JP6142786B2 - 穀物乾燥機の穀粒貯蔵構成 - Google Patents

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本発明は、循環式穀物乾燥機に関するものである。
貯溜タンク乾燥室及び集穀室を上側から下側に順次配設した穀物乾燥機において、貯溜タンクの側板を二重構造として温風路に構成し、乾燥作用後の熱風を温風路に供給し、排風ファンから機外に排出するようにしたものは、公知である(特許文献1)。
特開昭61−285378号公報
前記先行技術の穀物乾燥機では貯溜タンクの左右内側板前後内側板の外側に上側から下側までの単一の板体を対向配置し二重構造の温風路を構成するものであり、組立て作業が複雑となり不便であった。また、穀物乾燥機の乾燥作用後の低温の熱風を二重構造の温風路に送る構成であり、バーナで生成した熱風を温風路に直接送り込むことはできず、貯蔵穀粒時の穀粒保温効果も限定され結露防止効果も不十分であるという問題点があった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決しようとするものである。
請求項1の発明は、貯溜室(2),乾燥室(3)及び集穀室(4)を上側から下側に順次配設した穀物乾燥機において、該貯溜室(2)の側板を内部に空間部の形成されている二重パネル構造(28)とし、該二重パネル構造(28)の貯溜室(2)を上下方向に多段に分割しこれらを積み重ねて貯溜室(2)を構成し、該貯溜室(2)の前記二重パネル構造(28)を更に送風用開口部,排風用開口部のある複数の区分二重パネル構造(30,…)に分割構成し、隣接する区分二重パネル構造(30,…)の送風用開口部と排風用開口部とをそれぞれ連通し、バーナ(5)で生成された熱風を貯溜室(2)の前記区分二重パネル構造(30,…)に送り、更に隣接する区分二重パネル構造(30,…)を経由して貯溜室(2)の側板に循環させた後に機外に排出するよう構成し、
前記バーナ(5)で生成された熱風を供給する前記乾燥室(3)の熱風供給口部には切換弁(37)を設け、前記乾燥室(3)へ熱風を供給したり,あるいは,停止可能に構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によると、貯溜室(2)乾燥室(3)及び集穀室(4)を上側から下側に順次配設した穀物乾燥機において、該貯溜室(2)の側板を内部に空間部の形成されている二重パネル構造(28)とし、該二重パネル構造(28)の貯溜室(2)を上下方向に多段に分割しこれらを積み重ねて貯溜室(2)を構成し、該貯溜室(2)の前記二重パネル構造(28)を更に送風用開口部排風用開口部のある複数の区分二重パネル構造(30)に分割構成し、隣接する区分二重パネル構造(30)の送風用開口部と排風用開口部とをそれぞれ連通し、バーナ(5)で生成された熱風を貯溜室(2)の前記区分二重パネル構造(30)に送り、更に隣接する区分二重パネル構造(30)を経由して貯溜室(2)の側板に循環させた後に機外に排出するようにしたので、貯溜室(2)に穀粒を貯蔵したときには貯溜室(2)側板の二重パネル構造(28)の区分二重パネル構造(30)に熱風を供給し貯蔵穀粒の結露を防止することができる。また、二重パネル構造(28)の貯溜室(2)を上下方向に多段に分割しこれらを積み重ねて貯溜室(2)を構成するようにしたので、高い貯溜室(2)を容易に構成することができ、組立て作業を簡単化することができる。
また、前記バーナ(5)で生成された熱風を供給する前記乾燥室(3)の熱風供給口部には切換弁(37)を設け、前記乾燥室(3)へ熱風を供給したりあるいは停止可能に構成したので、貯溜室(2)に穀粒を貯蔵している時に二重パネル構造(28)部分に熱風を供給し貯蔵穀粒の結露を防止すると共に、乾燥室(2)への熱風供給を停止することにより、貯蔵穀粒の過剰乾燥を防止することができる。
