JP2003222392A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯機

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JP2003222392A
JP2003222392A JP2002019507A JP2002019507A JP2003222392A JP 2003222392 A JP2003222392 A JP 2003222392A JP 2002019507 A JP2002019507 A JP 2002019507A JP 2002019507 A JP2002019507 A JP 2002019507A JP 2003222392 A JP2003222392 A JP 2003222392A
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hot water
temperature
heat exchanger
water
air heat
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JP2002019507A
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Shinichi Sakamoto
真一 坂本
Hiroshi Nakayama
浩 中山
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着霜を確実に検出できて、無駄なデフロスト
運転を防止し、給湯機として能率及び効率の向上を図る
ことが可能なヒートポンプ式給湯機を提供する。 【解決手段】 圧縮機25と、水熱交換器26と、減圧
機構27と、空気熱交換器28とを順次接続して構成し
たヒートポンプ式給湯機である。沸き上げ能力が所定低
能力まで低下し、かつ所定時間毎に求められる沸き上げ
能力の積算平均値が所定回数連続して低下したときに、
空気熱交換器28に着霜ありと判断する。この判断は、
外気温度よりも所定温度だけ低い基準温度を設定し、空
気熱交換器28の温度が基準温度以下となったときに行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプ式
給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ式給湯機としては、図6に
示すように、冷媒サイクル72と、給湯サイクル71と
を備える。冷媒サイクル72は、圧縮機74と、給湯用
(利用側)熱交換器75と、電動膨張弁77と、熱源側
熱交換器(空気熱交換器)78とが順次接続して構成さ
れる。また、給湯サイクル71は、貯湯タンク(給湯タ
ンク)70と循環路79とを備え、この循環路79に
は、水循環用ポンプ80と熱交換路81とが介設されて
いる。この場合、熱交換路81は利用側熱交換器(水熱
交換器)75にて構成される。
【0003】上記ヒートポンプ式給湯機においては、圧
縮機74を駆動させると共に、ポンプ80を駆動(作
動)させると、貯湯タンク70の底部に設けた取水口か
ら貯溜水(温湯)が循環路79に流出し、これが熱交換
路81を流通する。そのときこの温湯は水熱交換器75
によって加熱され(沸き上げられ)、湯入口から貯湯タ
ンク70の上部に返流される。これによって、貯湯タン
ク70に高温の温湯を貯めるものである。
【0004】また、空気熱交換器78は蒸発器として機
能するので、外気温度が低い場合等において、この空気
熱交換器78に着霜が生じて、能力が低下することがあ
る。このため、この種のヒートポンプ式給湯機では、着
霜を除去する除霜(デフロスト)運転を可能としてい
る。すなわち、圧縮機74からのホットガスを上記空気
熱交換器78に直接供給するデフロスト運転を可能とし
ている。この場合、例えば、圧縮機74の吐出管82
と、電動膨張弁77と空気熱交換器78とを連結する冷
媒流路83とを、デフロスト弁84を有するデフロスト
回路85にて接続する。
【0005】このため、デフロスト弁84を開状態とす
ることよって、圧縮機74からのホットガスをこのデフ
ロスト回路85に流し、このデフロスト回路85を介し
て、空気熱交換器78にこのホットガスを直接供給し
て、これによって、空気熱交換器78の着霜を融霜除去
するものである。また、デフロスト運転は、空気熱交換
器78に所定量以上の着霜を生じたことを着霜検知手段
が検知し、この検知に基づいて行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、着霜検知手段
としては、例えば、外気温度と、空気熱交換器の温度と
比較することによって検知していた。しかしながら、外
気温度と、空気熱交換器の温度と比較するだけでは、こ
の空気熱交換器が汚れているときや、この空気熱交換器
への直射日光が当っているときには、着霜を確実に検知
できない場合があった。このような場合、実際には、霜
