JP3131347U - 刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤 - Google Patents

Abstract

【課題】 刈払機で刈払い作業をする際、刈刃の下側に装着する刈刃保護盤が地面に接触して磨耗してしまう不都合と、刈刃が地面に接触しないように地面から浮かせて作業しているので、作業者の負担になっている不都合、また、刈刃保護盤が刈払機本体に固定されているので、壁際の草刈り作業が円滑に行えない不都合を解消すること。
【解決手段】 刈刃保護盤を本体と固定せずに、刈刃保護盤の下側に、刈刃の回転の影響を受けずに自由に回転する接地安定盤を装着して一体型とすることで、この問題を解決する。
【選択図】図１

Description

本考案は、刈払機の刈刃の下側に取り付け、作業機能を向上させ、作業者の負担を軽減する、刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤に関するものである。

従来、刈払機の刈刃の下側に、刈刃を石などの硬い障害物から保護するために取り付けられた刈刃保護盤は、刈払機の本体に固定されており、またその下側中心部の接地部分は、刈刃と固定されて一緒に回転するものだった。

１） しかしこれでは草刈作業中に接地部分が地面に接地した状態で高速回転するので、早く磨耗してしまう。また作業者は、できるだけ地面に刈刃が接触しないように、地面から刈刃を浮かせた状態で作業しているので、作業者の負担になっている。
２） また、刈刃保護盤が刈払機本体と固定されているので、壁際などにおける草刈作業時、刈刃保護盤が壁に接触した際に、作業が円滑に行えず、また、細く硬い草や木などが、刈刃の刃と刈刃保護盤外周の突部との間にはさまって、刈刃の回転が止まってしまう。

１） 刈刃保護盤の下側に接地安定盤を装着し、接地安定盤内側の中心部にベアリングを取り付ける。このベアリングを介して、刈払機の回転軸に取り付けることにより、刈刃保護盤と一体となった接地安定盤は、刈刃の回転の影響を受けずに自由に回転する。
２） 刈刃保護盤を刈払機の本体に固定せずに、接地安定盤と一体型にし、刈刃の回転の影響を受けずに自由に回転できるようにする。

１） 従来の刈刃保護盤に較べて、接地部分が刈刃と固定されておらず、自由に回転するので、地面に接地した状態で草刈作業をしても、磨耗が少ない。また、作業者が刈刃保護盤一体型自在接地安定盤を地面に接地した状態で草刈作業ができるので、作業者にかかる負担が大幅に軽減される。
３） 従来の刈刃保護盤に較べて、刈払機本体と固定されておらず、壁際などにおける草刈作業時、刈刃保護盤が壁に接触した際に、刈刃保護盤が壁に沿って自由に回転するので、作業が円滑に行え、また、細く硬い草や木なども、刈刃の刃と刈刃保護盤外周の突部との間にはさまることはない。

本考案に係る刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤１は、図１のように中心部の取り付けボルト２が地面に接触して損傷しないように、安定盤の中央部に平らな窪みが形成されている。安定盤内側の中心部にベアリング３が取り付けられており、安定盤は、このベアリングを介して刈払機の回転軸ｂに取り付けられるので、刈刃ａの回転の影響を受けずに自由に回転する。
安定盤の高さは、低過ぎると刈刃が地面に接触しやすくなり、高過ぎると草が短く刈れないので、適度な高さとする。
刈刃保護盤ｃは、刈払機本体４とは固定されておらず、自在接地安定盤５と一体型になって、自由に回転する構造とする。また刈刃保護盤ｃの外周は、刈刃が壁などの障害物に当たって損傷しないように、刈刃ａの外周より少し大きくする。
刈払機への取り付け方法は、中心部の取り付けボルト２のみで容易に着脱可能な構造とする。
材質は、刈刃保護盤・自在接地安定盤ともに錆びにくく、薄い金属板で、長期間硬い障害物や地面に接触しても磨耗しない強度のあるもので、一体成型が望ましい。

本考案に係る刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤を刈払機の刈刃の下側に装着した状態の断面図である。 本考案に係る刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤を刈払機の刈刃の下側に装着した状態の下側から見た平面図である。 従来の刈払機用刈刃保護盤を刈払機の刈刃の下側に装着した状態の断面図である。

符号の説明

１ 刈払機用刈刃保護盤一体型自在接地安定盤
２ 取り付けボルト
３ ベアリング
４ 刈払機本体
５ 自在接地安定盤
ａ 刈刃
ｂ 回転軸
ｃ 刈刃保護盤
ｄ 従来の刈払機用刈刃保護盤

Claims (2)

1. 刈払機の刈刃の下側に取り付けて使用し、刈刃の回転に影響されずに自由に回転する、刈刃保護盤と一体となった接地安定盤。
2. 刈払機の刈刃の下側に取り付けて使用し、刈払機本体と固定されておらず、自由に回転する刈刃保護盤。

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