JP6141066B2 - 制御装置、撮像制御方法、コンピュータプログラム、及び撮像システム - Google Patents
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Description
一方で、撮影シーンに最適と思われる複数のサンプル画像をサーバーからカメラに送信して、カメラのユーザに複数のサンプル画像の何れかを選択させ、選択されたサンプル画像の撮影時の設定をカメラに対して行う技術がある(特許文献2を参照)。かかる技術では、撮影シーンに合わせた設定をカメラに対して行うことができる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、サーバーから、レンズや撮像素子の制御を撮影シーンに合わせて行うことができるようにすることを目的とする。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。本実施形態では、露光設定の異なる2枚の画像を合成することでHDR画像を得るHDR処理を想定して説明する。
図1は、カメラシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図1において、撮像システムの一例であるカメラシステムは、カメラ100とサーバー200とを有する。カメラ100とサーバー200は、インターネット300を介して相互に接続される。
光学系1は、ズームレンズ、フォーカスレンズ、および絞りを含む。光学系駆動部2は、光学系1を駆動する。撮像素子駆動部4は、撮像素子3を駆動する。
システム制御部5は、光学系駆動部2、撮像素子駆動部4、および後述する通信IF部6の動作を制御する。通信IF部6は、サーバーと通信を行うためのものである。記録媒体7は、プログラムやデータを記憶する。
通信IF部8は、カメラと通信を行うためのものである。遅延計算部9は、遅延時間を計算する。現像処理部10は、現像処理を行う。HDR制御部11は、HDR(広ダイナミックレンジ化)の制御を行う。メモリ12は、プログラムやデータを記憶する。予測部13は、遅延時間が経過した後の撮影シーンを予測する。
まず、光学系1は、光学系駆動部2からの制御信号により、絞りとレンズを駆動して、適切な明るさに設定された被写体像を撮像素子3上に結像させる。撮像素子3は、撮像素子制御部4により制御される駆動パルスで駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換して画像信号として出力する。記録媒体7は、撮像素子3から出力された画像信号を記録する。撮影完了時以降に、記録媒体7をPCやサーバー200に接続し、PCやサーバー200で、記録媒体に7に記録された画像信号に対してHDR処理を含む現像処理が行われる。
また、通信IF部8は、画像信号と、撮影時に撮像素子3をサーバー200からの撮像素子制御信号で制御したかどうかを示す利用有無情報とを、インターネット300を介して、カメラ100から受信する。サーバー200からの撮像素子制御信号で制御した場合、通信IF部8は、その撮像素子制御識別情報も、インターネット300を介して、カメラ100から受信する。通信IF部8は、受信した画像信号を現像処理部10へ出力する。サーバー200からの撮像素子制御信号で制御した場合、通信IF部8は、その撮像素子制御識別情報と、メモリ12に保持している撮像素子制御識別情報とを比較する。そして、通信IF部8は、メモリ12より、その撮像素子制御識別情報が生成された時の遅延計算開始時刻を読み出し、遅延計算部9へ出力する。
遅延計算部9は、通信IF部8から出力された遅延計算開始時刻と現在時刻とにより、遅延時間を計算し、予測部13へ出力する。
図2において、時刻t0〜t33は、ある処理の開始時刻または終了時刻を示す。
期間trは、撮像素子3の蓄積時間と撮像素子3からの読み出し間隔とを示す。期間trは、カメラ100の内部で発生するフレーム同期信号に従い、連続して撮影されていることを示す。
また、サーバー200は、カメラ100から送信された画像信号の受信を、カメラ100が当該画像信号の送信を開始した時刻よりわずかに遅れて開始し、当該画像信号の送信時間と同じ時間をかけて受信することを想定している。
tss1、tss2、tss3は、サーバー処理で得られた撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報をサーバー200からカメラ100に送信するためにかかる時間を示す。
サーバー処理より送信された撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報は、カメラ100側で同じ時間をかけて受信される。そして、次の撮影に反映する準備が行われる。
画像RA1の撮影は、それ以前のサーバー200からの撮像素子制御情報を用いて時刻t0に開始され、時刻t3に終了する。時刻t3に撮影が終了すると同時にカメラ100からサーバー200へ画像RA1の送信が開始される。サーバー200では時刻t4に画像RA1の受信が開始される。
