JP2018201102A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体検出の完了タイミングによらず、テンプレートマッチング処理の遅延を防止する追尾処理を有する撮像装置の提供を目的とする。【解決手段】 連続撮像画像に画像処理した画像を低速大容量の第1のメモリと高速小容量の第2のメモリに置き、第2のメモリから画像を読み出して比較するテンプレートマッチングとテンプレートマッチングで使用するテンプレート画像を決定する画像決定手段と第1のメモリから第2のメモリへ画像を転送する手段と第1のメモリから画像を読み出して被写体検出をする手段と被写体検出が次のテンプレートマッチング処理開始までに完了するか否かを推定する手段とを有し、前記推定手段はテンプレートマッチング処理完了後に被写体検出が実行中であった場合に推定を行い、完了すると推定した場合に被写体検出で参照している画像を第1のメモリから第2のメモリに転送する。【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関し、特に被写体追尾のための処理で使用するメモリ制御に関する。
従来、撮像装置のAF性能を向上させるために、被写体の追尾結果を利用する技術が提案されている。例えば連続撮影時において、複数の被写体が動いているような状況では主被写体検出により決定する被写体が撮影毎に異なることがあるが、特許文献1では対象被写体を追尾することにより最初に決定した主被写体にAFを合わせ続ける技術が開示されている。また、近年は連写速度が向上し、AFの速度向上が重要視されており、追尾処理の速度向上も必要とされている。
追尾処理に関して、テンプレートマッチング処理を用いて行う技術が従来から提案されている。テンプレートマッチング処理を用いる例として、たとえば、顔を優先的にAF対象とする方法がある。同じ顔を追い続けるために、顔検出により検出された顔をテンプレート画像とし、現フレームの画像を探索他像としてテンプレートマッチング処理を行う。一般的に画像データをDRAMに格納したものに対してこれらの処理が行われるが、DRAMはアクセス毎にオーバーヘッドが発生するという特徴がある。
追尾対象となる被写体が小さい場合、テンプレートマッチング処理では画像中の細かい領域を繰り返し参照する処理が行われ、DRAMに対して細かいアクセスが頻繁に発生する。このため、画像アクセス量に対してコマンド発行のオーバーヘッドの割合が増大し、処理速度が低下するという問題があった。これに対する解決方法として、より高速にアクセスできるSRAMを使用して処理速度の低下を防ぐ方法があるが、SRAMの容量に制約があることが多く、必要な画像をすべてSRAM上に格納することができない場合がある。
このような場合には、たとえば特許文献2のようにSRAMとDRAMを併用する構成にし、テンプレートマッチング処理はSRAMから画像を取得するようにする。この構成において、使用する画像がSRAM上にない場合はDRAMから画像を転送することで、SRAMの容量が十分に取れない場合でもテンプレートマッチングの処理速度の低下を抑制することが可能である。
特開2016−109766号公報 特開2008−262214号公報
連写撮影や動画撮影といった周期的に連続撮影を行う場合において、フレーム間で追尾するためには、連続撮影の周期的動作の所定のタイミングでテンプレートマッチング処理を行う必要がある。しかしながら、DRAMからSRAMへ画像データの転送を行うタイミングによっては、テンプレートマッチングの処理を行いたいタイミングまでに画像の転送が終わらない場合があった。たとえば、被写体検出として顔検出を行い、顔検出できたタイミングで追尾対象が切り替わる場合、顔検出完了後にテンプレートマッチング対象の被写体を決定し、必要に応じてSRAMからDRAMへ画像を転送する。
顔検出は画像内容によって処理時間が変動するため、顔検出処理が長引いた場合はテンプレートマッチングで必要な画像がSRAMに残っていないことがあり、前記転送が完了するまでテンプレートマッチング処理を開始できない場合があった。その結果、テンプレートマッチング処理の結果取得が遅れて追尾処理の応答性能が低下するという課題があった。また、画像を転送する頻度を減らすためにはSRAM容量を増やさなければならないという課題があった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであって、被写体検出の完了タイミングによらず、最低限のSRAM容量でテンプレートマッチングの処理の遅延を防止することを可能とする撮像装置の提供を目的とする。
時系列で連続して撮像した画像に対して画像処理を行う画像処理手段と
前記画像処理手段により画像処理した画像を大容量かつ低速読み出しの第1のメモリと小容量かつ高速読み出しの第2のメモリにデータを置くメモリ制御手段と
前記第2のメモリからテンプレート画像および探索画像を読み出して比較を行うテンプレートマッチング手段と
前記テンプレートマッチング手段で使用する前記テンプレート画像を決定する画像決定手段と
前記第1のメモリから前記第2のメモリへ画像データを転送する画像転送手段と
前記第1のメモリから画像を読み出して被写体検出をする被写体検出手段と
前記被写体検出が次のテンプレートマッチング処理を開始するまでに完了するか否かを推定する完了推定手段と
を有し、
