JP6141702B2 - 段ボール製トレイ - Google Patents

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この発明は、重量物の梱包に適した段ボール製トレイに関するものである。
工場で製造された冷蔵庫は、流通過程において、梱包用基台として使用する段ボール製トレイにより底部から支持した状態で配送される。この際、底壁の周囲にコーナー部を挟んで隣り合う側壁及び端壁を立設した一般的な段ボール製トレイでは、重量のある冷蔵庫に対して強度が不足し、運搬時に撓んで形状が崩れるおそれがあるため、トレイの対向する端壁間に木材の梁を渡して補強することが行われている。
また、このような木材による補強を省略するため、対向する側壁を段ボールが3枚ずつ重なる三重構造とした段ボール製トレイであって、図7に示すようなブランクから組み立てられるものが使用されることもある。
このブランクでは、長方形の底壁51の一対の短辺に側壁52が、一対の長辺に端壁53がそれぞれ連設され、側壁52は、底壁51に順次繋がる外側板54、頂板55、内側板56及び中側板57の部分から構成されている。側壁52において、中側板57は、内側板56よりも幅が小さく、内側板56の幅方向中間部のみに延設されている。端壁53の両側端には、折込片58が連設されている。
内側板56の先端部には、中側板57の基部の両側方に係止突起59が設けられ、底壁51には、外側板54との境界をなす罫線に沿って、係止突起59に対応する位置に係止穴60が設けられている。この係止突起59と係止穴60とにより、トレイを組立状態に維持するロック機構が構成される。
また、内側板56の先端両側部には、発泡スチロール製緩衝材の両端の突起が嵌められる係止切込61が設けられ、底壁51には、一方の端壁53寄りにコ字状の切目線を入れて手掛穴62が設けられている。
このブランクにおいて、段ボールの中しんの段頂が延びる段目の方向は、対向する端壁53間に亘り側壁52に沿って延びる方向へ向けられている。段ボールは、その特性上、段目が延びる縦目方向の強度は大きく、これに交差する横目方向の強度は小さい。
上記ブランクを図8に示すトレイに組み立てるには、底壁51から一対の端壁53を起立させ、折込片58を内側へ折り曲げ、外側板54、頂板55、内側板56及び中側板57を巻き込み、外側板54と内側板56との間に、中側板57と折込片58とを重ならない状態で挟み込んで、三重構造の側壁52を形成し、係止突起59を係止穴60に係合させ、側壁52の巻き込みに対する反発が抑制されたロック状態とする。
そして、冷蔵庫の梱包に際しては、一対の端壁53の内側に発泡スチロール製の緩衝材Sを沿わせ、緩衝材Sの両端の突起を係止切込61に嵌め込んで、緩衝材Sをこのトレイに固定し、緩衝材Sにより冷蔵庫の底部を支持する。
このような段ボール製トレイでは、段ボールの強度に優れた段目方向が側壁52の幅方向へ延びており、また、側壁52が三重構造となっていることから、重量物である冷蔵庫の荷重が作用した状態で持ち上げても、側壁52の撓みに伴う変形が抑制され、側壁52が延びる方向への木材による補強等が不要となる。
なお、端壁が三重構造となる紙製トレイとしては、下記特許文献1に記載されたようなものも知られているが、このトレイは、ボール紙から成る包装用の紙箱であって、重量物運搬のための梱包用基台として使用されるようなものではなく、係止突起と係止穴との係合によるロック機構を備えたものではない。
実公昭31−16081号公報
しかしながら、上述の図8に示す段ボール製トレイでは、図9に示すように、内側板56の延長部分である係止突起59が中側板57及び折込片58の厚さ分だけ外側板54から離れており、組み立てに際し、鎖線で示すように、側壁52の巻き込みに対する強い反発力に抗して内側板56を撓ませつつ、係止突起59を係止穴60に押し込まなければならいことから、作業者の負担が大きく、効率的に組み立てられないという問題がある。
また、係止突起59の部分で段目が座屈しやすい横目となっているため、図10に示すように、使用状態において、係止突起59が側壁52の巻き込みに対する反発力に抗しきれず、係止突起59が折れ曲がり、係止穴60から抜け出してロックが外れ、保形性が損なわれやすいという問題がある。