Tsdly=t31−t13 ・・・(1)
サーバー200の通信IF部8は、カメラ100から受信した画像信号を、現像処理部10へ出力する。現像処理部10は、当該画像信号を輝度・色差信号に変換してHDR制御部11へ出力する。
HDR制御部11は、現像処理部10から出力された輝度信号から得られる輝度のヒストグラムに基づいて、HDR評価値を生成し、予測部13へ出力する。
図3は、HDR制御部11の動作の一例を説明するフローチャートである。図4は、画像信号の輝度のヒストグラムの一例を示す図である。
図3のステップS101において、HDR制御部11は、現像処理部10からの画像信号より、図4に示すような輝度のヒストグラムを生成する。
次に、ステップS102において、HDR制御部11は、輝度のヒストグラムより、輝度レベルの或る範囲(領域RESA、RESB)の頻度HA、HBを算出する。この範囲は、例えば、予め設定されるものである。
HDRP=(HA+HB)−ST ・・・(2)
HDR評価値が正の値である場合には、全体的に明るい、全体的に暗い、又は明暗差が大きい場合が考えられるので、HDR処理を行ったほうが良いと考えられる。
ステップS105に進むと、HDR制御部11は、頻度HBが予め設定された閾値STBを上回るか否かを判定する。この判定の結果、頻度HBが閾値STBを上回る場合にはステップS106へ進み、頻度HBが閾値STBを上回らない場合にはステップS107へ進む。
ステップS106に進んだ場合には、頻度HA、HBともに閾値STA、STBを上回るため、現像処理部10からの画像は、明暗差の大きい画像であると判断できる。そのため、HDR制御部11は、暗い領域が適正露光となるようなシャッタスピードでの撮影と、明るい領域が適正露光となるようなシャッタスピードでの撮影とを指示する撮像素子制御信号を生成し、HDR評価値と共に予測部13へ出力する。
ステップS109に進んだ場合には、頻度HAは閾値STAを上回らないが、頻度HBは閾値STBを上回るため、現像処理部10からの画像は、明るい領域が多い画像であると判断できる。そのため、HDR制御部11は、明るい画像が適正露光となるようなシャッタスピードでの撮影と、通常の適正露光となるようなシャッタスピードでの撮影とを指示する撮像素子制御信号を生成し、HDR評価値と共に予測部13へ出力する。
本実施形態では、カメラ100は、以上の図3のフローチャートで得られた撮像素子制御信号に基づいて、複数の異なる露光条件で撮影された画像を合成した広ダイナミックレンジ画像を得るダイナミックレンジ拡大処理を実行する。そして、頻度HA、HBと閾値STA、STBとの比較の結果に応じて、ステップS101におけるヒストグラムの生成対象となる画像信号とは異なる露光条件で撮影が実行されることになる。
図5は、予測部13の動作の一例を説明するフローチャートである。図6は、HDR評価値と時刻との関係の一例を示す図であり、HDR評価値を予測する方法の一例を説明する図である。
次に、ステップS202において、予測部13は、HDR制御部11よりHDR評価値と撮像素子制御信号(シャッタスピード等)とを取得する。
次に、ステップS203において、予測部13は、メモリ12に保持してある過去のHDR評価値HDRPを読み出す。
次に、ステップS204において、予測部13は、ステップS201で取得した遅延時間と、ステップS202及びS203で取得したHDR評価値とにより、図6の破線のように線形補間によって遅延時間が経過した後のHDR評価値を予測(導出)する。
ステップS206に進んだ場合には、HDR評価値の予測値が正の値である。したがって、画像が全体的に明るい、全体的に暗い、明暗差が大きい、の何れかである場合が考えられるので、HDR処理を行ったほうが良いと考えられる。そこで、予測部13は、カメラ100の制御を変更する(HDR処理を行う)という制御信号を生成し、撮像素子制御信号と共に通信IF部8へ出力し、ステップS208へ進む。
ステップS208に進むと、予測部13は、ステップS202で取得したHDR評価値HDRPをメモリ12に書き込む。
本実施形態では、図5のステップS205でHDR評価値の予測値が正の値を取るか否かを判定し、この判定の結果に応じて、HDR制御部11で生成された撮像素子制御信号を採用するか否かを決定する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、HDR評価値の予測値を用いて、図3のステップS104〜S110の処理を行うようにしてもよい。
図7は、モード制御部71の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すモード制御部71は、図1に示したHDR制御部11の代わりになるものである。図8は、モード制御部71の動作の一例を説明するフローチャートである。図8は、図3の代わりになるものである。図9は、スポーツモード評価値と動き量との関係の一例を示す図であり、スポーツモード評価値の算出方法の一例を説明する図である。