前記完了推定手段は、テンプレートマッチング処理完了後に被写体検出が実行中であった場合に、次のテンプレートマッチング開始時刻までに被写体検出が完了するか否かを推定し、
完了すると推定された場合に、前記画像決定手段は前記被写体検出で参照している画像データを使用するように決定し、
前記決定した画像を第1のメモリから第2のメモリに転送するように制御する
ことと特徴とする。
本発明によれば、テンプレートマッチングをSRAMから読む構成にしても、画像をあらかじめDRAMからSRAMに転送することで、処理結果を遅延せずに出力することが可能となる。
本発明の実施形態における撮像装置100の構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における撮像装置の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施形態における追尾処理時の制御を説明するためのフローチャート 本発明の実施形態における追尾処理時のタイミングチャート
[実施例1]
本発明の実施の一形態について、図1を参照して詳細の説明をする。図1は本発明の実施形態における撮像装置の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の公的な実施の形態を説明する。撮像装置100において、撮像部101は、レンズ、シャッター、絞り、撮像素子を有し、システム制御部103の指示により撮影動作を行い、取得した撮影画像データをDRAM105へ格納する。
バス102は、各ブロックを接続し、データや制御信号の授受を行う。システム制御部103は、撮像装置100全体を制御する。システム制御部103は、CPUを含んでおり、不揮発性メモリ106に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。
また、システム制御部103は、撮像装置100に接続される表示媒体に対しての表示制御をおこなう。例えば、後述の表示部110に対する表示切り替え処理や、画像処理部107に対する表示媒体の解像度に合わせた表示画像データ生成処理指示を行う。
DRAM105は、撮像部101から得られた撮影画像データや、画像処理部107で処理した画像データなどの各種データを記録する。DRAM105は、所定枚数の撮影画像データを格納するのに十分な記憶容量を備えている。
不揮発性メモリ106は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ106には、システム制御部103の動作用の定数、設定値、プログラム等が記録される。ここでのプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムである。
画像処理部107は、システム制御部103からの指示により、撮像部101や、DRAM105から受けた撮影画像データに対して、所定の画素補間、縮小処理や色変換処理といった画像処理を行う。
SRAM108は、テンプレートマッチング処理部116で使用するテンプレート画像および探索画像を格納するためのメモリである。画像処理部107により、各種画像処理が行われたのちにSRAM108に格納される。SRAM108は、DRAM105に比べて記憶容量は少ないが、2枚以上の画像を格納できる記憶容量を備えている。
操作部109は、カメラ本体に配置されたボタン類やタッチパネル等に対する利用者の操作を撮像装置100の制御情報に変換し、システム制御部103へ通知する。表示部110は、DRAM105から取得した画像データをLCDなどの外部表示媒体に表示する。記録媒体I/F112は、メモリカード等の記録媒体113とのインターフェースである。記録媒体113は、撮影画像データや撮影画像データに関連した情報を記録するための媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
被写体検出部114は、DRAM105から取得した画像データ内の被写体の属性とその領域とを検出し、検出した属性とその領域を被写体の検出結果としてDRAM105へ格納する。
被写体検出部114での、検出の方法としては、公知の技術を用いることができる。例えば、特開2015−186210に記述されているように、入力画像から特徴ベクトル等の特徴量を検出し、検出した特徴量を人や、顔、動物、山、建物等の検出対象物体の特徴量を保持した認識辞書と比較する。そして、類似度や評価値と称される尤度を算出し、尤度が所定の閾値以上の場合に検出対象物体が検出されたと判定することで、被写体を検出してもよい。
被写体検出完了推定部115は、被写体検出114で直前に行った処理時間を参照し、処理中の被写体検出が所定時間内に終わるか否かを推定する。
テンプレートマッチング処理部116は、追尾対象の被写体が撮影画像データ中のどの位置に移動しているかを探索する処理である。追尾対象の基準となるテンプレート画像と、探索対象となる探索画像の2つの画像をSRAM108から取得してマッチング処理を行う。テンプレートマッチング処理を行った結果、画像の座標とその座標における評価値の組み合わせ複数組をDRAM105に格納する。
画像決定部117は、テンプレートマッチング処理部116で使用するテンプレート画像として、どのフレームの画像を使用するか決定する。直前のテンプレートマッチング処理完了後に、被写体検出完了推定部115により被写体検出処理が次のテンプレートマッチング開始までに完了すると推定した場合は、被写体検出部114で参照しているフレームの画像を使用するように決定する。そうでない場合は、直前に撮像したフレームの画像を使用するように決定する。