そこで、この発明は、側壁に中側板を有する段ボール製トレイを、組み立てやすく、使用状態で形状が崩れにくいものとすることを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この発明は、底壁の周囲に、コーナー部を挟んで隣り合う側壁及び端壁を連設し、側壁を、底壁に順次繋がる外側板、頂板、内側板及び中側板の巻き込みにより形成し、外側板と内側板との間に、中側板及び端壁から延びる折込片を挟み込み、側壁の巻き込みに対する反発を、側壁に設けた係止突起と底壁に設けた係止穴との係合によるロック機構で抑制する段ボール製トレイにおいて、前記ロック機構の係止突起を、中側板の内側板と繋がる基部側に、内側板を切り込むことにより形成し、内側板からの中側板の折り曲げに伴い突出するようにしたのである。
この段ボール製トレイでは、側壁の内部に段ボールの厚さ分の隙間が生じないようにするため、中側板を、内側板の幅方向中間部のみに延設し、外側板と内側板との間に挟まれた状態で、中側板と折込片とが重ならないようにするとよい。
また、重量物の梱包に使用するものでは、段ボールの段目を、対向する端壁間に亘り側壁に沿って延びる方向へ向けることにより、側壁の撓みを防止するとよい。
この段ボール製トレイでは、組み立てる際、側壁の外側板、頂板、内側板及び中側板を巻き込むように折り曲げるだけで、係止突起が突出して外側板の内面に沿い、組立作業者が係止突起を係止穴に大きな力で押し込まなくても、係止突起が係止穴に入り込み、側壁の巻き込みに対する反発が抑制されたロック状態となるので、作業負担が軽減され、組み立ての作業能率が向上する。
また、組立状態において、係止突起が外側板の内面に沿っていることから、側壁の巻き込みに対する反発で係止突起が折れ曲がる現象が防止され、係止突起が係止穴から抜けにくくなり、ロックが外れにくくなるので、保形性が向上し、重量物である冷蔵庫等を安定的に支持して運搬することができる。
この発明に係る段ボール製トレイの使用状態を示す斜視図 同上のブランクを示す図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の組立状態を示す斜視図 同上のロック機構の拡大斜視図 図4のVI−VI線に沿った側壁の縦断側面図 従来の段ボール製トレイのブランクを示す図 同上の組立状態を示す斜視図 図8のIX−IX線に沿った側壁の縦断側面図 同上のロックが外れる様子を示す縦断側面図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この段ボール製トレイもまた、図1に示すように、冷蔵庫Rの運搬に梱包用基台として使用するものであり、図2に示すようなブランクから組み立てられる。
このブランクでは、長方形の底壁1の一対の短辺に側壁2が、一対の長辺に端壁3がそれぞれ連設され、側壁2は、底壁1に順次繋がる外側板4、頂板5、内側板6及び中側板7の部分から構成されている。中側板7は、内側板6よりも幅が小さく設定され、内側板6の幅方向中間部のみに延設されているが、図7に示す中側板57よりは幅が大きくなっている。端壁3の両側端には、折込片8が連設されている。
中側板7の内側板6と繋がる基部罫線の両側方には、内側板6をコ字状に切り込むことにより係止突起9が設けられ、底壁1には、外側板4との境界をなす罫線に沿って、係止突起9に対応する位置に係止穴10が設けられている。この係止突起9と係止穴10とにより、トレイを組立状態に維持するロック機構が構成される。
また、内側板6の先端両側部には、発泡スチロール製の緩衝材Sの両端の突起が嵌められる係止切込11が設けられ、底壁1には、一方の端壁3寄りにコ字状の切目線を入れて手掛穴12が設けられている。
このブランクにおいて、段ボールの中しんの段頂が延びる段目の方向は、対向する端壁3間に亘り側壁2に沿って延びる方向へ向けられている。