次に、ステップS302において、被写体検出部71bは、輝度信号に基づいて被写体を検出する。
この判定の結果、画像に人が含まれていない場合には、ステップS104に進み、スポーツモード評価値算出部71cは、スポーツモード評価値をゼロとする。
次に、ステップS105において、スポーツモード評価値算出部71cは、被写体に人がいない場合の所定のシャッタスピードでの撮影を指示する撮像素子制御信号を生成し、スポーツモード評価値と共に予測部13へ出力する。
次に、ステップS107において、スポーツモード評価値算出部71cは、ステップS106で算出されたスポーツモード評価値に応じたシャッタスピードでの撮影を指示する撮像素子制御信号を生成し、スポーツモード評価値と共に予測部13へ出力する。ここでは、スポーツモード評価値が大きくなるほどシャッタスピードが速くなるようにする。
また、本実施形態では、カメラ100からサーバー200に情報を送信する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、カメラ100から、カメラ100及びサーバー200とは別の外部装置を介してサーバー200に情報を送信してもよい。同様に、サーバー200からカメラ100を送信先として送信される情報も、カメラ100及びサーバー200とは別の外部装置を介してカメラ100に送信してもよい。
また、本実施形態では、カメラ100からサーバー200に画像信号を画像情報の一例として送信するようにした。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はなく、画像信号の代わりに、画像の特徴量をカメラ100からサーバー200に送信してもよいし、これらの両方をカメラ100からサーバー200に送信してもよい。
また、本実施形態では、サーバー処理の順序を、現像処理A、HDR評価値算出処理B、遅延計算処理C、撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報生成処理Dの順にした。しかしながら、遅延計算処理Cを実行するタイミングは、このようなタイミングに限定されない。例えば、撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報生成処理Dの後に、遅延計算処理Cを行ってもよいし、サーバー処理におけるその他のタイミングで遅延計算処理Cを行ってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態では、撮像素子3で得られた画像をそのままカメラ100からサーバー200へ送信する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、カメラ100からサーバー200へ送信する画像の情報量を制御する。このように本実施形態では、第1の実施形態に対し、カメラ100からサーバー200へ送信する画像の情報量を制御する構成が付加されたものである。すなわち、本実施形態では、カメラ100本体に情報量制御部14を追加し、予測部13が制御信号および撮像素子制御信号だけでなく、情報量制御信号も生成する。したがって、本実施形態の説明において第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図9に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図10おいて、情報量制御部14は、予測部13からの情報量制御信号に基づいて、撮像素子3からの画像の縮小画像を作成し、当該縮小画像を通信IF部6へ出力する。
予測部13は、現在および過去のHDR評価値の変化量が大きくなればなるほど、撮像素子3からの画像の情報量を減らすようにするための情報量制御信号を生成し、通信IF部8へ出力する。
予測部13は、時刻t23に情報制御信号の生成を開始する。前述したように、情報制御信号は、画像を間引くことなどによって縮小画像を生成し、その縮小画像をカメラ100からサーバー200に送信することで情報量を減らすことを指示する信号である。そして、通信IF部6は、時刻t25にその情報制御信号の受信を完了する。以後、サーバー200は、常に情報量を減らすという情報制御信号が生成し、その情報制御信号をカメラ100に送信するものとする。
ここで、カメラ100は、サーバー200から情報量を減らす情報制御信号を受信している。したがって、情報量制御部14は、その情報制御信号に従い情報量を減らし、期間tsr1または期間tsr2、tsr3よりも短い期間tsr4の時間をかけて画像RA4を送信する。図4では、画像の縮小倍率を1/2倍としているため、2フレームに1度の画像の送信を行う場合を例に挙げて示す。
画像RA4が縮小されていることから、時刻t36で開始する画像RA4に対するサーバー処理では、現像処理AとHDR評価値算出Bの処理時間が短縮され、それぞれ期間tsp12、tsp13の時間をかけて行われる。