穀物乾燥機の切断正面図。 穀物乾燥機の切断側面図。 穀物乾燥機の切断平面図。 穀物乾燥機の分解した斜視図。 穀物乾燥機の貯溜室の切断正面図。 穀物調製設備の平面図。 湿式集塵装置の平面図。
前記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下図面を参照しつつ説明する。
まず、図1及び図2に基づきこの発明を具備する循環式穀物乾燥機の全体構成について説明する。
1は乾燥機の機枠で、この機枠1内には貯溜室2乾燥室3集穀室4を上方から下方に順次配設している。乾燥室3には穀粒流下通路9を複数形成し、左右穀粒流下通路9の前後一側にはバーナ5のバーナ風胴に通じる熱風室66を配設し、穀粒流下通路9の前後他側には吸引排気ファン7のファン胴に通じる排風室88を配設し、穀粒流下通路9の下端部にそれぞれ繰出バルブ10を設けている。
また、排風室4における左右穀粒流下通路9の中間部に位置する中央排風室8には、遠赤外線放射体23を配設している。この遠赤外線放射体23は前後方向に沿う左右側板及び底板から構成されていて遠赤外線放射塗料を塗布したもので、前後方向一端をバーナ5に対向させて、集穀室4の左右流下板上を流下する穀粒に遠赤外線放射熱を浴びせ穀粒の乾燥を促進させるものである。
また、この遠赤外線放射体23の放射熱は、機体の前側及び後側から導入された外気と混合されながら上方の穀粒流下通路9を経て排風室8に流れる。前記繰出バルブ10の往復揺動により、穀粒を所定量ずつ繰り出しながら流下させ、穀粒に熱風を浴びせて乾燥させる。
なお、遠赤外線放射体23の上方には屋根型の排塵板24を設け、上方からの塵埃類の遠赤外線放射体23への落下を防止し、熱風と外気との混合熱風を左右両側に迂回させながら上方へ案内するようにしている。
前記機枠1の外側には集穀室4の前後一側に集めた穀粒を貯溜室2に揚穀還元する昇降機11を立設している。この昇降機11内の上下の駆動プーリ12a及び従動プーリ12bにバケットベルト13を巻き掛け、集穀室4の底部に設ける下部搬送装置14により乾燥穀粒を前後一側に移送し、昇降機11により揚穀するようにしている。昇降機11で揚穀された穀粒を上部搬送装置16の始端側に供給し、更に上部搬送装置16により横送して貯溜室2の上部中央に配設する回転拡散板18に送り、貯溜室2内に拡散落下させる。
前記昇降機11下部搬送装置14上部搬送装置16から構成されている穀粒循環系は、昇降機11の機枠上部に配設している昇降機モータ(図示省略)により駆動される。また、昇降機11における上下中途部の壁面には水分計26を設け、バケットベルト13の上昇行程と下降行程の間隔部に設けた取込み口(図示省略)からサンプル粒を取り込み、水分値を測定する。この水分計26は、例えば一対の電極ロール間でサンプル粒を1粒づつ圧縮粉砕し、その抵抗値を電気的に処理して一粒づつの水分値に換算する公知のものである。
図2に示すように、バーナ風胴25の上方にコントロールボックス45を設け、コントロールボックス45にはコントローラ(図示省略)を備え、コントローラの入力側には各種スイッチセンサ類を接続している。また、コントローラの出力側には、出力回路駆動回路を経由して吸引排気ファン7昇降機モータ(図示省略)繰出バルブモータ(図示省略)バーナ駆動手段(図示省略)水分計駆動手段(図示省略)表示装置(図示省略)などを接続している。
なお、コントローラのバーナ駆動信号は、燃料供給用電磁ポンプ(図示省略)のON/OFF信号及び大小供給信号、バーナ気化筒モータ(図示省略)の回転数指令信号、バーナファンモータ(図示省略)の回転数指令信号、イグナイタ(図示省略)の通電信号等があり、燃料供給量、燃焼空気供給量及び気化筒回転数を同調制御し、液体燃料を気化燃焼させる。
また、乾燥作業中には、予め設定記憶されている熱風設定温度と熱風温度センサ(図示省略)の検出熱風温度とを比較し、その差が小になるように周期的にオンされる燃料供給用電磁ポンプ(図示省略)のオンタイム信号を長短に変更制御しながら乾燥し、穀粒水分が目標水分値に到達すると乾燥作業を停止する。