が付いていない状態であるにもかかわらず、上記除霜
(デフロスト)運転を行うことがあり、ヒートポンプ式
給湯機として、効率(稼動率)が悪かった。
【0007】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、着霜を確実に
検出できて、無駄なデフロスト運転を防止し、給湯機と
して能率及び効率の向上を図ることが可能なヒートポン
プ式給湯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のヒート
ポンプ式給湯機は、圧縮機25と、水熱交換器26と、
減圧機構27と、空気熱交換器28とを順次接続して構
成したヒートポンプ式給湯機であって、沸き上げ能力が
所定低能力まで低下したときに、上記空気熱交換器28
に着霜ありと判断する特徴としている。
【0009】請求項1のヒートポンプ式給湯機では、空
気熱交換器28に霜が付着すれば、沸き上げ能力が低下
することを利用して、着霜を判断するので、安定して着
霜を検出することができる。
【0010】請求項2のヒートポンプ式給湯機は、圧縮
機25と、水熱交換器26と、減圧機構27と、空気熱
交換器28とを順次接続して構成したヒートポンプ式給
湯機であって、所定時間毎に沸き上げ能力の積算平均値
を求め、この積算平均値が所定回数連続して低下したと
きに、上記空気熱交換器28に着霜ありと判断すること
を特徴としている。
【0011】上記請求項2のヒートポンプ式給湯機で
は、所定時間毎に沸き上げ能力の積算平均値を求め、こ
の積算平均値が所定回数連続して低下したときに、上記
空気熱交換器に着霜ありと判断するものであり、より安
定して着霜を検出することができる。
【0012】請求項3のヒートポンプ式給湯機は、圧縮
機25と、水熱交換器26と、減圧機構27と、空気熱
交換器28とを順次接続して構成したヒートポンプ式給
湯機であって、沸き上げ能力が所定低能力まで低下し、
かつ所定時間毎に求められる沸き上げ能力の積算平均値
が所定回数連続して低下したときに、上記空気熱交換器
28に着霜ありと判断することを特徴としている。
【0013】上記請求項3のヒートポンプ式給湯機で
は、高精度に着霜を検出することができる。
【0014】請求項4のヒートポンプ式給湯機は、外気
温度よりも所定温度だけ低い基準温度を設定し、上記空
気熱交換器28の温度がこの基準温度以下となったとき
に、上記空気熱交換器に着霜ありと判断することを特徴
としている。
【0015】上記請求項4のヒートポンプ式給湯機で
は、空気熱交換器28の温度と、沸き上げ能力とによっ
て着霜を判断でき、より確実な着霜の検出を行うことが
できる。
【0016】請求項5のヒートポンプ式給湯機は、貯湯
タンク3と、この貯湯タンク3に連結される循環路12
とを備え、上記貯湯タンク3から循環路12に流出した
低温水を上記空気熱交換器28にて沸き上げてこの貯湯
タンク3に出湯する運転が可能であり、沸き上げ能力
を、沸き上げられた温湯の温度である出湯温度と、上記
低温水の温度である入水温度との差に、上記循環路12
の水循環用ポンプ3の能力指数を乗じて算出することを
特徴としている。
【0017】上記請求項5のヒートポンプ式給湯機で
は、沸き上げ能力の算出が安定して、着霜の検出が安定
する。
【0018】請求項6のヒートポンプ式給湯機は、貯湯
タンク3と、この貯湯タンク3に連結される循環路12
とを備え、上記貯湯タンク3から循環路12に流出した
低温水を上記空気熱交換器28にて沸き上げてこの貯湯
タンク3に出湯する運転が可能であり、沸き上げ能力
を、沸き上げられた温湯の温度である出湯温度と、上記
低温水の温度である入水温度との差に、上記循環路12
の循環水量を乗じて算出することを特徴としている。
【0019】上記請求項6のヒートポンプ式給湯機で
は、沸き上げ能力の算出が安定して、着霜の検出が安定
する。
【0020】請求項7のヒートポンプ式給湯機は、冷媒
に超臨界で使用する超臨界冷媒を用いたことを特徴とし
ている。
【0021】上記請求項7のヒートポンプ式給湯機で
は、オゾン層の破壊、環境汚染等の問題がなく、地球環
境にやさしいヒートポンプ式給湯機となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、この発明のヒートポンプ式
給湯機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図1はこのヒートポンプ式給湯機の
簡略図を示す。このヒートポンプ式給湯機は、給湯サイ
クル1と冷媒サイクル2とを備える。給湯サイクル1
は、貯湯タンク3を備え、この貯湯タンク3に貯湯され
た温湯が図示省略の浴槽等に供給される。すなわち、貯
湯タンク3には、その底壁に給水口5が設けられると共
に、その上壁に給湯口6が設けられている。そして、給
水口5から貯湯タンク3に水道水が供給され、給湯口6
から高温の温湯が出湯される。また、貯湯タンク3に
は、その底壁に取水口10が開設されると共に、側壁
(周壁)の上部に湯入口11が開設され、取水口10と