上記ブランクをトレイに組み立てるには、図3に示すように、底壁1から一対の端壁3を起立させ、折込片8を内側へ折り曲げ、外側板4、頂板5、内側板6及び中側板7を巻き込み、図4乃至図6に示すように、外側板4と内側板6との間に、中側板7と折込片8とを重ならない状態で挟み込んで、三重構造の側壁2を形成し、係止突起9を係止穴10に係合させ、側壁2の巻き込みに対する反発が抑制されたロック状態とする。
そして、図1に示すように、冷蔵庫Rの梱包に際しては、一対の端壁3の内側に発泡スチロール製の緩衝材Sを沿わせ、緩衝材Sの両端の突起を係止切込11に嵌め込んで、緩衝材Sをトレイに固定し、緩衝材Sにより冷蔵庫Rの底部を支持する。冷蔵庫Rとトレイとは、バンド掛け等により一体化する。
このような段ボール製トレイでも、図8に示すものと同様、段ボールの段目が側壁2の幅方向へ延びると共に、側壁2が三重構造となっていることから、冷蔵庫Rの荷重が作用した状態で持ち上げても、側壁2の撓みが生じにくく、側壁2が延びる方向への木材による補強等が不要となる。
また、この段ボール製トレイでは、組み立てる際、側壁2の外側板4、頂板5、内側板6及び中側板7を巻き込むように折り曲げるだけで、係止突起9が突出して外側板4の内面に沿い、組立作業者が係止突起9を係止穴10に大きな力で押し込まなくても、係止突起9が係止穴10に入り込み、側壁2の巻き込みに対する反発が抑制されたロック状態となるので、作業負担が軽減され、組み立ての作業能率が向上する。
また、組立状態において、係止突起9が外側板4の内面に沿っていることから、側壁2の巻き込みに対する反発で係止突起9が折れ曲がる現象が防止され、係止突起9が係止穴10から抜けにくくなり、ロックが外れにくくなるので、保形性が向上し、重量物である冷蔵庫Rを安定的に支持して運搬することができる。
そのほか、上記のように保形性が向上することから、材料の段ボールとして、強度がやや低く安価なものを使用して、製造コストを抑制することもできる。
なお、上記実施形態では、側壁2において、中側板7と折込片8とが重ならないものを例示したが、さらに耐荷重強度を要する場合には、中側板7の幅を、外側板4、頂板5及び内側板6の幅と略同一に揃え、対向する端壁3から延びる折込片8を、先端同士が突き合わされる程度まで延長し、側壁2の全幅に亘って中側板7と折込片8とが重なり合い、側壁2が四重構造となるようにしてもよい。
また、段ボールの段目を、対向する端壁3間に亘り側壁2に沿って延びる方向へ向けたものを例示したが、端壁3の曲げ強度を向上させる必要がある場合等においては、段ボールの段目を、上記実施形態のものとは直交する方向、すなわち、対向する側壁2間に亘り端壁3に沿って延びる方向へ向けてもよい。
1 底壁
2 側壁
3 端壁
4 外側板
5 頂板
6 内側板
7 中側板
8 折込片
9 係止突起
10 係止穴
11 係止切込
12 手掛穴
R 冷蔵庫
S 緩衝材

Claims (3)

  1. 底壁(1)の周囲に、コーナー部を挟んで隣り合う側壁(2)及び端壁(3)を連設し、側壁(2)を、底壁(1)に順次繋がる外側板(4)、頂板(5)、内側板(6)及び中側板(7)の巻き込みにより形成し、外側板(4)と内側板(6)との間に、中側板(7)及び端壁(3)から延びる折込片(8)を挟み込み、側壁(2)の巻き込みに対する反発を、側壁(2)に設けた係止突起(9)と底壁(1)に設けた係止穴(10)との係合によるロック機構で抑制する段ボール製トレイにおいて、前記ロック機構の係止突起(9)を、中側板(7)の内側板(6)と繋がる基部側に、内側板(6)を切り込むことにより形成し、内側板(6)からの中側板(7)の折り曲げに伴い突出するようにしたことを特徴とする段ボール製トレイ。
  2. 請求項1に記載の段ボール製トレイにおいて、中側板(7)を、内側板(6)の幅方向中間部のみに延設し、外側板(4)と内側板(6)との間に挟まれた状態で、中側板(7)と折込片(8)とが重ならないようにしたことを特徴とする段ボール製トレイ。
  3. 請求項1又は2に記載の段ボール製トレイにおいて、段ボールの段目を、対向する端壁(3)間に亘り側壁(2)に沿って延びる方向へ向けたことを特徴とする段ボール製トレイ。
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