JP4706298B2 - レゾルバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レゾルバ装置に関し、特に、角度位置を高精度な絶対精度(全周精度)で安定して検出するためのロータ・ステータ構造の改良に関する。
レゾルバ装置は、使用温度範囲が広く、耐振性、耐久性に優れているという利点から、角度検出器として様々な機械に使用されている。
ところが、このようなレゾルバ装置は、例えば、旋回位置決め装置などに搭載されるダイレクトドライブモータの角度検出器として用いられる場合には、角度位置をより高精度な絶対精度で安定して検出するには不十分であるという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、ステータ・ロータ間の相対的なスラスト方向のブレに対する許容値を大きくすることを目的としたレゾルバ構造が、例えば特許文献1に開示されている。
図5および図6は、上記特許文献1に開示されているレゾルバ構造を示す要部断面図である。図5において、レゾルバ装置100は、各磁極101にステータ巻線(コイル)102が捲回されている輪状ステータ鉄芯103と、該輪状ステータ鉄芯103の内側に回転自在に配された積層型または焼結型の輪状のロータ104とから構成されている。
従来の一般的なレゾルバ装置では、輪状ステータ鉄芯103の厚さXとロータ103の厚さXとが、X=Xの関係に設定されているが、図5に示されているレゾルバ装置100では、輪状ステータ鉄芯103の厚さXが、ロータ104の厚さXより薄くなっており、輪状ステータ鉄芯103の厚さXとロータ104の厚さXとが、X+2α=Xの関係に設定されている。
また、図6に示されているレゾルバ装置100´では、ロータ104の厚さXが、輪状ステータ鉄芯103の厚さXより薄くなっており、輪状ステータ鉄芯103の厚さXとロータ104の厚さXとが、X+2α=Xの関係に設定されている。
特開2004−37306号公報
しかしながら、上記レゾルバ装置100´のように、ステータ103の積層厚に対してロータ104の積層厚が薄い場合には、ステータ103から発生する磁束が、ロータ104の歯部面以外の部位に漏れてしまうため、安定した検出信号を得ることができなかった。
また、上記レゾルバ装置100の構造も、安定した検出信号を得るには不十分であり、特にステータ103の積層厚が薄い(3mm以下)場合には、ステータ103から発生する磁束を、ロータ104の歯部面に十分に到達させるのが難しかった。そのため、上記レゾルバ装置100,100´では、高精度な位置検出とともに、ステータ103およびロータ104の小径化・小型化を図ることは困難であった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、角度位置を高精度な絶対精度で安定して検出することができ、かつ、検出器の小型化を図ったレゾルバ装置のロータ・ステータ構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、軸方向に積層された複数の薄板より形成された環状のロータと、軸方向に積層された複数の薄板より形成され、前記ロータに対向するように配された積層厚2.4mmの環状のステータとを備えたレゾルバ装置において、前記ステータに対する前記ロータの積層厚比率が、2以上になるようにしたことにより、達成される。
また、上記目的は、前記積層厚比率が、2ないし2.3になるようにしたことにより、効果的に達成される。
本発明に係るレゾルバ装置によると、回転軸の軸方向におけるロータ積層の厚さを、回転軸の軸方向におけるステータ積層の厚さの2倍以上にしたことにより、ステータ積層に捲回されているコイルから発生する磁束が漏れることなくロータ積層の歯部面に到達するので、被検出体の角度位置を高精度な絶対精度で安定して検出することができる。これにより、ロータおよびステータの径方向の高さを従来のものより小さくしても、高精度な検出精度を維持することができるので、レゾルバ装置の小径化・小型化を図ることができる。この結果、本発明に係るレゾルバ装置は、小型機械の角度検出器としても適用可能であり、搭載性の向上を図ることができる。
さらに、ロータおよびステータのスラスト方向におけるレイアウト上の自由度を増すことができるので、設計時の公差管理の簡素化を図ることができ、かつ、組立や組付を容易に行うことができる。
また、本発明に係るレゾルバ装置によると、ロータの積層厚をステータ積層厚の2倍ないし3倍とすることにより、検出精度を低下させることなく材料コストを低減することができる。
以下、図面を参照にしながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレゾルバ装置を備えた電動モータの要部を示す概略断面図である。同図において、モータ10の略円筒状のハウジング11内には、中空シャフト12が回転自在に支持されており、該中空シャフト12の基端側(図1左側)には、モータの回転トルクを発生する磁石13が一体的に取り付けられている。
また、ハウジング11の内周面には、コイル15aが捲回されているモータのステータ15が配されており、中空シャフト12と磁石13とからなるロータ14と、ステータ15とにより、モータ10が構成されている。