湯入口11とが循環路12にて連結されている。そし
て、この循環路12に水循環用ポンプ13と熱交換路1
4とが介設されている。なお、給水口5には給水用流路
8が接続されている。
【0023】また、上記循環路12にはバイパス流路1
5が設けられている。すなわち、バイパス流路15は、
湯入口11側から分岐して、貯湯タンク3の下部(この
場合、底壁)に接続されている。そして、分岐部16と
湯入口11との間に第1開閉弁17が介設されると共
に、バイパス流路15の分岐部16側に第2開閉弁18
が介設されている。この各開閉弁17、18でバイパス
切換手段19が構成される。なお、このバイパス切換手
段19の各開閉弁17、18は、後述する制御手段20
にて制御される。
【0024】従って、バイパス切換手段19の第1開閉
弁17を開状態とすると共に、第2開閉弁18を閉状態
として、水循環用ポンプ13を駆動させれば、取水口1
0から循環路12に流出した温水は、熱交換路14を流
れ、この熱交換路14から湯入口11を介して貯湯タン
ク3の上部に流入する。以下、このように湯入口11を
介して貯湯タンク3の上部に流入する状態を通常循環状
態と呼ぶこととする。これに対して、バイパス切換手段
19の第1開閉弁17を閉状態とすると共に、第2開閉
弁18を開状態として、水循環用ポンプ13を駆動させ
れば、取水口10から循環路12に流出した温水は、水
熱交換路14を流れ、この熱交換路14から分岐部16
を介してバイパス流路15に入って、このバイパス流路
15から貯湯タンク3の下部に流入する。以下、このよ
うにバイパス流路15から貯湯タンク3の下部に流入す
る状態をバイパス循環状態と呼ぶこととする。このた
め、バイパス循環状態では、貯湯タンク3の上部に温水
(低温水)が流入しない。
【0025】また、上記循環路12は、給湯サイクル1
側の配管21と、冷媒サイクル2の配管22とを備え、
この配管21、22が連絡配管23、24にて連結され
ている。なお、この連絡配管23、24は室外側に配設
されているので、後述するように、外気温度が低い場合
にその内部が凍結するおそれがある。
【0026】次に、冷媒サイクル(ヒートポンプ式加
熱)2は冷媒循環回路を備え、この冷媒循環回路は、圧
縮機25と、熱交換路14を構成する水熱交換器26
と、減圧機構(電動膨張弁)27と、空気熱交換器28
とを順に接続して構成される。すなわち、圧縮機25の
吐出管29を水熱交換器26に接続し、水熱交換器26
と電動膨張弁27とを冷媒通路30にて接続し、電動膨
張弁27と空気熱交換器28とを冷媒通路31にて接続
し、空気熱交換器28と圧縮機25とをアキュームレー
タ32が介設された冷媒通路33にて接続している。ま
た、冷媒としては、冷媒に超臨界で使用する超臨界冷媒
(例えば、炭酸ガス)を用いる。なお、空気熱交換器2
8にはこの空気熱交換器28の能力を調整するファン3
4が付設されている。
【0027】そして、循環路12には、取水口10から
流出して熱交換路14に入る温水(低温水)の温度(入
水温度)を検出する入水サーミスタ35aと、熱交換路
14にて加熱された温水の温度(出湯温度)を検出する
出湯サーミスタ36aとが設けられている。さらに、空
気熱交換器28には、この空気熱交換器28の温度と検
出する空気熱交サーミスタ48aが付設されている。ま
た、この図1において、37aは、外気温度を検出する
外気温度検出用サーミスタである。
【0028】また、吐出管29と冷媒通路31(電動膨
張弁27と空気熱交換器28とを接続する通路における
空気熱交換器28の直前の位置)とは、デフロスト弁3
9を有するデフロスト回路38にて接続されている。す
なわち、圧縮機25からのホットガスを蒸発器として機
能する空気熱交換器28に直接供給することができ、こ
れによって、蒸発器28の霜を除去するデフロスト運転
が可能となる。そのため、この冷媒サイクル2は、通常
の湯沸き上げ運転と、デフロスト運転とを行うことがで
きる。
【0029】さらに、この冷媒循環回路は、高圧側にお
いて分岐して、この分岐部よりも下流側の位置において
合流するバイパス回路42を設けると共に、このバイパ
ス回路42に冷媒調整器43を介設し、さらに、この冷
媒調整器43の出口側に流量調整用の調整弁44を設け
ている。すなわち、バイパス回路42は、水熱交換器2
6の上流側から分岐して冷媒調整器43に接続される第
1通路45と、この冷媒調整器43から導出されて第1通
路45の分岐部よりも下流側において水熱交換器26に
合流する第2通路46とを備えている。そして、第2通
路46に上記流量調整弁44を介設している。
【0030】そして、この冷媒調整器43内には、上記
冷媒通路31の一部を構成する通路47が配設され、バ
イパス回路42を介してこの冷媒調整器43内に入った
高圧冷媒と、この通路47を流れる低圧冷媒との熱交換
を行う。この場合、調整弁44の開度を調整することに
よって、冷媒調整器43内を通過する冷媒流量を調整し
て、冷媒調整器43内の冷媒温度を調整している。これ
