JP6141176B2 - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents
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Description
そこで、ヒートポンプ式給湯機には、空気熱交換器に着霜ありと判定したタイミングで除霜運転を行うものがあり、その具体例が特許文献1に記載されている。
ここで、貯湯タンク内が沸き上げ完了に近づき、貯湯タンクの底部から送り出される湯水の温度が上昇すると、算出される沸き上げ能力の値は、空気熱交換器の着霜の有無に関係なく、低くなる。そのため、沸き上げ能力の積算平均値に加えて空気熱交換器の温度と外気温度の関係を着霜の判定条件に採用することで、貯湯タンク内が沸き上げ完了に近づいた際に着霜の誤判定が生じるのを抑制している。
実験の結果、空気熱交換器への着霜による沸き上げ能力の連続低下があった後に、空気熱交換器の温度低下が生じるため、α=9℃は、(空気熱交換器の温度)≦(外気温度)−αになった際、既に空気熱交換器への着霜レベルが大きくなっている。
この問題の回避には、αに9℃より小さい値を採用することが考えられるが、そうすることにより、別の問題の発生が顕著になることが確認された。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、外気が低温の状態であっても、空気熱交換器の着霜を確実に判定可能なヒートポンプ式給湯機を提供することを目的とする。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るヒートポンプ式給湯機10は、循環回路11を循環し空気熱交換器12を通過の際に外気の熱を吸収した冷媒が供給される水熱交換器13に、貯湯タンク14から送り出された湯水(湯又は水を意味し、以下、同じとする)を流入させて昇温させ、貯湯タンク14に戻して沸き上げを行う。以下、詳細に説明する。
貯湯タンク14には、異なる高さ位置にそれぞれ複数の温度センサ17が取り付けられ、各温度センサ17は、タンク側制御手段18に接続されている。タンク側制御手段18は、各温度センサ17の計測温度を取得して、貯湯タンク14内に蓄えられている湯量を算出可能である。なお、タンク側制御手段18は、マイクロコンピュータによって構成することができる。
三方弁20には、一端が貯湯タンク14の底部に接続されたバイパス管22の他端が連結され、タンク側制御手段18に接続された三方弁20は、タンク側制御手段18から送信される信号により、湯水の吐出先を、貯湯タンク14の上部から貯湯タンク14の底部に切り替える。
そして、循環回路21には、水熱交換器13に流入する湯水の温度を計測する温度センサ23、及び、水熱交換器13を通過した湯水の温度を計測する温度センサ24が取り付けられている。
循環回路11を循環する冷媒は、膨張弁25で減圧された後、空気熱交換器12を通過の際に蒸発して外気から吸熱し、圧縮機26に送られて加圧される。圧縮機26から吐出された冷媒は、水熱交換器13に送られ、水熱交換器13を通過中に循環回路21を循環する湯水に熱を与え加熱する。
圧縮機26の冷媒の流入側に配置されたアキュムレータ28は、液状の冷媒を取り除いてガス状の冷媒のみを圧縮機26に供給する。
そして、制御手段32は、タンク側制御手段18にも接続され、タンク側制御手段18から貯湯タンク14内の湯量の情報を取得し、その情報を基に圧縮機26の作動を制御する。
貯湯タンク14内の湯水は、循環ポンプ19の作動により貯湯タンク14から循環回路21に送り出され、水熱交換器13を通過の際に循環回路11を循環する冷媒と熱交換される。
制御手段32は、運転モードが貯湯タンク14内を沸き上げる沸き上げ運転となっている間、圧縮機26の作動レベルを調整し、水熱交換器13を通過する冷媒が、湯水を加熱可能な温度に保って、貯湯タンク14内の湯水を沸き上げる。
制御手段32は、このように三方弁20の湯水の送り先を切り替えることにより、貯湯タンク14内の上部に低温水が流入するのを防止している。
そこで、ヒートポンプ式給湯機10は、貯湯タンク14内の沸き上げを行っている状態で、空気熱交換器12の表面に霜が生じたとの判定をすると、除霜運転を行い、霜を除去して、空気熱交換器12を効率的に冷媒と外気を熱交換可能な状態にし、除霜運転の後に、沸き上げ運転を再開する。
なお、除霜運転中、貯湯タンク14の下部から循環回路21に送り出される湯水は極少量であるので、図3においては、貯湯タンク14の下部から循環回路21に送り出される湯水の流れの記載を省略している。
条件1は、空気熱交換器12に着霜が生じると、沸き上げ能力が低下する点に着目したものであり、条件2は、着霜により空気熱交換器12の温度が低下する点に着目したものである。
そして、ΣCを沸き上げ能力の積算値、Nを積算回数として、沸き上げ能力の積算平均値であるCAVは、CAV=ΣC/Nで算出される。
