JP6140537B2 - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP6140537B2
JP6140537B2 JP2013123286A JP2013123286A JP6140537B2 JP 6140537 B2 JP6140537 B2 JP 6140537B2 JP 2013123286 A JP2013123286 A JP 2013123286A JP 2013123286 A JP2013123286 A JP 2013123286A JP 6140537 B2 JP6140537 B2 JP 6140537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
salient
poles
salient pole
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013123286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014241683A (ja
Inventor
哲夫 保科
哲夫 保科
河西 繁
河西  繁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2013123286A priority Critical patent/JP6140537B2/ja
Priority to CN201420263382.2U priority patent/CN203850995U/zh
Priority to CN201410217466.7A priority patent/CN104242582B/zh
Priority to EP14811188.3A priority patent/EP3010127B1/en
Priority to US14/896,669 priority patent/US9847689B2/en
Priority to PCT/JP2014/065221 priority patent/WO2014199946A1/ja
Publication of JP2014241683A publication Critical patent/JP2014241683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6140537B2 publication Critical patent/JP6140537B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/325Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation for windings on salient poles, such as claw-shaped poles
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/008Mounting, assembling of components
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/14Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • H02K21/16Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures having annular armature cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K37/14Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears

Description

本発明は、マグネットの周面に沿って設けられたステータコアの複数の突極のうち、2つの突極にコイルが巻回されたモータに関するものである。
自動車用メータ装置や時計等の表示装置においては、モータの出力軸に指針を取り付けた構造が採用されることがある(特許文献1参照)。かかる表示装置に用いられるモータとして、マグネットの周面に沿ってステータコアの複数の突極を配置し、複数の突極のうち、2つの突極にコイルを巻回した構成が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載のモータでは、マグネットの外周面にS極とN極とを3対または5対配置するとともに、突極の数を8個とし、角度位置が90°ずれた2つの突極にコイルが巻回されている。
特開2013−57567号公報 特許第4125371号公報
特許文献1に記載の表示装置等で用いるモータに関しては、十分な励磁トルクが得られることに加えて、ロータの加速時や減速時に発生する音量を低減することが求められているが、かかる要求に対しては、特許文献2に記載のモータでは十分に対応することができない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ロータの加速時や減速時に発生する音量を低減することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、周面にS極とN極とが周方向で交互に等角度間隔に設けられたマグネットを備えたロータと、前記周面に隙間を隔てて対向する複数の突極が周方向に配置されたステータコア、前記複数の突極のうち、第1突極に巻回された第1コイル、および前記複数の突極のうち、前記第1突極に周方向で離間する第2突極に巻回された第2コイルを備えたステータと、を有し、前記マグネットでは、前記S極と前記N極とが4対形成され、前記ステータコアでは、前記突極が6個形成され、前記第1突極および前記第2突極は、一方の突極が前記S極と前記N極との間に対向するとき、他方の突極が前記S極の中心または前記N極の中心と対向するように配置されていることを特徴とする。