は、流量調整弁44の開度制御によって、要求された冷
媒温度に保持し、冷媒調整器43内を適切な冷媒収容量
とすることができ、この回路内の冷媒循環量を最適な量
とするためである。
【0031】ところで、このヒートポンプ式給湯機の制
御部は、図2に示すように、入水温度検出手段35と、
出湯温度検出手段36と、外気温度検出手段37と、空
気熱交換器温度検出手段48と、タイマ手段50と、制
御手段20等を備える。そして、これらの検出手段3
5、36、37、48やタイマ手段50等からのデータ
が制御手段20に入力され、この制御手段20では、こ
れらのデータ等に基づいて、圧縮機25やデフロスト弁
39等に制御信号が送信され、この制御信号に基づいて
これらの圧縮機25等が作動する。また、入水温度検出
手段35は上記入水サーミスタ35aにて構成でき、出
湯温度検出手段36は上記出湯サーミスタ36aにて構
成でき、外気温度検出手段37は上記外気温度検出サー
ミスタ37aにて構成でき、空気熱交換器温度検出手段
48は上記空気熱交サーミスタ48aにて構成すること
ができる。さらに、タイマ手段50は、時間を計測する
既存のタイマ等にて構成することができ、後述するよう
に、タイマTD0、タイマTD1、タイマTD2等を備
える。なお、制御手段20は例えばマイクロコンピュー
タにて構成することができる。
【0032】上記のように構成されたヒートポンプ式給
湯機によれば、バイパス切換手段19を通常循環状態と
すると共に、デフロスト弁39を閉状態として、圧縮機
25を駆動させると共に、水循環用ポンプ13を駆動
(作動)させると、貯湯タンク3の底部に設けた取水口
10から貯溜水(低温水)が流出し、これが循環路12
の熱交換路14を流通する。そのときこの温湯は水熱交
換器26によって加熱され(沸き上げられ)、湯入口1
1から貯湯タンク3の上部に返流(流入)される。この
ような動作を継続して行うことによって、貯湯タンク3
に高温の温湯を貯湯することができる。
【0033】そして、このヒートポンプ式給湯機では、
上記制御手段20により、沸き上げ能力が所定低能力ま
で低下したときに、上記空気熱交換器28に着霜ありと
判断したり、所定時間毎に沸き上げ能力の積算平均値を
求め、この積算平均値が所定回数連続して低下したとき
に、上記空気熱交換器28に着霜ありと判断したりする
ことができる。すなわち、空気熱交換器28に霜を有さ
ない場合と、霜を有する場合とを比較すれば、霜を有す
る場合、沸き上げ能力が低下するので、この能力が所定
低能力まで低下すれば着霜ありとすることできる。この
能力(CAP)は次の数1の式から求めることができ
る。
【0034】
【数1】
【0035】このように、沸き上げ能力CAP=係数×
ポンプ出力×(出湯温度−入水温度)で求めることにな
る。この場合、入水温度は入水サーミスタ35aにて検
出することができ、出湯温度は出湯サーミスタ36aに
て検出することができる。そして、この沸き上げ能力と
しては、図4に示すような波形を描くことになり、この
能力が所定値にまで低下した時に、デフロスト運転を開
始することになる。なお、水循環用ポンプ13の能力指
数としては、ポンプ出力以外に、ポンプ指令値、回転数
等があり、この水循環用ポンプ13の循環水量に比例し
た指数である。
【0036】また、所定時間毎に沸き上げ能力の積算平
均値を求める場合、上記能力を所定時間(TSAMP:
例えば、10秒)毎に算出して、この合計から積算平均
値を次の数2の式のように求める。ここで、CAPAV
は平均能力であり、ΣCAPはCAP(沸き上げ能力)
の積算値であり、NSAMPは積算回数である。そし
て、この積算平均値が連続して所定回(例えば、5回)
継続して低下した場合に空気熱交換器28に着霜ありと
することができる。なお、運転開始してから、タイマT
MASKのカウント時間(例えば、2分)が経過するま
では、CAP(沸き上げ能力)を0とする。また、除霜
(デフロスト)運転開始でCAPAVを0とし、このデ
フロスト運転中とタイマTMASKのカウント中はCA
P(沸き上げ能力)を0とする。なお、デフロスト運転
中もCAPAVを算出する。
【0037】
【数2】
【0038】そして、上記のように、着霜ありと判断さ
れた場合は、デフロスト運転を行うことになり、このデ
フロスト運転は、水循環用ポンプ13を停止させた状態
でホットガスを空気熱交換器28に供給することによっ
て開始される。この場合、このデフロスト運転が長時間
継続した場合等においては、循環路12、特に室外に配
設されて連絡配管23、24内が凍結するおそれがある
ので、水循環用ポンプ13を駆動させる配管凍結防止運
転を行う。この配管凍結防止運転は、上記制御手段20
にて構成されるデフロスト制御手段20aでもって制御
される。
【0039】このヒートポンプ式給湯機において、デフ
ロスト運転に入るための制御を図5のフローチャート図
に従って説明する。沸き上げ運転を開始する状態、つま
りバイパス切換手段19を通常循環状態とすると共に、
デフロスト弁39を閉状態として、ステップS1のよう