次に、穀物乾燥機の通常乾燥制御について説明する。
張込ホッパ(図示省略)から昇降機11を利用して貯溜室2に所定量の穀粒を張り込む。次いで、穀粒種類乾燥仕上げ水分値乾燥速度自動検出あるいは手動設定した穀粒張込量に応じた燃焼量にてバーナ5を燃焼制御し乾燥作業を実行する。貯溜室2内の穀粒は乾燥室3の穀粒流下通路9を流下中に熱風を浴びながら乾燥され集穀室4に流下する。乾燥された穀粒は下部搬送装置14で一側に移送され、次いで昇降機11により揚穀され、上部搬送装置16に引き継がれ再び貯溜室2に循環移送され、暫くの間調質作用を受ける。このような行程を繰り返しながら水分計26による測定水分値が仕上水分値に到達すると、乾燥作業は終了する。
次に、図3〜図5に基づき穀物乾燥機の穀粒貯蔵用の二重パネル構成について説明する。
機枠1の下部に集穀室4を配設し、その上方に乾燥室3を配設し、その上方に貯溜室2を配設し、これらを積み重ね組み付けている。
貯溜室2は上下複数の単位貯溜室2aを積み重ねて構成し、内側板2b外側板2c枠体2dを組み付け構成した内部空間のある二重パネル構造28とし、単位貯溜室2aの上下方向を開放した穀粒貯溜空間としている。
単位貯溜室2aの左右側板の二重パネル構造28を縦枠体2eで前後に3等分し、前後側板の二重パネル構造28を縦枠体2eで左右に2等分して仕切り、多数の区分二重パネル構造30に分割構成している。
最上段の単位貯溜室2aの左右天井板2eには前後方向中間部に開口部を設け、開閉自在の蓋2f(右側の蓋は省略)により閉鎖するように構成している。該蓋2fの前後両側の天井板2eを前記同様の二重パネル構造28とし、二重パネル構造28を補強枠体で左右に分割し、区分二重パネル構造30に分割構成している。
乾燥室3の左右側板前後側板を貯溜室2と同様に二重パネル構造28区分二重パネル構造30に構成している。
貯溜室2の区分二重パネル構造30乾燥室3の区分二重パネル構造30には送風用開口部排風用開口部をそれぞれ設け、隣接している区分二重パネル構造30の送風用開口部と排風用開口部とをそれぞれ接続している。
バーナ5の生成した熱風の送られるバーナ風胴から熱風供給ダクト31を分岐し、熱風供給ダクト31の終端側を乾燥室3の前側板下部の区分二重パネル構造30の送風口へ接続し、図4の矢印L1〜L14に示すように隣接する区分二重パネル構造30へ順次熱風を送り、隣接する区分二重パネル構造30を経由して乾燥機全体の左右側板前後側板天井板2e2eの区分二重パネル構造30に熱風が流れ貯溜穀粒を保温するようにしている。
次に、区分二重パネル構造30の熱風の流れについて説明する。
乾燥室3の熱風ダクトから熱風供給ダクト31に流れた熱風は乾燥機前側板右側下部の区分二重パネル構造30に流入し、次いで、矢印L1のように隣接する区分二重パネル構造30を順次上側に流れ最上段まで流れる。すなわち、縦枠体2eの最上段と最下段に熱風が通過する開口部(図示せず)が形成されており、隣接する区分二重パネル構造30に流入できる構成である。
次いで、矢印L2のように左側に流れ前側板左側最上段の区分二重パネル構造30に流れ、次いで、矢印L3のように下方に流れ前側板左側最下段の区分二重パネル構造30に流れ乾燥機前側板の流れが終了する。
次いで、矢印L4のように左側へ次いで後側に流れ乾燥機左側板の前側最下段の区分二重パネル構造30に流れ、次いで、左側板前側部を矢印L5のように上段に流れる。次いで、矢印L6のように左側板前後中間部上段から下方に折り返し最下段まで流れ、次いで、左側板後側部を矢印L7のように上段へ流れ最上段まで流れると左側板の流れが終了する。
次いで、左側板の後側最上段の区分二重パネル構造30から乾燥機後側板の左側最上段に流れ、次いで後側板の左側部を矢印L8のように下段へ流れ最下段まで流れると、次いで、矢印L9のように折り返し上側に流れ最上段まで流れると後側板の流れが終了する。