画像転送部118は、画像決定部117で決定した画像がSRAM108にないときに、DRAM105に格納されている画像を読み出しSRAM108へ格納するように制御する。
以下、本発明の実施形態に関する処理の制御フローを、図2および図3のフローチャートと図4のタイミングチャートを用いて説明する。図2は、本発明の実施形態における追尾処理にかかわる全体の処理フローを説明するためのフローチャートである。図3は、本発明の実施形態における追尾処理のためのテンプレートマッチング処理フローを説明するためのフローチャートである。図4は、本発明の実施形態におけるテンプレートマッチング処理の動作タイミングや、メモリへの画像データ格納タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
本実施の主な形態は、静止画の連写撮影モードにおいて、被写体を追尾するための処理を想定して説明を行うが、連続して撮影する形態であればこれに限らずに動画撮影等でもよい。
ステップS201において、撮影者によって操作部109が操作されて撮影開始指示が行われると、システム制御部103の制御により連続撮影モードに遷移する。連続撮影モードは、動画撮影や静止画の連写といった連続して撮影するモードを想定している。
ステップS202において、システム制御部103の指示により、撮像部101はシャッターや絞り等を適切な設定にしたのちに、プレ撮像処理を行う。プレ撮影は、たとえば連写時では、AF対象を決定する等、次の静止画撮影のために必要な情報を取得するために行う。撮像素子から出力されたアナログ信号はCDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などの信号処理を施し、画像処理部107に転送する。画像処理部107は、ホワイトバランス調整、補間、ガンマ補正、階調変換、縮小処理など各種画像処理を行い、DRAM105およびSRAM108へ格納する。
DRAM105およびSRAM108は複数枚の画像を格納する容量を備えており、システム制御部103は直前フレームの画像を上書きしないように、別領域に格納するように制御する。記憶領域が過去の画像ですべて埋まっていた場合は、システム制御部103は古い画像から上書きするように制御を行う。
ステップS203において、システム制御部103は追尾モードがONになっているか否かを確認し、追尾モードがONになっていたら追尾処理を行うためにステップS204を行うように制御する。追尾モードがOFFになっていたら、ステップS206を行うように制御する。
ステップS204において、システム制御部103の指示により、被写体検出部114によって被写体検出処理を開始する。被写体検出はAF対象を決めるための主被写体を決定するものであり、たとえば、被写体検出部114で検出された人物のうち、画面の中心に近い被写体を主被写体として決定し、被写体の位置と領域を出力する。主被写体検出方法はこの方法に限らず、被写体の画面上の位置と大きさを考慮して決定する等、他の方法を用いて決定してもよい。
ここで行っている被写体検出結果は、次のステップS205において追尾対象を決めるために利用される。被写体検出は処理時間が1フレームを超えてかかる場合もあり、被写体検出処理で使用している画像のフレームと、その結果を利用する追尾処理のフレームが異なる場合がある。
ステップS205において、システム制御部103の指示により、追尾処理を行うためにテンプレートマッチング処理部116で処理を開始する。マッチング対象として、前述の被写体検出処理が終わっていたら、決定した主被写体を追尾対象としてテンプレート画像に設定する。そうでない場合は、1フレーム前の追尾結果による被写体領域をテンプレート画像に設定する。また、現フレームを探索画像として設定する。探索領域は探索画像全体としてもよいし、探索画像中の任意の領域に制限をしてもよい。システム制御部103は、前記設定したテンプレート画像と探索画像を用いてテンプレートマッチング処理を行う。
ステップS205の追尾処理におけるテンプレートマッチング処理に関する一連の制御については、後述の図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。ステップS205の処理により、追尾対象被写体の位置が出力される。
ステップS206において、システム制御部103はステップS205で決定した被写体の位置に合焦するようにAF制御し、シャッターや絞り等を適切な設定にしたのちに、撮像処理を行う。ステップS202のプレ撮影と同様に撮像素子から出力されたアナログ信号はCDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などの信号処理を施し、画像処理部107に転送する。画像処理部107は、ホワイトバランス調整、補間、ガンマ補正、階調変換、縮小処理など各種画像処理を行ったのち、DRAM105へ格納する。
ステップS207において、システム制御部103はステップS206で出力したデータをDRAM105から読み出し、JPEGフォーマット等へのフォーマットに変換したのちに、記録媒体I/F112を介してSDカード等の記録媒体113に保存する。