本発明に係るモータにおいて、マグネットはS極とN極とが等角度間隔に4対形成され、ステータコアでは、突極が6個形成されている。かかる構成の場合、突極を等角度間隔に配置すると、ロータの回転に十分な励磁トルクを得ることができないが、本発明では、複数の突極のうち、第1コイルが巻回された第1突極、および第2コイルが巻回された第2突極は、一方の突極がS極とN極との間に対向するとき、他方の突極がS極の中心またはN極の中心と対向するように配置されている。このため、ロータの回転に十分な励磁トルクを得ることができる。また、かかる構成のモータについて、電気角に対するディテントトルクの変化を検証したところ、マグネットにおいてS極とN極とが3対あるいは5対形成され、ステータコアでは、突極が8個形成されているモータより、ディテントトルクの変化が小さい。このため、ロータの振動が少ないので、ロータの加速時や減速時に発生する音量を低減することができ、低騒音化を図ることができる。
本発明において、前記第1突極と前記第2突極とは、周方向で角度位置が112.5°ずれている構成を採用することができる。かかる構成によれば、6個の突極のうち、第1コイルが巻回された第1突極、および第2コイルが巻回された第2突極は、一方の突極がS極とN極との間に対向するとき、他方の突極がS極の中心またはN極の中心と対向する。
本発明において、前記ステータコアは、複数枚の磁性板を積層してなることが好ましい。かかる構成によれば、突極が多い場合でも、磁性板をステータコアの形状に打ち抜く際に磁性板が薄いので、磁性板を効率よく、かつ精度よく打ち抜くことができる。
本発明において、前記複数の突極のうち、前記第1突極および前記第2突極は、他の突極より径方向の寸法が長く、前記第1突極に対する前記第1コイルの巻回部分の径方向の寸法、および前記第2突極に対する前記第2コイルの巻回部分の径方向の寸法が、前記他の突極の径方向の寸法より長いことが好ましい。かかる構成によれば、コイルの巻回数を十分に確保することができる。
本発明においては、前記ロータの回転を減速して伝達する歯車減速機構が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、モータの外部に歯車減速機構を設ける必要がない。
本発明に係るモータにおいて、マグネットはS極とN極とが等角度間隔に4対形成され、ステータコアでは、突極が6個形成されている。かかる構成の場合、突極を等角度間隔に配置すると、ロータの回転に十分な励磁トルクを得ることができないが、本発明では、複数の突極のうち、第1コイルが巻回された第1突極、および第2コイルが巻回された第2突極は、一方の突極がS極とN極との間に対向するとき、他方の突極がS極の中心またはN極の中心と対向するように配置されている。このため、ロータの回転に十分な励磁トルクを得ることができる。また、かかる構成のモータについて、電気角に対するディテントトルクの変化を検証したところ、マグネットにおいてS極とN極とが3対あるいは5対形成され、ステータコアでは、突極が8個形成されているモータより、ディテントトルクの変化が小さい。このため、ロータの振動が少ないので、ロータの加速時や減速時に発生する音量を低減することができ、低騒音化を図ることができる。
本発明を適用したモータの説明図である。 本発明を適用したモータの特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。 本発明に対する比較例に係るモータの説明図である。 図3(a)に示す本発明の比較例1に係るモータの特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。 図3(b)に示す本発明の比較例2に係るモータの特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータを説明する。
(モータの説明)
図1は、本発明を適用したモータの説明図であり、図1(a)、(b)、(c)は、モータの平面図、モータの側面図、およびステータ等の平面図である。
図1(a)、(b)に示すように、本形態のモータ1は、ケース3と、ケース3に回転可能に支持されたロータ5と、ロータ5の周りに配置されたステータ7とを有している。本形態において、ケース3には支軸51が固定されており、ロータ5は、支軸51に回転可能に支持されている。従って、ロータ5は、支軸51を介してケース3に回転可能に支持されている。また、モータ1は、ロータ5の回転を減速して出力軸90に伝達する減速歯車機構9を有しており、かかる減速歯車機構9も、ロータ5およびステータ7と同様、ケース3に支持されている。
ロータ5は、支軸51に回転可能に支持されたピニオン53と、ピニオン53と一体化された円筒状のマグネット6とを有している。本形態において、マグネット6とピニオン53とはインサート成形により一体化されている。このため、マグネット6とピニオン53とは、樹脂製の円板部50によって結合されている。本形態において、マグネット6はフェライト系である。