期間tss3は、サーバー処理で得られた撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報生成をサーバー200からカメラ100に送信するためにかかる時間を示す。
サーバー処理より送信された撮像素子制御情報および撮像素子制御識別情報は、カメラ100側で同じ時間をかけて受信される。そして、時刻t40で開始される画像RA6の撮影に反映する準備が行われる。
Tsdly'=t61−t39 ・・・(3)
図12のステップS401において、予測部13は、遅延計算部9より遅延時間を取得する。
次に、ステップS402において、予測部13は、HDR制御部11よりHDR評価値と撮像素子制御信号とを取得する。
次に、ステップS403において、予測部13は、メモリ12に保持してある過去のHDR評価値を読み出す。
次に、ステップS404において、予測部13は、ステップS401で取得した遅延時間と、ステップS402及びHDR評価値より、遅延時間が経過した後のHDR評価値を予測する(図6を参照)。
ステップS406に進んだ場合には、HDR評価値の予測値が正の値である。したがって、画像が全体的に明るい、全体的に暗い、明暗差が大きい、の何れかである場合が考えられるので、HDR処理を行ったほうが良いと考えられる。そこで、予測部13は、カメラ100の制御を変更する(HDR処理を行う)という制御信号を生成し、撮像素子制御信号と共に通信IF部8へ出力し、ステップS408へ進む。
ステップS407に進んだ場合には、HDR評価値の予測値が負の値または0であり、適正な露光量で撮影されていると考えられる。そこで、予測部13は、HDR処理は不要と判断し、カメラ100の制御を変えない(HDR処理を行わない)という制御信号を生成し、撮像素子制御信号と共に通信IF部8へ出力し、ステップS408へ進む。
図13は、HDR評価値と時刻との関係の一例を示す図であり、HDR評価値の変動量を算出する方法の一例を説明する図である。
図13において、時刻tm3、tm2、tm1、t0、t1、t2'、t3'、t4'は、あるHDR評価値が算出された時刻を示す。時刻HDRPtm3、HDRPtm2、HDRPtm1、HDRPt0、HDRPt1、HDRPt2'、 HDRPt3'、HDRPt4'は、それぞれ時刻tm3、tm2、tm1、t0、t1、t2'、t3'、t4'に生成されたHDR評価値を示す。HDR評価値の予測値tm3totm2、tm2totm1、tm1tot0、t0tot1、t1tot2'、t2'tot3'は、それぞれ時刻tm2、tm1、t0、t1、t2'、t3'において線形補間により求められたHDR評価値の予測結果を示す。
また、例えば、時刻t0におけるHDR評価値の変動量alは、以下の(4)式に示す演算を用いて求められる。
al=(HDRPt0−HDRPtm1)÷(t0−tm1) ・・・(4)
ステップS409に進むと、予測部13は、ステップS408で求めたHDR評価値の変動量を用いて、情報量制御信号を生成する。
図14は、情報量制御信号と、HDR評価値の変動量との関係の一例を示す図であり、情報量制御信号を生成する方法の一例を説明する図である。尚、図14の縦軸の情報量制御信号の値は、情報量の多さを表すものである。
各時刻におけるHDR評価値の変動量が大きくなるほど、HDR評価値が正の値となる時刻が早まる。そこで、HDR評価値の変動量が大きくなるほど情報量を減らすことで遅延時間Tsdly'を短縮し、HDR評価値を早期に算出できるようにする。
そして、ステップS410において、予測部13は、ステップS402で取得したHDR評価値をメモリ12に書き込む。
本実施形態においても、第1の実施形態で説明した種々の変形例を採用することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態では、HDR評価値の予測値の判定結果のみに応じてカメラ100の制御を決定する場合を例に挙げて説明した。これに対して、本実施形態では、所定回数以上連続で同じHDR評価値が得られている場合に、HDR評価値の予測値の判定結果に応じた制御を行う。このように本実施形態と第1の実施形態とは、HDR評価値の予測値の判定を行った後の処理が主として異なる。すなわち、本実施形態では、予測部13は、HDR評価値の予測値の判定結果が、所定回数以上連続で同じとなった場合に、判定結果に応じた制御信号を通信IF部8へ出力する。したがって、本実施形態の説明において第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図9に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図15のステップS501において、予測部13は、遅延計算部9より遅延時間を取得する。
次に、ステップS502において、予測部13は、HDR制御部11よりHDR評価値と撮像素子制御信号とを取得する。