ステップS208において、システム制御部103は、操作者によって連続撮影の終了指示が行われたか否かを確認する。連続撮影の終了指示が行われていなければ、次のフレームの処理を行うために、ステップS202を行うように制御する。連続撮影の終了指示が行われていたら撮影を終了する。
次に、ステップS205の追尾処理の制御に関して、図3のフローチャートを用いて詳細に説明を行う。
ステップS301において、システム制御部103は、連続撮像画像のうち最初に撮像したフレームか否かを確認し、最初のフレームでないと判定された場合はシステム制御部103によってステップS302を行うように制御される。最初のフレームだったと判定された場合は、システム制御部103によって、そのフレームの処理ではテンプレートマッチング処理を行わないように制御される。
ステップS302において、システム制御部103は、SRAM108に格納されている最新の画像を探索画像として使用するようにテンプレートマッチング処理部116に対して指定する。
ステップS303において、システム制御部103は、テンプレートマッチング処理部116に対して処理開始するように制御する。テンプレートマッチング処理で用いる画像は、ステップS302で指定した探索画像と、既に前フレームの処理で指定されている後述のステップS307またはステップS309で指定するテンプレート画像とを用いる。
ステップS304において、システム制御部103は、テンプレートマッチング処理部116による処理が終了するまで待機し、テンプレートマッチング処理部116から処理終了通知をもらったらステップS305を行うように制御する。
ステップS305において、システム制御部103は、テンプレートマッチング処理部116から出力されたマッチング評価値を取得し、追尾対象を決定する。追尾対象の決定方法は、たとえば、前記マッチング評価値の最も高い評価値に対応する位置を追尾被写体の位置として決定してもよいし、他の評価値を取得する処理を並行して行って総合的に判断して決定してもよい。
ステップS306において、システム制御部103は、ステップS204で開始した被写体検出処理が実行中か否かを判定する。被写体検出処理が実行中と判定された場合、システム制御部103はステップS307を実行するように制御する。被写体検出処理が実行中でないと判定された場合、システム制御部103はステップS310を実行するように制御する。
ステップS307において、被写体検出完了推定部115は、実行中の被写体検出処理の終了時刻を予測し、次のテンプレートマッチング処理の開始時刻までに実行中の被写体検出処理が終わるか否かを推定する。次のテンプレートマッチング処理の開始時刻までに処理が終わると推定された場合は、システム制御部103によってステップS308を行うように制御される。次のテンプレートマッチング処理の開始時刻までに処理が終わらないと推定された場合は、システム制御部103によってステップS310を行うように制御される。
被写体検出処理の終了推定方法に関しては、後述の図4を用いて詳細に説明する。ステップS308において、画像転送部118は、テンプレート画像として使用できるように、DRAM105に記憶されている画像を取得してSRAM108に転送する。転送する画像は、処理中の被写体検出部114が使用しているフレームの画像を指定する。
画像の転送が必要な理由は、被写体検出は画像内容によって処理時間が変動することがあり、動作中の被写体検出処理が数フレーム前に開始した処理である場合もあるため、容量に制約の多いSRAM上に前記画像が残っていない場合があるからである。
ステップS308で行う画像の転送に関して、常に転送処理を行うようにしてもよいし、転送する画像がSRAM108に存在しているか否かを確認し、存在しないときだけ転送するようにしてもよい。また、画像を転送する際の画像領域として、画像全体を転送してもよいし、テンプレート画像として使用する領域のみを転送するようにしてもよい。
ステップS309において、システム制御部103は、テンプレート画像に被写体検出で使用しているフレームの画像を使用するようにテンプレートマッチング処理部116に対して指定する。ステップS310において、システム制御部103は、テンプレート画像として直前フレームにおいて決定した追尾被写体の画像を使用するように、テンプレートマッチング処理部116に対して指定する。
次に、本実施例のステップS307で行っている被写体検出完了推定部115による推定方法に関して、図4を用いて説明を行う。
図4は、連続撮影時の追尾処理に関する各種処理と処理画像を格納するDRAM105およびSRAM108の時間的な状況を説明するためのタイミングチャートである。図4において、撮像処理411が終わるとテンプレートマッチング処理や被写体検出のために、撮像した画像に対して各種画像処理412を行う。通常、追尾処理や被写体検出処理の時間短縮のために各種画像処理には縮小処理が含まれる。
各種画像処理412が終わると、テンプレートマッチングで使用する探索画像が使用できる状態になるため、テンプレートマッチング処理413を開始できる。時刻T405はテンプレートマッチング処理413の完了時刻である。この時刻において被写体検出処理414はテンプレートマッチング処理413探索画像として使用している現フレームの、1フレーム前の画像に対して処理を実行している様子を表している。