に圧縮機25の運転を開始する。この場合、貯湯タンク
3に温水が入っていない等の異常状態が発生している場
合があり、このような場合には、ステップS12のよう
に異常発生処理を行って、ステップS13のように圧縮
機25を停止し、その後、除霜突入防止タイマTD2を
リセットする必要がある。
【0040】そして、ステップS1で圧縮機25の運転
を開始した後、ステップS2において、沸き上げ運転が
完了したか否かの判定を行う。このステップS2で沸き
上がっていると判断されれば、ステップS3において、
圧縮機25を停止して、各TD0、TD1、及びTD2
タイマをリセットして、沸き上げ運転を終了(完了)す
る。また、ステップS2で沸き上がっていないと判断さ
れれば、ステップS4へと移行する。そしてステップS
4で、TD1のカウント時間(例えば、45分)及びT
D2のカウント時間(例えば、12分)が経過したか否
かを判定する。これらの時間が経過していなければ、ス
テップS10に示すように、TD0、TD1及びTD2
が経過するまで待ち、これらの時間が経過していれば、
ステップS5へ移行する。ここで、TD0は除霜突入判
定切換用沸き上げ運転積算タイマであり、そのカウント
時間は、例えば、90分とされ、TD1は沸き上げ運転
積算タイマであり、そのカウント時間は、例えば、45
分とされる。
【0041】ステップS5では、DE<DDEF1(−
20℃)が成立するか否かを判断する。ここで、DEと
は、空気熱交サーミスタ48にて検出した空気熱交換器
28の温度であり、DDEF1とは除霜突入判定空気熱
交温度であり、このDDEF1は例えば、−20℃に設
定される。すなわち、ステップS5で空気熱交換器28
の温度が−20℃よりも低ければ、ステップS6へ移行
して除霜処理(デフロスト運転)を行う。また、ステッ
プS5で、空気熱交換器28の温度が−20℃以上であ
れば、ステップS7へ移行する。ステップS7では、T
D0(例えば、90分)が経過したか否かを判断する。
経過していれば、ステップS8へ移行し、経過していな
ければ、ステップS9へ移行する。
【0042】ステップS8では、DE<DDE1がTD
3のカウント時間だけ連続して成立したか否かを判断す
る。ここで、DDE1とは、除霜突入判定温度(基準温
度)であり、例えば、(外気温度−9)℃で決定するこ
とができる。すなわち、外気温度よりも所定温度(この
場合、9℃)だけ低い基準温度を設定し、空気熱交換器
28の温度とこの基準温度とを比較する。ただし、−2
0℃≦DDE1≦−4℃とする。また、TD3とは、除
霜突入確定継続タイマであり、例えば、60秒に設定す
る。そして、このステップS8でこの条件が成立すれ
ば、すなわち、空気熱交換器28の温度がこの基準温度
よりも低下しているときに、ステップS6へ移行し、成
立しなければ、ステップS10からステップS2へ移行
する。また、ステップS9では、DE<DDE1でかつ
所定時間(例えば、10秒)毎に沸き上げ能力の積算平
均値を求め、この積算平均値が所定回数(例えば、5
回)連続して低下したか否かを判断する。この条件が成
立すれば、ステップS6へ移行し、成立しなければ、ス
テップS10からステップS2へ移行する。
【0043】また、このステップS6の除霜処理は、デ
フロスト運転解除まで行われる。そして、このステップ
S6の終了後は、各TD0、TD1、及びTD2タイマ
をリセットした後、ステップS10からステップS2へ
と移行して沸き上げ運転が再開され、ステップS2でこ
の沸き上げ運転が終了であるかの判断を行う。そしてこ
れ以降は、上記処理手順を繰返す。
【0044】上記ヒートポンプ式給湯機においては、空
気熱交換器28の温度(DE)が除霜突入判定空気熱交
温度(DDEF1)よりも低ければ、除霜運転を行い、
またそうでなくても、運転継続時間(TDO)が短いと
きには、空気熱交換器28の温度(DE)と積算平均値
(CAPAV)に基づいて着霜の判断を行い、運転継続
時間(TDO)が長く着霜が生じ易いときには、空気熱
交換器28の温度(DE)に基づいて着霜の判断を行う
ので、この空気熱交換器28に着霜があれば、その着霜
を確実に検出することができ、霜がついていない状態で
のデフロスト運転を回避することができる。すなわち、
デフロスト運転を行えば、沸き上げ運転を行うことがで
きず、給湯機としての効率を損なうことになるので、こ
のヒートポンプ式給湯機では、この無駄なデフロスト運
転を回避して、給湯機としての能力および効率を向上さ
せることが可能となる。ところで、沸き上げ能力を算出
する際に使用する入水温度が上昇した場合、沸き上げ能
力の計算値が減少するので、着霜の判断を、上記のよう
に、沸き上げ能力と、空気熱交換器28の温度とに基づ
いて行うようにすれば、その判断を正確に行うことがで
きる。すなわち、入水温度上昇時には空気熱交換器27
の温度も上昇しており、誤検知を生じにくいものとする
ことができる。
【0045】次に、デフロスト運転の制御を図3のタイ
ムチャート図に従って説明する。上記のように、デフロ