ステータ7は、マグネット6の外周面60(周面)に隙間を隔てて対向する複数の突極80を備えたステータコア8と、複数の突極80のうち、第1突極81にインシュレータ71を介して巻回された第1コイル76と、複数の突極80のうち、第2突極82にインシュレータ72を介して巻回された第2コイル77とを有している。インシュレータ71の端部には第1コイル76に対する2本の給電用の端子710が保持され、インシュレータ72の端部には第2コイル77に対する2本の給電用の端子720が保持されている。端子710、720には、第1コイル76の巻き始めと巻き終わりの端部、および第2コイル77の巻き始めと巻き終わりの端部が絡げられている。
減速歯車機構9は、ピニオン53に噛合する大径歯車91aを備えた第1歯車91と、第1歯車91の小径歯車91bに噛合する大径の第2歯車92とを有しており、第2歯車92に出力軸90が固定されている。
このように構成したモータ1では、端子710、720を介して第1コイル76および第2コイル77に各相の駆動パルスを供給することにより、ロータ5を回転させ、ロータ5の回転を、減速歯車機構9を介して出力軸90に伝達する。また、モータ1を用いて指針式の表示装置を構成する場合、出力軸90に指針(図示せず)が固定される。かかる表示装置では、端子710、720を介して第1コイル76および第2コイル77に供給された駆動パルスにより、指針の角度位置が切り換わる。その際、端子710、720に正回転用の駆動パルスを供給して指針を時計周りに目標位置まで回転させた後、端子710、720に停止用の駆動パルスを供給すれば、指針を目標位置で停止させることができる。また、この状態で、端子710、720に逆回転用の駆動パルスを供給すれば、指針を反時計周りに別の目標位置まで回転させることができる。
(マグネット6およびステータコア8の構成)
図1(c)に示すように、本形態のモータ1において、マグネット6は、外周面60にS極とN極とが周方向で交互に等角度間隔に設けられている。本形態において、マグネット6では、S極とN極とが4対形成されている。このため、マグネット6では、S極とN極とが計8極、等角度間隔で形成されていることから、周方向で隣り合うS極とN極とは、角度位置が45°ずれている。
ステータコア8は、マグネット6が配置される部分が開口部84になっており、かかる開口部84の内周縁には、マグネット6の外周面60に向けて突出する複数の突極80が周方向に配置されている。突極80の径方向内側の端部は、マグネット6の外周面60に隙間を介して対向しており、突極80の径方向内側の端部とマグネット6の外周面60との隙間寸法は、複数の突極80のいずれにおいても等しい。本形態において、突極80の数は6個である。
ここで、突極80は、不等間隔に配置されているが、第1コイル76が巻回された第1突極81、および第2コイル77が巻回された第2突極82は、一方の突極の周方向の中心がS極とN極との間、すなわち、S極とN極との境界部分に対向するとき、他方の突極の周方向の中心がS極の周方向の中心またはN極の周方向の中心と対向するように配置されている。より具体的には、複数の突極80のうち、周方向で角度位置が112.5°ずれた2つの突極80が第1突極81および第2突極82として利用される。すなわち、複数の突極80のうち、角度位置が112.5°ずれた2つの突極80のうちの一方は、第1コイル76が巻回された筒状のインシュレータ71が外側に嵌められた第1突極81とされ、他方は、第2コイル77が巻回された筒状のインシュレータ72が外側に嵌められた第2突極82とされる。ここで、第1突極81と第2突極82とは、角度位置が112.5°ずれているとは、第1突極81の周方向の中心と第2突極82の周方向の中心とが、角度位置で112.5°ずれていることを意味する。なお、第1突極81と第2突極82との間には、コイルが巻回されていない突極80が1つ存在する。従って、周方向で隣り合う突極80の各間隔は、第1突極81を起点にすると、図1(c)に向かって時計周りに、56.25°、56.25°、56.25°、67.5°、67.5°、56.25°である。
本形態では、複数の突極80のうち、第1突極81および第2突極82は、他の突極80より径方向の寸法が長い。このため、第1突極81に対する第1コイル76の巻回部分の径方向の寸法、および第2突極82に対する第2コイル77の巻回部分の径方向の寸法が、他の突極80の径方向の寸法より長い。なお、第1突極81および第2突極82は、径方向の寸法が等しく、第1突極81に対する第1コイル76の巻回部分の径方向の寸法と第2突極82に対する第2コイル77の巻回部分の径方向の寸法とは等しい。
複数の突極80のうち、第1突極81および第2突極82以外の突極80は、径方向の寸法、すなわち、後述する連結部85からマグネット6の外周面60に向けて突出する突極80の長さ寸法が全て同一であるため、第1突極81および第2突極82以外の突極80の径方向外側の端部は、マグネット6から同一の距離の位置にある。これに対して、第1突極81および第2突極82は、他の突極80より径方向の寸法が長いので、第1突極81の径方向外側の端部、および第2突極82の径方向外側の端部は、他の突極80の径方向外側の端部よりも、マグネット6から径方向外側に離間した位置にある。