以下、時刻T405における被写体検出完了推定部115およびシステム制御部103の動作について説明を行う。
被写体検出完了推定部115は、テンプレートマッチング処理413の次フレームで行われるテンプレートマッチング処理416の開始時刻T407までに、処理中の被写体検出414が完了するか否かを次のようにして推定する。
まずシステム制御部103は、被写体検出処理が行われるたびに被写体検出の開始時刻と終了時刻をあらかじめ記憶している。時刻T405において、被写体検出処理414で使用しているフレームの、一フレーム前の画像に対して行った被写体検出処理415の開始時刻T401と終了時刻T402を参照し、被写体検出処理415の処理時間を算出する。
連続撮影中の隣接した2枚の画像の内容に大きな変化はないことが多く、被写体検出処理414の処理時間は、直前に実行している被写体検出処理415の処理時間とほぼ同じ時間になる可能性が高い。このため、被写体検出処理414の終了時刻T406は、前記算出した被写体検出処理415の処理時間を基準として、被写体検出処理の実行間隔等各種要因を加味して推定処理時間を算出し、開始時刻T403に加算することで得られる。
また、撮像と各種画像処理は画像内容による処理時間変動はないため、次のテンプレートマッチング開始時刻T407は、フレームレートと直前のテンプレートマッチング開始時刻T404の時刻から求めることができる。
上記の方法で算出した被写体検出完了時刻T406が次のテンプレートマッチング処理416の開始時刻T407よりも所定時間以上前であれば、時刻T407よりも前に被写体検出が終わると判断するようにする。
以上のようにして、被写体検出完了推定部115によって処理中の被写体検出が次のテンプレートマッチング開始時刻までに終わるか否かを推定する。
上記の方法によって、時刻T405において実行中の被写体検出414が次のテンプレートマッチング処理開始時刻T407までに終わると判断した場合は、ただちに画像転送処理417を実行する。時刻T405から時刻T407までは画像転送のための時間が十分にあるため、テンプレートマッチング処理416で必要な画像は時刻T407の時点SRAM上に格納されている状態になる。
なお、被写体検出の完了推定を行う方法は上記のような方法に限らず、他の方法を用いてもよい。たとえば、被写体検出部によって顔検出を行った場合、直前の顔検出結果を確認し、検出された顔の数や大きさ等に応じて処理時間の推定を行うようにしてもよい。
以上、本実施例で説明したように、テンプレートマッチングをSRAMから読む構成にしても、必要となる画像を前もって推測してあらかじめDRAMからSRAMに転送することにより処理結果を遅延せずに出力することができ、処理性能の向上が可能となる。
100 撮像装置
101 撮像部
102 バス
103 システム制御部
105 DRAM
106 不揮発性メモリ
107 画像処理部
108 SRAM
109 操作部
110 表示部
112 記録媒体I/F
113 記録媒体
114 被写体検出部
115 被写体検出完了推定部
116 テンプレートマッチング処理部
117 画像決定部
118 画像転送部

Claims (4)

  1. 時系列で連続して撮像した画像に対して画像処理を行う画像処理手段と
    前記画像処理手段により画像処理した画像を大容量かつ低速読み出しの第1のメモリと小容量かつ高速読み出しの第2のメモリにデータを置くメモリ制御手段と
    前記第2のメモリからテンプレート画像および探索画像を読み出して比較を行うテンプレートマッチング手段と
    前記テンプレートマッチング手段で使用する前記テンプレート画像を決定する画像決定手段と
    前記第1のメモリから前記第2のメモリへ画像データを転送する画像転送手段と
    前記第1のメモリから画像を読み出して被写体検出をする被写体検出手段と
    前記被写体検出が次のテンプレートマッチング処理を開始するまでに完了するか否かを推定する完了推定手段と
    を有し、
    前記完了推定手段は、テンプレートマッチング処理完了後に被写体検出が実行中であった場合に、次のテンプレートマッチング開始時刻までに被写体検出が完了するか否かを推定し、
    完了すると推定された場合に、前記画像決定手段は前記被写体検出で参照している画像データを使用するように決定し、
    前記決定した画像を第1のメモリから第2のメモリに転送するように制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、前記画像転送手段は、前記画像決定手段で決定した画像が第2のメモリ上にない場合にのみ第1のメモリから第2のメモリに画像を転送することを特徴する撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、前記メモリ制御手段は、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリに置かれている古い画像から順番に上書きするようにアドレスまたはバング制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、前記完了推定手段は、直前に行った被写体検出にかかった処理時間を参照して推定することを特徴とする撮像装置。
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