スト運転を開始するとの判断があれば、図3のb点でデ
フロスト運転開始信号が発信される。これによって、圧
縮機25の周波数を所定値(例えば、40Hz)まで低
下させていくと共に、電動膨張弁(主減圧電動膨張弁)
27の開度を所定開度(例えば、150パルス)まで絞
り、さらに、調整弁(バイパス流量調整弁)44を全閉
状態とすると共に、水循環用ポンプ13をデフロスト弁
切換時ポンプ能力指令値(例えば、10rpm)まで低
下させる。また、バイパス切換手段19をバイパス循環
状態(バイパス側)に切換える。この状態から所定時間
(例えば、30秒)経過したb´点で、デフロスト弁3
9を開状態とすると共に、ファン34を停止する。これ
によって、ホットガスが空気熱交換器28へ供給される
ことになる。なお、このb点〜b´点において、圧縮機
25の運転周波数を低下させるのは、この冷媒循環回路
内の差圧を小さくしてデフロスト弁39の切換えを確実
に行わせると共に、デフロスト弁39の切換時の衝撃音
を小さくし、さらには、圧縮機25の脱調防止のためで
ある。
【0046】デフロスト弁39を開状態とした後、所定
時間(例えば、10秒)経過したc点で、電動膨張弁2
7を全閉状態とすると共に、水循環用ポンプ13を停止
し、さらには、圧縮機25の周波数を58Hzまで上昇
させる。その後、さらに所定時間(例えば、30秒)経
過したe点で、電動膨張弁27を所定量だけ開く、例え
ば、小開度(例えば、100パルス)となるまで開くと
共に、圧縮機25の周波数を76Hzとなるまで上昇さ
せる。次に、電動膨張弁27を小開度とした後、所定時
間(例えば、30秒)経過したf点で、電動膨張弁27
の開度を所定開度(例えば、150パルス)まで開くと
共に、圧縮機25の周波数を90Hzまで上昇させる。
このb点〜c点において、水循環用ポンプ13を停止し
ないのは、水熱交換器26の温度過昇を防止するためで
ある。
【0047】そして、外気温度が所定低温度(例えば、
0℃)以下で、f点から所定時間(例えば、600秒)
この状態が継続した時(f´点)に、電動膨張弁27を
全閉状態として、水循環用ポンプ13を除霜中ポンプ能
力指令値(例えば、10rpm)で駆動させ、配管凍結
防止運転を行う。この状態で、循環路12内の水を循環
させなければ、この循環路12内の水を長時間循環させ
ていないので、この循環路12内において、凍結するお
それがあるからである。ここで、電動膨張弁27を全閉
状態とするのは、電動膨張弁27は開状態であれば、冷
媒は循環水に熱を奪われ、空気熱交換器28の霜を十分
融かせなくなるためである。なお、デフロスト運転中の
外気が上記所定低温度を越えたり、デフロスト運転時間
が所定時間継続したりしない場合には、このデフロスト
運転中の水循環用ポンプ13の駆動を行わないことにな
る。これは、このような条件では、循環路12内が凍結
するおそれがないからである。
【0048】次に、b点から所定時間(例えば、720
秒)経過したg点(このg点では、電動膨張弁27の開
度を上記150パルスに戻す)から、圧縮機25の周波
数を低下させていき、このg点から所定時間(例えば、
30秒)経過したg´点でデフロスト弁39を閉状態と
し、その後、所定時間(例えば、10秒)経過したh点
で、通常の沸き上げ運転時の制御に戻る。このg点〜h
点において、通常制御前に水循環用ポンプ13を循環さ
せておくのは、入水温度を正確に検出するためである。
また、b点〜h点までのデフロスト運転中に、調整弁4
4を全閉状態とするのは、デフロスト弁39の開状態に
おける液バック防止、及びデフロスト運転中の冷凍サイ
クルの安定化のためである。さらに、g点〜g´点にお
いて圧縮機25の周波数を低下させるのは、b点〜b´
点において圧縮機25の周波数を低下させると同様であ
る。
【0049】また、上記タイムチャートでは、デフロス
ト運転の停止(解除)は、b点から所定時間経過したg
´点であったが、空気熱交換器28の温度に基づいて、
除霜解除を行ってもよい。すなわち、除霜解除判定温度
(DDE2)を設定し、DE>DDE2が成立するとき
に、このデフロスト運転を解除するようにしてもよい。
DDE2は、例えば、DDE2=DOAT+10(℃)
で求めることができる。ここで、DOATとは外気温度
である。この場合、4℃≦DDE2≦12℃とされる。
【0050】このように、上記ヒートポンプ式給湯機で
は、デフロスト運転中に(図3のc点〜f点におい
て)、電動膨張弁27の開度を制御することによって、
デフロスト弁39を開状態とした後の液バックを防止す
ることができる。また、その後、電動膨張弁27を開く
ことにより、デフロスト中の水熱交換器26への冷媒溜
まり込みを防止することができる。これによって、ヒー
トポンプ式給湯機としての信頼性が向上して、安定した
沸き上げ運転を行うことができる。
【0051】また、空気熱交換器28に霜が付着した際
には、圧縮機25のホットガスを空気熱交換器28に供
給して、この空気熱交換器28の霜を融かすことができ