次に、ステップS503において、予測部13は、メモリ12に保持してある過去のHDR評価値を読み出す。
次に、ステップS504において、予測部13は、ステップS501で取得した遅延時間と、ステップS502及びS503で取得したHDR評価値とにより、遅延時間が経過後のHDR評価値を予測する(図6を参照)。
ステップS507に進んだ場合には、HDR評価値の予測値が所定回数以上連続で正の値を示している。このため、予測部13は、撮影シーンが安定していると判断し、カメラ100の制御を変更する(HDR処理を行う)という制御信号を生成し、撮像素子制御信号とともに通信IF部8へ出力し、ステップS512へ進む。
ステップS510に進んだ場合には、HDR評価値の予測値が所定回数以上連続で負の値または0を示している。このため、予測部13は、撮影シーンが安定していると判断し、カメラ100の制御を変えない(HDR処理を行わない)という制御信号を生成し、撮像素子制御信号と共に通信IF部8へ出力し、ステップS512へ進む。
ステップS512に進むと、予測部13は、ステップS502で取得したHDR評価値HDRPをメモリ12に書き込む。
本実施形態においても、第1の実施形態で説明した種々の変形例を採用することができる。また、本実施形態を第2の実施形態に適用することもできる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、まず、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が当該コンピュータプログラムを読み出して実行する。
Claims (16)
- 通信ネットワークを介して撮像装置から画像情報を受信し、前記画像情報に基づいて前記撮像装置に撮像に関する制御信号を送信する制御装置であって、
前記撮像装置により撮像された画像信号および前記画像信号の特徴量の少なくとも一方を前記画像情報として前記撮像装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記画像情報に基づいて、当該画像情報が得られたときの撮影シーンの評価値を導出する導出手段と、
前記導出手段により導出された評価値を記憶媒体に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶された複数の評価値を用いて、前記通信ネットワークを介した撮像制御によって発生する遅延時間に応じて決定される撮像時点における撮影シーンの評価値を予測し、予測された前記評価値に基づいて前記制御信号を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記制御信号を、前記撮像装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする制御装置。 - 異なる時間に前記導出手段により導出された少なくとも2つの前記評価値に基づいて、前記評価値の変動量を算出する算出手段と、
前記評価値の変動量に基づいて、前記画像情報の情報量を決定する決定手段と、を有し、
前記送信手段は、前記決定手段により決定された前記画像情報の情報量を示す情報を、前記撮像装置に送信し、
前記受信手段は、前記送信手段により前記画像情報の情報量を示す情報が送信された後に、前記画像情報の情報量に応じた情報量を有する前記画像情報を受信し、
前記決定手段は、前記評価値の変動量が大きいほど、前記画像情報の情報量が少なくなるように、前記画像情報の情報量を決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記生成手段は、前記予測された前記評価値が、連続して所定回数、所定の同一の条件を満たす場合に、前記予測された前記評価値に基づいて、前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
- 前記送信手段は、前記遅延時間が所定時間よりも長い場合には、予測された前記評価値に基づいて前記生成手段により生成された前記制御信号を送信しないことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の制御装置。
- 前記生成手段は、前記導出手段により導出された最新の評価値と、当該評価値よりも前に前記導出手段により導出された少なくとも1つの評価値とを用いて予測された前記評価値に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の制御装置。
- 前記評価値は、前記画像情報における輝度信号に基づく値であり、
前記生成手段は、予測された前記評価値に基づいて、複数の異なる露光条件で撮影された画像を合成して広ダイナミックレンジ画像を得るダイナミックレンジ拡大処理を行うか否かを判定し、前記ダイナミックレンジ拡大処理を行うと判定すると、前記ダイナミックレンジ拡大処理を行うことを示す信号を前記制御信号として生成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の制御装置。 - 前記評価値は、前記画像情報における輝度信号及び色信号に基づいて得られる動きベクトルに基づく値であり、