例えば、外気が0℃以上の環境で条件2の成否の判定を正確に行える調整温度を、外気が−10℃以下の環境下でも用いると、制御手段32は、空気熱交換器12が着霜していないにもかかわらず、条件2を満たしていると判定する。
本実施の形態では、制御手段32により、3つの調整温度が記憶されており、それぞれ、5℃、9℃、14℃であるが、これに限定されない。
制御手段32は、記憶している3つの調整温度の中から、外気の温度が属する温度域に紐付いた調整温度を条件2で選択して、条件2の成否を判定する。本実施の形態では、外気の温度≦−10℃のとき14℃の調整温度が用いられ、−10℃<外気の温度≦0℃のとき9℃の調整温度が用いられ、外気の温度>0℃のとき5℃の調整温度が用いられる。
このようにすることで、貯湯タンク14内の沸き上げが近づいた際に、条件2の成立条件を厳しくでき、空気熱交換器12に霜が生じていないにもかかわらず、条件2が満たされるのを抑制する。
図4〜図7には、外気の温度が−10℃近傍に保たれた状態で、貯湯タンクの沸き上げを行い、沸き上げを完了するまでの除霜運転の有無が示されている。
図4、図5は、条件2において、外気の温度によらず調整温度を5℃固定し、水熱交換器に流入する湯水の温度によらず時間Tを60秒で固定した比較例の結果を示し、図6、図7は、調整温度を、外気の温度に応じて切り替える実施例の結果を示すものである。
(a)除霜フラグ(温度軸において0℃の状態で、除霜運転が行われていないことを示し、温度軸において10℃の状態で、除霜運転が行われていることを示す)
(b)外気の温度(℃)
(c)水熱交換器から出た湯水の温度(℃)
(d)水熱交換器へ流入する湯水の温度(℃)
(e)空気熱交換器の温度(℃)
(f)循環ポンプの出力(W)
(g)沸き上げ能力(W)
(h)沸き上げ能力の積算平均値(W)
そして、図5においては、図4に対し、沸き上げ能力の積算平均値が、単位Wを大きくして示され、図7においても、図6に対し、沸き上げ能力の積算平均値が、単位Wを大きくして示されている。なお、図5、図7では、沸き上げ能力の記載が省略されている。
この実験中、除霜運転の開始時点を含み、どのタイミングにおいても、空気熱交換器に着霜は認められず、不要な除霜運転が行われたことを意味している。これは、沸き上げ開始時から、外気の温度が空気熱交換器の温度に対し5℃を超えて高温であり、条件2が常に満たされた状態になっていたためである。
例えば、沸き上げ能力の算出に、循環ポンプの出力値を用いることに限定されず、流量センサの計測値を用いることができる。流量センサの計測値を用いる場合、流量センサは、水熱交換器を通過する湯水の量を計測できる配置に設けられる。
Claims (3)
- 循環回路を循環し空気熱交換器を通過の際に外気の熱を吸収した冷媒が供給される水熱交換器に、貯湯タンクから送り出された湯水を流入させて昇温させ、該貯湯タンクに戻して沸き上げを行うヒートポンプ式給湯機において、
前記水熱交換器での前記湯水の昇温幅を基に所定の時間間隔で沸き上げ能力を算出して得た該沸き上げ能力の積算平均値が所定回数連続して低下する条件1と、前記外気の温度に応じて選択した調整温度を該外気の温度から差し引いた値が、前記空気熱交換器の温度値に比べて、所定時間、継続して大きい条件2とが満たされた際に、前記空気熱交換器に着霜が生じたとの判定をして運転モードを沸き上げ運転から除霜運転に切り替える制御手段を備え、前記制御手段は、複数の温度域を、温度が低い該温度域ほど高温の前記調整温度を紐付けて記憶し、前記外気の温度が属する前記温度域に紐付いた前記調整温度を前記条件2で選択することを特徴とするヒートポンプ式給湯機。 - 請求項1記載のヒートポンプ式給湯機において、前記温度域は少なくとも3つあることを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 循環回路を循環し空気熱交換器を通過の際に外気の熱を吸収した冷媒が供給される水熱交換器に、貯湯タンクから送り出された湯水を流入させて昇温させ、該貯湯タンクに戻して沸き上げを行うヒートポンプ式給湯機において、
前記水熱交換器での前記湯水の昇温幅を基に所定の時間間隔で沸き上げ能力を算出して得た該沸き上げ能力の積算平均値が所定回数連続して低下する条件1と、前記湯水の温度に合わせて選択された時間Tの間、前記外気の温度から調整温度を差し引いた値が、前記空気熱交換器の温度値に比べて、継続して大きい条件2とが満たされた際に、前記空気熱交換器に着霜が生じたとの判定をして運転モードを沸き上げ運転から除霜運転に切り替える制御手段を備え、前記制御手段は、前記水熱交換器に流入する前記湯水が所定温度以上の際に、該所定温度未満の際より長い時間Tを選択することを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
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