る。しかも、外気温度が例えば、0℃以下の低温である
場合に、このデフロスト運転が長時間に渡って継続すれ
ば、水循環用ポンプ13が駆動することになって、この
循環路12内が凍結することを防止することができる。
さらに、このデフロスト運転中に水循環用ポンプ13が
駆動しても、循環路12内の温水は、バイパス回路15
を流れて、貯湯タンク3の上部に流入することがない。
すなわち、貯湯タンク3の上部の高温の温湯に、低温水
が混入することがなく、この貯湯タンク3から浴槽等に
供給される湯の温度を低下させることがない。このた
め、デフロスト運転による貯湯タンク3内の湯の低温化
を防止でき、その後の沸き上げ運転の延長を回避するこ
とができて、ランニングコストの低減を図ることができ
る。
【0052】ところで、デフロスト運転を行うべき時
に、ユーザ等の操作や、貯湯タンク3の湯量制御等によ
り、運転停止要求信号が発信され、これにより運転が停
止される場合がある。このようなときには、デフロスト
運転が行われないか、又は行われても、そのデフロスト
運転では不十分であり、除霜されない場合があった。こ
のため、次回の運転時に霜が空気熱交換器28に残った
ままとなり、この運転中にデフロスト運転に入ることに
なる。そして、このデフロスト運転が、貯湯タンク3内
の湯が無くなる直前(湯切れ直前)等であれば、沸き上
げ運転ができず、貯湯タンク3に必要とする湯を確保で
きなくなって、湯切れが発生することになる。
【0053】このため、このヒートポンプ式給湯機で
は、デフロスト運転開始後に、ユーザ等の操作や貯湯タ
ンク内に所定量の湯が確保されたこと等によって、運転
停止要求信号が発信された場合においても、この運転停
止要求信号を無視してデフロスト運転を行うように設定
するのが好ましい。これによって、次回の運転時には、
空気熱交換器28に霜が付着されておらず、この沸き上
げ運転で確保すべき湯量の湯を沸き上げることができ、
湯切れを防止でき、ユーザは貯湯タンク3の湯を安心し
て使用することができる。
【0054】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば、このヒートポンプ式給湯機では、
着霜する基準能力を予め検出しておき、沸き上げ運転中
の能力がこの基準能力よりも低下したときを着霜ありと
判断すればよいので、着霜ありと判断する際の能力とし
ては、そのヒートポンプ式給湯機自体の性能や各種の外
的要因等に基づいて決定することができる。また、積算
平均値を求める際の所定時間として、積算平均値を確保
することができる範囲で設定することができるが、例え
ば、10秒程度が好適である。また、積算平均値が連続
して低下する所定回数としても、任意に設定することが
できるが、少なすぎれば、低下していることが判断しに
くく、逆に多ければ、低下しているのが明白であるにも
かかわらず積算平均値の算出を行うことになって無駄で
ある。このため、この所定回数としては例えば、5回程
度が好ましい。さらに、着霜ありと判断する際の基準温
度(請求項4の基準温度)としても、着霜ありと判断す
ることが可能な範囲で変更可能である。ところで、上記
実施の形態では、空気熱交換器28の温度(DE)が除
霜突入判定空気熱交温度(DDEF1)よりも低けれ
ば、除霜運転を行い、またそうでなくても、運転継続時
間(TDO)が短いときには、空気熱交換器28の温度
(DE)と積算平均値(CAPAV)に基づいて着霜の
判断を行い、運転継続時間(TDO)が長く着霜が生じ
易いときには、空気熱交換器28の温度(DE)に基づ
いて着霜の判断を行うので、より確実に着霜を検知でき
るが、沸き上げ能力(CAP)のみをもって判断した
り、沸き上げ能力の積算平均値(CAPAV)のみをも
って判断したり、これらを加えたもので判断したり、さ
らには、これらにそれぞれ空気熱交換器28の温度(D
E)の判断基準に加えて判断したりすることができる。
なお、冷媒循環回路の冷媒として炭酸ガスを用いるのが
好ましいが、その他、ジクロロジフルオロメタン(R−
12)やクロロジフルオロメタン(R−22)のような
冷媒であっても、オゾン層の破壊、環境汚染等の問題か
ら、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−13
4a)のような代替冷媒であってもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1のヒートポンプ式給湯機によれ
ば、空気熱交換器が汚れていたり、空気熱交換器に直射
日光が当っていたりしても、安定して着霜を検出するこ
とができる。これにより、霜がついていない状態での無
駄なデフロスト運転を回避することができ、給湯機とし
て効率のよい装置となる。
【0056】請求項2のヒートポンプ式給湯機によれ
ば、より安定して着霜を検出することができるので、霜
がついていない状態での無駄なデフロスト運転を確実に
回避することができ、給湯機として効率のよい装置とな
る。
【0057】請求項3のヒートポンプ式給湯機によれ
