1実施形態の刈払機8と同等であり、同等部分は同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
ただし、第1〜第3の各実施形態では、図1等に示すように、ガイド部10が被回動駆動側部11に含まれる内側ケース15よも地面側に突出する構成としたが、これに代えて、ガイド部10がこの内側ケース15と地面側に同程度に突出する構成としてもよい。このように構成しても、作業者は、ガイド部10、36を地面に接触させて、ハンドルシャフト17の先端部に設けられている刈払刃9を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができる。
そして、第1及び第2実施形態では、図1等に示すように、ガイド部10に設けられているガイド本体部10aを、地面側に突出する皿状に湾曲した形状としたが、これ以外の形状としてもよい。例えばガイド本体部の形状を、刈払刃9の下面と平行する円板状に形成し、このガイド本体部を刈払刃9の下面と接近させて配置してもよい。このようにしても、草刈作業中に、刈払刃9を含む被回動駆動側部11によって、作業場所にある小石、缶、ビン等を跳ね飛ばすことを低減できる。
また、第1〜第4の各実施形態では、図1等に示すように、ガイド部10、・・・は、刈払刃9の外周縁部9aに設けられている複数の切刃12、・・・よりも中心方向の内側に配置した構成としたが、これに代えて、図には示さないが、ガイド部10、・・・の外周部10bが刈払刃9の外周縁部9aよりも半径方向の外側に突出する形状としてもよい。ガイド部10、・・・をこのように形成したときは、ガイド部10等の外周部10bに複数の凸部及び凹部を設ける。そして、各凹部を、刈払刃9に設けられている複数の各切刃12、・・・がその内側に配置される深さに形成する。
ガイド部10、・・・をこのような構成とすることによって、草や芝等を、ガイド部10、・・・の外周部10bに設けられている複数の凹部に入り込ませて、それら草等を刈払刃9で刈り取ることができる。
更に、第1〜第3実施形態では、図1、図5及び図6に示すように、内側ケース15、ボルト16及び回転軸(被回動駆動側部11)13が地面側に露出する構成としたが、ガイド部10の下面中央に、被回動駆動側部11と接触しないように蓋部材(図示せず)を着脱可能に取り付けて、この蓋部材でガイド部10、36の中央開口部10dを覆う構成としてもよい。このように、蓋部材で内側ケース15、ボルト16及び回転軸(被回動駆動側部11)13を覆うことによって、内側ケース15等が地面等に接触することを確実に防止できる。
そして、第1〜第4の各実施形態では、刈払刃9をエンジンで回転駆動したが、これに代えて、電気モータで回転駆動してもよい。
以上のように、本発明に係る刈払機用ガイド部の取付構造及びそれを備える刈払機は、例えば草刈作業中に刈払刃を含む被回動駆動側部が作業場所にある小石や缶等を跳ね飛ばすこと、及び地面や石等との接触による衝撃や耳障りな接触音が発生することを低減することができると共に、ガイド部を地面に接触させることによって、刈払刃を左右に滑らかに揺動させて草刈作業ができるようにする優れた効果を有し、このような刈払機用ガイド部の取付構造及びそれを備える刈払機に適用するのに適している。
この発明の第1実施形態に係る刈払機に適用された刈払機用ガイド部の取付構造を示す部分断面正面図である。 同第1実施形態に係る刈払機を示す部分正面図である。 同第1実施形態に係る刈払機を示す部分平面図である。 同第1実施形態のガイド部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は底面図である。 同発明の第2実施形態に係る刈払機に適用された刈払機用ガイド部の取付構造を示す部分断面正面図である。 同発明の第3実施形態に係る刈払機に適用された刈払機用ガイド部の取付構造を示す部分断面正面図である。 同発明の第4実施形態に係る刈払機に適用された刈払機用ガイド部の取付構造を示す部分断面正面図である。 従来の刈払機を示す一部切欠き部分平面図である。 同従来の刈払機を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
8、30、35、38 刈払機
9 刈払刃
9a 外周縁部
9b 凸部
9c 凹部
9d 挿通孔
10、36、42 ガイド部
10a ガイド本体部
10b 外周部
10c リブ
10d 中央開口部
11 被回動駆動側部
12 切刃
13、39 回転軸
14 挟持部材
14a 雌ねじ
15 内側ケース
15a 突起
16、41、43 ボルト
17 ハンドルシャフト
18 ギヤケース
19、52、53、54、57 軸受
20 ボス部
20a 短円筒部
20b 係合突起
31 開口部
32 被覆部
40 取付部材
44 ナット
45 締付部材
48 回転動力伝達部
49 動力伝達軸
50 第1傘歯車
51 第2傘歯車
56 押付け部材

Claims (9)

  1. ハンドルシャフトの先端部に回転駆動される刈払刃が回動自在に設けられた刈払機において、前記刈払刃の下面側にガイド部を取り付けている刈払機用ガイド部の取付構造であって、
    前記ガイド部が前記刈払刃に対して相対的に回動自在に設けられていることを特徴とする刈払機用ガイド部の取付構造。
  2. 前記ガイド部は、前記刈払刃を含む被回動駆動側部よりも地面に向かう側に突出し、又は前記被回動駆動側部と同程度に地面に向かう側に突出する形状であることを特徴とする請求項1記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  3. 前記ガイド部は、前記刈払刃の外周部に設けられている複数の切刃よりも中心方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  4. 前記ガイド部の下面は、前記刈払刃の回転中心部から外周部に向かうに従って、前記刈払刃の下面に接近する形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  5. 前記ガイド部下面の半径方向に沿う輪郭形状が、円弧状であることを特徴とする請求項4記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  6. 前記ガイド部は、前記刈払刃が装着される回転軸に対して軸受を介して相対的に回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  7. 前記回転軸は、この回転軸と結合する内側ケースを介して前記軸受の内側に装着され、前記内側ケースは、前記軸受の地面に向かう側の面を覆う被覆部を有することを特徴とする請求項6記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  8. 前記刈払機は、前記ハンドルシャフトの先端部に固定して設けられている本体ケースと、この本体ケースの内側に回動自在に設けられ前記刈払刃が取り付けられる短管状の回転軸と、この回転軸の内孔に挿通され前記本体ケースに固定して設けられている取付部材とを備え、
    前記取付部材に前記ガイド部が回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の刈払機用ガイド部の取付構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の刈払機用ガイド部の取付構造を備えることを特徴とする刈払機。
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