ここで、ステータコア8は、第1突極81および第2突極82を含む全ての突極80の径方向外側の端部を連結する枠状の連結部85を有しており、かかる連結部85の幅寸法は全周にわたって略同一である。このため、連結部85は、第1突極81および第2突極82が形成されている角度範囲以外は、マグネット6と同心状の円弧部86になっている。これに対して、連結部85は、第1突極81が形成されている角度範囲は、径方向外側に矩形枠状に突出した矩形部87になっており、第2突極82が形成されている角度範囲は、径方向外側に矩形枠状に突出した矩形部88になっている。従って、矩形部87、88の間は、径方向内側に凹んだ形状になっているが、矩形部87、88の間の部分89も円弧状に形成されている。なお、連結部85では、円弧部86の幅寸法と矩形部87,88の幅寸法は同一であるが、矩形部87、88の間の部分89の幅寸法は、円弧部86の幅寸法や矩形部87,88の幅寸法より広くなっている。
本形態において、ステータコア8は板状であり、上記の形状に打ち抜いた磁性板を複数枚、積層することにより、構成されている。
(モータ1の評価結果)
図2は、本発明を適用したモータ1の特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフであり、図2(a)、(b)、(c)は、モータ1の電気角とディテントトルクとの関係を示すグラフ、モータ1の電気角と励磁トルクとの関係を示すグラフ、およびラジアル方向でロータ5に加わる電磁力を示すリサージュ図形を示すグラフである。なお、図2(c)では、ロータ5の回転中心軸線に直交する一方方向をX軸方向とし、かかるX軸方向でロータ5に加わる力を横軸としてある。また、図2(c)では、ロータ5の回転中心軸線およびX軸方向に直交する方向をY軸方向とし、かかるY軸方向でロータ5に加わる力を縦軸としてある。また、評価に用いたモータ1において、ステータコア8は、厚さが0.5mmの無方向性電磁鋼板を上記の形状に打ち抜いて3枚、積層することにより、構成されている。マグネット6は、内径が6mm、外径が8mm、軸線方向の寸法が3mmである。第1コイル76および第2コイル77は各々、径が0.055mmのコイル線を2200回、巻回してなり、その1相分の抵抗値は220Ωである。駆動電圧は5Vである。
図3は、本発明に対する比較例に係るモータ1の説明図であり、かかるモータ1についても、特性をシミュレーションにより求めた。図3(a)に示す第1比較例に係るモータでは、マグネット6にS極とN極とが3対形成され、ステータコア8では、突極80が等角度間隔に8個形成されている。また、第1コイル76が巻回された第1突極81と、第2コイル77が巻回された第2突極82とは、角度位置が90°ずれている。
図3(b)に示す第2比較例に係るモータでは、マグネット6にS極とN極とが5対形成され、ステータコア8では、突極80が8個形成されている。また、第1コイル76が巻回された第1突極81と、第2コイル77が巻回された第2突極82とは、角度位置が90°ずれている。ここで、突極80は不等間隔に形成されているが、第1突極81および第2突極82のうちの一方の突極の周方向の中心がS極とN極との境界部分に対向しているとき、他方の突極がS極の周方向の中心またはN極の周方向の中心と対向しているため、励磁トルクを発生させるのに支障がない。
図4は、図3(a)に示す本発明の第1比較例に係るモータの特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフであり、図4(a)、(b)、(c)は、モータの電気角とディテントトルクとの関係を示すグラフ、モータの電気角と駆動トルクとの関係を示すグラフ、およびラジアル方向でロータ5に加わる電磁力を示すリサージュ図形を示すグラフである。図5は、図3(b)に示す本発明の第2比較例に係るモータの特性をシミュレーションにより求めた結果を示すグラフであり、図5(a)、(b)、(c)は、モータの電気角とディテントトルクとの関係を示すグラフ、モータの電気角と駆動トルクとの関係を示すグラフ、およびラジアル方向でロータ5に加わる電磁力を示すリサージュ図形を示すグラフである。
なお、図4(a)および図5(a)は、図2(a)に対応するデータであり、図4(b)および図5(b)は、図2(b)に対応するデータであり、図4(c)および図5(c)は、図2(c)に対応するデータである。
ここで、図3(a)に示す第1比較例に係るモータ、および図3(b)に示す第2比較例に係るモータは、本発明を適用したモータ1と、マグネット6のサイズやステータコア8のサイズ等の基本的な構成が同一であり、マグネット6の極数や突極80の数のみが相違する。
図2(a)に示す結果と、図4(a)に示す結果および図5(a)に示す結果とを比較すればわかるように、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータや第2比較例に係るモータに比して、ディテントトルクの変化量が小さい。それ故、ロータ5に加わる外力が小さいので、振動が少ないといえる。
次に、図2(b)に示す結果と、図4(b)に示す結果とを比較すればわかるように、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータに比して、励磁トルクが小さいが、それでも、ロータ5の回転に必要な励磁トルクを十分に得ることができる。また、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータより、励磁トルクの変化がわずかに小さい。
なお、図2(b)に示す結果と、図5(b)に示す結果とを比較すると、励磁トルクのレベルが同等である。また、本発明を適用したモータ1は、第1比較例に係るモータに比して、励磁トルクの変化がわずかに大きいが、かかる差は小さく、同等といえる。