ば、高精度に着霜を検出することができ、着霜判定の信
頼性が向上して、給湯機としての沸き上げ運転の効率向
上を図ることができる。
【0058】請求項4のヒートポンプ式給湯機によれ
ば、より確実に着霜を検出することができるので、給湯
機としての沸き上げ運転の効率向上を一層図ることがで
きる。
【0059】請求項5又は請求項6のヒートポンプ式給
湯機によれば、沸き上げ能力の算出が安定して、着霜の
検出が安定するので、給湯機として、能率向上および効
率向上を達成できる。
【0060】請求項7のヒートポンプ式給湯機によれ
ば、オゾン層の破壊、環境汚染等の問題がなく、地球環
境にやさしいヒートポンプ式給湯機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヒートポンプ式給湯機の実施の形態
を示す簡略図である。
【図2】上記ヒートポンプ式給湯機の制御部の簡略ブロ
ック図である。
【図3】上記ヒートポンプ式給湯機のデフロスト運転時
のタイムチャート図である。
【図4】上記ヒートポンプ式給湯機の沸き上げ能力を示
すグラフ図である。
【図5】上記ヒートポンプ式給湯機のデフロスト運転突
入を示すフローチャート図である。
【図6】従来のヒートポンプ式給湯機の簡略図である。
【符号の説明】
3 貯湯タンク 12 循環路 13 水循環用ポンプ 25 圧縮機 26 水熱交換器 27 減圧機構 28 空気熱交換器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(25)と、水熱交換器(26)
    と、減圧機構(27)と、空気熱交換器(28)とを順
    次接続して構成したヒートポンプ式給湯機であって、沸
    き上げ能力が所定低能力まで低下したときに、上記空気
    熱交換器(28)に着霜ありと判断することを特徴とす
    るヒートポンプ式給湯機。
  2. 【請求項2】 圧縮機(25)と、水熱交換器(26)
    と、減圧機構(27)と、空気熱交換器(28)とを順
    次接続して構成したヒートポンプ式給湯機であって、所
    定時間毎に沸き上げ能力の積算平均値を求め、この積算
    平均値が所定回数連続して低下したときに、上記空気熱
    交換器(28)に着霜ありと判断することを特徴とする
    ヒートポンプ式給湯機。
  3. 【請求項3】 圧縮機(25)と、水熱交換器(26)
    と、減圧機構(27)と、空気熱交換器(28)とを順
    次接続して構成したヒートポンプ式給湯機であって、沸
    き上げ能力が所定低能力まで低下し、かつ所定時間毎に
    求められる沸き上げ能力の積算平均値が所定回数連続し
    て低下したときに、上記空気熱交換器(28)に着霜あ
    りと判断することを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  4. 【請求項4】 外気温度よりも所定温度だけ低い基準温
    度を設定し、上記空気熱交換器(28)の温度がこの基
    準温度よりも低いときに、上記空気熱交換器(28)に
    着霜ありと判断することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかのヒートポンプ式給湯機。
  5. 【請求項5】 貯湯タンク(3)と、この貯湯タンクに
    連結される循環路(12)とを備え、上記貯湯タンク
    (3)から循環路(12)に流出した低温水を上記空気
    熱交換器(28)にて沸き上げてこの貯湯タンクに出湯
    する運転が可能であり、沸き上げ能力を、沸き上げられ
    た温湯の温度である出湯温度と、上記低温水の温度であ
    る入水温度との差に、上記循環路(12)の水循環用ポ
    ンプ(13)の能力指数を乗じて算出することを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかのヒートポンプ式給
    湯機。
  6. 【請求項6】 貯湯タンク(3)と、この貯湯タンクに
    連結される循環路(12)とを備え、上記貯湯タンク
    (3)から循環路(12)に流出した低温水を上記空気
    熱交換器(28)にて沸き上げてこの貯湯タンク(3)
    に出湯する運転が可能であり、沸き上げ能力を、沸き上
    げられた温湯の温度である出湯温度と、上記低温水の温
    度である入水温度との差に、上記循環路(12)の循環
    水量を乗じて算出することを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかのヒートポンプ式給湯機。
  7. 【請求項7】 冷媒に超臨界で使用する超臨界冷媒を用
    いたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの
    ヒートポンプ式給湯機。
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