次いで、後側板の右側最上段から矢印L10のように右天井板2e(図示省略)から左天井板2eに流れ、左右天井板2eの後側部が終了する。次いで、乾燥機の右側板後側部最上段に流れ、矢印L11のように右側板後側部を下方へ流れ最下段まで流れる。次いで、矢印L12のように上側に折り返し右側板前後中間部を上側に流れ最上段に流れる。次いで、最上段から矢印13のように左右天井板2e2eの前側部に流れ、次いで、矢印L14のように右側板前側部を下側に流れ最下段まで流れ、次いで、熱風排出ダクト33排気吸引ファン35を経由して機外へ排出される。
なお、乾燥機の左右側板前後側板の区分二重パネル構造30の流れを終了した熱風を穀物乾燥機の排風室8へ流し排風室8を経由して機外へ排出するようにしてもよい。
また、図示は省略したが、集穀室4の張込こみラセン樋4a(図1に示す)も前記同様の二重パネル構造28、区分二重パネル構造2eとし、集穀室4の後側板の左右中央部に開閉自在の点検窓開閉板(図示省略)付きの点検窓(図示省略)を設け、点検窓開閉板を同様に二重パネル構造28、区分二重パネル構造30として前記のようにして熱風を送り、集穀室4の貯蔵穀粒の結露を防止するようにしている。
前記構成によると、穀物乾燥機の貯溜室2乾燥室3集穀室4を乾燥作業終了後には穀粒貯溜タンクとして利用することができ、穀粒貯蔵スペースを拡大することができる。また、貯溜室2乾燥室3集穀室4の二重パネル構造28、区分二重パネル構造30は外部とは密閉構造であるため、ねずみの被害などから穀粒を防衛することができる。
また、図3に示すように、バーナ5で生成した熱風の熱風室3への供給部には切換弁37を設け、熱風室3内に供給したりあるいは遮断できるようにしている。
従って、穀粒の貯蔵時に貯溜室2、乾燥室3、貯溜室4の二重パネル構造28、区分二重パネル構造30へ熱風を供給し貯蔵穀粒の結露を防止しているときに、熱風室3への熱風供給を停止することにより貯蔵穀粒の過剰乾燥を防止することができる。
また、穀物乾燥機の乾燥室3の内部に内部温度計内部湿度計を配設し、貯溜室2乾燥室3の二重パネル構造28、区分二重パネル構造30の内部に外部温度計を設置し、コントローラの貯蔵穀粒結露防止手段に基づき内部温度計内部湿度計の検出情報から所定の計算式により貯蔵穀粒の基準結露温度を算出し、外部温度計の検出外部温度が基準結露温度に接近するとバーナ5をONして、乾燥機の左右側板前後側板天井板2eの区分二重パネル構造30に熱風を送り貯蔵穀粒の結露を防止する。また、外部温度計の検出外部温度が基準結露温度より所定温度以上まで上昇するとバーナ5をOFFにし、区分二重パネル構造30への熱風の送風を停止するようにしている。
このように構成するにより、冬の寒いときにも貯蔵穀粒の結露を防止しながら穀粒の過剰乾燥を防止し、穀粒品質の劣化を防止することができる。
次に、図6、図7に基づき穀物調製設備の乾燥排風の集塵構成について説明する。
穀物調製設備の建屋50には荷受け場51、事務管理室52、作業場53出荷場54を設けている。建屋50の後側壁50aの後側(図6の右側)に隣接して中間貯溜タンク61を配置し、その右側(図6の下側)に湿式集塵装置62を配設し、その右側(図6の下側)に仕上げ穀粒貯溜タンク62を配置している。
建屋50の後側壁50aと中間貯溜タンク61の右側壁61aと仕上げ穀粒貯溜タンク62の左側壁62aで構成する空間部に湿式集塵室63を配置している。そして、湿式集塵室63の前側壁を建屋50の後側壁50aで兼用し、湿式集塵室63の左側壁を中間貯溜タンク61の右側壁61aで兼用し、湿式集塵室63の右側壁を仕上げ穀粒貯溜タンク62の左側壁62aで兼用し、湿式集塵室63には後側壁63a天井壁63bを設け、湿式集塵装置63の壁面を構成している。
前記構成によると、湿式集塵装置63の壁面を建屋50の後側壁50a中間貯溜タンク61の右側壁61a仕上げ穀粒貯溜タンク62の左側壁62aで兼用することによりコストの低減を図り、また、比較的厚い壁面で兼用することにより防音効果を高めることができる。