図2(c)に示す結果と、図4(c)に示す結果とを比較すればわかるように、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータに比して、ラジアル方向でロータ5に加わる力が小さい。このため、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータに比して、ラジアル方向でロータ5に加わる外力が小さいので、振動が少ないといえる。
なお、図2(c)に示す結果と、図5(c)に示す結果とを比較すると、本発明を適用したモータ1では、第1比較例に係るモータに比して、ラジアル方向でロータ5に加わる力がわずかに大きい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1において、マグネット6はS極とN極とが等角度間隔に4対形成され、ステータコア8では、突極80が6個形成されている。かかる構成の場合、突極80を等角度間隔に配置すると、ロータ5の回転に十分な励磁トルクを得ることができないが、ステータコア8では、複数の突極80のうち、第1コイル76が巻回された第1突極81、および第2コイル77が巻回された第2突極82は、一方の突極の周方向の中心がS極とN極との間に対向するとき、他方の突極の周方向の中心がS極の周方向の中心またはN極の周方向の中心と対向するように配置されている。このため、ロータ5の回転に十分な励磁トルクを得ることができる。また、かかる構成のモータ1について、電気角に対するディテントトルクの変化を検証したところ、図2(a)、図4(a)および図5(a)を参照して説明したように、マグネット6においてS極とN極とが3対あるいは5対形成され、ステータコア8では、突極80が8個形成されている比較例1、2に係るモータより、ディテントトルクの変化が小さい。このため、本形態のモータ1では、ロータ5の振動が少ないので、ロータ5の加速時や減速時に発生する音量を低減することができ、低騒音化を図ることができる。
また、ステータコア8は、複数枚の磁性板を積層してなる。このため、本形態のように、突極80が多い場合でも、磁性板をステータコア8の形状に打ち抜く際に磁性板が薄いので、磁性板を精度よく打ち抜くことができる。
また、複数の突極80のうち、第1突極81および第2突極82は、他の突極80より径方向の寸法が長く、第1突極81に対する第1コイル76の巻回部分の径方向の寸法、および第2突極82に対する第2コイル77の巻回部分の径方向の寸法が、他の突極80の径方向の寸法より大である。それ故、モータ1の回転に必要な励磁トルクを確実に得ることができる。
また、モータ1には、ロータ5の回転を減速して伝達する歯車減速機構9が設けられているため、モータ1の外部に歯車減速機構9を設ける必要がない。それ故、本形態のモータ1において出力軸90に指針を取り付けるだけで、表示装置の要部を構成することができ、表示装置の小型化を図ることができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、ロータ5がステータ7の内側に位置する構成であったが、ロータ5がステータ7の外側に位置するモータに本発明を適用してもよい。この場合、突極80は、ステータコア8から径方向外側に突出してマグネット6の内周面(周面)に対向した構成となる。
1 モータ
5 ロータ
6 マグネット
7 ステータ
8 ステータコア
9 減速歯車機構
60 マグネットの外周面(周面)
71、72 インシュレータ
76 第1コイル
77 第2コイル
80 突極
81 第1突極
82 第2突極
90 出力軸

Claims (5)

  1. 周面にS極とN極とが周方向で交互に等角度間隔に設けられたマグネットを備えたロータと、
    前記周面に隙間を隔てて対向する複数の突極が周方向に配置されたステータコア、前記複数の突極のうち、第1突極に巻回された第1コイル、および前記複数の突極のうち、前記第1突極に周方向で離間する第2突極に巻回された第2コイルを備えたステータと、
    を有し、
    前記マグネットでは、前記S極と前記N極とが4対形成され、
    前記ステータコアでは、前記突極が6個形成され、
    前記第1突極および前記第2突極は、一方の突極が前記S極と前記N極との間に対向するとき、他方の突極が前記S極の中心または前記N極の中心と対向するように配置されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記第1突極と前記第2突極とは、周方向で角度位置が112.5°ずれていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ステータコアは、複数枚の磁性板を積層してなることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記複数の突極のうち、前記第1突極および前記第2突極は、他の突極より径方向の寸法が長く、
    前記第1突極に対する前記第1コイルの巻回部分の径方向の寸法、および前記第2突極に対する前記第2コイルの巻回部分の径方向の寸法が、前記他の突極の径方向の寸法より長いことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のモータ。
  5. 前記ロータの回転を減速して伝達する歯車減速機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ。