前記生成手段は、予測された前記評価値に基づいて、前記撮像装置が備える撮像素子の制御の変更を伴う撮影シーンの移行が発生するか否かを判定し、前記撮像装置が備える撮像素子の制御の変更を伴う撮影シーンの移行が発生すると判定すると、当該撮影シーンの移行に応じた前記撮像素子の制御の内容を示す信号を前記制御信号として生成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の制御装置。 - 通信ネットワークを介して撮像装置から画像情報を受信し、前記画像情報に基づいて前記撮像装置に撮像に関する制御信号を送信する撮像制御方法であって、
前記撮像装置により撮像された画像信号および前記画像信号の特徴量の少なくとも一方を前記画像情報として前記撮像装置から受信する受信工程と、
前記受信工程により受信された前記画像情報に基づいて、当該画像情報が得られたときの撮影シーンの評価値を導出する導出工程と、
前記導出工程により導出された評価値を記憶媒体に記憶する記憶工程と、
前記記憶工程により記憶された複数の評価値を用いて、前記通信ネットワークを介した撮像制御によって発生する遅延時間に応じて決定される撮像時点における撮影シーンの評価値を予測し、予測された前記評価値に基づいて前記制御信号を生成する生成工程と、
前記生成工程により生成された前記制御信号を、前記撮像装置に送信する送信工程と、を有することを特徴とする撮像制御方法。 - 異なる時間に前記導出工程により導出された少なくとも2つの前記評価値に基づいて、前記評価値の変動量を算出する算出工程と、
前記評価値の変動量に基づいて、前記画像情報の情報量を決定する決定工程と、を有し、
前記送信工程は、前記決定工程により決定された前記画像情報の情報量を示す情報を、前記撮像装置に送信し、
前記受信工程は、前記送信工程により前記画像情報の情報量を示す情報が送信された後に、前記画像情報の情報量に応じた情報量を有する前記画像情報を受信し、
前記決定工程は、前記評価値の変動量が大きいほど、前記画像情報の情報量が少なくなるように、前記画像情報の情報量を決定することを特徴とする請求項8に記載の撮像制御方法。 - 前記生成工程は、前記予測された前記評価値が、連続して所定回数、所定の同一の条件を満たす場合に、前記予測された前記評価値に基づいて、前記制御信号を生成することを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像制御方法。
- 前記送信工程は、前記遅延時間が所定時間よりも長い場合には、前記予測された前記評価値に基づいて前記生成工程により生成された前記制御信号を送信しないことを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の撮像制御方法。
- 前記生成工程は、前記導出工程により導出された最新の評価値と、当該評価値よりも前に前記導出工程により導出された少なくとも1つの評価値とを用いて予測された前記評価値に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項8〜11の何れか1項に記載の撮像制御方法。
- 前記評価値は、前記画像情報における輝度信号に基づく値であり、
前記生成工程は、予測された前記評価値に基づいて、複数の異なる露光条件で撮影された画像を合成して広ダイナミックレンジ画像を得るダイナミックレンジ拡大処理を行うか否かを判定し、前記ダイナミックレンジ拡大処理を行うと判定すると、前記ダイナミックレンジ拡大処理を行うことを示す信号を前記制御信号として生成することを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の撮像制御方法。 - 前記評価値は、前記画像情報における輝度信号及び色信号に基づいて得られる動きベクトルに基づく値であり、
前記生成工程は、予測された前記評価値に基づいて、前記撮像装置が備える撮像素子の制御の変更を伴う撮影シーンの移行が発生するか否かを判定し、前記撮像装置が備える撮像素子の制御の変更を伴う撮影シーンの移行が発生すると判定すると、当該撮影シーンの移行に応じた前記撮像素子の制御の内容を示す信号を前記制御信号として生成することを特徴とする請求項8〜12の何れか1項に記載の撮像制御方法。 - 請求項8〜14の何れか1項に記載の撮像制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 撮像装置と、前記撮像装置を制御する請求項1〜7の何れか1項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする撮像システム。
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