穀物乾燥機67から乾燥排風が送り込まれる湿式集塵装置63は、シャワーで散水し塵埃を降下し、一次浄化した排風をサイクロンブロワで吸引排風する公知の構造である。
湿式集塵装置63を図7に示すように例えば前後方向の複数のブロック63cに分割構成し、各ブロック63cにはそれぞれ必要数のシャワーパイプ66を設置し、上側から散水し乾燥排気中の塵埃を降下除塵する。作業場53には穀物乾燥機67を配設し、穀物乾燥機67の吸引排気ファンからの排風を排風ダクト68を経由し湿式集塵装置63の前側のブロック63cに送り、乾燥排気を更に順次後側のブロック63cに送り除塵している。
湿式集塵装置63の各ブロック63の上部中央に吸塵ダクト71の始端側を接続し、吸塵ダクト71の終端側からサイクロンブロワ装置70に乾燥排気を吸引する。サイクロンブロワ装置70の外側筒70aで排気を旋回させ塵埃を旋回降下させ下方から排出する。排出した塵埃を後側の粉塵測定センサ64に送り、所定時間毎に塵埃重量を計量し塵埃の濃度を測定し、浄化した乾燥排気を上方から排出している。なお、吸塵ダクト71の始端側の各ブロック63cへの連通部には電磁弁76をそれぞれ設けている。
給水管74を経由して湿式集塵装置63の各ブロック63cの各シャワーパイプ66に給水し、給水管74には各ブロック63cへの給水を入切する電磁弁75を設けている。
コントローラ(図示省略)の集塵制御手段に基づき所定時間毎に電磁弁76が順次開閉切り換えられ、各ブロック63cの集塵データが粉塵測定センサ64で測定される。粉塵測定センサ64の測定値が設定値以上の場合に、当該ブロック63cの電磁弁75をONして給水しシャワーパイプ66から散水し、乾燥排風中の塵埃が降下除塵され、乾燥排風は吸塵ダクト71を経由してサイクロンブロワ装置70に送られる。
また、粉塵測定センサ64の測定値が設定値以下になると、当該ブロック63cの電磁弁75をOFFにし給水を停止し、塵埃の多いブロック63cにだけ散水されるようにしている。
穀物乾燥機67の乾燥排風の塵埃量は乾燥作業の進行状態に応じて変化する(例えば仕上げ乾燥近くになると、乾燥粉塵が増大する)。
前記構成では、所定時間毎に電磁弁76を切り換えて各ブロック63cの乾燥排風の集塵データが単一の塵測定センサ64で順次測定することができ、大幅なコストダウンをすることができる。また、湿式集塵装置63の各ブロック63cの乾燥排風の塵埃量をそれぞれ検出することにより、乾燥粉塵の多いブロック63cでだけ散水除塵し、散水量を少なくしながら粉塵拡散を防止できる。
1 穀物乾燥機の機枠
2 貯溜室
3 乾燥室
4 集穀室
5 バーナ
28 二重パネル構造
30 区分二重パネル構造
37 切換弁

Claims (1)

  1. 貯溜室(2),乾燥室(3)及び集穀室(4)を上側から下側に順次配設した穀物乾燥機において、該貯溜室(2)の側板を内部に空間部の形成されている二重パネル構造(28)とし、該二重パネル構造(28)の貯溜室(2)を上下方向に多段に分割しこれらを積み重ねて貯溜室(2)を構成し、該貯溜室(2)の前記二重パネル構造(28)を更に送風用開口部,排風用開口部のある複数の区分二重パネル構造(30,…)に分割構成し、隣接する区分二重パネル構造(30,…)の送風用開口部と排風用開口部とをそれぞれ連通し、バーナ(5)で生成された熱風を貯溜室(2)の前記区分二重パネル構造(30,…)に送り、更に隣接する区分二重パネル構造(30,…)を経由して貯溜室(2)の側板に循環させた後に機外に排出するよう構成し、
    前記バーナ(5)で生成された熱風を供給する前記乾燥室(3)の熱風供給口部には切換弁(37)を設け、前記乾燥室(3)へ熱風を供給したり、あるいは、停止可能に構成したことを特徴とする穀物乾燥機の穀粒貯蔵構成。
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