JP2013123286A 2013-06-12 2013-06-12 モータ Expired - Fee Related JP6140537B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123286A JP6140537B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 モータ
CN201420263382.2U CN203850995U (zh) 2013-06-12 2014-05-22 马达
CN201410217466.7A CN104242582B (zh) 2013-06-12 2014-05-22 马达
EP14811188.3A EP3010127B1 (en) 2013-06-12 2014-06-09 Motor
US14/896,669 US9847689B2 (en) 2013-06-12 2014-06-09 Motor
PCT/JP2014/065221 WO2014199946A1 (ja) 2013-06-12 2014-06-09 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123286A JP6140537B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014241683A JP2014241683A (ja) 2014-12-25
JP6140537B2 true JP6140537B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=51563965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013123286A Expired - Fee Related JP6140537B2 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 モータ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9847689B2 (ja)
EP (1) EP3010127B1 (ja)
JP (1) JP6140537B2 (ja)
CN (2) CN104242582B (ja)
WO (1) WO2014199946A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6140537B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-31 日本電産サンキョー株式会社 モータ
CN105634237A (zh) * 2014-11-24 2016-06-01 苏州劲颖精密模具有限公司 一种二相步进马达结构
KR20170103892A (ko) * 2015-02-18 2017-09-13 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 파워 스티어링 장치
JP2017022892A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 日本電産サンキョー株式会社 モータ、モータ装置および指針式表示装置
JP2017020918A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 日本電産サンキョー株式会社 モータ、モータ装置および指針式表示装置
CN112987621B (zh) 2015-09-16 2023-08-04 深圳市大疆创新科技有限公司 用于发出声音的系统、设备和方法
JP2018074811A (ja) 2016-10-31 2018-05-10 株式会社テージーケー モータ装置
JP2019071727A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社テージーケー 駆動装置
FR3096195B1 (fr) 2019-05-17 2021-05-14 Moving Magnet Tech Motoréducteur faible bruit à Moteur électrique dissymétrique
CN114846723A (zh) * 2019-12-26 2022-08-02 阿莫泰克有限公司 电动马达用定子及包括其的电动马达

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2477993A (en) * 1948-05-12 1949-08-02 Union Switch & Signal Co Pulse counting time-measuring system and apparatus
DE2208854C3 (de) * 1972-02-25 1981-07-30 Gerhard Berger GmbH & Co Fabrik elektrischer Meßgeräte, 7630 Lahr Synchronmotor mit einem mehrpoligen Permanentmagneten
DE2337905A1 (de) * 1973-07-26 1975-02-13 Gerhard Berger Fabrikation Ele Selbstanlaufender synchronmotor mit dauermagnetlaeufer
DE2436886C2 (de) * 1974-07-31 1976-05-20 Berger Gerhard Selbstanlaufender Synchronmotor und Schrittmotor mit Dauermagnetrotor