一方、この中空シャフト12の先端側(図2右側)には、モータ10のロータ14の角度位置を検出するためのレゾルバ装置20が備えられている。このレゾルバ装置20は、中空シャフト12に一体に取り付けられた環状のロータ21と、該ロータ21に対向するように配された環状のステータ22とを備える。このロータ21およびステータ22は、中空シャフト12の軸方向に積層された複数の薄板より構成されている。
図2は、レゾルバ装置20の要部を示す概略断面図である。同図において、ステータ22は、環状の基部から内径方向(図2下方向)に突出したステータポール23を有し、該ステータポール23にはコイル24が捲回されている。また、ロータ21の外周面には、ステータポール23と対向するように円周方向に沿って複数の歯25が形成されている。
本実施形態に係るレゾルバ装置20では、図2に示すように、軸方向におけるロータ21の積層厚Tは、軸方向におけるステータ22の積層厚Tの2倍以上になっている(T≧2T)。
これにより、ステータ22のコイル23から発生する磁束が漏れることなく、ロータ21の歯面25aに到達することができるので、モータ10のロータ14の角度位置を高精度な絶対精度で安定して検出することができる。この結果、ロータ21およびステータ22の径方向における高さを薄く抑えても、モータ10のロータ14の角度位置を高精度な検出精度を維持することができるので、レゾルバ装置20の小径化・小型化を図ることができる。
なお、本実施形態のレゾルバ装置20は、インナロータ式の構成であるが、アウタロータ式の構成を採用しても、同様の作用および効果を得ることができる。
以下に、上述した実施形態の効果を立証するための実施例を、図面を参照にしながら説明する。
図3は、本実施例に係るレゾルバ装置20Aの要部断面図である。同図において、レゾルバ装置20Aは、中空環状の積層鉄心からなるロータ21Aと、環状の積層鉄心からなるステータ22Aとを備えている。上述した実施形態のレゾルバ装置20は、インナロータ式の構成であったが、本実施例のレゾルバ装置20Aは、アウタロータ式の構成になっている。
ロータ21Aの内周面には、突極状の歯25Aが、円周方向に沿って均等に複数形成されている。また、ステータ22Aの環状の基部26Aには、コイル24Aが捲回された突極状のステータポール23Aが、円周方向に沿って均等に複数備えられている。
本実施例では、歯25Aの数が80歯、ステータポール23Aの数が24ポール、外径が100mmであり、かつ、軸方向におけるステータ22Aの積層厚T(図2参照)が2.4mm(0.2mm厚の鉄板を積層したもの)であるアウタロータ式のレゾルバ装置20Aにおいて、軸方向におけるロータ21の積層厚Tを変更した際の角度検出の絶対精度[秒]を計測する実験を行った。図4は、この実験の結果として、ロータ/ステータの積層厚比率と絶対精度との特性を示めしたグラフである。
同図のグラフから明らかなように、積層厚比率(T/T)が大きくなるにつれて、高精度な絶対精度が得られている。特に、高精度な絶対精度が得られている範囲は、積層厚比率(T/T)が2.0以上からである。
したがって、本発明に係るレゾルバ装置によると、上記実験のようにステータ22Aの積層厚Tが薄い場合(T=2.4mm)でも、ロータ21Aの積層厚Tをステータ22Aの積層厚Tの2倍以上(T≧4.8mm)にすることで、角度位置を高精度な絶対精度で得ることができる。
また、積層厚比率(T/T)が2.0を超えたところからは、絶対精度の向上の度合いは鈍くなっており、特に積層厚比率(T/T)が2.3を超えたところからは、絶対精度が殆んど上がらなくなっている。よって、本発明に係るレゾルバ装置では、レゾルバ装置の薄型化の見地から、積層厚比率(T/T)が2ないし3であることが好ましく、特に2.0ないし2.3であることがより好ましい。これにより、高精度な絶対精度を維持しつつ、材料コストを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係るレゾルバ装置を備えた電動モータの要部を示す概略断面図である。 上記レゾルバ装置の要部を示す概略断面図である。 実験に用いたレゾルバ装置の要部を示す概略断面図である。 ロータ/ステータの積層厚比と絶対精度との特性を示めした実験結果のグラフである。 従来のレゾルバ構造の要部を示す概略断面図である。 従来の他のレゾルバ構造の要部を示す概略断面図である。
符号の説明
20,20A レゾルバ装置
21,21A ロータ(ロータ積層)
22,22A ステータ(ステータ積層)
24,24A コイル
ロータ積層の厚さ
ステータ積層の厚さ

Claims (2)

  1. 軸方向に積層された複数の薄板より形成された環状のロータと、
    軸方向に積層された複数の薄板より形成され、前記ロータに対向するように配された積層厚が2.4mmの環状のステータと
    を備えたレゾルバ装置であって、
    前記ステータに対する前記ロータの積層厚比率は、2以上であることを特徴とするレゾルバ装置。
  2. 前記積層厚比率は、2ないし2.3である請求項1記載のレゾルバ装置。
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