US4088909A (en) * 1977-02-18 1978-05-09 Kanto Seiki Company, Limited Stepping motor for timekeeping mechanism
FR2742940B1 (fr) * 1995-12-22 1998-03-13 Moving Magnet Tech Moteur diphase, notamment un moteur d'horlogerie ou un moteur pour l'entrainement d'une aiguille d'un afficheur
JP2002354777A (ja) * 2001-03-23 2002-12-06 Tdk Corp ステッピングモータ
JP3815280B2 (ja) * 2001-09-26 2006-08-30 株式会社デンソー 計器
TWI296875B (en) * 2002-04-25 2008-05-11 Step motor with multiple stators
FR2843501B1 (fr) * 2002-08-07 2005-04-08 Sonceboz Sa Dispositif d'actionnement d'une vanne de climatisation triphase a fort couple de verrouillage magnetostatique
CN2790012Y (zh) * 2003-04-01 2006-06-21 上海大学 改进的定子双馈双凸极永磁电机
JP4297037B2 (ja) * 2004-11-11 2009-07-15 株式会社デンソー ステッピングモータ
FR2899396B1 (fr) 2006-03-30 2008-07-04 Moving Magnet Tech Mmt Moteur electrique polyphase notamment pour l'entrainement de pompes ou de ventilateurs
CN101728927A (zh) * 2008-10-16 2010-06-09 彭希南 一种精密定位的微步距仪表用步进电机
CN201490868U (zh) * 2009-09-29 2010-05-26 彭希南 单片机直接驱动的单轴微型步进电机
JP5306384B2 (ja) * 2011-02-04 2013-10-02 キヤノン株式会社 モータ
JP5788747B2 (ja) 2011-09-07 2015-10-07 矢崎総業株式会社 計器ユニット
JP6140537B2 (ja) * 2013-06-12 2017-05-31 日本電産サンキョー株式会社 モータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN104242582A (zh) 2014-12-24
EP3010127B1 (en) 2019-12-11
EP3010127A4 (en) 2016-11-30
WO2014199946A1 (ja) 2014-12-18
CN203850995U (zh) 2014-09-24
US20160134166A1 (en) 2016-05-12
EP3010127A1 (en) 2016-04-20
CN104242582B (zh) 2017-12-26
US9847689B2 (en) 2017-12-19
JP2014241683A (ja) 2014-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6140537B2 (ja) モータ
JP6315790B2 (ja) ブラシレスモータ
WO2017002873A1 (ja) ブラシレスモータ
JP6511137B2 (ja) ブラシレスモータ
JP6388066B2 (ja) ブラシレスモータ
US9484776B2 (en) Motor
JP5939868B2 (ja) バリアブルリラクタンス型レゾルバ
JP2014241685A (ja) モータ
JP6237412B2 (ja) 磁石埋込型回転電気機械のロータ構造
JP5662737B2 (ja) ハイブリッド型ステッピングモータ
JP6208985B2 (ja) モータ
JP6622776B2 (ja) ロータ及び電動機
JP2008043071A (ja) ステッピングモータとその製造方法
JP2011182569A (ja) インナーロータ型モータ
JP2008048517A (ja) 回転電機のアーマチュア
JP5799315B2 (ja) レゾルバ
JP4706298B2 (ja) レゾルバ装置
JP2017022892A (ja) モータ、モータ装置および指針式表示装置
KR20140118806A (ko) 박형 모터
JP2013169131A (ja) ブラシレスモータ用ロータ及び電動パワーステアリング装置
JP2012165521A (ja) ブラシレスモータ
JP2015233368A (ja) 永久磁石式電動機
JP2019146280A (ja) モータ
JP2012130090A (ja) モータロータの着磁装置
JP2006311691A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6140537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees